JP2004041446A - ボビンケース - Google Patents
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Abstract
【課題】縫い針に振れが生じた場合でも、その針先と下糸案内との干渉を防止する。
【解決手段】針板の下方に位置している釜にセットされるボビンケース本体42の内部に下糸ボビン50が収容され、このボビン50に巻かれている下糸52がボビンケース本体42の外に引き出され、かつ下糸案内44により前記針板の針孔に向かうように案内される構成のボビンケース40であって、前記下糸案内44は、下糸52の向きを転向させる案内部45が、前記針孔を通って下死点に達したときの縫い針の針先よりも下方に位置するようにボビンケース本体42に固定されている。
【選択図】 図3
【解決手段】針板の下方に位置している釜にセットされるボビンケース本体42の内部に下糸ボビン50が収容され、このボビン50に巻かれている下糸52がボビンケース本体42の外に引き出され、かつ下糸案内44により前記針板の針孔に向かうように案内される構成のボビンケース40であって、前記下糸案内44は、下糸52の向きを転向させる案内部45が、前記針孔を通って下死点に達したときの縫い針の針先よりも下方に位置するようにボビンケース本体42に固定されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミシンにおいて下糸ボビンが収容されるボビンケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
ボビンケース内から引き出された下糸は、針板の下方から針孔に向かう位置を一定にするために下糸案内によって案内される。この下糸案内は、一般にコイル状の部品が使用され、これをボビンケースの前面側の上部に固定している。また鋼線などのバネ材をS字状に曲げた下糸案内を使用することで、その形状を簡素化し、かつ下糸を外れにくくした技術も知られている(例えば実用新案登録第2568827号公報)。
【0003】
下糸案内は、ボビンケース内から引き出された下糸の向きを針孔の方向に転向する案内部を備えている。この案内部は、その役目からして針孔の真下に配置することが望ましい。しかし針孔を通って降りてくる縫い針の針先と案内部とが干渉するのは避ける必要があり、そのために案内部の位置を針孔の真下から前方へ変位させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
縫製中における何らかの原因によって縫い針に振れが生じた場合、下糸案内の案内部と下死点に達した縫い針の針先とが干渉し、針折れの原因となる。そこで下糸案内として別に形成された部品を用いず、ボビンケース自体に下糸案内溝を形成し、この溝に下糸を通して案内するようにした技術が提案されている(実開平6−31680号公報)。しかし、これでは下糸案内溝に下糸を通す作業に手間取ることになる。
本発明は前記課題を解決しようとするもので、その一つの目的は、縫い針に振れが生じた場合でも、その針先と下糸案内との干渉を防止することである。
また本発明の他の目的は、下糸案内に下糸を通す作業の簡素化を図るとともに、下糸案内に対して下糸を外れにくくすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するためのもので、請求項1に記載の発明は、針板の下方に位置している釜にセットされるボビンケース本体の内部に下糸ボビンが収容され、このボビンに巻かれている下糸がボビンケース本体の外に引き出され、かつ下糸案内により前記針板の針孔に向かうように案内される構成のボビンケースであって、前記下糸案内は、下糸の向きを転向させる案内部が、前記針孔を通って下死点に達したときの縫い針の針先よりも下方に位置するようにボビンケース本体に固定されている。
この構成によれば、縫い針に振れが生じた場合でも、その針先が下糸案内に干渉することがなく、この干渉に起因する針折れを防止できる。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたボビンケースであって、下糸案内はボビンケース本体の前面側において針板の面とほぼ平行に配置され、その一端部がボビンケース本体に固定され、他端部が案内部となっている。
これにより、下死点に達したときの縫い針の針先よりも下方に案内部を位置させるための設計が容易となる。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載されたボビンケースであって、下糸案内の案内部は、ボビンケース本体内に対する下糸ボビンの収容時における下糸の受け入れをボビンケース本体の前面側から行うことが可能なフック形状になっている。
これにより、下糸案内に下糸を通す作業はフック形状の案内部にボビンケース本体の前面側から下糸を引っかけるだけの簡単な作業となり、しかも下糸案内から下糸が外れにくい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1はミシンの釜機構を表した平面図、図2は同じく釜機構を表した正面図である。これらの図面で示す釜支持体10は、ミシンヘッド(図示外)の下方におけるミシンフレームF(図2)の上に位置している。この釜支持体10の上面には針板12が固定されており、この針板12の下方には釜30が位置している。図2で示すように針板12には縫い針26が挿通される針孔14があり、この針孔14を通って縫い針26の針先が釜30の前面上部まで下降する。
