JP2005197920A - ネットワークカメラとプログラム及びネットワークシステム - Google Patents

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寿之 木原
Tadashi Yoshigai
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Abstract

【課題】本発明は、標準モードとビジュアルコミュニケーションモードのいずれのモードでもエコーを抑制してクリアな音質で通信できるネットワークカメラとプログラム及びネットワークシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、エコーキャンセラ16が設けられ、ネットワーク3を介してカメラ10で撮像した画像をコンピュータ装置2に送信するとともに、コンピュータ装置2とは双方向で音声通信が行えるネットワークカメラ1であって、ネットワーク3上で互いのカメラ10にコンピュータ装置2がそれぞれ対応付けられて配置され双方向に音声と画像の通信を行うビジュアルコミュニケーションモードにおいて、通信制御部13が、コンピュータ装置2からの要求により画像データをコンピュータ装置2に送信するとともに、音声データはコンピュータ装置2と対応付けられたネットワークカメラ1に送信することを主要な特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、各カメラにそれぞれコンピュータ装置を配置してそれぞれをネットワークに接続し、ネットワークを介して双方向に音声と画像の通信を行うことができるネットワークカメラとそのプログラム、及びネットワークシステムに関するものである。
最近、ネットワークカメラで画像を撮像し、インターネット等のネットワークを介してコンピュータ装置に送信するネットワークシステムが普及している。しかし、このネットワークシステムでは、コンピュータ装置を操作してネットワークカメラで画像を入手できるが、周囲の音声情報までは入手できない。そこで、スピーカやマイクといった双方向音声通信装置を搭載して画像のほかに音声通信まで行えるネットワークカメラ(以下、音声対応型ネットワークカメラ)が開発された。
図8は従来の音声対応型ネットワークカメラを使用するネットワークシステムの説明図である。このネットワークシステムにおいては、画像の送信に関して、ネットワークカメラ1のカメラ10で撮像した画像はコーディック部11の画像処理部12で圧縮処理され、この圧縮処理された画像データが通信制御部13によってプロトコル処理されてネットワーク3に送出され、コンピュータ装置2へ送られる。コンピュータ装置2では受信した画像データを解凍処理して表示部23の画面に表示する。
さらに音声通信に関しては、マイク17から入力される音声はデータ処理部11の音声送信処理部15にてAD変換部20aによるAD変換後に圧縮処理されて、音声送信データが通信制御部13さらにネットワーク3を経由してコンピュータ装置2に送られる。コンピュータ装置2では受信した音声送信データを処理して、スピーカ21から音声出力する。同様に、コンピュータ装置2のマイク22から入力された音声は、コンピュータ装置2で処理されて音声受信データとして送信され、ネットワーク3経由でネットワークカメラ1に送られる。ネットワークカメラ1では、受信した音声受信データが通信制御部13を介して音声受信処理部14に渡され、そこで解凍処理及びDA変換部20によりDA変換されてスピーカ18に出力される。
このネットワークシステムにおいては、利用者がネットワークカメラ1に音声を送り、集音した音を聞く場合、コンピュータ装置2のマイク22から音声を入力し、音声データ送信後、ネットワークカメラ1のスピーカ18から音声を出力する。このとき同時にこれをマイク17で集音し、コンピュータ装置2に送信してスピーカ21から出力する。
しかし、ネットワークカメラ1のスピーカ18とマイク17を使うため、周囲の音とともに出力した音声をも集音し、ハウリングが発生し、いわゆるエコーがかかった音声を聞くことになる。このためネットワークカメラ1には、マイク17から集音された送信音声に含まれるスピーカ18から出力された受信音声を打ち消し、受信音声が送信音声に回り込んで再度コンピュータ装置3に送信されるのを抑制するエコーキャンセラ16、もしくはスイッチング回路が設けられている。以下、スイッチング回路を含め、エコーキャンセラという。
