JP2002081040A - 土木構築物用施工石 - Google Patents

土木構築物用施工石

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JP2002081040A JP2001226152A JP2001226152A JP2002081040A JP 2002081040 A JP2002081040 A JP 2002081040A JP 2001226152 A JP2001226152 A JP 2001226152A JP 2001226152 A JP2001226152 A JP 2001226152A JP 2002081040 A JP2002081040 A JP 2002081040A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然石の積み上げ施工を容易にすると共に、
そのような自然石の積み上げ施工を行ったとしても、安
定で強固な土木構築物を構築できるようにする。 【解決手段】 2個の自然石2に対して棒状部材4の基
端部4aが連結されその棒状部材4の先端部4bに摩擦
力増大手段としてのカール部15等が設けられた土木構
築物用施工石1を用意する。このような土木構築物用施
工石1を複数用いて、その各2個の自然石2を順次、積
み重ねると共に、その各棒状部材4を略平行に配置し、
その各棒状部材4を砕石13等で埋設して、砕石等13
とカール部15等とに基づき大きな摩擦力(係合力)を
確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土木構築物用施工
石に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、護岸、擁壁等の土木構築物を施工
する方法として、石の空積工法がある。この空積工法
は、石工が、石を1個づつ積み、詰石をしながら控部に
砕石を詰めて積み上げていくもので、この積み上げによ
り、護岸、擁壁等の土木構築物が構築できることにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記空積工法
を用いた場合には、当該工法が、石を1個づつ積み、詰
石をしながら控部に砕石を詰めて積み上げていくもので
あることから、詰め石等が外れたようなときには、そこ
を起点として、積み上げられた石が崩れる虞がある。こ
のため、このような空積工法を用いたのでは、安定で強
固な土木構築物を構築できないばかりか、施工中におい
て、既に積み上げた石が崩れないように十分に気を配り
ながら、石を積み上げていかなければならない。
【0004】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、石の積み上げ施工を容易にす
ると共に、そのような石の積み上げ施工を行ったとして
も、安定で強固な土木構築物を構築できるようにするこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明(請求項1の発明)にあっては、2個の石に対
して延び部材が該2個の石から遠のいて延びるように一
体化され、該延び部材の先端部に、摩擦力を増大させる
摩擦力増大手段が設けられている、ことを特徴とする土
木構築物用施工石とした構成としてある。この請求項1
の好ましい態様としては、請求項2〜4の記載の通りと
なる。
【0006】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、当
該土木構築物用施工石が、2個の石に対して延び部材が
該2個の石から遠のいて延びるように一体化され、該延
び部材の先端部に摩擦力を増大させる摩擦力増大手段が
設けられていることから、当該土木構築物用施工石の石
を積み上げると共に、その各石から延びる延び部材及び
摩擦力増大手段を砕石等の裏込材料により順次、埋設す
れば、その裏込材料の重量を受ける延び部材及び摩擦力
増大手段との摩擦力により、土木構築物用施工石の保持
状態(移動規制)を極めて強固なものとすることができ
ることになる。このため、石の積み上げ施工を容易にで
き、そのような石の積み上げ施工を行ったとしても、安
定で強固な土木構築物を構築できることになる。また、
2個の石に対して延び部材が一体化されていることか
ら、施工において、積み上げ作業回数を減らすことがで
きることになる。
【0007】請求項2に記載された発明によれば、前記
請求項1と同様の作用効果を具体的に得ることができる
ことになる。
【0008】請求項3に記載された発明によれば、前記
請求項1と同様の作用効果を得る他に、2個の石同士の
位置をワイヤの長さの範囲で変えれることを利用して、
石の積み上げの自由度(位置変更に対する自由度)を高
めることができることになる。
【0009】請求項4に記載された発明によれば、前記
請求項1と同様の作用効果を具体的に得ることができる
ことになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面に基づいて説明する。図1〜図6は第1実施形態を
