JP2002078243A - 電源の自動切替装置 - Google Patents
電源の自動切替装置Info
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Abstract
する電力を電気負荷に供給するように電気負荷への電力
供給系統を自動的に切替えるようにした電源の自動切替
装置において、特別な機構を設けなくともオペレータの
手動操作による切替えを可能とする。 【解決手段】共通接点53を第1接点51に導通させる
第1回動位置ならびに共通接点53を第2個別接点52
に導通させる第2回動動置間での回動が可能なシーソー
型の回動部材54を、第1および第2回動位置の一方側
に回動駆動する電磁力を発揮し得る第1および第2ソレ
ノイド56,57のプランジャ60,65に、それらの
プランジャ60,65を外部から押込み操作することを
可能とした操作部60a,65aがそれぞれ一体に設け
られる。
Description
電時にはエンジン発電機が出力する電力を電気負荷に供
給するようにして、電気負荷への電力供給系統を自動的
に切替えるようにした電源の自動切替装置に関する。
えて、エンジン発電機の出力電力を電気負荷に供給し得
るようにしたものが、たとえば特開平5−64382号
公報等で開示されている。
電源の自動切替装置にあっては、非常時の自動切替機構
だけでなく、制御ユニットが故障した場合等に備えてオ
ペレータの手動操作による切替えも可能としておくこと
が必要であり、従来の自動切替装置には、特別な切替レ
バー構造等が付設されるのが一般的である。
のであり、特別な機構を設けなくともオペレータの手動
操作による切替えを可能とした電源の自動切替装置を提
供することを目的とする。
に、請求項1記載の発明は、常用電源系統およびエンジ
ン発電機に個別に連なる第1および第2個別接点ならび
に電気負荷に連なる共通接点を有するとともに共通接点
の第1および第2個別接点への択一的な導通を可能とし
たスイッチングユニットと、前記常用電源系統での停電
に応じて前記共通接点を第2個別接点に導通させるとと
もに前記常用電源系統での復電に応じて前記共通接点を
第1個別接点に導通させるようにして前記スイッチング
ユニットの作動を制御する制御ユニットとを備える電源
の自動切替装置において、前記スイッチングユニット
は、前記共通接点を第1個別接点に導通させる第1回動
位置ならびに前記共通接点を第2個別接点に導通させる
第2回動位置間での回動を可能として支持枠に支承され
るシーソー型の回動部材と、前記第1および第2回動位
置間の中央を通過して前記回動部材が第1および第2回
動位置の一方側に回動するのに応じて第1および第2回
動位置の一方に前記回動部材を保持するばね力を発揮す
るばね部材と、該ばね部材のばね力に抗して前記回動部
材を第1回動位置側に駆動する電磁力を発揮し得る第1
ソレノイドと、前記ばね部材のばね力に抗して前記回動
部材を第2回動位置側に駆動する電磁力を発揮し得る第
2ソレノイドとを備え、第1および第2ソレノイドがそ
れぞれ備えるプランジャには、それらのプランジャを外
部から押込み操作することを可能とした操作部がそれぞ
れ一体に設けられることを特徴とする。
より第1および第2ソレノイドの通電・非通電を切替制
御することで、常用電源系統が停電したときのエンジン
発電機からの電気負荷への電力供給ならびに常用電源系
統が復電したときの常用電源系統からの電気負荷への電
力供給を自動的に切替えることが可能である。しかも第
1および第2ソレノイドの通電・非通電によらず、それ
らのソレノイドがそれぞれ備えるプランジャに一体に設
けられる操作部をオペレータが押込み操作することによ
り、万一の場合に、常用電源系統およびエンジン発電機
と、電気負荷との間の択一的な切替えが可能であり、し
かも特別なレバー機構等を付設することを不要とし、操
作部がプランジャに一体に設けられるだけの簡単な構成
で、オペレータの手動による切替操作が可能となる。
記載の発明の構成に加えて、前記共通接点は、前記回動
部材と同軸の軸線まわりに回動することを可能として該
回動部材に連動連結される可動接点支持部材に設けら
れ、前記スイッチングユニットは、蓋部材で開閉可能な
開口部を有する箱体内に、前記操作部を開口部側に配置
するとともに前記回動部材および可動接点支持部材を前
記開口部とは反対側に配置して収容されることを特徴と
し、かかる構成によれば、第1および第2個別接点と共
通接点との接触部を箱体の内方側に配置してそれらの接
触部への外部からの接触を極力防止した上に、操作部を
箱体の開口部側に配置することでオペレータによる手動
操作を容易とすることができる。
2記載の発明の構成に加えて、前記可動接点支持部材の
両端部に前記共通接点が設けられ、該共通接点への導通
を可能とした第1および第2個別接点が前記可動接点支
持部材の両端部に対応した位置にそれぞれ固定配置さ
れ、常用電源系統およびエンジン発電機に個別に連なる
第1および第2電源用端子部材が第1および第2個別接
点に連設され、電気負荷に連なるとともに前記可動接点
支持部材の中央部に対応した位置に固定配置される負荷
用端子部材が、前記共通接点に接続されることを特徴と
し、かかる構成によれば、可動接点支持部材の両端側に
第1および第2電源用端子部材が固定配置され、可動接
点支持部材の中央部に対応して負荷用端子部材が固定配
置されるので、第1電源用端子部材、第2電源用端子部
材および負荷用端子部材にそれぞれ連なる電線の配線ラ
インを振り分けるようにして各電線の配線を容易とする
ことができる。
