JP2002080322A - 日光浴後の皮膚を手当し、そして冷やすための化粧用または皮膚科学用配合物 - Google Patents

日光浴後の皮膚を手当し、そして冷やすための化粧用または皮膚科学用配合物

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JP2002080322A
JP2002080322A JP2001223054A JP2001223054A JP2002080322A JP 2002080322 A JP2002080322 A JP 2002080322A JP 2001223054 A JP2001223054 A JP 2001223054A JP 2001223054 A JP2001223054 A JP 2001223054A JP 2002080322 A JP2002080322 A JP 2002080322A
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ライナー・クレプケ
Boris Syskowski
ブロイス・シスコウスキ
Birgit Grotelueschen
ビルジト・グロテリユツシエン
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Beiersdorf AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、従来技術の欠点がなく、し
かも特に光損傷した皮膚を長期間冷やす化粧用または皮
膚科学用配合物を見いだすことである。 【解決手段】 a)30未満の蒸発数を有する少なくとも
1つの揮発性物質、 b)少なくとも1つのキトサン、および c)少なくとも1つのレシチン、 の含量を含む化粧用または皮膚科学用配合物およびその
使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、冷却する化粧用および
皮膚科学用配合物、特に日光浴後の手当を目的とし、そ
してUV照射の影響に対する皮膚の2次反応を減らす化
粧用および皮膚科学用配合物に関する。
【0002】
【従来の技術】日光には一般的な幸福感、ビタミンD3
の生成およびざ瘡の処置のような正の効果に加えて、防
止しなければならない負の効果もある。
【0003】皮膚は日光または人工的な光線にあまりに
長期間暴露されると、2〜3時間の潜伏期間の後に、照
射されなかった皮膚とは明確に一線を画して皮膚が赤く
なる(日光紅斑)。このようにして生じた日焼けは、以
下のように分類される: ・第1度:紅斑(赤くなり、ほてる感覚) 2〜3日後には一度おさまり、そして消えるが、同時に
色素沈着が増す、 ・第2度:水疱の形成 皮膚上に水疱が形成し、焼け、そして痒く、表皮の部分
がむける ・第3度:細胞損傷 深部の細胞損傷が起こり、身体は熱で反応し、表皮の広
い部分が剥げる。
【0004】第2および第3度も、日光紅斑と称する。
【0005】紅斑の生成は波長に依存する。UV-Bの
紅斑領域は、280nm〜320nmの間である。
【0006】地球に到達するおよそ90%の紫外線照射
は、320nm〜400nmの間の波長を持つUV-Aから成る。U
V-B照射は多数の因子(例えば季節および日中の時
期、または緯度)に依存して広く変動するが、UV-A
照射は季節的および日周的または地理的因子に関係な
く、毎日相対的に一定である。同時に、大部分のUV-
A照射は生きている表皮を透過するが、UV-B線の約7
0%は角質層に止まる。
【0007】長い間、長波長UV-A照射は無視できる
生物学的効果があるだけであり、したがってUV-B線
がヒトの皮膚に対するほとんどの光損傷の原因であると
誤って認識されてきた。しかし今では、数々の研究によ
り皮膚における光力学的、特に光毒性の反応および慢性
的変化を誘発することに関して、UV-A照射がUV-B
照射よりもはるかに危険であることが証明された。
【0008】光が誘導する皮膚の変化に対する種々の波
長範囲のUV光の関与は、完全に説明されておらず、今
日では例えば皮膚に化粧用または皮膚科学用配合物の状
態で光保護フィルター物質(filter substance)を適用す