示すもので、この第1実施形態においては、図1に示す
ように、多数の土木構築物用施工石1を用いて土木構築
物としての護岸10(例えば河川護岸)を施工した内容
が示されている。
【0011】先ず、土木構築物用施工石1について説明
する。各土木構築物用施工石1は、図2、図3に示すよ
うに、その主体をなすべく、石として単一の自然石2を
備えている。この自然石2としては、玉石、割石等が用
いられており、その大きさは、施工護岸(土木構築物)
に応じて適宜決められ、好ましくは、直径が100〜5
00mm程度のものが用いられることになっている。ま
た、自然石2は、土木構築物用施工石1の製造場所によ
っても適宜決められることになっており、土木構築物用
施工石1の製造場所が工場であるときには、施工すべき
現場に存する自然石、その施工すべき現場に適した自然
石等、任意の自然石が用いられ、土木構築物用施工石1
の製造場所が施工現場であるときには、通常、その施工
現場に自然に存在する自然石が用いられる。勿論、施工
現場で土木構築物用施工石1を製造する場合において、
その施工現場に適した自然石が存在しないときには、そ
の施工現場に、その施工現場に適した自然石2が運び込
まれる。
【0012】このような自然石2には、本実施形態にお
いては、一つの取付け穴3(図4参照)が形成されてい
る。取付け穴3は、自然石2のうちの裏面側とするべき
個所において、ドリル等の加工具を用いて形成され、そ
の取付け穴3は、自然石2の表面側にまで貫通しないこ
とになっている。
【0013】前記自然石2には、本実施形態において
は、図2、図3に示すように、アンカー(延び部材)と
して、直線状の棒状部材4が一体化されている。この棒
状部材4としては、比較的長尺なもの(例えば0.5〜
1.5m程度のもの)が用いられ、その材質としては、
強度、腐触等を考慮して、鉄製、ステンレス製、合成樹
脂製等、種々のものが適宜選択されることになってお
り、具体的には、パイプ、鉄筋、鉄棒、鉄線、ステンレ
スパイプ(棒)が用いられることになっている。この棒
状部材4の基端部(図3中、左端部)4aは、前記自然
石2の取付け穴3に挿入されて、接着剤5(図5参照)
を介して自然石2に接着されており、その棒状部材4の
先端側は、自然石2から遠のいて延びることになってい
る。その棒状部材4の先端部(図3中、右端部)4b外
周には、ねじ部としての雄ねじ6が形成されており、そ
の雄ねじ6は、本実施形態においては、棒状部材4の延
び方向において、一定の長さが確保されている。
【0014】前記棒状部材4には、図2、図3に示すよ
うに、摩擦力増大手段として、座金7(板状部材)が設
けられている。この座金7は、本実施形態においては、
比較的大きな板面7aを有する矩形状の板体として形成
されて、その中心部に孔7bが形成され、その孔7b内
周面には雌ねじ(図示略)が形成されている。この座金
7の雌ねじは棒状部材4の雄ねじ6に螺合されており、
その座金7は、その板面7aを棒状部材4の延び方向
(自然石2に対向する方向)に向けつつ、回転させるこ
とにより該棒状部材4の延び方向に変位動可能となって
いる。
【0015】このような土木構築物用施工石1は、次の
ようにして製造される。先ず、図4に示すように、自然
石2にドリル等の加工具を用いて取付け穴3を形成す
る。取付けるべき棒状部材4に対する汚れのない接着面
積を増大させて、棒状部材4と自然石2との一体化を強
固にすると共に、接着剤5の硬化前に棒状部材4を仮保
持するためである。この場合、作業性の観点から、自然
石2の裏面側が上方に向けられ、その自然石2の裏面側
中央部に取付け穴3の加工が施される。
【0016】次に、図5に示すように、前記取付け穴3
を上方に向けつつその取付け穴3内に接着剤5を注入す
る。後の工程において棒状部材4と自然石2とを確実に
接着するべく、一定量の接着剤5を取付け穴3内に確保
するためである。
【0017】次に、図6に示すように、棒状部材4の基
端部4aを前記自然石2の取付け穴3内に挿入する。取
付け穴3内の接着剤5を介して自然石2と棒状部材4の
基端部4aとを接着して両者2、4を一体化するためで
ある。勿論この場合、棒状部材4の挿入は、接着剤5の
硬化前に行われる。このとき、棒状部材4としてパイプ
を用いる場合には、そのパイプの挿入に伴って、自然石
2における取付け穴3内の接着剤5が、そのパイプ内に
も進入することになり、取付け穴3内から接着剤5が溢
れでることを防止できると共に、パイプと接着剤5との
接着面積を増やして、自然石2とパイプとの一体化を、
より強固にできることになる。尚、座金7に関しては、
図6に示すように、棒状部材4を自然石2に取付ける前
から、その棒状部材4の先端部(雄ねじ6)4bに螺合
させておいてもよいし、棒状部材4を自然石2に取付け
た後に、棒状部材4の先端部4bに螺合させてもよい。
【0018】そしてこの後、接着剤5の硬化を待って、
自然石2と棒状部材4とが一体化された当該土木構築物
用施工石1を得ることになる。
