JP2002085943A - ウエハ乾燥装置 - Google Patents
ウエハ乾燥装置Info
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- JP2002085943A JP2002085943A JP2000279554A JP2000279554A JP2002085943A JP 2002085943 A JP2002085943 A JP 2002085943A JP 2000279554 A JP2000279554 A JP 2000279554A JP 2000279554 A JP2000279554 A JP 2000279554A JP 2002085943 A JP2002085943 A JP 2002085943A
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- JP
- Japan
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- ipa
- vapor
- water
- wafer
- drying apparatus
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 含水IPAから高純度のIPAを回収する回
収装置を備えたIPA式ウエハ乾燥装置を提供する。 【解決手段】 本ウエハ乾燥装置40は、従来のIPA
式ウエハ乾燥装置の構成に加えて、IPA回収装置42
を備える。回収装置は、含水IPAを蒸発させるベーパ
ライザー44、透過膜を備え、IPA蒸気と水蒸気とを
分離するベーパーパーミエーションモジュール46、モ
ジュールのIPA側に接続され、分離したIPA蒸気を
凝縮させるIPA凝縮器48、及びモジュールの水蒸気
側に接続され、水蒸気を凝縮させる水凝縮器50を備え
る。ベーパライザーに送液された含水IPAは、蒸発し
て、IPA蒸気及び水蒸気の混合蒸気になり、モジュー
ルに流入する。水蒸気は透過膜を透過して真空ポンプ5
6によって減圧状態になっている水蒸気側に移行する。
IPA蒸気は、透過膜を透過することなくモジュールか
ら流出してIPA凝縮器48に流入し、冷却されてIP
A液となり、再使用される。水蒸気は、水凝縮器50で
冷却され、水となって、水タンク54に溜まる。
収装置を備えたIPA式ウエハ乾燥装置を提供する。 【解決手段】 本ウエハ乾燥装置40は、従来のIPA
式ウエハ乾燥装置の構成に加えて、IPA回収装置42
を備える。回収装置は、含水IPAを蒸発させるベーパ
ライザー44、透過膜を備え、IPA蒸気と水蒸気とを
分離するベーパーパーミエーションモジュール46、モ
ジュールのIPA側に接続され、分離したIPA蒸気を
凝縮させるIPA凝縮器48、及びモジュールの水蒸気
側に接続され、水蒸気を凝縮させる水凝縮器50を備え
る。ベーパライザーに送液された含水IPAは、蒸発し
て、IPA蒸気及び水蒸気の混合蒸気になり、モジュー
ルに流入する。水蒸気は透過膜を透過して真空ポンプ5
6によって減圧状態になっている水蒸気側に移行する。
IPA蒸気は、透過膜を透過することなくモジュールか
ら流出してIPA凝縮器48に流入し、冷却されてIP
A液となり、再使用される。水蒸気は、水凝縮器50で
冷却され、水となって、水タンク54に溜まる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IPAを使ってウ
エハを乾燥するウエハ乾燥装置に関し、更に詳細には、
簡易な構成のIPA回収装置を備え、含水IPAからI
PAを回収して、再使用するようにしたウエハ乾燥装置
に関するものである。
エハを乾燥するウエハ乾燥装置に関し、更に詳細には、
簡易な構成のIPA回収装置を備え、含水IPAからI