ところで、ネットワークカメラのひとつの応用例として、画像と音声の双方向通信を行うビジュアルコミュニケーションへの応用が提案されている。図9は従来のネットワークカメラとコンピュータ装置のビジュアルコミュニケーションの説明図である。図9に示すように、このネットワークシステムは、A地点のネットワークカメラ1aとコンピュータ
装置2a、B地点のネットワークカメラ1bとコンピュータ装置2bの2組の組合せからなる。なお、図9では2組を示しているが、2組以上を接続して構成することも可能である。各ネットワークカメラ1a,1bにマイク17a,17b、各コンピュータ装置2a,2bにスピーカ22a,22bが設けられ、A地点のネットワークカメラ1aとB地点のコンピュータ装置2b、B地点のネットワークカメラ1bとA地点のコンピュータ装置2aで示すように、操作地点のコンピュータ装置と他地点のネットワークカメラとがネットワーク3で接続される。図8のように操作地点のネットワークカメラとも接続できる。なお、ビジュアルコミュニケーションするためには、A地点のネットワークカメラ1aとコンピュータ装置2aが、スピーカ22aから出力された音を聞きながらマイク17aでその周辺の音声を集音できるような近接した位置の可聴範囲に置かれる必要がある。
図9において、A地点のネットワークカメラ1aとB地点のコンピュータ装置2bとの間、A地点のコンピュータ装置2aとB地点のネットワークカメラ1bとの間でビジュアルコミュニケーションが行われる。この構成でA地点のネットワークカメラ1aの画像はB地点のコンピュータ装置2bの表示部23上に、A地点のマイク17aから入力された音声はB地点コンピュータ装置2bのスピーカ22bから出力される。同様にB地点のネットワークカメラ1bの画像はA地点のコンピュータ装置2aの表示部23上に、B地点のマイク17bから入力された音声はA地点のコンピュータ装置2aのスピーカ22aから出力される。
ところで、このようにコンピュータ装置2a,2bのスピーカ22a,22bとネットワークカメラ1a,1bのマイク17a,17bが使用されるのは以下の理由による。このネットワークシステムにおいては、音声処理系統がネットワークカメラ1の音声処理系統とコンピュータ装置2の音声処理系統の2系統形成される。通信するにはこれを1系統にする必要があるが、見ている画像と対応した音声を出力する必要性を考慮すると、ネットワークカメラ1a,1bのマイク17a,17bを使うのが好適であり、また、それを聞く操作者はコンピュータ装置2a,2bの傍にいる以上、コンピュータ装置2a,2bのスピーカ22a,22bを使うのが好適だからである。このとき、ネットワークカメラ1の音声通信はマイクのみ利用して送信だけの通信を行い、コンピュータ装置2においては、同様に受信音声のみの通信を行ってスピーカから音声を出力することが必要になる。従って、この場合、ネットワークカメラ1においては、音声受信処理部14,エコーキャンセラ16,スピーカ18、コンピュータ装置2においてはマイク22を使用しない状態になる。
特開2001−86484号公報
しかし、このような音声対応型ネットワークカメラを画像と音声のビジュアルコミュニケーションに使用した場合、音声対応型ネットワークカメラの音声送信系統とコンピュータ装置の音声受信系統とで構成した音声経路ではエコーキャンセラが機能せず、例えばA地点のコンピュータ装置に接続されたスピーカから出力された相手側の音声が、A地点の音声対応型ネットワークカメラに接続されたマイクに入力されて、相手側の音声に混じって自側の音声も一緒に送信され、B地点のコンピュータ装置2ではハウリングによりエコーが発生し、会話が阻害され、コミュニケーションが難しくなるという問題があった。
従って、音声対応型ネットワークカメラから画像と音声を取得する標準モードで利用するためにはエコーキャンセラを設ける必要があるが、ビジュアルコミュニケーションモードでは、これが役に立たないことになる。
1つの解決策として考えられるのは、A地点のコンピュータ装置を操作する利用者が、