【0019】次に、上記土木構築物用施工石1の使用方
法(護岸10の施工方法)と、その使用方法により施工
された護岸10について説明する。
【0020】護岸10の施工においては、多数の土木構
築物用施工石1が、現状の岸に沿った各施工位置に、ク
レーン等の揚重手段により搬送具(図示略)を介して運
ばれる。このとき、土木構築物用施工石1の棒状部材4
が比較的長尺であることから、多数の土木構築物用施工
石1を束ねることが容易となり、これに伴い、取り扱
い、搬送を容易にすることができることになる。
【0021】施工位置に多数の土木構築物用施工石1が
搬送されると、その土木構築物用施工石1は、図1に示
すように、自然石2を河川11側に向けつつ、その岸の
勾配に沿わせたり或は必要な勾配をもって、詰め石12
等を詰めながら、順次、積み上げられる。
【0022】この場合、各土木構築物用施工石1が、略
平坦な載置安定面を下方に向けつつ順次、積み上げられ
ると共に、各土木構築物用施工石1の棒状部材3が、略
水平状態をもって河川11側から離れるようにそれぞれ
延ばされ、しかも、その各積み上げ等に際しては、その
とき最上段となっている棒状部材3及び座金7上に裏込
材料としての砕石等(以下、砕石等と称す)13が当該
自然石2の高さまで盛られ、平坦面が形成される。これ
により、積み上げるべき次の土木構築物用施工石1(棒
状部材3等)の安定した載置面を確保して、土木構築物
用施工石1の積み上げ作業の円滑化を図る共に、棒状部
材3とその上下の砕石等13との摩擦力と、砕石等13
に対する座金板面7aによる河川側への大きな移動抵抗
(摩擦力、それぞれが係合状態にある砕石等との係合)
とにより、その棒状部材3の保持状態を高め、自然石2
(土木構築物用施工石1)の滑落(移動)を防止できる
ことになる。尚この場合、水衡部等、土砂の吸い出しが
予想される場合は、割栗石を中詰することもある。
【0023】特に、上記施工においては、自然石2の滑
落を一層防止する観点から、棒状部材3及び座金7上に
砕石等13を盛った際に、外部からロ−ラ等により圧力
を加えること(転圧)により砕石等13の密度を高め、
砕石等13と棒状部材3及び座金との摩擦力(座金7の
移動抵抗を含む)が高められる。また、この場合、上下
に隣合う土木構築物用施工石1の自然石2同士を接着す
るようにすれば、自然石2滑落防止の観点から、より好
ましいものとなる。
【0024】尚、図1中、符号14は吸い出し防止シ−
トである。
【0025】このような施工の結果、図1に示すよう
に、各土木構築物用施工石1の自然石2が護岸壁面を構
成する護岸10が形成されることになり、その護岸10
においては、水際が魚巣となり法面部が自然植生が可能
となり、多自然護岸を構築することができることにな
る。
【0026】図7、図8は第2実施形態、図9は第3実
施形態、図10は第4実施形態、図11は第5実施形
態、図12は第6実施形態、図13は第7実施形態、図
14は第8実施形態、図15は第9実施形態、図16は
第10実施形態、図17、図18は第11実施形態、図
19は第12実施形態、図20は第13実施形態、図2
1、図22は第14実施形態、図23、図24は第15
実施形態、図25は第16実施形態、図26、図27は
第17実施形態、図28〜図30は第18実施形態、図
31は第19実施形態、図32、図33は第20実施形
態を示すものである。この各実施形態において、前記1
実施形態及び当該実施形態以前の実施形態の構成要素と
同一構成要素については同一符号を付してその説明を省
略する。
【0027】図7、図8に示す第2実施形態において
は、棒状部材4の先端部4bにカ−ル部15が形成され
ている。このカ−ル部15は、棒状部材4の先端部4b
が基端側に反ってカ−ル状に巻かれており、そのカ−ル
部15内には孔16が形成されている。これにより、土
木構築物用施工石1の搬送に関しては、カ−ル部15の
孔16が、クレ−ン等のフック部に対する引っ掛け孔と
して利用されて、各土木構築物用施工石1を、クレ−ン
等により施工位置に搬送できることになる。
【0028】また、カ−ル部15は、その複雑形状自体
が砕石等13との摩擦力を増大させるばかりか、図8に
示すように、カ−ル部15の孔16を介して支持杭17
を砕石等13に打ち込むことによって、土木構築物用施
工石1の河川11側への移動を規制できることになる。
さらには、カ−ル部15の巻き数を調整して、支持杭1
7に対する支持強度を高めることを含め自由に決めるこ
とができると共に、その巻き数を増やすこと(コイル状
にすること)に基づき砕石等13に対する摩擦力を増大
させることができることになる。その一方、当該土木構
築物用施工石1に対して過度の外力が河川側に向かって
作用したときには、カ−ル部15の反りの一部(何回か
巻かれたうちの一部)が戻ること(巻きが戻されるこ
と)によりその外力を逃がすことができることになり、
支持杭17を的確に保持しつつ、過度の外力に基づき破
断等されることを防止して耐久性を向上させることがで
きることになる。
【0029】ここで、カ−ル部15は、反った状態の態
