JP2002086386A - 連結ソーセージ切断方法及び装置 - Google Patents

連結ソーセージ切断方法及び装置

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JP2002086386A
JP2002086386A JP2000279790A JP2000279790A JP2002086386A JP 2002086386 A JP2002086386 A JP 2002086386A JP 2000279790 A JP2000279790 A JP 2000279790A JP 2000279790 A JP2000279790 A JP 2000279790A JP 2002086386 A JP2002086386 A JP 2002086386A
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sausage
wiener
pole
sausages
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Shunichi Kimura
俊一 木村
Tsutomu Kikuchi
強 菊池
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SHINMEIWA KIKAI KK
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    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C11/00Sausage making ; Apparatus for handling or conveying sausage products during manufacture
    • A22C11/006Separating linked sausages

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ウインナソーセージの品質劣化や痛み、折れ又
は切断不良を極力少なく抑えることのできるウインナソ
ーセージの切断方法及び装置を提供する。 【解決手段】複数のウインナソーセージが連結されたウ
インナソーセージ長尺体Aの各連結部位aを切断して一
個のウインナソーセージとするのに先立って、上記長尺
体Aの所定の連結部位aを切断して一定個数のウインナ
ソーセージが連結された短尺体に分割するため、上記長
尺体Aをポール20の軸方向に螺旋状に巻架して一定個
数のウインナソーセージが複数条垂れ下がるように吊る
し、次いで上記ポール20軸部での折り返し部分に当た
るウインナソーセージの各連結部位aをポール20軸方
向に沿って切断具50で一気に切断するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のウインナ
ソーセージが鎖状に連結された連結ウインナソーセージ
の連結部位を切断するための切断方法及びこれに使用す
る切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ウインナソーセージは豚
肉製品が腸詰されたものであるが、大量生産される工場
の製造設備では、複数のウインナソーセージが鎖状に繋
がった連結状態で得られる(以下、ウインナソーセージ
長尺体という)。そして、このウインナソーセージ長尺
体は、通常はこのままの状態で出荷されることはなく、
隣接するウインナソーセージの各連結部位を切断して最
終製品である一個単位のウインナソーセージとしての
ち、一定個数分を袋詰して出荷される。ここで上記ウイ
ンナソーセージ長尺体における各ウインナソーセージの
連結部位を切断するために用いられる連結ソーセージ切
断装置としては、たとえば、図7及び図8で示すような
ものが従来より広く用いられている。なお、図8は従来
の連結ソーセージ切断装置(ロータリカッタ方式)の概
略構成を示す構成図、図9は図8のX−X方向から見た
拡大断面図である。
【0003】すなわち、図8で示すように、従来の連結
ソーセージ切断装置80は、製造されたウインナソーセ
ージ長尺体Aを内部に一時保存し、必要に応じて一定量
ずつ供出できるようになった供給ホッパ82と、この供
給ホッパ82から供出されたウインナソーセージ長尺体
Aの各連結部位を切断するためのロータリカッタ81と
から基本的に構成されている。また、上記ロータリカッ
タ81には、図9で示すように、上記長尺体Aの各連結
部位を引っ掛けるためのフック90がその内周面にわた
って一定間隔をおいて複数個取り付けられており、これ
らのフック90内の奥部にはカッタ91などの切断具が
装着されている。そして、上記ロータリカッタ81は上
流側(供給ホッパ82側)から下流側にかけて幾分下が
り傾斜気味に配設され、かつ外部の駆動手段によって周
方向に所定速度で回転するように構成されている。
【0004】次に、上記した連結ソーセージ切断装置の
動作について説明すると、まず、上記供給ホッパ82か
らウインナソーセージ長尺体Aを一定量ずつ供出し、ロ
ータリカッタ81内に投入する。このロータリカッタ8
1内に投入された上記ウインナソーセージ長尺体Aはそ
の連結部位がロータリカッタ81の下部側に位置するフ
ック90に引っ掛けられると、このロータリカッタ81
は周方向に所定速度で回転していることから、上記フッ
ク90はロータリカッタ81内を上部側位置に移動して
