JP2024020694A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Toyoshi Kamisako
サチャシーラン サギッシュ
Satyaseelan Sagish
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Dev Pulapadathil Ajay
ゴパル ベルサミー
Gopal Velsamy
ベル ディナカラン
Velu Dinakaran
ジャナルデャナン プラモス,カラティール
Kalathil Janardhanan Pramoth
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Abstract

【課題】ブロアファンに好適な除霜水の排水構造を有する冷蔵庫を提供する。【解決手段】冷蔵庫は、貯蔵室を備え、前記貯蔵室の背面側に、蒸発器が設置される冷却室を形成し、前記貯蔵室と前記冷却室との間を仕切る仕切部と、前記冷却室の空気を前記貯蔵室に送風するブロアファンと、を備え、前記ブロアファンは、回転羽根と、前記回転羽根の回転によって流れる空気を案内するファンケーシングと、を有し、前記仕切部の背面側には、第1仕切板が設置され、前記ファンケーシングは、前記第1仕切板の背面側に固定され、前記第1仕切板には、前記ファンケーシングの下面部と対向する位置に、前記第1仕切板の背面側の端部まで延びる排水溝が形成される。【選択図】図4

Description

本開示は、冷蔵庫に関する。
特許文献1には、外箱と内箱とを有する冷蔵庫本体と、該冷蔵庫本体の上部に設けられた冷蔵室と、前記冷蔵庫本体の下部に設けられた野菜室と、該野菜室と前記冷蔵室との間に設けられた冷凍室と、該冷凍室の背面に設けられた貯蔵室背面部材と、該貯蔵室背面部材の後方に設けられた冷却器カバーと、該冷却器カバーと前記内箱との間に設けられた冷却器室と、該冷却器室内に設けられた冷却器と、前記冷却器の下方に設けられた除霜ヒータと、前記貯蔵室背面部材の下部に設けられ前記冷凍室と前記冷却器室とを連通する冷凍室戻り口と、を有する冷蔵庫が開示されている。
特開2010-060188号公報
本開示は、ブロアファンに好適な除霜水の排水構造を有する冷蔵庫を提供する。
本開示における冷蔵庫は、貯蔵室を備え、前記貯蔵室の背面側に、蒸発器が設置される冷却室を形成し、前記貯蔵室と前記冷却室との間を仕切る仕切部と、前記冷却室の空気を前記貯蔵室に送風するブロアファンと、を備え、前記ブロアファンは、回転羽根と、前記回転羽根の回転によって流れる空気を案内するファンケーシングと、を有し、前記仕切部の背面側には、第1仕切板が設置され、前記ファンケーシングは、前記第1仕切板の背面側に固定され、前記第1仕切板には、前記ファンケーシングの下面と対向する位置に、前記第1仕切板の背面側の端部まで延びる排水溝が形成される。
本開示における冷蔵庫は、ブロアファンに生じた除霜水を、排水溝を通して第1仕切板の背面側に排水し易い。そのため、本開示における冷蔵庫は、ブロアファンに生じる除霜水を効率的に排水できる。
実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 実施の形態1における冷却室およびダクトを示す背面図 実施の形態1における仕切部のブロアファン部分を冷却室側から見た背面図 実施の形態1における仕切部の縦断面図 実施の形態1における仕切部を冷凍室側から見た分解斜視図 実施の形態1における仕切部を冷却室側から見た分解斜視図 実施の形態1における仕切部の第1仕切板の正面図 実施の形態1における仕切部の成形断熱材を正面側から見た斜視図 実施の形態1における仕切部の成形断熱材を背面から見た斜視図 実施の形態1における仕切部の成形断熱材の背面図 実施の形態1における仕切部の正面図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、冷蔵室と、野菜室と、冷凍室とを備え、各室と冷却器室とをそれぞれダクトにより接続して、冷却器室から発生する冷気を、冷蔵室と、野菜室と、冷凍室とに送るようにした技術があった。
従来の技術では、冷蔵庫内における送風ファンは一般には軸流ファンであり、ファンケーシングは軸方向の両側全体が開放されていた。
しかしながら、ブロアファンを用いる場合にはファンケーシングはブロアファンの周囲を取り囲む構造となり易い。このため、ブロアファンが除霜された場合には、除霜水がファンケーシング内にたまり易いという課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、ブロアファンのファンケーシング内で生じる除霜水を効率よく排水することができる冷蔵庫を提供する。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1~図11を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.冷蔵庫の構成]
