JP2002084633A - 電気配線ブロック - Google Patents

電気配線ブロック

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JP2002084633A
JP2002084633A JP2000270348A JP2000270348A JP2002084633A JP 2002084633 A JP2002084633 A JP 2002084633A JP 2000270348 A JP2000270348 A JP 2000270348A JP 2000270348 A JP2000270348 A JP 2000270348A JP 2002084633 A JP2002084633 A JP 2002084633A
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locking
block
relay
cavity
terminal
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JP2000270348A
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English (en)
Inventor
Shinji Kawakita
伸二 川北
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造コストを低減すること。 【解決手段】リレー装着部17は、その内部に圧着端子
26を有し、互いに結合可能な複数のキャビティブロッ
ク23にて構成されている。そして、このリレー装着部
17はリレー用収容枠15に装着可能となっている。そ
のため、圧着端子26が収容される各キャビティブロッ
ク23と、それらを収容するリレー用収容枠15及びブ
ロック本体12との樹脂材料を異ならせることができ
る。言いかえれば、リレー用収容枠15及びブロック本
体12までも高価な樹脂材料を使用しなくて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れる電気配線ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気配線ブロックでは、
合成樹脂製のブロック本体に、ワイヤハーネスを構成す
る電線に設けられた圧着端子を収容する端子収容ハウジ
ングが一体的に形成されている。この端子収容ハウジン
グの内部には複数のキャビティが形成され、そこには各
圧着端子がそれぞれ収容されている。各圧着端子はそれ
ぞれの端子収容ハウジングに一体的に形成されたランス
によって保持される。
【0003】このような電気配線ブロックにおけるワイ
ヤハーネスの組み付けは、その工程が幾多に細分化され
ている。各工程において、圧着端子がそれぞれのキャビ
ティ内に挿入され、一工程が終了すると、ブロック本体
が移動されて次工程に移行し、挿入されていない圧着端
子がキャビティ内に挿入される。そして、全ての工程を
終えると、全ての圧着端子がキャビティ内に挿入され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電気
配線ブロックにおいては、圧着端子が端子収容ハウジン
グ内に挿入した際にランスを撓ませて圧着端子に係合さ
せていることから、ランスに十分な強度を持たせるため
に、端子収容ハウジングを高価な樹脂材料とせざるを得
ない。よって、端子収容ハウジングとブロック本体とが
一体化されていると、本来安価な樹脂材料で済むはずの
ブロック本体までも高価な樹脂材料に合わせなければな
らない。そこで、ランスを有する端子収容ハウジングと
ブロック本体とを二色成形によってそれらの樹脂材料を
別々にする方法もある。しかし、それらの成形金型が複
雑になることから、成形コストが割高になり、結果とし
て製品コストが高くなる。
【0005】又、ブロック本体と端子収容ハウジングが
一体化されていると、各ワイヤハーネス組み付け工程に
おいて、電線の圧着端子をそれぞれのキャビティに挿入
することを自動化するのが困難である。つまり、多数あ
る圧着端子を全て手作業でキャビティに挿入しなければ
ならない。これは、端子収容ハウジングに形成された複
数のキャビティが各ハウジングごとに異なって配置され
ていたり、ハウジング内で複雑に交差しているからであ
る。
【0006】更に、ワイヤハーネス組み付け工程におい
