JP2002078138A - 閉塞蓋付電線保護キャップ及び電線保護キャップ用閉塞蓋 - Google Patents
閉塞蓋付電線保護キャップ及び電線保護キャップ用閉塞蓋Info
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- JP2002078138A JP2002078138A JP2000251487A JP2000251487A JP2002078138A JP 2002078138 A JP2002078138 A JP 2002078138A JP 2000251487 A JP2000251487 A JP 2000251487A JP 2000251487 A JP2000251487 A JP 2000251487A JP 2002078138 A JP2002078138 A JP 2002078138A
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Abstract
電線・ケーブルが挿通される管にコンクリート等が流れ
込んでしまうことがないように、その端部を閉塞するこ
とを目的としている。 【解決手段】 この発明は、電線が挿通される管の端部
に被冠される電線保護キャップであって、当該電線保護
キャップの開口縁部と、当該電線保護キャップの開口部
を塞ぐ塞板とが、前記電線保護キャップの開口縁部に切
取溝を介して切取り可能に成形された閉塞蓋付電線保護
キャップ及び電線が挿通される管の端部に被冠される電
線保護キャップの開口部を閉塞する電線保護キャップ用
閉塞蓋であって、前記電線保護キャップの開口部に着脱
自在に嵌着され、上面につまみが設けられた塞蓋である
電線保護キャップ用閉塞蓋である。
Description
礎に埋設され、電線・ケーブルが挿通される管にコンク
リート等が流れ込んでしまうことがないように、その端
部を閉塞することを目的とした閉塞蓋付電線保護キャッ
プ及び電線保護キャップ用閉塞蓋に関する。
電線が擦れて、電線の被覆が剥がれてしまうことを防止
するために、管の端部に被冠する電線保護キャップが用
いられている。
護キャップは、その開口部を閉塞する手段は特には設け
られていない。
後、各種建築・建設作業を行っている最中に、前記管内
に異物が入り込んでしまうことがあり、当該管は長尺で
あることから、一旦管内に入り込んでしまった異物を取
り出すことは困難であった。
を行う際に、前記管内にコンクリートが流入してしまう
と、コンクリートの流動性・硬化性と相俟って流入した
コンクリートを取り出し、電線を挿通する空間を確保す
ることが困難であるという問題点があった。
ャップの開口縁部と、当該電線保護キャップの開口部を
塞ぐ塞板とが、前記電線保護キャップの開口縁部に切取
溝を介して切取り可能に成形されたことにより、また、
電線保護キャップの開口部に着脱自在に嵌着され、上面
につまみが設けられた塞蓋によって前記問題点を解決し
たのである。
管の端部に被冠される電線保護キャップであって、当該
電線保護キャップの開口縁部と、当該電線保護キャップ
の開口部を塞ぐ塞板とが、前記電線保護キャップの開口
縁部に切取溝を介して切取り可能に成形された閉塞蓋付
電線保護キャップである。ここで、塞板は、周縁上部に
つまみが設けられていると共に、前記塞板の中心部から
周縁側に向かう切込みが前記つまみに近設されたものと
することができる。
端部に被冠される電線保護キャップの開口部を閉塞する
電線保護キャップ用閉塞蓋であって、前記電線保護キャ
ップの開口部に着脱自在に嵌着され、上面につまみが設
けられた塞蓋である電線保護キャップ用閉塞蓋である。
ここで、塞蓋は、外径可変の嵌挿部を設けることができ
る。
開口縁部と、当該電線保護キャップの開口部を塞ぐ塞板
とが、前記電線保護キャップの開口縁部に切取溝を介し
て切取り可能に成形された閉塞蓋付電線保護キャップで
ある。
成形され、電線保護キャップの開口縁部に接合されるこ
とによって形成されている。
設時のコンクリートを被ったときに当該コンクリートの
重量に耐えることができなければならないが、切り取る
ときにはわずかな力で前記電線保護キャップの開口縁部
から塞板を切り取ることができる厚さでなければならな
い。
は、塞板を上方から押圧し、管内に押し込むことによっ
て切取溝に沿って切り取ることもでき、さらに前記塞板
の周縁上部につまみを設け、塞板の中心部から周縁側に
向かう切込みを前記つまみに近設しておき、前記つまみ
を摘み上げることによって、切り取ることもできる。
げることによって、前記切込みに沿って塞板を割裂さ
せ、前記切込みに対して前記つまみが設けられている側
の切取溝から切り取り始め、切取溝に沿って徐々に全周
に亘って切り取ることができる。