図1は、実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図である。図2は、実施の形態1における冷却室およびダクトを示す背面図である。図3は、実施の形態1における仕切部のブロアファン部分を冷却室側から見た背面図である。図4は、実施の形態1における仕切部の縦断面図である。図5は、実施の形態1における仕切部を冷凍室側から見た分解斜視図である。図6は、実施の形態1における仕切部を冷却室側から見た分解斜視図である。
本明細書の説明において、冷蔵庫10について、前後、左右という場合には、図1、図2を基準にして用いる。すなわち、図1の左右が、冷蔵庫10の前後に対応するものとして説明する。また、図2の左右が、冷蔵庫10の左右に対応するものとして説明する。なお、冷蔵庫10の前面を示す場合に、正面という場合もある。また、冷蔵庫10の後面を示す場合に、背面という場合もある。
図1に示すように、冷蔵庫10は、前面が開放された箱型の筐体11を備えている。筐体11の上方には、第2貯蔵室としての約2℃~4℃の冷蔵室12が形成され、筐体11の下方には、第1貯蔵室としての約-18℃の冷凍室13が形成されている。冷蔵室12と冷凍室13との間には、第3貯蔵室としての約-5℃~約1℃の低温室60が形成されている。
冷蔵庫10において、冷蔵室12の前面の開口部には、横開き式の扉14が開閉自在に設けられている。冷凍室13の前面の開口部には、横開き式の扉61が開閉自在に設けられ、内部に食品を収容する複数段の引出しケース15、16、17が設けられている。また、低温室60の前面の開口部には引出し式扉62が開閉自在に設けられ、引出し式扉62の開閉と連動する引出しケース63が設けられている。
図1、図2に示すように、冷蔵庫10の冷凍室13の背面側には、冷却室20が設けられている。冷却室20の上方には、冷蔵室12の背面側に位置し、上下方向に連通するダクト21が連結されている。
ダクト21には、冷蔵室12に連通する図示しない冷蔵用吹出口が設けられている。
冷凍室13と低温室60との間には、断熱壁64が設けられている。断熱壁64には、冷却室20とダクト21とを連通する冷気通路64aが形成されている。これにより、冷却室20で生成された冷気が冷気通路64aを介してダクト21に導入する構成となっている。
冷気通路64aには、冷蔵室12と低温室60とへの冷気量を調節するツインダンパ65が設けられている。
図2に示すように、ツインダンパ65は、冷蔵庫10の左右幅方向に隣接配置される第3貯蔵室ダンパとしての低温室ダンパ65aと第1貯蔵室ダンパとしての冷蔵室ダンパ65bとを備えている。低温室ダンパ65aと冷蔵室ダンパ65bは、低温室60と冷蔵室12のそれぞれの室内温度に応じて制御されて、それぞれ独立してダンパの開閉動作を行い、低温室60および冷蔵室12への冷気量を調節する。
図1に示すように、冷凍室13と冷却室20との間は、厚板状の仕切部29で仕切られる。仕切部29は、冷却室20の前面側に配置された第1仕切板30を有する。また、仕切部29は、冷凍室13の背面側に配置された第2仕切板40を有する。第1仕切板30と第2仕切板40との間には、冷気通路29aが形成されている。
第1仕切板30の上部には、上方に向かうにつれて第2仕切板40から離れるように傾斜した傾斜面35が形成されている。傾斜面35の背面側には、ブロアファン26が取り付けられている。
ブロアファン26は、送風ファンの一つに分類されるファンである。送風ファンには、軸流ファンも存在する。一般的に、軸流ファンは、フレームの中央部に回転羽根が取り付けられ、回転羽根の回転軸方向一端から空気を吸い込み、回転軸方向他端に吹き出す構成である。従来の冷蔵庫では、冷気の循環に軸流ファンを用いることが多い。
これに対し、ブロアファン26は、回転羽根27と、回転羽根27を覆うファンケーシング28とを備え、回転羽根27の回転軸方向から空気を吸い込み、回転羽根27の径方向(本実施の形態では、図4中の上方に相当)に吹き出す構成であり、回転羽根27の側方に吹き出す構成である。ファンケーシング28は、回転羽根27の回転中心C1を基準とするインボリュート曲線に沿った形状のケーシングに形成され、略渦巻き状のケーシングに形成される。なお、以下の説明では回転中心C1を回転軸方向C1と呼ぶ場合もある。
図3に示すように、ファンケーシング28は、時計回り方向で回転中心C1からの離間距離が徐々に大きくなる略渦巻き状に形成される。ファンケーシング28のブロアファン26の回転中心C1と対向する中央部には、冷却室20の冷気をファンケーシング28に取り入れるための冷気取入れ口28aが形成されている。ファンケーシング28の最上部には、冷気通路64aの下端部に連通する第2開口部28bが形成される。ファンケーシング28は、その上部からファンケーシング28の左右両側に向けて拡開し、第2開口部28bを介して冷気通路64aに接続される接続部28cを備えている。