様を全て含む意味であり、上記カ−ル部15の別の態様
のものとして、棒状部材4の先端部4b自体を反らせて
フック状にするものは勿論、別部材(例えば環状部材、
略U字状或は馬蹄状部材等)を棒状部材4の先端部に取
付けて、棒状部材4の先端部4bに環状部又はフック状
部が存在するようにしたものを含むものである。
【0030】図9に示す第3実施形態においては、前記
第2実施形態に係る土木構築物用施工石1における棒状
部材4に座金7を挿通させ、カ−ル部15を座金7のス
トッパ(規制部材)としても利用するようにしてある。
これにより、前記第2実施形態と同様の使用形態をとる
ことができるばかりか、そのカ−ル部15を座金7のス
トッパとして利用して、座金7の河川11側への移動抵
抗に基づき、一層、土木構築物用施工石が河川11側へ
移動することを確実に防止できることになる。
【0031】図10に示す第4実施形態においては、鉄
線、ワイヤ等の線材21の一端部21aに自然石2が一
体化されているだけでなく、その線材21の他端部21
bにも、摩擦力増大手段としての自然石22が接着剤等
の連結手段を介して一体化されている。これにより、護
岸10の施工において、自然石22の重量と不規則な形
状を利用して摩擦力増大機能を的確に確保できるばかり
か、あちこちに存在していることを利用して摩擦力増大
手段を手軽に準備できることになる。
【0032】図11に示す第5実施形態においては、棒
状部材4の基端部4aに自然石2が一体化されている一
方、その棒状部材4の先端部4bにコンクリートブロッ
ク23が一体化されている。このコンクリートブロック
23は、略立方体形状とされており、護岸10の施工に
おいて、各土木構築物用施工石1のコンクリートブロッ
クは、階段状に積み上げられることになっている。
【0033】これにより、摩擦力増大機能を確保できる
ことは勿論、棒状部材4の先端部4bとコンクリートブ
ロック23との一体化に、未硬化コンクリートブロック
23内に棒状部材4の先端部4bを押し込んで該コンク
リートブロック23の硬化を待つことを利用できること
になり、棒状部材4の先端部4bとコンクリートブロッ
クとの一体化を簡単化できることになる。しかも、この
場合、上下に隣り合うコンクリートブロック23に凹凸
を形成して、嵌合関係をもたせることにより、各土木構
築物用施工石1を一体化して、より強固にできることに
なる。
【0034】図12に示す第6実施形態においては、一
列に並んだ複数(図12においては3個)の自然石2を
鉄板、鉄筋等のプレート部材24により一体化し、その
プレート部材24に棒状部材4の基端部4aが連結され
ている。この場合、プレート部材24と各自然石2との
一体化には、連結金具、接着剤等の連結手段が適宜用い
られる。これにより、積み上げ作業回数を減らして施工
の迅速化を図ることができるばかりか、水平方向の位置
決め作業の容易化を図ることができることになる。
【0035】図13に示す第7実施形態は第6実施形態
の変形態様を示す。この第7実施形態においては、一列
に並んだ複数の自然石2を二段に積み上げた状態のもの
を、前記第6実施形態と同様の方法により枠体25によ
り一体化し、その枠体25に棒状部材4の基端部4aが
揺動可能に連結されている。これにより、施工におい
て、積み上げ作業回数をより減らして、一層、施工作業
性を向上させることができ、その場合、枠体25に対し
て棒状部材4が揺動可能に連結されていることを利用し
て、棒状部材4の配置を斜め配置等、自由に決めること
ができることになる。
【0036】図14に示す第8実施形態は第6実施形態
の変形態様を示す。この第8実施形態においては、2個
の自然石2をワイヤ26により連結し、そのワイヤ26
に棒状部材4の基端部4aが揺動可能に連結されてい
る。この場合、ワイヤ26の両端部と2個の自然石と
は、前記第1実施形態同様、各自然石2に取付け穴をそ
れぞれ形成してその各取付け穴内に接着剤を注入し、そ
の接着剤が入った取付け穴内にワイヤ26端部をそれぞ
れ挿入することにより一体化される。勿論、ワイヤ26
に代えて、鉄筋等を用いてもよい。
【0037】これにより、施工において、ワイヤ26に
対して棒状部材4が揺動可能に連結されて棒状部材4の
配置の自由度が高められると共に、複数の自然石2が一
体化されて積み上げ作業回数が減らされることは勿論、
各自然石2同士の位置をワイヤ26の長さの範囲で変え
れることを利用して、自然石2の積み上げの自由度(位
置変更に対する自由度)を高めることができることにな
る。また、2個の自然石2を連結するためにワイヤ26
が用いられていることから、棒状部材4の基端部4aに
フック部或いはシャックル部を設けて簡単にワイヤ26
に連結することができ、施工位置に、ワイヤ26で連結
された2個の自然石2だけを搬送しておき、そのワイヤ
26と棒状部材4の基端部4aとを連結することができ
ることになる。勿論このとき、自然石2だけを搬送すれ
ばよいことから、ワイヤ26にクレーン等の吊り上げ重
機のフックを容易且つ多く引掛けることができ、自然石
2の搬送作業性を向上させることができることになる。
