JP2002080469A - 1,5,9−シクロドデカトリエンのエポキシ化反応混合液の精製処理方法 - Google Patents
1,5,9−シクロドデカトリエンのエポキシ化反応混合液の精製処理方法Info
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Abstract
ステン化合物、四級オニウム塩及び鉱酸を含む触媒の存
在下、過酸化水素によりエポキシ化して1,2−エポキ
シ−5,9−シクロドデカジエン含有反応混合液から
1,2−エポキシ−5,9−シクロドデカジエンをより
安全に収率よく蒸留分離できる反応混合液を得るための
処理方法を提供する。 【解決手段】 前記エポキシ化反応により得られ、目的
生成物すなわち、1,2−エポキシ−5,9−シクロド
デカジエンと、触媒成分と、並びに未反応の過酸化水素
及び1,5,9−シクロドデカトリエンを含有するエポ
キシ化反応混合液の少なくとも油層部にアルカリ水溶液
による処理を施す。油層部は、アルカリ処理前に分別さ
れてもよく、或はアルカリ処理後に分別されてもよい。
Description
ロドデカトリエンのエポキシ化反応混合液の精製処理方
法に関するものであり、更に詳しく述べるならば1,
5,9−シクロドデカトリエンを、触媒の存在下に過酸
化水素によりエポキシ化して得られた反応混合液の精製
処理方法に関するものである。本発明の精製処理方法
は、ナイロン12の原料となるラウロラクタムの中間体
となる1,2−エポキシ−5,9−シクロドデカジエン
の製造に有用なものである。
ポキシ化する方法は一般的によく知られている。例え
ば、タングステン化合物、四級オニウム塩及び鉱酸を含
む触媒存在下、オレフィン化合物を過酸化水素によりエ
ポキシ化する方法としては、特公平1−33471号公
報、特公平3−74235号公報、特開平5−2139
19号公報、特開昭62−230778、特開昭62−
234550等に開示されている。しかし、上記の公報
には、エポキシ化反応により得られる反応混合液から、
目的生成物としてエポキシ化合物を安全に収率よく単離
する、工業的な処理方法については何ら開示されていな
い。通常、オレフィン化合物を過酸化水素によりエポキ
シ化して得られた反応混合液の処理方法としては、この
反応混合液中に含まれる油層部と水層部とを、分離槽を
用いて互に分液し、分液された油層部を蒸留することに
よって目的とするエポキシ化合物を収得する方法が行わ
れる。しかし、タングステン化合物、四級オニウム塩及
び鉱酸を含む触媒の存在下に、1,5,9−シクロドデ
カトリエンを過酸化水素によりエポキシ化して得られた
反応混合液では、生成した1,2−エポキシ−5,9−
シクロドデカジエンを含む油層部と、水層部との分液性
があまり良くなく、油層部には、数%の水層部が懸濁混
入した状態となる。この油層部中の水層部は、長時間静
置してもこれを完全に分離する事は困難である。この油
層部中に混入した水層液粒子中には、触媒成分のタング
ステン酸化合物、鉱酸、及び未反応の過酸化水素が溶解
しているため、エポキシ化反応液の油層部をそのまま蒸
留すると、蒸留工程において、目的製品である1,2−
エポキシ−5,9−シクロドデカジエンが、これらの触
媒の存在下に重合するため、目的製品の蒸留取得率が低
下するという問題がある。さらに、油層部中の混入水層
部にリンタングステン酸等の超強酸化合物が存在する
と、得られた1,2−エポキシ−5,9−シクロドデカ
ジエンがこれと激しく反応し、発熱するという現象も発
生し得る。また、蒸留工程では水層部と油層部に溶解し
ている未反応過酸化水素及び副生成物の有機過酸化物が
熱分解する現象も発生することがあり、エポキシ化反応
により生成する反応混合液の油層部をそのまま蒸留する
方法は工業的にみて安全とは言えない。従って、油層部
を蒸留する前に油層中に含有している過酸化物および触
媒成分を失活させ、或は、抽出除去させる必要がある。
5,9−シクロドデカトリエンを、タングステン化合
物、四級オニウム塩及び鉱酸を含む触媒の存在下、過酸
化水素によりエポキシ化して得られた反応混合液を、そ
れに含まれる目的生成物、すなわち1,2−エポキシ−
5,9−シクロドデカジエンをより安全に収率よく蒸留
