JP2002081292A - カッタヘッド構造 - Google Patents

カッタヘッド構造

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JP2002081292A
JP2002081292A JP2000274948A JP2000274948A JP2002081292A JP 2002081292 A JP2002081292 A JP 2002081292A JP 2000274948 A JP2000274948 A JP 2000274948A JP 2000274948 A JP2000274948 A JP 2000274948A JP 2002081292 A JP2002081292 A JP 2002081292A
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JP
Japan
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cutter head
wall surface
scraper
earth
chamber
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Pending
Application number
JP2000274948A
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English (en)
Inventor
Junichiro Okuyama
淳一郎 奥山
Tetsuyuki Kasuya
哲之 糟谷
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル機械の口径の大小に拘わらず、チャ
ンバー壁面に付着した土砂を確実に掻き取る。 【解決手段】 先導管本体2の前部に回転自在に設けら
れるカッタヘッド3の内壁面10aを、先導管本体2の
中心部に設けられる排土口9に向けて先窄まり形状に
し、かつその排土口9の上部であってカッタヘッド3の
内壁面10aに隣接する位置にその内壁面10aに付着
する土砂を掻き取るスクレーパ12を固設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小口径推進機のよ
うなトンネル機械に用いられるカッタヘッド構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、小口径推進機のようなトンネル機
械のカッタヘッド構造として、図6(a)(b)に示さ
れる構造のものが知られている。この従来構造において
は、先導管本体50の前部にカッタヘッド51が回転自
在に設けられるとともに、この先導管本体50の中心部
に排土用のスクリューコンベア52が設けられ、カッタ
ヘッド51の回転により掘削された土砂はそのカッタヘ
ッド51後方に設けられた円筒状のチャンバー53内に
取り込まれた後、スクリューコンベア52によって後方
へ排出されるようになっている。
【0003】ここで、チャンバー53内の上部には正面
視で略三角形形状(図6(b)参照)のスクレーパ54
が固設され、チャンバー53内に取り込まれた土砂は、
カッタヘッド51の回転とともにそのチャンバー53内
の上部へ矢印Pで示す方向に持ち上げられた後、スクレ
ーパ54によって掻き取られてスクリューコンベア52
上に落とし込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来構造においては、掘削土砂が粘性の高い土質の場合
に、その土砂がスクレーパ54によって掻き落とされず
に記号Qにて示される領域に堆積し易くなり、この結果
チャンバー53内が閉塞してカッタヘッド51が回転不
能に陥るといった問題点がある。
【0005】この問題点は、図7に模式的に示されるよ
うに、トンネル機械の口径が大きくなる程、土砂の流れ
方向Pに対するスクレーパ54の掻き取り面の角度θが
大きくなるために、より顕著になる。この角度θを小さ
くするためには、スクレーパ54を大きくするか(図7
の記号R参照)、スクレーパ54を支持する部分を小さ
くする(図7の記号S参照)ことが必要になるが、スク
レーパ54を大きくすると、カッタヘッド51前面から
の土砂流れを阻害するという問題点があり、支持部分を
小さくすると、スクレーパ54のトンネル前後方向の剛
性が不足することになって、礫等が噛み込んだ際にその
スクレーパ54が破損してしまうという問題点がある。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、トンネル機械の口径の大小に拘わらず、チ
ャンバー壁面に付着した土砂を確実に掻き取ることので
きるカッタヘッド構造を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、本発明によるカッタヘッド構造
は、先導管本体の前部に回転自在に設けられるカッタヘ
ッドの内壁面を、前記先導管本体の中心部に設けられる
排土口に向けて先窄まり形状にし、かつその排土口の上
部であって前記カッタヘッドの内壁面に隣接する位置に
その内壁面に付着する土砂を掻き取るスクレーパを固設
することを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、先導管本体の中心部に設
けられる排土口に向けて先窄まり状に形成されるカッタ
ヘッド内壁面が回転されるとともに、この回転する内壁
面の隣接位置にスクレーパが配されているので、このス
クレーパを、カッタヘッド内壁面に略直交する方向に所
要の厚みを有して剛性を確保し、かつそのスクレーパの
掻き取り面と土砂の流れ方向とのなす角(すくい角)を
小さくして土砂流れがスムーズに行える構造とすること
ができる。また、カッタヘッド内壁面、言い換えればチ
ャンバー内壁面に沿わせてスクレーパが配置できるの
で、トンネル機械の口径の大小に拘わらず、スクレーパ
をコンパクトな構成とすることができる。したがって、
チャンバー内に取り込んだ土砂を排土口にスムーズに導
入できるとともに、チャンバー壁面に付着した土砂を確
実に掻き取ることができる。こうして、粘土質の土砂で
あっても、土砂の堆積による土砂取り込み不良を防止で
きるとともに、カッタヘッドの回転抵抗の増大を防止で
きる効果を奏する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるカッタヘッド
構造の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ
説明する。
【0010】図1には、本発明の一実施形態に係る小口
径推進機の縦断面図が示され、図2には、同小口径推進
機の正面図が示されている。また、図3には、図1のA
−A断面図が示されている。
【0011】本実施形態の小口径推進機1は、先導管本
体2と、この先導管本体2の前部に回転可能に装着され
