JP2002086866A - 印刷装置および印刷システム並びに印刷方法 - Google Patents

印刷装置および印刷システム並びに印刷方法

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JP2002086866A
JP2002086866A JP2000278317A JP2000278317A JP2002086866A JP 2002086866 A JP2002086866 A JP 2002086866A JP 2000278317 A JP2000278317 A JP 2000278317A JP 2000278317 A JP2000278317 A JP 2000278317A JP 2002086866 A JP2002086866 A JP 2002086866A
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finishing
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JP2000278317A
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Yasushi Yamade
泰 山出
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機密データの印刷に際して、ユーザにより設
定された仕上げ情報に忠実な印刷を行ない、印刷作業を
効率化し得る印刷装置を提供する。 【解決手段】 データ処理装置から送信される所定の仕
上げ条件と所定の暗証コードが付されたジョブデータと
に基づき印刷を実行する印刷装置が、上記所定の暗証コ
ードが付されたジョブデータを保存する保存手段と、暗
証コードを入力する入力手段と、該入力手段より入力さ
れた暗証コードとジョブデータに付された所定の暗証コ
ードとが同一であるか否かを判定し、それらが同一であ
る場合、更に、印刷装置本体又はそれに接続されるオプ
ション装置の状態が、仕上げ情報に対応可能であるか否
かを判定する判定手段と、該判定手段により、印刷装置
本体又はオプション装置の状態が仕上げ情報に対応不可
能であると判定した上で、ユーザに対して警告を行なう
警告手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置及び印刷
システム並びに印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタと該プリンタへ画像デー
タ又はテキストデータ等のジョブデータを送信するデー
タ処理装置(例えばパーソナルコンピュータなど)とから
なる印刷システムでは、データ処理装置側でジョブデー
タの出力先となるプリンタを認識するために、データ処
理装置にプリンタを制御するためのプリンタドライバが
インストールされる。この印刷システムでは、通常、デ
ータ処理装置側のプリンタドライバ上で、プリント出力
の時刻、印刷部数及びプリンタ本体に接続されるオプシ
ョン装置の使用等の各種の仕上げ条件(以下、仕上げモ
ードという)を設定し、その仕上げモードをジョブデー
タとともにプリンタへ送信して、プリンタを制御するこ
とができる。
【0003】ところで、かかる印刷システムでは、機密
ジョブデータ(以下、機密データという)を扱う場合
に、データ処理装置側で機密プリントモードを設定する
と同時に機密データに例えば複数桁の番号からなる暗証
コードを付し、プリンタ側で本体に設けられた操作パネ
ルより正しい暗証コードを入力した場合にのみ、出力を
実行する技術が知られている。このとき、プリンタで
は、入力された暗証コードと機密データに付された暗証
コードとが比較され、両者が一致した場合にのみ、その
機密データに基づき、印刷が実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷システムで
は、このように、機密データを扱う場合、ユーザによる
暗証コードが入力され、これと機密データに付された暗
証コードとが一致すると判定されると、印刷が自動的に
実行されるようになっている。このため、ユーザがデー
タ処理装置側で設定した仕上げモードに、プリンタ及び
オプション装置側で対応不可である場合(例えばプリン
タ側で、用紙,トナー又はステープル針等の消耗品がな
くなった場合)にも、プリンタは印刷を実行する。これ
によって、プリンタ及びそのオプション装置の状態が、
受信された仕上げモードに対応し得ずに、仕上げが変更
されたり、機密データが破棄されたりすることがあり、
結果として、印刷作業の効率性の低下が引き起こされる
という問題があった。
【0005】なお、従来では、データ処理装置側で、動
作状態の情報(例えば給紙中,印刷中,排紙中)やエラー
情報(例えば給紙エラー)等のプリンタ本体についての情
報や例えば両面印刷ユニット,フィニッシャ等のプリン
タ本体に接続されるオプション装置の接続状態やエラー
状態等のオプション装置についての情報が取得可能であ
る技術が知られているが、この場合にも、ユーザが暗証
コード入力に際してプリンタ側へ移動する間に、プリン
タ及びそれに接続されるオプション装置の状態が変化す
る惧れがあり、仕上げモードに忠実な印刷は保証されな
い。
【0006】本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされ
たもので、機密データの印刷に際して、ユーザにより設
定された仕上げ条件に忠実な印刷を行ない、印刷作業を
効率化し得る印刷装置及び印刷システム並びに印刷方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る発
明は、データ処理装置から送信される所定の仕上げ条件
と所定の暗証コードが付されたジョブデータとに基づき
印刷を実行する印刷装置において、上記所定の暗証コー
ドが付されたジョブデータを保存する保存手段と、暗証
コードを入力する入力手段と、上記入力手段より入力さ
れた暗証コードと上記ジョブデータに付された所定の暗
証コードとが同一であるか否かを判定し、それらが同一