いく。このようにして、フック90に連結部位が引っ掛
けられたウインナソーセージ長尺体Aがロータリカッタ
81内の上部側位置に移動すると、上記連結部位はフッ
ク80内奥部にあるカッタ81側に入り込み、ウインナ
ソーセージ長尺体Aの自重によって上記カッタ91で切
断される。このような連結部位の切断により、上記ウイ
ンナソーセージ長尺体Aの長さは当初の長さの半分と短
くなる。そして、この連結部位に対する切断動作は、ウ
インナソーセージ長尺体Aの連結部位がなくなるまで
(一個単位のウインナソーセージBとなるまで)繰り返
されるが、一個単位のウインナソーセージBとされたも
のはロータリカッタ81内の傾斜面上を滑動して順次、
ベルトコンベア83上に載せられて回収され、最終的に
は一定個数のウインナソーセージが袋詰されて出荷され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
連結ソーセージ切断装置においては、供給ホッパ82か
らロータリカッタ81内に投入されたウインナソーセー
ジ長尺体Aが最終製品である一個単位のウインナソーセ
ージBとされるまでに、ロータリカッタ81内で相当長
い時間を切断処理に委ねられなければ上記ウインナソー
セージ長尺体Aの各連結部位をすべて切断することがで
きない。つまり、最終的に一個単位のウインナソーセー
ジBとされるまでには相当長い時間、ロータリカッタ8
1内にウインナソーセージが滞留させられることにな
る。このようにして、製造後のウインナソーセージがロ
ータリカッタ81内に長時間滞留させられると、鮮度低
下のみならず、ウインナソーセージはロータリカッタ8
1内の内壁に数多く当たって必要以上の物理的衝撃が加
わったり、あるいはロータリカッタ81内を転がったす
ることで必要以上の練りにかけられることになる。この
結果、ウインナソーセージの品質劣化や痛みを呈した
り、ウインナソーセージの折れや連結部位の切断不良、
さらに、未切断の連結部位同士が絡まり合って事後の連
結部位の切断効率が悪くなる等の、種々の不具合が発生
するおそれがあった。
【0006】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、ロータリカッ
タ内でのウインナソーセージの切断に要する滞留時間を
極力短く抑え、よってウインナソーセージの品質劣化や
痛み、もしくは折れ又は連結部位の切断不良等をより少
なく抑えることのできるウインナソーセージの切断方法
及びこれに使用する装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の連結ソ
ーセージ切断方法は、複数のウインナソーセージが連結
されたウインナソーセージ長尺体を、複数のウインナソ
ーセージが連結されたウインナソーセージ短尺体に分割
するための連結ソーセージ切断方法であって、上記ウイ
ンナソーセージ長尺体を、複数のウインナソーセージが
複数条垂れ下がるようにポールに吊るし、次いで上記ポ
ール軸部での折り返し部分に当たるウインナソーセージ
の各連結部位をポール軸方向に沿って切断することによ
り、上記ウインナソーセージ長尺体を複数のウインナソ
ーセージが連結された複数のウインナソーセージ短尺体
に分割することを特徴としている。
【0008】周知のとおり、ウインナソーセージは、製
造段階では複数のウインナソーセージが鎖状に連結され
たウインナソーセージ長尺体の状態で得られる。したが
って工場出荷するためには、最終的に上記長尺体の各連
結部位を切断し、一個単位のウインナソーセージとされ
ることになる。したがって、これまでの連結ソーセージ
切断方法によれば、上記長尺体の長さが長ければ長いほ
ど、つまり、繋がっているウインナソーセージの数(連
結数)が多ければ多いほど、ロータリカッタ内での連結
部位の切断回数が必然的に多くなる。このように、連結
部位の切断回数が多くと、ロータリカッタ内でのウイン
ナソーセージの滞留時間が長くなる。しかも、ウインナ
ソーセージのような「なま物」がロータリカッタ内に長
く滞留させられると、ロータリカッタの内壁に数多く当
たったりあるいはロータリカッタ内を転がって、必要以
上に練られることになる。その結果、ウインナソーセー
ジの品質劣化や痛みを呈し、またウインナソーセージの
折れや連結部位の切断不良等、種々の不具合が発生して
いた。
【0009】上記請求項1の連結ソーセージ切断方法で
は、製造されたウインナソーセージ長尺体をそのまま直
にロータリカッタ内に投入するのではなく、その投入に
先立ち、予め上記ウインナソーセージ長尺体を複数のウ
インナソーセージが連結された複数のウインナソーセー
ジ短尺体に分割しておく(いわゆる小分けしておく)も
のである。そして、この分割されて長さの短くなったウ
インナソーセージ短尺体をロータリカッタ内に投入し、
この短尺体の各連結部位を切断するようにしたので、ロ
ータリカッタ内で切断すべき連結部位の数が少なくな
る。したがって、切断されるべき連結部位の数が少なけ
れば、ロータリカッタ内での切断回数を大幅に少なくす
ることができ、ロータリカッタ内での滞留時間を従来の
方法に比べて大幅に短縮させることができる。このよう
に、ウインナソーセージ長尺体を予め複数のウインナソ
ーセージ短尺体に分割して長さを短くしておく(小分け
しておく)ことで、ロータリカッタ内でのウインナソー
セージの滞留時間を短くすることができ、ウインナソー
セージに対して必要以上の練りがかからないようにする
ことができる。よって、ウインナソーセージの品質劣化
