JP2002085479A - 介助型電動車椅子のフレーム構造 - Google Patents

介助型電動車椅子のフレーム構造

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JP2002085479A
JP2002085479A JP2001054046A JP2001054046A JP2002085479A JP 2002085479 A JP2002085479 A JP 2002085479A JP 2001054046 A JP2001054046 A JP 2001054046A JP 2001054046 A JP2001054046 A JP 2001054046A JP 2002085479 A JP2002085479 A JP 2002085479A
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pipe
lock
armrest
side portion
seat
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JP2001054046A
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English (en)
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Nobuyuki Sugano
信之 菅野
Shinji Sato
真治 佐藤
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要な剛性を確保した上で、軽快でかつ意匠
面にも優れた介助型電動車椅子のフレーム構造を提供す
る。 【解決手段】 略水平に延びる横辺部7aと該横辺部7
aの前端から下方に屈曲して延びる縦辺部7bとを有す
るシートパイプ7と、上記横辺部7aの後端から上下方
向に延びるバックパイプ8と、上記シートパイプ7の縦
辺部7bの下部に接続されて後方斜め上方に延び上記バ
ックパイプ8の上記シートパイプ7接続部より下部に接
続された横断面縦長楕円状の補強パイプ9とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、介助型電動車椅子
のフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車椅子に電動モータを搭載して、
車椅子乗員によるジョイスティック操作によって走行す
る自走式の車椅子や、乗員によりハンドルリムに加えら
れる人力を検出して該人力を電動モータで補助する電動
補助式の車椅子が開発されている。
【0003】また従来から、介助用として左右のバック
パイプ上部にそれぞれハンドルグリップが設けられた介
助型の車椅子がある。この介助型の車椅子に電動モータ
を搭載し、介助用のハンドルに加えられる力を検出し、
該検出値に応じて人力を補助する電動車両も提案されて
いる(特開平6−304207号公報)。
【0004】
【発明が解決すようとする課題】上記介助型電動車椅子
の場合、電動ユニットを取り付ける関係上、車体フレー
ムの剛性向上が必要であり、従来のものは剛性を高めた
分重量が増加するといった問題があった。また必要な機
能の確保が最も優先され、意匠面での考慮はあまりなさ
れていなかった。そのため従来の介助型電動車椅子は、
鈍重の外観の優れない単なる車椅子との感が強く、リハ
ビリや介護を必要とする人たちの購入意欲を促進する面
で改善の余地があった。
【0005】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たものであり、必要な剛性を確保した上で、軽快でかつ
意匠面にも優れた介助型電動車椅子のフレーム構造を提
供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、略水
平に延びる横辺部と該横辺部の前端から下方に屈曲して
延びる縦辺部とを有するシートパイプと、上記横辺部の
後端から上下方向に延びるバックパイプと、上記シート
パイプの縦辺部の下部に接続されて後方斜め上方に延び
上記バックパイプの上記シートパイプ接続部より下部に
接続された横断面縦長楕円状の補強パイプとを備えたこ
とを特徴としている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、上
記バックパイプのシートパイプ接続部より上部に回動自
在に支持され略水平に前方に延びるアーム部と、該アー
ム部の前部から下方に延び、上記シートパイプの横辺部
に着脱可能に支持された脚部とを有するアームレストを
備えたことを特徴としている。
【0008】請求項3の発明は、請求項1において、横
辺部と、該横辺部の下面略中央部から下方に延び、上記
シートパイプの横辺部に着脱機構を介して着脱可能に支
持された縦辺部とを有するアームレストを備え、上記着
脱機構は、ロックハンドルをロック位置に回動させると
該ロックハンドルのカム部がロックピンを上記縦辺部の
ロック孔に係合させるとともに押圧部材を上記縦辺部の
外表面に密着させるように構成されていることを特徴と
している。
【0009】
【発明の作用効果】請求項1の発明によれば、シートパ
イプの縦辺部の下部とバックパイプの下部とを横断面縦
長楕円状で後方斜め上方に延びる補強パイプで接続した
ので、該シートパイプ,バックパイプ及び補強パイプに
より車両側方から見て大略三角形状の部材構成となる
点、及び横断面縦長の補強パイプ単体の曲げ荷重に対す
る断面係数が大きい点から、重量増加をそれほど招くこ
となくフレーム剛性を高めることができる。
【0010】また横断面縦長であって車両側方から見た
時他の部材より幅寸法が大きく、かつ後方斜め上方に延
びる形状に設定された補強パイプによりシートパイプの
前部とバックパイプとを連結したので、該補強パイプが
デザイン上のアクセントとなり、意匠効果の向上が期待
できる。
【0011】請求項2の発明によれば、アームレストの
アーム部の後端をバックパイプにより回動自在に支持
し、脚部の下端をシートパイプにより着脱可能に支持し
たので、乗降時には、上記脚部をシートパイプから外す
ことによりアームレストをアーム部後端を中心に上方に
回動させることができ、これによりシート側方が開放さ
れ、乗降時の障害物が無くなり、乗降性を向上できる。
【0012】請求項3の発明によれば、ロックハンドル
を回動させるとロックピンがアームレストの縦辺部のロ
ック孔に係合し、かつ押圧部材が縦辺部に密着するよう
にしたので、軽い操作力でアームレストをガタ無く確実
に保持できる。
【0013】即ち、アームレストに作用する荷重は、上
記ロックピンのロック孔との係合によって支持すること
となるので、上記押圧部材は縦辺部との間にガタが生じ
ない程度の比較的小さい力で密着させれば済み、従って
ロックハンドルの操作に大きな力を必要とすることはな
い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を添付図面
に基づいて説明する。図1〜図26は本発明の第1実施
形態を説明するための図である。図において、1は本実
