JP2002079020A - エアフィルタ取付け構造 - Google Patents
エアフィルタ取付け構造Info
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
置等が発する振動等の影響を受けた場合でも、その取付
け位置から容易に脱落しない。 【解決手段】 エアフィルタ16には、把持部が突出す
る方向と反対の周面部に第2の係合凸部34が形成され
る。第2の係合凸部34がエアフィルタ16の外周面部
から半径方向に沿って突出する高さは、該フィルタ16
の厚み幅Tを含む厚みが厚み幅L3となるよう寸法設定
される。正面パネル12の前面に開設されたフィルタ挿
入口18の内周縁部上側に、凸片30が突出成形され
る。凸片30の突出端部と内周縁部下側との離間幅L2
が、エアフィルタ16における枠部本体の厚み幅Tより
も大きく、かつ第2の係合凸部34を含んだ厚み幅L3
よりも幅狭となるよう寸法設定される。
Description
付け構造に関し、更に詳細には、外気中に混在している
塵埃等を捕集するエアフィルタを、フィルタ挿入口を介
して機械室に形成した外気連通口の内側に取付けるよう
にした取付け構造であって、該エアフィルタがフィルタ
挿入口から容易に脱落しないよう構成したエアフィルタ
取付け構造に関するものである。
を配設した冷蔵庫や冷凍庫等では、該機械室に外気を吸
引することで各種装置を冷却するよう構成されている。
図11および図12に示すように、機械室10が断熱箱
体11の上部に画成されたタイプでは、該機械室10の
正面パネル12に複数の外気連通口14が所定間隔で開
設されると共に、該連通口14の内方全体にエアフィル
タ16が取付けられている。また機械室10の正面側に
は、最下端に開設された外気連通口14と近接する位置
に、長溝状のフィルタ挿入口18が水平に開設されてい
る。前記エアフィルタ16は、図に示す如く、枠部本体
16aを矩形状に成形してその内方に4カ所の通気窓1
6bを所定間隔で開設したものであって、枠部本体16
aはその側面から観察した形状が所要曲率の円弧状を呈
すると共に、その一方の端部には、該フィルタ16の取
付けに際して把持される把持部16cが内周面部(表側)
に向けて所要高さで延在するよう折曲形成されている。
この把持部16cに近接する枠部本体16aの外周面部
(裏側)には、少なくとも2つの係合凸部20が、該枠部
本体16aの幅方向両端部近傍に所定高さで突出形成さ
れている。また前記通気窓16bには、裏面側全体にフ
ィルタ部材22が被覆されている。
は、前記把持部16cを把持した状態で、該フィルタ1
6の他端部を前記フィルタ挿入口18に斜め下方から上
方に向けて挿通させる。これにより該フィルタ16は、
その湾曲した枠部本体16aの外周面部が、機械室10
の内部に配設された凝縮器24の正面側に近接あるいは
摺動しつつ、他端部が前記正面パネル12の内側上方に
向けて移動する。そして把持部16cの近傍に設けた前
記係合凸部20,20を、フィルタ挿入口18の周縁部
内側に係止させる。これによりフィルタ16は、図12
に示す如く、その他端部が、前記正面パネル12の内側
における上端部近傍に当接あるいは近接した状態で凝縮
器24と正面パネル12との間に取付けられ、該正面パ
ネル12に形成した外気連通口14の内面側全体をカバ
ーする。
の内方)には、図に示すように、ファンモータ26が配
設されると共に、その正面側に配設されたファン28の
一部が、凝縮器24の背面側に向けて延在する風洞の開
口部に臨んでいる。そして、ファンモータ26を回転さ
せると、前記外気連通口14から機械室10内に吸引さ
れた外気が凝縮器24に当たり、これと相互に熱交換す
ることによって該凝縮器24が冷却される。このとき外
気連通口14から流入した外気が前記エアフィルタ16
を通過する際に、そのフィルタ部材22が外気中に混在
している塵埃等を捕集するようになっている。
を取付けるための前記フィルタ挿入口18は、その上下
開口幅が、前記係合凸部20を含む該エアフィルタ16
の厚み分と略同一かあるいはそれ以上に寸法設定されて
いる。このため、該係合凸部20がフィルタ挿入口18
の周縁部内側に係止されていても、ファンモータ26等
の各種装置が発する微細な振動がエアフィルタ16に伝
わって係合凸部20が周縁部から外れることにより、こ
のエアフィルタ16がフィルタ挿入口18から不用意に
脱落することがある。
材質で図示形状に成形される場合は、その成形上の特性
から前記把持部16cの形成部分が、その幅方向に亘っ