や痛みが大幅に抑えられ、ウインナソーセージの折れや
連結部位の切断不良の発生も大幅に抑制することができ
る。また、ウインナソーセージ長尺体をウインナソーセ
ージ短尺体に切断分割する(小分けする)に際しても上
記ウインナソーセージ長尺体をポール架けしたものをポ
ール折り返し部分に当たる連結部位を切断するというき
わめて簡単な方法で得られるので、この切断過程でのウ
インナソーセージの品質劣化や折れ等が発生するおそれ
もない。
【0010】請求項2の連結ソーセージ切断装置は、複
数のウインナソーセージが連結されたウインナソーセー
ジ長尺体を複数のウインナソーセージが連結された複数
のウインナソーセージ短尺体に分割するための連結ソー
セージ切断装置であって、上記ウインナソーセージ長尺
体を、複数のウインナソーセージが複数条垂れ下がるよ
うに吊るして支持させるためのウインナソーセージ長尺
体支持手段と、上記支持手段におけるポール軸部での折
り返し部分に当たるウインナソーセージの各連結部位を
切断するため、上記ポール軸方向に沿って往復動するこ
とのできる切断手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0011】上記請求項2の連結ソーセージ切断装置で
は、長尺体支持手段により巻架支持したウインナソーセ
ージ長尺体のポール軸部での折り返し部分に当たる各連
結部位を切断手段によって一気に切断するようにしたの
で、各連結部位の切断が完了するまでウインナソーセー
ジに対して何ら不要な物理的衝撃が加わらない。したが
って、ウインナソーセージの品質劣化や折れなどの不具
合が発生しない。また、切断手段による切断は、ポール
軸部の折り返し部分に当たるウインナソーセージの連結
部位で行われるようにしたので、切断により分割される
短尺体はいずれもほぼ同じような長さとなってほとんど
不揃いがない。このように、分割された短尺体の長さが
ほぼ同じであるので、最終的に行うロータリカッタ内で
の連結部位の切断処理に際し、いずれの短尺体に対して
もロータリカッタ内でのウインナソーセージの滞留時間
や連結部位の切断回数等、ほぼ同様の条件での切断処理
が行える。したがって、最終的に得られる一個単位のウ
インナソーセージの品質が均質化し、不具合の発生する
おそれがきわめて少ない。
【0012】請求項3の連結ソーセージ切断装置は、上
記切断手段は、装置本体に付設した案内用レールと、こ
のレール上を往復動する切断具ホルダとを備え、上記切
断具ホルダは、刃先がポール軸方向に向かって開先され
た切断具と、連結部位の切断作業中にポールをホルダ内
に保持しておくための保持部と、上記切断具の切断進行
方向前方下方に設けられ、切断対象となる連結部位の両
側に垂れ下がったウインナソーセージ間に分け入って切
断すべき連結部位を切断具側へ案内するための案内用ガ
イドとを備えていることを特徴としている。
【0013】上記請求項3の連結ソーセージ切断装置で
は、往復動する切断具ホルダによってポール軸部での折
り返し部分に当たるウインナソーセージの各連結部位が
一気に切断できるので、連結部位での切断ムラが発生し
にくく、連結部位切断により得られる複数の短尺体の長
さをほぼ同様の長さのものとして得ることができる。し
たがって、事後のロータリカッタ内での最終的な切断に
際し、同等の条件での均質な切断が行え、得られる一個
単位のウインナソーセージの品質もほぼ均質なものとな
る。さらに、連結部位の切断に先立って案内用ガイドに
よって連結部位が切断具側へ案内され、しかも切断具の
刃先はポール軸方向に向かって開先させてあるので、連
結部位を漏れなく確実に切断することができる。
【0014】請求項4の連結ソーセージ切断装置は、上
記案内用ガイドは、その先端側が保持部に保持されるポ
ールの下方の位置においてその軸線とほぼ重なるような
位置に形成され、その基端側が切断具を挟んで切断具ホ
ルダの他面側に位置するように曲げて形成されているこ
とを特徴としている。
【0015】上記請求項4の連結ソーセージ切断装置で
は、切断具ホルダがレール上を進行するとき、ポール軸
部で折り返されたウインナソーセージの連結部位の間に
入り込む。つまり、上記切断具ホルダの案内用ガイドの
先端側がポールの軸線を中心として両側に存在する連結
部位の間に入り込むと、上記案内用ガイドの基端側が切
断具を挟んで切断具ホルダの他面側に位置するように曲
げて形成されているので、上記連結部位はその曲面に沿
って確実に切断具内に誘導されるので、この連結部位を
より一層信頼性高く切断することができる。したがっ
て、連結部位の切断漏れという不測の事態も起こらな
い。
【0016】請求項5の連結ソーセージ切断装置は、上
記切断具ホルダには、連結部位切断時にこの連結部位を
挟んで両側に垂れ下がっているウインナソーセージ間を
強制的に外側方向に押し広げるための分離用ガイドを備
えていることを特徴としている。
【0017】上記請求項5の連結ソーセージ切断装置で
は、連結部位の切断時、連結部位を挟んで両側に垂れ下
がっているウインナソーセージが分離用ガイドによって
外側向きに強制的に押し広げられるので、未切断の連結
部位が残っている短尺体同士が絡まりにくい。よって、
本装置での切断処理後、最終的に一個単位のウインナソ
ーセージとするためのロータリカッタ内での切断処理も
速やかに行える。
【0018】請求項6の連結ソーセージ切断装置は、上
記切断具ホルダは、案内用レール上を移動してこのレー
ルの一端側に位置するときに搬送されてきたポールを保
