JP2002087649A - ロール紙ホルダ及びプリンタ - Google Patents

ロール紙ホルダ及びプリンタ

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JP2002087649A
JP2002087649A JP2000280544A JP2000280544A JP2002087649A JP 2002087649 A JP2002087649 A JP 2002087649A JP 2000280544 A JP2000280544 A JP 2000280544A JP 2000280544 A JP2000280544 A JP 2000280544A JP 2002087649 A JP2002087649 A JP 2002087649A
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roll
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Tatsuo Ishii
達雄 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感熱紙が巻回されたロール紙にロール紙ホル
ダを挿入する際の紙面の発色を阻止する。 【解決手段】 ロール支持部20に対し挿入出可能に取
り付けられたスライダ23と、スライダ23を主軸16
の一先端部へ向けて付勢するスプリング26と、スライ
ダ23及びロール支持部20にそれぞれ設けられ、スラ
イダ23の軸方向の移動を、ロール支持部20における
主軸16の径方向の移動に変換し、ロール支持部20を
弾性変形(膨出)させるテーパ部27、28とを備えた
ロール紙ホルダ4、並びにスライダ23の移動を拘束す
る装着部5を備えたジャーナルプリンタ1を提供する。
これにより、ロール紙ホルダ4におけるロール紙2の穴
部3への挿入出前後の外周面の径を可変することがで
き、ロール紙2の内周面(印字発色面)がホルダ4の圧
入時の摩擦力で発色することを阻止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を印字するた
めのロール紙を保持するロール紙ホルダ及びそのホルダ
が装着されるプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、銀行等に設置される入金取引、出
金取引等を行うための自動取引装置や、店舗に設置され
るECR(電子式キャッシュレジスタ)、POS(販売
時点管理装置)端末等において、取引情報や売上情報等
のジャーナルデータを所定のジャーナル用紙に印字する
ためにジャーナルプリンタが利用されている。このジャ
ーナルプリンタによってジャーナル用紙に印字されたデ
ータは、取引内容又は会計管理内容等が記録された重要
な集計データとして保管される。そこで、ジャーナル用
紙としては、保管スペース等の面で好適な、例えば感熱
紙をロール状に巻回したロール紙等が多く用いられてい
る。
【0003】ところで、このようなロール紙を用いるタ
イプのジャーナルプリンタでは、ロール紙は、巻回中心
に設けらた穴部に挿入されるロール紙ホルダを通じてプ
リンタに対して着脱可能に装着される。ロール紙を保持
するこのロール紙ホルダには、用紙搬送の安定化、印字
精度及び印字後の用紙巻き取り性能の向上等を図るため
に、用紙搬送時においてロール紙に回転負荷、いわゆる
バックテンションを付与する構造を一般に採用してい
る。
【0004】したがって、このバックテンション機能付
きのロール紙ホルダは、トルクリミッタ等のクラッチ機
構が内蔵されているとともに、ホルダの外周面がロール
紙の穴部と径圧入状態で嵌合される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなロール紙の穴部とホルダ外周面とが径圧入状態で嵌
合されるロール紙ホルダでは、ロール紙(感熱紙)の印
字発色面が内側面になる仕様であると、ロール紙の内周
面がホルダ圧入時の摩擦力で部分的に発色してしまうと
いう問題があった。
【0006】そこで、従来では、ロール紙本体とは別に
厚紙製の芯材等をロール紙の巻回中心に設けることで、
ロール紙の内周面とロール紙ホルダの外周面とが直接的
に接触することを防止していた。しかしながら、この場
合、ロール紙のコストアップにつながることは勿論、用
紙を全て使いきった後、芯材がプリンタ機器内部に残存
してしまうこと等から、ロール紙の自動補充が可能な機
器との媒体共通化等を図るという顧客ニーズ実現への障
害となっていた。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、ロール紙にホルダを挿入する際の紙面の発色
を実質的に防止することで、ロール紙のコストアップの