回転羽根27の回転により回転中心C1から放射方向に流れた風がファンケーシング28の内面に沿って流れることによって、ファンケーシング28の側方、すなわち、径方向に設けられた開口(本実施の形態では上方に設けられた第2開口部28bに相当)から風が吹き出す。
一般的に、ブロアファン26は、同等サイズの軸流ファンよりも高い静圧を得やすい。また、ブロアファン26の回転羽根27の枚数は、一般的に、軸流ファンの回転羽根の枚数よりも多いので、これによっても高い静圧を得やすくなる。
図1、図2に示すように、冷却室20のブロアファン26の下方には、蒸発器22が設置されている。冷蔵室12の後方上部には、圧縮機23が配置されている。圧縮機23と、図示しない凝縮器と、膨張機構と、蒸発器22とは、冷媒配管により接続されており、冷凍サイクルを構成している。
そして、圧縮機23から冷媒を吐出させることで、冷媒を所定の温度に冷却し、蒸発器22と冷却室20の内部空気と熱交換させることで、冷却室20の内部に冷気を発生されるように構成されている。
ここで、回転羽根27を回転駆動させることで、冷却室20の冷気はファンケーシング28の冷気取入れ口28aからブロアファン26に吸い込まれ、ブロアファン26の外周部からファンケーシング28の内部に吹き出される。ファンケーシング28の内部に吹き出された冷気は、ファンケーシング28の内周面に沿って案内されて第2開口部28bから冷気通路64aを介してダクト21に送られる。
[1-1-2.仕切部の構成]
図7は、実施の形態1における仕切部29の第1仕切板30の正面図である。
仕切部29の第1仕切板30は、略矩形状のベース部31を有する。ベース部31の左端部には、後方に突出する区画壁部31aが形成される。区画壁部31aは上下方向に延びる。区画壁部31aには、成形断熱材50の区画壁51a(図5、図6参照)が装着される。
ベース部31のファンケーシング28に対応する位置には、台座状に前方に突出するファンプレート部32が形成される。ファンプレート部32は、前面視で、角が丸みを帯びた略矩形状に形成される。換言すれば、ファンプレート部32は、前面視で、略角丸長方形形状である。ファンプレート部32は、上下よりも左右が長い略角丸長方形形状である。ファンプレート部32の下部には、平面状に切り欠かれた切除部32aが形成される。ファンプレート部32の前面(座面)には、後方に凹んだ凹部33が形成される。凹部33は、凹部33の底面に対応する傾斜面35と、凹部33の側面に対応する周囲壁34とにより構成される。周囲壁34は、傾斜面35の周囲とファンプレート部32の前面との間を接続する。
傾斜面35には、円形状のファン取付部36が形成される。ファン取付部36の周囲には、複数のファン支持部36a、36b、36cが形成される。ファン支持部36a~36cは、ほぼ等間隔に周方向に形成される。本実施の形態では、ファン支持部36a~36cは、ファン取付部36の上方、左下、右下の3か所に形成される。ファン支持部36a~36cは背面から前方に凹んだ凹部として形成される(図6参照)。各ファン支持部36a~36cには、回転羽根27を回転可能に支持する図示しないファンフレームの取付部が、ビス(不図示)により固定される。不図示のファンフレームには回転羽根27が回転可能に支持される。
ファン取付部36の外周側において、各ファン支持部36a、36b、36cの間には、ファンケーシング28に沿った略弧状の第1開口部38が形成されている。第1開口部38は、傾斜面35に形成される。第1開口部38は、本実施の形態においては、3つ形成されている。3つの第1開口部38は、上方を基準として、ブロアファン26による気流の上流側から、それぞれ上流側第1開口部38a、中流側第1開口部38b、下流側第1開口部38cとされている。
上流側第1開口部38a、中流側第1開口部38bおよび下流側第1開口部38cの開口面積は、それぞれ気流の上流側から下流側に向けて徐々に開口幅が大きくなるように形成されている。また、上流側第1開口部38a、中流側第1開口部38bおよび下流側第1開口部38cの開口面積は、上流側から順次大きくなるように形成されている。
これにより、冷凍室13への風量を確保できて効率的に冷却することができる。なお、風量を確保できれば、少なくとも上流側第1開口部38aのみ徐々に大きくなる構成でもよい。
第1仕切板30の傾斜面35にブロアファン26が取り付けられるため、ブロアファン26の回転中心C1が前後方向に対して傾斜して配置されることになる(図4参照)。これにより、ブロアファン26は、第1開口部38から冷気を上方に向けて吹き出すことになり、冷気の対流をしやすくすることができる。
