JP2002081840A - 冷蔵庫 - Google Patents
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- F25D2400/00—General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
- F25D2400/38—Refrigerating devices characterised by wheels
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 機械室の冷却ファンの回転速度を特に高くす
ることなく、通風ダクト内のコンデンサ部分を通る風量
を多くでき、そのコンデンサの放熱量を確保できるよう
にする。 【解決手段】 機械室２７の底板３１に取り付けられる
キャスタ３９のうち、少なくとも機械室２７における冷
却ファン３０の吸い込み側に位置されるキャスタ３９に
ついては、底板３１により上方から覆われる状態で、そ
の底板３１の外側に位置させて取り付けるようにする。
冷却ファン３０の運転時に、機械室２７外の空気がキャ
スタ３９部分から機械室２７内へ吸い込まれることを防
止できるから、吸気口３６から通風ダクト３４内へ吸い
込まれる空気量の低下を防止でき、よって冷却ファン３
４の回転速度を特に高くすることなく、通風ダクト３４
内のコンデンサ３８部分を通る風量を多くできるように
なる。
ることなく、通風ダクト内のコンデンサ部分を通る風量
を多くでき、そのコンデンサの放熱量を確保できるよう
にする。 【解決手段】 機械室２７の底板３１に取り付けられる
キャスタ３９のうち、少なくとも機械室２７における冷
却ファン３０の吸い込み側に位置されるキャスタ３９に
ついては、底板３１により上方から覆われる状態で、そ
の底板３１の外側に位置させて取り付けるようにする。
冷却ファン３０の運転時に、機械室２７外の空気がキャ
スタ３９部分から機械室２７内へ吸い込まれることを防
止できるから、吸気口３６から通風ダクト３４内へ吸い
込まれる空気量の低下を防止でき、よって冷却ファン３
４の回転速度を特に高くすることなく、通風ダクト３４
内のコンデンサ３８部分を通る風量を多くできるように
なる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械室に冷却ファ
ンを備えると共に、機械室の底板に製品移動用のキャス
タを備えた構成の冷蔵庫に関する。
ンを備えると共に、機械室の底板に製品移動用のキャス
タを備えた構成の冷蔵庫に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】この種の冷蔵庫の従来
構成を図６ないし図８に示す。まず図６において、冷蔵
庫本体１の下部後部に機械室２が形成されていて、この
機械室２の内部に、図７に示すように、冷凍サイクルの
コンプレッサ３や、冷蔵庫本体１の内部に設けられた冷
却器の除霜をすることによって当該冷却器から滴下する
除霜水を受けて蒸発させるための蒸発皿（図示せず）な
どが配設されている。また、機械室２において、前方か
ら見て左側の側部には、冷却ファン４が設けられてい
る。機械室２の底部には底板２ａが設けられ、また、背
部には機械室カバー５が設けられており、その機械室カ
バー５の右側部に排気口５ａが形成されている。
構成を図６ないし図８に示す。まず図６において、冷蔵
庫本体１の下部後部に機械室２が形成されていて、この
機械室２の内部に、図７に示すように、冷凍サイクルの
コンプレッサ３や、冷蔵庫本体１の内部に設けられた冷
却器の除霜をすることによって当該冷却器から滴下する
除霜水を受けて蒸発させるための蒸発皿（図示せず）な
どが配設されている。また、機械室２において、前方か
ら見て左側の側部には、冷却ファン４が設けられてい
る。機械室２の底部には底板２ａが設けられ、また、背
部には機械室カバー５が設けられており、その機械室カ
バー５の右側部に排気口５ａが形成されている。
【０００３】冷蔵庫本体１の底部には、当該冷蔵庫本体
１の下面との間に通風ダクト６ａを形成するダクト形成
部材６が設けられていると共に、このダクト形成部材６