スピーカを使用せず、ヘッドフォンを装着してスピーカからの音声の出力をしなければよい。同様にB地点の利用者もヘッドフォンをする必要がある。しかし、通信するとき常時ヘッドフォンを装着するように勧めるのは、ユーザフレンドリーなシステムとはいえない。しかも、音声対応型ネットワークカメラにはエコーキャンセラが設けられているのに、別にヘッドフォンを使用するのは不経済でもある。
そこで本発明は、標準モードとビジュアルコミュニケーションモードのいずれのモードでもエコーを抑制してクリアな音質で通信できるネットワークカメラとそれに用いるプログラム、及びネットワークシステムを提供することを目的とする。
本発明は、エコーキャンセラが設けられ、ネットワークを介してカメラで撮像した画像を端末に送信するとともに、該端末とは双方向で音声通信が行えるネットワークカメラであって、ネットワーク上で各カメラに端末がそれぞれ対応付けられて配置され双方向に音声と画像の通信を行うビジュアルコミュニケーションモードにおいて、通信制御部が、端末からの要求により画像データを該端末に送信するとともに、音声データは該端末と対応付けられたネットワークカメラに送信することを主要な特徴とする。
本発明のネットワークカメラは、標準モードとビジュアルコミュニケーションモードのいずれのモードでもエコーを抑制してクリアな音質で通信できる。
上記課題を解決するためになされた本発明の実施のための第1の形態は、エコーキャンセラが設けられ、ネットワークを介してカメラで撮像した画像を端末に送信するとともに、該端末とは双方向で音声通信が行えるネットワークカメラであって、ネットワーク上で各カメラに端末がそれぞれ対応付けられて配置され双方向に音声と画像の通信を行うビジュアルコミュニケーションモードにおいて、通信制御部が、端末からの要求により画像データを該端末に送信するとともに、音声データは該端末と対応付けられたネットワークカメラに送信するネットワークカメラであり、画像を要求端末に送信して双方向に音声通信する標準モードでは、エコーキャンセラによってネットワークカメラにおけるハウリングを防止し、一対で双方向に音声と画像の通信を行うビジュアルコミュニケーションモードでは、画像データは端末に送信するが、音声データはネットワークカメラで双方向に通信されるため、標準モードでも必要なエコーキャンセラを用いてハウリングが防止でき、いずれのモードでもエコーを抑制できる。
本発明の実施のための第2の形態は、第1の形態において、端末からビジュアルコミュニケーションモードが選択されると、通信制御部が、双方向に音声の通信を行うネットワークカメラのURLを設定するための設定ページを端末に対して表示させるネットワークカメラであり、ビジュアルコミュニケーションモードでの通信を容易に設定できる。
本発明の実施のための第3の形態は、第2の形態において、設定ページにおいて、時間が経過すると回線を切断するための音声コネクション時間が設定できるネットワークカメラであり、回線の切断を忘れても時間が経過すると自動的に切断することができる。
本発明の実施のための第4の形態は、第1〜3のいずれかの形態において、通信制御部が、端末の画像表示ページに制御ボタンを表示させ、この制御ボタンからの入力があると、該端末と対応付けられたネットワークカメラに制御データを送信するネットワークカメラであり、制御データがネットワークカメラから要求端末と対のネットワークカメラに転送され、要求端末から制御することができる。
本発明の実施のための第5の形態は、第4の形態において、画像表示ページに音量調整ボタンを表示させ、この音量調整ボタンからの入力で端末と対応付けられたネットワークカメラの音声出力を変更するネットワークカメラであり、音量調整を行った場合、制御データがネットワークカメラから要求端末と対のネットワークカメラに転送され、要求端末から音量調整することができる。
本発明の実施のための第6の形態は、コンピュータを、ビジュアルコミュニケーションモードが選択されたとき、要求端末に対して双方向音声通信を行うネットワークカメラのURLを設定する設定ページを表示させ、画像データは該端末に送信するコミュニケーションモード実行手段と、音声リンク開始の要求により音声データを端末と対応付けられたネットワークカメラに送信するカメラ間通話実行手段として機能させるためのプログラムであり、ビジュアルコミュニケーションモードでは、画像データを端末に送信し、音声データはネットワークカメラで双方向に通信されるため、標準モードでも必要なエコーキャンセラを用いてハウリングが防止でき、いずれのモードでもエコーを抑制できる。