阻止並びにロール紙の自動補充化等を容易に実現できる
ロール紙ホルダ及びそのホルダが装着されるプリンタを
提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プリンタに着脱自在に装着される主軸と
この主軸に対し回転可能な回転体とを備えたロール紙ホ
ルダであって、前記回転体が、ロール紙の穴部に挿入さ
れるロール支持部と、前記ロール支持部に対して移動可
能に取り付けられた可動部材を有し、前記ロール支持部
と前記ロール紙とが一体に回転可能な状態で保持される
ように、前記可動部材の移動により前記ロール支持部の
外周面を膨出させる膨出機構とを具備することを特徴と
する。
【0009】また、本発明は、プリンタに着脱自在に装
着される主軸とこの主軸に対し回転可能な回転体とを備
えたロール紙ホルダであって、前記回転体が、ロール紙
の穴部に挿入される部位であって、該穴部の径よりも外
周面が小径になるように形成された弾性変形可能なロー
ル支持部と、前記ロール支持部に対し挿入出可能に取り
付けられた可動部材を有し、前記ロール支持部と前記ロ
ール紙とが一体に回転可能な状態で保持されるように、
前記ロール支持部に対する前記可動部材の挿入方向への
移動により前記ロール支持部を弾性変形させ該支持部の
外周面を膨出させる膨出機構とを具備することを特徴と
する。
【0010】さらに、本発明に係るロール紙ホルダは、
前記膨出機構が、前記ロール支持部の外周面を膨出させ
た状態で、前記ロール支持部が前記ロール紙の穴部に挿
入されている場合又は前記主軸が前記プリンタに固定さ
れている場合に前記可動部材の移動を拘束する拘束機構
をさらに具備することを特徴とする。
【0011】また、本発明は、主軸とこの主軸に対し回
転可能な回転体とを備えたロール紙ホルダが前記主軸を
通じて着脱自在に装着されるプリンタであって、前記ロ
ール紙ホルダの前記回転体が、ロール紙の穴部に挿入さ
れるロール支持部と、前記ロール支持部に対して移動可
能に取り付けられた可動部材を有し、前記ロール支持部
と前記ロール紙とが一体に回転可能な状態で保持される
ように、前記可動部材の移動により前記ロール支持部の
外周面を膨出させる膨出機構とを具備することを特徴と
する。
【0012】さらに、本発明は、主軸とこの主軸に対し
回転可能な回転体とを備えたロール紙ホルダが前記主軸
を通じて着脱自在に装着されるプリンタであって、前記
ロール紙ホルダの前記回転体が、ロール紙の穴部に挿入
される部位であって、該穴部の径よりも外周面が小径に
なるように形成された弾性変形可能なロール支持部と、
前記ロール支持部に対し挿入出可能に取り付けられた可
動部材を有し、前記ロール支持部と前記ロール紙とが一
体に回転可能な状態で保持されるように、前記ロール支
持部に対する前記可動部材の挿入方向への移動により前
記ロール支持部を弾性変形させ該支持部の外周面を膨出
させる膨出機構とを具備することを特徴とする。
【0013】また、本発明に係るプリンタは、前記ロー
ル紙ホルダの前記主軸を着脱可能に固定する部位が、前
記ロール支持部の外周面を膨出させた状態で前記主軸が
前記プリンタに固定されている場合に前記可動部材の移
動を拘束する拘束部を有することを特徴とする。
【0014】このように、本発明は、ロール紙の穴部に
挿入されるロール支持部とロール紙とが一体に回転可能
な状態で保持されるように、ロール支持部を例えば機械
的に弾性変形させ、当該支持部の外周面を膨出させるも
のである。さらに、本発明は、ロール支持部の外周面を
膨出させた状態で、ロール支持部がロール紙の穴部に挿
入されている場合には、例えば、膨出させた支持部の外
周面がロール紙の穴部内壁面から受ける反力等を利用し
て膨出状態を維持し、また、ロール紙ホルダの主軸がプ
リンタに固定されている場合には、例えばプリンタとの
着脱部分の形状を利用することで、当該支持部の外周面
の膨出状態をつくりだす可動部材の移動を拘束し、ロー
ル支持部の外周面とロール紙の穴部との径圧入状態をつ
くりだすことができる。
【0015】したがって、本発明は、ロール支持部の外
周面を、例えば弾性変形させていない初期状態では、ロ
ール紙の穴部の径よりも小径とし、一方、ロール支持部
の外周面を、弾性変形により膨出させた状態では、ロー
ル紙の穴部の径よりも大径、すなわち当該支持部の外周
面とロール紙の穴部とが径圧入状態で嵌合するように、
ロール支持部を構成することが可能である。
【0016】すなわち、本発明は、用紙搬送の安定化、
印字精度等の向上を図るためのバックテンション機能を
ロール紙ホルダに容易に付与することが勿論可能であっ
て、ロール紙にロール紙ホルダを挿入する際に、ロール
紙の穴部の径よりもロール支持部の外周面を小径とした
状態でホルダを挿入できるので、ロール紙の内周面とホ
ルダの外周面とに摩擦圧力を生じさせることなく、ホル
