JP2002083061A - 近況情報報告支援方法およびシステム - Google Patents

近況情報報告支援方法およびシステム

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JP2002083061A
JP2002083061A JP2000273070A JP2000273070A JP2002083061A JP 2002083061 A JP2002083061 A JP 2002083061A JP 2000273070 A JP2000273070 A JP 2000273070A JP 2000273070 A JP2000273070 A JP 2000273070A JP 2002083061 A JP2002083061 A JP 2002083061A
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Kazuhiro Ishizeki
和弘 石関
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】機器の設定や操作を不得手とする人に代わり、
センターがリモート操作でこれを代行して行い、利用者
のプライバシーを守りつつ、近況情報を取得し、指定先
に配信を行う一方、緊急時にはリアルタイムで映像、音
声を使用し、安全行動をアシストすることを目的とす
る。 【解決手段】機器の操作を不得手とする利用者に代わり
センター側端末の操作者がセンター側操作端末からリモ
ート操作により利用者側端末を操作し、センター側操作
端末の操作者と利用者とが双方向にコミュニケーション
をとりながら、利用者の希望に添った近況情報を画像と
音声で取得し、取得した近況情報を利用者が指定する第
三者宛にインターネットなどを使用して配信する。また
センター側端末からリモート操作により利用者側端末を
操作し、受信情報の内容や保存してある近況情報を利用
者は機器の操作を行うことなしで参照できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器の取扱い
や操作を不得手とする人に代わり、センターがリモート
操作で利用者側端末を操作しながら利用者の近況情報を
取得し、これを予め指定された配信先に送信すること
で、画像や音声による利用者の近況情報によってその安
否が確認でき、利用者側端末の操作終了時にはセンター
からの信号で電源を待機モードにすることができ、利用
者がセンターを呼出したい場合には、利用者パネルのボ
タン操作か音声による指示でセンターに呼出し信号を発
信し、センターから発信される主電源オン信号により利
用者端末の主電源をオンし、緊急時であれば画像や音声
を使用して安全行動をアシストできる近況情報報告支援
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化の著しい進行が社会問題の
一つとなっているが、同時に仕事の都合や結婚を機会に
それまで暮らしてきた親や兄弟などと離れて暮らす傾向
がますます強まっている。さらに交通手段の発達はその
距離をますます遠隔にしてきており、離れて暮らしてい
る相手が高齢者であったり、健康に問題を抱えている場
合などは、特にその安否が気掛かりである。
【0003】一方、情報通信分野では、急速なインター
ネットの普及により、物理的あるいは時間的な距離感覚
を意識せずに、世界中の人々とメールやチャットを楽し
んだり、情報を交換したり、ショッピングをしたりと、
生活がますます便利になってきている。例えば、インタ
ーネットを利用すれば、それまで電話や手紙で行ってき
た前述した安否の確認を、画像と音声を使用して、任意
の時間帯に、より現状に近い情報として、確認すること
ができるようになる。しかしながら、高齢者や介護を必
要とする人のなかには、特に情報機器の取扱いや操作を
不得手とする人の割合が多い。この場合、実際の安否の
確認は、本人との電話での会話で行ったり、あるいは介
護を必要とする人の場合は、ホームヘルパーやボランテ
ィアが行っている。
【0004】ところで、ホームヘルパーやボランティア
として必要とされる人数は、介護保険制度導入後も相当
数不足しているという報告があり、ケアーを授けること
ができる時間や回数も制限がある。そこで、ホームヘル
パーについては、要介護者宅を直接訪問しなくとも対応
ができるように、ネットワークを利用して要介護者の安
否の確認や健康状態のチェックを行い、実際に訪問した
のに類似した効果をもたせるという技術が提案されてい
る。
【0005】これは、ネットワークを利用して画像や音
声を双方向で通信することで目的はほぼ達成できるた
め、実際に訪問しなくともホームヘルパー業務にある安
否の確認や健康状態のチェックを遂行することを肩代わ
りするものである。
【0006】例えば、特開平10−224756号に
は、高齢者などの要介護者を支援センタから監視して安
全を確保するとともに、通信時のみ要介護者側の電源を
オンにし非通信時には節電モードにすることができ、要
介護者が緊急時には節電モードを解除して通常モードに
切り換え緊急信号を発信できる在宅介護支援システムが
開示されている。また、特開平11−164034号に
は、要介護者側から着信があったときに、送られてきた
データから自動で要介護者の該当データを検索して表示
する在宅介護支援システムが開示されている。
【0007】さらに、介護を必要としない高齢者の安否
を確認したい場合には、前述の通り本人と直接やりとり
するか、ボランティアに連絡をとり確認を依頼するかな
どの方法があるが、いずれにしても当事者が情報機器の
取扱いや操作を不得手とすれば、双方向な通信により情
報を取得するために最も活用されているのは電話連絡で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術では、介護を必要とする人が情報機器の
取扱いや操作に不得手であれば、本人の安否を確認する
ために、支援者が要介護宅まで赴き、機器の操作を手伝
ったり、機器の操作について指導したりする必要があ
る。また、支援者が要介護宅まで赴かないにせよ、要介
護者が機器の操作を行えるよう電話でのサポートを行う
必要がある。さらに、介護を必要としない人でも情報機
器の取扱いや操作に不得手であれば、本人の安否を確認
するには、電話による音声での会話が主体となり、画像
での本人の安否の確認を行えないという問題があった。
【0009】インターネットの普及やインターネットを
利用した製品の発展は目覚しく、この情報通信技術がそ
れまでの社会的価値観や生活スタイルまでも変化させ、
日常の生活をますます便利にしていくなかで、情報機器
の取扱いや操作に不得手なだけで、この恩恵を授かるこ
とができず、情報通信技術の利用において二極化が進ん
でしまうという問題が現実的になりつつある。
【0010】特開平10−224756号や特開平11