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
のであり、図1は自動切替装置の構成を示す回路図、図
2は自動切替装置の一部切欠き正面図、図3は収容箱の
分解斜視図、図4はスイッチングユニットの拡大正面
図、図5は図4の5−5線拡大断面図、図6は図4の6
−6線断面図、図7は図4の7−7線断面図、図8は端
子部材への電線接続構造を図4の8−8線に沿って示す
拡大断面図、図9は端子部材への電線接続構造を示す斜
視図、図10は端子部材への電線接続構造を示す分解斜
視図、図11は電線の一端にアイレット型端子が取付け
られている場合の図9に対応した斜視図、図12は制御
系の構成を示すブロック図、図13は自動切替制御モー
ドでの制御手順を示すフローチャートである。
常用電源系統18の停電時にエンジン発電機19が出力
する電力を電気負荷20に供給するように、電気負荷2
0への電力供給系統を自動的に切替えるものであり、常
用電源系統18からの電力およびエンジン発電機19の
出力電力の電気負荷20への供給を択一的に選択するよ
うに作動するスイッチングユニット16と、前記常用電
源系統18の停電および復電を常時監視するとともにそ
の停電および復電に応じてスイッチングユニット16の
作動を制御する制御ユニット17とを備える。
動切替装置15は、たとえば家屋の壁等に取付けられる
収容箱21内に収容、固定されるものであり、該収容箱
21は、一端を閉じるとともに他端を開放した四角形の
有底角筒状に形成される箱体22と、該箱体22の開口
端を開閉可能に閉じる蓋部材23とで構成される。しか
も箱体22は、連結時に四角形の筒状をなす第1〜第4
側板24,25,26,27と、第1〜第4側板24〜
27の一端を共通にかつ着脱可能に連結せしめるベース
板28とから成る。
れており、このベース板28の側縁の相互に平行な二辺
には連結板部28a,28aの基端が直角にかつ一体に
連設され、それらの連結板部28a,28aの先端には
取付板部28b,28bの基端がそれぞれ直角にかつ一
体に連設される。両取付板部28b,28bには、それ
らの取付板部28b,28bを家屋の壁等に取付ける際
にねじ部材30,30…(図2参照)を挿通させる挿通
孔29,29…がそれぞれ複数たとえば一対ずつ設けら
れる。また両連結板部28a,28aには挿通孔31,
31…がそれぞれ複数たとえば3つずつ設けられてお
り、各挿通孔31,31…に対応する部分で両連結板部
28a,28aの内面にはウエルドナット32,32…
が固着される。
25は、ベース板28が備える前記両連結板部28a,
28aの外面側に着脱可能に連結されるものであり、両
連結板部28a,28aの挿通孔31,31…にそれぞ
れ対応する挿通孔33,33…が、第1および第2側板
24,25のベース板28側の一端部に3つずつ設けら
れ、挿通孔33,33…;31,31…に挿通されるね
じ部材34,34…を前記ウエルドナット32,32…
に螺合して締付けることにより、第1および第2側板2
4,25の一端部がベース板28に直角に連結される。
二辺とは直交する二辺側で前記ベース板28の側縁部に
は、複数たとえば3つずつの挿通孔(図示せず)が設け
られるともにそれらの挿通孔に個別に対応するウエルド
ナット35,35…がそれぞれ固着される。
26,27の前記ベース板28側の一端部には、前記ウ
エルドナット35,35…に対応する部分でベース板2
8に重なる連結板部26a,27aの基端がそれぞれ直
角にかつ一体に連設されており、それらの連結板部26
a,27aには、前記ウエルドナット35,35…にそ
れぞれ螺合されるねじ部材37,37…を挿通させるス
リット36,36…が、連結板部26a,27aの先端
側で開放するようにそれぞれ形成される。したがってス
リット36,36…にそれぞれ挿通されるねじ部材3
7,37…を前記ウエルドナット35,35…に螺合し
て締付けることにより、第3および第4側板26,27
の一端部がベース板28に直角に連結される。
縁には、第3および第4側板26,27の両側縁に重な
る連結板部24a,24a;25a,25aがそれぞれ
直角にかつ一体に連設され、それらの連結板部24a,
24a;25a,25aに、挿通孔38,38…が複数
たとえば一対ずつ設けられるとともに各挿通孔38,3
8…にそれぞれ対応するウエルドナット39,39…が
固着される。一方、第3および第4側板26,27の両
側縁には前記各挿通孔38,38…に対応した挿通孔4
0,40…が設けられており、挿通孔40,40…に挿
通されるねじ部材41,41…をウエルドナット39,
39…に螺合して締付けることにより第1〜第4側板2
4〜27が相互に連結される。
34…;37,37…を緩めることによりベース板28
への各側板24〜27の連結を解除することができ、ま
たねじ部材41,41…を緩めることにより各側板24
〜27相互の連結を解除することができる。
7同士の連結を解除するとともにベース板28との連結
を解除したときに、隣接する一対の側板と平行な方向で
ベース板28から離脱する方向に取り外し可能であり、
その取り外し時には、他の側板同士の連結ならびに他の
側板およびベース板の連結に影響を及ぼすことが回避さ
れる。たとえば第1側板24を取外すときには、第3お
よ第4側板26,27との連結を解除するとともにベー
ス板28との連結を解除した第1側板24を、図2の上
方に離脱するように取外すことができ、この際、第2〜
第4側板25〜27同士の連結ならびに第2〜第4側板
25〜27およびベース板28の連結に影響を及ぼすこ
とはない。