施形態の介助型電動車椅子であり、該車椅子1のフレー
ム2は、左,右サイドフレーム3,3を連結フレーム4
で折り畳み可能に連結した概略構造を有し、上記左,右
サイドフレーム3,3の後部間には門形状のバーハンド
ル5が架け渡してかつ着脱可能に装着され、該左,右サ
イドフレーム3,3の各前部にはフートレスト6がフー
トブラケット12ごと着脱可能に装着されている。
【0015】上記左,右サイドフレーム3,3は、左,
右対称形をなしており、側面視L字形状のシートパイプ
7の略水平に延びる横辺部7aの後端に上下方向に延び
るバックパイプ8を接続し、上記横辺部7aの前端から
下方に屈曲して延びる縦辺部7bの下端部と上記バック
パイプ8の下部とを斜め後上方に傾斜して延び、横断面
縦長の長円状をなす補強パイプ9で接続した概略構造を
有する。上記横辺部7aと縦辺部7bと間の屈曲部は円
弧状になっており、該車椅子を折り畳んだ際に把持し易
くなっている。
【0016】上記横辺部7aの上面にはブラケット7
c,7cが間隔を開けて固定され、該ブラケット7c,
7cの上面にはシートアンカ10が搭載されており、シ
ート布11の着座部11aの左,右縁が左,右のシート
アンカ10,10間に架け渡されて支持されている。こ
のシート布11の背もたれ部11bの上部左,右縁部は
上記バックパイプ8の上部8a,8a間に架け渡されて
支持されている。
【0017】上記シートアンカ10は上記横辺部7aに
上下に重なるように配置されている。また上記左,右フ
レーム3,3同士は上記連結フレーム4により折り畳み
可能に連結されている。具体的には、上記左,右の補強
パイプ9の内側面にはブラケット9a,9aに挿入され
た支持ボルトにより上記連結フレーム4の支持パイプ4
a,4aが回転可能に支持されている。該各支持パイプ
4a,4aには前後2組の連結リンク4b,4bの下端
が固着されている。該連結リンク4b,4bの上端部は
向かい側の上記シートアンカ10,10に固着されてお
り、さらに前後それぞれの組の連結リンク4b,4b同
士は中央ピン4cで回動可能に連結されている。
【0018】また上記連結リンク4aの中央ピン4cよ
り上側部分と上記シートパイプ7の横辺部7aに固定さ
れたブラケット7dとは中間リンク4dにより回動可能
に連結されている。これによりこの車椅子1を車幅方向
に折り畳み可能となっており、また上記中間リンク4d
が該車椅子を使用時の状態に保持するようになってい
る。
【0019】さらにまた上記前側の連結リンク4b,4
b用の中央ピン4cには支持リング69が取り付けられ
ている。この支持リングは組紐のような紐体をリング状
にしたものであり、後述するように取り外されたバーハ
ンドル5を折り畳まれた車椅子内に収容する際に該バー
ハンドル5の脚部20を支持するためのものである。
【0020】上述のように本実施形態では、シートパイ
プ7の縦辺部7bの下部とバックパイプ8の下部8bと
を横断面縦長楕円状で後方斜め上方に延びる補強パイプ
9で接続したので、該シートパイプ7,バックパイプ8
及び補強パイプ9により車両側方から見て大略三角形状
の部材構成となる点、及び横断面縦長の補強パイプ9単
体の曲げ荷重に対する断面係数が大きい点から、重量増
加をそれほど招くことなくフレーム剛性を高めることが
できる。
【0021】また横断面縦長であって車両側方から見た
時他の部材より幅寸法が大きく、かつ後方斜め上方に延
びる形状に設定された補強パイプ9によりシートパイプ
7の前部とバックパイプ8とを連結したので、該補強パ
イプ9がデザイン上のアクセントとなり、意匠効果が高
まる。
【0022】また左,右のシートパイプ7の縦辺部7b
には支持ブロック13を介して該縦辺部7bの外側に略
平行に位置するようにキャスタ取り付けパイプ14が配
置固定されている。そしてこのキャスタ取り付けパイプ
14の下端部により二股状のキャスタブラケット16が
該キャスタ取り付けパイプ14の軸回りに回動可能に支
持されており、該キャスタブラケット16によりキャス
タ(前輪)15が軸支されている。
【0023】上記支持ブロック13は上記キャスタ取り
付けパイプ14が貫通固定された外側ブロック13aと
上記縦辺部7bが挟持固定された2分割式の内側ブロッ
ク13b,13cとからなる。この内側ブロック13
b,13cは縦辺部7bを貫通するボルト13dにより
締め付け固定されている。またこの内側ブロック13
b,13cに上記外側ブロック13aがボルト13eに
より締め付け固定されている。
【0024】そして上記キャスタ取り付けパイプ14に
よりフートレスト6がフートブラケット12を介して支
持されている。このフートレスト6は、U字状のパイプ
6a上に樹脂製のフートプレート6bを固定したもので
あり、該フースプレート6bの基部6cの支持孔6dに
挿通された支持パイプ12aにより該プレート6bが水
平をなす使用時位置と垂直をなす起立時位置との間で回
動可能に支持されている。なお、フートレスト6を使用
時位置に回動させるとストッパ6eが上記支持パイプ1
2aを支持するメインパイプ12bの下端部に当接して
該フートレスト6を使用時位置に保持する。
【0025】また、上記支持孔6dの中央部上面には板
ばね17がばね挿入孔6fから挿入されて配設されてい
る。この板ばね17は上記支持パイプ12aの上面とに
当接して該支持パイプ12aを下方に押圧付勢してい
る。これにより上記支持パイプ12aは常時上記支持孔
6dの下面に圧接しており、フートレスト6のガタツキ
が防止されている。
【0026】上記フートブラケット12は、上記キャス
タ取り付けパイプ14の上端部に向けて後方斜め上方に
傾斜して延びる上記メインパイプ12bが同軸をなすよ
うにボルト12hにより結合された傾斜部材12cと該
傾斜部材12cの下部が貫通固定された下辺部材12d
とからなる大略L字状をなしている。また上記メインパ
イプ12bの上端部にはクサビ12iが形成されてお
り、該クサビ12iにより上記ボルト12hで締め付け
た際の結合強度が高められる。なお、上記下辺部材12
dは車両側方から見たとき、上述の補強パイプ9をその
まま延長した如き外観を呈するように形状及び配置位置
が設定されており、これにより外観の向上が図られてい
る。
【0027】上記傾斜部材12cの上端部に設けられた
樹脂製の回動ピン12eが上記キャスタ取り付けパイプ
14に挿入されて回転軸となっており、また下辺部材1
2dの後端に形成された当接凹部12fが上記キャスタ
取り付けパイプ14の前面に摺接可能となって下部支持
点となっている。このようにしてフートブラケット12
とフートレスト6が共にフレームに対し着脱可能となっ
ている。
【0028】また上記下辺部材12d貫通孔12gには
ロックレバー18が回動可能に配設されており、該ロッ
クレバー18の先端の係止爪18aはフートレスト6を
使用時位置に回動させたとき係止ロッド14aに係止す
ることにより該フートレスト6を使用時位置にロック可
能となっている。上記係止ロッド14aは上記キャスタ
取り付けパイプ14と平行に配設され、その上端部は水
平方向に折り曲げられてキャスタ取り付けパイプ14に
貫通され、ナット締め固定されている。また下端部はキ
