JP2002087388A - 舶用主機関のクラッチ制御装置 - Google Patents

舶用主機関のクラッチ制御装置

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JP2002087388A
JP2002087388A JP2000281783A JP2000281783A JP2002087388A JP 2002087388 A JP2002087388 A JP 2002087388A JP 2000281783 A JP2000281783 A JP 2000281783A JP 2000281783 A JP2000281783 A JP 2000281783A JP 2002087388 A JP2002087388 A JP 2002087388A
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Shiro Kawamura
四郎 川村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 舶用主機関のクラッチ制御装置において、前
進から後進への切換時に、機関回転数低下による機関停
止が生じないようにすることを目的としている。 【解決手段】 作動油ポンプ3から前後進切換弁13を
介して前進,後進クラッチ1,2に至る作動油経路に作
動油圧調整弁17を配置し、該作動油圧調整弁17に、
作動油経路から背圧油路27を介して導入される背圧に
より、前進又は後進への切換時にクラッチへの作動油圧
を徐々に上昇させる緩衝機構16を備えている。緩衝機
構16を排油路65と背圧油路27とに切換自在に接続
する背圧切換弁60と、機関回転数を検出する回転数セ
ンサー63と、機関回転数センサーが所定値以下の回転
数を検知した時に、一時的に背圧切換弁60を排油路側
に切り換えるコントローラ63を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は舶用主機関のクラ
ッチ制御装置に関し、特に前後進切換時に、機関回転数
の急激な減速により機関が停止するのを防止するクラッ
チ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】舶用主機関のクラッチ制御装置には、中
立から前進又は後進に切り換えた時に、油圧クラッチへ
の作動油圧を徐々に立ち上げて急激な嵌入による嵌入シ
ョックを防止できるように、緩衝機構(いわゆる緩嵌入
弁)が一般的に装備されている。
【0003】また、船舶においては、上記のような切換
操作の他に、前進航走状態から一気に後進へ切り換える
ことにより、船舶の制動を行なうクラッシュアスターン
という操作を行なうことがある。この場合、プロペラの
負荷が急激に増加することにより、機関回転数が急激に
低下し、そのため機関が停止することがある。
【0004】このような機関停止を防止する手段とし
て、機関回転数が所定値以下に下がった時に、一時的に
中立なるように構成した手段があり、図4はその一例を
示している。
【0005】まず、図4によりクラッチ制御装置の全体
構造を簡単に説明する。舶用減速逆転機内には、油圧多
板型の前進クラッチ1及び後進クラッチ2が備えられる
と共に作動油ポンプ3等が備えられ、前,後進クラッチ
1,2は、前,後進用作動油路11,12、前後進切換
弁13及び作動油供給油路15等からなる作動油経路を
介して作動油ポンプ3に接続し、作動油供給油路15に
は、緩衝機構16を備えた作動油圧調整弁17が接続し
ている。作動油ポンプ3の吸込み口はこし器4を介して
油溜5に接続している。
【0006】前後進切換弁13はエア式操作シリンダ2
0により、前進、中立及び後進位置に切換可能となって
おり、エア式操作シリンダ20を遠隔操作するための操
作装置7は、前進用エア切換弁35と、後進用エア切換
弁36と、両エア切換弁35,36を切換操作する切換
ハンドル41を備え、該切換ハンドル41は前進位置
と、中立位置と、後進位置に切換自在となっている。
【0007】操作シリンダ20は二連型ピストンにより
前進用エア室21、中立用エア室22及び後進用エア室
23に区画されており、中立用エア室22に接続された