【0038】図15に示す第9実施形態は、上記第8実
施形態の変形態様を示す。この第9実施形態において
は、自然石2が2個同士づつワイヤ26を介して連結さ
れて、3個の自然石2が連結され、棒状部材4の基端部
4aが、中央位置に配置される自然石2に前記第1実施
形態と同様の方法等により固着される構成となってい
る。これにより、施工作業性を、一層、向上させること
ができることになる。
【0039】図16に示す第10実施形態においては、
大きめの自然石2(例えば最大径が700mm〜100
0mm)に対して複数の棒状部材4の基端部4aが前述
の第1実施形態と同様の方法等により固定され、その各
棒状部材の先端部4bには、前記第3実施形態と同様
に、摩擦力増大手段として座金7がそれぞれ設けられて
いる。これにより、大きな自然石2を用いる場合であっ
ても、複数の座金7により摩擦力を増大させて、安定で
強固な土木構築物を構築できると共に、一部の座金7の
埋設により迅速に摩擦力を確保して、施工途中において
も、自然石2の積み上げ安定性を確保できることになる
(施工性向上)。
【0040】図17、図18に示す第11実施形態にお
いては、自然石2に取付け金具27が取付けられ、その
取付け金具27と棒状部材4の基端部4aとがシャック
ル等の連結金具28を介して連結されている。この場
合、取付け金具27及び棒状部材4の先端部4aにはリ
ング部27a、4cがそれぞれ設けられ、その両リング
部27a、4cがシャックル等の連結金具28により連
結、連結解除可能に連結されている。
【0041】これにより、構築すべき擁壁40、その用
いる個所に応じて、長さ、材質(鉄、ステンレス、樹脂
製等)等の観点から、棒状部材4を所望のものに変える
ことができるばかりか、棒状部材4を自然石2に対して
自由に揺動させて所望の配置状態とすることができるこ
とになる。
【0042】図19に示す第12実施形態は、上記第1
1実施形態の変形態様を示す。この第12実施形態にお
いては、前記棒状部材4及び座金7に代えて長尺板状の
ネット体29が用いられ、そのネット体29の一端部に
取付け金具29aが取付けられている。このネット体2
9の取付け金具29aは、前記連結金具28(シャック
ル等)を介して、自然石2に取付けられた取付け金具2
7に連結されており、ネット体29は、自然石2に対し
て、揺動可能且つ取り替え可能とされている。
【0043】これにより、ネット体29は、砕石等(裏
込材料)に基づき、その板面、網目等により摩擦力を確
保できると共に、長さ、面積等の観点から好ましいもの
を適宜選択して使用することができることになる。この
場合、ネット体29に代えて、鉄板、樹脂板、織布、不
織布、織布、ステンレス板等を用いることができる。
【0044】図20に示す第13実施形態も、上記第1
1実施形態の変形態様を示す。この第13実施形態にお
いては、前記棒状部材4及び座金7に代えてコイル状部
材30が用いられ、そのコイル状部材30の一端部に取
付け金具30aが取付けられている。このコイル状部材
30の取付け金具30aは、連結金具28を介して、自
然石2に取付けられた取付け金具27に連結されてお
り、コイル状部材30は、自然石2に対して、連結部分
において揺動可能とされている。これにより、長さ等の
観点から適宜所望のコイル状部材30に取り替えること
ができるばかりか、コイル状部材30の三次元的形状に
基づき砕石等13との間で効果的に摩擦力を増大させる
ことができることになる。
【0045】図21、図22に示す第14実施形態に係
る土木構築物用施工石1においては、自然石2に引掛け
金具31が取付けられ、その引掛け金具31に帯状シー
ト体(例えば、樹脂ネット、金網、プラスチックシー
ト)32の一端部が取付けられている。引掛け金具31
は、扁平状のリング部31aを備えており、そのリング
部31aに帯状シート体32が引掛けられることになっ
ている。帯状シート体32は、その延び方向において一
定間隔毎に順次、スリット群33が形成されており、そ
の各スリット群33は、幅方向に並ぶ複数のスリット3
4を備えている。この帯状シート体32の一端部には、
複数の切れ目を入れて前記スリット群33に対応した膨
出可能部群35が形成されており、その膨出可能部群3
5は、前記引掛け金具31のリング部31aに帯状シー
ト体32の一端部を引掛けて折り返した後、選択した一
のスリット群33に挿通され、その挿通された膨出可能
部群35に連結ピン36が通されるようになっている。
これにより、引掛け金具31に帯状シート体32の一端
部が連結されることになり、自然石2に帯状シート体3
2が該自然石2から延びるように一体化されることにな
る。
【0046】このため、この土木構築物用施工石1にお
いては、簡単に、自然石2に帯状シート体32を取付け
ることができると共に該帯状シート体32の長さを調整
できることになり、施工現場で取付け、長さ調整作業を
行うことができることになる。これにより、施工現場
に、自然石2と帯状シート体32とを別々に搬送して、
帯状シート体32が損傷することを防止できる一方、ワ