である場合、更に、印刷装置本体又はそれに接続される
オプション装置の状態が、上記仕上げ条件に対応可能で
あるか否かを判定する判定手段と、上記判定手段によ
り、印刷装置本体又はオプション装置の状態が上記仕上
げ条件に対応不可能であると判定した上で、ユーザに対
して警告を行なう警告手段とを有していることを特徴と
したものである。
【0008】また、本願の請求項2に係る発明は、上記
判定手段が、印刷装置又はそれに接続されるオプション
装置の状態が上記仕上げ条件に対応不可能であると判定
した上で、ユーザによる仕上げ条件の変更を可能とする
ことを特徴としたものである。
【0009】更に、本願の請求項3に係る発明は、上記
判定手段が、印刷装置又はそれに接続されるオプション
装置の状態が上記仕上げ条件に対応不可能であると判定
した上で、仕上げ条件の自動変更を可能とすることを特
徴としたものである。
【0010】また、更に、本願の請求項4に係る発明
は、上記警告手段が、印刷装置本体又はそれに接続され
るオプション装置の状態が対応不可能である仕上げ条件
を表示することを特徴としたものである。
【0011】また、更に、本願の請求項5に係る発明
は、上記警告手段が、印刷装置本体又はそれに接続され
るオプション装置の状態が対応不可能である仕上げ条件
の変更をユーザに対して促す情報を表示することを特徴
としたものである。
【0012】また、更に、本願の請求項6に係る発明
は、所定の仕上げ条件の設定が可能で、印刷装置を制御
し得るドライバソフトがインストールされたデータ処理
装置と、該データ処理装置から受信される上記仕上げ条
件及びジョブデータに基づき印刷を実行する印刷装置と
からなる印刷システムにおいて、上記データ処理装置
が、上記仕上げ条件とともに、上記ジョブデータに付さ
れる所定の暗証コードを設定し得る設定手段を有する一
方、上記印刷装置が、上記所定の暗証コードが付された
ジョブデータを保存する保存手段と、暗証コードを入力
する入力手段と、上記入力手段より入力された暗証コー
ドと上記ジョブデータに付された所定の暗証コードとが
同一であるか否かを判定し、それらが同一である場合、
更に、印刷装置本体又はそれに接続されるオプション装
置の状態が、上記仕上げ条件に対応可能であるか否かを
判定する判定手段と、上記判定手段により、印刷装置本
体又はオプション装置の状態が上記仕上げ条件に対応不
可能であると判定した上で、ユーザに対して警告を行な
う警告手段とを有していることを特徴としたものであ
る。
【0013】また、更に、本願の請求項7に係る発明
は、所定の仕上げ条件の設定が可能で、印刷装置を制御
し得るドライバソフトがインストールされたデータ処理
装置と、該データ処理装置から受信される上記仕上げ条
件及びジョブデータに基づき印刷を実行する印刷装置と
からなる印刷システムに用いられる印刷方法において、
上記データ処理装置側で、上記仕上げ条件とともに、上
記ジョブデータに付される所定の暗証コードを設定し得
る設定ステップと、上記印刷装置側で、上記所定の暗証
コードが付されたジョブデータを保存する保存手段と、
暗証コードを入力する入力ステップと、上記入力ステッ
プにおいて入力された暗証コードと上記ジョブデータに
付された所定の暗証コードとが同一であるか否かを判定
し、それらが同一である場合、更に、印刷装置本体又は
それに接続されるオプション装置の状態が、上記仕上げ
条件に対応可能であるか否かを判定する判定ステップ
と、該判定ステップにおいて、印刷装置本体又はオプシ
ョン装置の状態が上記仕上げ条件に対応不可能であると
判定した上で、ユーザに対して警告を行なう警告ステッ
プとを有していることを特徴としたものである。
【0014】また、更に、本願の請求項8に係る発明
は、所定の仕上げ条件の設定が可能で、印刷装置を制御
し得るドライバソフトがインストールされたデータ処理
装置と、該データ処理装置から受信される上記仕上げ条
件及びジョブデータに基づき印刷を実行する印刷装置と
からなる印刷システムを制御するためのプログラムを記
録した記録媒体であって、上記データ処理装置側で、上
記仕上げ条件とともに、上記ジョブデータに付される所
定の暗証コードを設定し得る設定手順と、上記印刷装置
側で、上記所定の暗証コードが付されたジョブデータを
保存する保存手順と、暗証コードを入力する入力手順
と、上記入力手順において入力された暗証コードと上記
ジョブデータに付された所定の暗証コードとが同一であ
るか否かを判定し、それらが同一である場合、更に、印
刷装置本体又はそれに接続されるオプション装置の状態
が、上記仕上げ条件に対応可能であるか否かを判定する
判定手順と、該判定手順において、印刷装置本体又はオ
プション装置の状態が上記仕上げ条件に対応不可能であ
ると判定した上で、ユーザに対して警告を行なう警告手
順とを上記印刷システムに実行させるプログラムを記録
したことを特徴としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の実施の形態に係る印刷システムを概略的に示す図であ
る。この印刷システム10は、ネットワーク上で、プリ
ンタ20と、該プリンタ20に画像データ又はテキスト
データ等の印刷用ジョブデータを送信するサーバとして
のパーソナルコンピュータ(以下、PCと表記)30とか
ら構成される。
【0016】上記プリンタ20では、PC30から受信
されたジョブデータが、ラスターイメージに印刷データ
化された後、用紙にプリントされる。このプリンタ20
には、用紙サイズ又は向きが異なる用紙を収容した第1
トレイ9A,第2トレイ9B,第3トレイ9C,第4ト
レイ9Dが設けられており、ここでは、最下段の第4ト
レイ9Dとして、大容量カセットが取り付けられてい
る。特に図示しないが、各トレイ9A〜9Dには、重ね
られる用紙の厚さ方向に沿って所定のセンサが設けられ
ており、各トレイにおける用紙残量は、上記センサによ
り、なし/ほぼ空/十分ありの3段階で検出される。ま
た、各トレイ9A〜9Dには、セットされる用紙を位置
規制する規制板が設けられており、セットされる用紙の
サイズは、上記規制板の位置に基づき検出される。な
お、各トレイ9A〜9Dにセットされる用紙のサイズは
任意に変更可能である。更に、プリンタ20の本体上部