本発明の実施のための第7の形態は、各ネットワークカメラにそれぞれ端末を配置してそれぞれをネットワークに接続し、このネットワークカメラと端末の組合せによりネットワークを介して画像送信と双方向の音声通信とを行うネットワークシステムであって、ネットワークカメラにエコーキャンセラを設けるとともに、画像データはネットワークカメラから画像を要求した端末に送信し、音声データは該ネットワークカメラから該端末と対応付けられたネットワークカメラに送信するネットワークシステムであり、画像を要求端末に送信して双方向に音声通信する標準モードでは、エコーキャンセラによってネットワークカメラにおけるハウリングを防止し、一対で双方向に音声と画像の通信を行うビジュアルコミュニケーションモードでは、画像データは端末に送信するが、音声データはネットワークカメラで双方向に通信されるため、標準モードでも必要なエコーキャンセラを用いてハウリングが防止でき、いずれのモードでもエコーを抑制できる。
本発明の実施例1の音声対応型ネットワークカメラとコンピュータ装置について図面に基づいて説明する。実施例1の音声対応型ネットワークカメラとコンピュータ装置は汎用ブラウザで標準モードとビジュアルコミュニケーションモードで通信する場合である。図1(a)は本発明の実施例1における音声対応型ネットワークカメラとコンピュータ装置の構成図、図1(b)は(a)の制御部のコミュニケーション機能の構成図である。
図1(a)において、1は画像を撮像して送信するとともに音声通信できる双方向音声通信装置を搭載したネットワークカメラ(本発明の実施例1のネットワークカメラ)、2は音声通信が可能なパソコン等のコンピュータ装置(本発明の実施例1の端末)、3はインターネット等のネットワークである。10はネットワークカメラ1のカメラ、11は送受信するデータを圧縮したり解凍するコーディック部、12はカメラ10で撮像した画像信号を圧縮処理する画像処理部、13は画像処理部12が圧縮した画像データをプロトコル処理して送信する通信制御部、13aはプロトコルTCP/IPで通信するためのウェブサーバである。
14はネットワークカメラ1が受信した音声受信データ(デジタルデータ)をデコードする音声受信処理部、15はネットワークカメラ1に入力された音声をコード化する音声送信処理部、16はエコーを抑制するためのエコーキャンセラ、17はネットワークカメラ1の周囲の音声を入力するためのマイク、17cは音声出力調整回路、18は音声を出力するためのスピーカ、18cは音声入力調整回路である。19はネットワークカメラ1の制御部である。制御部19は中央演算処理装置(CPU)とその制御プログラム及びデ
ータを記憶したメモリを備えており、各制御機能はメモリからロードした制御プログラムにより機能実現手段として実行される。20は音声受信処理部14からの出力はデジタル信号であるためこれをDA変換しアナログ信号に変換する音声受信処理部14に設けられたDA変換部、20aはエコーキャンセラ16からの出力はアナログ信号であるためこれをAD変換する音声送信処理部15に設けられたAD変換部である。23はコンピュータ装置2の表示部である。
以上説明した符号は従来のネットワークカメラ1とコンピュータ装置2で説明した符号と基本的に同一である。
次に、図1(b)に基づいて、制御部19において、ビジュアルコミュニケーションモード制御を実行するコミュニケーション機能について説明する。これは制御部19を構成するCPUに読み出されるプログラムである。図1(b)において、24はコンピュータ装置2からビジュアルコミュニケーションモードが選択され、双方向音声通話を行うネットワークカメラ1のURLの設定入力が行われたとき、双方向音声通話と画像送信を実行するコミュニケーションモード実行手段、25はネットワークカメラ1間で双方向音声通話を行うカメラ間通話実行手段、26は通話中のネットワークカメラ1に対する音量調整等の操作があったとき、送られてきた制御データをこのネットワークカメラ1に転送する制御データ転送手段である。
コミュニケーションモード実行手段24は、URL等の設定入力が行われると、ビジュアルコミュニケーションモードにモード設定し、カメラ間通話実行手段25は後述の手順に従って双方向音声通信を確立する。制御データ転送手段26は、コンピュータ装置2の画面上で音量等が調節されたときなどに、画像の送信先である相手側のネットワークカメラ1から自分側のネットワークカメラ1に音量変更を通知して、自分側のネットワークカメラ1を制御するものである。音量調節だけには限らされない。