の前部に吸気口７ａを有する前部カバー７が設けられて
いる。通風ダクト６ａの内部には、冷凍サイクルのコン
デンサ８が配設されている。上記機械室２の底板２ａに
おける左右両側、及び冷蔵庫本体１の前部の左右両側に
は、製品移動用のキャスタ９が取り付けられている。こ
れらキャスタ９のうち後部のキャスタ９は、図８に示す
ように取り付けられている。
１の下面との間に通風ダクト６ａを形成するダクト形成
部材６が設けられていると共に、このダクト形成部材６
の前部に吸気口７ａを有する前部カバー７が設けられて
いる。通風ダクト６ａの内部には、冷凍サイクルのコン
デンサ８が配設されている。上記機械室２の底板２ａに
おける左右両側、及び冷蔵庫本体１の前部の左右両側に
は、製品移動用のキャスタ９が取り付けられている。こ
れらキャスタ９のうち後部のキャスタ９は、図８に示す
ように取り付けられている。
【０００４】すなわち、機械室２の底板２ａに、キャス
タ９に対応する矩形状の開口部１０を形成すると共に、
その開口部１０の周縁部に下方へ折り曲げた折曲部１１
を形成する。そして、キャスタ９をその開口部１０内に
挿入配置すると共に、当該キャスタ９の軸となるキャス
タピン９ａを折曲部１１に保持させ、これによってキャ
スタ９が機械室２の底板２ａに取り付けられている。
タ９に対応する矩形状の開口部１０を形成すると共に、
その開口部１０の周縁部に下方へ折り曲げた折曲部１１
を形成する。そして、キャスタ９をその開口部１０内に
挿入配置すると共に、当該キャスタ９の軸となるキャス
タピン９ａを折曲部１１に保持させ、これによってキャ
スタ９が機械室２の底板２ａに取り付けられている。
【０００５】上記構成において、冷却ファン４が運転さ
れると、これの送風作用により、図６及び図７に矢印Ａ
で示すように、通風ダクト６ａ外の空気が吸気口７ａか
ら通風ダクト６ａ内へ吸い込まれ、その空気は機械室２
内に流された後、排気口５ａから外部に排出される。こ
のとき、通風ダクト６ａ内を通る空気によりコンデンサ
８が冷却され、また、機械室２内を通る空気によりコン
プレッサ３などが冷却される。
れると、これの送風作用により、図６及び図７に矢印Ａ
で示すように、通風ダクト６ａ外の空気が吸気口７ａか
ら通風ダクト６ａ内へ吸い込まれ、その空気は機械室２
内に流された後、排気口５ａから外部に排出される。こ
のとき、通風ダクト６ａ内を通る空気によりコンデンサ
８が冷却され、また、機械室２内を通る空気によりコン
プレッサ３などが冷却される。
【０００６】ところで、上記した構成のものでは次のよ
うな欠点があった。すなわち、機械室２の底板２ａに取
り付けられた左右２個のキャスタ９のうち、この場合左
側のキャスタ９は冷却ファン４の吸い込み側に位置され
ており、そのキャスタ９と開口部１０の周縁部との間に
は隙間１２（図８参照）が形成されている。このため、
冷却ファン４の運転時に、図６及び図７に矢印Ｂで示す
ように、機械室２外の空気が上記隙間１２からも機械室
２内へ吸い込まれるようになる。このために、上記吸気
口７ａから通風ダクト６ａ内へ吸い込まれる空気量（風
量）が減少し、コンデンサ８部分を通る風量が減少し、
当該コンデンサ８の放熱量が低下してしまうという欠点
があった。この場合、コンデンサ８の放熱量を上げるた
めには冷却ファン４の回転速度を高くすることも考えら
れるが、そのようにすると、冷却ファン４による騒音が
大きくなってしまう。
うな欠点があった。すなわち、機械室２の底板２ａに取
り付けられた左右２個のキャスタ９のうち、この場合左
側のキャスタ９は冷却ファン４の吸い込み側に位置され
ており、そのキャスタ９と開口部１０の周縁部との間に
は隙間１２（図８参照）が形成されている。このため、
冷却ファン４の運転時に、図６及び図７に矢印Ｂで示す
ように、機械室２外の空気が上記隙間１２からも機械室
２内へ吸い込まれるようになる。このために、上記吸気
口７ａから通風ダクト６ａ内へ吸い込まれる空気量（風
量）が減少し、コンデンサ８部分を通る風量が減少し、
当該コンデンサ８の放熱量が低下してしまうという欠点
があった。この場合、コンデンサ８の放熱量を上げるた
めには冷却ファン４の回転速度を高くすることも考えら