ダをロール紙に装着することができる。これにより、例
えば、ロール紙が感熱紙であり、しかも印字発色面が内
巻き仕様であったとしても、ロール紙の内周面が例えば
ホルダ圧入時の摩擦力で部分的に発色してしまうという
こと等を実質的に阻止することができ、ロール紙を最後
まで無駄なく使用することができる。
【0017】よって、本発明によれば、厚紙製の芯材等
を別部品としてロール紙の中心に設ける等といったロー
ル紙のコストアップを阻止できるとともに、ロール紙を
全て使いきった後、前記芯材等がプリンタ機器内部に残
存してしまうこと等がないことから、ロール紙の自動補
充化等を容易に実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0019】図1は、本発明の実施形態に係る、ロール
紙を保持するロール紙ホルダが着脱自在に装着されるジ
ャーナルプリンタを示す斜視図、図2はその内部の主要
な機構部分を示す断面図である。
【0020】これらの図に示すように、このジャーナル
プリンタ1は、例えばECR又はPOS端末や、銀行等
に設置される自動取引装置等に内蔵されて用いられるも
のであって、印字発色面が内側面となるように巻回され
たロール紙2が、このロール紙2の巻回中心の穴部3に
挿入される専用のロール紙ホルダ4を通じて装着され、
取引情報や売上情報等のジャーナルデータをロール紙2
に印字するものである。
【0021】すなわち、このジャーナルプリンタ1は、
ロール紙2を保持するロール紙ホルダ4が着脱自在に装
着される装着部5と、ロール紙2を装置内部へ取り込む
ための取込ローラ6、7と、この取込ローラ6、7によ
るロール紙2の装置内部への取り込みをガイドする取込
ガイド8と、装置内部へ取り込まれたロール紙2にジャ
ーナルデータを感熱印刷するためのサーマルヘッド9
と、このサーマルヘッド9と対向する位置に設けられた
プラテンローラ10と、印字処理の施されたロール紙2
を巻き取る巻取リール11と、この巻取リール11、プ
ラテンローラ10並びに取込ローラ6、7にギア12、
13、14等を通じて駆動力を付与するモータ15とを
備えている。
【0022】次に、本実施形態に係るロール紙ホルダ4
の構造を図3及び図4(a)、(b)に示す断面図に基
づいて詳述する。
【0023】ロール紙ホルダ4は、用紙搬送の安定化、
印字精度及び印字後の用紙巻き取り性能の向上等を図る
ために、用紙搬送時においてロール紙2に回転負荷を与
えるバックテンション機能付きのホルダであって、両端
部の断面がほぼ小判穴形状に形成され、ジャーナルプリ
ンタ1の装着部5に着脱可能に固定支持される主軸1
6、並びにこの主軸16に対し前記所定の回転負荷を付
与されつつ回転可能な回転体17から構成される。
【0024】主軸16は、一端部が、ネジ18を通じて
当該主軸16本体と回転体17とを摺動可能に結合する
断面が小判穴形状のキャップ19によって構成されてい
る。
【0025】回転体17は、ロール紙2の穴部3に挿入
される実質的なロール紙2の支持部であるとともに、穴
部3の径よりも外周面が小径になるように形成された弾
性変形可能なロール支持部20と、ロール支持部20の
一端部と接合され、ロール紙2の補助的な支持部となる
補助支持部21と、補助支持部21と主軸16との間に
介在され、ロール紙2にバックテンションを与えるため
のスリップ機構が内蔵されたトルクリミッタ22とを備
えている。
【0026】ここで、初期状態(図3(a)の正面断面
図の状態)でロール紙2の穴部3の径よりも外周面が小
径のロール支持部20において、穴部3への挿入後、ロ
ール支持部20とロール紙2とが一体に回転可能な状
態、すなわちロール支持部20の外周面とロール紙2の
穴部3とが径圧入状態[図4(a)の側面断面図、及び
図4(b)の正面断面図の状態]で保持されるように、
ロール支持部20を弾性変形させ該支持部20の外周面
を膨出させる膨出機構について説明する。
【0027】すなわち、この膨出機構は、主軸16の軸
方向に移動自在に設けられ且つロール支持部20に対し
挿入出可能に取り付けられた可動部材としてのスライダ
23と、Eリング24を通じて主軸16に固定されたバ
ネ座25と、このバネ座25に一端部が支持されるとと
もに、他端部と接触するスライダ23を主軸16の一先
端部へ向けて付勢するスプリング26と、スライダ23
及びロール支持部20の互いの摺動部にそれぞれ設けら
れ、スライダ23における主軸16の一先端部から中央
部へ向けての軸方向の移動を、ロール支持部20におけ
る主軸16の径方向の移動に変換し、ロール支持部20
を弾性変形(膨出)させる第1及び第2のテーパ部2
7、28とから主に構成されている。
【0028】さらに、この膨出機構には、ロール支持部
20の外周面を膨出させた状態で、ロール支持部20が
ロール紙2の穴部3に挿入されている場合にスライダ2