2…,35…,39…が、ベース板28、第1および第
2側板24,25に固着されていたが、それらのウエル
ドナット32…,35…,39…に代えて、他の固着式
ナット、たとえばピアスナット等を用いて、部品コスト
を低減することも可能である。
側の他端には、蓋部材23で塞がれるようにして箱体2
2の他端部に形成される開口部42の周縁を共同して規
定する鍔部24b,25b,26b,27bが直角にか
つ一体に連設される。また蓋部材23は、第3側板26
にヒンジ結合されることで開閉可能として箱体22に支
承されるものであり、蓋部材23に締結される一対のヒ
ンジ部材43,43を締結するためのたとえば3つずつ
2組の締結孔44,44…が、第3側板26に設けられ
る。またヒンジ部材43,43が設けられる側とは反対
側で蓋部材23には、第4側板27の鍔部27bへの係
合および係合解除をキー操作で切換えるロック機構(図
示せず)が取付けられるものであり、ロック機構取付け
のための透孔45が蓋部材23に設けられる。
グユニット16および制御ユニット17で構成されるの
であるが、スイッチングユニット16が箱体22におけ
るベース板28に取付けられるのに対し、制御ユニット
17は蓋部材23に取付けられる。しかも蓋部材23で
箱体22の開口部42を閉じた状態では、図2で示すよ
うに、スイッチングユニット16および制御ユニット1
7が相互に重なることがないように、前記両ユニット1
6,17が箱体22および蓋部材23に分かれて取付け
られる。
グユニット16は、絶縁板49を介して前記箱体22の
ベース板28に締結される支持枠50と、常用電源系統
18に連なって支持枠50に固定配置される3つの第1
個別接点51…と、エンジン発電機19に連なって支持
枠50に固定配置される3つの第2個別接点52…と、
電気負荷20に連なる一対ずつ3組の共通接点53,5
3…と、共通接点53…を第1個別接点51…に導通さ
せる第1回動位置ならびに共通接点53…を第2個別接
点52…に導通させる第2回動位置(図6で示す位置)
間での回動を可能として支持枠50に支承されるシーソ
ー型の回動部材54と、回動部材54が第1および第2
回動位置の一方側に回動するのに応じて第1および第2
回動位置の一方に回動部材54を保持するばね力を発揮
するばね部材55と、該ばね部材55のばね力に抗して
回動部材54を第1回動位置側に駆動する電磁力を発揮
し得る第1ソレノイド56と、ばね部材55のばね力に
抗して回動部材54を第2回動位置側に駆動する電磁力
を発揮し得る第2ソレノイド57とを備える。
分を横断面矩形状としてベース板28と平行な平面に配
置される回動軸58の両端部が回動可能に支承される。
また回動部材54は、該回動軸58の軸線と直交する方
向に延びるものであり、該回動部材54の中央部が前記
回動軸58の一端寄りの部分に固着される。
は、回動部材54の一端側(図6の下端側)に対応して
支持枠50に配設され、第2ソレノイド57は、回動部
材54の他端側(図6の上端側)に対応して支持枠50
に配設される。
固定コア59と、回動部材54とは反対側で固定コア5
9に対向するプランジャ60と、プランジャ60を固定
コア59に吸着する電磁力を発揮するコイル61と、一
端を回動部材54の一端に当接させ得るようにして固定
コア59の中央部を軸方向移動可能に貫通してプランジ
ャ60に連結される押圧ロッド62と、プランジャ60
を固定コア59から離反させる方向のばね力を発揮して
押圧ロッド62および固定コア59間に設けられる戻し
ばね63とを有して、支持枠50に配設される。
側の固定コア64と、回動部材54とは反対側で固定コ
ア64に対向するプランジャ65と、プランジャ65を
固定コア64に吸着する電磁力を発揮するコイル66
と、一端を回動部材54の他端に当接させ得るようにし
て固定コア64の中央部を軸方向移動可能に貫通してプ
ランジャ65に連結される押圧ロッド67と、プランジ
ャ65を固定コア64から離反させる方向のばね力を発
揮して押圧ロッド67および固定コア64間に設けられ
る戻しばね68とを有して、支持枠50に配設される。
した位置で前記回動軸58には、前記回動部材54とと
もに略T字状をなすばね受け腕69の基端が直角に固着
され、第1および第2ソレノイド56,57間に対応す
る部分で支持枠50にはばね受け部材70が締結され
る。
受け部材70には、三角形状に凹んだ受け部69a,7
0aが相互に対向するようにして形成されており、板ば
ねから成るばね部材55の両端がそれらの受け部69
a,70aで受けられる。しかもばね受け部材70は、
回動部材54が第1および第2回動位置の中央の位置に
あるときに、該ばね受け部材70が有する受け部70a
の中央すなわちばね部材55の一端の当接点と回動軸4
8の軸線とを結ぶ直線71が回動部材54と直交するよ
うに設定されるものであり、前記回動部材54が第1お
よび第2回動位置の中央の位置にあるときにはばね受け
腕69の受け部69aの中央すなわちばね部材55の他
端の当接点が前記直線71上に在る。
2回動位置にある状態から第1回動位置側に回動する際
に、前記ばね受け腕69の受け部69aの中央が直線7
1を通過すると、ばね部材55は回動部材54を第1回
動位置側に付勢するばね力を発揮する。それとは逆に、
回動部材54が、第1回動位置から第2回動位置側に回
動する際にはばね受け腕69の受け部69aの中央が直
線71を通過すると、ばね部材55は回動部材54を第
2回動位置側に付勢するばね力を発揮することになる。
1の非通電状態では第2回動位置にある回動部材54の
一端に押圧ロッド62の一端を当接させた状態にあり、