れるが、そのようにすると、冷却ファン４による騒音が
大きくなってしまう。
【０００７】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、機械室の冷却ファンの回転速度
を特に高くすることなく、通風ダクト内のコンデンサ部
分を通る風量を多くでき、そのコンデンサの放熱量を確
保できる冷蔵庫を提供するにある。
のであり、その目的は、機械室の冷却ファンの回転速度
を特に高くすることなく、通風ダクト内のコンデンサ部
分を通る風量を多くでき、そのコンデンサの放熱量を確
保できる冷蔵庫を提供するにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１の発明は、冷蔵庫本体の下部後部に設け
られ、内部に冷凍サイクルのコンプレッサが配設された
機械室と、前記冷蔵庫本体の底部に後部が前記機械室に
連通するように設けられ、前部に吸気口を有すると共
に、内部に冷凍サイクルのコンデンサが配設された通風
ダクトと、前記機械室に設けられ、前記通風ダクト外の
空気を前記吸気口から通風ダクト内に吸い込んでその空
気により前記コンデンサを冷却すると共に、その空気を
前記機械室内に流すことにより前記コンプレッサを冷却
する冷却ファンと、前記機械室の底板に設けられた製品
移動用のキャスタとを備え、前記キャスタのうち少なく
とも前記冷却ファンの吸い込み側に位置されるキャスタ
については、前記機械室の底板により上方から覆われる
状態で、その機械室の底板の外側に位置させて取り付け
たことを特徴とする。
めに、請求項１の発明は、冷蔵庫本体の下部後部に設け
られ、内部に冷凍サイクルのコンプレッサが配設された
機械室と、前記冷蔵庫本体の底部に後部が前記機械室に
連通するように設けられ、前部に吸気口を有すると共
に、内部に冷凍サイクルのコンデンサが配設された通風
ダクトと、前記機械室に設けられ、前記通風ダクト外の
空気を前記吸気口から通風ダクト内に吸い込んでその空
気により前記コンデンサを冷却すると共に、その空気を
前記機械室内に流すことにより前記コンプレッサを冷却
する冷却ファンと、前記機械室の底板に設けられた製品
移動用のキャスタとを備え、前記キャスタのうち少なく
とも前記冷却ファンの吸い込み側に位置されるキャスタ
については、前記機械室の底板により上方から覆われる
状態で、その機械室の底板の外側に位置させて取り付け
たことを特徴とする。
【０００９】上記した手段によれば、機械室の底板に取
り付けられるキャスタのうち少なくとも冷却ファンの吸
い込み側に位置されるキャスタについては、機械室の底
板により上方から覆われる状態で、その機械室の底板の
外側に位置させて取り付ける構成としているので、機械
室外の空気がそのキャスタ部分から機械室内へ吸い込ま
れることを防止できる。従って、吸気口から通風ダクト
内へ吸い込まれる空気量の低下を防止できるから、冷却
ファンの回転速度を特に高くすることなく、通風ダクト
内のコンデンサ部分を通る風量を多くでき、当該コンデ
ンサの放熱量を確保できるようになる。
り付けられるキャスタのうち少なくとも冷却ファンの吸
い込み側に位置されるキャスタについては、機械室の底
板により上方から覆われる状態で、その機械室の底板の
外側に位置させて取り付ける構成としているので、機械
室外の空気がそのキャスタ部分から機械室内へ吸い込ま
れることを防止できる。従って、吸気口から通風ダクト
内へ吸い込まれる空気量の低下を防止できるから、冷却
ファンの回転速度を特に高くすることなく、通風ダクト
内のコンデンサ部分を通る風量を多くでき、当該コンデ
ンサの放熱量を確保できるようになる。
【００１０】この場合、請求項２の発明のように、機械
室の底板に、前記キャスタを収容する収容部及び当該キ
ャスタを保持する保持部を一体に形成することが好まし
い。これによれば、それら収容部及び保持部を機械室の
底板とは別部材で構成する場合に比べて部品点数を少な
くできると共に、組立て工数を少なくできるようにな
る。
室の底板に、前記キャスタを収容する収容部及び当該キ
ャスタを保持する保持部を一体に形成することが好まし
い。これによれば、それら収容部及び保持部を機械室の