3の移動を拘束する第1の拘束機構と、同様に、ロール
支持部20の外周面を膨出させた状態で、主軸16がプ
リンタ1の装着部5に固定されている場合にスライダ2
3の移動を拘束する第2の拘束機構が設けられている。
【0029】第1の拘束機構は、スライダ23における
主軸16の一先端部から中央部へ向けての軸方向への移
動により、スライダ23及びロール支持部20の第1及
び第2のテーパ部27、28を乗り越えた部位である第
1及び第2の平坦部29、30により実現されている。
この第1及び第2の平坦部29、30では、膨出させた
ロール支持部20の外周面がロール紙2の穴部3内壁面
から受ける反力を利用し、スプリング26の付勢力を通
じて当該平坦部29、30の接触面に摩擦力を生じるさ
せることで、スプリング26に付勢されるスライダ23
の拘束、つまりロール支持部20の外周面の膨出状態の
維持が可能となっている。
【0030】一方、第2の拘束機構は、主軸16のほぼ
小判穴形状の先端部が装着される、ジャーナルプリンタ
1の装着部5の内側面31と、この内側面31と当接す
るスライダ23における主軸16先端側の外側面32と
により実現されている。これにより、スプリング26に
付勢されるスライダ23が拘束され、ロール支持部20
の外周面の膨出状態が維持される。
【0031】このように、本実施形態に係るロール紙ホ
ルダ4は、ロール支持部20の外周面が、弾性変形して
いない初期状態では、ロール紙3の穴部3の径よりも小
径であり、一方、弾性変形により膨出させた状態では、
ロール紙2の穴部3の径よりも大径となるので、当該支
持部20の外周面とロール紙2の穴部3とを径圧入状態
で嵌合することが可能である。
【0032】すなわち、本実施形態では、ロール紙ホル
ダ4におけるロール紙2の穴部3への挿入出前後の外周
面の径を可変することができるので、ロール紙2の穴部
3にロール紙ホルダ4を挿入する際に、ロール紙2の穴
部3の径よりもロール支持部20の外周面を小径とした
状態でホルダ4をロール紙2に挿入することができる。
これにより、ロール紙2の内周面とロール紙ホルダ4の
外周面とに摩擦圧力を生じさせることなく、ホルダ4を
ロール紙2に装着することができるので、ロール紙(感
熱紙)2の内周面(印字発色面)が、例えばホルダ4の
圧入時の摩擦力で部分的に発色してしまうということ等
を実質的に阻止することが可能となり、ロール紙2を最
後まで無駄なく使用することができる。
【0033】したがって、本実施形態に係るロール紙ホ
ルダ4が着脱自在に装着されるジャーナルプリンタ1に
よれば、厚紙製の芯材等を別部品としてロール紙2の中
心に設ける等といったロール紙2のコストアップを阻止
できるとともに、ロール紙2を全て使いきった後、前記
芯材等が当該プリンタ1の装着部5近傍に残存してしま
うこと等がないことから、ロール紙2の自動補充化等が
可能となる。
【0034】以上、本発明を実施の形態により具体的に
説明したが、本発明は前記実施形態にのみ限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
である。例えば、感熱紙を用いて印字を行う例えばファ
クシミリ等にも勿論本発明を適用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ロール
紙の穴部に挿入されるロール支持部とロール紙とが一体
に回転可能な状態で保持されるように、ロール支持部を
例えば機械的に弾性変形させ、当該支持部の外周面を膨
出させるので、ロール支持部の外周面を、例えば弾性変
形させていない初期状態では、ロール紙の穴部の径より
も小径とし、一方、ロール支持部の外周面を、弾性変形
により膨出させた状態では、ロール紙の穴部の径よりも
大径、すなわち当該支持部の外周面とロール紙の穴部と
が径圧入状態で嵌合するように、ロール支持部を構成す
ることが可能である。
【0036】したがって、本発明によれば、ロール紙に
ロール紙ホルダを挿入する際に、ロール紙の内周面とホ
ルダの外周面とに摩擦圧力を生じさせることなく、ホル
ダを装着することができるので、例えば、ロール紙が感
熱紙であり、しかも印字発色面が内巻き仕様であったと
しても、ロール紙の内周面が例えばホルダ圧入時の摩擦
力で部分的に発色してしまうということ等を実質的に阻
止することができ、ロール紙を最後まで無駄なく使用す
ることができる。これにより、厚紙製の芯材等を別部品
としてロール紙の中心に設ける等といったロール紙のコ
ストアップを阻止できるとともに、ロール紙を全て使い
きった後、前記芯材等がプリンタ機器内部に残存してし
まうこと等がないことから、ロール紙の自動補充化等を
容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るジャーナルプリンタを
示す斜視図である。