ャスタ取り付けパイプ14の下端部に溶接固定されたブ
ラケット14bにナット締め固定されている。
【0029】また上記ロックレバー18は付勢ばね19
aにより押圧ピン19bを介してロック方向に付勢され
ている。上記ロックレバー18を手で外側に回転させる
とロックが外れフットレスト6がフートブラケット12
ごと外方に回動可能となり、かつ上方に取り外すことが
できる。
【0030】上記バーハンドル5は丸パイプからなる
左,右の脚部20,20と、該両脚部の上端同士を接続
する操作部21とからなる門形状をなしており、この操
作部21は左右端部から車幅方向中央に向かって斜め上
方に延び全体としてハの字状をなしている。また上記バ
ーハンドル5は高さ調整可能でかつフレーム2から着脱
可能となっている。上記左,右の脚部20の下端部は
左,右のサイドフレーム3,3に装着されたテレスコピ
ック式伸縮機構22の内筒23の上端部に着脱可能とな
っている。この伸縮機構22は、上記サイドフレーム3
に固定された外筒24内に内筒23を伸縮可能に挿入
し、かつ所定伸縮長さに固定可能に構成された直線状の
ものである。
【0031】上記外筒24の下端はシートパイプ7の横
辺部7aの後端付近にブラケット24aを介して固定さ
れ、上部はバックパイプ8の途中部分にロック機構25
を介して固定されており、側方から見て該シートパイプ
7,バックパイプ8及び外筒24により該外筒24を斜
辺とする直角三角形が形成されている。このようにして
外筒24が車体フレームの補強部材として機能してい
る。上記ロック機構25は、上記外筒24に嵌合されか
つバックパイプ8にボルト28で固定されたロックブロ
ック26に、ロックレバー27が回動ピン27aにより
回動可能に装着された構造となっている。上記ロックレ
バー27の回動ピン27aの周囲にはカム27bが形成
されており、該カム27bと上記内筒23との間にはホ
ルダ27cが介在されている。また、内筒23の外周下
部には係止溝23aが所定のピッチごとに凹設されてお
り、該係止溝23aにはボール26aがばね26dによ
り付勢されて係止可能となっており、これにより伸縮機
構22のガタが無くされているとともに伸縮操作時の節
度感が確保されている。
【0032】上記伸縮機構22を所要の長さに伸縮さ
せ、上記ロックレバー27を図17に実線で示す位置に
回動させると上記カム27bがホルダ27cを押圧し、
これにより内筒23即ちバーハンドル5が所望高さ位置
に固定される。なお上記ロックレバー27を図17に実
線で示す位置から二点鎖線で示す位置に反時計回りに9
0度回動させると上記ロックが解除され、内筒23の高
さ位置が調整可能となる。
【0033】また上記バーハンドル5の脚部20の下端
部と上記伸縮機構22の内筒23の上端部との間には着
脱機構29が設けられている。この着脱機構29は、以
下の構造になっている。内筒23の上端開口に溶接等で
固着されたボス部材23bにジョイントロッド23cが
螺挿されナット23dでロックされている。また上記脚
部20の下端部にはハンドルカバー30が固着され、該
ハンドルカバー30にはロックレバー31が回動ピン3
1a回りに回動可能に装着されている。
【0034】上記ロックレバー31の回動ピン回りには
カム31bが形成されており、該カム31bは上記ジョ
イントロッド23cを直接圧接可能となっている。また
上記ジョイントロッド23cの外周面には係止溝23d
が凹設されており、該係止溝23dには上記ハンドルカ
バー30内に配置されたボール30aがばね30bによ
り付勢されて係止可能となっており、これにより着脱操
作時のガタが吸収されるとともに節度感が確保されてい
る。
【0035】上記ロックレバー31を図18に実線で示
す位置に回動させると上記カム31bがジョイントロッ
ド23cに圧接し、バーハンドル5がフレーム2に装着
される。また上記ロックレバー31を図18に実線で示
す位置から二点鎖線で示す位置に時計回りに90度回動
させると上記ロックが解除され、バーハンドル5が取り
外し可能となる。
【0036】上記バーハンドル5の操作部21は、1本
の内部パイプ32と1組の外部部材33とを相対変位可
能に組み合わせ、この相対変位を電気信号変換器により
電気信号に変換して検出するように構成されている。上
記内部パイプ32は1本の金属パイプを中央が高くなる
アーチ状に、つまりその左,右部分が左,右端部から車
幅方向中央に向かって斜め上方に延び全体としてハの字
状をなすように僅かに屈曲させたものであり、その左,
右端部に上記左,右の脚部20,20の上端がハンドル
ブラケット20aを介してボルト20bにより締め付け
固定されている。
【0037】また上記外部部材33は、上記内部パイプ
32の車幅方向中央部分を隙間を開けて囲むハンドルカ
バー34と、該ハンドルカバー34の左,右両端に設け
られた軸受部材(ガイド)35aに支持され、上記内部
パイプ32の左,右部分を隙間を開けて囲む左,右パイ
プ35,35とを備えている。
【0038】上記軸受部材35aは前後方向に長い長円
状のガイド孔35bを有し、該ガイド孔35b内に上記
内部パイプ32が挿通されている。これにより、外部部
材33は上記ガイド孔35bの長軸方向(前後方向)には
移動可能であるが、上記ガイド孔35bの短軸方向の移
動は規制されている。
【0039】上記左,右パイプ35,35にはゴム筒等
からなるグリップ36,36が装着されており、該グリ
ップ36,36は上述のハの字状をなしている。これに
より介助者が該バーンハンドル5を操作するために手を
延ばしてグリップ36,36を把持したときの手のひら
の傾斜角度がグリップ36の傾斜角度によく一致し、操
作し易いようになっている。また上記左,右パイプ3
5,35の車幅方向外端部から上記内部パイプ32と脚
部20との接続部分を囲むようにジャバラカバー37が
装着されている。
【0040】上記ハンドルカバー34は上部カバー34
aと下部カバー34bとの上下二分割構造となってお
り、該上部,下部カバー34a,34bは、締め付けボ
ルト32bで締めあげることにより一体的に結合されて
おり、また左,右パイプ35,35の中央側端部にボル
ト32aで固定されている。
【0041】上部カバー34a内には前後方向に延びる
2本のガイドパイプ38,38が車幅方向中心線を対称
軸とする位置に所要の間隔を開けて配置されている。こ
の両ガイドパイプ38,38は、上部カバー34aの外
部から螺挿されたボルト38a,38aにより該上部カ
バー34aに固定されている。
【0042】そして上記両ガイドパイプ38,38によ
りガイドプレート39のガイド筒部39a,39aが前
後方向に相対移動(摺動)可能に支持されている。また
上記ガイド筒部39aと上部カバー34aの後側壁34
eの内面との間には付勢ばね40が介在されている。こ
こで上記筒部39aの内径と上記ガイドパイプ38との
間に比較的大きな隙間が設けられている。
【0043】そして上記ガイドプレート39には上記内
部パイプ32を跨ぐように固定フランジ部39bが形成
されており、該ガイドプレート39は上記固定フランジ
部39b及び内部パイプ32を貫通するように挿入され
たボルト38b,ナット38cにより該内部パイプ32