PAを回収して、再使用するようにしたウエハ乾燥装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】成膜、エッチング等のウエハの加工工程
或いは処理工程の前後では、ほぼ必ずと言っていい位、
ウエハの洗浄処理が行われる。つまり、ウエハの加工工
程及び処理工程は、基板表面が清浄化された状態にある
ことを前提として行われるからである。そして、洗浄の
後には必ず乾燥工程が付随していて、洗浄装置とウエハ
乾燥装置とは一体になっていることも多い。また、ウエ
ハ乾燥装置として独立している装置であっても、乾燥処
理の前に純水リンスを行うことがことが多い。近年の半
導体装置の微細化及び高性能化に伴い、洗浄処理後の乾
燥処理では、イソプロピルアルコール(以下、IPAと
言う)を使ったIPA乾燥法、例えばIPAベーパー乾
燥法を適用することが多くなっている。
或いは処理工程の前後では、ほぼ必ずと言っていい位、
ウエハの洗浄処理が行われる。つまり、ウエハの加工工
程及び処理工程は、基板表面が清浄化された状態にある
ことを前提として行われるからである。そして、洗浄の
後には必ず乾燥工程が付随していて、洗浄装置とウエハ
乾燥装置とは一体になっていることも多い。また、ウエ
ハ乾燥装置として独立している装置であっても、乾燥処
理の前に純水リンスを行うことがことが多い。近年の半
導体装置の微細化及び高性能化に伴い、洗浄処理後の乾
燥処理では、イソプロピルアルコール(以下、IPAと
言う)を使ったIPA乾燥法、例えばIPAベーパー乾
燥法を適用することが多くなっている。
【0003】IPAベーパー乾燥は、IPAの沸点飽和
蒸気中にウエハを入れて、ウエハ上にIPA蒸気を付
着、凝縮させ、そして、付着、凝縮したIPAでウエハ
付着水を置換しながら、ウエハをIPA蒸気温度まで昇
温させ、更にウエハ上の凝縮IPA残膜を蒸発させ、ウ
エハを乾燥する方法である。IPAベーパー乾燥法は、
高アスペクト比ホール内も、しみを発生させることなく
乾燥でき、ウエハの除電効果もあるので、半導体装置の
微細化に対応した乾燥法である。
蒸気中にウエハを入れて、ウエハ上にIPA蒸気を付
着、凝縮させ、そして、付着、凝縮したIPAでウエハ
付着水を置換しながら、ウエハをIPA蒸気温度まで昇
温させ、更にウエハ上の凝縮IPA残膜を蒸発させ、ウ
エハを乾燥する方法である。IPAベーパー乾燥法は、
高アスペクト比ホール内も、しみを発生させることなく
乾燥でき、ウエハの除電効果もあるので、半導体装置の
微細化に対応した乾燥法である。
【0004】ここで、図2を参照して、IPAベーパー
乾燥法を使ったウエハ乾燥装置の構成を説明する。図2
は従来のウエハ乾燥装置の基本的な構成を示すフローシ
ートである。従来のウエハ乾燥装置10は、図2に示す
ように、外槽12と、外槽12の内部に収容された内槽
14と、ウエハWを保持し、昇降させるリフター16と
を備えている。ウエハWは、例えばウエットエッチング
されたウエハである。内槽14の底部には、純水を供給
する純水管18の先端に接続された純水ノズル20が設
けられ、内槽14内に純水を噴射する。内槽14内に噴
射された純水は、内槽14内に滞留し、次いで内槽14
から溢流して外槽12に入る。
乾燥法を使ったウエハ乾燥装置の構成を説明する。図2
は従来のウエハ乾燥装置の基本的な構成を示すフローシ
ートである。従来のウエハ乾燥装置10は、図2に示す
ように、外槽12と、外槽12の内部に収容された内槽
14と、ウエハWを保持し、昇降させるリフター16と
を備えている。ウエハWは、例えばウエットエッチング
されたウエハである。内槽14の底部には、純水を供給
する純水管18の先端に接続された純水ノズル20が設
けられ、内槽14内に純水を噴射する。内槽14内に噴
射された純水は、内槽14内に滞留し、次いで内槽14