には、例えばプリントの種類,プリント延期などの各種
条件を設定するための操作パネル2が設けられ、該操作
パネル2を介して、オペレータはプリンタ20の動作を
制御することができる。
【0017】上記プリンタ20の本体には、印刷に際し
てプリンタ20の本体と協働するオプション装置とし
て、両面印刷を可能とする両面印刷ユニット11と、画
像転写・定着後の複数枚の用紙にパンチ穴を空けるパン
チビン13及び複数枚の用紙をステープルで綴じるステ
ープルビン14を備えたフィニッシャ12とが接続可能
であり、図1に示す実施の形態では、両方のオプション
装置11,12が接続されている。
【0018】上記印刷システム10に含まれる各PC3
0には、ジョブデータの送信先となるプリンタ20を認
識するために、プリンタ20を制御するプリンタドライ
バ(不図示)がインストールされている。このプリンタド
ライバは、例えばアプリケーションソフトからの印刷要
求に応じて立ち上げられ、その立上げ状態で、図2に示
すような設定画面60を提供する。この設定画面60
は、出力時の仕上り体裁をあらわす体裁表示部61と、
プリンタ本体の状態を示す本体情報表示部62と、印刷
に関する各種の仕上げ条件を設定するための条件設定部
63と、各種の実行キーを備えた実行部64とから構成
されており、これを使用して、ユーザは、例えば印刷部
数,給紙口及び用紙サイズ等の印刷に関する各種の仕上
げ条件(以下、仕上げモードという)の設定が可能であ
る。かかるプリンタドライバの設定画面60上で設定さ
れた仕上げモードは、ジョブデータとともに、プリンタ
20へ送信され、プリンタ20側では、その仕上げモー
ドの内容に基づき、ジョブデータの印刷が実行されるよ
うになっている。
【0019】まず、上記体裁表示部61には、条件設定
部63における各種の設定内容に基づき、印刷物の仕上
り体裁が概略的に表示される。図2に示すように、条件
設定部63のボックス「パンチ」において「長辺」が設
定されるとともに、ボックス「ステープル」において
「左上コーナー」が設定されている場合には、この設定
内容が体裁表示部61に反映されて、用紙61aと合せ
て、パンチ穴61bが用紙61aの一方の長辺にわたっ
て表示され、また、ステープル針61cが用紙61aの
左上に表示される。
【0020】上記本体情報表示部62には、プリンタ本
体と該プリンタ本体に接続されているオプション装置と
が概略的に表示されている。この本体情報表示部62
は、プリンタ20との通信により取得された、例えばオ
プション装置の接続状況や消耗品の有無などのプリンタ
20及びそれに接続されたオプション装置についての情
報を表示することができる。図2では、プリンタ本体6
2aと合せて、両面印刷ユニット62bとフィニッシャ
62cとが表示されており、この表示から、プリンタ2
0の本体に、両面印刷ユニット11及びフィニッシャ1
2が接続されている状態であることが分かる。また、本
体情報表示部62には、「トナー」,「ジャム」,「ス
テープル針」及び「エラー」についての情報が表示され
る。すなわち、「トナー」に関して、現像用のトナーが
印刷に支障がない程度に残っているか否かがあらわさ
れ、「ジャム」に関しては、プリンタ20に紙詰まりが
存在するか否かがあらわされる。また、「ステープル
針」に関して、フィニッシャ12にステープル針が残っ
ているか否かがあらわされ、更に、「エラー」に関して
は、プリンタ20若しくはそのオプション装置にエラー
が生じているか否かがあらわされる。図2では、これら
の表示から、トナーが十分に残っており、紙詰まりがな
く、フィニッシャ12にステープル針が残っており、ま
た、エラーが生じていないことが分かる。
【0021】更に、上記本体情報表示部62には、プリ
ンタ20の第1〜第4トレイ9A,9B,9C,9Dに
セットされたサイズ又は向きの異なる用紙の残量をあら
わすテーブル62dが示される。図2では、このテーブ
ル62dにおいて、上記第3トレイ9Cに該当する「T
ray3」に「なし」の表示が付されており、この表示
から、プリンタ20の第3トレイ9Cの用紙が切れてい
ることが分かる。なお、このように、プリンタ20との
通信により取得されたプリンタ20及びオプション装置
についての情報をプリンタドライバに反映させる技術の
詳細は、本願出願人による特願2000−076266
号において開示されている。
【0022】次に、上記条件設定部63には、「部
数」,「用紙選択」,「給紙口」,「画像方向」,「印
字面」,「レイアウト」,「パンチ」,「ステープル」
等の仕上げモードを設定するためのボックス63aが設
けられている。これらのボックス63aでの設定内容
は、前述したように、体裁表示部61に反映され、仕上
り体裁として模式的に表示される。
【0023】また、この条件設定部63には、上記印刷
システム10において機密ジョブデータ(以下、機密デ
ータという)を扱う場合に、「機密プリントモード」を
設定するための機密プリント設定部63bが設けられて
いる。この機密プリント設定部63bでは、「機密プリ
ント」の「ON」又は「OFF」のいずれかを選択する
ことにより、「機密プリントモード」又は「通常プリン
トモード」の設定が決定される。図2では、「ON」が
選択され、機密プリントモードが設定されている。この
機密プリントモードの設定時には、更に、例えば複数の
英数字からなる暗証コードを入力する必要がある。この
実施の形態では、暗証コードとして、4桁の数字(以
下、暗証番号という)が用いられている。これらの機密
プリントモードの設定コマンドおよび暗証番号は、ユー
ザによる印刷実行指示に応じて、機密データに付され、
プリンタ20へ送信される。このようにPC30のプリ
ンタドライバで機密プリントモードが設定された場合に
は、プリンタ20側で、機密データが所定のメモリ内に
一時的に格納される。そして、ユーザがプリンタ20側
へ移動し、その操作パネル2から正しい暗証番号を入力
した場合にのみ、印刷が実行される。
【0024】図3は、上記機密プリントモードの設定処
理を含むPC30の印刷実行動作についてのフローチャ
ートである。この動作では、まず、ユーザによる印刷要