に固定されている。
【0044】このようにして上記外部部材33は内部パ
イプ32により軸直角方向(前後方向)にのみ相対移動
可能に支持され、かつ上記付勢ばね40により後側に位
置するように付勢されている。このとき上部カバー34
aの前側壁34f内面が上記ガイド筒部39aの前端面
に当接して該外部部材33の後端位置が規制されてい
る。さらに上記軸受部材35aの長円状のガイド孔35
bによって内部パイプ32が支持されており、このガイ
ド孔35bにより外部部材33の相対移動が前後方向に
規制されている。また上述のように、ガイドパイプ38
と筒部39aとの隙間が比較的大きく設定されているこ
とから、例えば右側のグリップ36のみを押した場合に
は、外部部材33は左側の軸受部材35aを支点にして
右側ほど前方に傾斜状態に揺動する。
【0045】そして上記上部カバー34aの天壁内面に
は、下方に突設されたボス部34cを介してセンサ等の
電気部品を支持する基板41がボルト締め固定されてお
り、該基板41の下面に直動型ポテンショメータからな
るセンサ42が取り付けられている。そしてこのセンサ
42に対向するように検出ニードル43aが配置されて
いる。この検出ニードル43aは上記ガイドプレート3
9のセンサフランジ部39cに螺挿された調整ボルト4
3の先端部に形成されたものであり、該調整ボルト43
のねじ込み量を調整することによりセンサ42の初期検
出値を調整可能になっている。なお、44は上記上部カ
バー34aに形成された上記調整ボルト43のねじ込み
量調整孔34dを開閉するグロメットである。
【0046】上記外部部材33の左,右グリップ36,
36を押すとセンサ42が前方に相対移動して検出値が
変化し、これに応じた補助力が発生する。このとき、例
えば右グリップ36のみを押した場合には、外部部材3
3は斜めに傾斜して揺動し、上記センサ42の移動量、
すなわち相対変位量は上記左,右グリップ36,36の
両方を押した時より小さくなる。その結果、旋回操作時
には補助力が直進時より小さくなり、操作性が向上す
る。
【0047】また上記上部カバー34aには電源スイッ
チ70a,後進スイッチ70b,速度調整器70c,及
び後述するクラッチ機能の切り替えを行う切替スイッチ
70dが配設され,さらに電源表示器71a,充電要否
表示器71bが配設されている。これらの各電気部品は
上記基板41の上面に集中配置されている。
【0048】また上記下部カバー34bの下側壁にはレ
バーホルダ34gが一体形成されており、該レバーホル
ダ34gによりブレーキレバー44が支持ボルト44a
により回動可能に支持されている。上記ブレーキレバー
44に接続されたブレーキケーブル45は上記ハンドル
カバー34内の上記各電気部品に接続された給電用,信
号取り出し用等のワイヤハーネス46と纏められて右側
の脚部20に沿うように配策され、後述する左,右の駆
動ユニット54に接続されている。従って上記ブレーキ
レバー44を操作すると左,右後輪が同時に制動され
る。なお上記ワイヤハーネス46は、上記バーハンドル
5の内部を通るように配索しても良い。
【0049】このように本実施形態では、バーハンドル
5を車体の左右のサイドフレーム3の後部(後フレー
ム)から上方に延びて門形状をなすものとし、さらに高
さ調整可能としたので、介助する人に合わせてバーハン
ドル5の高さを調整しこの状態で門形状の操作部(上辺
部)21を把持して車椅子1を押すことにより取り回し
が容易となり、車椅子1の操作性を向上できる。
【0050】また、バーハンドル5を着脱可能としたの
で、バーハンドル5を門形状にしながら支障無く車椅子
1全体を折り畳みできる。またハンドル収容部を車体に
設けたので、折り畳み時に取り外したバーハンドル5を
すっきり収容可能できかつバーハンドル5が行方不明に
なることがない。
【0051】車椅子折り畳み時の操作を図24〜26に
基づいて説明する。車椅子1を折り畳む場合には、まず
着脱機構29のロックハンドル31を図18に示す位置
から時計回りに90度回動させる。するとカム31bに
よるロックが解除され、この状態で脚部20を上方に引
き抜いてバーハンドル5を取り外す。またフートレスト
6を上方に回動させるとともに、連結リンク4b,4b
を支持パイプ4aを中心に上方に回動させる。これによ
り左右のモータ57が当接する位置まで車椅子1が折り
畳まれる。そして上記取り外したバーハンドル5を、折
り畳まれた車椅子1内に、一方の脚部20が前側に位置
し、他方の脚部20が後側に位置するように収容する。
このとき、前側の脚部20については、その下端部を、
上記支持リング69で吊り下げるように支持し、後側の
脚部20については上記折り畳まれたシート布11の背
もたれ部11b内に挿入し支持する。
【0052】またバーハンドル5にブレーキレバー44
を装着したので、バーハンドル5を取り外した場合でも
該バーハンドル5はブレーキケーブル45により車体に
繋がっており、従ってバーハンドル5を取り外した際に
バーハンドル5が行方不明になるといったことはない。
【0053】上記フレーム2の左,右側部にはアームレ
スト47が配設されている。このアームレスト47は僅
かに斜め前方に起立する脚部47aと、該脚部47aの
上端から略水平に後方に延びるアーム部47bと、該ア
ーム部47b上に配置されたカバー47cとを有する。
【0054】上記アーム部47bの後端部には下方に凸
の円弧状をなす支持ブラケット47dが接続固定されて
おり、該支持ブラケット47dの後端部が上記伸縮機構
22のロックブロック26により回動可能にかつ車幅方
向に所定ストロークだけ移動可能に支持されている。
【0055】詳細には、ロックブロック26の軸受孔2
6bに支持軸48が回転方向及び軸方向に摺動可能に挿
入され、該支持軸48の外方突出部に上記支持ブラケッ
ト47dがナット48aにより締め付け固定されてい
る。また支持軸48の車幅方向内側部分はロックブロッ
ク26に形成された収容孔26c内に位置している。そ
して該支持軸48の内側端部にはストッパリング48b
が勘合装着され、また2つの係止溝48c,48dが上
記ストロークに対応した間隔を開けて凹設されている。
この係止溝48c,48dにはばねで内方に付勢された
ボール48eが選択的に係止可能となっている。
【0056】上記アームレスト47は車幅方向外側に引
っ張ると外側に移動し、上記ストッパリング48bが上
記収容孔26cの底面に当接するとともに、係止溝48
cにボール48eがばねの付勢力により節度感をもって
係止する。アームレスト47は車幅方向内側に押し込む
と内側に移動し、係止溝48dにボール48eが節度感
をもって係止する。このとき支持軸48がロックブロッ
ク26の内側に突出することはない。
【0057】また上記脚部47aの下端部は上記シート
パイプ7の横辺部7aに係脱可能に支持されている。詳
細には、上記横辺部7aには丸棒状の支持ピン7eが車
幅方向に突出するように固定されており、該支持ピン7
eに上記脚部47aの下端に固着された円筒状の係止パ
イプ47eが係脱可能となっている。この係止パイプ4
7eの下側面でかつ車幅方向内側には切欠47fが形成
されている。
【0058】上記アームレスト47全体を上述のストロ