分離し得るように、精製処理する方法を提供することに
ある。
の解決手段を鋭意検討した結果、下記本発明方法を見出
し、これを完成した。本発明に係る1,5,9−シクロ
ドデカトリエンのエポキシ化反応混合液の精製処理方法
は、タングステン化合物、四級オニウム塩及び鉱酸を含
む触媒存在下、1,5,9−シクロドデカトリエンを過
酸化水素によりエポキシ化して得られ、かつ1,2−エ
ポキシ−5,9−シクロドデカジエンと、前記触媒成分
と、並びに未反応の過酸化水素及び1,5,9−シクロ
ドデカトリエンとを含有する反応混合液の、少なくとも
油層部に対して、アルカリ水溶液による処理を施すこと
を特徴とするものである。上記本発明方法において、反
応混合液からその油層部を分別してこれを前記アルカリ
水溶液処理に供してもよいし、或はアルカリ水溶液処理
された反応混合液を分別に供して、それに含まれる油層
部を分別してもよい。このアルカリ水溶液処理された油
層部分別液を蒸留に供して1,2−エポキシシクロドデ
カジエンを分離することができる。
精製処理方法を詳しく説明する。前記エポキシ化反応に
使用されるエポキシ化触媒用タングステン化合物として
は、タングステン原子を含有する無機酸又はその塩から
選ばれることが好ましく、このタングステン原子含有無
機酸及びその塩は、例えばタングステン酸、タングステ
ン酸ナトリウム、タングステン酸カリウム、タングステ
ン酸リチウム、タングステン酸アンモニウム等のタング
ステン酸やその塩、十二タングステン酸ナトリウム、十
二タングステン酸カリウム、十二タングステン酸アンモ
ニウム等の十二タングステン酸塩、リンタングステン
酸、リンタングステン酸ナトリウム、ケイタングステン
酸、ケイタングステン酸ナトリウム、リンバナドタング
ステン酸、リンモリブドタングステン酸等のヘテロポリ
酸及びその塩を包含し、好ましくは、タングステン酸、
タングステン酸ナトリウム、タングステン酸カリウム、
及びリンタングステン酸が用いられる。これらタングス
テン化合物は単独で用いられてもよく、或はその二種以
上を混合して使用してもよい。
るタングステン化合物の量は、タングステン原子に換算
して、1,5,9−シクロドデカトリエンに対して、好
ましくは0.0007〜5重量%であり、より好ましく
は0.002〜3重量%である。
ウム塩としては、例えば、トリオクチルメチルアンモニ
ウムクロライド、トリデシルメチルアンモニウムクロラ
イド、トリオクチルメチルアンモニウムブロマイド、ベ
ンジルジメチルテトラデシルアンモニウムクロライド、
ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド、ジメチル
ジドデシルアンモニウムクロライド、ベンジルトリブチ
ルアンモニウムクロライド、ベンジルトリブチルアンモ
ニウムアイオダイド、フェニルトリメチルアンモニウム
クロライド等の四級アンモニウムハライド、硫酸水素ト
リオクチルメチルアンモニウム等の四級アンモニウム硫
酸水素塩、過塩素酸トリオクチルメチルアンモニウム等
の四級アンモニウム過塩素酸塩、リン酸二水素トリオク
チルメチルアンモニウム等の四級アンモニウムリン酸二
水素塩、硝酸トリオクチルメチルアンモニウム等の四級
アンモニウム硝酸塩、珪弗化水素酸トリオクチルメチル
アンモニウム等の四級アンモニウム珪弗化水素酸塩、酢
酸トリオクチルメチルアンモニウム等の四級アンモニウ
ム酢酸塩等が用いられる。これらの中で、好ましくは四
級アンモニウムハライドが用いられ、より好ましくはト
リオクチルメチルアンモニウムクロライド、及びトリデ
シルメチルアンモニウムクロライドが用いられる。
塩の使用量は、1,5,9−シクロドデカトリエン重量
に対して、好ましくは0.0003〜4重量%であり、
より好ましくは0.003〜2.5重量%である。
ば、リン酸、硫酸、塩酸、過塩素酸、ヘキサフルオロ珪
酸、硝酸、テトラフルオロ珪酸等が挙げられるが、好ま
しくはリン酸および硫酸が用いられ、より好ましくはリ
ン酸が用いられる。これら鉱酸は、単独で用いられても
よく、或はその、二種以上を混合して使用してもよい。
カトリエン重量に対して、好ましくは0.001〜5重
量%であり、より好ましくは0.005〜3重量%であ
る。
水素は、どのような濃度のものを用いても構わないが、