着脱自在に嵌着され、上面につまみが設けられた塞蓋で
ある電線保護キャップ用閉塞蓋である。
部の内径よりも外径が大きい閉塞部の下部に、前記電線
保護キャップの内径に対応する外径を有する嵌挿部が設
けられ、該嵌挿部を前記電線保護キャップの開口部に挿
脱することによって、着脱自在に嵌着されるものであ
る。
挿部とすることができる。
ャップは異なる径を有するいくつかの種類があることを
考慮して、これらの異なる径に対応させるべく外径可変
とするものである。
部が設けられた弾性材料からなる円筒体とすれば、弾性
により前記拡径部が電線保護キャップの内径に合わせて
変化できるので、異なる内径の電線保護キャップに使用
することができる。
を前記閉塞部の下側に取り付け、他端側を前記保護キャ
ップの内側壁に接触するように拡開できる構成とすれ
ば、前記電線保護キャップの異なる内径に合わせて拡開
の程度を調整し、異なる内径の電線保護キャップに使用
することができる。
れるものであるが、前記塞蓋の着脱作業を容易に行える
大きさ、形状であればよい。
施例を図1、図2について説明する。
キャップ2の開口縁部3aと、当該電線保護キャップ2
の開口部3を塞ぐ塞板4とが、前記電線保護キャップ2
の開口縁部3aに切取溝5を介して切取り可能に成形さ
れて構成される。
ていると共に、前記塞板4の中心部から周縁側に向かう
切込み7が前記つまみ6に近設されている。
れる各種電線・ケーブルが当該管8の端部に擦れて傷が
付いたり、被覆が剥がれたりすることがないように用い
られるものであるが、電線が挿通される管8の端部に被
冠できる冠着溝9が全周に亘って設けられている(図1
(b))。
肉に成形され、前記電線保護キャップ2の開口縁部3a
に接合されることによって形成されている。
であり、その周縁部は、テーパ状に薄肉に成形され、最
も薄くなる円周が前記電線保護キャップ2の開口縁部3
aに接合され、断面が三角形状の切取溝5が形成されて
いる。
ック樹脂製であり、一体成形されている。
護キャップ1の使用方法を図2について説明する。
囲にコンクリートが打設される前の管8の端部に被冠し
ておき、その後、コンクリートを打設する。このとき、
管8は、前記閉塞蓋付電線保護キャップ1の塞板4によ
って閉塞されているため、コンクリートや、他の異物が
管8内に入り込んでしまうことはない。
8に各種電線・ケーブルを挿通させるべく、塞板4を取
り去ることになる。
ンチ等で摘み上げ、矢示10の方向に引き上げる。する
と、塞板4は、切込み7に沿って割裂し、該切込み7に
対してつまみ6が設けられている側の切取溝5(図1
(b))から切り取られ始め、さらにつまみ6を引き上
げていくと、矢示11の向きに切取溝5に沿って切り取
ることができる。つまみ6を引き上げるときは、矢示1
0の方向に引き上げる動作に加えて、矢示11の方向に
円を描くような動作を加えると、より簡単に塞板4を取
り去ることができる。
蓋の実施例を図3について説明する。
護キャップ2の開口部3に着脱自在に嵌着され、上面に
つまみ13が設けられた塞蓋14である。
口部3の内径よりも大きい外径を有する閉塞部15の下
部に前記電線保護キャップ2の内径に対応する外径を有
する嵌挿部16が設けられ、該嵌挿部16を前記電線保
護キャップ2の開口部3に挿脱することによって、着脱
自在に嵌着されるものである。
に設けられるものであるが、前記実施例1に記載した塞
板4に設けられたつまみ6とは異なり、閉塞部15の中
央付近に設けられる。これは、前記塞蓋14を電線保護
キャップ2に着脱するときに、塞蓋14が傾いてしまわ
ないようにするためである。
チック樹脂製であり、一体成形されている。
閉塞蓋12の使用状態を図3(c)について説明する。
クリートが打設される前の管8の端部に被冠し、塞蓋1
4は前記電線保護キャップ2に嵌着しておく。その後、
コンクリートを打設する。管8は、塞蓋14によって閉
塞されているため、コンクリートや、他の異物が管8内
に入り込んでしまうことはない。
8に各種電線・ケーブルを挿通させるべく、塞蓋14を
前記つまみ13を掴んで取り去る。
電線保護キャップ2に嵌着することができる。
て説明する。
7は、前記電線保護キャップ用閉塞蓋12の嵌挿部16
を、中央部付近にその径がこの電線保護キャップ用閉塞
蓋17が用いられることが想定される電線保護キャップ
2の開口部3の内径より大きいD2である拡径部18が
設けられた弾性を有するプラスチック樹脂からなる筒体
とし、その下端側を、前記開口部3の内径よりわずかに
小さい径D1(図4(a))としたものである。
開口部3(図5)に嵌着されているときに該電線保護キ
ャップ2の内側壁に接触し、その弾性によって嵌着力が
付勢されるものである。
可変であるため、異なる内径の電線保護キャップ2に使