中立用エア通路31は、エア供給通路34を介して圧力
エア供給源40に常時連通し、前進用エア室21及び後
進用エア室23に接続された前進用エア通路30及び後
進用エア通路32は、それぞれ前進用エア切換弁35及
び後進用エア切換弁36及び一時中立用エア切換弁50
を介して、エア供給源40に切換自在に接続している。
【0008】中立用エア切換弁50はコントローラ45
により切換制御されるようになっており、コントローラ
45には機関回転数を検出する回転数センサー46が接
続している。コントローラ45は、機関回転数が所定値
以下になると、中立用エア切換弁50を作動させること
により、前進,後進クラッチ用エア切換弁35,36へ
のエアを遮断し、前後進切換弁13を一時的に中立位置
に切り換えるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図4のように一時的に
前後進切換弁13を中立位置に切り換えて機関停止を防
止する構成では、切換ハンドル41を後進位置に操作し
ているにも拘わらず、自動的に中立状態となるので、操
作内容と実際のクラッチの状態が異なるものとなり、操
船作業が紛らわしくなる。
【0010】また、一時的に中立状態にする構成では、
プロペラの遊転止めとしての効果が減少すると共に、船
舶に対する制動効果もなくなる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願請求項1記載の発明は、作動油ポンプから前後進
切換弁を介して前進,後進クラッチに至る作動油経路に
作動油圧調整弁を配置し、該作動油圧調整弁に、作動油
経路から背圧油路を介して導入される背圧により、前進
又は後進への切換時にクラッチへの作動油圧を徐々に上
昇させる緩衝機構を備えている舶用主機関のクラッチ制
御装置において、緩衝機構を排油路と背圧油路とに切換
自在に接続する背圧切換弁と、機関回転数を検出する回
転数センサーと、機関回転数センサーが所定値以下の回
転数を検知した時に、一時的に背圧切換弁を排油路側に
切り換える切換弁制御手段とを備えている。これによ
り、前進航走状態から一気に後進に切り換えて制動する
場合に、機関回転数が急激に低下しても、一時的に緩衝
機構の背圧を排出して後進クラッチを半クラッチ状態と
し、スリップさせることにより、機関停止を防止し、ま
た、機関回転数を上昇させることができる。
【0012】請求項2記載の発明は、上記排油路に、排
油圧調整弁を設けている。これにより、上記スリップの
度合いを、機関出力あるいは船舶の大きさ等に応じて適
切な値に調節することができる。
【0013】
【発明の実施の形態1】図1は本願発明を適用した舶用
主機関のクラッチ制御装置を示す油圧回路図であり、前
進,後進クラッチ1,2から作動油ポンプ3を介して油
溜5に至る作動油経路と、作動油経路に配置された前後
進切換弁13と、該前後進切換弁13を操作するエア式
操作シリンダ20と、該エア式操作シリンダ20を遠隔
操作する操作装置7は、図4と同じ構造であるので、図
4と同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0014】エア式操作シリンダ20の中立用エア室2
2は、図1の場合と同様に中立用エア通路31及びエア
供給通路34を介して圧力エア供給源40に常時連通
し、前進用エア室21及び後進用エア室23は、それぞ
れ前進用,後進用エア通路30,32、前進用,後進用
エア切換弁35,36及びエア通路37を介してエア供
給源40に切換自在に接続している。
【0015】前進用,後進用エア切換弁35,36を切
換操作する切換ハンドル41は、前進位置と、中立位置
と、後進位置の間で回動操作自在となっている。切換ハ
ンドル41を前進位置に操作した場合には、前進用エア
切換弁35が接続状態に切り換わり、エア式操作シリン
ダ20の前進用エア室21に圧力エアを供給し、前後進
切換弁13を矢印F方向に移動し、前後進切換弁13を
前進位置とする。一方切換ハンドル41を後進位置に操
作した場合には、後進用エア切換弁36が接続状態に切
り換わり、エア式操作シリンダ20の後進用エア室23
に圧力エアを供給し、前後進切換弁13を矢印R方向に
移動し、前後進切換弁13を後進位置とする。また、切