ファンプレート部32の下方には、矩形板状の断熱材39が配置される。断熱材39は冷却室20から第1仕切板30に伝わった冷気を断熱する。これにより、凹部33から流れ落ちる結露水が氷ることを抑制できる。
図4~図6に示すように、第1仕切板30の前方には、第2仕切板40が配置される。第2仕切板40には、例えば、発泡スチロールなどからなる成形断熱材50が密着して設けられている。第2仕切板40および成形断熱材50は互いに対応する形状を有する。
図8は、実施の形態1における仕切部29の成形断熱材50を正面側から見た斜視図である。図9は、実施の形態1における仕切部29の成形断熱材50を背面から見た斜視図である。図10は、実施の形態1における仕切部29の成形断熱材50の背面図である。なお、図10においては、説明の便宜のために、格子状の網掛けを付してファンプレート部32を示している。
成形断熱材50は、前後方向に厚みを有する板状のベース部51を有する。ベース部51は前面視で略矩形状に形成される。ベース部51には、ベース部51の前面よりも冷凍室13側に突出するダクト部52が形成される。ダクト部52には、ベース部51の後面に対して冷凍室13側に凹んだダクトスペース52s(図9参照)が形成される。ダクト部52と第1仕切板30により囲まれたダクトスペース52sにより冷気通路29a(図4参照)が形成される。
ダクト部52は、第1仕切板30のファンプレート部32に対応する位置に、ミドルダクト部53を有する。
ミドルダクト部53は、前面視で、角丸長方形状の前面53aと、前面53aの左右に設けられて上下方向に延びる側面53b、53cと、前面53aの下方に設けられて左右方向に延びる下面53dと、側面53b、53cと下面53dとの間を接続する湾曲側面53e、53fと、を有する。湾曲側面53e、53fは下方に進むに連れて左右方向内側に湾曲する。
ミドルダクト部53には、ダクトスペース52sの一部を成すミドルダクトスペース(風路)53s(図9参照)が形成される。ミドルダクトスペース53sは、図10に示すように、ファンプレート部32の外周形状に対応する内周形状を有する。すなわち、ミドルダクトスペース53sには、ファンプレート部32が嵌合可能である。ミドルダクトスペース53sは、ブロアファン26の回転軸方向C1に形成される。すなわち、ミドルダクトスペース53sは、ブロアファン26の回転中心C1の延長線上に設けられる。
ミドルダクト部53の前面53aには、厚み方向に貫通する前面開口53a1、53a2、53a3が形成される。
具体的には、前面53aの下部には、下面53dに沿って左右方向に延びるセンター前面開口53a1が形成される。センター前面開口53a1は、左右両端では、湾曲側面53e、53fに沿って上方に湾曲する。
また、前面53aの左右両端には、側面53b、53cに沿って延びるサイド前面開口53a2、53a3が形成される。サイド前面開口53a2、53a3の下方には、センター前面開口53a1の左右両端が位置する。
ミドルダクト部53の側面53b、53cには、厚み方向に貫通する側面開口53b1、53c1が形成される。
具体的には、側面53b、53cには、側面53b、53cに沿って上下方向に延びる側面開口53b1、53c1が形成される。側面開口53b1、53c1は、下端部が、湾曲側面53e、53fまで延びており、湾曲側面53e、53fに沿って湾曲する。よって、側面開口53b1、53c1は、左右方向(側面方向)と下方向とに開口する。
前面開口53a1~53a3および側面開口53b1、53c1を通じて冷気通路29aから冷気が冷凍室13に送られる。すなわち、前面開口53a1~53a3を通じて冷気は前方に送られる。また、側面開口53b1、53c1を通じて冷気通路29aから冷気が左右方向および下方向に送られる。
ミドルダクト部53の上方には、左右方向に延びるトップダクト部54が形成される。トップダクト部54は、ベース部51の前面からの突出量がミドルダクト部53よりも小さく形成される。トップダクト部54は、ミドルダクト部53よりも左右幅が大きく形成される。トップダクト部54には、ダクトスペース52sの一部を成すトップダクトスペース54sが形成される。トップダクトスペース54sは、ミドルダクトスペース53sの左右両側の上端から左右上にそれぞれ延びている。
トップダクト部54の前面には、左右両端部に厚み方向に貫通するトップ開口54a、54bが形成される。トップ開口54a、54bを通じてトップダクトスペース54sから冷気が前方に送られる。
ミドルダクト部53の下方には、ミドルダクト部53の左右中央から下方に延びるロアダクト部(第2ダクト部)55が形成される。ロアダクト部55は、ベース部51の前面からの突出量がミドルダクト部53よりも小さく形成される。
ロアダクト部55は、前面55aと、前面55aの左右に設けられて上下方向に延びる側面55b、55cと、側面55b、55cの下端から下方に延びる湾曲側面55e、55fと、を有する。湾曲側面55e、55fは、下方に進むに連れて左右方向外側に湾曲する。
ロアダクト部55には、ダクトスペース52sの一部を成す連結ダクトスペース(連結風路)55sが形成される。連結ダクトスペース55sは、上下方向に延びる。連結ダクトスペース55sは、下端部では、湾曲側面55e、55fに対応して、下方に進むに連れて左右方向外側に湾曲する接続部55s1を有する。連結ダクトスペース55sは、下面53d(図8参照)に応じて形成されており、トップダクトスペース54sよりも大きな開口幅を有する。連結ダクトスペース55sには、ミドルダクトスペース53sから冷気が流入し易くなっている。
ロアダクト部55の下方には、左右に延びるボトムダクト部(第三ダクト部)56が形成される。ボトムダクト部56は、ミドルダクト部53よりも左右幅が長く、トップダクト部54よりも左右幅が小さい。ボトムダクト部56は、ベース部51の前面からの突出量がロアダクト部55と同様に形成される。ボトムダクト部56の上面56b、56cは、ロアダクト部55の側面55b、55cに湾曲側面55e、55fを介して滑らかに接続される。
ボトムダクト部56には、ダクトスペース52sの一部を成すボトムダクトスペース56sが形成される。ボトムダクトスペース56sは、連結ダクトスペース55sに左右中央部で連通する。ボトムダクトスペース56sは、連結ダクトスペース55sから左右方向に延びる。ボトムダクトスペース56sは、連結ダクトスペース55sに接続部55s1により滑らかに湾曲して接続される。
ボトムダクト部56には、左右方向に延びるボトム開口56aが形成される。ボトム開口56aは、ボトムダクト部56の前面の全体に形成されている。ボトム開口56aは、連結ダクトスペース55sよりも左右幅が大きい。ボトム開口56aは、センター前面開口53a1よりも左右に長く形成される。
図5、図6に示すように、成形断熱材50の前方には、第2仕切板40が配置される。第2仕切板40は、成形断熱材50に対応するカバー状に形成される。第2仕切板40は成形断熱材50に対応する形状を有する。
第2仕切板40のダクト部42は、側面開口43b1、43b2、43c1、43c2が上下に二分割されている点以外は、成形断熱材50のダクト部52と同様の形状に形成される。
具体的な対応関係を詳述すると、第2仕切板40は、成形断熱材50のベース部51、ダクト部52、ダクトスペース52s、ミドルダクト部53、前面53a、側面53b、53c、下面53d、湾曲側面53e、53f、ミドルダクトスペース53s、前面開口53a1、53a2、53a3、トップダクト部54、トップダクトスペース54s、トップ開口54a、54b、ロアダクト部55、前面55a、側面55b、55c、湾曲側面55e、55f、連結ダクトスペース55s、ボトムダクト部56、ボトムダクトスペース56s、ボトム開口56a、上面56b、56cに対応して、ベース部41、ダクト部42、ダクトスペース42s、ミドルダクト部(第1ダクト部)43、前面43a、側面43b、43c、下面43d、湾曲側面43e、43f、ミドルダクトスペース43s、前面開口43a1、43a2、43a3、トップダクト部44、トップダクトスペース44s、トップ開口44a、44b、ロアダクト部(第2ダクト部)45、前面45a、側面45b、45c、湾曲側面45e、45f、連結ダクトスペース45s、ボトムダクト部(第3ダクト部)46、ボトムダクトスペース46s、ボトム開口(下部前面開口)46a、上面46b、46cを有する。
また、第2仕切板40は、成形断熱材50の側面開口53b1、53c1に対応して、上下に二分割された側面開口43b1、43b2、43c1、43c2を有する。
仕切部29では、第2仕切板40のベース部41に対して、成形断熱材50のベース部51が密着するように取り付けられる。換言すれば、第2仕切板40のダクトスペース42sに成形断熱材50のダクト部52が嵌合される。これにより、成形断熱材50のダクトスペース52sが、成形断熱材50の開口53a1~53a3、53b1、53c1、54a、54b、56aおよび第2仕切板40の開口43a1~43a3、43b1、43b2、43c1、43c2、44a、44b、46aを通じて冷凍室13に連通する。
また、成形断熱材50のベース部51に対して、第1仕切板30のベース部31が密着するように取り付けられる。これにより、ダクト部52の内面と第1仕切板30の前面とにより囲まれたダクトスペース52sにより冷気通路29aが形成される。
このとき、ミドルダクトスペース53sには、第1仕切板30のファンプレート部32が、ミドルダクトスペース53s内を、いわば、底上げするように進入する。ファンプレート部32によりブロアファン26を冷凍室13に近付けて配置できるため、前面方向への送風を少ない空気抵抗で冷凍室13内に供給することができる。
ここで、ファンプレート部32は側面開口53b1、53c1、43b1~43c2よりも後方に位置する。よって、ファンプレート部32は側面開口53b1、53c1、43b1~43c2の開口面積を減少させない。また、ファンプレート部32の前面は台座状であり幅広に形成される。このため、前面の幅が少ない場合、例えば、前面が細長いリブ形状である場合に比べて、凹部33から送風される冷気がファンプレート部32を径方向に越えようとする際に蛇行し難くなっている。よって、冷気の圧力損失が抑制され易くなっている。
ミドルダクトスペース53sには、シャッタ70が配置される。シャッタ70は前面視で涙滴形状である。シャッタ70は、前方に延びるシャフト71に固定される。シャフト71は、成形断熱材50および第2仕切板40を貫通して回動可能に支持される。シャフト71の前端には、操作ノブ72が固定される。操作ノブ72を回転させることによりシャッタ70が回動する。
図11は、実施の形態1における仕切部29の正面図である。
図11に示すように、前面視では、センター前面開口43a1と中流側第1開口部38bが重複する。すなわち、センター前面開口43a1から中流側第1開口部38bの下端が露出する。また、前面視では、右側のサイド前面開口43a3と、下流側第1開口部38cとが重複する。すなわち、右側のサイド前面開口43a2から、下流側第1開口部38cが露出する。なお、左側のサイド前面開口43a2と、上流側第1開口部38aは略重複しない。
ここで、操作ノブ72を回転させることにより、シャッタ70がシャフト71を中心に回動し、前面開口43a1、43a2や側面開口43b1、43b2に前面視や側面視で重複する。これにより、前面開口43a1、43a2や側面開口43b1、43b2の開口面積を変更させることで、ミドルダクトスペース53sからの冷気の流出量を変更することが可能となる。
[1-1-3.除霜のための構成]
冷蔵庫10の内部には、結露して付着した水滴が凍結し、着霜する場合がある。冷蔵庫10は、内部に付着した霜を融解させて除霜水とし、除霜水を排水する構成を有する。以下では、冷蔵庫10が有する除霜のための構成、および、特に着霜しやすいブロアファン26およびダクト部52の内側からの排水構造について説明する。
図1に示すように、冷却室20において、ブロアファン26および蒸発器22の下方には、除霜用のヒータ25が設けられている。ヒータ25は、例えば電熱式の加熱装置であり、冷却室20の内部の空気を加熱することにより、蒸発器22およびブロアファン26に付着した霜を融解させる。また、ヒータ25の下方には、除霜水受け皿25aが冷却室20の底面を覆うように設けられる。除霜水受け皿25aは、蒸発器22から滴下される除霜水、および、第1仕切板30の背面側を伝って流れる除霜水を受ける。
[1-1-3-1.ブロアファンからの除霜水の排水構造]
図4に示すように、ブロアファン26が傾斜面35に取り付けられた状態において、ファンケーシング28の下面部28dは、前方側に向けて下方に傾斜している。下面部28dは、ファンケーシング28において、回転羽根27から径方向に吹き出された空気を案内する側面の一部であり、回転羽根27を下方から覆う部分である。下面部28dが前下がりに傾斜することにより、ブロアファン26の内部で生じた除霜水は、重力の作用によって下面部28dに沿ってファンケーシング28の下端28eに向けて前方に流れやすくなる。なお、仕切部29から見て、冷凍室13側(貯蔵室側)は、前方側に相当する。また、ブロアファン26から見て、冷凍室13側は、前方側に相当する。
ファンケーシング28の下端28eは、傾斜面35の下端付近に位置しており、ベース部31よりも前方に位置する。図4および図6に示すように、第1仕切板30は、ファンケーシング28の下端28eよりも下方において、下端28eと上下に重なるように形成された排水溝34bを有する。換言すれば、第1仕切板30には、ファンケーシング28の下面部28dと上下方向に対向する位置に、除霜水の排水のための排水溝34bが形成される。排水溝34bは、前後方向に延びる溝であり、周囲壁34および第2周囲壁34aの底面が下方に凹むことにより形成されている。第2周囲壁34aは、第1仕切板30において、ベース部31の背面よりも前方に位置する傾斜面35の下端と、ベース部31と、を接続する部分である(図6参照)。排水溝34bは、ベース部31の後面、すなわち第1仕切板30の背面側の端部まで背面側に伸びて、背面側に向けて開放する溝であり、排水溝34bの底面34cは背面側に向けて下方に傾斜して形成される。排水溝34bの前方側の端部には、底面34cから上方に立ち上がる段差部34dが形成されている。換言すれば、排水溝34bの冷凍室13側の端部には、底面34cから上方に立ち上がる段差部34dが形成されている。排水溝34bを流れる除霜水は、第1仕切板30の背面を伝って流れ落ちることによって排水される。
[1-1-3-2.ダクト部からの除霜水の排水構造]