−164034号の在宅介護支援システムでは、要介護
者をネットワーク経由で監視することはできるが、セン
タ側からの主導で要介護者を監視することに着眼点があ
るものであり、要介護者が情報機器を操作するときにそ
れを支援するという思想はない。さらに、これらの従来
技術は、センタと要介護者とを結ぶシステムであって、
要介護者の状況を遠隔地にいるその家族などに知らせた
りすることはできない。
【0011】本発明は、このような従来の問題を解決す
ることを目的とし、特に情報機器や製品の取扱いや操作
を不得手とする高齢者や介護を必要とする人に代わりセ
ンター側からリモート操作で利用者宅に設置した機器の
操作を行い、利用者の近況情報を画像、音声、文字とい
ったインターネットで利用できる情報として収集、編集
し、指定先へ配信を行い、また、利用者宛の電子情報が
届いていれば、プライバシーを守りつつ、利用者へこれ
を表示し、機器の主電源のオフ、オンについてもセンタ
ー側からリモート操作で行い、また緊急時には利用者が
利用者宅に設置した機器のボタン押下や音声で命令する
といったごく簡単な操作でセンターを呼出すことがで
き、センター側は緊急時であればアシストを行うことが
できる近況情報報告支援システムを提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、センター側端末と複数の利用者側端末と
をネットワークに接続した近況情報報告支援システムあ
るいは近況情報報告支援方法であって、センター側端末
からのリモート操作によって第1の利用者側端末の動作
を制御し、該第1の利用者端末の利用者に関する近況情
報を取得し、センター側端末からのリモート操作によっ
て第1の利用者側端末の動作を制御し、前記取得した近
況情報を第1の利用者端末から第2の利用者側端末に配
信することを特徴とする。
【0013】また本発明は、センター側端末と、映像お
よび/または音声の入出力手段を備えた第1の利用者側
端末と、映像および/または音声の出力手段を備えた第
2の利用者側端末とをネットワークに接続した近況情報
報告支援システムあるいは方法であって、センター側端
末からのリモート操作によって第1の利用者側端末の映
像および/または音声の入出力手段の動作を制御し、該
第1の利用者端末の利用者に関する近況情報を映像情報
および/または音声情報で取得し、センター側端末から
のリモート操作によって第1の利用者側端末の動作を制
御し、前記取得した近況情報を第1の利用者側端末から
第2の利用者側端末に配信し、配信を受けた第2の利用
者側端末で、前記近況情報の映像情報および/または音
声情報を出力することを特徴とする。
【0014】また本発明は、映像および/または音声の
入出力手段を備えたセンター側端末と、映像および/ま
たは音声の入出力手段を備えた第1の利用者側端末と、
映像情報出力手段および/または音声情報出力手段を備
えた第2の利用者側端末とをネットワークに接続した近
況情報報告支援システムあるいは方法であって、センタ
ー側端末の操作者と第1の利用者側端末の利用者とが、
それぞれの端末の映像および/または音声の入出力手段
を用いて、双方向の通信を行い、該双方向の通信を行い
ながら、センター側端末からのリモート操作によって第
1の利用者側端末の映像および/または音声の入出力手
段の動作を制御し、該第1の利用者端末の利用者に関す
る近況情報を映像情報および/または音声情報で取得
し、センター側端末からのリモート操作によって第1の
利用者側端末の動作を制御し、前記取得した近況情報を
第1の利用者側端末から第2の利用者側端末に配信し、
配信を受けた第2の利用者側端末で、前記近況情報の映
像情報および/または音声情報を出力することを特徴と
する。
【0015】また本発明は、センター側端末と、映像お
よび/または音声の入出力手段を備えた第1の利用者側
端末と、映像および/または音声の入出力手段を備えた
第2の利用者側端末とをネットワークに接続した近況情
報報告支援システムあるいは方法であって、前記センタ
ー側端末からのリモート操作によって、前記第1の利用
者側端末と前記第2の利用者端末とを接続する処理を実
行し、これらの利用者側端末間でリアルタイムな映像お
よび/または音声による通信を実現することを特徴とす
る。
【0016】前記利用者側端末の利用者宛に電子情報が
届いていたとき、前記センター側端末からのリモート操
作によって前記利用者側端末の動作を制御し、届いた電
子情報を利用者に報知するようにしてもよい。
【0017】前記センター側端末から前記利用者側端末
の主電源オンまたはオフを指示する制御信号を前記利用
者側端末に送出することにより、リモート操作で前記利
用者側端末の電源をオンまたはオフするようにしてもよ
い。
【0018】前記利用者側端末で所定の操作子の操作ま
たは所定の音声を検出したとき、センター呼び出し信号
を作成して前記センター側端末に送出し、該センター呼
び出し信号を受けた前記センター側端末では呼び出し動
作を行うようにしてもよい。
【0019】前記利用者側端末は、装置内の各部に故障
がないかを自己診断し、故障発見時には故障を発見した
旨および故障の内容を含む故障発見信号を前記センター
側端末に送出するようにしてもよい。
【0020】緊急事態が発生した場合には、前記センタ
ー側端末および/または前記利用者側端末に前記緊急事
態に係る緊急時アシスト情報を報知するようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0022】図1は、本発明の第1の実施の形態である
近況情報報告支援システムのシステム構成図である。本
システムは、センター側端末100と利用者側端末13
0と利用者の近況情報の配信を受ける第三者システム1
70とを備える。これらの装置100,130および1
70は、公衆網161、中継局162、インターネット
163、およびケーブルTV局網164などを介して通
信可能になっている。利用者側端末130の利用者は、
例えば高齢者や要介護者であり、装置の操作に不得手な
者である。第三者システム170を利用する第三者と
は、例えば前記利用者の状況を知りたい家族などであ
る。センター側端末100は、これらの装置間での近況
情報の報告などのサービスを提供する。
【0023】センター側端末100の構成について説明
する。101はセンター側端末100の全体の動作を制
御する統括処理部である。統括処理部101には、メモ
リ102、恒久的記憶装置103、リモート操作管理部
104、緊急時アシスト管理部105、補助制御部11
1、および通信制御部121が接続されている。統括処
理部101、補助制御部111、および通信制御部12
1は、何れも、独立したマイクロコンピュータで構成さ
れている。メモリ102は、統括処理部101が実行す
るプログラムをロードしたり、各種データ記憶領域など