て裏面側に向けて弧状に反ってしまうため、加熱矯正を
行なっている。しかし、機械室10内で稼働する各種装
置が発する熱によって前記エアフィルタ16が矯正前の
形状に戻ってしまい、前記係合凸部20がフィルタ挿入
口18の周縁部内側に充分係合しなくなるおそれがあ
る。そしてこの僅かな係合状態において、前記と同様に
凝縮器24やファンモータ26等の各種装置の微細な振
動がエアフィルタ16に伝わることで、係合状態が更に
外れ易くなってしまう難点が指摘される。
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、冷却用の外気に混在する塵埃等を
捕集するエアフィルタが、機械室内に配設された各種装
置等が発する振動等の影響を受けた場合でも、その取付
け位置から容易に脱落しないよう構成したエアフィルタ
取付け構造を提供することを目的とする。
の目的を好適に達成するため、本発明に係るエアフィル
タ取付け構造は、機械室の所定位置に開設される外気連
通口と、該連通口の全体に対応し得るよう取付けられる
エアフィルタとから構成されており、外気連通口に近接
して開設されたフィルタ挿入口を介してエアフィルタを
挿通し、その把持部に近接して形成した少なくとも1つ
以上の係合凸部を該挿入口に係合して位置決めするよう
にしたフィルタ取付け構造において、前記フィルタ挿入
口における前記エアフィルタの係合凸部が形成される面
部とは反対の面部と対向する一方の側に、該挿入口に挿
通されたエアフィルタを他方の側に向けて押圧する凸片
を突出形成したことを特徴とする。
取付け構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を
参照しながら以下説明する。なお、従来の技術において
既出した部材等に関しては、同一の符号を付して詳細な
説明は省略する。
は、図1に示すように、機械室10を画成する正面パネ
ル12の前面に開設されたフィルタ挿入口18の内周縁
部上側(エアフィルタ16の係合凸部32,34が形成さ
れる面部とは反対の面部と対向する一方の側)に、矩形
状の凸片30が突出成形されている。この凸片30は、
フィルタ挿入口18の幅方向中央部において下側(他方
の側)に向けて突設形成されたものであり、その突出端
部(先端)と内周縁部下側との離間幅L2が、エアフィル
タ16における枠部本体16aの厚み幅Tよりも大き
く、かつ後述する第2の係合凸部34を含んだ厚み幅L
3よりも幅狭となるよう寸法設定されている。そして、
フィルタ挿入口18に挿通されたエアフィルタ16の対
応部分を、該凸片30によってフィルタ挿入口18の内
周縁部下側に向にけて押圧するよう構成される。
れた前記エアフィルタ16には、図2に示す如く、前記
把持部16cが突出する方向と反対の周面部(フィルタ
の外周面部)において、該把持部16cの延在方向中央
部に第1の係合凸部32が形成されると共に、同一周面
部における該把持部16cの両端部と近接する位置に第
2の係合凸部34が夫々形成されている。第1の係合凸
部32および第2の係合凸部34は、断面形状が三角形
状に成形されたものであって、第1の係合凸部32がエ
アフィルタ16の外周面部から半径方向に沿って突出す
る高さは、図3に示すように、該フィルタ16の前記厚
み幅Tを含む厚みが厚み幅L4となるよう寸法設定され
る。
合凸部32と同様に、エアフィルタ16の外周面部から
半径方向に沿って突出する高さは、図4に示す如く、該
フィルタ16の厚み幅Tを含む厚みが厚み幅L3となる
よう寸法設定される。更に、前記フィルタ挿入口18に
おける内周縁部の上下の開口幅L1は、エアフィルタ1
6の厚み幅Tよりも充分に大きい寸法に設定されてい
る。これらの幅寸法の相対的な関係は、図5に示す如
く、フィルタ挿入口18の開口幅L1が最も幅広に設定
され、第2の係合凸部34の突出高さを含む部位のエア
フィルタ16の厚み幅L3、前記凸片30の突出端部が
フィルタ挿入口18の下側の内周端部と離間する幅
L2、更に第1の係合凸部32の突出高さを含むエアフ
ィルタ16の厚み幅L4の順で幅狭となるよう設定され
る。すなわちL1>L3>L2>L4の関係となっている。
施例に係るエアフィルタ取付け構造の作用につき説明す
る。前記エアフィルタ16を機械室10内に取付けるに
際しては、前記第1の係合凸部32と第2の係合凸部3
4を機械室10の背面側に向けた姿勢で把持部16cを
把持し、この状態で当該把持部16cと対向する他端部
を前記フィルタ挿入口18を介して下方から挿入させ
る。この場合において該エアフィルタ16は、その厚み