から溢流して外槽12に入る。
【0005】外槽12の上部には、IPAを供給するI
PA管22の先端に接続されたIPA噴出ノズル24が
設けられている。IPA管22で供給されたIPAは、
IPA管22の途中に設けられた加熱器26で加熱さ
れ、IPA蒸気となって、IPA噴出ノズル24から外
槽12内に噴霧され、内槽12の上部にIPA蒸気雲を
生成する。加熱器26は、例えばスチームでIPAを約
70℃位に加熱する。外槽12の底部には、排液管28
が接続され、更に、3方弁式の切り換え弁30を介して
排水管32と含水IPA管34とに分岐している。排液
管28を流れる排液は、3方弁式の切り換え弁30によ
って切り換えられ、排水管32及び含水IPA管34の
いずれかを通ってウエハ乾燥装置10から排出される。
含水IPA管34を流れる含水IPAは、内槽14から
溢流した純水とIPAとの混合液であって、所定の含水
IPA収容槽(図示せず)に送られ、また排水管32を
流れる排水は、所定の排水処理装置(図示せず)に送水
される。
PA管22の先端に接続されたIPA噴出ノズル24が
設けられている。IPA管22で供給されたIPAは、
IPA管22の途中に設けられた加熱器26で加熱さ
れ、IPA蒸気となって、IPA噴出ノズル24から外
槽12内に噴霧され、内槽12の上部にIPA蒸気雲を
生成する。加熱器26は、例えばスチームでIPAを約
70℃位に加熱する。外槽12の底部には、排液管28
が接続され、更に、3方弁式の切り換え弁30を介して
排水管32と含水IPA管34とに分岐している。排液
管28を流れる排液は、3方弁式の切り換え弁30によ
って切り換えられ、排水管32及び含水IPA管34の
いずれかを通ってウエハ乾燥装置10から排出される。
含水IPA管34を流れる含水IPAは、内槽14から
溢流した純水とIPAとの混合液であって、所定の含水
IPA収容槽(図示せず)に送られ、また排水管32を
流れる排水は、所定の排水処理装置(図示せず)に送水
される。
【0006】プロセッシングされたウエハW、例えばウ
ェットエッチング処理されたウエハWは、リフター16
によってウエハ乾燥装置10に搬送され、内槽14内に
降下して、内槽14内に滞留する純水に浸漬される。更
に、ウエハWは、純水ノズル20から噴射される純水流
れによってリンス洗浄される。次いで、ウエハWは、リ
フター16によって引き上げられ、引き上げの途中で、
内槽14上に生成されたIPA蒸気雲を通過することに
よって、IPA蒸気乾燥法による乾燥処理が行われる。
そして、内槽14から溢流した純水、及び凝縮IPA
は、排液として外槽12の底部に溜まる。外槽12の底
部に溜まった排液が、IPA濃度が高い含水IPAであ
るときには、切り換え弁30によって切り換えられて含
水IPA管34を流れて含水IPA収容槽に送られ、排
液がIPAを殆ど含まないときには、切り換え弁30に
よって切り換えられて、排水管32を流れて排水処理装
置に送水される。
ェットエッチング処理されたウエハWは、リフター16
によってウエハ乾燥装置10に搬送され、内槽14内に
降下して、内槽14内に滞留する純水に浸漬される。更
に、ウエハWは、純水ノズル20から噴射される純水流
れによってリンス洗浄される。次いで、ウエハWは、リ
フター16によって引き上げられ、引き上げの途中で、
内槽14上に生成されたIPA蒸気雲を通過することに
よって、IPA蒸気乾燥法による乾燥処理が行われる。
そして、内槽14から溢流した純水、及び凝縮IPA
は、排液として外槽12の底部に溜まる。外槽12の底
部に溜まった排液が、IPA濃度が高い含水IPAであ
るときには、切り換え弁30によって切り換えられて含
水IPA管34を流れて含水IPA収容槽に送られ、排
液がIPAを殆ど含まないときには、切り換え弁30に
よって切り換えられて、排水管32を流れて排水処理装