求があると(S11)、印刷プロパティ(すなわちプリ
ンタドライバ)が開かれる(S12)。次に、印刷実行
指示があるか否かが判定され(S13)、YESである
場合には、機密プリントモードをあらわすフラグに基づ
き、機密プリントモードが選択されているか否かが判定
される(S14)。その結果、NOである場合には、
「通常プリントモード」として、S19へ進む。
【0025】他方、S14で、機密プリントモードが選
択されていると判定された場合には、引き続き、暗証番
号が入力されたか否かが判定される(S15)。その結
果、YESである場合には、ジョブデータに機密プリン
トモードをあらわすコマンド及び暗証番号を付した上で
(S19)、S20へ進む。また、一方、S15で、暗
証番号が入力されていないと判定された場合には、ユー
ザに対して暗証番号の入力を指示した上で(S16)、
S17にて、再度、暗証番号が入力されたか否かが判定
される。その結果、NOである場合には、機密プリント
モードを解除した上で(S18)、S20へ進む。他
方、S17でYESである場合には、S13へ戻る。そ
して、S20では、ジョブデータをネットワーク経由で
プリンタ20へ送信する。以上で、PC30の印刷実行
動作は終了する。
【0026】次に、上記印刷システム10に含まれるプ
リンタ20について説明する。図4は、プリンタ20の
構成を示すブロック図である。このプリンタ20は、前
述した操作パネル2とともに、プリンタ20の全体のシ
ーケンス制御を行うCPU21と、例えば色空間変換や
二値化処理等のデータ処理を実行し得るデータ処理部2
2と、該データ処理部22により処理されたデータに基
づき用紙に対して印字処理を行う印刷部24とを有して
いる。また、プリンタ20は、上記CPU21によるプ
リンタ制御のプログラムを格納するROM25と、該プ
ログラムの実行に必要なワークエリアやジョブデータの
バッファエリアとして使用されるRAM23とを有して
いる。また、更に、このプリンタ20は、外部インター
フェースとして、上記オプション装置(図4では、フィ
ニッシャ12のみ示す)とのインターフェース回路であ
るオプションインターフェース(I/F)26と、上記
PC30とのインーフェース回路であるネットワークイ
ンターフェース(I/F)27とを有している。
【0027】かかる構成を備えたプリンタ20では、上
記PC30からのジョブデータがネットワークI/F2
7を介して受信されると、上記操作パネル2上の各種条
件の設定内容が参照されつつ、上記ROM25に格納さ
れたプリンタ制御用プログラムに基づいて、各部の動作
が制御され、データが印刷される。このとき、プリンタ
20のオプション装置として接続された上記両面印刷ユ
ニット11およびフィニッシャ12は、その動作につい
て、プリンタ20と同調するように制御される。
【0028】図5には、上記プリンタ20の操作パネル
2を示す。この操作パネル2には、液晶表示部7が設け
られており、ここには、例えば図に示す「READY」
などのメッセージや各種条件の設定画面が表示される。
また、上記操作パネル2には、指示入力キーとして、上
記PC30との通信可能状態(オンライン)と通信不可状
態(オフライン)とを切り替えるための通信状態切替えキ
ー3と、機密プリントを実行するための機密プリントキ
ー4と、仕上げ処理が全て実行できない場合、すなわ
ち、プリンタ20及びそれに接続されるオプション装置
12の状態が、仕上げモードに対応不可能である場合
に、仕上げが完全でないまま、プリントを強行すること
を指示するための強行プリントキー5と、仕上げ処理が
全て実行できない場合に、例えばプリンタ20側で仕上
げモードを変更するなどの処理後に印刷を行なうべく、
機密プリントを再度格納することを指示するためのプリ
ント延期キー6とが設けられている。更に、上記操作パ
ネル2には、印刷部数や暗証番号等の数値を入力するた
めのテンキー8が設けられている。
【0029】前述したように、PC30のプリンタドラ
イバで機密プリントモードが設定された場合には、プリ
ンタ20側で、機密データが一時的に格納され、操作パ
ネル2から正しい暗証番号を入力した場合にのみ、印刷
が実行されるが、この暗証番号の入力に際して、操作パ
ネル2の液晶表示部7には、図6に示すような設定画面
が表示される。ユーザがテンキー8を介して暗証番号を
入力すると、プリンタ20では、機密データに付された
暗証番号とテンキー8を介して入力された暗証番号とが
比較され、両者が一致する場合にのみ、引き続き、印刷
が実行される。
【0030】この印刷の実行に際して、プリンタ20及
びそれに接続されたオプション装置11,12の状態
が、機密データとともにPC30から送信されてきた仕
上げモードに対応不可能な場合(例えばプリンタ20側
で、用紙,トナー又はステープル針等の消耗品がなくな
った場合)がある。この実施の形態では、かかる場合
に、プリンタ20において、一時的に印刷実行が停止さ
れ、操作パネル2の液晶表示部7に、図7に示すような
「フィニッシャが接続されていないため、ステープルが
出来ません。」や「指定の用紙がありません。<A4
>」等の警告が表示される。このような警告の表示によ
り、ユーザに対して、実行が不可能な仕上げモードが知
らされ、これにより、ユーザは簡単にプリンタ20及び
オプション装置11,12の状態を把握することができ
る。そして、これに応じて、仕上げモードを変更した
り、プリンタ20及びオプション装置11,12の状態
が回復するまで、印刷実行を延期したりするなどの処置
を適宜とることができる。その結果、仕上げがユーザの
要求とはかけ離れたものに変更されたり、機密データが
破棄されたりすることを回避することができ、印刷作業
の良好な効率性を確保することができる。
【0031】なお、この実施の形態では、プリンタ20
において、プリンタ20及びオプション装置11,12
の状態が上記仕上げ条件に対応不可能であると判定され
た場合に、ユーザによる仕上げモードの変更を可能とす
るようになっているが、これに限定されることなく、プ
リンタ20及びオプション装置11,12の状態が上記
仕上げモードに対応不可能であると判定された場合に、
プリンタ20側で、仕上げモードを適宜自動変更するよ