【図2】図1に示すジャーナルプリンタの内部の主要な
機構部分を示す断面図である。
【図3】図1のプリンタに装着されるロール紙ホルダを
詳細に示す断面図である。
【図4】図3のロール紙ホルダの膨出状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…ジャーナルプリンタ 2…ロール紙 3…ロール紙の穴部 4…ロール紙ホルダ 5…装着部 16…主軸 17…回転体 20…ロール支持部 22…トルクリミッタ 23…スライダ 26…スプリング 27、28…テーパ部 29、30…平坦部 31…装着部の内側面 32…スライダの外側面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタに着脱自在に装着される主軸と
    この主軸に対し回転可能な回転体とを備えたロール紙ホ
    ルダであって、 前記回転体が、 ロール紙の穴部に挿入されるロール支持部と、 前記ロール支持部に対して移動可能に取り付けられた可
    動部材を有し、前記ロール支持部と前記ロール紙とが一
    体に回転可能な状態で保持されるように、前記可動部材
    の移動により前記ロール支持部の外周面を膨出させる膨
    出機構とを具備することを特徴とするロール紙ホルダ。
  2. 【請求項2】 プリンタに着脱自在に装着される主軸と
    この主軸に対し回転可能な回転体とを備えたロール紙ホ
    ルダであって、 前記回転体が、 ロール紙の穴部に挿入される部位であって、該穴部の径
    よりも外周面が小径になるように形成された弾性変形可
    能なロール支持部と、 前記ロール支持部に対し挿入出可能に取り付けられた可
    動部材を有し、前記ロール支持部と前記ロール紙とが一
    体に回転可能な状態で保持されるように、前記ロール支
    持部に対する前記可動部材の挿入方向への移動により前
    記ロール支持部を弾性変形させ該支持部の外周面を膨出
    させる膨出機構とを具備することを特徴とするロール紙
    ホルダ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のロール紙ホルダに
    おいて、 前記膨出機構が、 前記ロール支持部の外周面を膨出させた状態で、前記ロ
    ール支持部が前記ロール紙の穴部に挿入されている場合
    又は前記主軸が前記プリンタに固定されている場合に前
    記可動部材の移動を拘束する拘束機構をさらに具備する
    ことを特徴とするロール紙ホルダ。
  4. 【請求項4】 主軸とこの主軸に対し回転可能な回転体
    とを備えたロール紙ホルダが前記主軸を通じて着脱自在
    に装着されるプリンタであって、 前記ロール紙ホルダの前記回転体が、 ロール紙の穴部に挿入されるロール支持部と、 前記ロール支持部に対して移動可能に取り付けられた可
    動部材を有し、前記ロール支持部と前記ロール紙とが一
    体に回転可能な状態で保持されるように、前記可動部材
    の移動により前記ロール支持部の外周面を膨出させる膨
    出機構とを具備することを特徴とするプリンタ。
  5. 【請求項5】 主軸とこの主軸に対し回転可能な回転体
    とを備えたロール紙ホルダが前記主軸を通じて着脱自在
    に装着されるプリンタであって、前記ロール紙ホルダの
    前記回転体が、 ロール紙の穴部に挿入される部位であって、該穴部の径
    よりも外周面が小径になるように形成された弾性変形可
    能なロール支持部と、 前記ロール支持部に対し挿入出可能に取り付けられた可
    動部材を有し、前記ロール支持部と前記ロール紙とが一
    体に回転可能な状態で保持されるように、前記ロール支
    持部に対する前記可動部材の挿入方向への移動により前
    記ロール支持部を弾性変形させ該支持部の外周面を膨出
    させる膨出機構とを具備することを特徴とするプリン
    タ。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載のプリンタにおい
    て、 前記ロール紙ホルダの前記主軸を着脱可能に固定する部
    位が、前記ロール支持部の外周面を膨出させた状態で前
    記主軸が前記プリンタに固定されている場合に前記可動
    部材の移動を拘束する拘束部を有することを特徴とする
    プリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018034467A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 東芝テック株式会社 用紙巻取機構、及びプリンタ

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