イヤ等を引掛け金具31のリング部31aに通してクレ
ーン等により吊り上げることにより、多数の自然石2を
施工現場に搬送することができることになる。
【0047】図23、図24に示す第15実施形態に係
る土木構築物用施工石1においては、延び部材及び摩擦
力増大手段の両方を兼ねる部材として、帯材(例えば、
鉄板、プラスチック板、樹脂ネット、金網)を無端状
(リング状)にしたリング状帯材37が用いられ、その
リング状帯材37は、自然石2に連結具38を介して連
結されている。
【0048】このような土木構築物用施工石1は、自然
石2を積み上げる(施工)に際して、リング状帯材37
は、その側面(板面)が横方向に向けられ、その各土木
構築物用施工石1のリング状帯材37同士は、ワイヤ3
9により連結されることになっている。これにより、各
リング状帯材37をもって詰め石12等に対する抵抗を
高めことができると共に各土木構築物用施工石1全体を
一体化できることになり、強固な擁壁40等を構築でき
ることになる。勿論、この土木構築物用施工石1を用い
れば、そのリング状帯材37を利用して、多数の土木構
築物用施工石1をクレーン等により吊り上げ搬送するこ
とができることになる。
【0049】図25に示す第16実施形態においては、
自然石2に代えて、コンクリートにより形成された擬石
41が用いられており、その擬石41に棒状部材4の基
端部4aが固着されている。
【0050】この場合、擬石41に対する棒状部材4の
基端部4aの固着においては、擬石(コンクリート)4
の硬化前に棒状部材4の基端部4aを該コンクリート内
に埋め込み、該コンクリートの硬化を待って、擬石41
と棒状部材4の基端部4aとの一体化が図られており、
特に本実施形態においては、その一体化の強度(係合強
度)を高めるために、棒状部材4の基端部4aはフック
状ないしはコイル状に変形されている。
【0051】また、本実施形態においては、擬石41と
して、多孔質なものが用いられており、このものを用い
た土木構築物用施工石1を護岸、擁壁等の施工に用いる
ことにより、土、植物の根の進入を許容して、多自然で
強固な土木構築物を得ることができることになってい
る。
【0052】図26、図27に示す第17実施形態にお
いては、擁壁40を構築するべく積み上げられる各土木
構築物用施工石1には、棒状部材4の先端部4bにカ−
ル部(リング状に形成)15が形成されており、その各
カ−ル部15内の孔16には線材51(51a、51
b)が通されて、各棒状部材4は一体化されている。こ
の場合、線材51としては、鉄線、ステンレス線、ワイ
ヤー線、ロープ等が用いられ、線材51aは、図26に
示すように、縦方向において各カール部15に通され、
線材51bは、図27に示すように、横方向において各
カール部15に通されることになっている。その際、線
材51は、単に、各カール部15を通すだけでもよい
が、各カール部15毎に結束することがより好ましい。
また、各棒状部材4は、該各棒状部材4の基端部側にお
いて、線材52(52a、52b)を用いて連結されて
いる。この場合においても、線材52として、鉄線、ス
テンレス線、ワイヤー線、ロープ等が用いられ、線材5
2aは、図26に示すように、縦方向において各棒状部
材4毎に結束され、線材52bは、図27に示すよう
に、横方向において各棒状部材4毎に結束されている。
これにより、各土木構築物用施工石1の一体化が高めら
れることになり、擁壁40は、極めて強固なものとする
ことができることになる。
【0053】図28〜図30に示す第18実施形態にお
いては、土木構築物用施工石1は、棒状部材4の基端部
に自然石2が取付けられている一方、棒状部材4の先端
部に連結具53が設けられる構成とされており、その連
結具53は、本実施形態においては、棒状部材4の先端
部に形成されるカール部(リング部)15と、シャック
ル54(略U字状の金具54aと、該カール部15の孔
16挿通されて略U字状の金具54aの両端部を跨ぐよ
うに連結する連結棒(シャックルボルト)54b)とか
ら構成されている。
【0054】このような土木構築物用施工石1は、次の
ようにして用いられる。先ず、予め、支持台55を備え
てその支持台55により起立される網状体56を用意
し、支持台55を施工位置に載置することにより、網状
体56を起立させる。この場合、網状体56としては、
溶接金網等の強固なものが用いられ、支持台55はコン
クリートにより形成されており、支持台55を載置した
とき、それらは重量定着物になると共に、網状体56を
傾斜状態で起立させるようになっている。
【0055】次に、前記各土木構築物用施工石1におけ
る自然石2を、網状体56の前側において、順次、積み
重ねると共に、該各土木構築物用施工石1における各棒
状部材4を略平行に配置して該各棒状部材4の先端部を
網状体56に連結具53を介して連結する(図29、図
30においては、一部のみ図示)。この場合、網状体5
6は、複数の土木構築物用施工石1に対する共通の摩擦
力増大手段とされ、多数の網状体56を準備することが