持部内に保持するように揺動動作すると共に、この一端
側から他端側に向かって移動して各連結部位を切断後、
他端側に位置したときに上記ポールを保持部内から離脱
させるように揺動動作するよう制御されていることを特
徴としている。
【0019】上記請求項6の連結ソーセージ切断装置で
は、案内用レール上を移動する切断具ホルダは、連結部
位を切断する前には必ず、上記案内用レールの一端側に
位置するように設定されているので、上記切断具ホルダ
が案内用レール上を他端側まで移動する間に連結部位を
一つ漏らさず、確実に切断することができる。しかも、
この切断具ホルダは、揺動動作して確実にポールを保持
できるようになっているので、ポールの保持し忘れとい
う事態も起こらない。また、連結部位を切断した後にお
けるポールの離脱についても、切断具ホルダが揺動動作
して確実に離脱落下できるようになっているので、上記
切断具ホルダを案内用レール上を一端側まで移動させて
新たなポールを保持できるような待機状態とすることが
できる。
【0020】請求項7の連結ソーセージ切断装置は、ポ
ール軸部での折り返し部分に当たるウインナソーセージ
の各連結部位を切断手段により切断できる位置まで搬送
するための搬送手段を備え、上記搬送手段は、所定の搬
送路をエンドレスに移動する一対の走行帯と、これら各
走行帯上に設けられて上記ポールを両側から支持するた
めの複数の係止部とを備えて構成されていることを特徴
としている。
【0021】上記請求項7の連結ソーセージ切断装置で
は、搬送路をエンドレスに移動する一対の走行帯で構成
された搬送手段によってポールを切断手段のある位置ま
で搬送できるようになっているので、上記ウインナソー
セージ長尺体が巻架されたポールを順次、この搬送手段
である走行帯によって搬送することによって自動切断が
容易となり、大幅な合理化を図ることができる。また、
上記走行帯に設けた係止部によってポールは確実に走行
帯上に係止されるので、搬送途中でポールが走行帯から
離脱するおそれがなく、巻架したウインナソーセージ長
尺体の所定連結部位を切断できる位置まで上記ポールを
確実に搬送することができる。
【0022】請求項8の連結ソーセージ切断装置は、ポ
ールの軸方向にわたって複数条垂れ下げられて支持され
るウインナソーセージの広がりを左右両側から押し込ん
で上記切断手段の切断範囲内に入るように中央揃えする
ための巾寄せ手段を備え、上記巾寄せ手段は、シリンダ
機構によって伸縮自在に動作する左右一対の押圧片を備
え、これらの押圧片は、ウインナソーセージ長尺体が巻
架されたポールが上記切断手段の手前位置まで搬送され
るのに同期して動作するように制御構成されていること
を特徴としている。
【0023】上記請求項8の連結ソーセージ切断装置で
は、連結部位の切断に先だって、巻架されたウインナソ
ーセージ長尺体がポール軸方向に広がって支持されてい
たとしても、巾寄せ手段によって切断範囲内に入るよう
に中央揃えできる。したがって、ポール折り返し部分に
当たるウインナソーセージ長尺体の連結部位を漏れなく
すべて切断することができる。しかも、上記巾寄せ手段
を構成する左右一対の押圧片はシリンダによって動作さ
れるが、その動作はポールが上記切断手段の手前位置に
達するのに同期して動作するように制御されているの
で、ウインナソーセージ長尺体のポール架けに際し、た
とえポール巾方向一杯にポール架けされていたとしても
切断前に確実に中央揃えされ、効率的に切断処理するこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次にこの発明の連結ソーセージ切
断方法及びこれに使用する切断装置の具体的な実施の形
態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1
は、この発明の一実施の形態である連結ソーセージ切断
方法の手順説明をするためのブロック図、図2はウイン
ナソーセージ長尺体をポール架けした様子を示す斜視
図、図3はこの発明の一実施の形態である連結ソーセー
ジ切断装置を側面方向から見た構成図、図4は同じく同
装置を正面方向から見た構成図、図5は連結ソーセージ
切断装置を構成する切断具ホルダの正面図、図6は同じ
く切断具ホルダの側面図、図7は切断具ホルダの取付状
態を示す側面図である。
【0025】まず、この発明の一実施の形態である連結
ソーセージ切断方法の手順例を、図1及び図2を参照し
ながら説明する。まず、所定長さのポール20を用意
し、このポール20の両端を架台21、21上の一定高
さに保持する(図1で符号10で示すポールの架台上セ
ット)。次に、上記ポール20の軸方向にウインナソー
セージ長尺体Aを螺旋状に巻架して一定個数のウインナ
ソーセージが複数条垂れ下がるように吊るしてセットす
る(図2参照)。このとき、ポール20の軸部には必
ず、ウインナソーセージの連結部位aが位置するように
する(図1において符号11で示す長尺体の巻架セッ
ト)。その後、ポール20の軸方向に沿って各連結部位
aを切断し、ウインナソーセージ長尺体Aを所定のウイ
ンナソーセージが連結された複数の短尺体に分割して小
分けする(図1において符号12で示す連結部位の切
断)以上のように、この発明による連結ソーセージ切断
方法は原則的には上記の手順を踏まえることにより行わ
れるが、実際の作業工程においては、以下に説明する連
結ソーセージ切断装置によって行われる。
【0026】次に、この発明による連結ソーセージ切断
装置について図3及び図4を参照しながら説明する。こ
