JP2002079379A - 水中溶接用テンプレートおよびこれを用いた金属薄板の被覆方法 - Google Patents

水中溶接用テンプレートおよびこれを用いた金属薄板の被覆方法

Info

Publication number
JP2002079379A
JP2002079379A JP2000272858A JP2000272858A JP2002079379A JP 2002079379 A JP2002079379 A JP 2002079379A JP 2000272858 A JP2000272858 A JP 2000272858A JP 2000272858 A JP2000272858 A JP 2000272858A JP 2002079379 A JP2002079379 A JP 2002079379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
template
sheet
welding
underwater
columnar body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000272858A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Tsubaki
敏男 椿
Akihiro Saito
明宏 斉藤
Yoshiyuki Kawase
義行 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Anti Corrosion Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Anti Corrosion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Anti Corrosion Co Ltd filed Critical Nittetsu Anti Corrosion Co Ltd
Priority to JP2000272858A priority Critical patent/JP2002079379A/ja
Publication of JP2002079379A publication Critical patent/JP2002079379A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中にある金属薄板の重ね継手の抵抗溶接
と、金属薄板の被覆から溶接までの一連の水中作業の作
業能率を大幅に向上させうる手段を提供する。 【解決手段】 可撓性を有する非導電性材料の矩形のシ
ートからなり、該シートに直線状に配列された多数の円
形又はスリット状の貫通孔が形成され、かつ該シートの
対向する両端部に係脱自在な係止手段を有する水中溶接
用テンプレート。また、気中で金属薄板を上記テンプレ
ートに貼り付ける工程と、このテンプレートを水中で柱
状体に巻回・装着する工程と、テンプレートの貫通孔内
で水中抵抗溶接を行う工程とを有する金属薄板の被覆方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水された作業空
間を形成することなく水中の柱状構造物に金属薄板を被
覆する際に、その施工を容易にするための水中溶接用テ
ンプレートとこれを用いた金属薄板の被覆方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】海洋構造物の支柱、岸壁の鋼管杭、海洋
パイプラインの配管等は、きわめて長期間の耐久性が要
求されるため、近年設置現地において防食対策がとられ
ることが多い。とくに海洋構造物の干満飛沫帯は、きわ
めて厳しい腐食環境下にあるため、チタン等の高耐食性
金属を被覆することが広く行われている。
【0003】水中にある既設構造物において、防食や補
強を目的として、被覆の施工を行う場合、通常は施工対
象物の周囲に止水矢板を打設して、その内側を排水する
ことにより、陸上と同じ作業空間を形成するという方法
がとられている。しかし、この方法では、くい打機等の
大がかりな設備を必要とし、またその施工期間が長くな
って好ましくない。さらに、施工の箇所によっては、こ
のような作業空間の形成が難しい場合がある。
【0004】したがって、水中の既設構造物に直接被覆
の施工を行い得る手段が望まれるが、かかる水中施工法
には未だ問題点が多く、水中の柱状構造物に金属薄板を
被覆する場合にも、その作業性や端部の接合方法等に関
して問題が残されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】既設の柱状構造物の全
周を金属薄板で被覆する場合、継目において金属板同士
を接合する必要があるが、接合方法としては、強度や耐
久性の点から溶接によることが望ましい。厚さ1mm程
度の金属薄板の場合には、一般には重ね継手を抵抗溶接
する方法がとられている。