なお、コミュニケーションモード実行手段24、カメラ間通話実行手段25、制御データ転送手段26はいずれも上述した制御部19の機能実現手段であり、ウェブサーバ13aの機能を拡張する。標準モードでは、制御部19の実行手段(図示しない)が同様に画像送信と双方向音声通信の制御を行う。専用プログラムを搭載して通信する場合は、後述する実施例2で詳述する。また、コンピュータ装置2では汎用ブラウザで制御画面を表示して操作することによりネットワークカメラ1を制御するため、機能を拡充するためのアプレットやプラグイン等のプログラムが利用される。
続いて、実施例1のネットワークカメラ1とコンピュータ装置2によるビジュアルコミュニケーションモード時の動作について説明する。コンピュータ装置2搭載の汎用ブラウザによってネットワークカメラ1のウェブサーバ13aにアクセスし、ネットワークカメラ1に対するトップページを取得し、カメラ画像を見る標準モードとコミュニケーションモードとのモード選択を行う。
標準モードを選ぶと、ウェブサーバ部から標準モードトップページが送られてきて、表示メニューの中から選択で標準モード画像表示ページが開く。ビジュアルコミュニケーションモードを選択した場合は最初に設定が必要で、コミュニケーションを行う2つのネットワークカメラ1のURLを入力し、必要に応じ、回線の切断を忘れても時間が経過すると自動的に切断する音声コネクション時間の設定を行う。以上の設定が済むと、コミュニケーションモード画像表示ページを取得することができる。図2は本発明の実施例1の音声対応型ネットワークカメラが送信するコミュニケーションモード画像表示画面の説明図、図3は本発明の実施例1の音声対応型ネットワークカメラとコンピュータ装置のビジュアルコミュニケーションモード説明図である。
まず、コミュニケーションモード画像表示ページを説明する。図2において、51は動画像や静止画像等の画像ボックス、52はネットワークカメラ1のカメラ10を制御するコントロールバーである。53は双方向音声通信を行うための音声リンク開始ボタン、54は音声通信を終了するための音声リンク切断ボタンである。音声リンク開始ボタン53を押下すると、ブラウザは音声通信開始の要求を開始するとともに、制御部によりコンピュータ装置2のスピーカとマイクの機能を停止する。また、上述した音声コネクション時間の設定がなされているときは、音声リンク切断ボタン54を押さないでも自動切断する。55はネットワークカメラ1のスピーカ18から出力する音量を調節する音量調整バーである。画面上音声調整バー55の目盛りを掴んで移動させて新しい音量を設定すると、ブラウザはネットワークカメラ1にこの音量を通知し、制御部19は音声受信処理部14の出力を変化させることができる。
次に、ビジュアルコミュニケーションモードでの通信状態について説明する。図3において、1a,1bはビジュアルコミュニケーションを行うことができるA地点とB地点のネットワークカメラ、2a,2bは同じくA地点とB地点のコンピュータ装置、3はネットワーク、17a,17bはA地点とB地点のネットワークカメラ1a,1bのマイク、18a,18bはA地点とB地点のネットワークカメラ1a,1bのスピーカ、23は表示部である。
図3に示すように、コンピュータ装置2aがネットワークカメラ1bにアクセスしてそのトップページを取得し、ビジュアルコミュニケーションモードを選択し、ネットワークカメラ1a,1bのURLを入力し、音声リンク開始ボタン53を押下して音声通信開始の要求を開始する。ネットワークカメラ1bは画像データをコンピュータ装置2aに送信するとともに、音声送信データをネットワークカメラ1aに送信する。ネットワークカメラ1aではスピーカ18aから音声出力し、マイク17aから集音してネットワークカメラ1bに送信する。これにより、B地点のネットワークカメラ1bのカメラ10が撮像した画像はコンピュータ装置2aの表示部23に表示され、音声はネットワークカメラ1a,1b間で双方向に通信される。
この際、ネットワークカメラ1a,1bにはエコーキャンセラ16が設けられているから、エコーは抑えられ、クリアな音声で通信できる。また、コンピュータ装置2aから制御データを送ることにより、ネットワークカメラ1aのスピーカ18aの音量が調整可能である。