て、一工程から次工程に移行する際に、ブロック本体を
移動させる途中で、キャビティ内に挿入されていない圧
着端子がある。そのため、圧着端子がキャビティ外に露
出されたままになっていると、それらが任意の箇所に当
たって変形することがある。この結果、圧着端子の不良
原因を招くという問題がある。
【0007】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、高価な樹脂材料を使用する箇所を
減らすことにより、製造コストを低減することにある。
又、キャビティブロック内に対する圧着端子の挿入の自
動化を容易にすることにある。更に、ワイヤハーネス組
み付け途中において圧着端子の保護を図ることで、圧着
端子が任意の箇所に当たって変形するのを防止すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、リレーやヒューズ等
の電気部品をブロック本体に設けた装着部に装着した電
気配線ブロックにおいて、前記装着部をブロック本体に
設けられた収容部に収容するとともに、同装着部を結合
可能な複数のキャビティブロックにて構成し、そのキャ
ビティブロック内に、前記電気部品に設けられた端子が
接続される圧着端子を収容したことを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電気配線ブロックにおいて、隣り合う位置に配置さ
れた前記各キャビティブロックのうち一方のキャビティ
ブロックは第1係止部を有し、他方のキャビティブロッ
クは前記第1係止部に着脱可能な第2係止部を有するこ
とを要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の電気配線ブロックにおいて、前記各キャビティブロ
ックには、前記第1及び第2係止部を係合した状態に維
持するための保持手段が設けられていることを要旨とす
る。
【0011】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、ブロック本体に設
けられた収容部に、それとは別体なる複数のキャビティ
ブロックにて構成された装着部が収容される。そのた
め、キャビティブロックと収容部とは別々の部材から構
成することができるため、それらの樹脂材料も別々のも
のを使用することが可能になる。従って、収容部をブロ
ック本体と一体的に形成した場合において、キャビティ
ブロックと同じ高価な樹脂材料をブロック本体にも使用
しなくてよいことから、製造コストを低減することがで
きる。
【0012】又、電気配線ブロックを組み付ける際に、
各キャビティブロックを離別させて圧着端子を挿入す
る。その後、各キャビティブロック同士を結合して装着
部とし、その装着部を収容部に挿入して取り付ける。つ
まり、各キャビティブロックに圧着端子を最初に挿入し
ているため、ワイヤハーネス組み付け途中において圧着
端子の保護を図ることが可能で、圧着端子が任意の箇所
に当たって変形するのを防止できる。
【0013】更に、電気配線ブロックを組み付ける際
に、離別したキャビティブロックの配置を自由に設定す
ることができる。よって、圧着端子の挿入の自動化を容
易に図ることが可能になる。
【0014】請求項2に記載の発明によると、第1及び
第2係止部を係合することにより、各キャビティブロッ
ク同士を着脱可能になっている。そのため、隣接してい
る各キャビティブロック同士を結合することができる。
よって、装着部全体を強固なものとすることができる。
【0015】請求項3に記載の発明では、第1及び第2
係止部を係合した状態に維持するための保持手段が設け
られている。そのため、各キャビティブロックを結合す
れば、それらが簡単に離脱することはない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を、図面に基づき詳細に説明する。図1に示すよう
に、電気配線ブロック11は、合成樹脂製のブロック本
体12を備え、そのブロック本体12は、図示しない自
動車のボディにブラケット14を介して取り付けられて
いる。ブロック本体12の内部には、収容部としてのリ
レー用収容枠15とヒューズ用収容枠16とがそれぞれ
形成されている。各収容部15,16は、合成樹脂製で
あって、ブロック本体12と一体的に形成されている。
【0017】リレー用収容枠15内にはリレー装着部1
7が収容されている。このリレー装着部17には、電気