取り扱い上の安全性や経済性を考慮すると、10〜70
重量%濃度の水溶液を用いるのが好ましい。その使用量
は、1,5,9−シクロドデカトリエン重量に対して
0.05〜1.2倍モルであることが好ましく、より好
ましくは0.05〜1.0倍モルであり、更に好ましく
は0.1〜0.8倍モルである。
1,5,9−シクロドデカトリエンは、市販品をそのま
ま用いてもよく、あるいはそれを精製して用いても何ら
差し支えない。また、シス体あるいはトランス体等の異
性体のいかなるものを使用しても何ら問題はない。これ
ら異性体は混合物で使用することもできる。
有機溶媒を使用することもできる。使用する有機溶媒
は、水と均一に混ざり合わず、かつ、エポキシ化反応を
阻害しないものであれば特に制限はされない。この反応
有機溶媒として例えば、クロロホルム、ジクロロエタ
ン、ジクロロメタン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素、シ
クロヘキサン、n−ヘプタン等の脂肪族非ハロゲン炭化
水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素などを用いることができる。これらは単独でも、二種
以上を混合して使用することもできる。これら有機溶媒
の使用量は、1,5,9−シクロドデカトリエン重量に
対し、好ましくは0〜20重量倍であり、より好ましく
は0〜10重量倍である。
ロドデカトリエンと過酸化水素水溶液とが互に分離して
いる二液相で行なうことが好ましく、例えば、窒素等の
不活性ガス雰囲気下にて、1,5,9−シクロドデカト
リエン、過酸化水素水溶液、並びに、タングステン化合
物、四級オニウム塩および鉱酸を含む触媒を混合し、こ
の混合物を常圧又は加圧下で加熱撹拌する等の方法によ
って行われる。反応温度には、特に制限はないが、好ま
しくは、20〜120℃であり、より好ましくは30〜
120℃である。
方法において、エポキシ化反応混合液に、直接アルカリ
水溶液を加えてもよいが、エポキシ化反応混合液の二液
相(以下油層部と水層部と記載する)を分液した後に、
その油層部分別液をアルカリ水溶液で処理することが好
ましい。前者の方法においてはアルカリ水溶液処理され
た反応混合液からその油層部を分別すればよい。
アルカリ金属またはアルカリ土類金属を含むアルカリ性
無機化合物、又はアンモニアを含有する水溶液であり、
この水溶液のpH値は7より高く、好ましくは8以上であ
り、より好ましくは10以上であり、さらに好ましくは
11以上である。これらのアルカリ性無機化合物として
は、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ金属の炭酸塩、
アルカリ金属の重炭酸塩、アルカリ金属の亜硫酸塩、ア
ルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ土類金属の炭酸
塩、アルカリ土類金属の重炭酸塩、及びアルカリ土類金
属の亜硫酸塩等である。好ましくは、アルカリ金属の水
酸化物、アルカリ金属の炭酸塩、アルカリ金属の重炭酸
塩、アルカリ金属の亜硫酸塩が用いられ、より好ましく
はアルカリ金属の水酸化物が用いられる。
類金属の水酸化物の具体例としては、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化マグネシウム、水酸化バリウ
ム、水酸化カルシウム等が挙げられる。アルカリ金属の
炭酸塩およびアルカリ土類金属の炭酸塩の具体例として
は、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム等が挙げられる。アルカリ金属の重
炭酸塩の具体例としては、重炭酸カリウム、重炭酸ナト
リウム等が挙げられる。また、アルカリ金属の亜硫酸塩
の具体例としては、亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウム
等が挙げられる。好ましくは、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、亜硫酸ナトリウムが用いられより好ましく