換ハンドル41を中立位置(図1の状態)としている場
合には、前進用、後進用エア切換弁35,36はいずれ
も遮断状態となっており、したがってエア式操作シリン
ダ20の中立用エア室22へのみ圧力エアが供給され、
前後進切換弁13を中立位置とする。
【0016】作動油供給油路15に接続された作動油圧
調整弁17は、余剰油出口17aが潤滑油経路に接続す
ると共に、調圧ばね18の設定圧を調節することができ
る緩衝機構(緩嵌入弁)16が設けられている。
【0017】緩衝機構16の油圧ポート19は、背圧切
換弁60を介して切換自在に背圧油路27に接続してお
り、背圧油路27は前後進切換弁13に至り、前後進切
換弁13が前進位置又は後進位置の時に、作動油供給油
路15に接続し、作動油を背圧として緩衝機構16の油
圧ポート19に導入し、一方、前後進切換弁13が中立
位置の時には、ドレン油路82に接続するようになって
いる。
【0018】上記背圧切換弁60はたとえば電磁切換弁
となっており、前述のように背圧油路27と緩衝機構1
6の油圧ポート19とを連通する背圧供給位置(図1の
状態)と、緩衝機構16の油圧ポート19を排油路65
に接続する排油位置(減圧位置)とに切換自在となって
おり、排油路65には排油圧を調節できる排油圧調整弁
66が設けられている。
【0019】背圧切換弁60のソレノイド部は、配線6
1を介して切換制御手段、たとえばコントローラ63に
接続しており、該コントローラ63には機関回転数を検
出する回転数センサー64が接続されている。
【0020】コントローラ63は、回転数センサー64
により検出した回転数値が、所定回転数N(たとえば2
50rpm)より大きい時には、図1のように背圧切換弁
60を背圧供給位置に維持し、背圧油路27を介して緩
衝機構16に背圧(作動油圧)を導入しており、回転数
が設定回転数N以下になると、背圧切換弁60を排油位
置に切り換え、一定の設定時間(たとえば2秒間)の
間、排油状態を維持し、上記設定時間経過後、背圧切換
弁60を背圧供給位置に戻すように構成されている。
【0021】図2は上記のように作動するコントローラ
63の一具体例を示しており、タイマー76を有するリ
レー式電気制御回路を採用したものである。この図2に
おいて、制御回路内には、上記タイマー76と共に第1
の電磁リレー70(X1)と第2の電磁リレー72(X
2)を備えている。
【0022】第1の電磁リレー70は、回転数センサー
64に接続する入力用常開接点69の開閉により通電状
態と非通電状態に切り換えられるようになっており、第
1の電磁リレー70により開閉される常閉接点71は、
その開閉により第2の電磁リレー72を通電状態と非通
電状態に切り換えるようになっている。機関回転数が所
定回転数Nを越えている場合は、図2のように入力用常
開接点69が閉じて第1の電磁リレー70が通電状態と
なることにより、常閉接点71が開いて第2の電磁リレ
ー72が非通電状態となる。一方、機関回転数が所定回
転数N以下になると、図3のように第1の入力用常開接
点69が開いて第1の電磁リレー70が非通電状態とな
ることにより、常閉接点71が閉じて第2の電磁リレー
72が通電状態となるように構成されている。
【0023】第2の電磁リレー72により開閉する接点
はX2で示すように3つ設けられており、それらは第2
の電磁リレー72の自己保持回路に設けられた常開の自
己保持用接点73と、タイマー回路に設けられた常開の
タイマー作動用接点74と、背圧切換弁60のソレノイ
ド用配線61に設けられた常開の出力接点75となって
いる。
【0024】タイマー76により開閉する常閉のタイマ
ー接点78は、第2の電磁リレー72の自己保持回路に
設けられており、タイマー76が通電後、設定時間(た
とえば2秒)をカウントした後、上記常閉のタイマー接
点78を開くようになっている。
【0025】
【作用】(中立から前進に切り換える場合)図1の状態
は、機関回転数が所定回転数Nより大きい時の中立状態
を示しており、前後進切換弁13は中立位置に位置し、
前進,後進クラッチ用作動油路11,12はいずれもド
レン油路82に連通し、背圧油路27もドレン油路82
に連通している。回転数センサー64は所定回転数Nよ
