JP2002081890A - 冷却水冷却器及びその洗浄方法 - Google Patents

冷却水冷却器及びその洗浄方法

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JP2002081890A JP2000263158A JP2000263158A JP2002081890A JP 2002081890 A JP2002081890 A JP 2002081890A JP 2000263158 A JP2000263158 A JP 2000263158A JP 2000263158 A JP2000263158 A JP 2000263158A JP 2002081890 A JP2002081890 A JP 2002081890A
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Shinya Suzuki
慎也 鈴木
Riichi Utsuno
利一 宇津野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転中を含む任意の時間に洗浄すること。 【解決手段】 海水入口管8から海水を導入して冷却管
10d、10eにより所内冷却水を冷却する運転中に、
淡水注入弁16a、16bを開いて淡水注入管15a、
15bから淡水を海水入口水室10aと水返し水室10
b内に注入し、冷却水冷却器10内に付着あるいは堆積
した海洋生成物を除去し、その後、排出弁14を開き、
冷却水冷却器10内の海洋生成物や異物などを排出管1
3および海水出口管11から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却水冷却器及び
その洗浄方法に係り、特に、冷却水源に海水を使用して
冷却水系統を冷却するに好適な冷却水冷却器及び冷却水
冷却器を洗浄するに好適な冷却水冷却器の洗浄方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、発電プラントにおいては、冷却水
源に海水を使用して所内冷却水系統を冷却するシステム
が採用されている。この種のシステムとしては、例え
ば、図2に示すように、取水槽T1から循環水ポンプ1
によって海水を汲み上げ、汲み上げられた海水を取水配
管2を通して復水器3に送給し、ここでタービンから排
出された蒸気と熱交換し、熱交換によって温度が上昇し
た海水を放水配管4を通して放水槽T2へ排出するよう
になっている。さらに、取水配管2から分岐された海水
供給管6に設けられた海水昇圧ポンプ5によって海水を
抽出し、抽出された海水を海水供給管6を介して除塵装
置7に送給し、除塵装置7を通過した海水を海水入口管
8を通して冷却水冷却器10へ送給し、ここで所内冷却
水と熱交換し、熱交換された海水を海水出口管11を通
して放水配管4から放水槽T2へ排出するようになって
いる。
【0003】冷却水冷却器10は、海水入口水室10
a、水返し水室10b、海水出口水室10c、冷却管1
0d、10eを備えて構成されており、海水入口管8か
ら海水入口水室10aに海水を導入し、導入した海水を
冷却管10dを通して水返し水室10bに送給し、水返
し水室10b内の海水を冷却管10eを通して海水出口
水室10cを介して海水出口管11に排出するようにな
っている。そして海水は各冷却管10d、10e内を通
過する過程で所内冷却水と熱交換され、この熱交換によ
って所内冷却水が冷却されるようになっている。
【0004】海水を用いて所内冷却水を冷却する過程
で、海水中の流入異物(海洋生成物)は除塵装置7内の
フィルタ7bによって捕獲されるようになっている。そ
して、フィルタ7bに流入異物が堆積し、フィルタ7b
両側の差圧が設定値を超えたときには差圧検出器7aの
検出信号によって異物排出弁7bが開かれ、流入異物が
異物排出管7cから放水配管4を通って放水槽T2に排
出されるようになっており、冷却水冷却管10の清浄度
を維持する構成が採用されている。
【0005】また、除塵装置7内のフィルタ7bを通過
した小さな海洋生成物が冷却水冷却器10の冷却管10
d、10e内に付着して育成し、冷却水冷却器10の清
浄度が低下するのを防止するために、冷却水冷却器10
上流側に逆洗弁を設け、冷却水冷却器10に対して逆洗
運転を行うようにしたものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