れらの図において、切断装置本体30は、ポールを搬送
するための搬送手段を構成する走行帯としてのアタッチ
メントチェーン31と、ウインナソーセージの連結部位
を切断するための切断手段としての切断具ホルダ32と
から構成されている。
【0027】上記アタッチメントチェーン31、31は
所定の搬送路をエンドレスに走行できるようになってお
り、一定間隔をおいて一対設けられ、それぞれプーリ3
5、35に巻架され、モータ駆動によって矢印方向に走
行されるようになっている。また、このアタッチメント
チェーン31、31にはそれぞれ一定間隔をおいて係止
部33が設けられており、この係止部33にてポール2
0が係止され、矢印方向へ搬送されるようになってい
る。ここで、上記アタッチメントチェーン31、31
は、矢印方向へたとえば、間欠的に走行するようになっ
ており、係止部33に係止されるポール20も間欠的に
矢印方向に搬送されるようになっている。なお、上記ア
タッチメントチェーン31、31は必ずしもこれに限定
されることはなく、基本的に同等の機能を有する走行帯
であれば、他のもの(たとえば、エンドレスベルト)に
代替させて用いても差し支えない。
【0028】上記切断具ホルダ32は、図4で示すよう
に、上記アタッチメントチェーン31、31の上流側に
配設され、切断装置本体30の巾方向に付設した案内用
レール40上を往復動できるようになっている。また、
この切断具ホルダ32は図3で示すように、上記案内用
レール40上を摺動自在に配設された摺動体34に取り
付けられ、この摺動体34の動きに同動するように構成
されている。この摺動体34はモータ駆動部42からの
動力に受けて動作するシリンダ43によって上記案内用
レール40上を往復動するようになっている。
【0029】また上記切断具ホルダ32は、図5で示す
ように、刃先51がポール軸方向に向かって開先され
た、すなわち切断進行方向前方に向かってV字状に拡開
した形状のカッタ等の切断具50と、連結部位の切断が
完了するまで(切断作業中に)ポール20をホルダ内に
保持しておくための保持部52と、上記切断具50の手
前下方に設けられ、切断対象となる連結部位aの両側に
垂れ下がったウインナソーセージ間に分け入って切断す
べき連結部位aを切断具50側へ案内するための案内用
ガイド53とを備えた構成となっており、望ましくは連
結部位aの切断時にこの連結部位aを挟んで両側に垂れ
下がっているウインナソーセージ間を強制的に広げるた
めの分離用ガイド54を備えている。なお、この切断具
ホルダ32は切断具50の刃先52がポール20の軸方
向に開先するようにして前述の摺動体34に取り付けら
れている。
【0030】さらに、この切断具ホルダ32は、案内用
レール40上を移動し、このレール40の一端側(図4
で示すポール20の右側)に位置するときに搬送されて
きたポール20を保持部52に保持させるように揺動動
作すると共に、この一端側から他端側(図4で示すポー
ル20の左側)に向かって切断具ホルダ32が移動して
各連結部位aを切断後、他端側に位置したときに、上記
ポール20を保持部52内から離脱させて落下させるよ
うに揺動動作するように自動制御されている。この自動
制御は配電盤・操作盤51に内臓されたソフトウエアに
よって行われるようになっている。
【0031】また図4で示すように、押圧片44、44
はアタッチメントチェーン31、31の外側に左右一対
として切断装置本体30に付設されており、ウインナソ
ーセージのポール20の軸方向における巾寄せ手段とし
ての役割を果たすものである。これらの押圧片44、4
4は、それぞれシリンダ機構45、45によって伸縮自
在に動作するように構成されている。また、これらの押
圧片45、45は、上記アタッチメントチェーン31、
31により搬送されてくるウインナソーセージ長尺体A
が巻架されたポール20が上記切断具ホルダ32の手前
位置に達すると、これを検知した図示しないセンサから
の信号を受け、切断具ホルダ32の動きに同期して動作
するようになっている。つまり、上記ポール20の軸方
向にわたって複数条垂れ下げられて支持されたウインナ
ソーセージ長尺体Aは、上記押圧片44、44の押圧作
用によりポール20の軸方向におけるウインナソーセー
ジの広がりを左右両側から押し込んで切断具ホルダ32
の切断範囲内に入るように中央揃えされるようになって
いる。
【0032】さらに、上記押圧片44、44によって中
央揃えされたポール20上のウインナソーセージは、切
断直前にストッパガイド46によって切断具ホルダ32
の切断範囲内からはみ出ないように規制されるようにな
っている。このストッパガイド46はアタッチメントチ
ェーン31、31によって搬送されるポール20が切断
具ホルダ32位置の直前位置に搬送されてくると、図示
しないセンサがこれを検知して上方から下降するように
なっており、センサが検知しないときには上昇して待機
するようになっている。
【0033】なお、ウインナソーセージ長尺体Aが巻架
されたポール20は切断具ホルダ32の切断具50によ
って上記ウインナソーセージ長尺体Aの所定部位の連結
部位aが切断された後には、切断具ホルダ32の揺動動
作によって下方に落下させるようになっているが、落下
させポールはポール回収ガイド47によって受けられ、
図示しない回収ケースに回収され、あるいは次回の使用
のために図示しないポール棚内に待機状態で収容され
る。
【0034】以上のように構成される連結ソーセージ切
断方法及び切断装置によれば、軸方向に螺旋状に巻架さ