置に送水される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、IPAベーパ
ー乾燥法に限らず、IPAを使ったウエハ乾燥装置で
は、使用済みのIPA廃液、つまり上述の含水IPA
は、従来、産業廃棄物処理業者によって処分されてい
て、再使用されていない。即ち、ウエハの乾燥処理の際
には、常に、新しいIPAが使用され、使用済みのIP
A廃液は、リサイクルされることもなく廃棄処分されて
いた。これは、使用済みの含水IPAからIPAを回収
する簡易で経済的な方法が開発されていなかったからで
ある。これでは、資源経済上及び環境保全上から好まし
いことではなく、含水IPAの廃棄コストも嵩むので、
含水IPAからIPAを回収する簡易で経済的な方法の
開発が強く求められていた。
ー乾燥法に限らず、IPAを使ったウエハ乾燥装置で
は、使用済みのIPA廃液、つまり上述の含水IPA
は、従来、産業廃棄物処理業者によって処分されてい
て、再使用されていない。即ち、ウエハの乾燥処理の際
には、常に、新しいIPAが使用され、使用済みのIP
A廃液は、リサイクルされることもなく廃棄処分されて
いた。これは、使用済みの含水IPAからIPAを回収
する簡易で経済的な方法が開発されていなかったからで
ある。これでは、資源経済上及び環境保全上から好まし
いことではなく、含水IPAの廃棄コストも嵩むので、
含水IPAからIPAを回収する簡易で経済的な方法の
開発が強く求められていた。
【0008】そこで、本発明の目的は、含水IPAから
高純度のIPAを回収する回収装置を備えたIPA乾燥
型ウエハ乾燥装置を提供することである。
高純度のIPAを回収する回収装置を備えたIPA乾燥
型ウエハ乾燥装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、含水IPA
からIPAを回収する回収装置の開発に当たり、含水I
PAの蒸留によるIPAの濃縮法も研究したが、IPA
は水との共沸点を持っているので、蒸留によって高純度
のIPAを回収することは難しいと考え、共沸点に関係
せずIPAと水とを分離できる蒸気透過膜分離法(ベー
パーパーミエーション)を適用することを考え、種々の
実験の末に、本発明を発明するに至った。
からIPAを回収する回収装置の開発に当たり、含水I
PAの蒸留によるIPAの濃縮法も研究したが、IPA
は水との共沸点を持っているので、蒸留によって高純度
のIPAを回収することは難しいと考え、共沸点に関係
せずIPAと水とを分離できる蒸気透過膜分離法(ベー
パーパーミエーション)を適用することを考え、種々の
実験の末に、本発明を発明するに至った。
【0010】上記目的を達成するために、上述の知見に
基づいて、本発明に係るウエハ乾燥装置は、イソプロピ
ルアルコール(IPA)を使ってウエハを乾燥するウエ
ハ乾燥装置本体と、ウエハ乾燥装置本体から排出された
含水IPAからIPAを回収するIPA回収装置とを備
え、IPA回収装置が、ウエハ乾燥装置本体から排出さ
れた含水IPAを蒸発させて、IPA蒸気及び水蒸気の
混合蒸気を発生させる蒸発器と、水蒸気を透過させ、か
つIPA蒸気を透過させない透過膜を備え、IPA蒸気
及び水蒸気の混合蒸気からIPA蒸気と水蒸気とを膜分
離する膜分離器と、IPA蒸気を凝縮させてIPA液に
するIPA凝縮器とを備え、IPA回収装置で含水IP
Aから回収したIPAをウエハ乾燥装置本体で再使用す
ることを特徴としている。
基づいて、本発明に係るウエハ乾燥装置は、イソプロピ
ルアルコール(IPA)を使ってウエハを乾燥するウエ
ハ乾燥装置本体と、ウエハ乾燥装置本体から排出された
含水IPAからIPAを回収するIPA回収装置とを備
え、IPA回収装置が、ウエハ乾燥装置本体から排出さ
れた含水IPAを蒸発させて、IPA蒸気及び水蒸気の