不要となっている。また、各棒状部材4の先端部は、網
状体56の網目構造、連結具53のシャックル54等を
利用して該網状体56に連結されており、連結作業、連
結調整(高さ、横位置調整等)を簡単に行うことができ
ることになっている。このため、施工作業性は格段に向
上することになる。尚、この施工においても、各土木構
築物用施工石1の積み上げ毎に砕石等13等を入れ、砕
石等13内に、網状体56、棒状部材4等を埋設するこ
とになる。
【0056】図31に示す第19実施形態においては、
前記第18実施形態と同様の土木構築物用施工石1を用
い、そのような土木構築物用施工石1を、重量定着物と
なる籠体57に連結することにより、擁壁40を構築す
ることになっている。すなわち、籠体57は、全体が金
網により直方体形状に形成され、その内部には詰め材と
しての詰め石58が充填されており、このような籠体5
7は、法面に沿って順次、積み上げられて(施工位置に
セット)、重量定着物となることになっている。そし
て、この各籠体57に対しては、各土木構築物用施工石
1の棒状部材4の先端部が、該籠体57の表面側から内
部に延びて該籠体57の底面側金網にそれぞれ連結具5
3を介して連結され、各土木構築物用施工石1の自然石
2は、各籠体の表面全体を覆って擁壁40の壁面を構成
することになっている。
【0057】この第19実施形態においては、擁壁40
を構築するに際して、予め、土木構築物用施工石1と、
詰め石58が充填された籠体57とにより、ユニット
(籠体57に土木構築物用施工石1を一体化したもの)
59を構成し、そのユニット59を法面に沿って積み上
げることになっている。これにより、取り扱い性、施工
作業性が向上することになる。
【0058】図32、図33に示す第20実施形態は、
上記第19実施形態の変形例を示すものである。この第
20実施形態においては、土木構築物用施工石1とし
て、棒状部材4に比較的短尺なものが用いられ、その突
出量も比較的短くされている。この棒状部材4の先端部
には雄ねじ部60が形成され、その雄ねじ部60にはナ
ット61が螺合可能となっており、その棒状部材4の先
端部には、ナット61と自然石2との間において、ワッ
シャ62が通されることになっている。一方、籠体57
は、その籠体本体の表面(上面)開口を覆う金網製蓋体
63を備えており、その蓋体63には上記土木構築物用
施工石1が連結されている。この連結においては、籠体
本体に対して蓋体63を取付ける前に、その蓋体63の
表面に、複数の上記土木構築物用施工石1の自然石2を
覆うように配置しつつ、その各棒状部材4の先端部を蓋
体63の網目を介して内部側にそれぞれ通し、その各先
端部に、ワッシャ62を通した後、ナット61を螺合
し、これにより、各土木構築物用施工石1を蓋体63に
連結することになっている。これにより、蓋体63を籠
体本体に連結することによって、上記第19実施形態同
様、各土木構築物用施工石1と籠体57との一体化ユニ
ットを形成して取り扱い性を向上させることができるこ
とは勿論、その他に、施工作業手順として、空の籠体本
体を法面に沿って積み上げ、その上で詰め石58をその
各籠体本体内に充填し、その後、土木構築物用施工石1
を備えた蓋体63を籠体本体に連結することもできるこ
とになり、石の積み上げ作業(施工)において、上記一
体化ユニットを扱う場合に比べて、できるだけ重量物を
取り扱う(搬送する)ことを避けることができることに
なる。
【0059】以上実施形態について説明したが本発明に
おいては、次のようなものを包含する。 (1)延び部材として、直線状のものだけでなく、波
状、ジグザグ状等の曲げ加工を施したものを用いるこ
と。 (2)延び部材として、棒状部材4に代えて、紐部材等
を適宜用いること。 (3)板状部材として、座金7に代えて、コンクリ−ト
板、鉄板、プラスチック板、等の種々のものを用いるこ
と。 (4)支持杭17として、鉄筋製、コンクリ−ト製、プ
ラスチック製等のものを用いること。 (5)雄ねじ6を棒状部材の基端部外周に形成して、接
着面積を増大させること。 (6)裏込材料に、コンクリ−ト廃棄物等の廃棄物を用
いること。 (7)カ−ル部15の孔16の形状に、円形に限らず、
楕円、矩形等の非円形のものが含まれること。 (8)第3実施形態に係る土木構築物用施工石1の製造
においては、座金7を予め棒状部材4に挿通させてお
き、その後、棒状部材4の基端部4aを自然石2(取付
け孔3)に取付ける(接着する)こと。 (9)土木構築物及びその施工において、各土木構築物
用施工石1における棒状部材4の先端部を共通の支持部
材(支持杭(例えば鉄筋))にそれぞれ取付けること
(例えば、直接、或はアンカ−等の連結金具を用いて棒
状部材4と支持部材とを連結したり、棒状部材4の先端
部にカ−ル部が形成されている場合には、その各カ−ル
部15の孔16に共通の支持杭を挿通させたりするこ
と)。 (10)各実施形態において、自然石2に代えて擬石4
1を用いること。
【0060】尚、本発明の目的は、明記されたものに限
らず、実質的に好ましい或は利点として記載されたもの