ークだけ車幅方向外側に引き出すと上記係止パイプ47
eと上記支持ピン7eとの係止が切欠47f分だけ外
れ、これにより該アームレスト47を上記支持軸48回
りに回動させることができる。
【0059】このように、アームレスト47のアーム部
47bの後端の支持ブラケット47dをバックパイプ8
により回動自在にかつ車幅方向に移動可能に支持し、脚
部47aの下端をシートパイプ7により着脱可能に支持
したので、乗降時にはアームレスト47を支持ブラケッ
ト47dを中心に上方に回動させることにより、シート
側方が開放され、乗降時の障害物が無くなり、乗降性を
向上できる。
【0060】この場合に、アームレスト47全体を車幅
方向外側に移動させた後に回動させるようにしたので、
通常使用時のアームレストの幅方向位置を過大にするこ
となく回動時のアームレストの車体フレームとの干渉を
防止できる。
【0061】また円筒状の係止パイプ47eに切欠47
fを形成したので、アームレスト47を元の状態に戻す
場合、まず該切欠47f部分が上記支持ピン7eに当接
し、この状態でアームレスト全体を車幅方向内側に押し
込むだけでよく、操作が容易である。
【0062】このように本実施形態では,バーハンドル
を門形状にするとともに、内部パイプ(固定部)32
と、該パイプ32に対して相対変位可能な外部部材(可
動部)33とからなる二重構造とし、上記固定部と可動
部との間の相対変位を検出するセンサ(変位検出手段)
42を配置したので、簡単な構造で操作力を確実に検出
できる。
【0063】また外部部材33を内部パイプ32の上辺
部に沿うように形成したので、門形状のバーハンドル5
の外部部材33のどこを押しても相対変位の検出が可能
であり、例えば片手でも簡単に操作することができる。
【0064】さらにまた外部部材33の相対変位量を検
出する方式であり、該外部部材33の初期位置への付勢
力の設定如何によっては極軽い操作力でもって該外部部
材33を相対変位させるように構成することが可能であ
り、従って介助者の意志通りの補助力を発生させること
が可能であり、操作性を大きく向上できる。
【0065】また、センサ42を中央部に配置するとと
もに、上記外部部材33を前後方向に移動させる軸受部
材25aを上記センサ42の左右に設けたので、例えば
旋回時において外部部材33の左右何れかの端を押した
時の相対変位検出量は外部部材33の中央部を押した時
の相対変位量より小さくなり、従って旋回時には補助力
が小さくなり、旋回操作が容易となる。
【0066】また、車幅方向中央部にセンサ42を配置
するとともに外部部材33の左右にグリップ(把持部)
36を設けたので、直進時には左右のグリップ36,3
6を概ね同じ力で押すことにより上述の中央部を押した
場合の相対変位量が得られ、所要の補助力が確実に得ら
れ、操作性が良好である。
【0067】また、左右のグリップ36,36を左右端
部から車幅方向中央に向かって斜め上方に延び全体とし
てハの字状をなすように形成したので、このグリップ3
6,36の傾斜角度が両手を延ばして該グリップ36,
36を把持しようとする手のひらの傾斜角度によく一致
し、操作性がより一層向上する。
【0068】また、バーハンドル5を押すことによって
得られる相対変位量により駆動モータ57を前進方向に
制御し、後進スイッチ(第1操作子)70bをオンした
とき駆動モータ57を後進方向に制御するようにしたの
で、操作性が良好である。即ち、例えば上述のウイリー
操作をしたような場合に後退方向に相対変位を検出する
といったことがなく、後退する意志がないにもかかわら
ずモータが逆方向に作動してしまうといった問題を回避
できる。また後進時には後進スイッチ70bを操作する
だけで済むので、操作が容易である。
【0069】さらにまた、後進用スイッチ70b,電源
スイッチ70a,速度調整機器70c等の操作子と、電
源表示71a,充電要否表示71b等を行う表示器とを
上記バーハンドル5の外部部材33の車幅方向中央部に
集中配置したので、操作子の操作性及び表示器の視認性
を向上できる。また電気部品を中央部に集中配置したの
で、組立性を向上できる。
【0070】上記左,右サイドフレーム3のバックパイ
プ8の下部8bにブラケット8cを介して後輪49が装
着されている。この後輪49は、筒状のハブ部50aと
リング状のリム部50cとを円盤状のディスク部50b
で一体的に結合してなるアルミニウム合金一体鋳造製の
ホイルー50と、上記リム部50cに装着されたタイヤ
51とを備えている。そして上記ハブ部50aが軸受5
2,52を介して車軸53で軸支され、該車軸53は上
記ブラケット8cにナット53aで締め付け固定されて
いる。
【0071】また上記ホイール50の車幅方向内側には
駆動ユニット54,及びコントロールユニット55を取
り付けるためのユニットケース56が配置されている。
このユニットケース56のボス部56a部分が上記ホイ
ール50のハブ部50aと上記ブラケット8cとの間に
車軸に一体形成された車軸ボス部56bを介して挟持固
定されている。なお、62は上記コントロールユニット
55の配置室56cを着脱可能に覆うカバーである。
【0072】ここで上記コントロールユニット55は、
上述のバーハンドル5において検出された可動部と固定
部との相対変位量に応じた補助力が得られるように上記
駆動モータ57を制御する補助力制御手段として、また
上記後進用スイッチ70bがオンされたと上記駆動モー
タ57を後進方向に制御する手段として機能する。
【0073】また上記ユニットケース56の外周部のホ
イール50側端部には傘部56dが筒状に形成されてお
り、該傘部56d内に上記ディスク部50bの内面に筒
状に形成された挿入部50dが挿入され、さらに該挿入
部50dの基部の外周面には凹溝50eが環状に凹設さ
れている。これにより雨水等の内部侵入を防止するラビ
リンス構造が構成されている。
【0074】上記駆動ユニット54は、電動モータ57
の出力軸57aに遊星ギヤ機構58を連結し、該遊星ギ
ヤ機構58に連結された出力軸59の出力ギヤ59aを
上記ディスク部50bの内端面に固定され内周歯を有す
るリング状のホイールギヤ60に噛合させた構造となっ
ている。なお、上記出力軸59の両端部は軸受61a,
61bを介して上記ユニットケース56により軸支され
ている。また上記モータ57の出力軸側端部にはモータ
支持ケース63が勘合装着されており、該モータ支持ケ
ース63が上記ユニットケース56にボルト締め固定さ
れている。
【0075】上記遊星ギヤ機構58は、上記ユニットケ
ース56と上記モータ支持ケース63とで形成されたギ
ヤ室64内に配置され、上記モータ出力軸57aと嵌合
したサンギヤ58aと、該サンギヤ58aに噛合しかつ
該サンギヤ58aの周囲を回転可能に配置された3個の
遊星ギヤ58bと、該遊星ギヤ58bに噛合する内周歯
を有するリングギヤ58cとを備えている。
【0076】上記遊星ギヤ58bは、モータ軸線の回り
に回転可能にかつ上記出力軸59側に配置された円盤状
のアームプレート58dとモータ側に配置されたリング
状のアームプレート58eとにより回転自在に支持され
ている。またアームプレート58dの軸芯に上記出力軸