図8から図11に示すように、ボトムダクト部56の底面56d、56eは、ボトムダクト部56の左右方向の中心に向かって下方に傾斜している。また、ボトムダクト部56の底面56d、56eにおける左右方向中央部分に相当する中央部56fは、下方に向けて凹んだ形状となっている。さらに、中央部56fの後部には、ダクト部52の内側に生じる除霜水を排水するための排水孔56gが開口している。排水孔56gは、成形断熱材50のベース部51に形成された、上下に延びる円形断面の孔である。排水孔56gは、ボトムダクト部56の底面56d、56eの中央部56fよりも下方において成形断熱材50を貫通し、冷却室20における除霜水受け皿25aの上方において開口する(図4参照)。すなわち、排水孔56gは、ボトムダクトスペース56sと冷却室20とを連通する。また、第2仕切板40の下端には、成形断熱材50の排水孔56gに対応した孔である排水孔46gが形成されている。
[1-2.動作]
次に、実施の形態1における冷蔵庫10の除霜運転時の動作について、図4および図11を用いて説明する。
冷蔵庫10は、蒸発器22やブロアファン26等に付着した霜を除霜するために、所定の時間ごとに除霜運転を実行する。除霜運転時において、冷蔵庫10において、ヒータ25が稼働することにより、冷却室20内の空気が温められて暖気となる。図4に白抜きの矢印ですように、暖気は、冷却室20を除霜しながら上昇する。これにより、図4に矢印で示すように、蒸発器22に付着した霜が溶解して除霜水となる。蒸発器22において生じた除霜水は、重力の作用によって滴下され、除霜水受け皿25aに導かれる。
また、暖気は、冷気取入れ口28aを介してファンケーシング28の内部に流入する。これにより、回転羽根27およびファンケーシング28の内面に付着した霜が融解され、除霜水となる。回転羽根27およびファンケーシング28の内面において生じた除霜水は、重力の作用により、ファンケーシング28の下面部28dに流れ込む。下面部28dに流れ込んだ除霜水は、重力の作用により、前下がりに傾斜した下面部28dを伝ってファンケーシング28の下端28eに向けて流れる。下端28eに到達した除霜水は、重力の作用により、下方に位置する排水溝34bに向けて滴下される。このとき、排水溝34b内に滴下された除霜水は、段差部34dに阻まれて前方側に向けての移動が制限される。
排水溝34bに滴下された除霜水は、後ろ下がりに傾斜した底面34cを伝って後方に向けて流れる。除霜水は、排水溝34bの後端まで到達した後、開放した排水溝34bの後端から流出し、第1仕切板30のベース部31の背面を伝うように流れる。その後、除霜水は、重力の作用によって除霜水受け皿25aに導かれる。
また、暖気の一部は、回転羽根27の駆動により、3つの第1開口部38を介してファンケーシング28の内部からダクトスペース52sに流入する。これにより、図11に示すように、ダクト部52の内面に付着した霜は融解されて除霜水となる。ダクト部52の内部において生じた除霜水は、重力の作用によって下方に流れ、ボトムダクト部56の底面56d、56eに流れ込む。底面56d、56eに流れ込んだ除霜水は、ボトムダクト部56の左右方向の中心に向かって下方に傾斜した底面56d、56eを伝い、中央部56fに流れる。このとき、除霜水は、ボトムダクト部56の内部を底面56d、56eに沿って流れる空気によって中央部56fに押し込まれる。中央部56fは下方に向けて凹んでいるため、除霜水は中央部56fに集まり、中央部56fの後部に設けられた排水孔56gに流入する。
排水孔56gに流入した除霜水は、排水孔56gを下方に流れ、排水孔46gから冷却室20に流入する。このとき、排水孔56gの内部の除霜水は、連結ダクトスペース55sおよびボトムダクトスペース56s内を下方に向かって流れる空気によって、下方に押し込まれる。排水孔56g、46gを介して冷却室20に流入した除霜水は、重力の作用によって下方に流れ、除霜水受け皿25aに導かれる。
[1-3.効果等]
以上述べたように、本実施の形態においては、冷蔵庫10は、貯蔵室の一例としての冷凍室13を備え、冷凍室13の背面側に、蒸発器22が設置される冷却室20を形成し、冷凍室13と冷却室20との間を仕切る仕切部29と、冷却室20の空気を冷凍室13に送風するブロアファン26と、を備え、ブロアファン26は、回転羽根27と、回転羽根27の回転によって流れる空気を案内するファンケーシング28と、を有し、仕切部29の背面側には、第1仕切板30が設置され、ファンケーシング28は、第1仕切板30の背面側に固定され、第1仕切板30には、ファンケーシング28の下面部28dと対向する位置に、第1仕切板30の背面側の端部まで延びる排水溝34bが形成される。
これにより、ブロアファン26に生じた除霜水は、排水溝34bを通って第1仕切板30の背面側に排水され易くなる。そのため、ブロアファン26に生じる除霜水を効率的に排水できる。
本実施の形態のように、排水溝34bの冷凍室13側の端部には、上方に立ち上がる段差部34dが形成される構成としてもよい。