に対応したものを提供することをも暗黙的に含むもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る河川護岸を説明する説明
図。
【図2】第1実施形態に係る土木構築物用施工石を示す
斜視図。
【図3】第1実施形態に係る土木構築物用施工石を示す
側面図。
【図4】第1実施形態に係る土木構築物用施工石の製造
工程を説明する図。
【図5】図4の製造工程に続く製造工程を説明する図。
【図6】図5の製造工程に続く製造工程を説明する図。
【図7】第2実施形態に係る土木構築物用施工石を示す
斜視図。
【図8】第2実施形態に係る土木構築物用施工石の好ま
しい使用態様を示す説明図。
【図9】第3実施形態に係る土木構築物用施工石を示す
斜視図。
【図10】第4実施形態に係る土木構築物用施工石を示
す側面図。
【図11】第5実施形態に係る河川護岸(土木構築物用
施工石)を説明する説明図。
【図12】第6実施形態に係る土木構築物用施工石を示
す斜視図。
【図13】第7実施形態に係る土木構築物用施工石を示
す斜視図。
【図14】第8実施形態に係る土木構築物用施工石を示
す斜視図。
【図15】第9実施形態に係る土木構築物用施工石を示
す斜視図。
【図16】第10実施形態に係る土木構築物用施工石を
示す斜視図。
【図17】第11実施形態に係る擁壁(土木構築物用施
工石)を説明する説明図。
【図18】第11実施形態に係る土木構築物用施工石を
示す斜視図。
【図19】第12実施形態に係る土木構築物用施工石を
示す斜視図。
【図20】第13実施形態に係る土木構築物用施工石を
示す斜視図。
【図21】第14実施形態に係る土木構築物用施工石を
示す平面図。
【図22】第14実施形態に係る土木構築物用施工石を
示す側面図。
【図23】第15実施形態に係る擁壁(土木構築物用施
工石)を説明する説明図。
【図24】図23に係る擁壁(土木構築物用施工石)を
平面的に説明する説明図。
【図25】第16実施形態に係る土木構築物用施工石を
示す斜視図。
【図26】第17実施形態に係る擁壁(土木構築物用施
工石)構造を説明する部分縦断面図。
【図27】第17実施形態に係る擁壁(土木構築物用施
工石)構造を平面的に説明する説明図。
【図28】第18実施形態に係る土木構築物用施工石を
示す斜視図。
【図29】第18実施形態に係る土木構築物用施工石の
使用を説明する説明図。
【図30】第18実施形態に係る土木構築物用施工石の
使用を説明する拡大説明図。
【図31】第19実施形態に係る擁壁(土木構築物用施
工石)構造を説明する縦断面図。
【図32】第20実施形態に係る土木構築物用施工石を
示す図。
【図33】第20実施形態に係る擁壁(土木構築物用施
工石)構造を説明する縦断面図。
【符号の説明】
1 土木構築物用施工石 2 自然石 3 取付け穴 4 棒状部材 7 座金 15 カ−ル部 22 自然石(摩擦力増大手段) 24 プレート部材 25 枠体 26 ワイヤ 41 擬石 55 支持台 56 網状体 57 籠体 58 詰め石 59 ユニット 63 蓋体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の石に対して延び部材が該2個の石
    から遠のいて延びるように連結され、 該延び部材の先端部に、摩擦力を増大させる摩擦力増大
    手段が設けられている、ことを特徴とする土木構築物用
    施工石。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記2個の石が鉄筋等を介して連結され、 前記鉄筋等に対して前記延び部材が連結されている、こ
    とを特徴とする土木構築物用施工石。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記2個の石がワイヤを介して連結され、 前記ワイヤに対して前記延び部材が連結されている、こ
    とを特徴とする土木構築物用施工石。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記2個の石がプレート部材を介して連結され、 前記プレート部材に対して前記延び部材が連結されてい
    る、ことを特徴とする土木構築物用施工石。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101402121B1 (ko) * 2012-01-16 2014-06-03 (주)리버앤텍 자연석 결합 토목구조물 및 이의 제조방법
KR101574666B1 (ko) * 2015-01-21 2015-12-04 안기석 성토식 보강토 옹벽
KR102121803B1 (ko) * 2019-06-10 2020-06-11 주식회사 지오환경 앵커부재 고정형 스톤네트 및 이의 시공방법
JP2021004470A (ja) * 2019-06-25 2021-01-14 株式会社大林組 盛土補強構造

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