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが用いられる。こ
れらのアルカリ金属化合物およびアルカリ土類金属化合
物は、単独で用いられてもよく、もしくはその複数種を
混合して用いてもよい。
リ土類金属化合物による処理方法には、特に制限はな
く、固体形状化合物をそのままエポキシ化反応混合液に
添加し、これに水を加える方法、もしくは予じめアルカ
リ水溶液に調製し、これをエポキシ化反応混合液に添加
する方法等があるが、取扱いの容易さから、予じめアル
カリ水溶液に調製し、これをエポキシ化反応混合液に添
加する方法が好ましい。
ては、通常0.01〜60重量%であり、好ましくは
0.1〜30重量%であり、さらに好ましくは0.5〜
10重量%である。アルカリ水溶液の添加量は、処理後
の混合液中の水層部のpHが7以上となるようにコントロ
ールされる。好ましくは、処理後の水層部のpHが8以上
でありより好ましくは、処理後の水層部のpHが8〜13
の範囲となるようにコントロールされる。
量は、油層部の合計重量に対して0.1〜20重量%で
あり、好ましくは0.5〜10重量%でありさらに好ま
しくは1.0〜5重量%である。アルカリ添加量があま
りに多いと、分別された水層部の処理が必要となるとい
う新たな問題を生ずる。
特に制限はなく、0〜120℃であることが好ましく、
より好ましくは15〜80℃であり、更に好ましくは2
0〜60℃の範囲内である。それがあまりに高いと1,
2−エポキシ−5,9−シクロドデカジエンの収率が低
下する傾向が認められる。
は、エポキシ化反応混合液中の油層部とアルカリ水溶液
とが、十分に混合し接触できる撹拌装置を備えたもので
あれば特に制限はなく、例えば、槽型装置あるいはスタ
ティックミキサー装置を用いることが好ましい。
により異なる。槽型装置を用いる場合の処理時間は、1
〜90分であることが好ましく、より好ましくは2〜6
0分であり、更に好ましくは5〜40分である。スタテ
ィックミキサー装置を用いる場合の処理時間は、0.0
1〜5秒であることが好ましく、より好ましくは0.0
5〜3秒であり、更に好ましくは0.1〜2秒である。
れるが、必要ならば加圧または減圧下で施しても差し支
えない。
処理は、バッチ式あるいは連続式装置で行うことができ
るが、本発明の効果を工業的に十分発揮させるために
は、単数又は複数の処理装置を有する連続式のものが好
ましい。
キシ化反応混合液中に含まれる触媒の失活、残留触媒の
抽出およびエポキシ化反応混合液中に残存する未反応の
過酸化物類の分解が促進され、特に触媒成分が反応液か
ら十分に抽出分離されるため、蒸留工程において、目的
製品、すなわち1,2−エポキシ−5,9−シクロドデ
カジエンの重合、及び/又は熱分解による損失がなく、
高収率で安全に回収することができる。
合液の油層部に含まれる1,2−エポキシ−5,9−シ
クロドデカジエンは、通常の蒸留で精製、分離される。
蒸留装置としては、通常のスニダー型単蒸留装置や、規
則充填塔型蒸留装置、多孔板塔型蒸留装置、泡鐘塔型蒸
留装置等が挙げられる。蒸留条件は、特に制限はなく、
常圧下、若干の加圧下あるいは減圧下で実施できる。蒸
留温度は、蒸留時の圧力に影響されるが、好ましくは2
00℃以下、より好ましくは180℃以下である。
に示す。 (1)pHの測定方法 使用するアルカリ水溶液のpH測定において、試料1mol
を計り取り、イオン交換水1lに溶解させ、そのpHを室
温下、堀場製D−24型pHメーターによって測定した。
イオン交換水のpHは、そのまま測定した。実施例1 1,5,9−シクロドデカトリエンのエポキシ化反応液
のモデルとして5000mlガラスフラスコに1,5,9
−シクロドデカトリエン4500g(27.8mol )
と、四級オニウム塩としてトリオクチルメチルアンモニ
ウムクロライド1.14g(250ppm )とを仕込み、
窒素気流下、750rpm で撹拌しながら75℃まで昇温
した。反応温度が75℃に到達した後、この1,5,9
−シクロドデカトリエン溶液の中に、60重量%過酸化
水素393g(6.9mol )、タングステン酸ソーダ
1.14g(250ppm )とリン酸1.14g(250
ppm )を溶解した溶液を25分間で滴下した。その後、
75℃で90分間反応を行い、冷却して1,5,9−シ