うにしてもよい。また、操作パネル2の液晶表示部7に
表示される警告としては、図7に示すように、プリンタ
20及びオプション装置の状態が対応し得ない仕上げモ
ードが表示されるようになっているが、これに限定する
ことなく、仕上げモードの変更をユーザに対して促す情
報を表示するようにしてもよい。
【0032】図8に、機密プリント時におけるプリンタ
20の印刷実行動作についてのフローチャートを示す。
この動作では、まず、操作パネル2上の機密プリントキ
ー4が押されたか否かが確認され(S31)、このキー
4が押されたことが確認されると、S32へ進み、図6
に示すような暗証番号入力用の設定画面が表示される。
更に、S33では、暗証番号が入力されたか否かが確認
され、その結果、YESである場合には、S35へ進
み、入力された暗証番号に対応する機密データを、待ち
行列の先頭に移動させた上で(詳しくは図13を参照し
て後述する)、S36へ進む。他方、S33でNOであ
る場合には、S34へ進み、プリント延期キー6が押さ
れたか否かが判定され、YESである場合には、S31
へ戻り、再度、印刷実行動作を開始する。また、一方、
S34でNOである場合には、S33へ戻り、再度、暗
証番号が入力されたか否かが確認される。
【0033】S36では、仕上げモード実行の可否を判
定する仕上げ実行可否判定処理が行なわれる。この判定
処理の後、S37では、仕上げモードが全て実行可能で
あるか否かが判定され、その結果、YESである場合に
は、S38へ進み、プリント処理が行なわれる。他方、
S37でNOである場合には、S39へ進み、実行不可
能な仕上げモードが存在する場合に対処するための処理
が行なわれる。以上で、プリンタの印刷実行動作は終了
する。
【0034】図9は、図8のS36における仕上げ実行
可否判定処理についてのフローチャートである。この処
理では、まず、選択された用紙がセットされているかが
判断され、その結果、YESである場合には、S43へ
進み、他方、NOである場合には、S42にて、指定用
紙なしのフラグをセットした上で、S43へ進む。S4
3では、両面印字が設定されているか否かが判断され
る。その結果、NOである場合には、S46へ進み、他
方、YESである場合には、更に、両面印刷ユニット
(Duplex)が装備されているか否かを判定する(S4
4)。このS44でYESである場合には、S46へ進
み、他方、NOである場合には、S45にて、両面印字
不可のフラグをセットした上で、S46へ進む。
【0035】S46では、パンチが指定されているか否
かが判定される。その結果、NOである場合には、S4
9へ進み、他方、YESである場合には、更に、フィニ
ッシャが装備されているか否かを判定する(S47)。
このS47でYESである場合には、S49へ進み、他
方、NOである場合には、S48にて、パンチ不可のフ
ラグをセットした上で、S49へ進む。
【0036】S49では、ステープルが指定されている
か否かが判定される。その結果、NOである場合には、
この処理を終了し、図8のメインフローへリターンす
る。他方、S49でYESである場合には、更に、フィ
ニッシャが装備されているか否かが判定される(S5
0)。S50でNOである場合、S52へ進み、他方、
YESである場合には、更に、ステープル針があるか否
かが判定される(S51)。S51でYESである場合
には、この処理を終了し、図8のメインフローへリター
ンする。他方、S51でNOである場合には、S52に
て、ステープル不可のフラグをセットした上で、処理を
終了し、図8のメインフローへリターンする。
【0037】図10は、図8のS39における実行不可
能な仕上げモードが存在する場合に対処するための処理
についてのフローチャートである。この処理では、ま
ず、S61にて、操作パネル2の液晶表示部7に、実行
不可の仕上げモードが表示される。続いて、S62で
は、強行プリントキー5が押されたか否かが判定され
る。その結果、YESである場合には、S64へ進み、
強行プリント処理が実行される。以上で処理を終了し、
図8のメインフローへリターンする。他方、S62でN
Oである場合には、S63へ進み、プリント延期キー6
が押されたか否かが判定される。その結果、YESであ
る場合には、S65へ進み、機密データが所定のメモリ
に再度格納される。以上で処理を終了し、図8のメイン
フローへリターンする。他方、S63でNOである場合
には、即時処理を終了し、図8のメインフローへリター
ンする。
【0038】図11は、図10のS61における実行不
可の仕上げモードの表示処理についてのフローチャート
である。この処理では、まず、指定用紙なしのフラグが
セットされているか否かが判定される(S71)。その
結果、NOである場合には、S73へ進み、他方、YE
Sである場合には、S72にて、操作パネル2の液晶表
示部7に「指定の用紙がありません」と表示した上で、
S73へ進む。S73では、両面印字不可のフラグがセ
ットされているか否かが判定される。その結果、NOで
ある場合には、S75へ進み、他方、YESである場合
には、S74にて、操作パネル2の液晶表示部7に「両
面印字できません」と表示した上で、S75へ進む。
【0039】続いて、S75では、パンチ不可のフラグ
がセットされているか否かが判定される。その結果、N
Oである場合には、S77へ進み、他方、YESである
場合には、S76にて、操作パネル2の液晶表示部7に
「フィニッシャが接続されていないため、パンチできま
せん」と表示した上で、S77へ進む。S77では、ス
テープル不可のフラグがセットされているか否かが判定
される。その結果、NOである場合には、以上で処理を
終了し、図10のフローへリターンする。他方、S77
でYESである場合には、S78にて、操作パネル2の
液晶表示部7に「フィニッシャが接続されていないた
め、ステープルできません」と表示した上で、処理を終
了し、図10のフローへリターンする。
【0040】図12は、図10のS64における強行プ
リント処理についてのフローチャートである。この処理
では、まず、指定用紙なしのフラグがセットされている
か否かが判定される(S81)。その結果、NOである