ることによるUV-AおよびまたUV-B線の両方に対す
る保存的保護が根本的に重要であると益々仮定されてい
る。化粧用または皮膚科学用組成物は、薄層として皮膚
に適用される時、皮膚を日光照射の負の効果に対して保
護することを意図している。
【0009】日光浴は大部分の人にとって快適であると
見なされており、そして不利な結果を当初は考慮しな
い。しかし最近では、過度に強力な日光の照射の負の効
果に関する知識が明らかになり、この理由からより一層
強く保護する日焼け止めが使用されている。
【0010】日焼けまたは光線紅斑は、光の効果の急激
な現れである。すでに記載したUV線の効果と同様に、
皮膚での2次反応も皮脂生産の低下および皮膚の乾燥を
導く。光損傷した皮膚を緩和し、そして手当するため
に、例えば、 ・リファッティング(refatting)剤および保湿剤 ・炎症緩和および冷却物質 ・局部麻酔物質および/または ・皮膚感染の可能性を防止するための殺菌物質 のような特別な有効成分を使用することが可能である。
【0011】アフターサン(afftersun)配合物は日光浴
後の皮膚を冷やし、そして皮膚が湿度を保つ能力を向上
することを意図しており、冷却効果の供給が中心的な役
割である。この冷却効果は一般的に、配合物を皮膚に分
散すると自然に蒸発する大量のエタノールを使用して達
成される。
【0012】しかしこのような従来技術の配合物の欠点
は、エタノールが大変急速に蒸発し、そしてその結果と
して生じる冷却効果はしたがって短期間のみであること
から、長期の冷却を達成できないことである。
【0013】従来技術では、さらに皮膚または粘膜に適
用する配合物が、湿潤および冷却作用を有することを目
的とすることを認識していた。例えば文献では、イオン
性化合物、特にアンモニウム塩が冷却剤として記載され
ている。冷却調製物として、カンファーおよびメントー
ルを加えたイソプロパノールゲルも広く使用されてお
り、そして一般に、精油、1級カンファーおよびメント
ール、しかしまたそれらの誘導体(例えば乳酸メチルま
たは3-ヒドロキシ酪酸メチル)もしばしば冷却組成物に
包含される。
【0014】メントール、カンファーおよびそれらの誘
導体、しかしまた他の精油は、ニューロンの低温受容体
(cold receptor)の感受性閾値を下げ、そしてこのよう
にして冷たい感覚をもたらす。しかしそれらはしばしば
反対に暖かい感覚をもたらす血液循環の増加もたらす。
このような物質の使用は特に炎症した皮膚上では、いか
なる場合でも問題がある。さらにこのような化合物の多
くが水にあまり解けない。その結果、それらの使用はわ
ずかな化粧品および皮膚科学剤に限られている。
【0015】
【解決すべき課題】したがって本発明の目的は、従来技
術の欠点がなく、しかも特に光損傷した皮膚を長期間冷
やす化粧用または皮膚科学用配合物を見いだすことであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的は、 a)30未満の蒸発数を有する少なくとも1つの揮発性物
質、 b)少なくとも1つのキトサン、および c)少なくとも1つのレシチン、 の内容物(content)を含む化粧用または皮膚科学用配合
物が、従来技術の欠点を克服することにより達成される
ことは驚くべきことであり、そして本明細書に記載す
る。
【0017】本発明の配合物はどの点においても満足の
いく調製物であり、しかも持続する冷却効果が注目され
る。当業者は本発明の配合物が従来技術の調製物よりも ・光損傷した皮膚をより良く手当し、 ・UV照射の効果に対する皮膚の2次反応をより良く軽
減し、 ・日光浴から炎症した皮膚をより鎮め、 ・軽い日焼けはより迅速に和らげ、 ・潤いを与える調製物よりはより良い作用を有し、 ・調合し易く、 ・皮膚を滑らかにすることを促進し、 ・より良いケア作用(care action)を特徴とし、 ・化粧用および薬効のある皮膚科学的な有効成分のより
よい賦形剤として役立ち、しかも ・例えば皮膚に分散する能力または皮膚に吸収される能
力のような、よりよい官能性を有する、ことをこれまで
予測したことはなかった。
【0018】本発明は、もちろん日光浴後の皮膚に適用