【0006】かかる抵抗溶接を水中で行う場合、作業員
が潜水し、抵抗溶接用電極を対象物に押し当て、溶接線
に沿って移動させて溶接する方法がとられるが、着用し
ている潜水具で行動の自由が妨げられる上に、水の透明
度が不十分であったり、水流があったりして、目的とす
る溶接線を正確にたどることが困難な場合が多い。その
ため、陸上作業に比して、溶接部の信頼性や作業能率が
著しく低下する。
【0007】また、柱状構造物の周囲に金属薄板を巻き
付けて、所定幅の重ね継手が形成されるよう調整する作
業を水中で行うことは、上記と同じ理由で相当な困難を
伴い、その作業能率も低い。
【0008】そこで本発明は、水中にある金属薄板の重
ね継手を抵抗溶接する際に、作業者が容易に正しい溶接
線をたどって溶接することができ、これにより、溶接作
業の簡便化と溶接部の信頼性の向上を図りうる手段を提
供することを目的とする。
【0009】また本発明は、金属薄板の被覆から溶接ま
での一連の水中作業を、簡便かつ確実に行うことがで
き、これにより金属被覆の作業能率を大幅に向上させう
る手段を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の水中溶接用テンプレートは、水中にある柱状
体に被覆した金属薄板の重ね継手を抵抗溶接する際に用
いるテンプレートであって、可撓性を有する非導電性材
料の矩形のシートからなり、該シートに直線状に配列さ
れた多数の円形又はスリット状の貫通孔が形成され、か
つ該シートを柱状体周囲に巻いた時に、その対向する両
端部を係脱自在に係止する係止手段を有してなる水中溶
接用テンプレートである。
【0011】また、前記シートが、厚さ1〜6mmの繊
維強化樹脂シートからなる上記のテンプレートである。
【0012】本発明の金属薄板の被覆方法は、上記のテ
ンプレートを用いて水中の柱状体に金属薄板を被覆する
方法であって、所定の寸法に裁断された金属薄板を、そ
の一方の端部の溶接線が前記テンプレートの貫通孔上に
位置するように、気中において前記テンプレートの内側
に取外し可能に貼り付ける工程と、このテンプレートを
水中の柱状体周囲に巻回し、前記金属薄板の対向する両
端部に所定幅の重ね継手が形成された状態で、前記係止
手段により該テンプレートを柱状体に装着する工程と、
次いで該テンプレートの貫通孔内において前記重ね継手
を水中で抵抗溶接する工程とを有することを特徴とする
金属薄板の被覆方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例である水
中溶接用テンプレートの斜視図で、図1(a)は柱状体に
装着していない状態、図1(b)は装着後の状態を示す。
このテンプレートは、厚さ約3mmの繊維強化樹脂(F
RV)の矩形のシート2からなり、円筒の周囲に巻ける
程度の可撓性を有している。
【0014】シート2の両端部(柱状体に巻いた時に対
向する端部)に、断面がL字形の1対の補強部材3a,
3bが、シート2のほぼ全幅にわたって取り付けられて
おり、両補強部材の対向する位置に複数対のボルト孔が
設けられ、ボルト・ナット4で、係脱自在に係止しうる
ようになっている。またシート2には、一方の補強部材
3aに沿って、直線状に配列された多数のスリット状の
貫通孔5が、そのほぼ全幅にわたって形成されている。
【0015】本発明のテンプレートは、鋼管やコンクリ
ート支柱等の柱状体に被覆した金属薄板の重ね継手を、
水中で抵抗溶接する際に用いるものであるが、本実施例
のテンプレートの使用方法を図1(b)に基いて説明す
る。水中にある柱状体6の周囲に巻かれた金属薄板7の
重ね継手8の目標とする溶接線上に、貫通孔5が配列さ
れるように、テンプレート1を金属薄板7の外側に装着
し、係止手段(この例ではボルト・ナット)で固定す
る。
【0016】その後、スリット状の貫通孔5内におい
て、抵抗溶接用電極を金属薄板7の表面に当接・移動さ
せて水中溶接を行えば、電極のブレを防ぐことができ、
目標とする溶接線上に断続したシーム溶接継手を形成す
ることができる。なお、金属薄板の接合強度は断続した
継手で十分であり、貫通孔のスリットが過度に長いとテ
ンプレートが強度不足になるため、図1に示すような断
続したスリット孔にしている。また、金属薄板として
は、鋼板、ステンレス鋼板、チタン板、銅板等の溶接可
能な金属材料のいずれであってもよい。
【0017】本発明において、シート2の材質は、非導
電性材料でありかつ柱状体周囲に巻ける程度の可撓性を
有するものであればよく、例えば、ゴム、軟質プラスチ
ック、薄手のFRPや硬質プラスチック等を用いること
ができる。しかし、繰返し使用する場合の強度や耐久性
の点から、FRVのシートを用いることが好ましい。
【0018】FRVの繊維としては、ガラス繊維、アラ
ミド繊維等が好適であり、炭素繊維や金属繊維は導電性
を有するため好ましくない。また、FRVシートの厚み
は1〜6mmであることが好ましい。これが1mm未満
では強度が不十分であり、6mmを越えると可撓性が十