場合には、S83へ進み、他方、YESである場合に
は、S82にて、プリント可能な用紙を選択した上で、
S83へ進む。S83では、両面印字不可のフラグがセ
ットされているか否かが判定される。その結果、NOで
ある場合には、S85へ進み、他方、YESである場合
には、S84にて、片面印字を設定した上で、S85へ
進む。
【0041】続いて、S85では、パンチ不可のフラグ
がセットされているか否かが判定される。その結果、N
Oである場合には、S87へ進み、他方、YESである
場合には、S86にて、パンチなしを設定した上で、S
87へ進む。S87では、ステープル不可のフラグがセ
ットされているか否かが判定される。その結果、NOで
ある場合には、S89へ進み、他方、YESである場合
には、S88にて、ステープルなしを設定した上で、S
89へ進む。S89では、プリント処理を実行し、以上
で処理を終了し、図10のフローにリターンする。
【0042】図8〜図12のフローチャートに示される
プリンタ20の印刷実行動作及びその動作に含まれる各
処理は、上記プリンタ20に組み込まれたオペレーティ
ングのプログラムに基づいて実行されるものであり、こ
の実施の形態では、上記プログラムが、プリンタ20内
のROM25(図4参照)に格納されている。なお、こ
れに限定されることなく、このようなプログラムは、P
C30に内蔵されたメモリに格納されても、若しくは、
PC30により読取り可能なフロッピーディスク30a
又はCD−ROM等の外部記録媒体に格納されてもよ
い。
【0043】図13に、プリンタ20における暗証番号
入力時に、プリンタ20に内蔵されるRAM23内で移
動する機密データを示す。前述したように、PC30か
ら送信されてきた機密データは、一時的にRAM23内
に格納される。図13の左側及び右側のブロックは、そ
れぞれ、暗証番号入力前及び入力後のRAM23内に格
納されるデータのアドレスをあらわしている。このRA
M23内では、通常プリントモードでのジョブデータ
(図中のプリントジョブ1〜5)と機密プリントモード
での機密データ(図中の機密プリントジョブ1,2)と
で、格納されるアドレスが異なる。具体的には、プリン
トジョブ1〜5が、格納された順に自動的に処理される
アドレスに格納され、これに対して、機密プリントジョ
ブ1及び2は、自動的には処理されないアドレスに格納
される。左側のブロックに示す状態では、プリントジョ
ブ1が処理中であり、プリントジョブ2〜5は順次処理
されるべく待機している。機密プリントジョブ1及び2
は、正しい暗証番号が入力されない限り、最初に格納さ
れたアドレスに維持され、処理されることはない。
【0044】左側のブロックに示す状態から、機密プリ
ントジョブ1に付された暗証番号に一致する暗証番号が
操作パネル2を介して入力されると、右側のブロックに
示すように、機密プリントジョブ1が、次に処理される
ジョブとして、待ち行列の先頭すなわち処理中のプリン
トジョブ1に隣接するアドレスに移動させられる。これ
に伴ない、次に処理されるはずであったプリントジョブ
2以降のジョブは、下位のアドレスに繰り下げられる。
このように、プリンタ20では、正しい暗証番号が入力
されると、それに対応する暗証番号が付された機密デー
タが優先的に処理されるようになっている。
【0045】なお、上述の実施形態では、プリンタのオ
プション装置を用いて仕上げ処理が行われた。しかし、
本発明はプリンタ本体のみで各種の仕上げが可能な場合
も含む。この場合、プリンタの状態が仕上げ条件に対応
であるか否かを判定して、各種処理を行う。
【0046】なお、本発明は、例示された実施の形態に
限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々の改良及び設計上の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願の
請求項1に係る発明によれば、データ処理装置から送信
される所定の仕上げ条件と所定の暗証コードが付された
ジョブデータとに基づき印刷を実行する印刷装置におい
て、上記所定の暗証コードが付されたジョブデータを保
存する保存手段と、暗証コードを入力する入力手段と、
上記入力手段より入力された暗証コードと上記ジョブデ
ータに付された所定の暗証コードとが同一であるか否か
を判定し、それらが同一である場合、更に、印刷装置本
体又はそれに接続されるオプション装置の状態が、上記
仕上げ情報に対応可能であるか否かを判定する判定手段
と、上記判定手段により、印刷装置本体又はオプション
装置の状態が上記仕上げ情報に対応不可能であると判定
した上で、ユーザに対して警告を行なう警告手段とを有
しているため、仕上げがユーザの要求とはかけ離れたも
のに変更されたり、機密データが破棄されたりすること
を回避することができ、印刷作業の良好な効率性を確保
することができる。
【0048】また、本願の請求項2に係る発明によれ
ば、上記判定手段が、印刷装置又はそれに接続されるオ
プション装置の状態が上記仕上げ情報に対応不可能であ
ると判定した上で、ユーザによる仕上げ情報の変更を可
能とするため、印刷作業の効率性を一層向上させること
ができる。
【0049】更に、本願の請求項3に係る発明によれ
ば、上記判定手段が、印刷装置又はそれに接続されるオ
プション装置の状態が上記仕上げ情報に対応不可能であ
ると判定した上で、仕上げ情報の自動変更を可能とする
ため、印刷作業の効率性を一層向上させることができ
る。
【0050】また、更に、本願の請求項4に係る発明に
よれば、上記警告手段が、印刷装置本体又はそれに接続
されるオプション装置の状態が対応不可能である仕上げ
情報を表示するため、ユーザは簡単に印刷装置及びオプ
ション装置の状態を把握することができ、印刷作業の効
率性を一層向上させることができる。
【0051】また、更に、本願の請求項5に係る発明に
よれば、上記警告手段が、印刷装置本体又はそれに接続
されるオプション装置の状態が対応不可能である仕上げ
情報の変更をユーザに対して促す情報を表示するため、
ユーザは簡単に印刷装置又はオプション装置の状態を把
握することができ、印刷作業の効率性を一層向上させる
ことができる。