に使用する記憶部である。恒久的記憶装置103は、例
えばハードディスク装置などであり、統括処理部101
が実行するプログラムを記憶したり、各種のデータを記
憶するのに使用する。リモート操作管理部104は、セ
ンター側端末100から利用者側端末130をリモート
操作する際の制御信号の作成などを行う。緊急時アシス
ト管理部105は、利用者側端末130で何らかの緊急
の事態が発生したとき、不図示のデータベースから対策
マニュアルを読み出し、表示あるいは音声で出力するな
ど、緊急時のアシストを行う。
【0024】補助制御部111は、各種の周辺装置11
2〜115を制御する。112は画像を撮ることができ
るディジタルカメラ、113はディジタルカメラ112
や(後述する利用者側端末130内の)ディジタルカメ
ラ142が撮らえている画像を切り替えながら表示する
ディスプレイ、114は音声で利用者側と交信するため
のマイク/スピーカー、115は利用者側端末130の
各部をリモート操作するための表示装置付き操作パネル
である。補助制御部111は、これらの周辺装置112
〜115を制御し、その制御のために統括処理部101
と制御信号を交信する。
【0025】通信制御部121には、公衆回線接続装置
122、データ暗号復号化機構123、およびケーブル
TV局接続装置124が接続されている。公衆回線接続
装置122は、利用者側端末130と通信を行うために
公衆網161と接続するための装置である。ケーブルT
V局接続装置124は、利用者側端末130と通信を行
うためにケーブルTV局網164と接続するための装置
である。データ暗号復号化機構123は、通信制御部1
21と連動して予めセンターと利用者と近況情報の配信
を受ける信頼ある第三者間で取り決めたデータの暗号/
復号のための共通キーを登録しておき、公衆網161や
ケーブルTV局網164やインターネット163上に伝
送する制御信号以外の情報を自動的に暗号化し、また利
用者側端末130から受信した暗号化された情報を自動
的に復号化する機構である。通信制御部121は、統括
処理部101からの指令に応じてこれらの装置122〜
124を制御し、センター側端末100と利用者側端末
130との間の通信を可能にする。
【0026】利用者側端末130の構成について説明す
る。131は利用者側端末130の全体の動作を制御す
る中央処理部である。中央処理部131には、メモリ1
32、恒久的記憶装置133、データ圧縮解凍機構13
4、電源制御部135、自己診断装置136、周辺装置
制御部141、および通信制御部151が接続されてい
る。中央処理部131、周辺装置制御部141、通信制
御部151、および電源制御部135は、何れも、独立
したマイクロコンピュータで構成されている。メモリ1
32は、中央処理部131が実行するプログラムをロー
ドしたり、各種データ記憶領域などに使用する記憶部で
ある。恒久的記憶装置133は、例えばハードディスク
装置などであり、中央処理部131が実行するプログラ
ムを記憶したり、各種のデータを記憶するのに使用す
る。
【0027】データ圧縮解凍機構134は、中央処理部
131と交信し、メモリ132や恒久的記憶装置133
にある制御信号以外の情報を自動圧縮したり自動解凍し
たりする機構である。例えば、利用者側端末130で取
得した情報の編集が終了すると、データ圧縮解凍機構1
34により自動的にデータ圧縮を行い、恒久的記憶装置
133に書き込む。また、恒久的記憶装置133から読
み出す情報が圧縮されていれば、データ圧縮解凍機構1
34により自動的に解凍を行う。
【0028】周辺装置制御部141は、各種の周辺装置
142〜145を制御する。142は画像を撮ることが
できるディジタルカメラ、143はディジタルカメラ1
42が撮影している画像やセンター側端末100から送
られてくる画像や文字情報を表示するディスプレイ、1
44は音声でセンター側端末100と交信するためのマ
イク/スピーカー、145はボタン押下するか音声で命
令するかでセンター側を呼び出す利用者パネルである。
周辺装置制御部141は、これらの周辺装置142〜1
45を制御し、その制御のために中央処理部131と制
御信号を交信する。
【0029】通信制御部151には、公衆回線接続装置
152、公衆無線接続装置153、データ暗号復号化機
構154、およびケーブルTV局接続装置155が接続
されている。公衆回線接続装置152は、センター側端
末100と通信を行うために公衆網161と接続するた
めの装置である。公衆無線接続装置153は、センター
側端末100と通信を行うために中継局162を介して
公衆網161と接続するための装置である。ケーブルT
V局接続装置155は、センター側端末100と通信を
行うためにケーブルTV局網164と接続するための装
置である。データ暗号復号化機構154は、通信制御部
151と連動して予めセンターと利用者と近況情報の配
信を受ける信頼ある第三者間で取り決めたデータの暗号
/復号のための共通キーを登録しておき、公衆網161
やケーブルTV局網164やインターネット163上に
伝送する制御信号以外の情報を自動的に暗号化し、また
センター側端末100から受信した暗号化された情報を
自動的に復号化する機構である。通信制御部151は、
中央処理部131からの指令に応じてこれらの装置15
2〜155を制御し、センター側端末100と利用者側
端末130との間の通信を可能にする。
【0030】電源制御部135は、センター側端末10
0から送信されてくる制御信号により電源待機状態から
主電源のオンオフを制御する電源制御部である。電源制
御部135は、小型の内蔵バッテリ137と接続してい
る。
【0031】自己診断装置136は、利用者側端末13
0内に不具合な個所がないかを検出する診断装置であ
る。不具合な個所を発見した場合、自己診断装置136
は、利用者側端末130の種別と不具合内容を表すデー
タを作成して中央処理部131に送り、中央処理部13
1に対してそれらのデータをセンター側端末100へ送
出して不具合が発生していることを通知することを命令
できる。
【0032】中継局162、公衆網161、ケーブルT
V局網164、およびインターネット163は、センタ
ー側端末100と利用者側端末130との間の伝送路を
構成するものである。
【0033】上述のシステムにより実現される各種の制
御動作について説明する。上述のシステムにより、セン
ター側端末100から操作パネル115を操作して、利
用者側端末130の周辺装置制御部141を制御し、デ
ィジタルカメラ142とディスプレイ143とマイク/
スピーカー144をリモート操作する制御(制御動作
1)を行うことができる。また、センター側端末100
から操作パネル115を操作して、利用者側端末130
の電源制御部135に制御信号を送信し、利用者側端末
130の主電源をオンオフする制御(制御動作2)を行
うことができる。また、利用者側端末130で利用者パ