【0009】
釜支持体10には、その後方部位において下軸16が回転できるように支持されている。また釜支持体10の中央部位には、釜軸20が下軸16に対して相互の軸線が直交する向きで回転できるように支持されている。なお下軸16は、釜30の駆動源であるモータ(図示外)によって一方向へ回転駆動される。この下軸16の回転が釜軸20に対し、個々の軸上に固定された斜歯ギア18,22の噛み合いを通じて伝達される。
【0010】
釜30は釜軸20の端部に装着されており、釜軸20の回転によって外釜32が内釜36の外側で一方向(図2で反時計回り方向)へ回転する。このとき、内釜36が外釜32によって連れ回されないように、内釜36の前面上部に釜支持体10に固定された釜支え38の凸部38aが係合している。また内釜36の中には、下糸ボビンを収容したボビンケース40がセットされている。
【0011】
図3はボビンケース40を表した正面図、図4は同じくボビンケース40を表した平面図、図5はボビンケース40を表した斜視図である。これらの図面からも明らかなようにボビンケース本体42は、その背面側が開放された円形ドラム形状をしている。ボビンケース本体42の内部に対し、開放された背面側から下糸ボビン50(図3)を出し入れできるようになっている。なお収容された下糸ボビン50は、ボビンケース本体42内の中心部にある軸(図示外)によって回転自在に支持される。
【0012】
ボビンケース本体42の前面上部には、縫い針26の針先と干渉するのを避けるための切り欠き部分42aがある。また、ボビンケース本体42外周の側面には、下糸ボビン50に巻かれている下糸を外に引き出すための糸引き出し孔42bが形成されている(図5)。同じくボビンケース本体42外周の下面には、板バネを用いた糸調子バネ42cの一端部がビス止めにより取り付けられている。この糸調子バネ42cの弾力により、ここを通過する下糸に抵抗を加えて所定のテンションを与えるようになっている。
【0013】
ボビンケース本体42外周には、糸引き出し孔42bの側において案内溝42fが設けられている。糸引き出し孔42bから外に引き出された下糸は、この案内溝42fに導かれる。またボビンケース本体42の前面部において、切り欠き部分42aに臨んでいる上面42dは針板12の面とほぼ平行な平坦面になっている。この上面42dには、ボビンケース本体42の前面寄りにおいて凹部42eが形成されている。
【0014】
下糸案内44は、上面42dとほぼ平行に配置され、その一端部が切り欠き部分42aの片側壁面に固定され、他端部はフック形状に曲げられた案内部45となっている。この下糸案内44には金属製の線材(針金)が使用され、案内部45がボビンケース本体42のほぼ中心上部、つまり針孔14のほぼ真下に位置している。
【0015】
案内部45は、一旦、ボビンケース本体42の前面に向かって曲げられ、かつ下糸案内44の固定端部側に向けて折り返された格好のフック形状をしている。しかも案内部45の先端部分45aは僅かに下方に向けて曲げられ、上面42dの凹部42eに入り込んでいる(図3,5)。ただし、この先端部分45aと凹部42eとの間には下糸を通すだけの隙間が確保されている(図3)。そして下糸案内44は、その案内部45が、針孔14を通って下死点に達したときの縫い針26の針先よりも下方に位置するように取り付けられている。
【0016】
ボビンケース本体42の前面側には、摘み46がヒンジピン(図示外)を回動支点として図面右方の先端部を手前に引き起こすことができるように設けられている。この摘み46を手前に引き起こすことにより、内釜36に対するボビンケース40のロックが解除されると同時に、下糸ボビン50がボビンケース40から脱落しない状態にロックされる。これによって内釜36に対してボビンケース40を下糸ボビン50と共に脱着することができる。
【0017】
このように構成されたボビンケース40において、糸引き出し孔42bからボビンケース本体42の外に引き出された下糸52(図3,5)は、案内溝42fに通してから下糸案内44の案内部45に引っかけられる。この案内部45により、下糸52の向きを針板12の針孔14に向かうように転向させる。この案内部45は、先に述べたようにミシンの作動中において下死点に達したときの縫い針26の針先よりも下方に位置している。このため縫製中の縫い針26に前後方向の振れが生じた場合でも、その針先が案内部45と干渉することがなく、この干渉に起因する針折れが防止される。
【0018】
また下糸52は、ボビンケース本体42の前面側においてフック形状の案内部45に引っかけるだけの簡単な作業で、下糸案内44に対する糸通しを行うことができる。しかも案内部45の先端部分45aは、ボビンケース本体42の凹部42eに対して僅かな隙間をもって入り込んでいるので、案内部45に引っかけられた下糸52が外れにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミシンの釜機構を表した平面図