する調製物に限るわけではなく、当然、冷却作用または
冷却効果が望ましいか、または有利であるすべての化粧
用および皮膚科学的応用を含む。
【0019】したがって本発明は、配合物を皮膚または
頭皮に適用した後に、30未満の蒸発数を持つ揮発性物質
の蒸発を遅らせるために、化粧用または皮膚科学用配合
物に、 1.少なくとも1つのキトサンおよび 2.少なくとも1つのレシチン の使用も提供する。
【0020】揮発性とは一般に、物質、特に液体の蒸発
挙動または蒸発速度を意味すると理解されている。実際
の液体の揮発性は多くのパラメーターに依存するので、
実際に理論的に計算することはできない。したがって揮
発性を求めるために、経験的に測定された測定値を使用
する。蒸発数(evaporation number)(EN)は、揮発性に
関する測定値である。関連する特性値は蒸発係数(evapo
ration coefficient)(EC)である。蒸発数は試験する
液体の蒸発時間の商を意味し、そしてジエチルエーテル
が比較液体であると理解されており;試験温度は293±2
Kであり、そして測定中の相対大気湿度は65%±5%であ
るべきである(DIN 53170:1991-08;53249;1995-01を参
照にされたい)。
【0021】本発明の目的のために、揮発性物質はした
がって例えばエタノール(EN=8.3)、イソプロパノー
ル(EN=1.7)、n-ヘキサン(EN=8.3)、n-ヘプタン
(EN=3.7)である。
【0022】本発明の目的のために、蒸発数が1から30
の間、特にその蒸発数が1から20の間の揮発性物質が特
に有利である。
【0023】キトサンは以下の構造式
【0024】
【化1】
【0025】式中、nは最高約2000の値であると想定さ
れ、そしてXはアシル基または水素である、が特徴であ
る。キトサンは構造式
【0026】
【化2】
【0027】を特徴とするキチンの脱アセチル化そして
部分的脱重合(加水分解)により形成される。
【0028】キトサンを化粧料に使用すること自体は既
知である。すなわち、例えばキトサンはヘアケアによく
使用される原料である。キトサンは増粘剤または安定化
剤として適し、そしてキチンに基づくものよりも適し、
そしてポリマー性フィルムの接着および耐水性を向上さ
せる。さらにキトサンは浸潤剤(moisturizer)としても
使用することができ、すなわちキトサンは角質層からの
水分の損失(経皮水分損失(TEWL)とも呼ぶ)を下げるこ
とができ、かつ/または角質層の水和に正の影響を及ぼ
す。従来技術に関する多数の技術文献の代表は:H.P.Fi
edler,「薬剤、化粧料および関連分野のための補助剤の
辞典(Lexicon of auxiliaries for pharmacy,cosmetic
s and related fields)」、第3版、1989,Cantor,Aule
ndorf編集、第293頁、キーワード「キトサン」である。
【0029】本発明に従い、好適であるのは少なくとも
50%の脱アセチル化度、特に60%以上、特に80%以上の
脱アセチル化度を有するキトサンである。これらの中で
も好適であるのは、1%濃度の水溶液が5000mPas(Haak
eのビスコテスター VT-02、25℃)の最大粘度を有する
ものである。
【0030】本発明の目的のために、有利なキトサンは
例えば、プリメックス(Primex)からキトサンLという
商品名で入手できるもの、およびナチュラル バイオポ
リマー(Natural Biopolymer)からナチュラル バイオ
ポリマー Poly+L、Poly+VおよびPoly+Mという商品名で
販売されているものである。
【0031】本発明のエマルションは有利には、それぞ
れの場合で調製物の総重量に基づき0.05〜5重量%のキ
トサン、好ましくは0.5〜2重量%、特に1重量%のキ
トサンを含んで成る。
【0032】レシチンはホスファチド(リン脂質)の群
に属する。それらは一般構造
【0033】
【化3】
【0034】式中、R'およびR''は典型的には15〜17
個の炭素原子および最高4個の二重結合を有する非分岐
脂肪族基である、が特徴である。
【0035】脂肪酸基R'およびR''における差異は、