混合蒸気を発生させる蒸発器と、水蒸気を透過させ、か
つIPA蒸気を透過させない透過膜を備え、IPA蒸気
及び水蒸気の混合蒸気からIPA蒸気と水蒸気とを膜分
離する膜分離器と、IPA蒸気を凝縮させてIPA液に
するIPA凝縮器とを備え、IPA回収装置で含水IP
Aから回収したIPAをウエハ乾燥装置本体で再使用す
ることを特徴としている。
【0011】膜分離器の透過膜としては、水蒸気を透過
させ、かつIPA蒸気を透過させない透過膜である限り
制約はない。好適には、膜分離器の分離性能を高めるた
めに、膜分離器の水蒸気側を減圧状態に維持する。本発
明は、IPAを使ってウエハを乾燥するウエハ乾燥装置
であって、含水IPAを排出する限り適用でき、例え
ば、IPA蒸気乾燥法を使ってウエハを乾燥するウエハ
乾燥装置に好適に適用できる。
させ、かつIPA蒸気を透過させない透過膜である限り
制約はない。好適には、膜分離器の分離性能を高めるた
めに、膜分離器の水蒸気側を減圧状態に維持する。本発
明は、IPAを使ってウエハを乾燥するウエハ乾燥装置
であって、含水IPAを排出する限り適用でき、例え
ば、IPA蒸気乾燥法を使ってウエハを乾燥するウエハ
乾燥装置に好適に適用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照し、実施
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。実施形態例 本実施形態例は、本発明に係るウエハ乾燥装置の実施形
態の一例であって、図1は本実施形態例のウエハ乾燥装
置の構成を示すフローシートである。本実施形態例のウ
エハ乾燥装置40は、図1に示すように、従来のウエハ
乾燥装置10と同じ構成のウエハ乾燥装置本体41と、
ウエハ乾燥装置本体41から洗浄排液として流出する含
水IPAからIPAを回収するIPA回収装置42とを
備えている。
形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に
説明する。実施形態例 本実施形態例は、本発明に係るウエハ乾燥装置の実施形
態の一例であって、図1は本実施形態例のウエハ乾燥装
置の構成を示すフローシートである。本実施形態例のウ
エハ乾燥装置40は、図1に示すように、従来のウエハ
乾燥装置10と同じ構成のウエハ乾燥装置本体41と、
ウエハ乾燥装置本体41から洗浄排液として流出する含
水IPAからIPAを回収するIPA回収装置42とを
備えている。
【0013】IPA回収装置42は、含水IPAを蒸発
させて、IPA蒸気及び水蒸気の混合蒸気を発生させる
ベーパライザー44、透過膜を備え、IPA蒸気と水蒸
気とを膜分離するベーパーパーミエーションモジュール
46、ベーパーパーミエーションモジュール46のIP
A蒸気側に接続され、分離したIPA蒸気を凝縮させて
IPA液にするIPA凝縮器48、及びベーパーパーミ
エーションモジュール46の水蒸気側に接続され、分離
した水蒸気を凝縮させて水にする水凝縮器50を備えて
いる。
させて、IPA蒸気及び水蒸気の混合蒸気を発生させる
ベーパライザー44、透過膜を備え、IPA蒸気と水蒸
気とを膜分離するベーパーパーミエーションモジュール
46、ベーパーパーミエーションモジュール46のIP
A蒸気側に接続され、分離したIPA蒸気を凝縮させて
IPA液にするIPA凝縮器48、及びベーパーパーミ
エーションモジュール46の水蒸気側に接続され、分離
した水蒸気を凝縮させて水にする水凝縮器50を備えて
いる。
【0014】更に、IPA回収装置42は、ウエハ乾燥
装置本体41の含水IPA管34に接続され、含水IP
Aをベーパライザー44に送液する含水IPAポンプ5
2、水凝縮器50に接続され、凝縮した水を収容する水
タンク54、及び水タンク54及び水凝縮器50を介し