底板とは別部材で構成する場合に比べて部品点数を少な
くできると共に、組立て工数を少なくできるようにな
る。
【００１１】また、請求項１と同様な目的を達成するた
めに、請求項３の発明は、冷蔵庫本体の下部後部に設け
られ、内部に冷凍サイクルのコンプレッサが配設された
機械室と、前記冷蔵庫本体の底部に後部が前記機械室に
連通するように設けられ、前部に吸気口を有すると共
に、内部に冷凍サイクルのコンデンサが配設された通風
ダクトと、前記機械室内に設けられ、前記通風ダクト外
の空気を前記吸気口から通風ダクト内に吸い込んでその
空気により前記コンデンサを冷却すると共に、その空気
を前記機械室内に流すことにより前記コンプレッサを冷
却する冷却ファンと、前記機械室の底板に設けられた製
品移動用のキャスタとを備え、前記キャスタのうち少な
くとも前記冷却ファンの吸い込み側に位置されるキャス
タについては、前記機械室の底板に形成した開口部内に
位置させて配設し、前記機械室の底板に前記開口部を前
記キャスタごと上方から覆うカバーを設けたことを特徴
としている。
めに、請求項３の発明は、冷蔵庫本体の下部後部に設け
られ、内部に冷凍サイクルのコンプレッサが配設された
機械室と、前記冷蔵庫本体の底部に後部が前記機械室に
連通するように設けられ、前部に吸気口を有すると共
に、内部に冷凍サイクルのコンデンサが配設された通風
ダクトと、前記機械室内に設けられ、前記通風ダクト外
の空気を前記吸気口から通風ダクト内に吸い込んでその
空気により前記コンデンサを冷却すると共に、その空気
を前記機械室内に流すことにより前記コンプレッサを冷
却する冷却ファンと、前記機械室の底板に設けられた製
品移動用のキャスタとを備え、前記キャスタのうち少な
くとも前記冷却ファンの吸い込み側に位置されるキャス
タについては、前記機械室の底板に形成した開口部内に
位置させて配設し、前記機械室の底板に前記開口部を前
記キャスタごと上方から覆うカバーを設けたことを特徴
としている。
【００１２】この場合、機械室の底板に取り付けられる
キャスタのうち少なくとも冷却ファンの吸い込み側に位
置されるキャスタについては、機械室の底板に形成した
開口部内に位置させて配設しているが、機械室の底板
に、前記開口部を前記キャスタごと上方から覆うカバー
を設けた構成としているので、機械室外の空気がそのキ
ャスタ部分から機械室内へ吸い込まれることを防止でき
る。従ってこの場合も、吸気口から通風ダクト内へ吸い
込まれる空気量の低下を防止できるから、冷却ファンの
回転速度を特に高くすることなく、通風ダクト内のコン
デンサ部分を通る風量を多くでき、当該コンデンサの放
熱量を確保できるようになる。
キャスタのうち少なくとも冷却ファンの吸い込み側に位
置されるキャスタについては、機械室の底板に形成した
開口部内に位置させて配設しているが、機械室の底板
に、前記開口部を前記キャスタごと上方から覆うカバー
を設けた構成としているので、機械室外の空気がそのキ
ャスタ部分から機械室内へ吸い込まれることを防止でき
る。従ってこの場合も、吸気口から通風ダクト内へ吸い
込まれる空気量の低下を防止できるから、冷却ファンの
回転速度を特に高くすることなく、通風ダクト内のコン
デンサ部分を通る風量を多くでき、当該コンデンサの放
熱量を確保できるようになる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第１実施例につい
て図１ないし図４を参照して説明する。まず、図３にお
いて、冷蔵庫本体２１の内部には、最上部に冷蔵室２２
が、その下に野菜室２３が設けられ、その野菜室２３の
下に製氷室２４と切替室２５が左右に並べて設けられ、
そして、最下部に冷凍室２６が設けられている。これら
各室２２〜２６の前面には扉２２ａ〜２６ａが設けられ
ている。
て図１ないし図４を参照して説明する。まず、図３にお
いて、冷蔵庫本体２１の内部には、最上部に冷蔵室２２
が、その下に野菜室２３が設けられ、その野菜室２３の
下に製氷室２４と切替室２５が左右に並べて設けられ、
そして、最下部に冷凍室２６が設けられている。これら
各室２２〜２６の前面には扉２２ａ〜２６ａが設けられ
ている。