第2ソレノイド57におけるコイル66の非通電状態で
コイル61に通電すると、押圧ロッド62は、ばね受け
腕69の受け部69aの中央が直線71を通過するまで
回動部材54を第1回動位置側に押圧回動せしめること
になり、その後で、ばね部材55のばね力により回動部
材54が第1回動位置まで回動すると、押圧ロッド62
の一端から回動部材54の一端が離反する。一方、第2
ソレノイド57は、そのコイル66の非通電状態では第
1回動位置にある回動部材54の他端に押圧ロッド67
の一端を当接させた状態にあり、第1ソレノイド56の
コイル61の非通電状態でコイル66に通電すると、押
圧ロッド67は、ばね受け腕69の受け部69aの中央
が直線71を通過するまで回動部材54を第2回動位置
側に押圧回動せしめることになり、その後で、ばね部材
55のばね力により回動部材54が第2回動位置まで回
動すると、押圧ロッド67の一端から回動部材54の他
端が離反する。
位置は、ばね部材55のばね力により保持されるもので
あり、第1回動位置にある回動部材54に接触している
押圧ロッド67に作用する戻しばね68のばね荷重は、
ばね部材55のばね力よりも低く設定される。また第2
回動位置にある回動部材54の位置は、ばね部材55の
ばね力により保持されるものであり、第2回動位置にあ
る回動部材54に接触している押圧ロッド62に作用す
る戻しばね63のばね荷重は、ばね部材55のばね力よ
りも低く設定される。
6,57のコイル61,66を非通電としたままの状態
での手動操作により、回動部材54に回動力を作用せし
めることも可能であり、手動操作力を作用せしめること
を可能とした操作部60a,65aが、第1および第2
ソレノイド56,57がそれぞれ備えるプランジャ6
0,65にそれぞれ一体に設けられる。各操作部60
a,65aは、第1および第2ソレノイド56,57の
外部からプランジャ60,65を押込むことで押圧ロッ
ド62,67により回動部材54に操作力を及ぼすよう
にして各プランジャ60,65の外端に一体に設けられ
るものであり、第1および第2ソレノイド56,57の
コイル61,66が非通電状態にあるときには支持枠5
0から突出するように形成される。
4とは反対側で回動軸58には、たとえば3つの絶縁材
料から成る可動接点支持部材74…が、相互に間隔を受
けて固着される。すなわち可動接点支持部材74…は、
回動部材54と同軸の軸線まわりに回動することを可能
として該回動部材54に連動連結される。
…にそれぞれ対応した絶縁材料製の支持ブロック75…
と、各可動接点支持部材74…および各支持ブロック7
5…間を隔てる複数枚たとえば4枚の隔板76…が固定
される。
可動接点支持部材74…から一部を突出させるようにし
て共通接点53,53がそれぞれ設けられる。また可動
接点支持部材74…の両端部に対応する位置で前記支持
ブロック75…には第1および第2個別接点51…,5
3…が固定される。すなわち第1個別接点51…は、可
動接点支持部材74…が回動部材54とともに第1回動
位置に回動するのに応じて一方(図7の上方)の共通接
点53に接触、導通するようにして各支持ブロック75
…に固定され、第2個別接点52…は、可動接点支持部
材74…が回動部材54とともに第2回動位置に回動す
るのに応じて他方(図7の下方)の共通接点53に接
触、導通するようにして各支持ブロック75…に固定さ
れる。
材77…がそれぞれ連設され、第2個別接点52…には
第2電源用端子部材78…がそれぞれ連設される。また
各可動接点支持部材74…の中央部に対応した位置で支
持ブロック75…には、各共通接点53,53…にリー
ド線79,79…を介して連なる導電部材80…が固定
配置されており、各導電部材80…およびリード線7
9,79…を介して一対の共通接点53,53に1つず
つ連なる負荷用端子部材81…が導電部材80…に一体
に連設される。
電源系統18に連なる電線82…が接続され、第2電源
用端子部材78…にはエンジン発電機19に連なる電線
83…が接続され、負荷用端子部材81…には電気負荷
20に連なる電線84…が接続される。
材77は、電線82を挿入させる挿入孔85を有すると
ともに該挿入孔85に直交する軸線を有するねじ孔86
を有して導電材料により形成されるものであり、この第
1電源用端子部材77への電線82の接続にあたって
は、第1電源用端子部材77に、導電材料製のリテーナ
87が装着されるとともにボルト88が螺合される。
内面との間で挟持可能として挿入孔85内に挿入される
挟圧板89と、ボルト88を挿通せしめる挿通孔92を
有して第1電源用端子部材77の外面に対向する対向板
90と、挟圧板89および対向板90の一端間を結ぶ連
結板92とが、略U字状の横断面形状となるように一体
に連設されて成るものである。また挿通孔92に挿通さ
れるボルト88は、その先端を前記挟圧板89に当接さ
せ得るようにしてねじ孔86に螺合され、ボルト88を
締付けることで、挿入孔85に挿入された電線82の一
端の被覆剥離部が、挟圧板89および挿入孔85の内面
間に挟持され、これにより第1電源用端子部材77への
電線82の電気的接続が得られる。
からでも電線82を挿入可能とすべく両端を開放して第
1電源用端子部材77に設けられており、前記リテーナ
87は、前記挟圧板89を前記挿入孔85内に軸方向い
ずれの側からでも挿入可能とするとともに挿入された挟
圧板89にボルト88の先端を当接させることを可能と
して、略U字状に形成されている。
の電線82側の面には凹凸部89aが形成されており、
これにより、挟圧板89を電線82の被覆剥離部に喰込