れて一定個数のウインナソーセージが垂れ下がった状態
で支持されたポール20が一対のアタッチメントチェー
ン31、31によって切断具ホルダ32の切断具50で
切断される位置まで確実に搬送される。したがって、連
結部位aが切断されるまでにウインナソーセージに対し
て不必要な物理的衝撃が加わらず、ウインナソーセージ
の品質劣化や折れなどの不具合が発生しない。また、従
来のようにロータリカッタ内でのウインナソーセージの
滞留時間が大幅に短縮され、ウインナソーセージの折れ
や必要以上の練りを回避できることから品質低下も防止
することができる。
【0035】また、切断具ホルダ32は案内用レール4
0の一端側にてポール20を保持し、案内用レール40
の他端側に至るレール上を移動する過程でウインナソー
セージの連結部位aを切断してウインナソーセージ長尺
体Aを複数の短尺体に分割するようになっているので、
連結部位aの切断漏れがない。しかもこのとき、上記案
内用ガイド53は、その先端側が保持部に保持されるポ
ール20の下方の位置においてその軸線とほぼ重なるよ
うな位置に形成され、その基端側が切断具51を挟んで
切断具ホルダ32の他面側に位置するように曲げて形成
されているので、切断具ホルダ32がレール40上を進
行するとき、上記切断具ホルダ32の案内用ガイド53
の先端側がポール20の軸線を中心として両側に存在す
る連結部位の間に入り込む。また、上記案内用ガイド5
3の基端側は、切断具51を挟んで切断具ホルダ32の
他面側に位置するように曲げて形成されているので、上
記連結部位はその曲面に沿って確実に切断具51内に誘
導されるので、この連結部位をより一層信頼性高く切断
することができる。したがって、連結部位の切断漏れと
いう不測の事態も起こらない。さらに、上記切断具ホル
ダ32には、連結部位切断時にこの連結部位を挟んで両
側に垂れ下がっているウインナソーセージ間を強制的に
外側方向に押し広げるための分離用ガイド54を設けて
いるので、連結部位の切断時、連結部位を挟んで両側に
垂れ下がっているウインナソーセージが分離用ガイド5
4によって外側向きに強制的に押し広げられることにな
り、そのため未切断の連結部位が残っている短尺体同士
が絡まりにくい。よって、本装置での切断処理後、最終
的に一個単位のウインナソーセージとするためのロータ
リカッタ内での切断処理も速やかに行える。
【0036】さらに、連結部位aの切断により得たウイ
ンナソーセージ短尺体は本切断装置本体30に付設され
たロータリカッタ内に自動投入できるように連結ソーセ
ージ切断装置全体をシステム化することで、製造された
ウインナソーセージ長尺体Aを最終製品である一個単位
のウインナソーセージとするまでを一貫して製品化でき
るような全自動化システムとすることもできる。
【0037】以上にこの発明の一実施形態について説明
をしたが、この発明は上記実施形態に限られるものでは
なく、その主旨を損なわない限り、種々変更して適用可
能である。たとえば、この発明による連結ソーセージ切
断装置に対して既存のロータリカッタを組み合わせてシ
ステム化する場合、連結ソーセージ切断装置で得られる
ウインナソーセージ短尺体が間欠的に得られるように設
定し、これに合わせてロータリカッタ内への短尺体の投
入時間をタイマー操作によって自由に選択できるように
することで、連結部位切断後のウインナソーセージの切
断精度を飛躍的に向上させることができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1の連結ソーセージ切断方法によ
れば、製造されたウインナソーセージ長尺体を直ちにロ
ータリカッタ内に投入するのではなく、複数のウインナ
ソーセージが連結されたウインナソーセージ短尺体に分
割しておくものである。そして、この分割されたウイン
ナソーセージ短尺体を最終的にロータリカッタ内に投入
して各連結部位を切断するようにしたので、ロータリカ
ッタ内での切断回数を大幅に少なくすることができる。
したがって、従来のようにロータリカッタ内でのウイン
ナソーセージの滞留時間が大幅に短縮され、ウインナソ
ーセージの折れや必要以上の練りを回避できることから
品質低下や痛みを呈することが抑えられ、ウインナソー
セージ自体の折れや連結部位の切断不良も発生しない。
また、長尺体を短尺体とするに際しても長尺体をポール
架けしたものをポール折り返し部分に当たる連結部位を
切断するだけで得られるので、ウインナソーセージの品
質劣化や折れという不具合も発生しない。
【0039】請求項2の連結ソーセージ切断装置によれ
ば、長尺体支持手段により長尺体をポール軸方向に螺旋
状に巻架して複数のウインナソーセージ短尺体としたも
のをポール折り返し部位にて連結部位を切断するように
したので、連結部位の切断が完了するまでウインナソー
セージ自体に不要な物理的衝撃が加わらない。よって、
ウインナソーセージの品質劣化や折れなどの不具合が発
生しない。
【0040】請求項3の連結ソーセージ切断装置によれ
ば、案内用レール上を往復動する切断具ホルダによって
ポール軸部での折り返し部分に当たるウインナソーセー
ジの各連結部位が一気に切断されるので、連結部位での
切断ムラが発生しにくく、連結部位切断により得られる
複数の短尺体はほぼ同様の長さとなる。したがって、ロ
ータリカッタ内での最終的な切断に際しては、小分けさ
れて長さの短くなった短尺体が投入されることになるの
で、切断に要するロータリカッタ内での滞留時間が短縮