幅Tがフィルタ挿入口18の前記開口幅L1よりも充分
に小さいため、第2の係合凸部34がフィルタ挿入口1
8の周縁部外側に当接するまでは円滑に通過する。また
この際のエアフィルタ16は、従来の技術で述べた如
く、湾曲した枠部本体16aの外周面部が機械室10の
内部に配設された凝縮器24の正面側に近接あるいは摺
動しつつ、その他端部が正面パネル12の内側上方に向
けて移動する。
入口18の周縁部外側に当接することで、エアフィルタ
16の移動が一旦規制される。この時点から斜め上方に
向けて強制的に押圧することにより、該挿入口18に形
成した前記凸片30がこれと対向するエアフィルタ16
の内周面部を斜め後方(フィルタ挿入口18における内
周縁部の他方の側)に押圧して若干湾曲させると共に、
該第2の係合凸部34がフィルタ挿入口18の内周縁部
に押されて内方に向けて若干移動する。この場合に、外
周面部の中央部位に形成された第1の係合凸部32の突
出高さを含むエアフィルタ16の厚み幅L4は、前述し
た如く、凸片30の突出端部がフィルタ挿入口18の内
周縁部下側と離間する幅L2よりも狭いために、該凸片
30で押圧されても枠部本体16aの通過は充分許容さ
れる。
がフィルタ挿入口18の周縁部に当接することで通過の
際に若干の抵抗が生じるものの、このフィルタ挿入口1
8の開口幅L1が第2の係合凸部34の突出高さを含む
部位のエアフィルタ16の厚み幅L3よりも広いため
に、斜面部がフィルタ挿入口18の周縁部に対して相対
的に押圧されると共に内方に移動して周縁部を乗越え
る。しかる後に、把持部16cの近傍が押圧挿入前の位
置に弾性復帰することによって、第2の係合凸部34,
34がフィルタ挿入口18の周縁部内側に係止されて位
置決めされる。すなわち、エアフィルタ16は、凸片3
0と第2の係合凸部34,34との3点で支持され、図
6に示すように、機械室10の前記正面パネル12と凝
縮器24との間に取付けられる。なお前述したように、
機械室10の温度によってエアフィルタ16が湾曲変形
を起こそうとしても、前記凸片30がエアフィルタ16
の幅方向中央部を押圧して湾曲が最小限度に抑止される
ため、第2の係合凸部34の係合状態が良好に保持され
る。従って、機械室10内に配置されるファンモータ2
6等の各種装置が発する微細な振動により、エアフィル
タ16が位置ズレしたりフィルタ挿入口18から簡単に
脱落するのは抑制される。
成する前記凸片30の変更例を示すものであって、第1
実施例と同一寸法に設定された凸片30が、フィルタ挿
入口18の幅方向両端部近傍に夫々形成されている。そ
して前述したようにエアフィルタ16をフィルタ挿入口
18から挿入した際には、両凸片30,30が該エアフ
ィルタ16の内周面部を押圧支持することにより、これ
と近接する前記第の2係合凸部34のフィルタ挿入口1
8の周縁部内側に対する良好な係合状態が保持される。
線的に成形されたエアフィルタ36における取付け構造
を示すものであって、前記機械室10における正面パネ
ル12の上面部に、前記フィルタ挿入口38が開設され
ている。このフィルタ挿入口38における背面側(一方
の側)の内周縁部の幅方向中央部には、図9に示す如
く、前記凸片30と同様の凸片40が機械室10の背面
側から正面側に向けて突出成形されている。またエアフ
ィルタ36は、その一端部側に、前記と同様の把持部3
6bが幅方向全体に亘って折曲形成されると共に、この
把持部36bが折曲された方向と反対側の面部には、前
記第2の係合凸部34と同一の第3の係合凸部42が、
該把持部36bの両端部近傍に形成されている。なお、
第2実施例では、第3の係合凸部42の斜面部がフィル
タ挿入口38の内周縁部に当接係止された位置で、該エ
アフィルタ36が位置決め支持されるように設定されて
いる。また、フィルタ挿入口38の開口幅、第3の係合
凸部42の突出高さを含む部位のエアフィルタ36の厚
み幅および凸片40の突出端部がフィルタ挿入口38の
他方の側と離間する幅の相対的な関係は、第1実施例と
同じに設定される。
を取付ける際には、図9に示すように、第3の係合凸部
42を機械室10の正面側に位置させた状態でフィルタ
挿入口38の上部開口面から挿入させる。この場合に該
エアフィルタ36は、第3の係合凸部42がフィルタ挿
入口38の周縁部外側に当接するまでは、その枠部本体
36aの厚み幅が該挿入口38の開口幅よりも充分小さ
いために、該把持部16cに対する他端部が正面パネル
12の下端部に向けて速やかに移動する。
38の周縁部外側に当接することでエアフィルタ36の
移動が一旦規制されるが、この時点から下方に向けて強
