JP3251410B2 - 小口径管推進機の排土装置 - Google Patents
小口径管推進機の排土装置Info
- Publication number
- JP3251410B2 JP3251410B2 JP34580693A JP34580693A JP3251410B2 JP 3251410 B2 JP3251410 B2 JP 3251410B2 JP 34580693 A JP34580693 A JP 34580693A JP 34580693 A JP34580693 A JP 34580693A JP 3251410 B2 JP3251410 B2 JP 3251410B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scraper
- earth
- screw conveyor
- diameter pipe
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は小口径管を地中へ埋設
する小口径管推進機の排土装置に関する。
する小口径管推進機の排土装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来小口径管を地中へ埋設する小口径管
推進機は、先端に先導管の装着された小口径管を、発進
立坑内に設置された推進装置により地中へ推進させるよ
うに構成されており、先導管の先端には切羽を掘削する
カッタヘッドが設けられている。
推進機は、先端に先導管の装着された小口径管を、発進
立坑内に設置された推進装置により地中へ推進させるよ
うに構成されており、先導管の先端には切羽を掘削する
カッタヘッドが設けられている。
【0003】またカッタヘッドにより掘削された土砂は
カッタヘッド内に取込まれた後、スクリュウコンベヤに
より小口径管内を後方へ搬送しており、カッタヘッド内
に取込まれた土砂を効率よくスクリュウコンベヤへ送り
込むため、カッタヘッド内にスクレーパを設けた排土装
置が例えば実公昭55−31120号公報などで提案さ
れている。
カッタヘッド内に取込まれた後、スクリュウコンベヤに
より小口径管内を後方へ搬送しており、カッタヘッド内
に取込まれた土砂を効率よくスクリュウコンベヤへ送り
込むため、カッタヘッド内にスクレーパを設けた排土装
置が例えば実公昭55−31120号公報などで提案さ
れている。
【0004】上記従来の排土装置は図1及び図2に示す
ように、カッタヘッドbの内壁に付着してスクリュウコ
ンベヤc内に送り込まれない土砂を掻き取ってスクリュ
ウコンベヤcの開口部dへ送り込むスクレーパeを隔壁
に固着した構成となっている。
ように、カッタヘッドbの内壁に付着してスクリュウコ
ンベヤc内に送り込まれない土砂を掻き取ってスクリュ
ウコンベヤcの開口部dへ送り込むスクレーパeを隔壁
に固着した構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の排土
装置は、図2に示すように土砂をスクリュウコンベヤc
の開口部dへ導くスクレーパeとスクリュウgの間が楔
状となっているため、この部分に礫などが噛み込むとス
クリュウgに過大な回転抵抗トルクが作用して回動トル
クが大きく変動したり、スクリュウgの回転が不能にな
って土砂の搬送ができなくなるなどの不具合があった。
この発明はかかる不具合を改善するためになされたもの
で、礫などの噛み込みが少ない小口径管推進機の排土装
置を提供することを目的とするものである。
装置は、図2に示すように土砂をスクリュウコンベヤc
の開口部dへ導くスクレーパeとスクリュウgの間が楔
状となっているため、この部分に礫などが噛み込むとス
クリュウgに過大な回転抵抗トルクが作用して回動トル
クが大きく変動したり、スクリュウgの回転が不能にな
って土砂の搬送ができなくなるなどの不具合があった。
この発明はかかる不具合を改善するためになされたもの
で、礫などの噛み込みが少ない小口径管推進機の排土装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、埋設すべき小口径管の先端に装着されて
地中へ推進される先導管の内部に、スクリュウコンベヤ
を回転自在に設け、カッタヘッドが掘削してチャンバ内
に取込まれた土砂を上記スクリュウコンベヤにより後方
へ搬出するようにした小口径管推進機において、上記チ
ャンバ内に取込まれた土砂を掻き取るスクレーパと、ス
クレーパが掻き取った土砂を受けてスクリュウコンベヤ
の開口部へ導く受け筒を、開口部を挟んで互に分離して
対向するようチャンバ隔壁板に設けたものである。
成するために、埋設すべき小口径管の先端に装着されて
地中へ推進される先導管の内部に、スクリュウコンベヤ
を回転自在に設け、カッタヘッドが掘削してチャンバ内
に取込まれた土砂を上記スクリュウコンベヤにより後方
へ搬出するようにした小口径管推進機において、上記チ
ャンバ内に取込まれた土砂を掻き取るスクレーパと、ス
クレーパが掻き取った土砂を受けてスクリュウコンベヤ
の開口部へ導く受け筒を、開口部を挟んで互に分離して
対向するようチャンバ隔壁板に設けたものである。
【0007】
【作用効果】この発明は上述したように、スクレーパと
受け筒が分離していて、礫などが噛み込みにくい構造と
なっているため、礫の噛み込みによりスクリュウの駆動
トルクが大きく変動したり、スクリュウの回転が不能に
なって土砂の搬出ができなくなるなどの不具合を解消す
