JP2002086458A - 搬送用ゴムローラとその製造方法 - Google Patents

搬送用ゴムローラとその製造方法

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JP2002086458A
JP2002086458A JP2000281816A JP2000281816A JP2002086458A JP 2002086458 A JP2002086458 A JP 2002086458A JP 2000281816 A JP2000281816 A JP 2000281816A JP 2000281816 A JP2000281816 A JP 2000281816A JP 2002086458 A JP2002086458 A JP 2002086458A
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shaft
rubber roller
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peripheral member
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Yoshiaki Miyamoto
佳明 宮本
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印画紙等のシート材搬送用ゴムローラの製造を
簡単化し、製造コストの低減を可能にする技術を提供す
る 【解決手段】軸体11とこの軸体に所定間隔で圧入装着
されたゴム製環状周面部材12とから構成され、前記周
面部材の自由状態での内径:dが前記軸体の周面部材装着
領域の直径:Dより小さいことを特徴とする搬送用ゴムロ
ーラ。周面部材12は軸体11への圧入装着の前に単独
で加硫成型される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送対象物に接触
するゴム製環状周面部材を軸体に間隔をあけて複数配置
した搬送用ゴムローラ及びその製造方法に関する。この
搬送用ゴムローラは、特に印画紙のようなシート状搬送
物を搬送対象物とし、これを両側から挟持して搬送する
ために用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】ミニラボ等の写真処理装置では、プリン
トサイズにカットされた印画紙はゴムローラや金属ロー
ラによって挟持搬送され、露光、現像、乾燥の各処理工
程を経て、写真プリントとして排出される。ここで用い
られているゴムローラは、従来、周面部材の加硫成型時
に軸体と周面部材とを接着剤で固定する方法で製作され
ていた。この方法では、図6に示すように、金属製の軸
体101の表面に接着剤102を塗布した後、大径筒部
と小径筒部とを交互に設けた金型103を軸体101に
同芯状で配置した状態で軸体101と金型103が固定
支持される。調製されたゴム組成物が金型内に射出され
加硫成型される。金型を取り外すと、複数の周面部材1
04をスリーブ部でつないだゴム成型体が軸体101に
接着剤102で固定された形態のゴムローラが作り出さ
れる。このゴムローラの周面部材104の周面を研磨加
工することで最終にゴムローラが完成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した製造方法で
は、接着剤によるゴムと軸体との接着強度を高めるため
接着剤の塗布前に軸体の該当表面領域にサンドブラスト
処理を施す必要がある。また接着剤の塗布作業において
も、幅広く塗布し過ぎると軸体と金型が接着する危険性
が生じるし、逆に少な目に塗布すると周面部材の端部が
軸体と未接着となってしまう。さらに、通常接着剤の塗
布後次の工程に移るまでほぼ1日の乾燥が必要となる。
これらの事項は全て製造コスト上の不都合となるもので
あり改善が模索されている。上記実状に鑑み、本発明の
課題は、上述したような搬送用ゴムローラの製造を簡単
化し、製造コストの低減を可能にする技術を提供するで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、搬送対象物に接触するゴム製環状周面部材を軸体に
間隔をあけて複数配置した搬送用ゴムローラの製造方法
において、本発明では、前記周面部材を個別に加硫射出
成型するステップと、前記ステップで成型された周面部
材を所定間隔で前記軸体に圧入装着するステップとから
搬送用ゴムローラが作り出される。
【0005】この方法では、各周面部材が別々に成型さ
れ、成型された周面部材を軸体の適当な箇所に圧入装着
するだけなので、従来の製造方法で問題となっていた接
着剤塗布工程が省かれることになり、この接着剤塗布工
程に関する上述した問題点が一挙に解決される。さら
に、各周面部材が別々に、つまり単独に成型されるとい
うことは、成型に用いられる金型も従来の複数の周面部
材を同時に成型する金型に比べ簡単な構造となり、その
金型コストも大幅に低下するという副次的な利点も得ら
れる。
【0006】周面部材の軸体への圧入装着による周面部
材の軸体への固定を確実なものとするため、本発明の好
適な実施形態では、前記加硫射出成型ステップにおい
て、前記周面部材の内径:dが前記軸体の周面部材装着領
域の直径:Dより小さくなるように成型が行われる。これ
により、軸体に圧入装着された周面部材はゴムの弾性力
によってしっかりと軸体に対して位置保持することにな
る。
【0007】さらに、軸体に対する周面部材の位置保持
を確実なものとする方策として、本発明では、前記軸体
の周面部材装着領域において前記周面部材の長さにわた
って縮径されており、前記周面部材はこの縮径部に装着
されることも提案している。
【0008】製造を簡単化し、製造コストの低減を可能
にした搬送用ゴムローラとして、本発明では、軸体とこ
の軸体に所定間隔で圧入装着されたゴム製環状周面部材
とから構成され、前記周面部材の自由状態での内径:dが
前記軸体の周面部材装着領域の直径:Dより小さいことを
特徴とする搬送用ゴムローラを提案する。本発明による
その他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施例の説
明により明らかになるだろう。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には、本発明に係わる印画紙