ませ、電線82の第1電源用端子部材77への電気的接
続状態をより確実に保持することができる。
すようなアイレット型端子101が取付けられている場
合があるが、第1電源用端子部材77のねじ孔88との
螺合を解除してボルト88をリテーナ87の対向板90
から抜くことが可能であるので、対向板90および第1
電源用端子部材77の外面間に挿入したアイレット型端
子101をボルト88の締付で対向板90および第1電
源用端子部材77の外面間に挟持することが可能であ
り、アイレット型端子101を第1電源用端子部材77
に電気的に接続することも可能となる。
の接続構造、ならびに負荷用接続端子81への電線84
の接続構造は、上記第1電源用接続端子77への電線8
2の接続構造と基本的には同一であり、詳細な説明を省
略する。
蓋部材23で開閉可能な開口部42を有する箱体22内
に、第1および第2ソレノイド56,57の操作部60
a,65aを開口部42側に配置するとともに回動部材
54および可動接点支持部材74…を開口部42とは反
対側すなわちベース板28側に配置して収容される。
への電線82…,83…,84…の接続部はカバー板9
3で覆われており、このカバー板93は、支持枠50に
植設された複数の支柱94,94…の先端部に着脱可能
に取付けられる。
収容箱21からは各電線82…,83…,84…が導出
されるのであるが、この実施例では、箱体22のうち第
1側板24に、第1電源用端子部材77…および常用電
源系統18を結ぶ電線82…を導出させるための電線導
出孔95が設けられ、第2側板25に、第2電源用端子
部材78…およびエンジン発電機19を結ぶ電線83…
を導出させるための電線導出孔96と、負荷用端子部材
81…および電気負荷20を結ぶ電線84…を導出させ
るための電線導出孔97とが設けられる。しかも各電線
導出孔95,96,97を貫通するようにして第1およ
び第2側板24,25には、導出管98,99,100
が固着され、電線82…,83…,84…は、それらの
導出管98,99,100を貫通して箱体22の外方に
導出される。
7は、収容箱21における蓋部材23の内面側に固定配
置される基板102上に、マイクロチップ等が搭載され
ることで構成されるものであり、この制御ユニット17
には、前記基板102に配設される設定時間変更操作手
段103からの設定時間変更指示信号、ならびに蓋部材
23の外面側に配設される制御モード設定手段104の
操作に基づく信号が入力される。また制御ユニット17
は、常用電源系統18の停電・復電を常時監視する機能
を有しており、その検出結果と、前記設定時間変更操作
手段103および制御モード設定手段104からの信号
とに基づいて、スイッチングユニット16における第1
および第2ソレノイド56,57の通電・非通電、エン
ジン発電機19の起動・停止、液晶等で構成されて蓋部
材23に設けられている表示手段105の表示を制御す
る。
部103aの操作に応じて、エンジン発電機19での暖
機時間として必要な時間を、たとえば15秒、30秒お
よび120秒の3種類に変化させて設定可能に構成され
るものであり、設定時間変更操作手段103で設定され
る設定時間が、設定時間変更操作手段103から制御ユ
ニット17に入力される。
作可能な操作ダイヤル106を有しており、その操作ダ
イヤル106を第1ポジションP1〜第4ポジションP
4まで回動するのに応じて、制御ユニット17による制
御モードを設定するための各ポジションP1〜P4毎に
異なる信号が制御モード設定手段104から制御ユニッ
ト17に入力される。
ト17による制御を停止するためのポジションであり、
第2ポジションP2は、電源供給系統の自動切替制御モ
ードであり、この第2ポジションP2に操作ダイヤル1
06を回動操作しておくことで、制御ユニット17によ
るスイッチングユニット16の切替制御、エンジン発電
機19の起動・停止制御および表示手段105の表示制
御が自動的に実行される。また第3ポジションP3は、
エンジン発電機19を手動起動させるためのポジション
であり、操作ダイヤル106を第3ポジションP3に回
動操作すると制御ユニット17はエンジン発電機19を
起動させる。さらに第4ポジションP4は、エンジン発
電機19の出力電力を電気負荷20に供給するためのポ
ジションであり、操作ダイヤル106を第4ポジション
P4に回動操作すると、制御ユニット17は、常用電源
系統18での停電の有無にかかわらず、エンジン発電機
19の出力電力を電気負荷20に供給するようにスイッ
チングユニット16の作動を制御する。
ニット17は、図13で示す手順に従って、スイッチン
グユニット16における第1および第2ソレノイド5
6,57の通電・非通電、エンジン発電機19の起動・
停止、ならびに表示手段105の表示を制御するもので
あり、ステップS1では、常用電源系統18で停電が生
じているか否かを判断し、停電時にはステップS2でフ
ラグFAが「0」であるか否かを確認する。このフラグ
FAは、エンジン発電機19が作動中であるか否かを示
すフラグであり、エンジン発電機19の作動状態ではF
A=1である。
したとき、すなわちエンジン発電機19が非作動状態で
あるときには、設定時間変更操作手段103で設定され
る設定時間をステップS3で読込み、ステップS4でエ
ンジン発電機19を起動せしめるとともに表示手段15
の表示状態を切替える。
電機19の累積運転時間を表示する状態と、エンジン発
電機19の起動後に前記設定時間変更操作手段103で
設定される設定時間が経過するまでのエンジン発電機1