ネル145にある所定のボタンを押下するか、または利
用者パネル145にあるマイクに音声での命令をするこ
とにより、センター側端末100から行う定期的な交信
以外に、利用者側端末130からセンター呼出し信号を
発信する制御(制御動作3)を行うことができる。ま
た、自己診断装置136が利用者側端末130内に何ら
かの不具合を発見したときに、センター側端末100に
故障発見信号を発信する制御(制御動作4)を行うこと
ができる。さらに、利用者側端末130に不具合が生じ
た場合や、災害時や、利用者の身辺に不測な事態が生じ
たときに、センター側端末100の操作者に対して対策
マニュアルを提供する制御(制御動作5)を行うことが
できる。以下、これらの制御動作について詳細に説明す
る。
【0034】まず(制御動作1)について説明する。
(制御動作1)では、センター側端末100の操作パネ
ル115で行われている操作が利用者側端末130に向
けたリモート操作であったとき、統括処理部101はリ
モート操作管理部104に制御信号の作成を命令し、こ
れを受けて、リモート操作管理部104は、操作パネル
115で指示された操作を利用者側端末130に行わせ
るための制御情報に利用者端末種別を付加した制御信号
を作成し、利用者側端末130の中央処理部131宛に
送出する。利用者側端末130の中央処理部131は、
受信した制御信号を解読し周辺装置制御部141へ渡
す。これにより、利用者側端末130の周辺装置142
〜144の制御を、センター側端末100からのリモー
ト操作で行える。同様にして、センター側端末100か
らのリモート操作で、指定したプログラムを利用者側端
末130で実行させたり、実行中のプログラムに対して
指示を与えることもできる。
【0035】リモート操作の例としては、以下のような
操作がある。例えば、利用者側端末130のディジタル
カメラ142のチルト/パン、ズーム、明るさの調節と
いったアングルなどの調整操作を、センター側からリモ
ート操作できる。また、ディスプレイ143に、ディジ
タルカメラ142が撮らえている映像を表示するか、デ
ィジタルカメラ112が撮らえている映像を表示する
か、その両方を表示するか、あるいは、操作パネル11
5で入力されたメッセージを表示するかなどを切り替え
る操作を、センター側から行うことができる。また、マ
イク/スピーカー144の音量調整を、センター側から
のリモート操作で行うことができる。
【0036】なお当然に、センター側端末100の操作
者は、操作パネル115により、ディジタルカメラ11
2のチルト/パン、ズーム、明るさの調節といったアン
グルなどの調整操作、ディスプレイ113に、ディジタ
ルカメラ142が撮らえている映像を表示するか、ディ
ジタルカメラ112が撮らえている映像を表示するか、
その両方を表示するか、操作パネル115で入力された
メッセージを表示するか、あるいは、ディスプレイ14
3が表示している画像と同じ画像をディスプレイ113
に表示するかなどを切り替える操作、並びに、マイク/
スピーカー114の音量調整操作など、センター側端末
100の操作は行うことができる。
【0037】センター側端末100の統括処理部101
と利用者側端末130の中央処理部131とは、通信制
御部121と通信制御部151を介して双方向に交信で
きるので、ディジタルカメラ142が撮らえている映像
は操作パネル115から切替操作を行うことによりディ
スプレイ143とともにディスプレイ113にも同時に
表示することができる。同様に、ディジタルカメラ11
2が撮らえている映像は操作パネル115から切替操作
を行うことによりディスプレイ113とともにディスプ
レイ143にも同時に表示することができる。また、セ
ンター側端末100の操作者と利用者側端末130の利
用者は、マイク/スピーカー114と144により音声
での通信もできる。したがって、利用者側端末130の
利用者とセンター側端末100の操作者とは、画像と音
声で相手を確認でき、双方向のコミュニケーションを行
うことができる。
【0038】そのような双方向のコミュニケーションを
行いながら、センター側端末100の操作者は、操作パ
ネル115を操作して利用者側端末130をリモート操
作し、利用者の近況情報を画像と音声で取得できる。特
に、利用者側端末130の利用者はディスプレイ143
に表示されている自分の画像を確認しながら、マイク/
スピーカー144から音声で自分の希望通りの画像が撮
影できるような要求を行い、この音声はマイク/スピー
カー114からセンター側端末100の操作者に伝えら
れるので、利用者の近況情報を取得するときは、センタ
ー側端末100の操作者はディスプレイ113で利用者
の画像を確認しながら利用者の音声に従い利用者が希望
する画像の撮影と音声の取得を操作パネル115の操作
で行うことができる。
【0039】画像および音声の近況情報取得が終了した
ら、センター側端末100の操作者は、操作パネル11
5を操作して、取得した近況情報を編集し、編集した近
況情報をディスプレイ143とマイク/スピーカー14
4で利用者に確認してもらうことができる。さらに、セ
ンター側端末100の操作者は、操作パネル115の操
作により、利用者の確認がとれた近況情報を添付した電
子メールを作成し、利用者側端末130をインターネッ
ト163に接続し、作成した電子メールを予め利用者が
指定しているインターネット上の配信先アドレス(図1
の170)へ送信するようにリモート操作することがで
きる。これにより、利用者が利用者側端末130の操作
に不得手であっても、センター側端末100からのリモ
ート操作により、利用者の近況情報を取得し、電子メー
ルに添付して、利用者の家族などに送信することが可能
である。
【0040】さらに、利用者側端末130がインターネ
ット163と接続したとき、当該利用者宛の受信情報を
受信した場合は、センター側端末100の操作者が、操
作パネル115の操作により、ディスプレイ143とマ
イク/スピーカー144を操作して利用者に当該メール
の内容を見せ、恒久的記憶装置133にある所定のライ
ブラリへの保存を行うことができる。これにより、利用
者は自分宛に届いているメールの内容を参照できる。
【0041】次に(制御動作2)について説明する。セ
ンター側端末100の操作者が、操作パネル115で、
利用者側端末130の主電源オンを指示する操作を行っ
たとする。このとき、統括処理部101はリモート操作
管理部104に制御信号の作成を命令し、これを受け
て、リモート操作管理部104は、操作パネル115で
指示された利用者側端末130の主電源オンを行わせる
ための制御情報に利用者端末種別を付加した制御信号を
作成し、利用者側端末130の中央処理部131宛に送
出する。利用者側端末130の中央処理部131は、受
信した制御信号を解読し、電源制御部135へ渡すこと
で、節電のための電源待機状態から主電源をオンする。