次に、本発明の実施例1の音声対応型ネットワークカメラとコンピュータ装置を使って、汎用ブラウザにより、カメラの画像はコンピュータ装置の表示部に表示し、音声は音声対応型ネットワークカメラのマイクとスピーカを使って双方向通信する手順について説明する。図4は本発明の実施例1におけるビジュアルコミュニケーションモードのフローチャート、図5は本発明の実施例1の音声対応型ネットワークカメラが送信するビジュアルコミュニケーションモードの各表示画面の説明図である。
図4に示すように、A地点のコンピュータ装置のブラウザを起動して、A地点の音声対応型ネットワークカメラをアクセスし、操作用のトップページを取得する(step1)。このトップページを図5に示す。図5において、56は標準モードボタン、57はビジュアルコミュニケーションモードボタン、58は画像表示ボタン、59は管理設定ボタン、60は相手カメラURL設定ボタン、61は自カメラURL設定ボタン、62が音声コネクション時間設定ボタンである。
このトップページからモード設定を行い、A地点の音声対応型ネットワークカメラのモ
ードが標準モードかビジュアルコミュニケーションモードのいずれかのモードを設定する(step2)。step2において、標準モードが設定された場合は、A地点の音声対応型ネットワークカメラから標準モードトップページが送信され、メニューを選択することにより標準モード画像表示ページが表示される(step3)。
step2において、ビジュアルコミュニケーションモードを設定した場合は、A地点の音声対応型ネットワークカメラからコミュニケーションモードトップページが送信され(step4)、このページを使って管理設定を行う(step5)。コミュニケーションモードトップページを図5に示す。管理設定を選択すると、コミュニケーションモード設定ページが開き、相手カメラURL、自カメラURL、音声コネクション時間の設定を行う。
step5での設定が終わると、B地点の音声対応型ネットワークカメラをアクセスし、操作用のトップページを取得する(step6)。このトップページでモード設定を行い、B地点の音声対応型ネットワークカメラに対してビジュアルコミュニケーションモードの設定をする(step7)。これによりB地点の音声対応型ネットワークカメラからコミュニケーションモードトップページが送信され、このページから管理設定を行い(step8)、コミュニケーションモード設定ページで、相手カメラURL、自カメラURL、音声コネクション時間の設定を行う。
次いで、A地点のコンピュータ装置がB地点の音声対応型ネットワークカメラの画像にアクセスすると(step9)、この画像データがA地点のコンピュータ装置に送信され(step10)、表示部に画像が表示される。さらにB地点の音声対応型ネットワークカメラは、A地点の音声対応型ネットワークカメラとコネクションを張り、音声の双方向通話をA地点の音声対応型ネットワークカメラに要求し、A地点とB地点の音声対応型ネットワークカメラは音声での双方向通信が可能になる(step11)。
B地点のコンピュータ装置のブラウザがA地点の音声対応型ネットワークカメラにアクセスすると(step12)、画像データがB地点のコンピュータ装置に送信され(step13)、表示部に画像が表示される。以上の手順で、画像は各コンピュータ装置の表示部で、音声は各音声対応型ネットワークカメラのスピーカとマイクで行われ、双方向のコミュニケーションが確立される。
このように実施例1の各音声対応型ネットワークカメラ、プログラム、ネットワークシステムは、汎用のブラウザとウェブサーバを使って、画像をコンピュータ装置に送信して双方向に音声通信する標準モードでは、エコーキャンセラによってネットワークカメラにおけるハウリングを防止し、一対で双方向に音声と画像の通信を行うビジュアルコミュニケーションモードでは、画像データはコンピュータ装置に送信するが、音声データはネットワークカメラで双方向に通信されるため、標準モードでも必要なエコーキャンセラを用いてハウリングが防止でき、いずれのモードでもエコーを抑制してクリアな音質で通信できる。