るカッタヘッド3と、埋設管の後端面を押圧して前記先
導管本体2に推進力を付与する図示されない推進装置を
備えて構成され、前記カッタヘッド3が回転されるとと
もに、前記推進装置が埋設管の後端面を押圧することで
切羽を掘削しつつ推進されるようになっている。ここ
で、前記カッタヘッド3は、そのカッタヘッド3を支持
する支持部材4がベアリング5を介して先導管本体2に
支持されることで、その先導管本体2に対し回転可能に
支持される。
【0012】前記先導管本体2の中心部にはスクリュー
コンベア6が配され、カッタヘッド3により掘削されて
機内に取り込まれた土砂はそのスクリューコンベア6に
導入され、このスクリューコンベア6によって後方へ排
出される。
【0013】前記カッタヘッド3には、面板上の外周側
に複数個(本実施形態では3個)のテーパディスクカッ
タ7が配されるとともに、中央部に径方向に複数個(本
実施形態では2個)のストレートディスクカッタ8が配
されている。これらディスクカッタ7,8はいずれも支
持軸周りにカッタリングを回転自在に支持してなる構造
であって、カッタヘッド3の回転に伴いカッタリングが
切羽に接触して自転することで切羽面が掘削されるよう
になっている。
【0014】前記カッタヘッド3の後部には、先導管本
体2の中心部に設けられる排土口(スクリューコンベア
6の土砂取込口)9に向けてその内壁面10aが先窄ま
り形状のドラム10が一体的に設けられており、これに
よってそのドラム10の内壁面(カッタヘッド3の内壁
面)10aに取り囲まれる内部空間にコーン状のチャン
バー11が区画形成されている。このチャンバー11
は、カッタヘッド3により掘削された土砂を取り込むと
ともに、取り込んだ土砂をそのコーン状の内壁面によっ
て排土口9を介してスクリューコンベア6に導く役目を
する。
【0015】前記排土口9の上部であって前記ドラム1
0の内壁面10aに隣接する位置には、先導管本体2側
にスクレーパ12が固設されている。このスクレーパ1
2は、図4(斜視図)および図5(B矢視図)からも明
らかなように、左右対称の略台形柱状でその台形柱の下
底がドラム10の内壁面10aに沿わせられるととも
に、上底がチャンバー11の内側へ向けられて配置され
ている。また、前記スクレーパ12においては、土砂の
流れ方向Cに対する掻き取り面12aの角度αができる
だけ小さく(本実施形態では54°にされている。)な
るようにされ、これによりチャンバー11内における土
砂の流動方向の上流側に位置するスクレーパ12の側面
(掻き取り面12a)によって掘削土砂をスムーズに案
内して排土口9に導入できるようにされている。
【0016】以上のように構成されているので、この小
口径推進機1を用いて地山の掘削を行う際には、カッタ
ヘッド3を回転させつつ後方の推進装置により先導管本
体2を推進させると、面板の開口部からチャンバー11
内に掘削土砂が取り込まれる。この取り込まれた土砂
は、チャンバー11の外壁面(ドラム10の内壁面10
a)が排土口9へ向けて先窄まり形状となっているの
で、その内壁面10aに沿って排土口9側へ向けて移動
しつつ、カッタヘッド3の回転に伴ってドラム10の内
壁面10aにより持ち上げられた後、スクレーパ12に
よって掻き取られて排土口9を通ってスクリューコンベ
ア6上に落とし込まれる。
【0017】本実施形態によれば、スクレーパ12が、
回転されるドラム10の内壁面10aに沿わせて配置さ
れているので、粘性の高い地山を掘削する場合でも、従
来構造(チャンバー内壁が固定式のもの)のように土砂
がチャンバー内壁面に付着することがなく、また付着し
たとしてもスクレーパ12によって確実に掻き落とすこ
とができる。また、このスクレーパ12の掻き取り面1
2aと土砂の流れ方向Cとのなす角αを小さくすること
ができるので、掻き取り動作をスムーズに行うことがで
きて、スクレーパ12の隣接部分に土砂の堆積が起こり
にくく、閉塞が生じるのを確実に防ぐことができる。し
かも、このスクレーパ12はドラム10の内壁面10a
に略直交する方向には所要の厚みを有しているので、十
分な剛性を確保することができる。さらに、チャンバー
内壁面に沿わせてスクレーパ12が配置できるので、ト
ンネル機械の口径の大小に拘わらず、スクレーパ12を
コンパクトにできるという効果もある。こうして、粘土
質の土砂であっても、土砂の堆積による土砂取り込み不
良を防止することができ、またカッタヘッド3の回転抵
抗の増大を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る小口径推進
機の縦断面図である。
【図2】図2は、本実施形態の小口径推進機の正面図で
ある。
【図3】図3は、図1のA−A断面図である。
【図4】図4は、図1のA−A断面における斜視図であ
る。
【図5】図5は、図1のA−A断面におけるB矢視図で
ある。
【図6】図6は、従来構造を示す小口径推進機の縦断面
図(a)およびそのF−F断面図(b)である。
【図7】図7は、従来構造のスクレーパの問題点を説明
する図である。
【符号の説明】
1 小口径推進機 2 先導管本体 3 カッタヘッド 6 スクリューコンベア 9 排土口 10 ドラム 10a 内壁面 11 チャンバー 12 スクレーパ 12a 掻き取り面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先導管本体の前部に回転自在に設けられ
    るカッタヘッドの内壁面を、前記先導管本体の中心部に
    設けられる排土口に向けて先窄まり形状にし、かつその
    排土口の上部であって前記カッタヘッドの内壁面に隣接
    する位置にその内壁面に付着する土砂を掻き取るスクレ
    ーパを固設することを特徴とするカッタヘッド構造。
JP2000274948A 2000-09-11 2000-09-11 カッタヘッド構造 Pending JP2002081292A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2000274948A JP2002081292A (ja) 2000-09-11 2000-09-11 カッタヘッド構造

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JP2002081292A true JP2002081292A (ja) 2002-03-22

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112360482A (zh) * 2020-11-11 2021-02-12 安徽唐兴机械装备有限公司 一种双刀可相互刮土的顶管机刀盘

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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