【００１４】冷蔵庫本体２１の下部の後部には、図１に
示すように機械室２７が形成されている。この機械室２
７の内部には、図２に示すように、冷凍サイクルのコン
プレッサ２８や、除霜水蒸発皿（図示せず）などが配設
されている。また、機械室２７において、前方から見て
左側の側部には仕切り部２９が設けられていて、この仕
切り部２９に冷却ファン３０が設けられている。機械室
２７の底部には鉄板製の底板３１が設けられ、また、背
部には機械室カバー３２が設けられており、その機械室
カバー３２の右側部に排気口３３が形成されている。
示すように機械室２７が形成されている。この機械室２
７の内部には、図２に示すように、冷凍サイクルのコン
プレッサ２８や、除霜水蒸発皿（図示せず）などが配設
されている。また、機械室２７において、前方から見て
左側の側部には仕切り部２９が設けられていて、この仕
切り部２９に冷却ファン３０が設けられている。機械室
２７の底部には鉄板製の底板３１が設けられ、また、背
部には機械室カバー３２が設けられており、その機械室
カバー３２の右側部に排気口３３が形成されている。
【００１５】冷蔵庫本体２１の底部には、当該冷蔵庫本
体２１の下面との間に通風ダクト３４を形成するプラス
チック製のダクト形成部材３５が設けられていると共
に、このダクト形成部材３５の前部に吸気口３６を有す
る前部カバー３７が設けられている。通風ダクト３４の
内部には、冷凍サイクルのコンデンサ３８が配設されて
いる。そして、上記機械室２７の底板３１における左右
両側、及び冷蔵庫本体２１の前部の左右両側には、製品
移動用のキャスタ３９が取り付けられている。これらキ
ャスタ３９のうち後部のキャスタ３９は、図４に示すよ
うに取り付けられている。
体２１の下面との間に通風ダクト３４を形成するプラス
チック製のダクト形成部材３５が設けられていると共
に、このダクト形成部材３５の前部に吸気口３６を有す
る前部カバー３７が設けられている。通風ダクト３４の
内部には、冷凍サイクルのコンデンサ３８が配設されて
いる。そして、上記機械室２７の底板３１における左右
両側、及び冷蔵庫本体２１の前部の左右両側には、製品
移動用のキャスタ３９が取り付けられている。これらキ
ャスタ３９のうち後部のキャスタ３９は、図４に示すよ
うに取り付けられている。
【００１６】すなわち、機械室２７の底板３１には、キ
ャスタ３９を収容するために上方に窪んだ収容部４０が
形成されていると共に、この収容部４０の左右両側に位
置させて２個の舌片状の保持部４１が切り起こしにより
形成されている。これら収容部４０及び保持部４１は、
底板３１にプレス成形により一体に形成されている。そ
して、キャスタ３９は、収容部４０の下方に位置させ
て、これの軸となるキャスタピン３９ａの左右両側部を
上記保持部４１に挿入保持させることにより、収容部４
０により上方から覆われる状態で、機械室２７の底板３
１の外側（下側）に位置させて取り付けられている。
ャスタ３９を収容するために上方に窪んだ収容部４０が
形成されていると共に、この収容部４０の左右両側に位
置させて２個の舌片状の保持部４１が切り起こしにより
形成されている。これら収容部４０及び保持部４１は、
底板３１にプレス成形により一体に形成されている。そ
して、キャスタ３９は、収容部４０の下方に位置させ
て、これの軸となるキャスタピン３９ａの左右両側部を
上記保持部４１に挿入保持させることにより、収容部４
０により上方から覆われる状態で、機械室２７の底板３
１の外側（下側）に位置させて取り付けられている。
【００１７】上記構成において、機械室２７の冷却ファ
ン３０が運転されると、これの送風作用により、図１及
び図２に矢印Ｃで示すように、通風ダクト３４外の空気
が吸気口３６から通風ダクト３４内へ吸い込まれ、その
空気は機械室２７内に流された後、排気口３３から外部
に排出される。このとき、通風ダクト３４内を通る空気
によりコンデンサ３８が冷却され、また、機械室２７内
を通る空気によりコンプレッサ２８などが冷却される。
ン３０が運転されると、これの送風作用により、図１及
び図２に矢印Ｃで示すように、通風ダクト３４外の空気
が吸気口３６から通風ダクト３４内へ吸い込まれ、その