部品としてのリレー18が挿脱可能に装着されている。
又、ヒューズ用収容枠16にはヒューズ装着部19が収
容されている。このヒューズ装着部19には、電気部品
としてのヒューズ20が挿脱可能に装着されている。
【0018】次に、本実施形態の要部であるリレー装着
部17及びヒューズ装着部19について説明する。な
お、両装着部17,19の構成は基本的に同じであるた
め、本実施形態では、リレー装着部17のみを説明し、
ヒューズ装着部19の説明を省略する。但し、ヒューズ
装着部19と共通する部分については、リレー装着部1
7にヒューズ装着部19と同一符号を付すことにする。
【0019】図1〜図3に示すように、リレー装着部1
7は、合成樹脂からなる複数(本実施形態では5つ)の
キャビティブロック23から構成されている。各キャビ
ティブロック23は端子収容ハウジング23aを備え、
その内部にはワイヤハーネス24を構成する複数の電線
25の先端部にそれぞれ接続された圧着端子26が挿入
されている。この圧着端子26には、前記リレー18に
設けられた端子18a(ヒューズ20では端子20a)
が接続される。そして、圧着端子26には各キャビティ
ブロック23の内部に一体形成された図示しないランス
が係合され、圧着端子26が各キャビティブロック23
の端子収容ハウジング23aから抜け出ないようになっ
ている。
【0020】ここで、ランスは圧着端子26を端子収容
ハウジング23aに挿入した際に撓みながら係合させる
必要がある。そのため、ランスは十分な強度を持った樹
脂材料が使用されている。そして、ランスと端子収容ハ
ウジング23aとは一体的に形成されているため、端子
収容ハウジング23aについてもランスと同じ樹脂材料
が使用されている。ちなみに、本実施形態においてキャ
ビティブロック23は、ナイロン系の樹脂材料から形成
されている。
【0021】図2,図3,図5に示すように、前記各端
子収容ハウジング23aは、横線上(図2の左右方向の
線上)に3つ配置され、その中央部ある端子収容ハウジ
ング23aを通る縦線上(図2の上下方向の線上)に2
つ配置されている。つまり、リレー装着部17全体をみ
ると、逆T字状をなすように各端子収容ハウジング23
aが配置されている。隣接する各端子収容ハウジング2
3aの対向面のうち一側面には、第1係止部としての係
止凸部29が突設され、他側面には第2係止部としての
係止凹部30が突設されている。これら係止凸部29及
び係止凹部30は端子収容ハウジング23aと一体的に
形成されている。係止凹部30の中央部にはその上下方
向に沿って延びるスリット31が形成されている。そし
て、このスリット31を介して係止凸部29を係止凹部
30内に圧入しながら係合することにより、隣り合うキ
ャビティブロック23同士が結合可能となっている。
【0022】図5,図7に示すように、前記係止凸部2
9の外側面中央部には、上端部に斜面33aを有する第
1楔状突部33が形成されている。これに対して、前記
端子収容ハウジング23aの側面において係止凹部30
の内側に位置する箇所には、下端部に斜面34aを有す
る第2楔状突部34が形成されている。そして、第1楔
状突部33と第2楔状突部34とを係合させることによ
り、それら係止凸部29と係止凹部30とを係合させた
状態に維持できるようになっている。これにより、各キ
ャビティブロック23同士がばらつくのが防止される。
従って、本実施形態では、両楔状突部33,34によっ
て保持手段が構成されている。
【0023】図4,図6(a),(b)に示すように、
前記リレー用収容枠15とリレー装着部17とが対向す
る面には、第3係止部としての係止凸部37と、第4係
止部としての係止凹部38とが突設されている。具体的
に言うと、リレー装着部17の外側面には、2つの係止
凸部37及び1つの係止凹部38が一体的に形成されて
いる。又、リレー用収容枠15の内側面には、1つの係
止凸部37及び2つの係止凹部38が一体的に形成され
ている。
【0024】係止凸部37は端子収容ハウジング23a
に設けられた前記係止凸部29と同一形状であり、係止
凹部38は前記係止凹部30と同一形状であるため、詳
しい説明は省略する。そして、係止凸部37と係止凹部
38とを圧入しながら係合することにより、リレー用収
容枠15に対してリレー装着部17を挿脱可能に装着で
きるようになっている。
【0025】図6(a),(b)、図7に示すように、
前記係止凸部37の外側面中央部には、前記第1楔状突