クロドデカトリエンのエポキシ化反応混合液のモデル液
4890gを得た。このモデル反応液の全量を5000
mlの分液ロートに移し、4611gの油層部と279g
の水層部に分液した。次に、撹拌機を備えた1000ml
ガラスフラスコにこの分液で得た油層部の一部750g
と2.0重量%水酸化ナトリウム水溶液20gとを仕込
み、これらを45℃の温度で20分間撹拌混合した。こ
の混合処理液を常温まで冷却し、分液ロートを用いて、
油層部と水層部、すなわち水酸化ナトリウム水溶液部と
を互に分別した。この時、水層部のpHは9.5であっ
た。分別された油層部中のW(タングステン)およびP
(リン)等の触媒元素濃度をプラズマ励起発光分光分析
法(ICP−AES分析法)で測定し、また過酸化物の
濃度をヨードメトリー滴定法で定量した。その結果、表
1に示したように油層中のW濃度は10ppm であり、P
濃度は1ppm 以下であり、過酸化物濃度は0.0056
mmol/gであった。さらに、水酸化ナトリウム処理後の
油層部分別液500gをスニーダー型蒸留装置で蒸留し
た。蒸留条件は、それぞれ1,5,9−シクロドデカト
リエンの留出温度が76℃/0.25kPa 、1,2−エ
ポキシ−5,9−シクロドデカジエンの留出温度は97
℃/0.25kPa で実施した。その結果、163.1g
の1,2−エポキシ−5,9−シクロドデカジエンが得
られた。これは、99.4%の蒸留収率に相当する。
エポキシ化モデル反応液の油層部750gと4.0重量
%水酸化カリウム水溶液75gとを、撹拌機を備えた1
000mlガラスフラスコ中に仕込み、25℃で10分間
撹拌混合し、油層部と水層部とを分別した。分別した水
層部と油層部の各々の分析を実施例1と同様に行った。
その結果、水層部のpHは10.8であった。また、油層
部のW濃度は8ppm であり、P濃度は1ppm 以下であ
り、過酸化物濃度は0.0048mmol/gであった。さ
らに、実施例1と同様に分別された油層部分別液500
gを蒸留した結果、163.5gの1,2−エポキシ−
5,9−シクロドデカジエンが得られた。これは、9
9.7%の蒸留収率に相当する。
トリウム50gに変えたことを除き、その他は実施例2
と同様に実験を行った。その結果、処理されたエポキシ
化反応混合物の水層部のpHは10.1であった。また、
油層部のW濃度は15ppm であり、P濃度は1ppm 以下
であり、過酸化物濃度は0.0081mmol/gであっ
た。さらに、実施例1と同様に分別された油層部分別液
500gを蒸留した結果、162.5gの1,2−エポ
キシ−5,9−シクロドデカジエンが得られた。これ
は、99.2%の蒸留収率に相当する。
層部とに分別した後、水層部の一部分が懸濁している油
層部のpHを測定したところ、そのpHは3.6であった。
また油層部中のW,P元素量及び過酸化物量を実施例1
と同様な方法で定量分析した。その結果、油層部中のW
量は117ppm であり、P量は4.1ppm であり、過酸
化物濃度は0.0163mmol/であった。次に、スニダ
ー型蒸留装置で油層部分別液500gを無処理のまま実
施例1と同じ蒸留条件下で蒸留した結果、160.6g
の1,2−エポキシ−5,9−シクロドデカジエンが得
られた。これは、97.9%の蒸留収率に相当する。
留水に変えて用いたことを除き、その他は実施例2と同
様に実験を行い、定量分析を行った。その結果、水層部
のpHは6.2であった。また油層中のW濃度は102pp
m であり、P濃度は3.6ppm であり、過酸化物濃度は
0.0147mmol/gであった。さらに、水処理後の油
層部分別液500gを実施例1と同様の蒸留条件下で蒸
留した結果、161.2gの1,2−エポキシ−5,9
−シクロドデカジエンが得られた。これは、98.2%
の蒸留収率に相当する。
件および結果をまとめて表1に示す。
(1,2−エポキシ−5,9−シクロドデカジエンを2
2.0重量%含み、さらにタングステン濃度80.2pp
m 、リン濃度8.2ppm 、過酸化物濃度0.0179mm
ol/g、及び未反応の1,5,9−シクロドデカトリエ
ンを反応溶媒として含む)200gに、1mol /lの水
酸化ナトリウム水溶液20g(pH測定値13.6)を加