用することができる。
くつかの種類があるが、嵌挿部16に外径可変の拡径部
18を設けることで、一種類の電線保護キャップ用閉塞
蓋17を何種類かの電線保護キャップ2に使用すること
ができるようになり、電線保護キャップ2の異なる内径
ごとに電線保護キャップ用閉塞蓋を用意する必要がなく
なる。
使用することができる電線保護キャップ2の内径の範囲
は、最大でほぼ拡径部18の径D2であり、最小でほぼ
前記嵌挿部16の下端側の径D1までということにな
る。
線保護キャップ用閉塞蓋17が用いられることが想定さ
れる電線保護キャップ2の開口部3の内径よりもわずか
に小さい径とするのは、該開口部3に嵌挿部16を容易
に挿入するためである。
閉塞蓋17の使用の手順を図5について説明する。
(a))は、電線保護キャップ2の開口部3の内径より
も小径であるため、該嵌挿部16の下端側は開口部3に
挿入できるが、さらに嵌挿部16を押し込むと、図5
(a)に示すように拡径部18の下側が開口縁部3aに
接触する。
スチック樹脂製であるため、拡径部18は縮径され、変
形しつつ押入することができる。
むと簡単に押入することができ、図5(b)に示すよう
に閉塞部15が電線保護キャップ2に接触するまで完全
に押入することができる。
て、プラスチックを使用しているが、弾性を有する材料
であれば、ゴムやその他の樹脂を用いることができる。
について説明する。
9は、2本の金属製の板ばね20a、20bを対向して
配し、該板ばね20a、20bのそれぞれの一端側を閉
塞部15の下側に取り付け、それぞれの他端側を電線保
護キャップ2の内側壁に接触するように拡開し、該他端
側の端部をそれぞれ巻き上げて構成したものである。
ャップ2の異なる内径に合わせて拡開の程度を調整し、
板ばね20a、20bの閉塞部15の下側に取り付けら
れていない他端側の端部間の距離Wを変化させることが
できるため、異なる内径を有する数種類の電線保護キャ
ップ2に使用することができる。
は、端部が電線保護キャップの内側壁に引っかかること
なく、電線保護キャップ用閉塞蓋19の電線保護キャッ
プ2の開口部3への着脱をスムーズに行うためである。
閉塞蓋19の使用手順を図7について説明する。
ばね20aが取り付けられている側が下側となるように
傾斜させつつ、板ばね20aの巻き上げられた端部を電
線保護キャップ2の内側壁に当接させる(図7
(a))。
ね20aを電線保護キャップ2の内側壁にさらに押しつ
けて、板ばね20bの巻き上げられた端部が電線保護キ
ャップ2の内側上方に位置するように距離Wを縮める。
保護キャップ2の内側上方に位置させることができた
ら、矢示21の方向の力は緩めることなく板ばね20a
を電線保護キャップ2の内側壁に押しつけつつ、傾斜さ
せていた閉塞部15を水平状態に戻しつつ、矢示22の
方向に板ばね20bの巻き上げられた端部を電線保護キ
ャップ2内へ挿入する。
を電線保護キャップ2内に収容することができれば、後
は図7(b)に示すように閉塞部15が電線保護キャッ
プ2に接触するまで完全に押入することができる。この
とき、板ばね20a、20bの双方の端部は、それぞれ
巻き上げられているため、板ばね20a、20bは電線
保護キャップ2の内側壁に引っかかることなくスムーズ
に押入することができる。
蓋19は、特に左右に傾斜等させることなく垂直に引き
上げてやれば、容易に電線保護キャップ2から取り去る
ことができる。この場合も、板ばね20a、20b双方
の端部の巻き上げにより、電線保護キャップ2の内側壁
に引っかかることはない。
0a、20bを対向させて配置しているが、板ばねは、
前記板ばねの端部間の距離Wを変化させることができる
弾力を有する材料であればよく、例えばプラスチック樹
脂等であってもよい。プラスチック樹脂製とした場合に
は、電線保護キャップ用閉塞蓋19の全体を一体成形す
ることができる。
ではなく、例えば、図8に示すように、3本の板ばねを
三つ又状に配置することもできる。このように構成され
た電線保護キャップ用閉塞蓋21は、図7に示した電線
保護キャップ用閉塞蓋19と同様に使用される(図8
(c))。
が、あまりに本数が多くなると、すべての板ばねを、電
線保護キャップ2内へ容易に挿入することができなくな
るため、2本又は3本とすることが好ましい。
ばねの形状は、取付位置から巻き上げられた端部までは
ほぼ直線であるが、図9に示すように湾曲させた形状と
することもできる。要は、保護キャップの内側壁に接触
するように拡開することができ、電線保護キャップの内
側壁に挟着できる弾性を有するものであればよい。
を行っている最中に電線・ケーブルを挿通させる管に異
物が入り込まないという効果がある。
記管内にコンクリートが流れ込むことがないという効果
がある。