分でなくなるためである。また、柱状体が円柱である場
合には、半ば円筒状に成形されたFRVシートを用いて
も良い。
【0019】また、シート2の両端部を係脱自在に係止
する手段は、ボルト・ナットに限られず、例えばCクラ
ンプ(シャコ万力)等を用いて補強部材3a,3bを締
め付けてもよい。補強部材は、必ずしもシートの全幅に
わたって取り付けられている必要はなく、係止具を配す
る部分の周辺のみに取り付けてもよく、シートの強度が
十分な場合には補強部材は無くてもよい。
【0020】シート2の長さは、柱状体6の周長よりや
や短い程度であることが好ましいが、少なくともその半
周より長ければよい。柱状体に巻いたシートの両端部の
間隙が大きい時には、ボルト・ナットやCクランプのよ
うな係止手段は適用できないが、例えば両端部にフック
を取り付けて、これをゴムバンドで係止するような方法
によれば良い。
【0021】図2は、本発明の他の実施例である水中溶
接用テンプレートの斜視図である。この例では、図1の
構成に加えて、スリット状の貫通孔5aに近接してこれ
と平行に、直線状に配列された多数の円形の貫通孔5b
が形成されている。この第二実施例のテンプレートは、
スリット状の貫通孔5a内でシーム抵抗溶接を行うこと
ができ、円形の貫通孔5a内でスポット抵抗溶接を行う
ことができる。したがって、溶接の目的に応じて適宜両
者を使い分けたり、両者を併用することができる。
【0022】貫通孔の大きさは、電極の大きさや溶接条
件を勘案して適宜定めればよいが、図1及び図2のスリ
ット状の貫通孔の場合には、幅5〜15mmで長さ30
〜100mm程度とすればよく、図2の円形の貫通孔の
場合には、径5〜20mm程度とすればよい。
【0023】次に、本発明の金属薄板の被覆方法につい
て説明する。本発明の方法は、金属薄板をテンプレート
に貼り付ける工程(貼付け工程)と、このテンプレート
を柱状体に巻回・装着する工程(装着工程)と、テンプ
レートの貫通孔内で抵抗溶接を行う工程(溶接工程)と
を有し、貼付け工程は気中で、装着工程と溶接工程は水
中で作業を行うことを特徴とする。
【0024】図3及び図4は、上記の工程の作業を説明
するための図で、図3(a)は貼付け工程の説明図、図3
(b)は図3(a)のA部の拡大図、図4(a)は装着工程の
説明図、図4(b)は図4(a)のB部の拡大図である。
【0025】まず、上記の貼付け工程において、所定の
寸法に裁断された金属薄板7を、テンプレート1の内側
(柱状体側)に、これと重ね合わさるように、取外し可
能に貼付ける。この際、図3(b)に示すように、金属薄
板7の一方の端部の目標とする溶接線(図の破線)の上
に貫通孔5が配列され、他方の端部がテンプレート1の
外に突き出した状態になるように、貼付け位置を調節す
る。
【0026】金属薄板7の寸法は、その幅(高さ)がテ
ンプレート1の幅(高さ)とほぼ同じになるようにし、
その長さは、柱状体6の周囲に巻いた時に、所定幅の重
ね継手8が形成される長さとする。重ね継手8の幅はと
くに限定を要しないが、通常は10〜80mm程度であ
る。一般に金属帯板には定尺幅があるので、あらかじめ
テンプレートの幅(高さ)をこの定尺幅と同程度にして
おけば、金属薄板の裁断が簡易になる。
【0027】金属薄板7をテンプレート1に取外し可能
に貼り付ける手段はとくに限定を要しないが、例えば両
面接着テープやマジックテープ(登録商標)を用いて貼
り付ければよい。或いは、金属薄板が磁性を有する場合
には、テンプレート側に面状磁石を配して磁着させても
よい。貼付け箇所は、この例では図3の破線で囲まれた
部分であるが、テンプレートの持運びや水中での柱状体
への装着の際に、金属薄板の脱落や位置のずれが生じな
いように、適宜定めればよい。
【0028】次いで、金属薄板7を貼り付けたテンプレ
ート1を、水中にある柱状体6の所定の位置に巻回し、
金属薄板7の両端部に重ね継手が形成されるように装着
する。この際、通常は図4(b)に示すように、金属薄板
7の貫通孔5側の端部と柱状体6との間に、反対側の端
部が挟み込まれるように重ね合わせるが、両端部の上下
がこの逆であっても差支えない。この状態で、係止手段
(この例ではボルト・ナット)で、テンプレート1の両
端部を緊縛・係止すれば、金属薄板7は柱状体6に密着
し、所定幅の重ね継手8が形成される。
【0029】なお、柱状体6が鋼管やコンクリート円柱
である場合、これに直接金属薄板7を被覆してもよい
が、その表面に樹脂層が形成された状態、例えば水中硬
化型のエポキシ樹脂パテで被覆してパテ層が形成された
状態であっても、本発明の方法を適用することができ
る。
【0030】テンプレートを装着・固定した後、貫通孔
5内において、抵抗溶接用電極を金属薄板7に当接・移
動させれば、目標とする溶接線上に整列した、シーム状
又はスポット状の溶接継手が得られる。一般には、テン
プレートは繰返し使用することが望ましいので、溶接完
了後テンプレートを金属薄板から取外して、再度上記の
一連の工程を繰返せばよい。