【0042】同様に、センター側端末100の操作者が
操作パネル115で利用者側端末130の主電源オフを
指示する操作を行ったとき、統括処理部101はリモー
ト操作管理部104に制御信号の作成を命令し、これを
受けて、リモート操作管理部104は、操作パネル11
5で指示された利用者側端末130の主電源オフを行わ
せるための制御情報に利用者端末種別を付加した制御信
号を作成し、利用者側端末130の中央処理部131宛
に送出する。利用者側端末130の中央処理部131
は、受信した制御信号を解読し、電源制御部135へ渡
すことで、主電源オンの状態から節電のための電源待機
状態とする。
【0043】以上により、センター側端末100からの
リモート操作で、利用者側端末の主電源のオンオフを行
うことができる。なお、利用者側端末130は、主電源
がオフされて節電のための電源待機状態にある場合で
も、センター側からの制御信号を受信する機能や中央処
理部131で電源制御する機能は動作しているものとす
る。
【0044】次に(制御動作3)について説明する。利
用者側端末130の利用者パネル145は、所定のボタ
ンと小型マイクを備えている。利用者がこのボタンを押
下するか、小型マイクに向けて特定の言語で命令を発声
すると、利用者側端末130が節電状態であっても、中
央処理部131が、センター呼出し制御信号に利用者端
末種別を付加したセンター呼出し信号を作成し、統括処
理部101宛に送出する。センター側端末100の統括
処理部101は、受信したセンター呼出し信号を解読
し、補助制御部111に指示して、操作パネル115の
表示部にセンター呼出し信号の着信通知と利用者端末種
別を表示し、あわせて操作パネル115のブザー鳴動で
利用者側端末130から呼出しがきていることを知らせ
る。以上により、利用者側からの呼び出しが実行され
る。
【0045】次に(制御動作4)について説明する。利
用者側端末130の自己診断装置136は、中央処理部
131、並びに、中央処理部131を介して周辺装置制
御部141、電源制御部135、および通信制御部15
1に、それぞれ定期的に故障診断信号を発信している。
これにより、自己診断装置136自身を含めて利用者側
端末130内の各部に不具合が発生していないかを診断
している。いずれかの部分に不具合を検知すると、自己
診断装置136は、不具合内容データに利用者端末種別
を付加した故障発見信号を作成し、中央処理部131へ
渡す。中央処理部131は、その故障発見信号を、セン
ター側端末100の統括処理部101宛に送出する。統
括処理部101は、受信した故障発見信号を解読し、補
助制御部111へ指示して、操作パネル115の表示部
に故障発見信号の着信通知と故障内容と利用者端末種別
を表示し、あわせて操作パネル115のブザー鳴動で利
用者側端末130から故障発見信号を着信していること
を知らせる。以上により、センター側端末100で、利
用者側端末130の故障などの不具合を知ることができ
る。
【0046】次に(制御動作5)について説明する。利
用者側端末130に不具合が生じた場合、あるいは災害
時や利用者の身辺に不測な事態が生じた場合は、操作パ
ネル115を操作して、緊急時アシスト管理部105へ
アクセスし、緊急時アシスト管理部105が管理してい
るデータベースから対策マニュアルの内容を操作パネル
115にある表示部に表示することができる。操作パネ
ル115で切替操作を行うことにより、対策マニュアル
の内容を、ディスプレイ113に表示したり、利用者側
端末130のディスプレイ143に表示することもでき
る。さらに、対策マニュアルのうち音声データ化されて
いるものは、マイク/スピーカー114に出力したり、
操作パネル115で切替操作を行って利用者側端末13
0のマイク/スピーカー144に出力して、音声で通知
することもできる。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は、第2の実施の形態のシステム構成図を示
す。図2において、センター側端末100は第1の実施
の形態の図1のセンター側端末100と同様の構成のも
のであり、利用者側端末171と172は何れも図2の
利用者側端末130と同様の構成のものである。したが
って、センター側端末100と各利用者側端末171,
172との間では、上述した制御動作1〜5が実行可能
である。
【0048】利用者側端末171と172とは、これら
の装置の利用者が装置の操作に習熟していれば、直接に
情報通信が可能な機能を備えている。しかし、少なくと
もどちらかの装置171,172の利用者が装置の操作
に不得手であると、これらの装置171,172間での
通信はできない。そこで、センター側端末100からの
支援により、各利用者側端末171,172間でリアル
タイムに会話や情報交換が可能であるようにする。
【0049】図3に、第2の実施の形態のメインフロー
を示す。まず、利用者(他の利用者と通信したい利用
者)が利用者側端末171に対し所定の呼出操作を行
い、利用者側端末171がそれを受け付けたときに処理
が開始される(ステップ301)。ここでは利用者の呼
出操作は利用者パネル145の操作で行うものとし、呼
出操作を受け付けた利用者側端末171は自身の各種機
能を待機状態から稼動状態にして、センター側へ呼出信
号を送信する(ステップ302)。利用者端末機能が稼
動状態になると、ディジタルカメラ142から画像情報
を、マイク/スピーカー144から音声情報等をそれぞ
れ取得し、それら利用者の情報が送信可能となる。
【0050】上記呼出信号を受信したセンター側端末1
00では、発信元利用者側端末171とセンター側端末
100とで情報送受信を開始する(ステップ303)。
これにより、利用者側端末171が取得した利用者の情
報がセンター側端末100のディスプレイ113やマイ
ク/スピーカー114に出力される一方、センター側端
末100のディジタルカメラ112やマイク/スピーカ
ー114から取得したセンター側操作者(オペレータ)
の情報が利用者側端末171のディスプレイ143やマ
イク/スピーカー144に出力され、図4に示したよう
にリアルタイムにお互いの情報が送受信される状態とな
る。
【0051】このような状態により、利用者とオペレー
タとはリアルタイムなコミュニケーションを行い、オペ
レータは利用者の要求するサービスを直接対話形式で知
る。ここで図4に示したように利用者が「Bさんに繋い
で下さい」と第三者への接続を要求した場合、オペレー
タは、センター側端末100の操作パネル115から、
要求された第三者への接続操作を行う。するとセンター
側端末100は他端末接続指示を受け付けたと判定し
(ステップ304)、端末間接続処理を実行する(ステ
ップ305)。
【0052】図5は、図3のステップ305の端末間接
続処理の詳細を示すフローである。まず、センター側端
末100は、オペレータが操作パネル115から入力し