59がスプライン勘合している。このようにして遊星ギ
ヤ機構58と出力軸59は同一直線上に配置されてお
り、またアームプレート58dの回転が出力軸59から
ホイール50に伝達される。
【0077】上記リングギヤ58cは、上記ユニットケ
ース56とモータ支持ケース63の両方に渡るように配
置されている。そしてこのリングギヤ58cは上記両ケ
ース56,63により回転可能に支持されており、かつ
該リングギヤ58cの回転を阻止する切替機構65が設
けられている。
【0078】上記切替機構65は、上記リングギヤ58
cの外周面に一定間隔を開けて係止凹部58fを複数凹
設し、上記モータ支持ケース63にピン66を上記係止
凹部58fに係脱できるよう進退可能に配置し、該ピン
66をばね67で係止方向に付勢し、さらに該ピン66
をワイヤケーブル68で係止解除方向に移動可能に構成
されている。
【0079】なお、上記ワイヤケーブル68は上記ハン
ドルカバー34に設けられた切替スイッチ70dに接続
されており、該切替70dを通常位置に回動させると上
記ピン66が係止凹部58fに係止し、モータ回転が所
定の減速比で減速されてホイール50に伝達される。一
方、切替スイッチ70dを押し歩き時位置に回動させる
と上記ピン66の係止凹部58fとの係止が解除され、
後輪49とモータ57とが切り離され、電源をオフして
車椅子を押して移動させる場合の取り扱いが容易とな
る。
【0080】この点をさらに詳述する。切替機構65に
より上記リングギヤ58cをハウジングに対して相対回
転不能にすると、電動モータ57の回転が、サンギヤ5
7a,遊星ギヤ58b,及びリングギヤ58cによって
設定された減速比でもって減速されてアームプレート5
8dから出力され、該出力により後輪49が駆動され
る。
【0081】一方、切替機構65によりリングギヤ58
cをハウジングに対して回転可能に切り替えると、遊星
ギヤ機構58はオフ状態のクラッチとして機能する。即
ち、上記リングギヤ58cを回転可能とした状態で車両
を人力で移動させると、後輪49の回転によりアームプ
レート58dが回転する。このときサンギヤ58aはモ
ータ57の磁気の負荷により回転しないため、遊星ギヤ
56bはアームプレート58dの回転に伴ってサンギヤ
58aに噛合した状態で自転しながらサンギヤ58a上
を回転し、後輪49のの回転はリングギヤ58cに伝達
されることとなる。しかしリングギヤ58cは回転自在
となっているので、リングギヤ58cが回転するのみで
結局後輪49とモータ57とが切り離された状態とな
り、いわゆるオフ状態のクラッチとして機能する。
【0082】このように本実施形態では専用のクラッチ
機構が不要であり、構造の簡素化,部品点数の削減,駆
動ユニット54の軽量コンパクト化を図ることができ
る。
【0083】またモータ軸57aと出力軸59とを同軸
をなすように配置したので、軸,軸受等の部品点数を削
減でき、軸剛性を高めることができる。また遊星ギヤ5
8bをモータ57と出力軸59を支持する軸受で支持で
き、軸方向寸法を小さく構成できる。
【0084】図27〜図31はアームレストの第2実施
形態を示す。上記第1実施形態では、アームレスト47
のアーム部47bの後端部を車幅方向に所定ストローク
だけ移動可能に構成した例を示したが、本実施形態では
アーム部の後端部をピロー継手(自在継手)により連結
している。図中、図1〜図26と同一符号は同一又は相
当部分を示す。
【0085】アーム部47bの後端に接続固定された支
持ブラケット47dはピロー継手80を介してロックブ
ロック26に固定されている。詳細には、支持ブラケッ
ト47dにピローケース80aがねじ込まれ、ロックナ
ット80bでロックされている。またピローケース80
aよってあらゆる方向に回動可能に支持されたピローボ
ール80cはボルト80d,カラー80f,及びナット
80eにより上記ロックブロック26に締め付け固定さ
れている。80gは特にアームレスト47の車幅方向の
可動範囲を規制するためのワッシャである。そして上記
ピロー継手80の周囲はカバー80hで覆われている。
なお、上記アーム部47bを覆うカバー47cはボルト
47hによってアーム部47bに固定されている。
【0086】また脚部47aの下端部は上記シートパイ
プ7の横辺部7aにロック機構81を介して係脱可能に
支持されている。詳細には、上記横辺部7aに車幅方向
外方に向けて突設された支持パイプ7eに、脚部47a
の下端に固着された円筒状の係止パイプ47eが係脱可
能となっており、該係止パイプ47eの下側面でかつ車
幅方向内側には切欠き47fが形成されている。脚部4
7aの下端部を車幅方向外方に移動させると上記切欠き
47f部分にて係止パイプ47eの支持パイプ7eとの
係合が外れるようになっている。
【0087】上記ロック機構81は、上記係止パイプ4
7eに挿入固定された樹脂製のプラグ82に形成された
ガイド孔82aに押圧ボタン83を付勢ばね84で外方
に付勢して配置し、該押圧ボタン83に植設された連結
ピン85に伝達プレート86の一端を固定接続し、該伝
達プレート86の他端にロックピン87を固定した概略
構造のものである。このロックピン87は上記支持パイ
プ7eに形成されたロック孔7gに係脱可能となってい
る。なお、88は支持パイプ7eに被せられた樹脂製の
スライダであり、上記係止パイプ47eと支持パイプ7
eとの係脱を円滑に行うためのものである。
【0088】本変形例のアームレスト47の使用状態で
は、脚部47aの下端部は、係止パイプ47eが支持パ
イプ7eに嵌合しているとともに、ロック機構81のロ
ックピン87がロック孔7gに係合していることからシ
ートパイプ7の横辺部7aに確実に固定されており、ま
たアーム部47bの後端部はピロー継手80によりロッ
クブロック26に確実に固定されている。その結果本実
施形態では、アームレスト47の支持剛性を向上でき
る。
【0089】また乗降時等にアームレスト47を跳ね上
げる場合には、脚部47aの下部を把持しつつ押圧ボタ
ン83を押し込み、そのまま車幅方向外方に引っ張り、
上方に回動させれば良い。押圧ボタン83の押し込みに
よりロックピン87がロック孔7gから外れ、車幅方向
外方に引っ張ることによりアームレスト47全体がピロ
ー継手80を支点にして外方に揺動して係止パイプ47
eと支持パイプ7eとの係合が外れる。このように簡単
な操作によって容易にアームレスト47を跳ね上げるこ
とができ、乗降が容易である。
【0090】またアームレスト47の揺動動作は、可動
範囲規制用のワッシャ80gがピローケース80aに当
たらない範囲に規制されるので、上述のアームレスト4
7の跳ね上げ動作時にアームレスト47が必要以上に揺
動することがなく、操作性が良好である。
【0091】図32〜図35はアームレストの第3実施
形態を説明するための図であり、図中、図1〜図31と
同一符号は同一又は相当部分を示す。上記第1,第2実
施形態では跳ね上げ式アームレストの例を説明したが、
本実施形態は着脱式アームレストの例である。なお、図
32〜図35では左側のアームレストのみを示している
が、右側のアームレストも左側と同様である。
【0092】アームレスト90は、横断面円形の金属又