え、室温下で3分間振とうし、静置分離後、分離した油
層部の分析をおこなった。その結果、この油層部の過酸
化物濃度は、0.0109mmol/gに低減していた。さ
らに、タングステン濃度は、7.3ppm に低下してお
り、リンは1ppm 以下であった。この結果を表2にまと
めて示す。
13.6)の代りに1mol /lの水酸化カリウム水溶液
20g(pH測定値13.7)を使用して、実施例4と同
様の処理を行った。得られた結果を表2にまとめて示
す。
13.6)の代りに1mol /lの亜硫酸ナトリウム水溶
液20g(pH測定値10.3)を使用して実施例4と同
様の処理を行った。得られた結果を表2にまとめて示
す。
13.6)の代りに1mol /lの炭酸水素ナトリウム水
溶液20g(pH測定値7.9)を使用して実施例4と同
様の処理を行った。得られた結果を表2にまとめて示
す。
13.6)の代りに1mol /lの亜硫酸水素ナトリウム
水溶液20g(pH測定値3.8)を使用して実施例4と
同様の処理を行った。得られた結果を表2にまとめて示
す。
13.6)の代りに1mol /lのチオ硫酸ナトリウム水
溶液20g(pH測定値6.7)を使用して実施例4と同
様の処理を行った。得られた結果を表2にまとめて示
す。
13.6)の代りにイオン交換水20g(pH測定値6.
7)を使用して実施例4と同様の処理を行った。得られ
た結果を表2にまとめて示す。
件および結果をまとめて表2に示す。
級オニウム塩及び鉱酸を含む触媒の存在下、1,5,9
−シクロドデカトリエンを過酸化水素によりエポキシ化
して得られ、1,2−エポキシ−5,9−シクロドデカ
ジエン及び該触媒成分を含有する反応混合液の少なくと
も油層部にアルカリ水溶液処理を施すことにより、目的
物化合物、すなわち1,2−エポキシ−5,9−シクロ
ドデカジエンを安全に高収率で捕集できる、精製処理さ
れた反応混合液を得ることができる。また本発明方法の
処理を施すことにより、反応液中に残存している触媒成
分を高効率をもって抽出処理することができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 タングステン化合物、四級オニウム塩及
び鉱酸を含む触媒の存在下に、1,5,9−シクロドデ
カトリエンを過酸化水素によりエポキシ化して得られ、
かつ1,2−エポキシ−5,9−シクロドデカジエン
と、前記触媒成分と、並びに未反応の過酸化水素及び
1,5,9−シクロドデカトリエンとを含有する反応混
合液の、少なくとも油層部に対して、アルカリ水溶液に
よる処理を施すことを特徴とする、1,5,9−シクロ
ドデカトリエンのエポキシ化反応混合液の精製処理方
法。 - 【請求項2】 前記アルカリ水溶液が8以上のpH値を有
する、請求項1に記載の1,5,9−シクロドデカトリ
エンのエポキシ化反応混合液の精製処理方法。 - 【請求項3】 前記エポキシ化反応において、前記1,
5,9−シクロドデカトリエンが反応溶媒として用いら
れる請求項1または2に記載の1,5,9−シクロドデ
カトリエンのエポキシ化反応混合液の精製処理方法。 - 【請求項4】 アルカリ水溶液によるエポキシ化反応混
合液の処理において、処理後の反応混合液中の水層部の
pHを7以上となるようにコントロールする、請求項1〜
3のいずれか1項に記載の1,5,9−シクロドデカト
リエンのエポキシ化反応混合液の精製処理方法。 - 【請求項5】 前記エポキシ化反応混合液から、その油
層部を分別し、この分別液に前記アルカリ水溶液処理を
施す、請求項1〜4のいずれか1項に記載の1,5,9
−シクロドデカトリエンのエポキシ化反応混合液の精製
処理方法。 - 【請求項6】 前記エポキシ化反応混合液に前記アルカ
リ水溶液処理を施し、得られた処理反応混合液から、そ
の油層部を分別する、請求項1〜4のいずれか1項に記
載の1,5,9−シクロドデカトリエンのエポキシ化反
応混合液の精製処理方法。 - 【請求項7】 請求項5又は6に記載の方法により前記
分別・精製された、又は前記精製・分別された油層部分
別液に、蒸留を施すことを含む、1,2−エポキシ−
5,9−シクロドデカジエンの分離方法。
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