空気は機械室２７内に流された後、排気口３３から外部
に排出される。このとき、通風ダクト３４内を通る空気
によりコンデンサ３８が冷却され、また、機械室２７内
を通る空気によりコンプレッサ２８などが冷却される。
【００１８】ここで、機械室２７の底板３１に取り付け
られたキャスタ３９のうち冷却ファン３０の吸い込み側
に位置されるキャスタ３９については、底板３１の収容
部４０により上方から覆われる状態で、底板３１の外側
に位置させて取り付ける構成としているので、機械室２
７外の空気がそのキャスタ３９部分から機械室２７内へ
吸い込まれることを極力防止できる。この場合、キャス
タピン３９ａを保持する保持部４１を切り起こしにより
形成しているために、底板３１に、その切り起こしに伴
う孔４２（図４（ａ）参照）が形成されているが、その
孔４２は小さく、しかもキャスタピン３９ａによって一
部が塞がれるようになるから、機械室２７外の空気がそ
の孔４２から機械室２７内へ吸い込まれるとしても極わ
ずかな量である。
られたキャスタ３９のうち冷却ファン３０の吸い込み側
に位置されるキャスタ３９については、底板３１の収容
部４０により上方から覆われる状態で、底板３１の外側
に位置させて取り付ける構成としているので、機械室２
７外の空気がそのキャスタ３９部分から機械室２７内へ
吸い込まれることを極力防止できる。この場合、キャス
タピン３９ａを保持する保持部４１を切り起こしにより
形成しているために、底板３１に、その切り起こしに伴
う孔４２（図４（ａ）参照）が形成されているが、その
孔４２は小さく、しかもキャスタピン３９ａによって一
部が塞がれるようになるから、機械室２７外の空気がそ
の孔４２から機械室２７内へ吸い込まれるとしても極わ
ずかな量である。
【００１９】従って、吸気口３６から通風ダクト３４内
へ吸い込まれる空気量の低下を防止できるから、機械室
２７の冷却ファン３０の回転速度を特に高くすることな
く、通風ダクト３４内のコンデンサ３８部分を通る風量
を多くでき、当該コンデンサ３８の放熱量を確保できる
ようになる。
へ吸い込まれる空気量の低下を防止できるから、機械室
２７の冷却ファン３０の回転速度を特に高くすることな
く、通風ダクト３４内のコンデンサ３８部分を通る風量
を多くでき、当該コンデンサ３８の放熱量を確保できる
ようになる。
【００２０】また、上記した実施例においては、機械室
２７の底板３１に、収容部４０及び保持部４１を一体に
形成しているので、それら収容部４０及び保持部４１を
底板３１とは別部材で構成する場合に比べて部品点数を
少なくできると共に、組立て工数を少なくできるように
なる。
２７の底板３１に、収容部４０及び保持部４１を一体に
形成しているので、それら収容部４０及び保持部４１を
底板３１とは別部材で構成する場合に比べて部品点数を
少なくできると共に、組立て工数を少なくできるように
なる。
【００２１】図５は本発明の第２実施例を示したもので
あり、この第２実施例は上記した第１実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、機械室２７の底板３１に、
従来構成と同様に、キャスタ４５に対応する矩形状の開
口部４６を形成すると共に、その開口部４６の周縁部に
下方へ折り曲げた折曲部４７を形成する。キャスタ４５
をその開口部４６内に挿入配置すると共に、当該キャス
タ４５の軸となるキャスタピン４５ａを折曲部４７に保
持させる。そして、機械室２７の底板３１の上面に、開
口部４６をキャスタ４５ごと上方から覆うカバー４８を
取り付けるようにする。
あり、この第２実施例は上記した第１実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、機械室２７の底板３１に、
従来構成と同様に、キャスタ４５に対応する矩形状の開
口部４６を形成すると共に、その開口部４６の周縁部に
下方へ折り曲げた折曲部４７を形成する。キャスタ４５
をその開口部４６内に挿入配置すると共に、当該キャス
タ４５の軸となるキャスタピン４５ａを折曲部４７に保
持させる。そして、機械室２７の底板３１の上面に、開
口部４６をキャスタ４５ごと上方から覆うカバー４８を
取り付けるようにする。