【図2】ミシンの釜機構を表した正面図
【図3】ボビンケースを表した正面図
【図4】ボビンケースを表した平面図
【図5】ボビンケースを表した斜視図
【符号の説明】
12 針板
14 針孔
26 縫い針
40 ボビンケース
42 ボビンケース本体
44 下糸案内
45 案内部
50 下糸ボビン
52 下糸
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミシンにおいて下糸ボビンが収容されるボビンケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
ボビンケース内から引き出された下糸は、針板の下方から針孔に向かう位置を一定にするために下糸案内によって案内される。この下糸案内は、一般にコイル状の部品が使用され、これをボビンケースの前面側の上部に固定している。また鋼線などのバネ材をS字状に曲げた下糸案内を使用することで、その形状を簡素化し、かつ下糸を外れにくくした技術も知られている(例えば実用新案登録第2568827号公報)。
【0003】
下糸案内は、ボビンケース内から引き出された下糸の向きを針孔の方向に転向する案内部を備えている。この案内部は、その役目からして針孔の真下に配置することが望ましい。しかし針孔を通って降りてくる縫い針の針先と案内部とが干渉するのは避ける必要があり、そのために案内部の位置を針孔の真下から前方へ変位させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
縫製中における何らかの原因によって縫い針に振れが生じた場合、下糸案内の案内部と下死点に達した縫い針の針先とが干渉し、針折れの原因となる。そこで下糸案内として別に形成された部品を用いず、ボビンケース自体に下糸案内溝を形成し、この溝に下糸を通して案内するようにした技術が提案されている(実開平6−31680号公報)。しかし、これでは下糸案内溝に下糸を通す作業に手間取ることになる。
本発明は前記課題を解決しようとするもので、その一つの目的は、縫い針に振れが生じた場合でも、その針先と下糸案内との干渉を防止することである。
また本発明の他の目的は、下糸案内に下糸を通す作業の簡素化を図るとともに、下糸案内に対して下糸を外れにくくすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するためのもので、請求項1に記載の発明は、針板の下方に位置している釜にセットされるボビンケース本体の内部に下糸ボビンが収容され、このボビンに巻かれている下糸がボビンケース本体の外に引き出され、かつ下糸案内により前記針板の針孔に向かうように案内される構成のボビンケースであって、前記下糸案内は、下糸の向きを転向させる案内部が、前記針孔を通って下死点に達したときの縫い針の針先よりも下方に位置するようにボビンケース本体に固定されている。
この構成によれば、縫い針に振れが生じた場合でも、その針先が下糸案内に干渉することがなく、この干渉に起因する針折れを防止できる。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載されたボビンケースであって、下糸案内はボビンケース本体の前面側において針板の面とほぼ平行に配置され、その一端部がボビンケース本体に固定され、他端部が案内部となっている。
これにより、下死点に達したときの縫い針の針先よりも下方に案内部を位置させるための設計が容易となる。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載されたボビンケースであって、下糸案内の案内部は、ボビンケース本体内に対する下糸ボビンの収容時における下糸の受け入れをボビンケース本体の前面側から行うことが可能なフック形状になっている。
これにより、下糸案内に下糸を通す作業はフック形状の案内部にボビンケース本体の前面側から下糸を引っかけるだけの簡単な作業となり、しかも下糸案内から下糸が外れにくい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1はミシンの釜機構を表した平面図、図2は同じく釜機構を表した正面図である。これらの図面で示す釜支持体10は、ミシンヘッド(図示外)の下方におけるミシンフレームF(図2)の上に位置している。この釜支持体10の上面には針板12が固定されており、この針板12の下方には釜30が位置している。図2で示すように針板12には縫い針26が挿通される針孔14があり、この針孔14を通って縫い針26の針先が釜30の前面上部まで下降する。
【0009】
釜支持体10には、その後方部位において下軸16が回転できるように支持されている。また釜支持体10の中央部位には、釜軸20が下軸16に対して相互の軸線が直交する向きで回転できるように支持されている。なお下軸16は、釜30の駆動源であるモータ(図示外)によって一方向へ回転駆動される。この下軸16の回転が釜軸20に対し、個々の軸上に固定された斜歯ギア18,22の噛み合いを通じて伝達される。
【0010】