り大きい値を検出し、コントローラ63は配線61を遮
断する状態となっており、背圧切換弁60は背圧供給位
置となっている。背圧油路27の前後進切換弁13側の
端部は上記のようにドレン油路82に連通しているの
で、作動油圧調整弁17の設定圧は低下しており、作動
油圧は設定油圧よりも低くなっている。
【0026】図1の中立状態から切換ハンドル41を前
進位置に操作することにより、前後進切換弁13を前進
位置に切り換えると、作動油供給油路15の作動油は、
前進クラッチ1に供給されると共に背圧油路27を介し
て緩衝機構16にも導入される。これにより前進クラッ
チ1の嵌入ショックを緩和すると共に調圧ばね18を加
圧してゆくことにより作動油圧を徐々に立ち上げ、前進
クラッチ1を完全な嵌入状態とする。
【0027】(前進航走状態から後進に切り換える場
合)前進航走している状態において、切換ハンドル41
を後進位置に操作して、前後進切換弁13を後進位置に
切り換えると、後進クラッチ2に作動油が供給されるこ
とにより後進クラッチ2が接続し、プロペラが逆転し、
船舶を制動する。
【0028】急激な後進への切換により、機関回転数が
所定回転数N以下まで落ちた場合には、回転数センサー
64からの信号によりコントローラ63が配線61に通
電し、背圧切換弁60を一時的に排油位置に切り換え
る。これにより、緩衝機構16の背圧は排油路65及び
排油圧調整弁66を介して油溜5へと抜かれ、作動油圧
調整弁17による作動油圧が低下し、後進クラッチ2は
半クラッチ状態となる。そして後進クラッチ2のスリッ
プにより、機関回転数低下による機関停止を防ぎ、ま
た、機関回転数を上昇させる。コントローラ63のタイ
マー設定時間が経過すると、背圧切換弁60は背圧供給
位置に切り換わり、作動油圧が再度上昇して、後進クラ
ッチ2は完全に嵌入した状態に戻る。
【0029】上記切換動作時におけるコントロール63
内の作動を詳しく説明する。図2は機関回転数が設定回
転数Nより大きい状態を示しており、常開の入力接点6
9は閉じ、第1の電磁リレー70は通電し、常閉の接点
71は開いている。したがって、第2の電磁リレー72
は非通通電状態となっており、第2の電磁リレー72に
より開閉する出力接点75は開き、それにより背圧切換
弁60は背圧供給位置となっている。
【0030】機関回転数が設定回転数N以下になると、
図3のように入力接点69は開き、第1の電磁リレー7
0が非通電状態となることにより、常閉接点71は閉
じ、第2の電磁リレー72が通電する。
【0031】第2の電磁リレー72が通電すると、第2
の電磁リレー72で開閉する各常開接点73,74,7
5は閉じる。自己保持用接点73が閉じることにより、
第2の電磁リレー72は通電状態を自己保持し、タイマ
ー作動用の接点74が閉じることによりタイマー76が
通電し、カウントを開始し、出力接点75が閉じること
により、背圧切換弁6のソレノイド部が通電し、排油位
置に切り換わる。
【0032】通常は、タイマー76のカウント中(2秒
の間)に機関回転数が所定回転数Nより大きい値に復帰
し、それにより入力接点69が閉じて第1の電磁リレー
70が通電し、常閉接点71が開くが、自己保持回路が
働いていることにより、タイマーカウント中は、第2の
電磁リレー72は通電状態が保たれ、出力接点75は閉
じた状態となっている。
【0033】2秒経ってタイマーカウントが終了する
と、図2のようにタイマー接点78が開くことにより第
2の電磁リレー72は非通電状態となり、自己保持接点
73、タイマー作動用接点74及び出力接点75が開
く。また、タイマー作動用接点74が開くことにより、
タイマー接点78は閉状態に復帰する。
【0034】なお、タイマー設定時間(2秒)が経過し
ても回転数が所定回転数Nより大きくならない場合は、
第1の電磁リレー70は非通電状態で常閉接点71が閉
じたままであるので、第2の電磁リレー72は通電状態
が保たれ、出力接点75も閉じた状態が維持される。し
たがって背圧切換弁60は図3のように排油位置の状態
が維持され、さらに半クラッチ状態が続く。そして、機
関回転数が所定回転数Nを越えると、第1の電磁リレー
70が通電することにより、常閉接点71が開き、第2
の電磁リレー72が非通電状態となり、背圧切換弁60