てベーパーパーミエーションモジュール46の水蒸気側
を減圧する真空ポンプ56を備えている。
装置本体41の含水IPA管34に接続され、含水IP
Aをベーパライザー44に送液する含水IPAポンプ5
2、水凝縮器50に接続され、凝縮した水を収容する水
タンク54、及び水タンク54及び水凝縮器50を介し
てベーパーパーミエーションモジュール46の水蒸気側
を減圧する真空ポンプ56を備えている。
【0015】ベーパライザー44は、熱媒又は電気抵抗
線等の発熱体によって含水IPAを加熱して、IPA蒸
気及び水蒸気の混合蒸気を発生させる。ベーパーパーミ
エーションモジュール46は、水蒸気を透過させ、IP
A蒸気を透過させない透過膜からなる多数本の中空糸膜
を備えた膜分離装置であって、透過膜の水蒸気側を減圧
することにより、分離性能を高くすることができる。ま
た、IPA凝縮器48、及び水凝縮器50は、それぞ
れ、冷却水によってIPA蒸気及び水蒸気を冷却するこ
とにより、IPA及び水に凝縮する。
線等の発熱体によって含水IPAを加熱して、IPA蒸
気及び水蒸気の混合蒸気を発生させる。ベーパーパーミ
エーションモジュール46は、水蒸気を透過させ、IP
A蒸気を透過させない透過膜からなる多数本の中空糸膜
を備えた膜分離装置であって、透過膜の水蒸気側を減圧
することにより、分離性能を高くすることができる。ま
た、IPA凝縮器48、及び水凝縮器50は、それぞ
れ、冷却水によってIPA蒸気及び水蒸気を冷却するこ
とにより、IPA及び水に凝縮する。
【0016】次に、図1を参照して、本実施形態例のウ
エハ乾燥装置40に設けたIPA回収装置42の運転方
法を説明する。含水IPAポンプ52を駆動して含水I
PAをベーパライザー44に送液して、ベーパライザー
44で含水IPAを蒸発させ、IPA蒸気及び水蒸気の
混合蒸気を発生させる。IPA蒸気及び水蒸気の混合蒸
気は、ベーパーパーミエーションモジュール46に流入
して、水蒸気は透過膜を透過し、真空ポンプ56によっ
て真空吸引されて減圧状態になっている水蒸気側に移行
する。残ったIPA蒸気は、透過膜を透過することなく
ベーパーパーミエーションモジュール46から流出して
IPA凝縮器48に流入し、冷却水によって冷却されて
IPA液となる。IPA液は、再びIPA管22に送ら
れ、再使用される。一方、水蒸気側に移行した水蒸気
は、水凝縮器50で冷却水によって冷却され、水となっ
て、水タンク54に溜まる。溜まった水は、随時、排水
管58から排出される。
エハ乾燥装置40に設けたIPA回収装置42の運転方
法を説明する。含水IPAポンプ52を駆動して含水I
PAをベーパライザー44に送液して、ベーパライザー
44で含水IPAを蒸発させ、IPA蒸気及び水蒸気の
混合蒸気を発生させる。IPA蒸気及び水蒸気の混合蒸
気は、ベーパーパーミエーションモジュール46に流入
して、水蒸気は透過膜を透過し、真空ポンプ56によっ
て真空吸引されて減圧状態になっている水蒸気側に移行
する。残ったIPA蒸気は、透過膜を透過することなく
ベーパーパーミエーションモジュール46から流出して
IPA凝縮器48に流入し、冷却水によって冷却されて
IPA液となる。IPA液は、再びIPA管22に送ら
れ、再使用される。一方、水蒸気側に移行した水蒸気
は、水凝縮器50で冷却水によって冷却され、水となっ
て、水タンク54に溜まる。溜まった水は、随時、排水
管58から排出される。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、蒸気透過膜分離法(ベ
ーパーパーミエーション)を用いて含水IPAからIP
Aを回収する、簡易な構成のIPA回収装置をウエハ乾
燥装置本体に付設することにより、ウエハ乾燥装置本体
から排出された使用済みの含水IPAから高純度のIP
Aを回収して再使用することができる。従って、本発明