【００２２】この実施例においては、機械室２７の底板
３１にキャスタ４５配設用の開口部４６を形成している
が、その開口部４６をキャスタ４５ごと上方から覆うカ
バー４８を設けた構成としているので、機械室２７外の
空気がそのキャスタ４５部分から機械室２７内へ吸い込
まれることを防止できる。従ってこの場合も、吸気口３
６から通風ダクト３４内へ吸い込まれる空気量の低下を
防止できるから、冷却ファン３０の回転速度を特に高く
することなく、通風ダクト３４内のコンデンサ３８部分
を通る風量を多くできるようになる。
３１にキャスタ４５配設用の開口部４６を形成している
が、その開口部４６をキャスタ４５ごと上方から覆うカ
バー４８を設けた構成としているので、機械室２７外の
空気がそのキャスタ４５部分から機械室２７内へ吸い込
まれることを防止できる。従ってこの場合も、吸気口３
６から通風ダクト３４内へ吸い込まれる空気量の低下を
防止できるから、冷却ファン３０の回転速度を特に高く
することなく、通風ダクト３４内のコンデンサ３８部分
を通る風量を多くできるようになる。
【００２３】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。第１実施例において、保持部４１を、底板３
１に切り起こしにより設けることに代えて、別部材の保
持部を底板３１に取り付ける構成とすることもできる。
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。第１実施例において、保持部４１を、底板３
１に切り起こしにより設けることに代えて、別部材の保
持部を底板３１に取り付ける構成とすることもできる。
【００２４】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、機械室の底板にキャスタを取り付ける構成とし
たものにおいて、機械室外の空気がそのキャスタ部分か
ら機械室内へ吸い込まれることを防止できるので、機械
室の冷却ファンの回転速度を特に高くすることなく、通
風ダクト内のコンデンサ部分を通る風量を多くでき、当
該コンデンサの放熱量を確保できるようになる。
よれば、機械室の底板にキャスタを取り付ける構成とし
たものにおいて、機械室外の空気がそのキャスタ部分か
ら機械室内へ吸い込まれることを防止できるので、機械
室の冷却ファンの回転速度を特に高くすることなく、通
風ダクト内のコンデンサ部分を通る風量を多くでき、当
該コンデンサの放熱量を確保できるようになる。
【図１】本発明の第１実施例を示す要部の縦断側面図
【図２】図３中Ｘ１−Ｘ１線に沿った拡大横断平面図
【図３】冷蔵庫の正面図
【図４】キャスタの取付状態を示すもので、（ａ）は縦
断正面図、（ｂ）は底面図
断正面図、（ｂ）は底面図
【図５】本発明の第２実施例を示す図４（ａ）相当図
【図６】従来例を示す図１相当図
【図７】図２相当図
【図８】キャスタの取付状態を示すもので、（ａ）は縦
断正面図、（ｂ）は底面図
断正面図、（ｂ）は底面図
図面中、２１は冷蔵庫本体、２７は機械室、２８はコン
プレッサ、３０は冷却ファン、３１は底板、３３は排気
口、３４は通風ダクト、３６は吸気口、３８はコンデン
サ、３９はキャスタ、４０は凹部、４１は保持部、４５
はキャスタ、４６は開口部、４８はカバーを示す。
プレッサ、３０は冷却ファン、３１は底板、３３は排気
口、３４は通風ダクト、３６は吸気口、３８はコンデン
サ、３９はキャスタ、４０は凹部、４１は保持部、４５
はキャスタ、４６は開口部、４８はカバーを示す。
Claims (3)
- 【請求項１】 冷蔵庫本体の下部後部に設けられ、内部
に冷凍サイクルのコンプレッサが配設された機械室と、 前記冷蔵庫本体の底部に後部が前記機械室に連通するよ
うに設けられ、前部に吸気口を有すると共に、内部に冷
凍サイクルのコンデンサが配設された通風ダクトと、 前記機械室に設けられ、前記通風ダクト外の空気を前記
吸気口から通風ダクト内に吸い込んでその空気により前
記コンデンサを冷却すると共に、その空気を前記機械室
内に流すことにより前記コンプレッサを冷却する冷却フ
ァンと、 前記機械室の底板に設けられた製品移動用のキャスタと