冷却水冷却器10の清浄度を維持するに際して、除塵装
置7、逆洗弁の他に、回転式ストレーナやボール洗浄装
置を用いているが、冷却水冷却器10の冷却水源として
海水を使用した場合、稚貝などの小さな海洋生成物は除
塵装置7内のフィルタ7bを通過して冷却水冷却器10
内に流入し、冷却管10d、10e内部や水返し水室1
0b内に付着して育成することが実際の保守点検によっ
て明らかになっている。
【0007】冷却管10d、10e内部に海洋生成物が
付着した場合、付着した海洋生成物の量が比較的少ない
段階においては前述の逆洗弁やボール洗浄装置によって
除去することは可能である。しかし、水返し水室10b
は、冷却管10d、10eと比較して、海水の流速が低
流速となるため、稚貝などの海洋生成物が付着し育成し
やすい環境にある。水返し水室10b内に海洋生成物が
付着して育成すると、水返し水室10bの壁面に順次海
洋生成物が堆積され、堆積された海洋生成物を除去する
には、冷却水冷却器10の運転を一旦停止し、冷却水冷
却器10を開放して内部を洗浄することが余儀なくされ
る。
【0008】さらに、冷却水冷却器10の冷却管10
d、10eに銅合金を使用している場合は、冷却水冷却
器10の運転を一旦停止し、冷却管10d、10eの洗
浄を行った後に、鉄イオン注入などにより冷却管10
d、10e内の保護皮膜を形成させる必要があり、安定
した皮膜形成まで約2週間程度の期間を要する。
【0009】このように、従来技術においては、冷却水
冷却器10の水返し水室10bに対する長期的な清浄度
維持の点について十分配慮されておらず、水返し水室1
0b内の海洋生成物の付着・育成・堆積により、冷却水
冷却器10の冷却性能を低下させるだけでなく、冷却水
冷却器10の圧力損失を増大させ、海水昇圧ポンプ5の
流量低下、さらには所内冷却水系統の冷却性能を低下さ
せることがある。
【0010】本発明の目的は、運転中を含む任意の時間
に洗浄することができる冷却水冷却器とその洗浄方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、海水を海水入口管から導入する海水入口
水室と、前記海水入口水室内の海水を導入して冷却水を
冷却する第1の冷却管と、前記第1の冷却管から排出さ
れる海水を導入する水返し水室と、前記水返し水室内の
海水を導入して冷却水を冷却する第2の冷却管と、前記
第2の冷却管から排出される海水を導入して海水出口管
から排出する海水出口室と、前記水返し水室内に流体注
入源からの流体を注入する流体注入管と、前記流体注入
管の管路を開閉する注入弁と、前記水返し水室内のもの
を水返し水室外に排出する排出管と、前記排出管の管路
を開閉する排出弁とを備えてなる冷却水冷却器を構成し
たものである。
【0012】前記冷却水冷却器を構成するに際しては、
以下の要素を付加することができる。
【0013】(1)前記海水入口水室内に流体注入源か
らの流体を注入する入口用流体注入管と、前記入口用流
体注入管の管路を開閉する入口用注入弁とを備えてな
る。
【0014】(2)前記注入弁と前記入口用注入弁およ
び前記排出弁の開閉動作を制御する弁制御手段を備え、
前記弁制御手段は、洗浄時に、前記排出弁を一定時間閉
じるとともに、前記注入弁と前記入口用注入弁を開き、
その後、前記排出弁を開くとともに前記注入弁と前記入
口用注入弁と閉じてなる。
【0015】また、本発明は、海水を海水入口管から導
入する海水入口水室と、前記海水入口水室内の海水を導
入して冷却水を冷却する第1の冷却管と、前記第1の冷
却管から排出される海水を導入する水返し水室と、前記
水返し水室内の海水を導入して冷却水を冷却する第2の
冷却管と、前記第2の冷却管から排出される海水を導入
して海水出口管から排出する海水出口室と、流体注入源
からの流体を前記水返し水室内に注入する流体注入管
と、前記水返し水室に接続された排出管とを含む冷却水
冷却器を洗浄するに際して、前記排出管の管路を閉じた
状態で前記流体注入管から前記水返し水室内に流体を注
入して前記水返し水室内の海洋生成物を除去し、その
後、前記排出管の管路を開いて前記水返し水室内の海洋
生成物を前記排出管と前記海水出口管から排出すること
を特徴とする冷却水冷却器の洗浄方法を採用したもので
ある。前記冷却水冷却器の洗浄方法を採用するに際して
は、以下の要素を付加することができる。
【0016】(1)前記水返し水室内に流体を注入する
ときに、前記海水入口管から前記海水入口水室内に流体
を注入して前記第1の冷却管の海洋生成物を除去する。
【0017】前記した手段によれば、流体注入管の管路
を開いて流体注入源から淡水または温水などの流体を水
返し水室内に注入し、水返し水室内に付着あるいは堆積
した海洋生成物や異物などを除去し、その後、流体注入
管の管路を閉じ、排出管の管路を開くことで、水返し水
室内の海洋生成物や異物などを排水管および海水出口管
から排出することができる。海洋生成物や異物などを排
出する排出運転は冷却水冷却器の運転中を含む任意の時
間に行うことができ、冷却水冷却器の清浄度を長期的に
維持することが可能になり、冷却水冷却器の信頼性の向
上および保守作業の短縮および保守費用の削減を図るこ
とが可能になる。
【0018】また、水返し水室内に淡水または温水など
の流体を注入して流体注入運転を行うときに、位入口用
流体注入管の管路を開いて海水入口水室内に流体注入源
から流体を注入することで、第1の冷却管と第2の冷却
管内に付着あるいは堆積した海洋生成物や異物などを除
去することができる。
【0019】さらに、注入弁と入口用注入弁および排出
弁の開閉動作を弁制御手段によって制御する場合には、
これら弁の開閉動作を指定の時間に自動的に行うことが
でき、流体注入運転および海洋生成物や異物などの排出
運転を定期的に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は冷却水冷却器を発電プラン
トに用いたシステムの全体構成図である。図1におい
て、海水を貯留する取水槽T1には取水配管2を介して
復水器3が接続されており、復水器3の出口側は取水配
管4を介して放水槽T2に接続されている。取水配管2
の管路途中には循環水ポンプ1が設置されており、取水
配管2の管路途中には取水配管2から分岐した海水供給
管6が接続されている。この海水供給管6の管路途中に
は海水昇圧ポンプ5が設置されており、海水供給管6の
端部には除塵装置7が接続されている。除塵装置7内に
は海水中の流入異物(海洋生成物)を捕獲するフィルタ
7bが挿入されており、フィルタ7bより上流側には異
物排出管7cが接続され、異物排出管7cの端部は放水
配管4に接続されている。この異物排出管7cの管路途
中には異物排出弁7bが設置されており、除塵装置7に
は差圧検出器7aが設置されている。差圧検出器7a
は、フィルタ7bを境として除塵装置7内の差圧が設定
値を超えたときに異物排出弁7bを開弁作動させるよう
になっている。
【0021】除塵装置7の出口側には海水入口管8を介
して冷却水冷却器10が接続されており、海水入口管8
の管路途中には弁9が挿入されているとともに、弁9の
下流側には入口用流体注入管としての淡水注入管15a
が接続されている。淡水注入管15aの管路途中には淡
水注入弁15aの管路を開閉する入口用注入弁としての
淡水注入弁16aが挿入されている。淡水注入管15a
は流体注入源としての淡水注入源あるいは温水注入源に
接続されており、淡水注入源としては、比較的安価な工
業用水、所内用水などが用いられている。
【0022】冷却水冷却器10は海水入口管8から海水
を導入する海水入口水室10a、海水入口水室10a内
の海水を導入して所内冷却水を冷却する第1の冷却管1
0d、第1の冷却管10dから排出される海水を導入す
る水返し水室10b、水返し水室10b内の海水を導入
して所内冷却水を冷却する第2の冷却管10e、第2の
冷却管10eから排出される海水を導入して海水出口管
11から排出する海水出口水室10cを備えており、海
水入口水室10aに海水入口管8が接続され、水返し水
室10bに淡水注入管15b、排出管13が接続され、
海水出口水室10cに海水出口管11が接続されてい
る。海水出口管11は放水配管4に接続されており、海
水出口管11の管路途中には弁12が挿入されている。
淡水注入管15bは流体注入管として淡水注入源または
噴水注入源に接続されており、淡水注入管15bの管路
途中には淡水注入管15bの管路を開閉する注入弁とし
ての淡水注入弁16bが挿入されている。排出管13は
海水出口管11と同等の口径を有するもので構成されて
おり、排出管13の端部は海水出口管11の管路途中に
接続されており、この排出管13の管路途中には排出管
13の管路を開閉する排出弁13が挿入されている。さ