釜30は釜軸20の端部に装着されており、釜軸20の回転によって外釜32が内釜36の外側で一方向(図2で反時計回り方向)へ回転する。このとき、内釜36が外釜32によって連れ回されないように、内釜36の前面上部に釜支持体10に固定された釜支え38の凸部38aが係合している。また内釜36の中には、下糸ボビンを収容したボビンケース40がセットされている。
【0011】
図3はボビンケース40を表した正面図、図4は同じくボビンケース40を表した平面図、図5はボビンケース40を表した斜視図である。これらの図面からも明らかなようにボビンケース本体42は、その背面側が開放された円形ドラム形状をしている。ボビンケース本体42の内部に対し、開放された背面側から下糸ボビン50(図3)を出し入れできるようになっている。なお収容された下糸ボビン50は、ボビンケース本体42内の中心部にある軸(図示外)によって回転自在に支持される。
【0012】
ボビンケース本体42の前面上部には、縫い針26の針先と干渉するのを避けるための切り欠き部分42aがある。また、ボビンケース本体42外周の側面には、下糸ボビン50に巻かれている下糸を外に引き出すための糸引き出し孔42bが形成されている(図5)。同じくボビンケース本体42外周の下面には、板バネを用いた糸調子バネ42cの一端部がビス止めにより取り付けられている。この糸調子バネ42cの弾力により、ここを通過する下糸に抵抗を加えて所定のテンションを与えるようになっている。
【0013】
ボビンケース本体42外周には、糸引き出し孔42bの側において案内溝42fが設けられている。糸引き出し孔42bから外に引き出された下糸は、この案内溝42fに導かれる。またボビンケース本体42の前面部において、切り欠き部分42aに臨んでいる上面42dは針板12の面とほぼ平行な平坦面になっている。この上面42dには、ボビンケース本体42の前面寄りにおいて凹部42eが形成されている。
【0014】
下糸案内44は、上面42dとほぼ平行に配置され、その一端部が切り欠き部分42aの片側壁面に固定され、他端部はフック形状に曲げられた案内部45となっている。この下糸案内44には金属製の線材(針金)が使用され、案内部45がボビンケース本体42のほぼ中心上部、つまり針孔14のほぼ真下に位置している。
【0015】
案内部45は、一旦、ボビンケース本体42の前面に向かって曲げられ、かつ下糸案内44の固定端部側に向けて折り返された格好のフック形状をしている。しかも案内部45の先端部分45aは僅かに下方に向けて曲げられ、上面42dの凹部42eに入り込んでいる(図3,5)。ただし、この先端部分45aと凹部42eとの間には下糸を通すだけの隙間が確保されている(図3)。そして下糸案内44は、その案内部45が、針孔14を通って下死点に達したときの縫い針26の針先よりも下方に位置するように取り付けられている。
【0016】
ボビンケース本体42の前面側には、摘み46がヒンジピン(図示外)を回動支点として図面右方の先端部を手前に引き起こすことができるように設けられている。この摘み46を手前に引き起こすことにより、内釜36に対するボビンケース40のロックが解除されると同時に、下糸ボビン50がボビンケース40から脱落しない状態にロックされる。これによって内釜36に対してボビンケース40を下糸ボビン50と共に脱着することができる。
【0017】
このように構成されたボビンケース40において、糸引き出し孔42bからボビンケース本体42の外に引き出された下糸52(図3,5)は、案内溝42fに通してから下糸案内44の案内部45に引っかけられる。この案内部45により、下糸52の向きを針板12の針孔14に向かうように転向させる。この案内部45は、先に述べたようにミシンの作動中において下死点に達したときの縫い針26の針先よりも下方に位置している。このため縫製中の縫い針26に前後方向の振れが生じた場合でも、その針先が案内部45と干渉することがなく、この干渉に起因する針折れが防止される。
【0018】
また下糸52は、ボビンケース本体42の前面側においてフック形状の案内部45に引っかけるだけの簡単な作業で、下糸案内44に対する糸通しを行うことができる。しかも案内部45の先端部分45aは、ボビンケース本体42の凹部42eに対して僅かな隙間をもって入り込んでいるので、案内部45に引っかけられた下糸52が外れにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミシンの釜機構を表した平面図
【図2】ミシンの釜機構を表した正面図
【図3】ボビンケースを表した正面図
【図4】ボビンケースを表した平面図
【図5】ボビンケースを表した斜視図
【符号の説明】
12 針板
14 針孔
26 縫い針
40 ボビンケース
42 ボビンケース本体
44 下糸案内
45 案内部
50 下糸ボビン
52 下糸
Claims (3)
- 針板の下方に位置している釜にセットされるボビンケース本体の内部に下糸ボビンが収容され、このボビンに巻かれている下糸がボビンケース本体の外に引き出され、かつ下糸案内により前記針板の針孔に向かうように案内される構成のボビンケースであって、前記下糸案内は、下糸の向きを転向させる案内部が、前記針孔を通って下死点に達したときの縫い針の針先よりも下方に位置するようにボビンケース本体に固定されているボビンケース。