【0052】また、更に、本願の請求項6に係る発明に
よれば、所定の仕上げ条件の設定が可能で、印刷装置を
制御し得るドライバソフトがインストールされたデータ
処理装置と、該データ処理装置から受信される上記仕上
げ情報及びジョブデータに基づき印刷を実行する印刷装
置とからなる印刷システムにおいて、上記データ処理装
置が、上記仕上げ情報とともに、上記ジョブデータに付
される所定の暗証コードを設定し得る設定手段を有する
一方、上記印刷装置が、上記所定の暗証コードが付され
たジョブデータを保存する保存手段と、暗証コードを入
力する入力手段と、上記入力手段より入力された暗証コ
ードと上記ジョブデータに付された所定の暗証コードと
が同一であるか否かを判定し、それらが同一である場
合、更に、印刷装置本体又はそれに接続されるオプショ
ン装置の状態が、上記仕上げ情報に対応可能であるか否
かを判定する判定手段と、上記判定手段により、印刷装
置本体又はオプション装置の状態が上記仕上げ情報に対
応不可能であると判定した上で、ユーザに対して警告を
行なう警告手段とを有しているため、仕上げがユーザの
要求とはかけ離れたものに変更されたり、機密データが
破棄されたりすることを回避することができ、印刷作業
の良好な効率性を確保することができる。
【0053】また、更に、本願の請求項7に係る発明に
よれば、所定の仕上げ条件の設定が可能で、印刷装置を
制御し得るドライバソフトがインストールされたデータ
処理装置と、該データ処理装置から受信される上記仕上
げ情報及びジョブデータに基づき印刷を実行する印刷装
置とからなる印刷システムに用いられる印刷方法におい
て、上記データ処理装置側で、上記仕上げ情報ととも
に、上記ジョブデータに付される所定の暗証コードを設
定し得る設定ステップと、上記印刷装置側で、上記所定
の暗証コードが付されたジョブデータを保存する保存手
段と、暗証コードを入力する入力ステップと、上記入力
ステップにおいて入力された暗証コードと上記ジョブデ
ータに付された所定の暗証コードとが同一であるか否か
を判定し、それらが同一である場合、更に、印刷装置本
体又はそれに接続されるオプション装置の状態が、上記
仕上げ情報に対応可能であるか否かを判定する判定ステ
ップと、該判定ステップにおいて、印刷装置本体又はオ
プション装置の状態が上記仕上げ情報に対応不可能であ
ると判定した上で、ユーザに対して警告を行なう警告ス
テップとを有しているため、仕上げがユーザの要求とは
かけ離れたものに変更されたり、機密データが破棄され
たりすることを回避することができ、印刷作業の良好な
効率性を確保することができる。
【0054】また、更に、本願の請求項8に係る発明に
よれば、所定の仕上げ条件の設定が可能で、印刷装置を
制御し得るドライバソフトがインストールされたデータ
処理装置と、該データ処理装置から受信される上記仕上
げ情報及びジョブデータに基づき印刷を実行する印刷装
置とからなる印刷システムを制御するためのプログラム
を記録した記録媒体であって、上記データ処理装置側
で、上記仕上げ情報とともに、上記ジョブデータに付さ
れる所定の暗証コードを設定し得る設定手順と、上記印
刷装置側で、上記所定の暗証コードが付されたジョブデ
ータを保存する保存手順と、暗証コードを入力する入力
手順と、上記入力手順において入力された暗証コードと
上記ジョブデータに付された所定の暗証コードとが同一
であるか否かを判定し、それらが同一である場合、更
に、印刷装置本体又はそれに接続されるオプション装置
の状態が、上記仕上げ情報に対応可能であるか否かを判
定する判定手順と、該判定手順において、印刷装置本体
又はオプション装置の状態が上記仕上げ情報に対応不可
能であると判定した上で、ユーザに対して警告を行なう
警告手順とを上記印刷システムに実行させるプログラム
を記録しているため、仕上げがユーザの要求とはかけ離
れたものに変更されたり、機密データが破棄されたりす
ることを回避することができ、印刷作業の良好な効率性
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る印刷システムを概
略的に示す図である。
【図2】 上記印刷システムにおけるPCにインストー
ルされたプリンタドライバの設定画面の例を示す。
【図3】 機密プリントモードの設定処理を含むPCの
印刷実行動作についてのフローチャートである。
【図4】 上記印刷システムにおけるプリンタの構成を
示すブロック図である。
【図5】 上記プリンタの操作パネルを示す。
【図6】 上記プリンタの操作パネル上の暗証番号入力
画面を示す。
【図7】 上記プリンタの操作パネル上の警告表示画面
を示す。
【図8】 機密プリントモード設定時におけるプリンタ
の印刷実行動作についてのフローチャートである。
【図9】 図8のS36における仕上げ実行可否判定処
理についてのフローチャートである。
【図10】 図8のS39における実行不可能な仕上げ
モードが存在する場合に対処するための処理についての
フローチャートである。
【図11】 図10のS61における実行不可の仕上げ
モードの表示処理についてのフローチャートである。
【図12】 図10のS64における強行プリント処理
についてのフローチャートである。
【図13】 暗証番号入力に際してメモリ内で移動する
機密プリントジョブを示す。
【符号の説明】
2…操作パネル 7…液晶表示部 9A,9B,9C,9D…トレイ 10…印刷システム 11…両面印刷ユニット 12…フィニッシャ 20…プリンタ 30…PC 30a…フロッピー(登録商標)ディスク 60…プリンタドライバ設定画面 61…体裁表示部 62…本体情報表示部 63…条件設定部 63b…機密プリント設定部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理装置から送信される所定の仕
    上げ条件と所定の暗証コードが付されたジョブデータと
    に基づき印刷を実行する印刷装置において、 上記所定の暗証コードが付されたジョブデータを保存す
    る保存手段と、 暗証コードを入力する入力手段と、 上記入力手段より入力された暗証コードと上記ジョブデ
    ータに付された所定の暗証コードとが同一であるか否か