本発明の実施例2の音声対応型ネットワークカメラとコンピュータ装置について図面に基づいて説明する。実施例2の音声対応型ネットワークカメラとコンピュータ装置は専用プログラムで標準モードとビジュアルコミュニケーションモードで通信する場合である。図6は本発明の実施例2におけるビジュアルコミュニケーションモードのフローチャート、図7は本発明の実施例2の音声対応型ネットワークカメラが送信するビジュアルコミュニケーションモードの各表示画面の説明図である。図1(a)(b)、図2、図3は実施例2においても参照する。上述のコミュニケーションモード実行手段24、カメラ間通話
実行手段25、制御データ転送手段26は、実施例2においては専用プログラムの中で記述され、制御部19を構成する。
図6において、A地点のコンピュータ装置の専用プログラムを起動すると、図7に示す専用ソフトトップページが表示される(step31)。図7において、63はコントロールバー、64はコミュニケーションモード設定ボタンである。このコミュニケーションモード設定ボタン64を押し、コミュニケーション設定画面を開く(step32)。図7のコミュニケーション設定画面において、65はカメラ1URL設定ボックス、66はカメラ2URL設定ボックス、67は音声コネクション時間設定ボックス、68は設定完了ボタンである。
step32で開いたコミュニケーションモード設定画面で、2つのURLを設定し、音声コネクションの時間を設定して(step33)、設定完了ボタン68を押すとコネクションモード制御ページが開く。図7のコネクションモード制御ページにおいて、69は音声コネクション開始ボタン、70は音声コネクション終了ボタンである。この音声コネクション開始ボタン69を押すと、双方向音声通信が開始される(step34)。
次に、A地点のコンピュータ装置の専用プログラムでB地点の音声対応型ネットワークカメラの画像にアクセスすると(step35)、この画像データがA地点のコンピュータ装置に送信され(step36)、表示部に画像が表示される。
同様に、B地点のコンピュータ装置の専用プログラムでA地点の音声対応型ネットワークカメラにアクセスすると(step37)、画像データがB地点のコンピュータ装置に送信され(step38)、表示部に画像が表示される。なお、ここでB地点のコンピュータ装置に専用プログラムを搭載する必要は必ずしもなく、汎用ブラウザによってA地点の音声対応型ネットワークカメラにアクセスすることができるのは当然である。以上の手順で、画像は各コンピュータ装置の表示部で、音声は各音声対応型ネットワークカメラのスピーカとマイクで行われ、双方向のコミュニケーションが確立される。
このように実施例2の各音声対応型ネットワークカメラ、プログラム、ネットワークシステムは、専用のプログラムを使って、標準モードではエコーキャンセラによってネットワークカメラにおけるハウリングを防止し、一対で双方向に音声と画像の通信を行うビジュアルコミュニケーションモードでは、画像データはコンピュータ装置に送信するが、音声データはネットワークカメラで双方向に通信されるため、標準モードでも必要なエコーキャンセラを用いてハウリングが防止でき、いずれのモードでもエコーを抑制してクリアな音質で通信できる。専用のプログラムを使うためコミュニケーション設定を簡単に行うことができる。
本発明は、標準モードとビジュアルコミュニケーションモードのいずれのモードでもエコーを抑制してクリアな音質で通信できるネットワークカメラとそのプログラム、及びネットワークシステムに適用できる。
(a)本発明の実施例1における音声対応型ネットワークカメラとコンピュータ装置の構成図、(b)(a)の制御部のコミュニケーション機能の構成図 本発明の実施例1の音声対応型ネットワークカメラが送信するコミュニケーションモード画像表示画面の説明図 本発明の実施例1の音声対応型ネットワークカメラとコンピュータ装置のビジュアルコミュニケーションモード説明図 本発明の実施例1におけるビジュアルコミュニケーションモードのフローチャート 本発明の実施例1の音声対応型ネットワークカメラが送信するビジュアルコミュニケーションモードの各表示画面の説明図 本発明の実施例2におけるビジュアルコミュニケーションモードのフローチャート 本発明の実施例2の音声対応型ネットワークカメラが送信するビジュアルコミュニケーションモードの各表示画面の説明図 従来の音声対応型ネットワークカメラを使用するネットワークシステムの説明図 従来のネットワークカメラとコンピュータ装置のビジュアルコミュニケーションの説明図