た接続先となる利用者側端末172の指定を受け付ける
と(ステップ501)、当該利用者側端末172に対し
端末機能稼動信号を送信する(ステップ502)。端末
機能稼動信号を受信した利用者側端末172は、自身の
端末機能を待機状態から稼動状態にし、センター側端末
100へ呼出信号を送信する(ステップ503)。この
呼出信号を受信したセンター側端末100では、当該利
用者側端末172とセンター側端末100とで情報送受
信を開始し(ステップ504)、接続依頼元の利用者側
端末171と接続先の利用者側端末172との間で情報
送受信を行うため、両利用者側端末171,172間の
接続を確立する(ステップ505)。その後、図3のス
テップ306に進む。
【0053】これにより、各利用者側端末171,17
2で取得した利用者の情報は、接続相手の利用者側端末
に相互に出力されるため、各利用者は、図6に示したよ
うなリアルタイムなコミュニケーションを楽しむことが
できる。この間、接続先利用者の情報および接続依頼元
利用者の情報は、センター側端末100にも出力され、
オペレータは両利用者の状況を参照することが可能であ
る。
【0054】この利用者側端末間接続がなされている間
に、利用者がオペレータに対し要求をしたい場合には、
再度利用者側端末から呼出操作を行えば、オペレータと
の情報送受信が可能な状態になる。それを示したのが図
7であり、利用者同士のコミュニケーション中に利用者
がオペレータの呼出操作を行い、オペレータの情報が割
り込む形で出力されている。図7は、利用者Bが利用者
Aの顔を大きく表示することを要求し、利用者Aが利用
者Bのマイク音量を大きくすることを要求していること
を示す。また、図7の利用者A側の端末で示したよう
に、利用者の要求に対し、オペレータは音声のみを割り
込ませて、利用者との会話を行ってもよい。
【0055】このような利用者からの要求を受けた場
合、オペレータはセンター側端末100の操作パネル1
15から、要求された内容に合致するように利用者側端
末の各機能の遠隔操作を行う。図7の例の場合、オペレ
ータは、利用者Bの要求を受けて、利用者Aの利用者端
末機能であるディジタルカメラ142のズーム拡大を指
示したものとする。このとき、図3のフローで、センタ
ー側端末100は、この遠隔操作の指示を受け付けたと
判定し(ステップ306)、遠隔操作処理を実行する
(ステップ307)。
【0056】図8は、図3のステップ307の遠隔操作
処理の詳細を示すフローである。センター側端末100
は、入力された遠隔操作の指示内容から、利用者側端末
機能を調整する遠隔操作信号を生成し、調整を要する利
用者側端末へ送信する(ステップ801)。利用者側端
末は、遠隔操作信号を受信して解析し(ステップ80
2)、当該遠隔操作信号に基づいて利用者側端末機能を
調整する(ステップ803)。この後、図3のステップ
308に進む。先の例であれば、利用者Aのディジタル
カメラのズームが拡大されるように調整する。これによ
り、再び利用者端末間接続に戻ると、オペレータによる
遠隔操作が反映される結果、図9で示したように利用者
B側のディスプレイ143に利用者Aの顔が拡大表示さ
れる。また、図7の利用者Aのように利用者Bの音声を
大きくしてほしいとの要求であれば、上記と同様の処理
で、オペレータは利用者Bの音声情報が利用者Aの端末
において大きな音量で出力されるように各利用者端末を
調整する。
【0057】最後に、利用者がオペレータを呼び出して
終了を要求した場合、あるいはオペレータの判断で処理
を終了する場合には、オペレータは、操作パネル115
から情報送受信終了の指示を入力する。センター側端末
100は、情報送受信終了の指示を受け付けたと判定す
ると(ステップ308)、利用者端末間が接続されてい
るかを判定し(ステップ309)、接続有りと判定した
場合には、利用者端末間の接続を切断し、両者の情報送
受信を終了する(ステップ310)。その後、各利用者
端末とセンター側端末との情報送受信を終了するための
操作終了処理を実行する(ステップ311)。
【0058】図10は、図3のステップ311の操作終
了処理の詳細を示すフローである。まず、センター側端
末100は、自身と情報送受信を実行している各利用者
側端末へ機能停止信号を送信する(ステップ100
1)。利用者側端末は機能停止信号を受信すると、自身
の利用者端末機能を稼動状態から停止状態へ移行させ
(ステップ1002)、利用者端末機能の停止の実行を
示す停止完了信号をセンター側へ送信する(ステップ1
003)。センター側端末100では、機能停止信号の
発信先である各利用者端末から停止完了信号を受信する
と(ステップ1004)、正常に処理が終了したものと
判定し、利用者側端末とセンター側端末との情報送受信
を終了し、処理を終える(ステップ1005)。なお、
ステップ1002で利用者端末機能を停止した利用者端
末はもとの待機状態に移行するため、利用者からの呼出
操作があれば、いつでも上記で述べた処理を開始するこ
ととなる。
【0059】以上のようにして、被介護者のような端末
操作が不慣れな者同士がリアルタイムに情報交換する場
合であっても、センター側端末100が適切に利用者側
端末171,172を遠隔操作し、各種調整を行うこと
により、各利用者側端末における利用者は快適な情報交
換や相手側とのコミュニケーションが可能である。
【0060】なお、上記実施の形態では、利用者のため
にセンターがディジタルカメラやマイク/スピーカー等
の調整を行っているが、本発明はこれらに留まらず、利
用者に対し様々なサービスが提供可能とする。例えば、
センター端末または利用者端末に音声認識機能を設けれ
ば、聴覚障害者のために会話の字幕を表示可能である。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機器の操作を不得手とする利用者に代わりセンター側端
末の操作者がセンター側操作端末からリモート操作によ
り利用者側端末を操作し、センター側操作端末の操作者
と利用者とが双方向にコミュニケーションをとりなが
ら、利用者の希望に添った近況情報を画像と音声で取得
し、取得した近況情報を利用者が指定する第三者宛にイ
ンターネットなどを使用して配信することができる。ま
た、利用者宛の受信情報や保存してある近況情報を利用
者が参照したい場合には、これについてもセンター側端
末からリモート操作により利用者側端末を操作し、受信
情報の内容や保存してある近況情報を利用者は機器の操
作を行うことなしで参照することができる。利用者側端
末の主電源のオン/オフもセンター側端末からリモート
操作で行うことができる。利用者側からセンター側を呼
出したいときには、ボタン押下か音声命令などといった
簡単な動作でセンター側を呼出すことができる。利用者
側端末の機器の診断も自動的に行える。さらに、緊急事
態が発生した場合には、電子化された対策マニュアルな