9の暖機運転中に前記設定時間の減少をカウントダウン
表示する状態とを切替えて、表示手段105の表示を制
御することが可能であり、ステップS4において制御ユ
ニット17は、エンジン発電機19の暖機運転中に前記
設定時間の減少をカウントダウン表示する状態に表示手
段105の表示状態を切替える。
ジン発電機19の起動に応じてフラグFAを「1」に設
定し、次のステップS6に進む。またステップS2でF
A=1であると判断したときには、ステップS3,S
4,S5を迂回してステップS6に進む。
103で設定される設定時間をカウントするタイマがカ
ウントダウンを実行し、ステップS7で、設定時間の減
少を表示手段105にカウントダウン表示する。
手段103で設定された設定時間が経過したか否かを判
断し、時間が経過したと判断したとき、すなわちエンジ
ン発電機19の設定時間の暖機運転が終了したと判断し
たときには、ステップS9において、電気負荷20に供
給する電力を、常用電源系統18からエンジン発電機1
9の出力電力に切替えるようにスイッチングユニット1
6を制御し、また表示手段105の表示をエンジン発電
機19の累積運転時間を表示する状態に切替える。
設定する。このフラグFBは、常用電源系統18の電力
およびエンジン発電機19の出力電力のいずれを電気負
荷20に供給している状態であるかを示すフラグであ
り、エンジン発電機19の出力電力を電気負荷20に供
給している状態ではFB=1であり、ステップS9での
電源切替に応じてステップS10でFB=1とする。
断したとき、すなわち常用電源系統18の電力を用いて
いる状態で常用電源系統18が停電していない状態、も
しくはエンジン発電機19の出力電力を用いている状態
で常用電源系統18が復電した状態では、ステップS1
からステップS11に進み、このステップS11でフラ
グFBが「1」であるか否かを判断する。
したとき、すなわちエンジン発電機19の出力電力を用
いている状態で常用電源系統18が復電したと判断した
ときには、ステップS12で、電気負荷20に供給する
電力を、エンジン発電機19の出力電力から常用電源系
統18の電力に切替えるようにスイッチングユニット1
6を制御し、またエンジン発電機19を停止する。その
後、ステップS13で設定時間のカウントダウンを行な
うタイマをリセットし、ステップS14では、フラグF
A,FBをそれぞれ「0」にセットする。
と、制御ユニット17で制御されるスイッチングユニッ
ト16は、電気負荷20に連なる共通接点53…を常用
電源系統18に連なる第1個別接点51…に導通させる
第1回動位置ならびに前記共通接点53…をエンジン発
電機19に連なる第2個別接点52…に導通させる第2
回動位置間での回動を可能として支持枠50に支承され
るシーソー型の回動部材54と、第1および第2回動位
置間の中央を通過して回動部材54が第1および第2回
動位置の一方側に回動するのに応じて第1および第2回
動位置の一方に前記回動部材54を保持するばね力を発
揮するばね部材55と、該ばね部材55のばね力に抗し
て前記回動部材54を第1回動位置側に駆動する電磁力
を発揮し得る第1ソレノイド56と、前記ばね部材55
のばね力に抗して前記回動部材54を第2回動位置側に
駆動する電磁力を発揮し得る第2ソレノイド57とを備
えている。
れば、制御ユニット17により第1および第2ソレノイ
ド56,57の通電・非通電を切替制御することで、常
用電源系統18が停電したときのエンジン発電機19か
らの電気負荷20への電力供給ならびに常用電源系統1
8が復電したときの常用電源系統18からの電気負荷2
0への電力供給を自動的に切替えることが可能である。
れぞれ備えるプランジャ60,65には、それらのプラ
ンジャ60,65を外部から押込み操作することを可能
とした操作部60a,65aがそれぞれ一体に設けられ
ており、第1および第2ソレノイド56,57の通電・
非通電によらず、前記操作部60a,65aをオペレー
タが押込み操作することにより、たとえば制御ユニット
17が故障した場合に、常用電源系統18およびエンジ
ン発電機19と、電気負荷20との間の択一的な切替え
が可能である。しかも特別なレバー機構等を付設するこ
とを不要とし、操作部60a,65aがプランジャ6
0,65に一体に設けられるだけの簡単な構成で、オペ
レータの手動による切替操作が可能となる。
軸の軸線まわりに回動することを可能として該回動部材
54に連動連結される可動接点支持部材74に設けられ
ており、スイッチングユニット16は、蓋部材23で開
閉可能な開口部42を有する箱体22内に、操作部60
a,65aを開口部42側に配置するとともに前記回動
部材54および可動接点支持部材64を前記開口部42
とは反対側に配置して収容されている。このため第1お
よび第2個別接点51…,52…と共通接点53…との
接触部を箱体22の内方側に配置してそれらの接触部へ
の外部からの接触を極力防止した上に、操作部60a,
65aを箱体22の開口部42側に配置することでオペ
レータによる手動操作を容易とすることができる。
材74の両端部に設けられ、該共通接点53…への導通
を可能とした第1および第2個別接点51…,52…が
可動接点支持部材74の両端部に対応した位置にそれぞ
れ固定配置されており、常用電源系統18およびエンジ
ン発電機19に個別に連なる第1および第2電源用端子
部材77…,78…が第1および第2個別接点51…,
52…に連設され、電気負荷20に連なるとともに前記
可動接点支持部材74の中央部に対応した位置に固定配
置される負荷用端子部材81…が共通接点53…に接続
