JP2002085881A - ボビンケース - Google Patents

ボビンケース

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JP2002085881A
JP2002085881A JP2000278513A JP2000278513A JP2002085881A JP 2002085881 A JP2002085881 A JP 2002085881A JP 2000278513 A JP2000278513 A JP 2000278513A JP 2000278513 A JP2000278513 A JP 2000278513A JP 2002085881 A JP2002085881 A JP 2002085881A
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JP
Japan
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upper thread
bobbin case
shuttle
showing
thread
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000278513A
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English (en)
Inventor
Ikuo Tajima
郁夫 田島
Katsuji Yoshikawa
勝治 吉川
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Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外釜の剣先から外れた上糸に弛みが生じるの
を抑え、この上糸が団子状にもつれ合うことを防止して
上糸の適正な糸締めを可能とする。 【解決手段】 内釜36の中にセットされるボビンケー
ス40であって、前記内釜36の外側で回転する外釜3
2の剣先34に捕捉されて動く上糸Yが天秤の動作によ
り前記剣先34から外れて引き上げられる過程におい
て、この上糸Yに接触する突起44を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本縫いミシンに用
いるボビンケースに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のボビンケースを表した平
面図、図11は同じくボビンケースの正面図である。ま
た図12〜15は釜の作動状態を表した説明図である。
前記ボビンケース50の内部には下糸を巻いたボビン
(図示外)が収められるとともに、このボビンケース5
0は内釜51の中にセットされる。この内釜51の外側
において、外釜52が図12〜15の反時計回り方向へ
回転駆動される。この回転により、図12で示すように
外釜52の剣先54で捕捉された上糸ループYaが図1
3および図14で示す順に動く。これによって上糸ルー
プYaは内釜51と外釜52との間をすり抜け、図14
に示すタイミングの後に天秤の動作によって引き上げら
れる。したがって上糸ループYaが前記剣先54から外
れて針板12の上へ引き上げられ、下糸(図示外)に絡
むとともに上糸Yにおける被縫製物につながる部分Yb
の糸締めが行われる。なお、図15には上糸ループYa
が剣先54から外れて引き上げられ始めた直後の様子が
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図14に示すタイミン
グ以降においては、上糸ループYaは一気に弛むことに
なるため、その弛みが生じないように天秤で引き上げを
行えばよいのであるが、設定された天秤のモーションの
関係から、そのような理想どおりに上糸ループYaを一
気に引き上げることはできない。したがって図15で示
すように弛んだ糸が跳ね上がる格好で移動し、上糸ルー
プYaが針板12の下側で躍って団子状にもつれること
がある。そうなると団子状にもつれ合った部分が針板1
2の針孔14や針板12の上の生地を通過できず、前記
の被縫製物につながる部分Ybの糸締めが適正に行われ
ない。この結果は、被縫製物の表面に上糸Yの弛み部分
が生じ、刺繍などの仕上がりがわるくなる。本発明は前
記課題を解決しようとするもので、その目的は、外釜の
剣先から外れて弛んだ上糸が躍るのを抑え、この上糸が
団子状にもつれ合うことを防止して上糸の適正な糸締め
を可能とすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためのもので、請求項1記載の発明は、内釜の中に
セットされるボビンケースであって、前記内釜の外側で
回転する外釜の剣先に捕捉されて動く上糸が天秤の動作
により前記剣先から外れて引き上げられる過程におい
て、この上糸に接触する突起を備えている。このように
天秤の引き上げ動作に伴って前記外釜の剣先から外れた
上糸は、その引き上げられる過程において前記突起に接
触して前方に乗り上げる形となるため、弛みを生じるこ
となく引き上げられる。したがって上糸が針板の下側で
団子状にもつれることが防止され、上糸の被縫製物につ
ながる部分の糸締めが適正に行われ、刺繍縫いなどの仕
上がりが良好に維持される。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載のボ
ビンケースであって、その前面部にある摘みの自由端部
を前方に曲げることによって前記突起が構成されてい
る。この場合には、ボビンケースに対して前記突起を設
けるための特別な部品を追加する必要がなく、そのコス