部33と同一形状なる第3楔状突部41が形成されてい
る。これに対して、前記リレー用収容枠15の内側面に
おいて係止凹部38の内側に位置する箇所には、前記第
2楔状突部34と同一形状なる第4楔状突部42が形成
されている。そして、第3楔状突部41と第4楔状突部
42とを係合させることにより、リレー用収容枠15か
らリレー装着部17が離脱しないようになっている。従
って、本実施形態では、両楔状突部41,42によって
ロック手段が構成されている。
【0026】次に、上記のように構成された電気配線ブ
ロック11の組み付け方法について説明する。本実施形
態ではキャビティブロック23の端子収容ハウジング2
3aに圧着端子26を挿入するには、図示しない端子挿
入装置が使用される。すなわち、各端子収容ハウジング
23aを離脱させ、それぞれを端子挿入装置にセットす
る。そして、各端子収容ハウジング23aの内部に圧着
端子26が挿入されると、端子収容ハウジング23aに
設けた図示しないランスが撓んで圧着端子26に係合さ
れる。この係合により、端子収容ハウジング23aから
圧着端子26が抜け出なくなる。次いで、各キャビティ
ブロック23同士を、それらの係止凸部29と係止凹部
30とが対向するように隣接配置し、各係止凹部30に
各係止凸部29をそれぞれ係合することにより、各キャ
ビティブロック23同士を結合してリレー装着部17と
する。
【0027】係止凸部29と係止凹部30とを係合する
とき、両楔状突部33,34は、それらの斜面33a,
34a同士が摺動されながら係合される。この斜面33
a,34aの存在により、両楔状突部33,34をスム
ーズに係合することが可能となる。そして、第2楔状突
部34の上端面に、第1楔状突部33の下端面が支持さ
れることにより、係止凸部29及び係止凹部30は係合
した状態に維持されるため、各キャビティブロック23
同士が離脱されなくなる。
【0028】その後、リレー装着部17をリレー用収容
枠15に挿入すると、係止凸部37と係止凹部38とが
係合され、リレー用収容枠15にリレー装着部17が取
り付けられる。係止凸部37と係止凹部38とを係合す
るとき、両楔状突部41,42は、それらの斜面41
a,42a同士が摺動されながら係合される。そして、
第4楔状突部42の上端面に、第3楔状突部41の下端
面が支持されることにより、係止凸部37と係止凹部3
8とが係合された状態に維持されるため、リレー用収容
枠15からリレー装着部17が脱落しなくなる。なお、
ヒューズ用収容枠16にヒューズ装着部19を装着する
場合についても、上述したリレー用収容枠15にリレー
装着部17を組み付ける方法とほぼ同じである。
【0029】従って、本実施形態によれば以下に示す効
果を得ることができる。 (1)リレー装着部17は、内部に圧着端子26を有
し、互いに結合可能な複数のキャビティブロック23に
て構成されている。そして、このリレー装着部17はリ
レー用収容枠15に装着可能となっている。そのため、
圧着端子26が収容される各キャビティブロック23
と、それらを収容するリレー用収容枠15及びブロック
本体12の樹脂材料を異ならせることができる。言いか
えれば、リレー用収容枠15及びブロック本体12まで
も高価な樹脂材料を使用しなくて済むので、電気配線ブ
ロック11の成形コストを低減することができる。
【0030】(2)電気配線ブロック11には、係止凸
部29と係止凹部30と位置関係が同じである同種類の
キャビティブロック23が複数(本実施形態では、5つ
あるキャビティブロック23のうち4つ)使用されてい
る。そのため、キャビティブロック23に汎用性を持た
せることができる。
【0031】(3)各キャビティブロック23のうち隣
り合う一方の端子収容ハウジング23aには係止凸部2
9が形成され、他方にはその係止凸部29に着脱可能な
係止凹部30が形成されている。そのため、ワイヤハー
ネス24の組み付け工程において、各キャビティブロッ
ク23を離脱させることができる。よって、圧着端子2
6を挿入する際に、それらキャビティブロック23の配
置を自由に設定することができる。よって、手作業では
なく、図示しない端子挿入装置によって圧着端子26を
キャビティブロック23に挿入することができ、端子挿
入の自動化を容易に図ることができる。この結果、電気
配線ブロック11の組み付け効率を向上させることがで
きる。
【0032】(4)各キャビティブロック23を組み付
けてリレー装着部17とする工程の前において、圧着端