- 請求項1に記載されたボビンケースであって、下糸案内はボビンケース本体の前面側において針板の面とほぼ平行に配置され、その一端部がボビンケース本体に固定され、他端部が案内部となっているボビンケース。
- 請求項1または2に記載されたボビンケースであって、下糸案内の案内部は、ボビンケース本体内に対する下糸ボビンの収容時における下糸の受け入れをボビンケース本体の前面側から行うことが可能なフック形状になっているボビンケース。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002203024A JP2004041446A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | ボビンケース |
KR1020030046706A KR100636955B1 (ko) | 2002-07-11 | 2003-07-10 | 보빈 케이스 |
CNA031466540A CN1470701A (zh) | 2002-07-11 | 2003-07-10 | 梭心套 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002203024A JP2004041446A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | ボビンケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004041446A true JP2004041446A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=30437337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002203024A Withdrawn JP2004041446A (ja) | 2002-07-11 | 2002-07-11 | ボビンケース |
Country Status (3)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004041446A (ja) |
KR (1) | KR100636955B1 (ja) |
CN (1) | CN1470701A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008011981A (ja) * | 2006-07-04 | 2008-01-24 | Hirose Mfg Co Ltd | ボビンケース |
WO2014103049A1 (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 株式会社広瀬製作所 | 垂直全回転かま |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104988678B (zh) | 2014-05-13 | 2017-03-29 | 浙江信胜缝制设备有限公司 | 刺绣机旋梭内梭自动开梭机构 |
CN103966782B (zh) | 2014-05-13 | 2015-08-26 | 诸暨市新信机电科技有限公司 | 刺绣机底线断线自动感应装置及自动停机方法 |
KR102110940B1 (ko) * | 2019-05-29 | 2020-05-14 | 이하 | 재봉기용 회전북집 |
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2002
- 2002-07-11 JP JP2002203024A patent/JP2004041446A/ja not_active Withdrawn
-
2003
- 2003-07-10 KR KR1020030046706A patent/KR100636955B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2003-07-10 CN CNA031466540A patent/CN1470701A/zh active Pending
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KR101383965B1 (ko) | 2006-07-04 | 2014-04-10 | 가부시끼가이샤 히로세 세이사꾸죠 | 공업용 재봉기의 완전 회전 후크를 사용하기 위한 보빈케이스 |
WO2014103049A1 (ja) * | 2012-12-28 | 2014-07-03 | 株式会社広瀬製作所 | 垂直全回転かま |
JP6027632B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2016-11-16 | 株式会社廣瀬製作所 | 垂直全回転かま |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20051004 |