これにより、排水溝34bに流入した除霜水は、段差部34dによって冷凍室13側に移動しにくくなり、第1仕切板30の背面側に排水され易くなる。そのため、ブロアファン26に生じる除霜水を効率的に排水できる。
本実施の形態のように、ファンケーシング28の下面部28dは、冷凍室13側に向けて下方に傾斜し、排水溝34bは、背面側に向けて下方に傾斜する構成としてもよい。
これにより、ブロアファン26に生じた除霜水は、重力の作用によってファンケーシング28の下面部28d、および、第1仕切板30の排水溝34bを流れ易くなる。そのため、ブロアファンに26生じる除霜水を効率的に排水できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1および2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1においては、貯蔵室を冷凍室13とする構成を説明した。本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、貯蔵室を冷蔵室12としてもよく、冷蔵室12、冷凍室13の一方のみを有する冷蔵庫でもよい。また、貯蔵室は、低温室60であってもよい。
また、実施の形態1においては、ブロアファン26の回転中心C1を傾斜して配置するようにしたが、これに限定されず、例えば、回転中心C1を略水平となるように配置するようにしてもよい。
(付記)
以上の実施の形態の記載により、下記の技術が開示される。
(技術1)貯蔵室を備え、前記貯蔵室の背面側に、蒸発器が設置される冷却室を形成し、前記貯蔵室と前記冷却室との間を仕切る仕切部と、前記冷却室の空気を前記貯蔵室に送風するブロアファンと、を備え、前記ブロアファンは、回転羽根と、前記回転羽根の回転によって流れる空気を案内するファンケーシングと、を有し、前記仕切部の背面側には、第1仕切板が設置され、前記ファンケーシングは、前記第1仕切板の背面側に固定され、前記第1仕切板には、前記ファンケーシングの下面部と対向する位置に、前記第1仕切板の背面側の端部まで延びる排水溝が形成されることを特徴とする冷蔵庫。
この構成により、ブロアファンに生じた除霜水は、排水溝を通って第1仕切板の背面側に排水され易くなる。そのため、ブロアファンに生じる除霜水を効率的に排水できる。
(技術2)前記排水溝の前記貯蔵室側の端部には、上方に立ち上がる段差部が形成されることを特徴とする技術1に記載の冷蔵庫。
この構成により、排水溝に流入した除霜水は、段差部によって貯蔵室側に移動しにくくなり、第1仕切板の背面側に排水され易くなる。そのため、ブロアファンに生じる除霜水を効率的に排水できる。
(技術3)前記ファンケーシングの前記下面部は、前記貯蔵室側に向けて下方に傾斜し、前記排水溝は、背面側に向けて下方に傾斜する、ことを特徴とする技術1または2に記載の冷蔵庫。
この構成により、ブロアファンに生じた除霜水は、重力の作用によってファンケーシングの下面部、および、第1仕切板の排水溝を流れ易くなる。そのため、ブロアファンに生じる除霜水を効率的に排水できる。
本開示は、冷蔵庫に利用可能である。具体的には、ブロアファンにより冷気を送風する冷蔵庫に好適に利用可能である。
10 冷蔵庫
13 冷凍室(貯蔵室)
20 冷却室
22 蒸発器
26 ブロアファン
27 回転羽根
28 ファンケーシング
28d 下面部
29 仕切部
30 第1仕切板
34b 排水溝
34d 段差部

Claims (3)

  1. 貯蔵室を備え、
    前記貯蔵室の背面側に、蒸発器が設置される冷却室を形成し、
    前記貯蔵室と前記冷却室との間を仕切る仕切部と、前記冷却室の空気を前記貯蔵室に送風するブロアファンと、を備え、
    前記ブロアファンは、回転羽根と、前記回転羽根の回転によって流れる空気を案内するファンケーシングと、を有し、
    前記仕切部の背面側には、第1仕切板が設置され、
    前記ファンケーシングは、前記第1仕切板の背面側に固定され、
    前記第1仕切板には、前記ファンケーシングの下面部と対向する位置に、前記第1仕切板の背面側の端部まで延びる排水溝が形成される
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記排水溝の前記貯蔵室側の端部には、上方に立ち上がる段差部が形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記ファンケーシングの前記下面部は、前記貯蔵室側に向けて下方に傾斜し、
    前記排水溝は、背面側に向けて下方に傾斜する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
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