されるので、精度の高い均質な切断が行え、得られる一
個単位のウインナソーセージを良品なものとすることが
できる。さらに、連結部位の切断に先立って案内用ガイ
ドによって上記連結部位は切断具側へ案内誘導され、し
かも切断具の刃先はポール軸方向に向かって開先させて
あるので、連結部位を確実に切断することができ、切断
漏れという不測の事態も回避できる。
【0041】請求項4の連結ソーセージ切断装置によれ
ば、案内用ガイドの先端が切断具の手前下方に設けた案
内用ガイドの先端側を上記ポールの軸線に重なるように
形成してあるので、切断具ホルダの進行時、ポール軸部
で折り返されたウインナソーセージの連結部位の間に入
り込む。つまり、ポールの軸線を中心として両側に存在
する連結部位の間に上記案内用ガイドが入り込むと、こ
のガイドの基端側が切断具を挟んで切断具ホルダの他面
側に位置するように曲げて形成されているので、上記連
結部位はその曲面に沿って結果的に切断具内に誘導され
るので、この連結部位をより一層確実に切断することが
できる。
【0042】請求項5の連結ソーセージ切断装置によれ
ば、切断時に、分離ガイドによって連結部位を挟んで両
側に垂れ下がっているウインナソーセージが強制的に外
側向きに押し広げられるので、未切断の連結部位が残っ
ている短尺体同士が絡まりにくい。よって、本装置での
連結部位の切断処理後、本装置に続く次工程としてのロ
ータリカッタ内での切断処理も速やかに行える。
【0043】請求項6の連結ソーセージ切断装置によれ
ば、案内用レール上を移動する切断具ホルダは、連結部
位を切断する前には必ず、上記案内用レールの一端側に
位置するように設定されているので、上記切断具ホルダ
が案内用レール上を他端側まで移動する間に連結部位を
一つ漏らさず、確実に切断することができる。しかも、
この切断具ホルダは、揺動動作して確実にポールを保持
できるようになっているので、ポールの保持し忘れとい
う事態が起こらない。また、連結部位を切断した後にお
けるポールの離脱についても、切断具ホルダが揺動動作
して確実に離脱落下できるようになっているので、切断
具ホルダを再び、案内用レール上を一端側まで移動して
新たなポールを保持できるように待機状態とすることが
できる。
【0044】請求項7の連結ソーセージ切断装置によれ
ば、搬送路をエンドレスに移動する一対の走行帯で構成
された搬送手段によってポールがウインナソーセージ長
尺体の連結部位が切断できる位置まで搬送されるように
なっているので、上記長尺体が巻架されたポールが順次
搬送されるようにすることによって自動切断が容易とな
り、大幅な合理化を図ることができる。また、上記走行
帯に設けた係止部によってポールは係止されるので、搬
送途中でポールが走行帯から離脱するおそれがなく、連
結部位が切断される位置までポールを確実に搬送するこ
とができる
【0045】請求項8の連結ソーセージ切断装置によれ
ば、連結部位の切断に先だって、巻架されたウインナソ
ーセージ長尺体がポール軸方向に広がって支持されてい
たとしても、巾寄せ手段によって切断範囲内に入るよう
に中央揃えされる。したがって、ポール軸部での折り返
し部分に当たる各連結部位を残すことなく、すべて確実
に切断することができる。しかも、上記巾寄せ手段を構
成する左右一対の押圧片はシリンダによって動作される
が、ポールが上記切断手段の手前位置に達するのに同期
して動作するように制御されているので、ポール架けし
たウインナソーセージがたとえポールの軸方向に広がっ
ていたとしても連結部位の切断前に上記巾寄せ手段によ
って中央揃えされるので、連結部位の切断がきわめて容
易であり、しかも切断漏れという事態も発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である連結ソーセージ
切断方法の手順説明をするためのブロック図である。
【図2】ウインナソーセージ長尺体をポール架けした様
子を示す斜視図である。
【図3】この発明の一実施の形態である連結ソーセージ
切断装置を側面方向から見た構成図である。
【図4】同じく同装置を正面方向から見た構成図であ
る。
【図5】連結ソーセージ切断装置を構成する切断具ホル
ダの正面図である。
【図6】同じく切断具ホルダの側面図である。
【図7】切断具ホルダの取付状態を示す側面図である。
【図8】従来の連結ソーセージ切断装置(ロータリカッ
タ方式)の概略構成を示す構成図である。
【図9】図7のX−X方向から見た拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ポールの架台上セット 11 長尺体の巻架セット 12 連結部位の切断 20 ポール A ウインナソーセージ長尺体 a 連結部位 30 切断装置本体 31 アタッチメントチェーン 32 切断具ホルダ 33 係止部 34 摺動体 40 案内用レール 44、44 押圧片 50 切断具 51 刃先 52 保持部 53 案内用ガイド 54 分離用ガイド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のウインナソーセージが連結された
    ウインナソーセージ長尺体を、複数のウインナソーセー
    ジが連結されたウインナソーセージ短尺体に分割するた
    めの連結ソーセージ切断方法であって、上記ウインナソ
    ーセージ長尺体を、複数のウインナソーセージが複数条
    垂れ下がるようにポールに吊るし、次いで上記ポール軸
    部での折り返し部分に当たるウインナソーセージの各連