    を判定し、それらが同一である場合、更に、印刷装置本
    体又はそれに接続されるオプション装置の状態が、上記
    仕上げ条件に対応可能であるか否かを判定する判定手段
    と、 上記判定手段により、印刷装置本体又はオプション装置
    の状態が上記仕上げ条件に対応不可能であると判定した
    上で、ユーザに対して警告を行なう警告手段とを有して
    いることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 更に、上記判定手段が、印刷装置又はそ
    れに接続されるオプション装置の状態が上記仕上げ条件
    に対応不可能であると判定した上で、ユーザによる仕上
    げ条件の変更を可能とすることを特徴とする請求項1記
    載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 更に、上記判定手段が、印刷装置又はそ
    れに接続されるオプション装置の状態が上記仕上げ条件
    に対応不可能であると判定した上で、仕上げ条件の自動
    変更を可能とすることを特徴とする請求項1に記載の印
    刷装置。
  4. 【請求項4】 上記警告手段が、印刷装置本体又はそれ
    に接続されるオプション装置の状態が対応不可能である
    仕上げ条件を表示することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一に記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 上記警告手段が、印刷装置本体又はそれ
    に接続されるオプション装置の状態が対応不可能である
    仕上げ条件の変更をユーザに対して促す情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載の印
    刷装置。
  6. 【請求項6】 所定の仕上げ条件の設定が可能で、印刷
    装置を制御し得るドライバソフトがインストールされた
    データ処理装置と、該データ処理装置から受信される上
    記仕上げ条件及びジョブデータに基づき印刷を実行する
    印刷装置とからなる印刷システムにおいて、 上記データ処理装置が、 上記仕上げ条件とともに、上記ジョブデータに付される
    所定の暗証コードを設定し得る設定手段を有する一方、 上記印刷装置が、 上記所定の暗証コードが付されたジョブデータを保存す
    る保存手段と、 暗証コードを入力する入力手段と、 上記入力手段より入力された暗証コードと上記ジョブデ
    ータに付された所定の暗証コードとが同一であるか否か
    を判定し、それらが同一である場合、更に、印刷装置本
    体又はそれに接続されるオプション装置の状態が、上記
    仕上げ条件に対応可能であるか否かを判定する判定手段
    と、 上記判定手段により、印刷装置本体又はオプション装置
    の状態が上記仕上げ条件に対応不可能であると判定した
    上で、ユーザに対して警告を行なう警告手段とを有して
    いることを特徴とする印刷システム。
  7. 【請求項7】 所定の仕上げ条件の設定が可能で、印刷
    装置を制御し得るドライバソフトがインストールされた
    データ処理装置と、該データ処理装置から受信される上
    記仕上げ条件及びジョブデータに基づき印刷を実行する
    印刷装置とからなる印刷システムに用いられる印刷方法
    において、 上記データ処理装置側で、 上記仕上げ条件とともに、上記ジョブデータに付される
    所定の暗証コードを設定し得る設定ステップと、 上記印刷装置側で、 上記所定の暗証コードが付されたジョブデータを保存す
    る保存手段と、 暗証コードを入力する入力ステップと、 上記入力ステップにおいて入力された暗証コードと上記
    ジョブデータに付された所定の暗証コードとが同一であ
    るか否かを判定し、それらが同一である場合、更に、印
    刷装置本体又はそれに接続されるオプション装置の状態
    が、上記仕上げ条件に対応可能であるか否かを判定する
    判定ステップと、 上記判定ステップにおいて、印刷装置本体又はオプショ
    ン装置の状態が上記仕上げ条件に対応不可能であると判
    定した上で、ユーザに対して警告を行なう警告ステップ
    とを有していることを特徴とする印刷方法。
  8. 【請求項8】 所定の仕上げ条件の設定が可能で、印刷
    装置を制御し得るドライバソフトがインストールされた
    データ処理装置と、該データ処理装置から受信される上
    記仕上げ条件及びジョブデータに基づき印刷を実行する
    印刷装置とからなる印刷システムを制御するためのプロ
    グラムを記録した記録媒体であって、上記データ処理装
    置側で、 上記仕上げ条件とともに、上記ジョブデータに付される
    所定の暗証コードを設定し得る設定手順と、 上記印刷装置側で、 上記所定の暗証コードが付されたジョブデータを保存す
    る保存手順と、 暗証コードを入力する入力手順と、 上記入力手順において入力された暗証コードと上記ジョ
    ブデータに付された所定の暗証コードとが同一であるか
    否かを判定し、それらが同一である場合、更に、印刷装
    置本体又はそれに接続されるオプション装置の状態が、
    上記仕上げ条件に対応可能であるか否かを判定する判定
    手順と、 上記判定手順において、印刷装置本体又はオプション装
    置の状態が上記仕上げ条件に対応不可能であると判定し
    た上で、ユーザに対して警告を行なう警告手順とを上記
    印刷システムに実行させるプログラムを記録したことを
    特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010160602A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システム、画像形成装置、及びプログラム

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