【0031】本発明の金属薄板の被覆方法は、簡単な治
具を用いて、金属薄板の被覆から溶接迄の一連の水中作
業を簡便かつ確実に行えるようにし、これにより作業能
率の大幅な向上を可能にしたものである。
【0032】
【実施例】港湾岸壁の既設の鋼管杭に、本発明のテンプ
レートを用い、本発明の方法でチタン薄板を被覆して、
作業時間と溶接ビードの形状を調査した。対象とした鋼
管杭の径は約80cmで、その表面の付着物を除去しク
リーニングした後、厚さ0.6mmで定尺幅(90c
m)のチタン板を被覆した。
【0033】使用したテンプレートは図1と同じ構造の
もので、ガラス繊維に塩化ビニル樹脂を含浸させた、厚
さ3mmのFRVシートからなり、シートの幅(高さ)
はチタン板と同じ90cmで、長さは鋼管杭の外周より
やや短くした。このFRVシートの両端全幅に、同じF
RVで厚み3mm、幅50mmのL型の補強部材を取り
付け、5箇所をボルト止めできるように構成した。ま
た、一方の補強部材から約100mm離れた位置でこれ
と平行に、幅15mm×長さ80mmのスリット状の貫
通孔が、約20mmの間隔でFRVシートのほぼ全幅に
わたって形成されたものを用いた。
【0034】上記のテンプレートに、前述した本発明の
方法で、チタン板をマジックテープにより貼り付けて、
これを水中の鋼管杭の周囲に巻回し、幅約50mmの重
ね継手が形成されて、その略中央に貫通孔が位置するよ
うに装着した。被覆位置は、水面下約0.5〜2mの範
囲で、水中作業は、潜水服を着用した2名の作業者が協
力して行った。
【0035】水中溶接は、ローラ径約5cmの抵抗溶接
用電極ローラを作業者が手持ちして、貫通孔内におい
て、チタン板表面に当接・走行させて行い、溶接電流は
約7,900Aであった。溶接完了後、テンプレートを
取り外して、同じ手順で多数箇所の被覆を繰返した。
【0036】上記の方法で、高さ90cmのチタン板の
溶接に要した時間は約15分、被覆作業の全時間は約4
0分で、本発明のテンプレートを用いない場合に比し
て、1/2以下に短縮された。また、溶接ビードを水中
撮影して観察した結果、いずれの箇所においても、所定
の溶接線上に直線状に配列された、幅がほぼ一様な溶接
ビードが形成されており、本発明のテンプレートを用い
ない場合に比して、ビード形状の評価が大幅に改善され
ることが確認された。
【0037】
【発明の効果】本発明の水中溶接用テンプレートを用い
ることにより、水中にある金属薄板の重ね継手を抵抗溶
接する際に、作業者が容易に正しい溶接線をたどって溶
接することができ、これにより、溶接作業の簡便化と溶
接部の信頼性の向上が可能になった。また、本発明の金
属薄板の被覆方法により、被覆から溶接までの一連の水
中作業を簡便かつ確実に行うことができ、これにより作
業能率の大幅な向上が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である水中溶接用テンプレート
の斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例である水中溶接用テンプレ
ートの斜視図である。
【図3】本発明の被覆方法における金属薄板をテンプレ
ートに貼り付ける工程の説明図である。
【図4】本発明の被覆方法におけるテンプレートを柱状
体に巻回・装着する工程の説明図である。
【符号の説明】
1 テンプレート 2 シート 3a,3b 補強部材 4 ボルト・ナット 5,5a,5b 貫通孔 6 柱状体 7 金属薄板 8 重ね継手

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中にある柱状体に被覆した金属薄板の
    重ね継手を抵抗溶接する際に用いるテンプレートであっ
    て、可撓性を有する非導電性材料の矩形のシートからな
    り、該シートに直線状に配列された多数の円形又はスリ
    ット状の貫通孔が形成され、かつ該シートを柱状体周囲
    に巻いた時に、その対向する両端部を係脱自在に係止す
    る係止手段を有してなる水中溶接用テンプレート。
  2. 【請求項2】 前記シートが、厚さ1〜6mmの繊維強
    化樹脂シートからなる請求項1記載のテンプレート。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のテンプレートを用
    いて水中の柱状体に金属薄板を被覆する方法であって、
    所定の寸法に裁断された金属薄板を、その一方の端部の
    溶接線が前記テンプレートの貫通孔上に位置するよう
    に、気中において前記テンプレートの内側に取外し可能
    に貼り付ける工程と、このテンプレートを水中の柱状体
    周囲に巻回し、前記金属薄板の対向する両端部に所定幅
    の重ね継手が形成された状態で、前記係止手段により該
    テンプレートを柱状体に装着する工程と、次いで該テン
    プレートの貫通孔内において前記重ね継手を水中で抵抗
    溶接する工程とを有することを特徴とする金属薄板の被