らに淡水注入弁16a、16b、排出弁14はそれぞれ
弁制御器17に接続されており、弁制御器17は弁制御
手段として、淡水注入弁16a、16b、排出弁14の
開閉動作を制御するようになっている。なお、排出弁1
4としてはバタイフライ弁を用いることができる。
【0023】上記構成において、取水槽T1から循環水
ポンプ1によって汲み上げられた海水は取水配管2を通
して復水器3に送られ、ここでタービンから排出された
蒸気と熱交換され、熱交換によって温度の上昇した海水
は放水配管4を通して放水槽T2に排出される。
【0024】また取水配管2に汲み上げられた海水は海
水昇圧ポンプ5によって抽出され、抽出された海水は海
水供給管6を通して除塵装置7に送られるとともに海水
入口管8を通して冷却水冷却器10に送られる。冷却水
冷却器10内に送給された海水が海水入口水室10a、
冷却管10d、水返し水室10b、冷却管10e、海水
出口水室10cを介して海水出口管12から排出される
過程で、冷却管10d、10eによって所内冷却水と熱
交換され、この熱交換によって所内冷却水が冷却され
る。
【0025】海水を用いて所内冷却水を冷却する過程
で、海水中の流入異物(海洋生成物)は除塵装置7内の
フィルタ7bによって捕獲される。さらに除塵装置7内
の差圧が設定値を超えたときには、差圧検出器7aの検
出信号によって異物排出弁7bが開かれ、異物などが異
物排出管7c、放水配管4を介して放水槽T2に排出さ
れる。
【0026】冷却水冷却器10を運転して所内冷却水を
運転しているときには、淡水注入弁16a、16b、排
出弁14は閉じた状態にあり、この運転中に冷却水冷却
器10を洗浄するに際しては、弁制御器17からの指令
により、淡水注入弁16a、16bが開かれ、淡水注入
源からの淡水が淡水注入管15a、海水入口管8を介し
て海水入口水室16a内に注入されるとともに淡水注入
管15bを介して水返し水室10b内に淡水が注入され
る。海水入口水室10a、水返し水室10b内に淡水が
注入されると、冷却水冷却器10内の海水あるいは淡水
は海水出口管11、放水配管4を通して放水槽T2に排
出される。そして海水入口水室10a、水返し水室10
b内に淡水を注入する淡水注入運転を30分から1時間
程度行うと、冷却管10d、10e、水返し水室10b
内に付着し始めた海洋生成物や異物が除去され、除去さ
れた海洋生成物などが海水出口管11を通して排出され
る。
【0027】淡水注入運転が終了した後は、弁制御器1
7からの指令により淡水注入弁16a、16bを閉じる
とともに、排出弁14を開き、水返し水室10b内に付
着あるいは堆積した海洋生成物や異物などを排出管13
から排出するとともに冷却管10e、海水出口管11を
介して排出する。この排出運転を10〜30分程度実施
することで、冷却水冷却器10内に付着あるいは堆積し
た海洋生成物や異物などを排出し、冷却水冷却器10の
清浄度を高めることができる。
【0028】弁制御器17を用いて淡水注入弁16a、
16b、排出弁14の開閉動作を制御するに際しては、
24時間タイマを用いて1日に1、2回程度淡水注入運
転および排出運転を自動的に行うことができる。さら
に、このような運転を定期的に実施することで冷却水冷
却器10の清浄度を長期的に維持することが可能にな
る。
【0029】前記実施形態においては、淡水注入管15
aを海水入口水室10aに直接接続することも可能であ
り、淡水注入弁16a、16b、排出弁14を手動操作
することで淡水注入運転および排水運転を行うこともで
きる。
【0030】さらに、水返し水室10b内に淡水あるい
は温水を注入することで水返し水室10b、冷却管10
e内に付着あるいは堆積した海洋生成物や異物などを除
去することができる。
【0031】本実施形態によれば、冷却水冷却器10の
運転中を含む任意の時間に海水入口水室10a、水返し
水室10b内に淡水あるいは温水を注入する注入運転を
行った後、排出運転を行うことで、冷却水冷却器10内
の清浄度を長期的に維持することが可能になるととも
に、冷却水冷却器の信頼性の向上および冷却水冷却器1
0の保守作業の縮小および保守費用の低減に寄与するこ
とが可能になる。
【0032】前記実施形態においては、淡水注入弁16
a、16b、排出弁14ごとにそれぞれ個別タイマを設
け、各個別タイマの設定により淡水注入運転を30分〜
1時間程度実施し、その後排出運転を10分〜30分程