符号の説明
1,1a,1b ネットワークカメラ
2,2a,2b コンピュータ装置
3 ネットワーク
10 カメラ
11 コーディック部
12 画像処理部
13 通信制御部
13a ウェブサーバ
14 音声受信処理部
15 音声送信処理部
16 エコーキャンセラ
17,17a,17b マイク
17c 音声出力調整回路
18,18a,18b スピーカ
18c 音声入力調整回路
20 DA変換部
20a AD変換部
23 表示部
24 コミュニケーションモード実行手段
25 カメラ間通話実行手段
26 制御データ転送手段
51 画像ボックス
52 コントロールバー
53 音声リンク開始ボタン
54 音声リンク切断ボタン
55 音量調整バー
56 標準モードボタン
57 ビジュアルコミュニケーションモードボタン
58 画像表示ボタン
59 管理設定ボタン
60 相手カメラURL設定ボタン
61 自カメラURL設定ボタン
62 音声コネクション時間設定ボタン
63 コントロールバー
64 コミュニケーションモード設定ボタン

Claims (7)

  1. エコーキャンセラが設けられ、ネットワークを介してカメラで撮像した画像を端末に送信するとともに、該端末とは双方向で音声通信が行えるネットワークカメラであって、ネットワーク上で各カメラに端末がそれぞれ対応付けられて配置され双方向に音声と画像の通信を行うビジュアルコミュニケーションモードにおいて、通信制御部が、前記端末からの要求により画像データを該端末に送信するとともに、音声データは該端末と対応付けられたネットワークカメラに送信することを特徴とするネットワークカメラ。
  2. 前記端末からビジュアルコミュニケーションモードが選択されると、前記通信制御部が、双方向に音声の通信を行うネットワークカメラのURLを設定するための設定ページを前記端末に対して表示させることを特徴とする請求項1記載のネットワークカメラ。
  3. 前記設定ページにおいて、時間が経過すると回線を切断するための音声コネクション時間が設定できることを特徴とする請求項2記載のネットワークカメラ。
  4. 前記通信制御部が、前記端末の画像表示ページに制御ボタンを表示させ、この制御ボタンからの入力があると、該端末と対応付けられたネットワークカメラに制御データを送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のネットワークカメラ。
  5. 前記画像表示ページに音量調整ボタンを表示させ、この音量調整ボタンからの入力で前記端末と対応付けられたネットワークカメラの音声出力を変更することを特徴とする請求項4に記載のネットワークカメラ。
  6. コンピュータを、ビジュアルコミュニケーションモードが選択されたとき、要求端末に対して双方向音声通信を行うネットワークカメラのURLを設定する設定ページを表示させ、画像データは該端末に送信するコミュニケーションモード実行手段と、音声リンク開始の要求により音声データを前記端末と対応付けられたネットワークカメラに送信するカメラ間通話実行手段として機能させるためのプログラム。
  7. 各ネットワークカメラにそれぞれ端末を配置してそれぞれをネットワークに接続し、このネットワークカメラと端末の組合せによりネットワークを介して画像送信と双方向の音声通信とを行うネットワークシステムであって、前記ネットワークカメラにエコーキャンセラを設けるとともに、画像データは前記ネットワークカメラから画像を要求した端末に送信し、音声データは該ネットワークカメラから該端末と対応付けられたネットワークカメラに送信することを特徴とするネットワークシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010213138A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Yamaha Corp 音響信号処理装置及び端末装置
JP2010213139A (ja) * 2009-03-12 2010-09-24 Yamaha Corp 音響信号処理装置、端末装置及び音響信号処理に使用するパラメータの参照方法

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