子26は既に端子収容ハウジング23a内に挿入されて
いる。よって、ワイヤハーネス24の組み付け途中にお
いて圧着端子26の保護を図ることができ、圧着端子2
6が任意の箇所に当たって変形するのを確実に防止する
ことができる。
【0033】(5) 各キャビティブロック23には、
係止凸部29と係止凹部30とを係合した状態に維持す
るための手段である第1楔状突部33と第2楔状突部3
4とが形成されている。そのため、各キャビティブロッ
ク23が組み付けられた際に、それらががたついたり、
離脱するのを確実に防止することができる。
【0034】(6) 係止凸部29及び係止凹部38の
係合、係止凹部30及び係止凸部37の係合により、ブ
ロック本体12に形成されたリレー用収容枠15にリレ
ー装着部17を着脱できるようになっている。従って、
簡単な構成にも拘わらず、電気配線ブロック11のメン
テナンスを容易に行うことができる。
【0035】(7) リレー用収容枠15及びリレー装
着部17には、係止凸部37と係止凹部38とを係合し
た状態に維持するための手段である第3楔状突部41と
第4楔状突部42とが形成されている。そのため、リレ
ー用収容枠15からリレー装着部17が離脱するのを防
止することができる。
【0036】(8) 本実施形態の電気配線ブロック1
1の組み付け方法では、各キャビティブロックを離脱さ
せ、それらを所定の位置に配置した状態で圧着端子26
を挿入している。そして、その後に各キャビティブロッ
ク23を組み付けてリレー装着部17とし、そのリレー
装着部17をリレー用収容枠15に挿入している。つま
り、最初の工程で圧着端子26をキャビティブロック2
3に挿入しているため、リレー装着部17が最終的にリ
レー用収容枠15に挿入されるまでの過程において、任
意の位置に圧着端子26が当たってもそれを保護するこ
とができる。従って、圧着端子26が変形したりするの
を防ぐことができ、リレー18の端子18aとを良好に
接続することができるので、信頼性の向上につなげるこ
とができる。
【0037】(9)係止凸部37及び係止凸部29、係
止凹部38及び係止凹部30は、それぞれ同一形状であ
る。そのため、各キャビティブロック23を組み合わせ
方(配置パターン)を換えれば、係止凸部29及び係止
凹部30によって、リレー装着部17をリレー用収容枠
15に対して装着することに使用することができる。そ
れとともに、係止凸部37及び係止凹部38によって、
キャビティブロック23同士を結合することに使用する
ことができる。
【0038】(10)第1楔状突部33及び第2楔状突
部34、第3楔状突部41及び第4楔状突部42は、そ
れぞれ同一形状である。そのため、各キャビティブロッ
ク23を組み合わせ方(配置パターン)を換えれば、両
楔状突部41,42を係止凸部29と係止凹部30とを
係合保持するのに使用することができる。又、両楔状突
部33,34を係止凸部37と係止凹部38とを係合保
持するのに使用することができる。
【0039】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・係止凸部29、係止凹部30の数を1つのキャビティ
ブロック23に複数設けてもよい。こうすれば、キャビ
ティブロック23のサイズが大きい場合には有効的であ
る。
【0040】・キャビティブロック23を連結するため
の係止凸部29と係止凹部30との配置関係を前記実施
形態で示すのと逆の配置パターンにしてもよい。又、係
止凸部29及び係止凹部30の形状を任意の形状に変更
してもよい。
【0041】・リレー用収容枠15にリレー装着部17
を取り付けるための、係止凸部37と係止凹部38との
配置関係を前記実施形態で示すのと逆の配置パターンに
してもよい。又、係止凸部37及び係止凹部38の形状
を任意の形状に変更してもよい。
【0042】・リレー装着部17は、複数個であれば任
意の数のキャビティブロック23から構成してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほか
に、前述した実施形態によって把握される技術的思想を
以下に列挙する。
【0043】(1) 請求項1〜3のうちいずれかにお
いて、前記装着部及び収容部のうちいずれか一方には第
3係止部が設けられ、他方には第4係止部が設けられ、収
容部に装着部が収容されるとき、前記両係止部同士が係
合されることを特徴とする電気配線ブロック。この構成