実施例の平面図。 (b)同じく管に装着した状態の断面図。
実施例の平面図。 (b)同じく断面図。 (c)同じく使用状態を説明する一部断面図。
保護キャップの開口縁部に接触した状態を説明する一部
断面図。 (b)同じく電線保護キャップに完全に嵌着された状態
を説明する一部断面図。
ャップの内側壁に当接させた状態を説明する一部断面
図。 (b)同じく電線保護キャップに完全に嵌着された状態
を説明する一部断面図。
を説明する(b)中のA−A断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 電線が挿通される管の端部に被冠される
電線保護キャップであって、当該電線保護キャップの開
口縁部と、当該電線保護キャップの開口部を塞ぐ塞板と
が、前記電線保護キャップの開口縁部に切取溝を介して
切取り可能に成形されたことを特徴とする閉塞蓋付電線
保護キャップ。 - 【請求項2】 塞板は、周縁上部につまみが設けられて
いると共に、前記塞板の中心部から周縁側に向かう切込
みが前記つまみに近設されたことを特徴とする請求項1
記載の閉塞蓋付電線保護キャップ。 - 【請求項3】 電線が挿通される管の端部に被冠される
電線保護キャップの開口部を閉塞する電線保護キャップ
用閉塞蓋であって、前記電線保護キャップの開口部に着
脱自在に嵌着され、上面につまみが設けられた塞蓋であ
ることを特徴とする電線保護キャップ用閉塞蓋。 - 【請求項4】 塞蓋は、外径可変の嵌挿部が設けられた
ことを特徴とする請求項3記載の電線保護キャップ用閉
塞蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000251487A JP2002078138A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 閉塞蓋付電線保護キャップ及び電線保護キャップ用閉塞蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000251487A JP2002078138A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 閉塞蓋付電線保護キャップ及び電線保護キャップ用閉塞蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002078138A true JP2002078138A (ja) | 2002-03-15 |
Family
ID=18740887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000251487A Pending JP2002078138A (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | 閉塞蓋付電線保護キャップ及び電線保護キャップ用閉塞蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002078138A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012132076A1 (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-04 | 住友電装株式会社 | 仕切り付きシールドパイプおよび仕切り付きシールドパイプ端末の電線保護構造 |
-
2000
- 2000-08-22 JP JP2000251487A patent/JP2002078138A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012132076A1 (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-04 | 住友電装株式会社 | 仕切り付きシールドパイプおよび仕切り付きシールドパイプ端末の電線保護構造 |
JP2012205482A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 仕切り付きシールドパイプおよび仕切り付きシールドパイプ端末の電線保護構造 |
US8987601B2 (en) | 2011-03-28 | 2015-03-24 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Partition-attached shield pipe and wire protection structure for end section thereof |
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