多数の異なるレシチンから生じる。生物材料からの抽出
の場合、混合物が常に得られる。レシチンは例えばニワ
トリの卵(卵レシチン)またはダイズ(大豆レシチン)
から得られる。それらの起源に依存して、レシチンの組
成はかなりの差を表す。例えばダイズ画分に由来するレ
シチン(最も広く使用されている原料)は、例えばパル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸およ
びリノレン酸を含んで成る。
【0036】レシチンは、エーテルに易溶性で、しばし
ばアルコールにも可溶性の茶色がかった黄色の、わずか
に吸湿性のワックス−様の塊である。水中で、レシチン
は脂溶性コロイドのように膨潤し、そして次いで透明の
コロイド溶液を形成する。
【0037】レシチンは、食品産業においてマーガリ
ン、チョコレート、焼成品およびコーティングに乳化剤
として使用される。
【0038】本発明の目的に有利なレシチンは、例えば
スターン(Stern)から商品名Sternpur PM、Sternpur Eお
よびNathin 3KEで入手可能なものである。
【0039】本発明に従い、化粧用または皮膚科学用エ
マルションが各々の場合でエマルションの総重量に基づ
き0.1〜5重量%、特に0.5〜2.5重量%の1以上のレシ
チンを含んでなる場合、有利である。
【0040】1以上の油相を含んで成る場合と同様に、
本発明の目的の化粧用または皮膚科学用配合物は、1以
上の水性相をさらに含んで成ることができ、例えばW/
O、O/W、W/O/WまたはO/W/Oの状態でよ
い。そのようなエマルションは好ましくは、マイクロエ
マルション、ピッカリング(Pickering)エマルション又
は噴霧可能な(sprayable)エマルションであることがで
きる。
【0041】本発明の配合物は好ましくは、例えばアラ
ントイン、α-ビスアボロール、パントテン酸、パンテ
ノール、ローヤルゼリー、カモミール抽出物、アズレン
(azulene)またはアロエ べラ抽出物、およびにアボガ
ドまたはダイズ油の非ケン化性画分、ならびにさらに皮
膚の炎症を鎮める物質のような抗炎症性物質を含んで成
る。さらに有利な有効成分はタンニンであり、これは収
けん性、抗−炎症性および/または抗分泌性作用を有す
る。
【0042】さらに本発明の配合物は、有利にはジヒド
ロキシアセトンまたは堅果抽出物、および日焼けを達す
ると言われている他の物質も含んで成ることができる。
【0043】本発明による化粧用および/または皮膚科
学用配合物は、通例の組成物を有することができ、そし
て特に日光浴後の皮膚および/または毛髪の処理および
手当に、ならびに装飾用化粧料におけるメイキャップ製
品として使用することができる。したがって本発明の配
合物はそれらの配合に依存して、例えば皮膚の保護クリ
ーム、洗浄ミルク、日焼け止めローション、栄養クリー
ム、デイ クリームまたはナイト クリームとして使用す
ることができる。場合により本発明の配合物を製薬配合
物用の基剤として使用することが可能であり、そして有
利である。好適であるのは特に、日焼け後(aftersun)
のスキンケア製品の状態で存在する化粧料および皮膚科
学用配合物である。
【0044】本発明の化粧用および皮膚科学用配合物を
使用するためには、皮膚および/または毛髪に化粧料の
通例の様式で十分な量で適用する。
【0045】本発明の化粧用および皮膚科学用配合物
は、そのような調製物に通例使用されているような化粧
用補助剤、例えば保存剤、殺菌剤、香料、消泡剤、色
素、着色効果を持つ顔料、増粘剤、湿潤剤および/また
は保湿剤、脂肪、油、ワックス、あるいは例えばアルコ
ール、ポリオール、ポリマー、気泡安定剤、電解質、有
機溶媒および/またはシリコーン誘導体、湿潤剤のよう
な化粧用または皮膚科学配合物の他の通例成分を含むこ
とができる。
【0046】湿潤剤は、皮膚の表面に適用または分散後
に、化粧用または皮膚科学用調製物に角質層による湿度
の損失(経皮水分損失(TEWL))を低下させる特性、およ
び/または角質層の水和に正の影響を与える物質または
物質の混合物を説明するために使用する用語である。
【0047】本発明の目的に有利な湿潤剤は、例えばグ
リセロール、乳酸、ピロリドンカルボン酸および尿素で
ある。また水に可溶性で、かつ/または水中で膨潤可能
であり、かつ/または水を使用してゲル化可能な多糖の
群からのポリマー性湿潤剤を使用することが特に有利で
ある。特に有利であるのは、例えばヒアルロン酸および
/またはケミカル アブストラクトに登録番号178463-23
-5で掲げられており、そして例えばSOLABIA S.A.からFu
cogel(商標)1000の名で入手できるフコース−が豊富
な多糖である。
【0048】各々の場合で使用する化粧用または皮膚科
学用補助剤およびキャリアーおよび香料の量は、問題の
製品の種類に依存して、当業者により簡単な試行錯誤で
決定され得る。
【0049】さらに酸化防止成分を含むことが一般的に
好ましい。本発明に従い、使用できる好適な酸化防止剤
は、化粧用および/または皮膚科学的適用に適する、ま
たは通例の任意の酸化防止剤である。
【0050】酸化防止剤は、アミノ酸(例えばグリシ
ン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン)およびそ
れらの誘導体、イミダゾール(例えばウロカニン酸)お
よびそれらの誘導体、D,L-カルノシン、D-カルノシン、
L-カルノシンおよびそれらの誘導体(例えばアンセリン)
のようなペプチド、カロチノイド、カロチン(例えばα
−カロチン、β−カロチン、リコピン)およびそれらの
誘導体、クロロゲン酸およびそれらの誘導体、リポ酸お
よびそれらの誘導体(例えばジヒドロリポ酸)、金チオ
グルコース、プロピルチオウラシルおよび他のチオール
(例えばチオレドキシン、グルタチオン、システイン、
シスチン、シスタミンおよびそれらのグリコシル、N-ア
セチル、メチル、エチル、プロピル、アミル、ブチルお
よびラウリル、パルミトイル、オレイル、γ-リノレイ
ル、コレステリルおよびグリセリルエステル)およびそ
れらの塩、ジラウリル チオジプロピオネート、ジステ
アリルチオジプロピオネート、チオジプロピオン酸およ
びそれらの誘導体(エステル、エーテル、ペプチド、脂
質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび塩)、および大
変低い耐容用量(tolerated doses)(例えばpmol〜μmol
/kg)のスルホキシミン化合物(例えばブチオニン スル
ホキシミン、ホモシステイン スルホキシミン、ブチオ
ニン スルホン、ペンタ-、ヘキサ-、ヘプタチオニン ス
ルホキシミン)、ならびにまた(金属)キレート剤(例
えばα-ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン酸、フィチン
酸、ラクトフェリン)、α-ヒドロキシ酸(例えばクエ
ン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁酸、胆汁抽出
物、ビリルビン、ビルベルジン、EDTA、EGTAおよびそれ
らの誘導体、不飽和脂肪酸およびそれらの誘導体(例え
ばγ-リノレン酸、リノール酸、オレイン酸)、葉酸お
よびそれらの誘導体、ユビキノンおよびユビキノールお
よびそれらの誘導体、ビタミンCおよび誘導体(例えば
アスコルビル パルミテート、Mg アスコルビル ホスフ
ェート、アスコルビル アセテート)、トコフェロール
および誘導体(例えばビタミンEアセテート)、ビタミ
ンAおよび誘導体(ビタミンAパルミテート)およびベ
ンゾインのコニフェリル ベンゾエート、ルチン酸およ
びそれらの誘導体、α-グリコシルルチン、フェルラ
酸、フルフリリデングルシトール、カルノシン、ブチル
ヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、ノ
ルジヒドログアヤク酸、ノルジヒドログアイヤレチン
酸、トリヒドロキシブチロフェノン、尿酸およびそれら
の誘導体、マンノースおよびそれらの誘導体、亜鉛およ
びそれらの誘導体(例えばZnO、ZnSO4)、セレニウムお
よびそれらの誘導体(例えばセレノメチオニン)、スチ
ルベンおよびそれらの誘導体(例えばスチルベンオキシ
ド、トランススチルベンオキシド)、ならびに本発明に
適する該有効成分の誘導体(塩、エステル、エーテル、
糖、ヌクレオチド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂
質)。
【0051】エマルション中の上記酸化防止剤(1以上
の化合物)の量は、調製物の総重量に基づき好ましくは
0.001〜30重量%、特に好ましくは0.05〜20重量%、特
に0.1〜10重量%である。
【0052】ビタミンEおよび/またはそれらの誘導体
が酸化防止剤(1または複数)である場合、それらの個
々の濃度を調製物の総重量に基づき0.001〜10重量%の
範囲から選択することが有利である。
【0053】ビタミンAもしくはビタミンA誘導体また
はカロチンもしくはそれらの誘導体が酸化防止剤(1ま
たは複数)である場合、それらの個々の濃度を配合物の
総重量に基づき0.001〜10重量%の範囲から選択するこ
とが有利である。
【0054】脂質層は以下の物質の群から有利に選択さ
れることができる。 −鉱物油、鉱物ワックス −カプリンまたはカプリル酸のトリグリセリドのような
油、ならびにまた例えばヒマシ油のような天然油; −脂肪、ワックスおよび他の天然および合成脂肪物質、
好ましくは脂肪酸と低い炭素数のアルコール、例えばイ
ソプロパノール、プロピレングリコールもしくはグリセ
ロールとのエステル、または脂肪アルコールと低い炭素
数のアルカン酸もしくは脂肪酸とのエステル; −アルキルベンゾエート; −ジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、
ジフェニルポリシロキサンのようなシリコーン油および
それらの混合された状態。
【0055】本発明の目的のために、エマルションの油
相、油ゲルまたはヒドロディスパージョンもしくはリポ
ディスパージョンは、3〜30C原子の鎖長の飽和および
/または不飽和の分岐および/または非分岐アルカンカ
ルボン酸と、3〜30C原子の鎖長の飽和および/または
不飽和の分岐および/または非分岐アルコールとのエス
テル群から、ならびに芳香族カルボン酸と3〜30C原子
の鎖長の飽和および/または不飽和の分岐および/また
は非分岐アルコールとのエステル群から有利に選択され
る。そのようなエステル油は、イソプロピルミリステー
ト、イソプロピルパルミテート、イソプロピルステアレ
ート、イソプロピルオレート、n-ブチルステアレート、
n-ヘキシル ラルウレート、n-デシル オレート、イソオ
クチルステアレート、イソノニル ステアレート、イソ
ノニル イソノナネート、2-エチル ヘキシルパルミテー
ト、2-エチル ヘキシル ラウレート、2-ヘキシルデシル
ステアレート、2-オクチルドデシル パルミテート、オ
レイル オレート、オレイル エルケート、エルシル オ
レート、エルシル エルケート、ならびに合成、半合成
および天然のそのようなエステルの混合物、例えばホホ
バ油の群から有利に選択することができる。
【0056】さらに油相は、分岐および非分岐炭化水素
および炭化水素ワックスの群、シリコーン油の群、ジア
ルキルエーテルの群、飽和または不飽和の分岐または非
分岐アルコールの群、および脂肪酸トリグリセリド、す
なわち8〜24個、特に12〜18個の炭素原子の鎖長を有す
る飽和および/または不飽和の分岐および/または非分
岐アルカンカルボン酸から有利に選択することができ
る。脂肪酸トリグリセリドは、例えば合成、半合成およ
び天然油、例えばオリーブ油、ヒマワリ油、大豆油、落
花生油、菜種油、アーモンド油、ヤシ油、カカオ脂、ヤ
シの実油等から有利に選択することができる。
【0057】そのような油およびワックスの任意の混合
物も、本発明の目的に有利に使用することができる。ワ
ックス、例えばセチルパルミテートを油相の唯一の脂質
成分として使用してもよい場合もある。
【0058】油相は、2-エチルヘキシル イソステアレ
ート、オクチルドデカノール、イソトリデシル イソノ
ナネート、イソエイコサン、2-エチルヘキシル ココエ
ート、C12-15アルキル ベンゾエート、カプリル/カプ
リン酸トリグリセリド、ジカプリリルエーテルから成る
群から有利に選択される。
【0059】C12-15アルキル ベンゾエートおよび2-エ
チルヘキシル イソステアレートの混合物、C12-15アル
キル ベンゾエートおよびイソトリデシル イソノナネ
ートの混合物、ならびにC12-15アルキル ベンゾエー
ト、2-エチルヘキシル イソステアレートおよびイソト
リデシル イソノナネートの混合物が特に有利である。
【0060】本発明の目的のための他の炭化水素の中
で、パラフィン油、スクアランおよびスクアレンが有利
に使用される。
【0061】油相は有利に環式または直鎖シリコーン油
の含量を有するか、あるいは全部がそのような油からな
ることもできるが、シリコーン油(1または複数)とは
別に他の油相成分のさらなる含量を使用することが好適
である。
【0062】シクロメチコーン(オクタメチルシクロテ
トラシロキサン)は、本発明に従い使用されるシリコー
ン油として有利に使用される。しかしまた本発明の目的
にために有利に使用される他のシリコーン油は、例えば
ヘキサメチルシクロトリシロキサン、ポリジメチルシロ
キサン、ポリ(メチルフェニルシロキサン)である。
【0063】また有利であるのは、シクロメチコーンお
よびイソトリデシルイソノナネートの混合物、ならびに
シクロメチコーンおよび2-エチルヘキシル イソステア
レートの混合物である。
【0064】本発明の配合物の水性相は、本発明に従い
−低い炭素数のアルコール、ジオールまたはポリオー
ル、およびそれらのエーテル、好ましくはエタノール、
イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセロー
ル、エチレングリコール、エチレングリコール モノエ
チルまたはモノブチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチル、モノエチルまたはモノブチルエーテル、
ジエチレングリコール モノメチルまたはモノエチルエ
ーテルおよび類似の生成物、ならびにまた低い炭素数の
アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、1,
2-プロパンジオール、グリセロール、ならびに二酸化珪
素、珪酸アルミニウム、多糖およびそれらの誘導体、例
えばキサンタンガムおよび/またはヒドロキシプロピル
メチルセルロースから成る群から有利に選択することが
できる特に1以上の増粘剤を、各々の場合で個別に、ま
たは組み合わせて有利に含んで成ることができる。
【0065】以下の実施例は、本発明を制限することな
く具体的に説明するために役立つ。特に言及しない限
り、すべての量、画分および百分率は重量および調製物
の総量または総重量に基づく。
【0066】
【実施例】実施例1:
重量%キトサン 1.0 レシチン 1.0 グリセロール 3.0 乳酸(90%濃度の水溶液)1 0.6 香料、保存剤、色素、 酸化防止剤等 q.s. エタノール 35.0 水 加えて100% pH 約4.5実施例2: 重量% キトサン 1.0 レシチン 3.0 グリセロール 15.0 乳酸(90%濃度の水溶液)1 0.06 エタノール 70.0 香料、保存剤、色素、 酸化防止剤等、水酸化ナトリウム溶液 q.s. 水 加えて100%pH 約5.5 1 例えばリン酸、酢酸、アスコルビン酸(保護ガス
下)、塩酸、グリコール酸、硝酸、2-ピロリドン-5-カ
ルボン酸、リンゴ酸、サリチル酸、安息香酸、マロン
酸、コハク酸、アジピン酸、グルタル酸および/または
グルタミン酸のような可溶性キトサン塩を生成するすべ
ての他の酸を使用することも可能である。またキソサン
/酸の比率を変えることにより、pH範囲を3.5から5.5の
範囲で変動することが可能である。実施例3: 重量% キトサン 3.0 レシチン 1.5 プロピレングリコール 5.0 乳酸(90%濃度の水溶液)1 0.6 エタノール 17.5 イソプロパノール 7.5 香料、保存剤、色素、 酸化防止剤等 q.s. 水 加えて100% pH 約4.5実施例4: 重量% キトサン 1.0 レシチン 2.0 グリセロール 20.0 乳酸(90%濃度の水溶液)1 0.6 香料、保存剤、色素、 酸化防止剤等 q.s. シクロメチコーン 50.0 Polysorbate(商標)20(Uniqema)2 2.0 水 加えて100%pH 約4.5 2 15より大きいHLB値を持つ溶解性促進剤実施例5: 重量% キトサン 1.0 レシチン 1.0 グリセロール 20.0 乳酸(90%濃度の水溶液)1 0.6 香料、保存剤、色素、 酸化防止剤等 q.s. イソペンタン 10.0 水 加えて100% pH 約4.5実施例6: 重量% キトサン 1.5 レシチン 2.5 グリセロール 20.0 乳酸(90%濃度の水溶液)1 0.6 香料、保存剤、色素、 酸化防止剤等 q.s. エタノール 30.0 ジメチコーン 5.0 シクロメチコーン 15.0 pH 約4.5
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/48 A61K 7/48 31/685 31/685 31/722 31/722 45/00 45/00 A61P 17/16 A61P 17/16 (72)発明者 ブロイス・シスコウスキ ドイツ22303ハンブルク・ケメレルフアー 12ベー (72)発明者 ビルジト・グロテリユツシエン ドイツ22459ハンブルク・ケーニヒ−ハイ ンリヒ−ベーク57 Fターム(参考) 4C083 AB032 AC012 AC102 AC122 AC302 AD152 AD172 AD321 AD322 AD571 AD572 BB46 BB51 CC05 CC19 DD08 DD31 DD34 DD35 EE13 EE17 4C084 AA16 MA02 MA22 NA05 ZA89 ZB11 4C086 AA01 AA02 DA42 EA23 MA03 MA22 MA63 NA05 ZA89 ZB11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)30未満の蒸発数を有する少なくとも
    1つの揮発性物質、 b)少なくとも1つのキトサン、および c)少なくとも1つのレシチン、 の内容物を含む化粧用または皮膚科学用配合物。
  2. 【請求項2】 さらに抗炎症性物質の群から選択される
    有効成分を含んで成る、請求項1に記載の化粧用または
    皮膚科学用配合物。
  3. 【請求項3】 さらにリファッティング剤および保湿剤
    を含んで成る、請求項1または2のいずれかに記載の化
    粧用または皮膚科学用配合物。
  4. 【請求項4】 複エマルション、マイクロエマルショ
    ン、ピカリング エマルションまたは噴霧可能なエマル
    ションの状態である請求項1ないし3のいずれかに記載
    の化粧用または皮膚科学用配合物。
  5. 【請求項5】 揮発性物質(1または複数)の蒸発数が1
    から20の間である、前記請求項のいずれかに記載の化粧
    用または皮膚科学用配合物。
  6. 【請求項6】 光による損傷を受けた皮膚を手当するた
    めに、および/またはUV照射の影響による皮膚の2次
    反応を軽減するための、請求項1ないし4のいずれかに
    記載の化粧用または皮膚科学用配合物の使用。
  7. 【請求項7】 皮膚または頭皮に配合物を適用した後
    に、30未満の蒸発数を有する揮発性物質の蒸発を遅らせ
    るために、化粧用または皮膚科学用配合物中に、 a)少なくとも1つのキトサンおよび b)少なくとも1つのレシチン の使用。
  8. 【請求項8】 各々の場合で少なくとも1つの化粧用ま
    たは皮膚科学用配合物AおよびBを含んで成り、ここで a)配合物Aは、UV-Aおよび/またはUB-B線をフィ
    ルターする少なくとも1つのフィルター物質を含んで成
    り、 b)配合物Bは、 i)30未満の蒸発数を有する少なくとも1つの揮発性物
    質、 ii)少なくとも1つのキトサン、および iii)少なくとも1つのレシチン、 を含んで成り、ここで c)配合物Aおよび配合物Bは物理的に互いに別れてお
    り、そして複数の区分の包装から互い別々に取り出すこ
    とができる、化粧用または皮膚科学用の日焼け止めセッ
    ト。
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