度実施することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
流体注入管の管路を開いて流体注入源から淡水または温
水などの流体を水返し水室内に注入して、水返し水室内
に付着あるいは堆積した海洋生成物や異物などを除去
し、その後、流体注入管の管路を閉じ、排出管の管路を
開くようにしたので、海洋生成物や異物などを排出する
排出運転を運転中を含む任意の時間に行うことができ、
冷却水冷却器の清浄度を長期的に維持することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷却水冷却器を発電プラントに適
応したときのシステム構成図である。
【図2】従来の発電プラントのシステム構成図である。
【符号の説明】
1 循環水ポンプ 2 取水配管 3 復水器 4 放水配管 5 海水昇圧ポンプ 7 除塵装置 8 海水入口配管 10 冷却水冷却器 10a 海水入口水室 10b 水返し水室 10c 海水出口水室 10d、10e 冷却管 11 海水出口管 13 排出管 14 排出弁 15a、15b 淡水注入管 16a、16b 淡水注入弁 17 弁制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇津野 利一 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA46 AB51 BB62

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 海水を海水入口管から導入する海水入口
    水室と、前記海水入口水室内の海水を導入して冷却水を
    冷却する第1の冷却管と、前記第1の冷却管から排出さ
    れる海水を導入する水返し水室と、前記水返し水室内の
    海水を導入して冷却水を冷却する第2の冷却管と、前記
    第2の冷却管から排出される海水を導入して海水出口管
    から排出する海水出口室と、前記水返し水室内に流体注
    入源からの流体を注入する流体注入管と、前記流体注入
    管の管路を開閉する注入弁と、前記水返し水室内のもの
    を水返し水室外に排出する排出管と、前記排出管の管路
    を開閉する排出弁とを備えてなる冷却水冷却器。
  2. 【請求項2】 前記海水入口水室内に流体注入源からの
    流体を注入する入口用流体注入管と、前記入口用流体注
    入管の管路を開閉する入口用注入弁とを備えてなる請求
    項1に記載の冷却水冷却器。
  3. 【請求項3】 前記注入弁と前記入口用注入弁および前
    記排出弁の開閉動作を制御する弁制御手段を備え、前記
    弁制御手段は、洗浄時に、前記排出弁を一定時間閉じる
    とともに、前記注入弁と前記入口用注入弁を開き、その
    後、前記排出弁を開くとともに前記注入弁と前記入口用
    注入弁と閉じてなる請求項2に記載の冷却水冷却器。
  4. 【請求項4】 海水を海水入口管から導入する海水入口
    水室と、前記海水入口水室内の海水を導入して冷却水を
    冷却する第1の冷却管と、前記第1の冷却管から排出さ
    れる海水を導入する水返し水室と、前記水返し水室内の
    海水を導入して冷却水を冷却する第2の冷却管と、前記
    第2の冷却管から排出される海水を導入して海水出口管
    から排出する海水出口室と、流体注入源からの流体を前
    記水返し水室内に注入する流体注入管と、前記水返し水
    室に接続された排出管とを含む冷却水冷却器を洗浄する
    に際して、前記排出管の管路を閉じた状態で前記流体注
    入管から前記水返し水室内に流体を注入して前記水返し
    水室内の海洋生成物を除去し、その後、前記排出管の管
    路を開いて前記水返し水室内の海洋生成物を前記排出管
    と前記海水出口管から排出することを特徴とする冷却水
    冷却器の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 前記水返し水室内に流体を注入するとき
    に、前記海水入口管から前記海水入口水室内に流体を注
    入して前記第1の冷却管の海洋生成物を除去することを
    特徴とする請求項4に記載の冷却水冷却器の洗浄方法。
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