に係るウエハ乾燥装置を使用してIPAをリサイクル使
用することにより、IPAの使用量を削減して、ウエハ
乾燥コストを低減し、かつ、IPA廃液の排出を抑制し
て、IPA廃液の廃棄に要する廃棄コストを削減し、し
かも環境保全上からも好ましい効果を奏する。
ーパーパーミエーション)を用いて含水IPAからIP
Aを回収する、簡易な構成のIPA回収装置をウエハ乾
燥装置本体に付設することにより、ウエハ乾燥装置本体
から排出された使用済みの含水IPAから高純度のIP
Aを回収して再使用することができる。従って、本発明
に係るウエハ乾燥装置を使用してIPAをリサイクル使
用することにより、IPAの使用量を削減して、ウエハ
乾燥コストを低減し、かつ、IPA廃液の排出を抑制し
て、IPA廃液の廃棄に要する廃棄コストを削減し、し
かも環境保全上からも好ましい効果を奏する。
【図1】実施形態例のウエハ乾燥装置の構成を示すフロ
ーシートである。
ーシートである。
【図2】従来のウエハ乾燥装置の構成を示すフローシー
トである。
トである。
10……従来のウエハ乾燥装置、12……外槽、14…
…内槽、16……リフター、18……純水管、20……
純水ノズル、22……IPA管、24……IPA噴出ノ
ズル、26……加熱器、28……排液管、30……切り
換え弁、32……排水管、34……含水IPA管、40
……実施形態例のウエハ乾燥装置、41……ウエハ乾燥
装置本体、42……IPA回収装置、44……ベーパラ
イザー、46……ベーパーパーミエーションモジュー
ル、48……IPA凝縮器、50……水凝縮器、52…
…含水IPAポンプ、54……水タンク、56……真空
ポンプ、58……排水管。
…内槽、16……リフター、18……純水管、20……
純水ノズル、22……IPA管、24……IPA噴出ノ
ズル、26……加熱器、28……排液管、30……切り
換え弁、32……排水管、34……含水IPA管、40
……実施形態例のウエハ乾燥装置、41……ウエハ乾燥
装置本体、42……IPA回収装置、44……ベーパラ
イザー、46……ベーパーパーミエーションモジュー
ル、48……IPA凝縮器、50……水凝縮器、52…
…含水IPAポンプ、54……水タンク、56……真空
ポンプ、58……排水管。
Claims (3)
- 【請求項1】 イソプロピルアルコール(IPA)を使
ってウエハを乾燥するウエハ乾燥装置本体と、ウエハ乾
燥装置本体から排出された含水IPAからIPAを回収
するIPA回収装置とを備え、 IPA回収装置が、 ウエハ乾燥装置本体から排出された含水IPAを蒸発さ
せて、IPA蒸気及び水蒸気の混合蒸気を発生させる蒸
発器と、 水蒸気を透過させ、かつIPA蒸気を透過させない透過
膜を備え、IPA蒸気及び水蒸気の混合蒸気からIPA
蒸気と水蒸気とを膜分離する膜分離器と、 IPA蒸気を凝縮させてIPA液にするIPA凝縮器と
を備え、 IPA回収装置で含水IPAから回収したIPAをウエ
ハ乾燥装置本体で再使用することを特徴とするウエハ乾
燥装置。 - 【請求項2】 膜分離器の水蒸気側が減圧状態に維持さ
れていることを特徴とする請求項1に記載のウエハ乾燥
装置。 - 【請求項3】 ウエハ乾燥装置本体では、IPA蒸気乾
燥法を使ってウエハを乾燥することを特徴とする請求項
1に記載のウエハ乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000279554A JP2002085943A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | ウエハ乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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