ども提供できる。このようにして、利用者は機器の操作
を行わずに近況情報を作成でき第三者に配信できるの
で、利用者が高齢者であったり介護を必要とする人等で
ある場合、離れて暮らす近親者や知人は、利用者の日常
の安否と災害時や利用者の身辺に不測な事態が発生した
場合の安否の確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である近況情報報告
支援システムのシステム構成図
【図2】本発明の第2の実施の形態のシステム構成図
【図3】第2の実施の形態におけるメインフローチャー
ト図
【図4】リアルタイムに情報が送受信される様子を示す
【図5】端末間接続処理の詳細を示すフローチャート図
【図6】利用者側端末どうしでリアルタイムなコミュニ
ケーションを行っている様子を示す図
【図7】利用者側端末から呼出操作を行う様子を示す図
【図8】遠隔操作処理の詳細を示すフローチャート図
【図9】利用者端末を調整した様子を示す図
【図10】操作終了処理の詳細を示すフローチャート図
【符号の説明】
101…統括処理部、131…中央処理部、112,1
42…ディジタルカメラ、113,143…ディスプレ
イ、114,144…マイク/スピーカー、115…操
作パネル、145…利用者パネル、141…周辺装置制
御部、135…電源制御部、137…バッテリ、111
…補助制御部、104…リモート操作管理部、161…
公衆網、164…ケーブルTV局網、136…自己診断
装置、105…緊急時アシスト管理部、102,132
…メモリ、103,133…恒久的記憶装置、134…
データ圧縮解凍機構、122,152…公衆回線接続装
置、124,155…ケーブルTV局接続装置、12
1,151…通信制御部、123,154…データ暗号
復号化機構、163…インターネット、153…公衆無
線接続装置、163…中継局。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センター側端末と複数の利用者側端末とを
    ネットワークに接続したシステムにおける近況情報報告
    支援方法であって、 センター側端末からのリモート操作によって第1の利用
    者側端末の動作を制御し、該第1の利用者端末の利用者
    に関する近況情報を取得するステップと、センター側端
    末からのリモート操作によって第1の利用者側端末の動
    作を制御し、前記取得した近況情報を第1の利用者端末
    から第2の利用者側端末に配信するステップとを備えた
    ことを特徴とする近況情報報告支援方法。
  2. 【請求項2】センター側端末と、映像および/または音
    声の入出力手段を備えた第1の利用者側端末と、映像お
    よび/または音声の出力手段を備えた第2の利用者側端
    末とをネットワークに接続したシステムにおける近況情
    報報告支援方法であって、 センター側端末からのリモート操作によって第1の利用
    者側端末の映像および/または音声の入出力手段の動作
    を制御し、該第1の利用者端末の利用者に関する近況情
    報を映像情報および/または音声情報で取得するステッ
    プと、 センター側端末からのリモート操作によって第1の利用
    者側端末の動作を制御し、前記取得した近況情報を第1
    の利用者側端末から第2の利用者側端末に配信するステ
    ップと、 配信を受けた第2の利用者側端末で、前記近況情報の映
    像情報および/または音声情報を出力するステップとを
    備えたことを特徴とする近況情報報告支援方法。
  3. 【請求項3】映像および/または音声の入出力手段を備
    えたセンター側端末と、映像および/または音声の入出
    力手段を備えた第1の利用者側端末と、映像情報出力手
    段および/または音声情報出力手段を備えた第2の利用
    者側端末とをネットワークに接続したシステムにおける
    近況情報報告支援方法であって、 センター側端末の操作者と第1の利用者側端末の利用者
    とが、それぞれの端末の映像および/または音声の入出
    力手段を用いて、双方向の通信を行うステップと、 該双方向の通信を行いながら、センター側端末からのリ
    モート操作によって第1の利用者側端末の映像および/
    または音声の入出力手段の動作を制御し、該第1の利用
    者端末の利用者に関する近況情報を映像情報および/ま
    たは音声情報で取得するステップと、 センター側端末からのリモート操作によって第1の利用
    者側端末の動作を制御し、前記取得した近況情報を第1
    の利用者側端末から第2の利用者側端末に配信するステ
    ップと、 配信を受けた第2の利用者側端末で、前記近況情報の映
    像情報および/または音声情報を出力するステップとを
    備えたことを特徴とする近況情報報告支援方法。
  4. 【請求項4】センター側端末と、映像および/または音
    声の入出力手段を備えた第1の利用者側端末と、映像お
    よび/または音声の入出力手段を備えた第2の利用者側
    端末とをネットワークに接続したシステムにおける近況
    情報報告支援方法であって、 前記センター側端末からのリモート操作によって、前記
    第1の利用者側端末と前記第2の利用者端末とを接続す
    る処理を実行し、これらの利用者側端末間でリアルタイ
    ムな映像および/または音声による通信を実現すること
    を特徴とする近況情報報告支援方法。
  5. 【請求項5】請求項1から4の何れか1つに記載の近況
    情報報告支援方法において、 前記利用者側端末の利用者宛に電子情報が届いていたと
    き、前記センター側端末からのリモート操作によって前
    記利用者側端末の動作を制御し、届いた電子情報を利用
    者に報知することを特徴とする近況情報報告支援方法。
  6. 【請求項6】請求項1から4の何れか1つに記載の近況
    情報報告支援方法において、 前記センター側端末から前記利用者側端末の主電源オン
    またはオフを指示する制御信号を前記利用者側端末に送
    出することにより、リモート操作で前記利用者側端末の
    電源をオンまたはオフすることを特徴とする近況情報報
    告支援方法。
  7. 【請求項7】請求項1から4の何れか1つに記載の近況
    情報報告支援方法において、 前記利用者側端末で所定の操作子の操作または所定の音
    声を検出したとき、センター呼び出し信号を作成して前
    記センター側端末に送出し、該センター呼び出し信号を
    受けた前記センター側端末では呼び出し動作を行うこと
    を特徴とする近況情報報告支援方法。
  8. 【請求項8】請求項1から4の何れか1つに記載の近況
    情報報告支援方法において、 前記利用者側端末は、装置内の各部に故障がないかを自