を備え、 前記キャスタのうち少なくとも前記冷却ファンの吸い込
み側に位置されるキャスタについては、前記機械室の底
板により上方から覆われる状態で、その機械室の底板の
外側に位置させて取り付けたことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項２】 機械室の底板に、前記キャスタを収容す
る収容部及び当該キャスタを保持する保持部を一体に形
成したことを特徴とする請求項１記載の冷蔵庫。 - 【請求項３】 冷蔵庫本体の下部後部に設けられ、内部
に冷凍サイクルのコンプレッサが配設された機械室と、 前記冷蔵庫本体の底部に後部が前記機械室に連通するよ
うに設けられ、前部に吸気口を有すると共に、内部に冷
凍サイクルのコンデンサが配設された通風ダクトと、 前記機械室内に設けられ、前記通風ダクト外の空気を前
記吸気口から通風ダクト内に吸い込んでその空気により
前記コンデンサを冷却すると共に、その空気を前記機械
室内に流すことにより前記コンプレッサを冷却する冷却
ファンと、 前記機械室の底板に設けられた製品移動用のキャスタと
を備え、 前記キャスタのうち少なくとも前記冷却ファンの吸い込
み側に位置されるキャスタについては、前記機械室の底
板に形成した開口部内に位置させて配設し、前記機械室
の底板に前記開口部を前記キャスタごと上方から覆うカ
バーを設けたことを特徴とする冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000267015A JP2002081840A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000267015A JP2002081840A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002081840A true JP2002081840A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=18754003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000267015A Pending JP2002081840A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002081840A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1630501A1 (en) * | 2004-08-28 | 2006-03-01 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Refrigerator |
| JP2007046722A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Ohbayashi Corp | 制振装置、制振構造建物、免震装置及び連棟制振構造 |
| CN107421204A (zh) * | 2017-07-01 | 2017-12-01 | 青岛海尔股份有限公司 | 冷藏冷冻装置 |
-
2000
- 2000-09-04 JP JP2000267015A patent/JP2002081840A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1630501A1 (en) * | 2004-08-28 | 2006-03-01 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Refrigerator |
| JP2007046722A (ja) * | 2005-08-10 | 2007-02-22 | Ohbayashi Corp | 制振装置、制振構造建物、免震装置及び連棟制振構造 |
| CN107421204A (zh) * | 2017-07-01 | 2017-12-01 | 青岛海尔股份有限公司 | 冷藏冷冻装置 |
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