    覆方法。
JP2000272858A 2000-09-08 2000-09-08 水中溶接用テンプレートおよびこれを用いた金属薄板の被覆方法 Withdrawn JP2002079379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000272858A JP2002079379A (ja) 2000-09-08 2000-09-08 水中溶接用テンプレートおよびこれを用いた金属薄板の被覆方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000272858A JP2002079379A (ja) 2000-09-08 2000-09-08 水中溶接用テンプレートおよびこれを用いた金属薄板の被覆方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002079379A true JP2002079379A (ja) 2002-03-19

Family

ID=18758909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000272858A Withdrawn JP2002079379A (ja) 2000-09-08 2000-09-08 水中溶接用テンプレートおよびこれを用いた金属薄板の被覆方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002079379A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208680A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Tokyo Electric Power Co Inc:The 水中鋼管建て込み工法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208680A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Tokyo Electric Power Co Inc:The 水中鋼管建て込み工法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10001238B2 (en) Repair of pipes
JP2002079379A (ja) 水中溶接用テンプレートおよびこれを用いた金属薄板の被覆方法
US9382631B1 (en) Multi use cathodic protection system for steel and reinforced concrete and method of use
CN102937225B (zh) 一种带压快速粘接堵漏方法和装置
US11148257B2 (en) Clamping tool
JP5777089B2 (ja) 鉄骨の表面処理用ブースおよび表面処理方法
JP4287011B2 (ja) 遮水シートの敷設構造及び遮水シートの敷設方法
JP5642988B2 (ja) 着脱式ガイド治具およびそれを用いた鋼管杭の建込み方法
CN215107282U (zh) 一种结构墙体的模板连接构造
JP2000273973A (ja) コンクリート構造物の劣化を防止する耐食金属シートの被覆方法
JPH0538115Y2 (ja)
JPS6227210B2 (ja)
JP3741639B2 (ja) 鋼管杭の被覆防食方法
JP2000001870A (ja) 鋼矢板継手部の防食被覆の補強方法
JP3868321B2 (ja) ポリエチレン被覆鋼矢板の継手部の防食方法、ポリエチレン被覆鋼材の被覆損傷部の補修方法およびポリエチレン被覆防食構造体
JPH08135031A (ja) コンクリート密着型止水材
RU2619954C1 (ru) Способ ремонта обетонированного участка подводного трубопровода и устройство для его осуществления
JP2001129892A (ja) ポリエチレン被膜防食鋼材の被膜面傷部の補修方法
CN217351539U (zh) 一种用于保护深水海管的点式焊接型阳极结构
CN214531937U (zh) 一种具有可周转管防水的止水螺杆
CN218751251U (zh) 一种船舶通舷管用可调节式固定装置
ASCHEMEIER et al. Repairing an Underwater Pipeline
JPS61274012A (ja) 海洋鋼構造物の補強及び防食方法
JPS62194329A (ja) 鋼矢板の防食方法
JPS60144427A (ja) 海洋構造物支持鋼管杭の防食加工方法及び防食加工用型枠

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204