は樹脂製パイプからなる横辺部91aの下面略中央に横
断面長円状の金属又は樹脂製パイプからなる縦辺部91
bを固着し、横辺部91aの上面をカバー92で覆うと
ともに、縦辺部91bの下端部を着脱機構93でシート
パイプ7の横辺部7aに着脱可能に取り付け、さらに横
辺部91a,縦辺部91bの内側面にサイドカバー94
を配設したものである。
【0093】上記横辺部91aは縦辺部91bより少し
外側に偏位しており、該横辺部91aの上側に上記カバ
ー92がボルト92aで締め付け固定されている。また
上記縦辺部91bの内側面に上記サイドカバー94がビ
ス91cにより締め付け固定されている。このサイドカ
バー94の上縁94aは上記横辺部91aの内側面に沿
ってカバー92の側壁との間に挿入されている。上記サ
イドカバー94は樹脂製プレートの外表面を表皮で覆っ
たものであり、自立可能の剛性を有している。そしてこ
のサイドカバー94はシート布11の着座部11aと背
もたれ部11bとの境界近傍までを覆う形状に設定され
ており、これにより乗員の衣服等が後輪49に巻き込ま
れたりするのを防止している。
【0094】上記着脱機構93は、樹脂製ブロック95
のベース部95aを上記シートパイプ7の横辺部7aに
固定し、該ベース部95aと一体形成された支持部95
bにより上記縦辺部91bを支持し、これをロックハン
ドル97で固定する概略構造を有する。
【0095】上記ベース部95aの後部は、上記横辺部
7aに水平方向に挿入されたボルト96aにより固定さ
れ、前部は横辺部7aに車幅方向外方に向けて突設され
た支持パイプ7eに支持孔95cを嵌装した上で上下方
向に挿入されたボルト96bで固定されている。これに
よりブロック95のシートパイプ7への取付剛性が確保
されている。
【0096】上記支持部95aには横断面長円状の支持
孔95dが上下方向に貫通形成され、内側面にはすり割
り95eを有する締め付けフランジ95fが一体形成さ
れている。
【0097】上記フランジ95fにはロックボルト98
が挿入されており、該ロックボルト98の先端部は支持
ピン98aに螺挿されている。該支持ピン98aは上記
ロックハンドル97の偏芯リング97a内に挿入されて
いる。さらに上記偏芯リング97aと上記締め付けフラ
ンジ95fとの間にはワッシャ部材100が介在されて
いる。上記ロックハンドル97を図32のように下方に
回動させると上記偏芯リング97aの大径をなすカム面
97bが上記ワッシャ部材100を押圧してロックボル
ト98を引っ張り、上記縦辺部91bは、フランジ95
fによって支持孔95dが狭められることによって締め
付けられロックされる。
【0098】また上記縦辺部91b内には節度機構10
1が収容配置されている。この節度機構101は、U字
状の板ばね102によってロックピン102aを外方に
付勢した構造のものである。上記ロックピン102aは
縦辺部91bの貫通孔91dを通って外方に突出して上
記ブロック95の支持孔95dの内面に凹設された上,
下のロック孔95g,95gの何れかに選択的に係脱可
能となっている。なお、ロック孔95gはロックピン1
02aより小径になっており、ロックピン102aの先
端部がロック孔95gに軽く係止している。
【0099】また上記縦辺部91bにはストッパピン1
03が車幅方向内側に突出するように植設されている。
アームレスト90を低位置に移動させるとストッパピン
103の先端突出部が上記ブロック95の支持部95b
の上面に凹設された係止溝95hに当接してそれ以上ア
ームレスト90が下がるのを阻止している。
【0100】本実施形態のアームレスト90は高さを
高,低2段階に調整可能となっており、低位置の状態が
図示されている。高さを高位置に変える場合には、ロッ
クハンドル97を図32のの下方位置から時計回りに9
0度回動させる。するとロックハンドル97の偏芯リン
グ97aの小径部がワッシャ部材100側に位置し、ロ
ックボルト98によるフランジ95fの締め付け力ひい
ては支持孔95dが緩み、縦辺部91bが可動となる。
この状態でアームレスト90を上方に引き上げると、節
度機構101のロックピン102aが下側のロック孔9
5gから外れ、上側のロック孔95gに係合する。続い
てロックハンドル97を反時計回りに90度下方に回動
させると、偏芯リング97aの大径部がワッシャ部材1
00に当接し、ロックボルト98がフランジ95fを締
め付けて支持孔95dを狭め、アームレスト90を高位
置に保持する。
【0101】なお、アームレスト90を取り外す場合
は、上記ロックレバー97を緩めた状態でアームレスト
90をさらに上方に引っ張ればよく、容易に取り外すこ
とができる。
【0102】図36〜図39は請求項3の発明に係る第
4実施形態を説明するための図であり、またこの第4実
施形態は図32〜図35に示した着脱式アームレストの
着脱機構の変形例でもある。図中、図32〜図35と同
一符号は同一又は相当部分を示す。
【0103】アームレスト90の縦辺部91bをシート
パイプ7の横辺部7aに着脱自在に取り付けるための着
脱機構110は、上記シートパイプ7の横辺部7aに固
定された樹脂製ブロック111によりアームレスト90
の縦辺部91bを支持し、これを樹脂製ロックハンドル
112で固定する概略構造を有する。
【0104】上記ブロック111には横断面長円状の支
持孔111aが上下方向に貫通形成され、該支持孔11
1a内に上記縦辺部91bが挿入されている。また上記
ブロック111には水平方向にロック孔111bが貫通
形成されている。該ロック孔111b内にはロックボル
ト113が挿入されており、該ロックボルト113の先
端部は支持ピン114に螺挿されている。この支持ピン
114は上記ロックハンドル112のカム部112c内
に挿入されている。また、112eはロックハンドル1
12をロック解除位置に保持するロックボールであり、
該ロックボール112eは付勢ばね112fで上記支持
ピン114のボルト孔114aに係止可能となってい
る。なお、112dはロックハンドル112を回動させ
たときロックボルト113との干渉をさけるための逃げ
溝である。
【0105】上記カム部112cと上記ブロック111
との間には板金製でL字形状のロックプレート115が
介在されている。このロックプレート115の外端部1
15aにはロックピン116が上記縦辺部91bに対向
するように植設されており、該ロックピン116の先端
部は縦辺部91bのロック孔91eに係脱可能となって
いる。また上記ロックピン116により樹脂製の押圧部
材117が支持されている。上記ロックハンドル112
をロック位置に回動させるとロックピン116がロック
孔91eに係合するとともに上記ロック部材117が上
記縦辺部91bの外表面に圧着する。
【0106】また上記ロックボルト113は上記ロック
プレート115を貫通しており、かつ該ロックプレート
115とブロック111との間には付勢ばね118が介
在されており、これによりロックプレート115は上記
ロックピン116のロック孔91eとの係合を解除する
方向に付勢されている。
【0107】また上記縦辺部91b内には上記図32〜
図35の実施形態と同じ構造の、アームレートの高さ調