ることができる。またスクレーパがほぼ扇状に形成され
ているため、カッタヘッドの正転及び逆転の何れの場合
も土砂を掻き取ることができると共に、受け筒をほぼ半
円筒状に形成し、かつ開口部の幅をスクレーパの幅より
大きくすることにより、スクレーパが掻き取った土砂を
効率よくスクリュウコンベヤへ送り込むことができるよ
うになる。
受け筒が分離していて、礫などが噛み込みにくい構造と
なっているため、礫の噛み込みによりスクリュウの駆動
トルクが大きく変動したり、スクリュウの回転が不能に
なって土砂の搬出ができなくなるなどの不具合を解消す
ることができる。またスクレーパがほぼ扇状に形成され
ているため、カッタヘッドの正転及び逆転の何れの場合
も土砂を掻き取ることができると共に、受け筒をほぼ半
円筒状に形成し、かつ開口部の幅をスクレーパの幅より
大きくすることにより、スクレーパが掻き取った土砂を
効率よくスクリュウコンベヤへ送り込むことができるよ
うになる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図3及び図4に示す図
面を参照して詳述する。図3は先導管先端の断面図、図
4は図3のB−B線に沿う矢視図である。
面を参照して詳述する。図3は先導管先端の断面図、図
4は図3のB−B線に沿う矢視図である。
【0009】これら図において1は埋設すべき小口径管
(図示せず)の先端に装着されて地中へ推進される先導
管、2は先導管1の先端に回転自在に設けられたカッタ
ヘッドを示す。上記カッタヘッド2の前面には複数のデ
ィスクカッタ3が回転自在に取付けられていて、これら
ディスクカッタ3により先導管1前方の切羽を掘削する
ようになっており、掘削された回動する土砂はカッタヘ
ッド2内のチャンバ2a内へ取込まれるようになってい
る。
(図示せず)の先端に装着されて地中へ推進される先導
管、2は先導管1の先端に回転自在に設けられたカッタ
ヘッドを示す。上記カッタヘッド2の前面には複数のデ
ィスクカッタ3が回転自在に取付けられていて、これら
ディスクカッタ3により先導管1前方の切羽を掘削する
ようになっており、掘削された回動する土砂はカッタヘ
ッド2内のチャンバ2a内へ取込まれるようになってい
る。
【0010】4は先導管1の中心部に設けられたスクリ
ュウコンベヤで、前端が先導管1前部の回動しない隔壁
1aに固着されたケーシング4aと、このケーシング4
a内に回転自在に設けられたスクリュウ4bよりなり、
発進立坑内に設置された駆動装置(ともに図示せず)に
よりスクリュウ4bが回転することにより、掘削した土
砂を発進立坑へ搬送するようになっている。
ュウコンベヤで、前端が先導管1前部の回動しない隔壁
1aに固着されたケーシング4aと、このケーシング4
a内に回転自在に設けられたスクリュウ4bよりなり、
発進立坑内に設置された駆動装置(ともに図示せず)に
よりスクリュウ4bが回転することにより、掘削した土
砂を発進立坑へ搬送するようになっている。
【0011】一方上記カッタヘッド2のチャンバ2a内
には、上部にスクレーパ5がそして下部に受け筒6が設
けられている。上記スクレーパ5は図4に示すようにス
クリュウ4bの回転中心を通る垂直軸線を境にしてカナ
メ部分をスクリュウ4bの羽根側に置き両翼部を左右放
射方向のチャンバ2a内周壁に接近して形成した扇形状
の板で構成してあり、先導管1内の回動しない隔壁から
チャンバ2a内の空間に向かって突き出して設置してあ
り、チャンバ2a内の内周壁に付着堆積した土砂が、カ
ッタヘッド3の正・逆転時にスクレーパ5の両面に当た
ってスクリュウコンベヤ4の開口部4cへ掻き落とすよ
うになっている。
には、上部にスクレーパ5がそして下部に受け筒6が設
けられている。上記スクレーパ5は図4に示すようにス
クリュウ4bの回転中心を通る垂直軸線を境にしてカナ
メ部分をスクリュウ4bの羽根側に置き両翼部を左右放
射方向のチャンバ2a内周壁に接近して形成した扇形状
の板で構成してあり、先導管1内の回動しない隔壁から
チャンバ2a内の空間に向かって突き出して設置してあ
り、チャンバ2a内の内周壁に付着堆積した土砂が、カ
ッタヘッド3の正・逆転時にスクレーパ5の両面に当た
ってスクリュウコンベヤ4の開口部4cへ掻き落とすよ
うになっている。
【0012】また上記受け筒6はスクリュウコンベヤ4
のケーシング4aとほぼ同曲率のほぼ半円筒をなしてい
て、チャンバ2a内に突出されたスクリュウ4bの下方
に位置するよう先導管1の隔壁1aに固着されていると
共に、開口部の幅W1 は上記スクレーパ5の幅Wより
大きく設定されている。
のケーシング4aとほぼ同曲率のほぼ半円筒をなしてい
て、チャンバ2a内に突出されたスクリュウ4bの下方
に位置するよう先導管1の隔壁1aに固着されていると
共に、開口部の幅W1 は上記スクレーパ5の幅Wより
大きく設定されている。
【0013】次に作用を説明すると、小口径管の先導に
装着されて地中へ推進された先導管は、回転自在に設け
られたカッタヘッド2により切羽を掘削し、掘削された
土砂はチャンバ2a内へ取込まれて、カッタヘッド2の
回転とともにチャンバ2a内を回転する。そしてこの土
砂はチャンバ2aの上部に設けられたスクレーパ5によ
り受け筒6へ掻き落とされる。受け筒6へ掻き落とされ
た土砂はスクリュウ4bの回転に伴い開口部4cよりケ
ーシング4a内へ取込まれて後方へ搬送される。
装着されて地中へ推進された先導管は、回転自在に設け