トアップを避けることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1はミシンの釜機構を表した平面図、図2は同
じく釜機構を表した正面図である。これらの図面で示す
ように釜支持体10の上面には針板12が固定されてお
り、この針板12の下方には釜30が位置している。ま
た釜支持体10には、その後方部位において下軸16が
支持されているとともに、この下軸16とは互いの軸線
が直交する向きの釜軸20が回転可能に支持されてい
る。そして下軸16は、釜30の駆動源であるモータ
(図示外)によって一方向へ回転駆動されるとともに、
この下軸16の回転が釜軸20に対してそれぞれの軸上
に固定された斜歯ギア18,22の噛み合いを通じて伝
達される。
【0007】前記釜30は前記釜軸20の端部に装着さ
れており、この釜軸20の回転によって外釜32が内釜
36の外側で反時計回りに回転する。なお内釜36が外
釜32の回転によって連れ回りしないように、この内釜
36には釜支持体10に固定された釜支え38の凸部が
係合している。またこの内釜36の中にはボビンケース
40がセットされており、このボビンケース40には下
糸を巻いたボビン(図示外)が収められている。
【0008】図3はボビンケース40を表した斜視図、
図4は同じくボビンケース40の平面図、図5はボビン
ケース40の正面図である。これらの図面からも明らか
なようにボビンケース40は、その前面側が閉ざされた
ほぼ円筒形状をしていて、背面側の開放部から下糸ボビ
ンを出し入れするようになっている。またボビンケース
40の前面側には摘み42が設けられており、これはボ
ビンケース40を内釜36から取り外す際に、この摘み
42を手前に引き起こすことで内釜36に対するロック
が解除されるとともに、下糸ボビンがボビンケース40
から脱落しない状態にロックされるようになっている。
この摘み42の機能は従来と変わるところはないが、本
実施の形態では摘み42の自由端部が斜め前方に曲げら
れて突起44が構成されている。
【0009】つづいて前記釜30の作動に伴う上糸Yの
動きを主として図6〜9によって説明する。前記のよう
に外釜32が反時計回りに回転することにより、針板1
2の下側にある上糸ループYaが図6で示すように外釜
32の剣先34で捕捉されて動き、外釜32と内釜36
との間をすり抜けながら図7および図8で示すように移
動する。この上糸ループYaは、図8で示すタイミング
の後に天秤(図示外)の動作により剣先34から外れて
引き上げられる。
【0010】図9は上糸ループYaが剣先34から外れ
て引き上げられ始めた直後の様子を示しており、この図
面で明らかなように引き上げられる過程での上糸ループ
Yaは前記突起44に接触してこれに乗り上げ、前方に
張り出しながら引き上げられることになるので弛みが生
じない。したがって上糸ループYaが針板12の下側で
躍って団子状にもつれることが防止され、この上糸ルー
プYaは針板12の針孔14を通って上側へスムースに
引き上げられる。この結果、上糸Yが下糸に絡むととも
に、被縫製物につながる部分Ybに対する糸締めが適正
に行われ、刺繍縫いなどがきれいに仕上がる。
【0011】このように前記ボビンケース40に僅かな
改良を加えるだけで、外釜32の剣先34から外れた上
糸ループYaが針板12の下側で躍って針孔14や被縫
製物(生地)を通過できない状態にもつれ合うことを解
消できる。なお前記突起44については、前記のように
ボビンケース40の摘み42を利用することでコストア
ップを抑えることができるものの、この突起44をボビ
ンケース40の前面部に別部品で形成することも当然可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】釜機構を表した平面図。
【図2】釜機構を表した正面図。
【図3】ボビンケースを表した斜視図。
【図4】ボビンケースを表した平面図。
【図5】ボビンケースを表した正面図。
【図6】釜の作動に伴う上糸の動きを表した説明図。
【図7】釜の作動に伴う上糸の動きを表した説明図。
【図8】釜の作動に伴う上糸の動きを表した説明図。
【図9】釜の作動に伴う上糸の動きを表した説明図。
【図10】従来のボビンケースを表した平面図。
【図11】従来のボビンケースを表した正面図。
【図12】従来の釜の作動に伴う上糸の動きを表した説
明図。
【図13】従来の釜の作動に伴う上糸の動きを表した説
明図。
【図14】従来の釜の作動に伴う上糸の動きを表した説
明図。
【図15】従来の釜の作動に伴う上糸の動きを表した説
明図。
【符号の説明】
32 外釜 34 剣先 36 内釜 40 ボビンケース 44 突起 Y 上糸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内釜の中にセットされるボビンケースで
    あって、前記内釜の外側で回転する外釜の剣先により捕
    捉されて動く上糸が天秤の動作により前記剣先から外れ
    て引き上げられる過程において、この上糸に接触する突
    起を備えているボビンケース。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のボビンケースであって、
    その前面部にある摘みの自由端部を前方に曲げることに
    よって前記突起が構成されているボビンケース。
JP2000278513A 2000-09-13 2000-09-13 ボビンケース Withdrawn JP2002085881A (ja)

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Effective date: 20071204