節時に節度感を出すための節度機構101、及びアーム
レストの下端位置を規制するストッパピン103が配設
されている。
【0108】本実施形態の着脱機構110は、アームレ
ストを高,低2段階に調整可能となっている。高さを変
える場合には、ロックハンドル112を図37に実線で
示すロック位置から二点鎖線で示すロック解除位置に時
計回りに90度回動させる。するとロックハンドル11
2のカム部112cの小径部112bがロックプレート
115に隙間を明けて対向するとともに、ロックボール
112eがボルト孔114aに係止し、ロックハンドル
112は、1のロック解除位置に保持される。。そのた
めロックプレート115が上記付勢ばね118で外方に
押し出され、ロックピン116のロック孔91eとの係
合及び押圧部材117の付勢が解除される(図39参
照)。これにより縦辺部91bが上下方向に可動とな
る。
【0109】この状態でアームレストを上方,又は下方
に移動させると、節度機構101によりアームレストが
その位置に仮に保持される。続いてロックハンドル11
2を図37に実線で示すロック位置に回動させると、カ
ム部112cの大径部112aがロックプレート115
を押圧し、これによりロックピン116がロック孔91
eに係止するとともに、押圧部材117が縦辺部91b
に密着し、アームレストが該位置に保持される。
【0110】このように本実施形態では、ロックプレー
ト115と縦辺部91bとの間に押圧部材117を介在
させ、ロックハンドル112のカム部112cによりロ
ックプレート115を介して押圧部材117を縦辺部9
1bに密着させるとともに、ロックピン116をロック
孔91eに係止させるようにしたので、アームレストに
作用する荷重は上記ロックピン16のロック孔91eへ
の係止によって支えられるから、押圧部材117を縦辺
部91bにそれほど強く密着させる必要はなく、ロック
ハンドル112の操作力を小さくでき、アームレストを
軽い操作力でガタなく確実に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による介助型電動車椅子
の左側面図である。
【図2】上記車椅子の背面図である。
【図3】上記車椅子の底面図である。
【図4】上記車椅子のフートレスト部分の左側面図であ
る。
【図5】上記フートレストの平面図である。
【図6】上記フートレストの左側面図である。
【図7】上記フートレストの右側面図である。
【図8】図6のVIII-VIII 線断面図である。
【図9】図4のIX-XI 線断面図である。
【図10】図4のX-X 線断面図である。
【図11】図4のXI-XI 線断面図である。
【図12】図4のXII-XII 線断面図である。
【図13】上記車椅子のバーハンドルの断面正面図であ
る。
【図14】上記車椅子のハンドル着脱機構部分の断面正
面図である。
【図15】上記車椅子の伸縮機構のロック機構部分の断
面正面図である。
【図16】図15のXVI-XVI 線断面図である。
【図17】図15のXVII-XVII 線断面図である。
【図18】図14のXVIII-XVIII 線断面図である。
【図19】上記車椅子のアームレストの下側支持部の正
面図である。
【図20】図13のXX-XX 線断面図である。
【図21】図13のXXI-XX線断面図である。
【図22】上記車椅子の後輪,駆動ユニットの断面正面
図である。
【図23】上記駆動ユニットの遊星ギヤ機構の模式図で
ある。
【図24】上記車椅子の折り畳み状態の左側面図であ
る。
【図25】上記車椅子の折り畳み状態の背面図である。
【図26】上記車椅子の折り畳み状態の平面図である。
【図27】アームレストの第2実施形態を示す側面図で
ある。
【図28】上記第2実施形態アームレストの平面図であ
る。
【図29】上記第2実施形態アームレストの正面図であ
る。
【図30】上記第2実施形態アームレストの断面図(図
27のXXX-XXX線断面図)である。
【図31】上記第2実施形態アームレストの断面図(図
27のXXXI-XXXI線断面図)である。
【図32】アームレストの第3実施形態を示す側面図で
ある。
【図33】上記第3実施形態アームレストの正面図であ
る。
【図34】上記第3実施形態アームレストの断面図
((図32のXXXIV-XXXIV線断面図)である。
【図35】上記第3実施形態アームレストの断面図
((図32のXXXV-XXXV線断面図)である。
【図36】請求項3の発明に係る第4実施形態のアーム
レスト着脱機構を示す断面平面図である。
【図37】上記第4実施形態アームレスト着脱機構の正
面図である。
【図38】上記第4実施形態アームレスト着脱機構の側
面図である。
【図39】上記第4実施形態アームレスト着脱機構のロ
ック解除状態を示す断面平面図である。
【符号の説明】
1 電動車椅子 7 シートパイプ 7a 横辺部 7b 縦辺部 8 バックパイプ 9 補強パイプ 47 アームレスト 47a 脚部 47b アーム部 91b 縦辺部 110 着脱機構 112 ロックハンドル 112c カム部 117 押圧部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平に延びる横辺部と該横辺部の前端
    から下方に屈曲して延びる縦辺部とを有するシートパイ
    プと、上記横辺部の後端から上下方向に延びるバックパ
    イプと、上記シートパイプの縦辺部の下部に接続されて
    後方斜め上方に延び上記バックパイプの上記シートパイ
    プ接続部より下部に接続された横断面縦長楕円状の補強
    パイプとを備えたことを特徴とする介助型電動車椅子の
    フレーム構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記バックパイプの
    シートパイプ接続部より上部に回動自在に支持され略水
    平に前方に延びるアーム部と、該アーム部の前部から下
    方に延び、上記シートパイプの横辺部に着脱可能に支持
    された脚部とを有するアームレストを備えたことを特徴
    とする介助型電動車椅子のフレーム構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、横辺部と、該横辺部
    の下面略中央部から下方に延び、上記シートパイプの横
    辺部に着脱機構を介して着脱可能に支持された縦辺部と
    を有するアームレストを備え、上記着脱機構は、ロック
    ハンドルをロック位置に回動させると該ロックハンドル
    のカム部がロックピンを上記縦辺部のロック孔に係合さ
    せるとともに押圧部材を上記縦辺部の外表面に密着させ
    るように構成されていることを特徴とする介助型電動車
    椅子のフレーム構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008200060A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Matsunaga Seisakusho:Kk 車椅子のアームレスト

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