されている。このような構成によれば、第1電源用端子
部材77…、第2電源用端子部材78…および負荷用端
子部材81…にそれぞれ連なる電線82…,83…,8
4…の配線ラインを振り分けるようにして各電線82
…,83…,84…の配線を容易とすることができる。
各電線82…,83…,84…を接続するにあたり、各
端子部材77…,78…,81…には、電線82…,8
3…,84…を挿入させる挿入孔85がそれぞれ設けら
れるとともに挿入孔85に直交する軸線を有するねじ孔
86がそれぞれ設けられている。また電線82…,83
…,84…を挿入孔85の内面との間で挟持可能として
挿入孔85内に挿入される挟圧板89と、挿通孔92を
有して前記端子部材77…,78…,81…の外面に対
向する対向板90と、挟圧板89および対向板90の一
端間を結ぶ連結板91とが、略U字状の横断面形状を有
して一体に連設されることで導電材料製のリテーナ87
が構成されており、前記挿通孔92に挿通されるととも
にねじ孔86に螺合されるボルト88の先端が挟圧板8
9に当接されている。
入するだけで該挟圧板89がねじ孔86の軸線まわりに
回転することが阻止されることになり、挟圧板89にボ
ルト88の先端を当接させるだけの簡単な構成で、電線
82…,83…,84…によじれが生じることや、素線
を傷付けることを防止しつつ挟圧板89および挿入孔8
5の内面間に電線82…,83…,84…の一端を挟持
して、電線82…,83…,84…の端子部材77…,
78…,81…への電気的接続状態を確実に保持するこ
とができる。
ト88を対向板90から抜くことが可能であるので、対
向板90および端子部材77…,78…,81…の外面
間に挿入したアイレット型端子101をボルト88の締
付で対向板90および端子部材77…,78…,81…
の外面間に挟持することが可能であり、アイレット型端
子101を端子部材77…,78…,81…に電気的に
接続することも可能となる。
記各端子部材77…,78…,81…に設けられるもの
であり、挿入孔85に軸方向いずれの側からでも挿入可
能な挟圧板89にボルト88の先端を当接させることが
できるので、挟圧板89および電線82…,83…,8
4…の挿入孔86への挿入方向を選ぶことで、電線82
…,83…,84…を挿入孔85の軸方向いずれからで
も端子部材77…,78…,81…に電気的に接続する
ことができる。
容箱21は、一端を閉じるとともに他端を開放した四角
形の有底角筒状に形成される箱体22と、該箱体22の
開口部42を開閉可能に閉じる蓋部材23とから構成さ
れ、箱体22は、連結時に四角形の角筒状をなす4つの
第1〜第4側板24,25,26,27と、それらの側
板24〜27の一端を共通にかつ着脱可能に連結せしめ
るベース板28とから成り、従来のような穿孔用プレー
ト等を不要としたので、少ない専用部品点数で箱体22
を構成することができるとともに箱体22の組立作業工
数を低減することができる。
側板24〜27のうち電線導出孔95,96,97が設
けられるべきであるとして選択された側板たとえば2
4,25を穿孔加工のために取外す際には、他の側板同
士の連結ならびに他の側板およびベース板28の連結に
影響を及ぼすことを回避することを可能として、相互に
隣接した側板24〜27に着脱可能に連結されている。
応じて自動切替装置15に連なる電線82…,83…,
84…を導出させる電線導出孔95,96,97が設け
られるべきであるとして選択された側板だけを、箱体2
2の他の部分に影響を及ぼすことなく取外し、電線導出
孔95,96,97の穿孔加工を施すことが可能であ
り、設置場所の状況によって電線導出孔95〜97を設
ける箇所を任意に設定することが可能である。
は、相互の連結解除を可能として相互に連結されるもの
であるので、搬送時に箱体22を4つの側板24〜27
およびベース板28に分解しておくことで、収容箱21
を搬送する際に必要なスペースを小さくし、搬送効率を
向上することができる。
スイッチングユニット16および制御ユニット17が、
箱体22の開口部42を蓋部材23で閉じた状態では、
相互に重なることを回避した配置で箱体22および蓋部
材23に分かれて取付けられており、これにより収容箱
21内で自動切替装置15の配線に必要なスペースを確
保することが容易となる。また収容箱21内部の実装密
度を高めることが可能となるとともに、電線導出孔95
〜97を設ける箇所の設定自由度を増大することができ
る。
17で表示状態が制御される表示手段105が設けられ
ており、制御ユニット17は、常用電源系統18での停
電に応じたエンジン発電機19の起動時から設定時間が
経過した暖機運転終了に伴ってエンジン発電機19の出
力電力を電気負荷20に供給するようにスイッチングユ
ニット16の切替作動を制御するとともに、エンジン発
電機19の起動に伴って前記設定時間を表示するように
前記表示手段105を制御するように構成されている。
てエンジン発電機19が起動したときには、そのエンジ
ン発電機19の暖機に要する時間が表示手段105に表
示されることになり、エンジン発電機19の起動後に電
気負荷20に電力が供給されるまで時間遅れがあって
も、エンジン発電機19が暖機運転中であることを使用
者に認識させることができ、自動切替装置15が故障し
ているのではないかと言う不信感を使用者に抱かせる可
能性を解消することができる。
段103により変更操作可能であるので、エンジン発電
機18の暖機時間を該エンジン発電機19の運転環境に
応じて適切に設定することが可能であるとともに、その
変更に応じて暖機時間を適切に表示することができる。