にすれば、電気配線ブロックのメンテナンスを容易に行
うことができる。
【0044】(2) 前記(1)において、装着部及び
収容部には、前記第3及び第4係止部を係合した状態に
維持するためのロック手段が設けられていることを特徴
とする電気配線ブロック。この構成にすれば、収容部か
ら装着部が不用意に離脱するのを確実に防止することが
できる。
【0045】(3) ブロック本体に設けた装着部に、
リレーやヒューズ等の電気部品を装着するようにした電
気配線ブロックの組み付け方法において、前記装着部を
複数のキャビティブロックから構成し、各キャビティブ
ロックを所定の位置に配置した状態で前記電気部品に設
けられた端子が接続される圧着端子を挿入し、各キャビ
ティブロックを組み付け装着部とした後、それら装着部
をブロック本体に設けた収容部に挿入して取り付けるよ
うにしたことを特徴とする電気配線ブロックの組み付け
方法。この方法によれば、ワイヤハーネスの組み付け工
程において、最初の工程でキャビティブロックに圧着端
子を挿入するため、圧着端子の保護を図ることができ
る。
【0046】(4) 前記(1)において、前記第1係
止部及び第2係止部は、前記第3及び第4係止部を兼ね
ることを特徴とする電気配線ブロック。 (5) 前記(2)において、前記保持手段は、ロック
手段を兼ねることをことを特徴とする電気配線ブロッ
ク。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
高価な樹脂材料を使用する箇所を減らすことにより、製
造コストを低減することができる。又、キャビティブロ
ック内に対する圧着端子の挿入の自動化を容易に図るこ
とができる。更に、ワイヤハーネス組み付け途中におい
て圧着端子の保護を図ることで、圧着端子が任意の箇所
に当たって変形するのを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の電気配線ブロックの分解斜視図。
【図2】リレー用収容枠にリレー装着部を組み付けた状
態の平面図。
【図3】リレー装着部を分解して示す平面図。
【図4】リレー用収容枠の平面図。
【図5】キャビティブロックの拡大斜視図。
【図6】リレー用収容枠の拡大斜視図。
【図7】図2の7−7断面図。
【符号の説明】
11…電気配線ブロック、12…ブロック本体、17…
リレー装着部、18…リレー(電気部品)、19…ヒュ
ーズ装着部、20…ヒューズ(電気部品)、23…キャ
ビティブロック、26…圧着端子、29…係止凸部(第
1係止部)、30…係止凹部(第2係止部)、33…第
1楔状突部(保持手段)、34…第2楔状突部(保持手
段)、37…係止凸部(第3係止部)、38…係止凹部
(第4係止部)、41…第3楔状突部(ロック手段)、
42…第4楔状突部(ロック手段)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リレーやヒューズ等の電気部品をブロッ
    ク本体に設けた装着部に装着した電気配線ブロックにお
    いて、 前記装着部をブロック本体に設けられた収容部に収容す
    るとともに、同装着部を結合可能な複数のキャビティブ
    ロックにて構成し、そのキャビティブロック内に、前記
    電気部品に設けられた端子が接続される圧着端子を収容
    したことを特徴とする電気配線ブロック。
  2. 【請求項2】 隣り合う位置に配置された前記各キャビ
    ティブロックのうち一方のキャビティブロックは第1係
    止部を有し、他方のキャビティブロックは前記第1係止
    部に着脱可能な第2係止部を有することを特徴とする請
    求項1に記載の電気配線ブロック。
  3. 【請求項3】 前記各キャビティブロックには、前記第
    1及び第2係止部を係合した状態に維持するための保持
    手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載
    の電気配線ブロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7717757B2 (en) 2003-09-05 2010-05-18 Yazaki Corporation Cassette relay block attachment structure

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