制的に押圧することにより、図10に示すように、第3
の係合凸部42が形成されていない背面部が前記凸片4
0によって正面側に押圧されて僅かに湾曲すると共に、
該第3の係合凸部42が背面側に向けて若干移動する。
なお、凸片40で押圧されるエアフィルタ36の中央部
位の厚み幅は、枠部本体36aの厚み幅であるから、該
凸片40で押圧されても該枠部本体36aの通過は充分
許容される。また第3の係合凸部42の斜面部が、フィ
ルタ挿入口38の内周縁部に当接することで、エアフィ
ルタ36の幅方向両側は中央部とは反対方向に湾曲され
る。すなわち、凸片40と第3の係合凸部42,42と
の3点でエアフィルタ36を支持するので、機械室10
内に配置されるファンモータ26等の各種装置が発する
微細な振動により、エアフィルタ36が位置ズレしたり
フィルタ挿入口38から簡単に脱落するのは抑制され
る。
は実施例に限定されるものでなく、少なくとも1つ以上
であれば任意に設定し得るものであり、例えば係合凸部
を把持部が折曲された方向と同一側の面部に設け、これ
と反対側の面部に当接するように凸片をフィルタ挿入口
に設ける構成を採用可能である。
ィルタ取付け構造では、フィルタ挿入口に凸片を突出形
成し、この凸片とフィルタ挿入口に係止させる係合凸部
とによってエアフィルタを支持することにより、機械室
等の振動が該エアフィルタに伝わっても位置ズレしたり
フィルタ挿入口から容易に脱落するのを抑制し得る。ま
た、機械室等から発する熱等によってエアフィルタの枠
部本体が経時的に湾曲変形した場合でも、凸片によって
湾曲変形が抑止されることで該エアフィルタの脱落が好
適に防止される。
タ取付け構造において、機械室の正面に配設される正面
パネルを示す正面図である。
おいて、機械室に取付けられるフィルタを示す正面図お
よび側面図である。
おいて、第1の係合凸部と第2の係合凸部との高さ関係
を示す要部の縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
採用した機械室の正面に配設される正面パネルを示す要
部正面図である。
示す要部縦断側面図である。
示す要部斜視図である。
において、エアフィルタを取付けた状態を一部断面で示
す正面パネルの要部正面図である。
を示す要部斜視図である。
を示す要部縦断側面図である。
16a 枠部本体 16c 把持部,18 フィルタ挿入口,30 凸片,3
2 第1の係合凸部 34 第2の係合凸部,36 エアフィルタ,36a 枠
部本体 36b 把持部 38 フィルタ挿入口,40 凸片,4
2 第3の係合凸部 T 枠部本体の厚み幅,L2 凸片の突出端部と内周縁部
下側との離間幅 L3 係合凸部を含む枠部本体の厚み幅
Claims (2)
- 【請求項1】 機械室(10)の所定位置に開設される外気
連通口(14)と、該連通口(14)の全体に対応し得るよう取
付けられるエアフィルタ(16,36)とから構成されてお
り、外気連通口(14)に近接して開設されたフィルタ挿入
口(18,38)を介してエアフィルタ(16,36)を挿通し、その
把持部(16c,36b)に近接して形成した少なくとも1つ以
上の係合凸部(32,34,42)を該挿入口(18,38)に係合して
位置決めするようにしたフィルタ取付け構造において、 前記フィルタ挿入口(18,38)における前記エアフィルタ
(16,36)の係合凸部(32,34,42)が形成される面部とは反
対の面部と対向する一方の側に、該挿入口(18,38)に挿
通されたエアフィルタ(16,36)を他方の側に向けて押圧
する凸片(30,40)を突出形成したことを特徴とするエア
フィルタ取付け構造。 - 【請求項2】 前記フィルタ挿入口(18,38)の他方の側
と凸片(30,40)の先端との間の離間幅(L2)は、前記エア
フィルタ(16,36)における枠部本体(16a,36a)の厚み幅
(T)よりも大きく、前記係合凸部(32,34,42)を含む枠部
本体(16a,36a)の厚み幅(L3)よりも幅狭に設定されてい
る請求項1記載のエアフィルタ取付け構造。
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---|---|---|---|
JP2000272118A JP4554792B2 (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | エアフィルタ取付け構造 |
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