19の起動後の時間経過に伴なう前記設定時間の減少を
カウントダウン表示するように表示手段105を制御す
るものであり、それにより、電気負荷20に電力が供給
されるまでの時間を使用者が適切に把握することがで
き、充分な安堵感を与えることができる。
機19の暖機運転中以外ではエンジン発電機19の累積
運転時間を表示するように表示手段105を制御するも
のであるので、エンジン発電機19のメンテナンスを実
行するタイミングを適切に把握することを可能とした上
で、常用電源系統18の停電時には使用者に不信感を抱
かせないような緊急表示ができるようにしたシステムを
簡単に構成することができる。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
ば、常用電源系統が停電したときのエンジン発電機から
の電気負荷への電力供給ならびに常用電源系統が復電し
たときの常用電源系統からの電気負荷への電力供給を自
動的に切替えることが可能であり、たとえば制御ユニッ
トが故障した場合にはオペレータによる操作部の押込み
操作により、常用電源系統およびエンジン発電機と、電
気負荷との間の択一的な切替えが可能であり、しかも特
別なレバー機構等を付設することを不要とし、操作部が
プランジャに一体に設けられるだけの簡単な構成で、オ
ペレータの手動による切替操作が可能となる。
よび第2個別接点と共通接点との接触部への外部からの
接触を極力防止した上に、操作部を箱体の開口部側に配
置することでオペレータによる手動操作を容易とするこ
とができる。
電源用端子部材、第2電源用端子部材および負荷用端子
部材にそれぞれ連なる電線の配線ラインを振り分けるよ
うにして各電線の配線を容易とすることができる。
沿って示す拡大断面図である。
る。
である。
ている場合の図9に対応した斜視図である。
ーチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】 常用電源系統(18)およびエンジン発
電機(19)に個別に連なる第1および第2個別接点
(51,52)ならびに電気負荷(20)に連なる共通
接点(53)を有するとともに共通接点(53)の第1
および第2個別接点(51,52)への択一的な導通を
可能としたスイッチングユニット(16)と、前記常用
電源系統(18)での停電に応じて前記共通接点(5
3)を第2個別接点(52)に導通させるとともに前記
常用電源系統(18)での復電に応じて前記共通接点
(53)を第1個別接点(51)に導通させるようにし
て前記スイッチングユニット(16)の作動を制御する
制御ユニット(17)とを備える電源の自動切替装置に
おいて、前記スイッチングユニット(16)は、前記共
通接点(53)を第1個別接点(51)に導通させる第
1回動位置ならびに前記共通接点(53)を第2個別接
点(52)に導通させる第2回動位置間での回動を可能
として支持枠(50)に支承されるシーソー型の回動部
材(54)と、前記第1および第2回動位置間の中央を
通過して前記回動部材(54)が第1および第2回動位
置の一方側に回動するのに応じて第1および第2回動位
置の一方に前記回動部材(54)を保持するばね力を発
揮するばね部材(55)と、該ばね部材(55)のばね
力に抗して前記回動部材(54)を第1回動位置側に駆
動する電磁力を発揮し得る第1ソレノイド(56)と、
前記ばね部材(55)のばね力に抗して前記回動部材
(54)を第2回動位置側に駆動する電磁力を発揮し得
る第2ソレノイド(57)とを備え、第1および第2ソ
レノイド(56,57)がそれぞれ備えるプランジャ
(60,65)には、それらのプランジャ(60,6
5)を外部から押込み操作することを可能とした操作部
(60a,65a)がそれぞれ一体に設けられることを
特徴とする電源の自動切替装置。 - 【請求項2】 前記共通接点(53)は、前記回動部材
(54)と同軸の軸線まわりに回動することを可能とし
て該回動部材(54)に連動連結される可動接点支持部
材(74)に設けられ、前記スイッチングユニット(1
6)は、蓋部材(23)で開閉可能な開口部(42)を
有する箱体(22)内に、前記操作部(60a,65
a)を開口部(42)側に配置するとともに前記回動部
材(54)および可動接点支持部材(74)を前記開口
部(42)とは反対側に配置して収容されることを特徴
とする請求項1記載の電源の自動切替装置。 - 【請求項3】 前記可動接点支持部材(74)の両端部
に前記共通接点(53)が設けられ、該共通接点(5
3)への導通を可能とした第1および第2個別接点(5
1,52)が前記可動接点支持部材(74)の両端部に
対応した位置にそれぞれ固定配置され、常用電源系統
(18)およびエンジン発電機(19)に個別に連なる
第1および第2電源用端子部材(77,78)が第1お
よび第2個別接点(51,52)に連設され、電気負荷
(20)に連なるとともに前記可動接点支持部材(7
4)の中央部に対応した位置に固定配置される負荷用端
子部材(81)が、前記共通接点(53)に接続される
ことを特徴とする請求項2記載の電源の自動切替装置。
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---|---|---|---|
JP2000260885A JP4216994B2 (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | 電源の自動切替装置 |
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