    己診断し、故障発見時には故障を発見した旨および故障
    の内容を含む故障発見信号を前記センター側端末に送出
    することを特徴とする近況情報報告支援方法。
  9. 【請求項9】請求項1から4の何れか1つに記載の近況
    情報報告支援方法において、 緊急事態が発生した場合には、前記センター側端末およ
    び/または前記利用者側端末に前記緊急事態に係る緊急
    時アシスト情報を報知することを特徴とする近況情報報
    告支援方法。
  10. 【請求項10】センター側端末と複数の利用者側端末と
    をネットワークに接続した近況情報報告支援システムで
    あって、 センター側端末からのリモート操作によって第1の利用
    者側端末の動作を制御し、該第1の利用者端末の利用者
    に関する近況情報を取得する手段と、 センター側端末からのリモート操作によって第1の利用
    者側端末の動作を制御し、前記取得した近況情報を第1
    の利用者端末から第2の利用者側端末に配信する手段と
    を備えたことを特徴とする近況情報報告支援システム。
  11. 【請求項11】センター側端末と、映像および/または
    音声の入出力手段を備えた第1の利用者側端末と、映像
    および/または音声の出力手段を備えた第2の利用者側
    端末とをネットワークに接続した近況情報報告支援シス
    テムであって、 センター側端末からのリモート操作によって第1の利用
    者側端末の映像および/または音声の入出力手段の動作
    を制御し、該第1の利用者端末の利用者に関する近況情
    報を映像情報および/または音声情報で取得する手段
    と、 センター側端末からのリモート操作によって第1の利用
    者側端末の動作を制御し、前記取得した近況情報を第1
    の利用者側端末から第2の利用者側端末に配信する手段
    と、 配信を受けた第2の利用者側端末で、前記近況情報の映
    像情報および/または音声情報を出力する手段とを備え
    たことを特徴とする近況情報報告支援システム。
  12. 【請求項12】映像および/または音声の入出力手段を
    備えたセンター側端末と、映像および/または音声の入
    出力手段を備えた第1の利用者側端末と、映像情報出力
    手段および/または音声情報出力手段を備えた第2の利
    用者側端末とをネットワークに接続した近況情報報告支
    援システムであって、 センター側端末の操作者と第1の利用者側端末の利用者
    とが、それぞれの端末の映像および/または音声の入出
    力手段を用いて、双方向の通信を行う手段と、 該双方向の通信を行いながら、センター側端末からのリ
    モート操作によって第1の利用者側端末の映像および/
    または音声の入出力手段の動作を制御し、該第1の利用
    者端末の利用者に関する近況情報を映像情報および/ま
    たは音声情報で取得する手段と、 センター側端末からのリモート操作によって第1の利用
    者側端末の動作を制御し、前記取得した近況情報を第1
    の利用者側端末から第2の利用者側端末に配信する手段
    と、 配信を受けた第2の利用者側端末で、前記近況情報の映
    像情報および/または音声情報を出力する手段とを備え
    たことを特徴とする近況情報報告支援システム。
  13. 【請求項13】センター側端末と、映像および/または
    音声の入出力手段を備えた第1の利用者側端末と、映像
    および/または音声の入出力手段を備えた第2の利用者
    側端末とをネットワークに接続した近況情報報告支援シ
    ステムであって、 前記センター側端末からのリモート操作によって、前記
    第1の利用者側端末と前記第2の利用者端末とを接続す
    る処理を実行し、これらの利用者側端末間でリアルタイ
    ムな映像および/または音声による通信を実現する手段
    を備えたことを特徴とする近況情報報告支援システム。
  14. 【請求項14】請求項10から13の何れか1つに記載
    の近況情報報告支援システムにおいて、 前記利用者側端末の利用者宛に電子情報が届いていたと
    き、前記センター側端末からのリモート操作によって前
    記利用者側端末の動作を制御し、届いた電子情報を利用
    者に報知する手段をさらに備えたことを特徴とする近況
    情報報告支援システム。
  15. 【請求項15】請求項10から13の何れか1つに記載
    の近況情報報告支援システムにおいて、 前記センター側端末から前記利用者側端末の主電源オン
    またはオフを指示する制御信号を前記利用者側端末に送
    出することにより、リモート操作で前記利用者側端末の
    電源をオンまたはオフする手段をさらに備えたことを特
    徴とする近況情報報告支援システム。
  16. 【請求項16】請求項10から13の何れか1つに記載
    の近況情報報告支援システムにおいて、 前記利用者側端末で所定の操作子の操作または所定の音
    声を検出したとき、センター呼び出し信号を作成して前
    記センター側端末に送出する手段と、該センター呼び出
    し信号を受けた前記センター側端末で呼び出し動作を行
    う手段とをさらに備えたことを特徴とする近況情報報告
    支援システム。
  17. 【請求項17】請求項10から13の何れか1つに記載
    の近況情報報告支援システムにおいて、 前記利用者側端末で、装置内の各部に故障がないかを自
    己診断する手段と、故障発見時には故障を発見した旨お
    よび故障の内容を含む故障発見信号を前記センター側端
    末に送出する手段とをさらに備えたことを特徴とする近
    況情報報告支援システム。
  18. 【請求項18】請求項10から13の何れか1つに記載
    の近況情報報告支援システムにおいて、 緊急事態が発生した場合に、前記センター側端末および
    /または前記利用者側端末に前記緊急事態に係る緊急時
    アシスト情報を報知する手段をさらに備えたことを特徴
    とする近況情報報告支援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10749834B2 (en) 2014-12-15 2020-08-18 Sony Corporation Information processing apparatus, information processing method, program, and information processing system for sending a message with an image attached thereto

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