    結部位をポール軸方向に沿って切断することにより、上
    記ウインナソーセージ長尺体を複数のウインナソーセー
    ジが連結された複数のウインナソーセージ短尺体に分割
    することを特徴とする連結ソーセージ切断方法。
  2. 【請求項2】 複数のウインナソーセージが連結された
    ウインナソーセージ長尺体を、複数のウインナソーセー
    ジが連結されたウインナソーセージ短尺体に分割するた
    めの連結ソーセージ切断装置であって、上記ウインナソ
    ーセージ長尺体を、複数のウインナソーセージが複数条
    垂れ下がるように吊るして支持させるためのウインナソ
    ーセージ長尺体支持手段と、上記支持手段におけるポー
    ル軸部での折り返し部分に当たるウインナソーセージの
    各連結部位を切断するため、上記ポール軸方向に沿って
    往復動することのできる切断手段とを備えていることを
    特徴とする連結ソーセージ切断装置。
  3. 【請求項3】 上記切断手段は、往復動する切断具ホル
    ダを備え、上記切断具ホルダは、刃先がポール軸方向に
    向かって開先された切断具と、連結部位の切断作業中に
    ポールを切断具ホルダ内に保持しておくための保持部
    と、上記切断具の切断進行方向前方下方に設けられ、切
    断対象となる連結部位の両側に垂れ下がったウインナソ
    ーセージ間に分け入って切断すべき連結部位を切断具側
    へ案内するための案内用ガイドとを備えていることを特
    徴とする請求項2の連結ソーセージ切断装置。
  4. 【請求項4】 上記案内用ガイドは、その先端側が保持
    部に保持されるポールの下方の位置においてその軸線と
    ほぼ重なるような位置に形成され、その基端側が切断具
    を挟んで切断具ホルダの他面側に位置するように曲げて
    形成されていることを特徴とする請求項3の連結ソーセ
    ージ切断装置。
  5. 【請求項5】 上記切断具ホルダは、連結部位切断時に
    この連結部位を挟んで両側に垂れ下がっているウインナ
    ソーセージ間を強制的に外側方向に押し広げるための分
    離用ガイドを備えていることを特徴とする請求項3又は
    請求項4の連結ソーセージ切断装置。
  6. 【請求項6】 上記切断具ホルダは、案内用レール上を
    移動してこのレールの一端側に位置するときに搬送され
    てきたポールを保持部内に保持するように揺動動作する
    と共に、この一端側から他端側に向かって移動して各連
    結部位を切断後、他端側に位置したときに上記ポールを
    保持部内から離脱させるように揺動動作するよう制御さ
    れていることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれ
    かの連結ソーセージ切断装置。
  7. 【請求項7】 上記切断装置は、ポール軸部での折り返
    し部分に当たるウインナソーセージの各連結部位を切断
    手段により切断できる位置まで搬送するための搬送手段
    を備え、上記搬送手段は、所定の搬送路をエンドレスに
    移動する一対の走行帯と、これら各走行帯上に設けられ
    て上記ポールを両側から支持するための複数の係止部と
    を備えて構成されていることを特徴とする請求項2〜請
    求項のいずれかの連結ソーセージ切断装置。
  8. 【請求項8】 上記切断装置は、ポールの軸方向にわた
    って複数条垂れ下げられて支持されるウインナソーセー
    ジの広がりを左右両側から押し込んで上記切断手段の切
    断範囲内に入るように中央揃えするための巾寄せ手段を
    備え、上記巾寄せ手段は、シリンダ機構によって伸縮自
    在に動作する左右一対の押圧片を備え、これらの押圧片
    は、ウインナソーセージ長尺体が巻架されたポールが上
    記切断手段の手前位置まで搬送されるのに同期して動作
    するように制御構成されていることを特徴とする請求項
    2〜請求項7のいずれかの連結ソーセージ切断装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080047A1 (ja) * 2005-01-25 2006-08-03 Takumigiken Co., Ltd 連鎖状ソーセージ材料の切断装置
WO2011048276A1 (en) * 2009-10-23 2011-04-28 Antti Lindfors Oy Cutting arrangement and method for separating sausages forming a sausage coil
JP2011182695A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Yada Seisakusho:Kk 連鎖状ソーセージの切断装置
EP2636309A1 (de) * 2012-03-08 2013-09-11 Singer & Sohn GmbH Vorrichtung zum paarweisen Trennen von Würsten von einem Wurststrang
JP2021093946A (ja) * 2019-12-17 2021-06-24 匠技研株式会社 連鎖状ソーセージ切断装置

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