は図2の背圧供給位置に戻る。
【0035】後進走行状態から前進に一気に切り換える
場合でも、上記同様に機関回転数低下による機関停止を
防止することができる。
【0036】
【その他の実施の形態】(1)背圧切換弁60を切換制
御する切換制御手段は、図2及び図3に示すコントロー
ラ63のように、タイマーを有するリレー式電気制御回
路に限定されるものではなく、マイコン制御とすること
もできる。
【0037】(2)背圧切換弁60を一時的に排油位置
に切り換える設定時間は、前述ように「2秒」に限定さ
れるものではなく、機関の出力や使用環境に応じて設定
することができる。具体的には、排油圧調整弁66によ
り調整圧とも関連するが、設定時間内で機関回転数が設
定回転数Nを越える程度に設定するのが適切である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、 (1)前進状態または後進状態において、機関回転数が
所定値以下に下がった場合に、一時的に作動油圧を下げ
て半クラッチ状態になるように構成しているので、機関
回転数低下時における機関停止を防止することができ
る。特に、前進航走状態から後進へ切り換えることによ
り船舶の制動を行なう場合には、上記のように急激な回
転数低下による機関停止を防止できると同時に、後進ク
ラッチ2は半クラッチ状態を維持していることにより、
ブレーキ機能は継続して発揮され、船舶の制動を中断す
ることなく続けることができる。
【0039】(2)作動油圧調整弁17の緩衝機構16
に供給される背圧を制御することにより、機関回転数低
下時の機関停止の防止動作を行なうようにしているの
で、図4の従来例のように、切換ハンドル41を後進位
置にしているにも拘わらず自動的に中立状態となるよう
なことはなくなり、後進クラッチは少なくとも半クラッ
チ状態が保たれ、操船者の感覚が実際のクラッチ状態と
一致し、操船作業に違和感が生じることはない。
【0040】(3)背圧切換弁60の排油路65に、排
油圧調整弁66を設けていると、半クラッチ時のスリッ
プの度合いを機関出力や船舶の大きな等に適したものに
任意に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用した舶用主機関のクラッチ制
御装置の油圧回路図である。
【図2】 半クラッチ時の状態を示す図1のコントロー
ラの電気回路図である。
【図3】 クラッチ嵌入完了時の状態を示す図1のコン
トローラの電気回路図である。
【図4】 従来例の油圧回路図である。
【符号の説明】
1 前進クラッチ 2 後進クラッチ 3 作動油ポンプ 15 作動油供給油路 16 緩衝機構(緩嵌入弁) 17 作動油圧調整弁 18 調圧ばね 27 背圧油路 60 背圧切換弁 63 コントローラ(切換制御手段の一例) 64 回転数センサー 65 排油路 66 排油圧調整弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油ポンプから前後進切換弁を介して
    前進,後進クラッチに至る作動油経路に作動油圧調整弁
    を配置し、該作動油圧調整弁に、作動油経路から背圧油
    路を介して導入される背圧により、前進又は後進への切
    換時にクラッチへの作動油圧を徐々に上昇させる緩衝機
    構を備えている舶用主機関のクラッチ制御装置におい
    て、 緩衝機構を排油路と背圧油路とに切換自在に接続する背
    圧切換弁と、 機関回転数を検出する回転数センサーと、 機関回転数センサーが所定値以下の回転数を検知した時
    に、一時的に背圧切換弁を排油路側に切り換える切換弁
    制御手段とを備えたことを特徴とする舶用主機関のクラ
    ッチ制御装置。
  2. 【請求項2】 上記排油路に、排油圧調整弁を設けてい
    ることを特徴とする請求項1記載の舶用主機関のクラッ
    チ制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108138870A (zh) * 2015-10-15 2018-06-08 日本电产东测有限公司 离合器控制装置
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