搬送用ゴムローラ10を搭載したプリンタプロセッサ1
の概略ブロック図が示されている。このプリンタプロセ
ッサはデジタル露光方式を採用しており、ここでは図示
されていないフィルム現像機によって現像処理された写
真フィルム(以後単にフィルムと称す)の画像コマから
撮影画像を読み取るフィルムスキャナ3と、フィルムス
キャナ3を通じて読み取られたデジタル画像データを処
理してプリントデータを作成するコントローラ4と、こ
のプリントデータに基づいて印画紙2にコマ画像に対応
する画像を露光するデジタルプリント部5と、露光され
た印画紙を現像処理する現像処理部6とを備えている。
現像処理部6で現像された印画紙は、乾燥工程を経て仕
上がりプリントとして排出される。
【0010】デジタルプリント部5の方式としては、光
シャッター方式、蛍光ビーム方式、FOCRT方式、D
MD(デジタルマイクロミラーデバイス)方式などが知
られており、設計時に露光仕様に応じて選択されるが、
大抵のデジタルプリント部5は、2列に並んだカット印
画紙2のそれぞれを同時に露光できるので、印画紙搬送
ライン7は、カット印画紙2を単列で搬送する印画紙供
給ライン7Aと、カット印画紙2を2列で搬送可能な露
光搬送ライン7Bと現像搬送ライン7Cとに区分けさ
れ、印画紙供給ライン7Aと露光搬送ライン7Bとの間
に、印画紙供給ライン7Aから順次送られてくる印画紙
2を露光搬送ライン7Bの各列に振り分ける振り分け装
置8が設けられている。本発明による印画紙搬送用ゴム
ローラ10は、主に印画紙供給ライン7Aと露光搬送ラ
イン7Bに用いられている。
【0011】次に、図2、3、4を用いてこのゴムロー
ラ10の製造方法を説明する。まず、ゴムローラ10の
搬送接触部としての単一の周面部材12のための成型面
を有する円形断面の金型20を用意する。次いで、図2
に示すように、芯材21を金型20の内部に入れ、円形
断面をもつ芯材21と金型20が同芯となる状態で両者
を金型支持部材22に固定する。これにより金型20の
内部空間円形環状体となる。
【0012】金型20に調製されたゴム組成物を充填
し、加熱することで加硫成型が行われる。加硫成型後、
金型20及び芯材21を取り外すことにより単一の周面
部材12が作り出される。この周面部材12の中央には
貫通孔12aが形成されるが、この貫通孔12aの直
径:dは、ゴムローラ10の回転軸としての軸体11の
直径:Dより小さい値となるように芯材21の寸法が決
定されている。この軸体11の直径:Dと貫通孔12a
の直径:dとの差はこの周面部材12が軸体11に圧入
装着可能な限りにおいて、できる限り装着後の弾性圧着
力が大きな値となるように設定される。例えば、周面部
材12の材料としてニトリルゴム(NBR=Nitrile But
adien Ruber )を用い、その長さが30mmで、相手側の
鋼製軸体11の直径:Dが10mmの場合、貫通孔12
aの直径:dが8mmとする。
【0013】このようにして作り出された周面部材12
は、図3に示すように、1つずつ、軸体11の所定箇所
に圧入装着される。周面部材12の長さや軸体11上で
の配置ピッチは、使用される印画紙搬送ラインの搬送仕
様、最大搬送印画紙幅や同時搬送列数等によって決定さ
れる。全ての周面部材12の圧入装着が完了すると、周
面部材12の周面を正確な外形寸法になるように研磨加
工することで、図4に示すようにゴムローラ10が完成
する。
【0014】〔別実施例〕上述した実施形態のゴムロー
ラ10では、周面部材12は平坦に加工された外周面を
もつ軸体11に圧入装着されていたが、図5に示すよう
に、軸体11の外周面に設けられた周溝11aに圧入装
着する構成を採用することで、装着後の位置維持性を高
めることも可能である。この周溝11aの軸方向の長さ
は周面部材12に一致させ、その溝底の直径:D1 は周
溝11aのない軸体11の直径:Dよりコンマ数ミリ程
度とする。もちろんその際も、周面部材12の貫通孔1
2aの直径:dは溝底の直径:D1 より小さくして、装
着後の必要弾性圧着力を確保することが重要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による搬送用ゴムローラを搭載したプリ
ンタプロセッサの概略ブロック図
【図2】周面部材の成型の様子を説明する模式図
【図3】軸体への周面部材の圧入装着の様子を説明する
模式図
【図4】本発明による搬送用ゴムローラの1つの実施形
態を示す斜視図
【図5】本発明による搬送用ゴムローラの他の実施形態
を示す斜視図
【図6】従来の搬送用ゴムローラの成型の様子を説明す
る模式図
【符号の説明】
10 搬送用ゴムローラ 11 軸体 11a 周溝 12 周面部材 12a 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:00 B29L 31:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送対象物に接触するゴム製環状周面部材
    を軸体に間隔をあけて複数配置した搬送用ゴムローラの
    製造方法において、 前記周面部材を個別に加硫射出成型するステップと、 前記ステップで成型された周面部材を所定間隔で前記軸
    体に圧入装着するステップと、 からなることを特徴とする搬送用ゴムローラの製造方
    法。
  2. 【請求項2】前記加硫射出成型ステップにおいて、前記
    周面部材の内径:dが前記軸体の周面部材装着領域の直
    径:Dより小さくなるように成型が行われることを特徴と
    する請求項1に記載の搬送用ゴムローラの製造方法。
  3. 【請求項3】前記軸体の周面部材装着領域において前記
    周面部材の長さにわたって縮径されており、前記周面部
    材はこの縮径部に装着されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の搬送用ゴムローラの製造方法。
  4. 【請求項4】軸体とこの軸体に所定間隔で圧入装着され
    たゴム製環状周面部材とから構成され、前記周面部材の
    自由状態での内径:dが前記軸体の周面部材装着領域の直
    径:Dより小さいことを特徴とする搬送用ゴムローラ。
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