られたカッタヘッド2により切羽を掘削し、掘削された
土砂はチャンバ2a内へ取込まれて、カッタヘッド2の
回転とともにチャンバ2a内を回転する。そしてこの土
砂はチャンバ2aの上部に設けられたスクレーパ5によ
り受け筒6へ掻き落とされる。受け筒6へ掻き落とされ
た土砂はスクリュウ4bの回転に伴い開口部4cよりケ
ーシング4a内へ取込まれて後方へ搬送される。
【0014】またスクレーパ5と受け筒6が分離してい
て、礫などが噛み込みにくい構造となっており、もし礫
などが噛み込んでもカッタヘッド2を逆転することによ
りこれを除去できると共に、カッタヘッド2の逆転時に
も土砂の掻き取りが行える。
て、礫などが噛み込みにくい構造となっており、もし礫
などが噛み込んでもカッタヘッド2を逆転することによ
りこれを除去できると共に、カッタヘッド2の逆転時に
も土砂の掻き取りが行える。
【0015】なお上記実施例ではスクレーパ5をほぼ扇
形としたが、図5に示すように、平板をスクリュウコン
ベヤ4の半径方向に設けても同様な機能が得られる。
形としたが、図5に示すように、平板をスクリュウコン
ベヤ4の半径方向に設けても同様な機能が得られる。
【図1】従来の小口径管推進機の排土装置を示す断面図
である。
である。
【図2】図1のA−A線に沿う矢視図である。
【図3】この発明の一実施例になる小口径管推進機の排
土装置を示す断面図である。
土装置を示す断面図である。
【図4】図3のB−B線に沿う矢視図である。
【図5】この発明の他の実施例になる小口径管推進機の
排土装置を示す説明図である。
排土装置を示す説明図である。
1 先導管 2 カッタヘッド 2a チャンバ 4 スクリュウコンベヤ 4b スクリュウ 4c 開口部 5 スクレーパ 6 受け筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−65397(JP,U) 実開 昭56−8697(JP,U) 実開 昭60−139897(JP,U) 実公 昭55−31120(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/12 E21D 9/08
Claims (5)
- 【請求項1】 埋設すべき小口径管の先端に装着されて
地中を推進する先導管(1)の内部に、スクリュウコンベ
ヤ(4)を回転自在に設け、カッタヘッド(2)が掘削してチ
ャンバ(2a)内に取込まれた土砂を、上記スクリュウコン
ベヤ(4)により後方へ搬出するようにした小口径管推進
機において、上記チャンバ(2a)内に取込まれた土砂を掻
き取るスクレーパ(5)と、スクレーパ(5)が掻き取った土
砂を受けてスクリュウコンベヤ(4)の開口部(4c)へ導く
受け筒(6)を、開口部(4c)を挟んで互に分離して対向す
るようチャンバ隔壁板(1a)に設けてなる小口径管推進機
の排土装置。 - 【請求項2】 スクレーパをカナメ部分が小円弧状とな
ったほぼ扇形に形成してなる請求項1記載の排土装置。 - 【請求項3】 受け筒(6)をスクリュウコンベヤ(4)のケ
ーシング(4a)とほぼ同曲率のほぼ半円筒形としてなる請
求項1記載の排土装置。 - 【請求項4】 受け筒(6)の開口部の幅(W1) をスクレー
パ(5)の幅(W)より大きく設定してなる請求項1記載の排
土装置。 - 【請求項5】 スクレーパ(5)を平板により形成し、か
つスクリュウコンベヤ(4)の半径方向に設置してなる請
求項1記載の排土装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34580693A JP3251410B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 小口径管推進機の排土装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34580693A JP3251410B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 小口径管推進機の排土装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07180490A JPH07180490A (ja) | 1995-07-18 |
JP3251410B2 true JP3251410B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=18379116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34580693A Expired - Fee Related JP3251410B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 小口径管推進機の排土装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3251410B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP34580693A patent/JP3251410B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07180490A (ja) | 1995-07-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |