JP2002077928A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2002077928A
JP2002077928A JP2000256516A JP2000256516A JP2002077928A JP 2002077928 A JP2002077928 A JP 2002077928A JP 2000256516 A JP2000256516 A JP 2000256516A JP 2000256516 A JP2000256516 A JP 2000256516A JP 2002077928 A JP2002077928 A JP 2002077928A
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健介 高井
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偉光 河村
Katsuya Otoi
克也 乙井
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    • H04N23/843Demosaicing, e.g. interpolating colour pixel values
    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
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    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/135Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on four or more different wavelength filter elements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】補色フィルタを用いることにより色再現性のよ
い高感度な画像データを得ると共に、輪郭強調処理時に
生じるノイズやジャギーを低減する。 【解決手段】各補間された成分からRGB生成手段5に
て変換したRGB成分に基づいて、低域輝度信号生成手
段7にて各画素毎に生成された低域輝度信号に、中高域
輝度成分抽出手段11にて入力輝度信号Yinから抽出
した中高域輝度成分YHを加えるようにしたため、ノイ
ズやジャギーを防止して解像度の高い画像を得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラ
(例えば電子スチルカメラ)などに搭載され、補色フィ
ルタを用いたCCD(電荷結合素子)エリアセンサによ
り撮像された画像データを画像処理して高画質画像を得
る画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCDエリアセンサに補色フ
ィルタを用いた場合、補色フィルタは、原色フィルタに
比べて透過度が高く、輝度成分抽出時にもG成分が多い
ために、高感度な画像データが得られることが知られて
いる。
【0003】CCDエリアセンサに補色フィルタを用い
た構成例として、カラービデオカメラの場合を例に挙げ
て説明する。CCDエリアセンサの受光素子面側に画素
単位で図15に示すような補色フィルタが配設されてい
る。このCCDエリアセンサは、色差順次方式CCDの
走査線出力、即ち、色信号が色差信号の形で走査線毎に
交互に得られるように画像データの読み出しが行われる
ものである。つまり、CCDエリアセンサの走査線出力
は、図15の補色フィルタに示すように、まず、奇数フ
ィールドでは垂直方向奇数番目の画素値と次の偶数番目
の画素値を加算して読み出し、次の偶数フィールドでは
組み合わせかたを変えて、偶数番目の画素値と次の奇数
番目の画素値を加算して読み出して行くようになってい
る。例えば奇数フィールドの場合、走査線ではYe+
Mg,Cy+Grの順に信号が得られ、走査線ではY
e+Gr,Cy+Mgの順に信号が得られるようになっ
ている。また、偶数フィールドの場合、走査線’では
Mg+Ye,Gr+Cyの順に信号が得られ、走査線
’ではGr+Ye,Mg+Cyの順に信号が得られる
ようになっている。
【0004】図15の補色フィルタに示すYe(イエ
ロ),Cy(シアン),Mg(マゼンダ),Gr(グリ
ーン)と、3原色のR(レッド),G(グリーン),B
(ブルー)との関係は、理想的には、以下の式(6)で
示される。
【0005】 Ye=R+G,Cy=G+B,Mg=R+B, Gr=G (6) このようにして読み出された画像データは、雑音を低減
させるCDS(Correlated Double Sampling)回路、ゲ
イン調整処理を行うAGC(Automatic Gain Control)
回路、さらに分解能が例えば10ビットのA/D変換回
路を介してデジタル画像データとして画像処理装置に入
力され、画像処理装置にて各種画像処理が施された後、
表示用の映像信号として出力されるようになっている。
CDS回路、AGC回路およびA/D変換回路は図16
の色差順次方式CCDの走査線入力に含まれる。その従
来の画像処理装置として、以下、「業務用単板式カラー
カメラのデジタル信号処理システム」(東芝レビュー1
994 Vol.49 No.1)について説明する。
【0006】図16は、従来のカラービデオカメラにお
ける画像処理装置の構成例を示すブロック図である。図
16において、カラービデオカメラの信号処理システム
400は、色差順次方式CCDの走査線入力を受ける水
平垂直輪郭強調手段401と、走査線入力を受けるロー
パスフィルタ(LPF)402と、ローパスフィルタ
(LPF)402の出力を入力するガンマ補正手段40
3と、走査線入力を受ける色分離手段404と、色分離
手段404の出力を入力とするホワイトバランス調整手
段(WB)405と、ホワイトバランス調整手段405
の出力を入力するガンマ補正手段406と、ガンマ補正
手段406の出力を入力として色差信号Cr,Cbを出
力する色差マトリックス手段407と、ガンマ補正手段
403および色差マトリックス手段407の各出力を入
力する定輝度処理手段408と、水平垂直輪郭強調手段
401および定輝度処理手段408の各出力を入力とし
て輝度信号Yを出力する加算手段409とを備えてい
る。
【0007】水平垂直輪郭強調手段401は、色差順次
方式CCDの走査線入力を受けて水平垂直輪郭強調処理
を行うものである。水平輪郭強調処理は同一走査線上の
隣接画像データで行われ、例えば走査線では(Ye+
Mg)−(Cy+Gr)である。また、垂直輪郭強調処
理はフィード内隣接の走査線間の画像データで行われ、
例えば走査線とでは(Ye+Mg)−(Ye+G
r)である。
【0008】ローパスフィルタ(LPF)402は、走
査線入力を受けてその高域輝度成分をカットして広域輝
度成分Y1を出力するものである。この広域輝度成分Y
1は、各走査線について4画素毎に下記の式(7)で生
成されている。なお、広域輝度成分Y1の中心は各走査
線内の4画素の中心である。ここで、式(7)の計算
は、図15の走査線の4画素毎に行われる。
【0009】 Y1=Ye+Cy+Mg+Gr (7) ガンマ補正手段403は、ローパスフィルタ402から
の広域輝度成分Y1の出力をガンマ補正処理するもので
ある。ガンマ補正処理とは、画像を出力するディスプレ
イやプリンタ特性と一致させる処理である。
【0010】色分離手段404は、例えば走査線のY
e,Cy,Mg,Gr成分と、走査線に隣接する走査
線のYe,Cy,Gr,Mg成分とから、位置の異な
るYe成分とYe成分,・・を同じと考えて、Ye,C
y,Mg,Gr成分の色分離を行うと共に、色分離で求
めたYe,Cy,Mg,Gr成分に基づいて、上記式
(6)より8画素毎の3原色のR,G,B成分に変換す
るものである。
【0011】ホワイトバランス調整手段(WB)405
は、色分離手段404によって変換されたRGB成分に
対して、画像の色合いを正しくするために、照明の色温
度に合わせて白色を調節するようになっている。
【0012】ガンマ補正手段406は、ホワイトバラン
ス調整手段(WB)405からの画像データ出力をガン
マ補正処理するものである。
【0013】色差マトリックス手段407は、変換した
R,G,B成分から、以下の式(8)にて低域輝度信号
Y2(定輝度信号Y2ともいう)を求めると共に、色差
信号Cr,Cbを下記の式(9)にて求めるようになっ
ている。
【0014】 Y2=0.3R+0.59G+0.11B (8) Cr=R−Y2 Cb=B−Y2 (9) 定輝度処理手段408は、ガンマ補正手段403にてガ
ンマ補正処理が施された広域輝度成分Y1の低域部を、
低域輝度信号Y2に置き換える定輝度処理をするもので
ある。
【0015】加算手段409は、水平垂直輪郭強調手段
401からの水平垂直輪郭強調処理信号に、定輝度処理
手段408から出力される輝度信号を加算して輝度信号
Yとして出力するようになっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記カラービデオカメ
ラの信号処理システム400では、図15に示すよう
に、2走査線上の画素のデータを加算して読み出すた
め、解像度が悪くなるが、ディスプレイの解像度も同程
度のため、あまり問題とはならなかった。しかし、高解
像度が必要なデジタルスチルカメラの信号処理システム
では1走査線毎に画素データを読み出す必要がある。
【0017】図15または図2に示す補色フィルタ配列
に対して、実際のサンプリング周波数をfs=1/△x
=1/△yとする。なお、△xは横方向(x方向)の画
素幅(画素ピッチ)、△yは縦方向(y方向)の画素幅
(画素ピッチ)である。
【0018】サンプリング定理により、元の画像に含ま
れる空間周波数のうちで復元可能な最高周波数は、サン
プリング周波数fs(=1/△x=1/△y)の半分で
あることが解る。したがって、復元可能な最高周波数f
s/2よりも高い周波数成分はノイズとして現れること
になる。
【0019】この問題を避けるために、CCDエリアセ
ンサに光学ローパスフィルタ(折返しノイズ防止フィル
タ)を付けるようにしている。この光学ローパスフィル
タにより、画像データのfs/2以上の周波数成分をカ
ットすると同時にフィルタが理想的でないためfs/2
以下の周波数成分も減衰してしまう。図8に示すよう
に、グラフaは理想的なローパスフィルタの周波数特性
(fs/2以上の周波数成分をカット)であるが、実際
には、グラフbに示すローパスフィルタの周波数特性と
なる。また、ローパスフィルタによって減衰した高域輝
度成分を回復して理想的なグラフaの特性に近づけるた
めに要求される補償用フィルタの周波数特性としては、
グラフcが望ましいが、本発明では、新たに抽出する中
高域輝度成分に中域輝度成分と高域輝度成分とを任意の
割合で合成し、グラフD1に近い周波数特性を有する補
償用フィルタによって補償する。
【0020】また、図2に示す補色フィルタ配列の各画
素に対して欠落した3つの各色成分を補間する際にも、
高域輝度成分が少なくなるので、減衰した高域輝度成分
を補償することは鮮鋭な画像を作るには不可欠な処理で
ある。通常、この補償は図9に示すように中域輝度成分
補償用フィルタの周波数特性(グラフd)による補償と
高域輝度成分補償用フィルタの周波数特性(グラフc)
による補償とに分けて行っている。図9において、グラ
フbはローパスフィルタ(折返しノイズ防止用フィル
タ)および補間処理後の総合周波数特性であり、グラフ
aは補償処理を含めた画像処理システム全体の理想周波
数特性である。
【0021】前述した従来技術では、図9の中域輝度成
分補償用フィルタの周波数特性曲線(グラフd)と高域
輝度成分補償用フィルタの周波数特性曲線(グラフc)
とによって中域輝度成分と高域輝度成分の補償を行って
いる。グラフdの振幅の最大値は角周波数ωがπ/2
(fs/4に相当)の処にあり、グラフcの振幅の最大
値は角周波数ωがπ(fs/2に相当)の処にある。よ
って、角周波数ωがπ/2の処に振幅の最大値がある曲
線dにより中域輝度成分補償を行い、角周波数ωがπの
処に振幅の最大値がある曲線cにより高域輝度成分補償
を行う。
【0022】しかし、鮮鋭な画像を得るための輪郭強調
処理において、高域輝度成分補償により画像の高域輝度
成分が強調されると、ノイズ成分も強調されることにな
る。このため、角周波数ωがfs/2より高い成分は全
てノイズとなる。この結果、画像の解像度を上げようと
するとノイズやジャギー成分が目立ってくる。なお、ジ
ャギーとは各種ノイズのうちの一種類で最も目につきや
すいノイズのことである。なお、ジャギー(Jaggy
or Zip noise)とは各種ノイズのうちの一
種類で、輪郭部に現れる階段状のノイズのことである。
【0023】本発明は、上記従来の事情に鑑みて為され
たもので、補色フィルタを用いることにより高感度な画
像を得ると共に、鮮鋭な画像を得る際に生じるノイズや
ジャギーを低減することができる画像処理装置を提供す
ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、補色フィルタが形成された撮像素子から出力される
補色画像データを処理する画像処理装置において、補色
画像データに基づいて生成した、所定周波数以下の理想
的な周波数特性から中高域輝度成分が減衰した低域輝度
信号に対して、減衰した中高域輝度成分を補償する中高
域輝度成分補償手段を備えたものであり、そのことによ
り上記目的が達成される。なお、中高域輝度成分とは、
中高域周波数成分を主な成分とする輝度成分である。ま
た、低域輝度信号とは低域周波数成分を主な成分とする
輝度信号である。
【0025】この構成により、所定周波数(サンプリン
グ周波数fs/2)以下の理想的な周波数特性から中高
域輝度成分が減衰した低域輝度信号に対して、減衰した
中高域輝度成分を補償するので、補色フィルタを用いる
ことにより高感度な画像を得ると共に、鮮鋭な画像を得
る際に生じるノイズやジャギーを低減することが可能と
なる。
【0026】また、本発明の画像処理装置は、補色フィ
ルタが形成された撮像素子から出力される補色画像デー
タを処理する画像処理装置において、隣接する4画素か
らの補色画像データに基づいて生成した第1輝度信号か
ら、角周波数ωがπで振幅がゼロとなり、かつ角周波数
ωがπ/2とπの間で振幅が最大となる中高域輝度成分
を抽出する中高域輝度成分抽出手段と、この補色画像デ
ータに基づいて生成した低域輝度信号に、前記中高域輝
度成分を加えて第2輝度信号を生成する第1合成手段と
を備えたものであり、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0027】この構成により、中高域輝度成分の補償を
行うので、高い解像度の画像が得られると同時に、鮮鋭
な画像を得る際に生じるノイズやジャギーを防止するこ
とが可能となる。
【0028】また、好ましくは、本発明の画像処理装置
における中高域輝度成分抽出手段は、少なくとも一つの
偶数サイズのフィルタを使用して第1輝度信号の演算処
理を行う。
【0029】この構成により、角周波数ωがπで振幅が
ゼロとなり、かつ角周波数ωがπ/2とπの間で振幅が
最大となる中高域輝度成分を容易に抽出することが可能
となる。
【0030】さらに、好ましくは、本発明の画像処理装
置における偶数サイズのフィルタは2次元フィルタであ
り、かつ各項の係数はx方向およびy方向に対して対称
である。
【0031】この構成により、フィルタリング処理の効
果を均一にできるので、画像を忠実に再現することが可
能となる。
【0032】さらに、好ましくは、本発明の画像処理装
置における偶数サイズのフィルタは、微分効果を有する
第1ローパスフィルタと、第2ローパスフィルタとから
構成され、第1ローパスフィルタを使用して第1輝度信
号の演算処理を行うことにより得られた出力と、第2ロ
ーパスフィルタを使用して第1輝度信号の演算処理を行
うことにより得られた出力との出力差を中高域輝度成分
として出力する。
【0033】この構成により、x方向、y方向の演算を
分離して行うことができるので、計算規模を抑えること
ができるため、ハードウエアにより容易に実現すること
が可能となる。
【0034】さらに、好ましくは、本発明の画像処理装
置において、補色画像データのうち、隣接する4画素か
らの補色画像データを加えることにより、第1輝度信号
を生成する第1輝度信号生成手段をさらに備えている。
【0035】この構成により、補色フィルタでは、隣接
する4画素毎に補色画像データを加えることにより、中
高域輝度成分抽出手段入力信号Yinが得られる。した
がって、補間処理をすることによって失われる高域輝度
成分が失われないので、鮮鋭な画像を得ることが可能と
なる。
【0036】さらに、好ましくは、本発明の画像処理装
置において、低域輝度信号を生成する前に、各画素毎に
Ye,Cy,Mg,Grの各成分のうち欠落している成
分を補間して補色画像信号を求める補間手段をさらに備
え、この補間手段は奇数サイズのフィルタを使用して該
補色画像データの演算処理をすることにより欠落してい
る成分を補間する。
【0037】この構成により、低域輝度信号に対して中
高域輝度成分による補償を行う際に、中高域輝度成分の
中心が各画素の中心にあるため、低域輝度信号の中心も
各画素の中心にしておかないと、再現された画像にゴー
ストが発生する。
【0038】さらに、好ましくは、本発明の画像処理装
置において、補間手段の後段に配設され、補間手段から
の補色画像信号に基づいてRGB画像信号を生成するR
GB生成手段を有する。
【0039】この構成により、低域輝度信号を生成する
ためのRGB画像信号が補色画像信号から容易に得られ
る。
【0040】さらに、好ましくは、本発明の画像処理装
置におけるRGB生成手段は、式(数2)に基づいて前
記補色画像信号からRGB画像信号を求める。
【0041】
【数2】 この構成により、上記の式(数2)のパラメータCij
の値を調節することによって、製造メーカなどの違いな
どに基づく撮像素子特性の差が調節可能である。
【0042】さらに、好ましくは、本発明の画像処理装
置において、第2輝度信号に基づいて中域輝度成分を抽
出する中域輝度成分抽出手段と、第2輝度信号に基づい
て高域輝度成分を抽出する高域輝度成分抽出手段と、中
域輝度成分および高域輝度成分の少なくとも何れかを第
2輝度信号に加えて第3輝度信号を生成する第2合成手
段とをさらに備える。なお、中域輝度成分とは、中域周
波数成分を主な成分とする輝度成分である。また、高域
輝度成分とは、高域周波数成分を主な成分とする輝度成
分である。
【0043】この構成により、中域輝度成分と高域輝度
成分の割合を任意の割合にすることにより、画像の立体
感を好みに応じて調整することが可能となる。
【0044】さらに、好ましくは、本発明の画像処理装
置において、補色画像データに基づいて生成された色差
信号に含まれるノイズを除去するメディアンフィルタリ
ング処理手段をさらに備え、メディアンフィルタリング
処理手段はサイズの異なる複数のメディアンフィルタを
有し、色差信号の変化量に応じて該メディアンフィルタ
のサイズを切り替える。
【0045】この構成により、色差信号の変化量に応じ
て、サイズの異なるメディアンフィルタを使い分けるこ
とにより、偽色の発生を防止することが可能となる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。
【0047】図1は、本発明の一実施形態における画像
処理装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、画像処理装置1は、光学ローパスフィルタ2と、補
色CCDエリアセンサ3と、成分を補間するための低域
輝度信号生成用Ye,Cy,Gr,Mg補間処理手段4
(以下低域輝度信号生成用補間処理手段4という)と、
RGB生成手段5と、ホワイトバランス調整・ガンマ補
正手段6と、低域輝度信号生成手段(定輝度信号生成手
段ともいう)7と、色差信号Cr,Cbを生成する色差
信号生成手段8と、適応型メディアンフィルタリング処
理手段9とを備えている。
【0048】光学ローパスフィルタ2は、実際のサンプ
リング周波数fsの1/2以上の高域輝度成分をカット
するものである。サンプリング周波数fsは、図2に示
すように、fs=1/△x=1/△yである。△x,△
yは画素ピッチである。
【0049】補色CCDエリアセンサ3は、複数の受光
素子がマトリクス状に配列されており、その受光素子面
側に補色カラーフィルタが配設されている。この補色カ
ラーフィルタは、例えば図2に示すような色配列となっ
ている。なお、補色CCDエリアセンサ3から読み出さ
れた画像データは、例えば、雑音を低減させるCDS回
路、ゲイン調整処理を行うAGC回路、さらに分解能が
例えば10ビットのA/D変換回路を介して画像データ
として出力されるようになっている。
【0050】低域輝度信号生成用補間処理手段4は、補
色CCDエリアセンサ3からの画像データの各画素毎の
成分を用いて各画素毎の欠落成分を補間処理する。図3
に示す補色配列に示すように、例えば欠落成分がGr成
分の場合、下記の式(11)〜式(13)を用いて補間
処理を行う。また、Ye、Cy、Mg成分はGr成分と
同じパターン配置をとっているので、補間方法はGr成
分の場合と同様である。
【0051】 Gr5=(Gr4+Gr6)/2 (11) Gr7=(Gr4+Gr10)/2 (12) Gr8=(Gr4+Gr6+Gr10+Gr12)/4 (13) 以上の補間処理は、低域輝度信号生成用補間処理手段4
を構成する図4に示すYeCyGrMg補間フィルタを
用いている。YeCyGrMg補間フィルタは、画素デ
ータが画素の中心に来るように奇数サイズ3画素×3画
素のフィルタとしている。
【0052】YeCyGrMg補間フィルタの使い方に
ついて説明する。例えば図3に示す補色フィルタ配列の
場合、Ye5、Cy5、Mg5を以下の各式により順次
求める。
【0053】Ye5=(1/4)×Ye1+(1/4)
×Ye3+(1/4)×Ye7+(1/4)×Ye9 このとき、Ye2=Ye4=Ye6=Ye8=0 Cy5=(1/2)×Cy2+(1/2)×Cy8 このとき、Cy1=Cy3=Cy4=Cy5=Cy6=
Cy7=0 Mg5=1×Mg5 このとき、Mg1=Mg2=Mg3=Mg4=Mg6=
Mg7=Mg8=Mg9=0 また、YeCyGrMg補間フィルタを3画素×3画素
のフィルタとしたのは、3画素×3画素よりも大きいフ
ィルタを用いて補間処理すると、解像度および色再現性
が低下し、またサイズ1画素×1画素では補間処理がで
きないため、サイズ3画素×3画素のフィルタがベスト
であるからである。なお、ここで、奇数サイズのフィル
タを使用しなければならない理由は後述する。
【0054】RGB生成手段5は、低域輝度信号生成用
補間処理手段4にて補間された成分を含む補色画像信号
であるYe,Cy,Mg,Grの各成分に基づいて、下
記の式(14)より8画素毎の3原色のR,G,B成分
からなるRGB画像信号を生成するものである。
【0055】 ホワイトバランス調整・ガンマ補正手段6は、変換され
たRGB画像信号に対して、画像の色合いを正しくする
ために、照明の色温度に合わせて白色を調節することで
ホワイトバランス調整をし、ホワイトバランス調整後の
出力に対してガンマ補正処理をするものである。
【0056】低域輝度信号生成手段7は、RGB生成手
段5で得られたRGB画像信号を所定の割合で加えるこ
とによって低域輝度信号YLを生成するものである。R
GB画像信号から、以下の式(15)にて低域輝度信号
YLを求めるようになっている。本発明では、従来技術
の欄で説明したカラービデオカメラの信号処理システム
の場合と異なり、画素毎に補間処理を行うため、生成し
た低域輝度信号YLの解像度がよくなる。
【0057】 YL=0.3R+0.59G+0.11B (15) 色差信号生成手段8は、変換されたR,G,B成分か
ら、以下の式(16)にて色差信号Cr,Cbを求める
ようになっている。画素毎に補間処理を行うため、生成
した色差信号Cr,Cbには色ノイズが少ない。
【0058】 Cr=R−YL Cb=B−YL (16) 適応型メディアンフィルタリング処理手段9は、色差信
号Cr,Cbから色ノイズを防ぐために、色差信号の変
化が小さい場合には5画素×5画素の画素領域を選択
し、色差信号の変化が大きい場合には3画素×3画素の
画素領域を選択するように、下記の適応型メディアンフ
ィルタリング処理手段9は下記の式(17)で色差信号
を処理するようになっている。ただし、Maxは5画素
×5画素領域での色差信号Cr,Cbの最大値である。
Minは5画素×5画素の画素領域での色差信号Cr,
Cbの最小値である。Thは閾値である。
【0059】色差信号の変化が小さい場合は、色差信号
を求める画素を中心とした5画素×5画素の画素(計2
5画素)について求め、下記式(17)により中央値を
求める。その求めた中央値を、求める画素の色差信号に
おきかえる。また、色差信号の変化が大きい場合は、色
差信号を求める画素を中心とした3画素×3画素の画素
(計9画素)について求め、下記式(17)により中央
値を求める。その求めた中央値を、求める画素の色差信
号におきかえる。水平または垂直方向に1画素ずらし、
同様にして、この処理を全画素について順次行う。
【0060】 Cr=Median5×5{Crij} Cb=Median5×5{Cbij} (Max-Min)≦Th 1≦i, j≦5 Cr=Median3×3{Crij} Cb=Median3×3{Cbij} (Max-Min)>Th 1≦i, j≦5 (17) また、画像処理装置1は、中高域輝度成分補償用輝度生
成手段10と、中高域輝度成分抽出手段11と、第1合
成手段としての乗算手段12および加算手段13と、中
域輝度成分抽出手段14と、高域輝度成分抽出手段15
と、第2合成手段としての乗算手段16,17および加
算手段18とを備えている。これら中高域輝度成分補償
用輝度生成手段10および中高域輝度成分抽出手段11
により中高域輝度成分補償手段が構成されている。
【0061】中高域輝度成分補償用輝度生成手段10
は、4画素毎に補色画像データであるYe,Cy,M
g,Grの各成分を加えて中高域輝度成分抽出手段入力
輝度信号(以下、入力輝度信号という)Yinを生成す
るものである。つまり、中高域輝度成分YHを抽出する
前に、隣接する4画素毎に補色画像データであるYe、
Cy、Mg、Grの各成分から生成された入力輝度信号
Yinを下記の式(18)を用いて生成する。
【0062】 Yin=(Ye+Cy+Gr+Mg)/4 (18) ここで、上記の式(18)は2画素×2画素の偶数サイ
ズのフィルタを使用して処理することを表しているの
で、各画素データの位置は画素と画素の間にある。
【0063】中高域輝度成分抽出手段11は、中高域輝
度成分補償用輝度生成手段10で生成した入力輝度信号
Yinに、図5(a)および図5(b)のYH抽出用フ
ィルタ1,2を使用して中高域輝度成分YHを抽出する
ようになっている。つまり、中高域輝度成分抽出手段1
1は、図5(a)の6画素×6画素のYH抽出用フィル
タ1からの出力と、図5(b)の4画素×4画素のYH
抽出用フィルタ2からの出力との差出力として中高域輝
度成分YHを出力するものである。このように、各フィ
ルタへの入力信号が同じであるので、YH抽出用フィル
タ1の出力からYH抽出用フィルタ2の出力を引くと中
高域輝度成分YHの高周波数成分にノイズが少ない中高
域輝度成分YHが得られる。YH抽出用フィルタ1,2
におけるxは横方向の演算、yは縦方向の演算を指して
いる。
【0064】図5(a)のYH抽出用フィルタ1の特長
は、まず、微分効果を有するローパスフィルタ(負の係
数が含まれている)、次に、x、y共、偶数サイズ(8
画素×8画素、10画素×10画素などでもよい)、さ
らに、正方形(x、yの数が同一)が望ましいが、例え
ばx方向を強調したいのであれば、横長(xの数がyの
数よりも多い)でもよく、y方向を強調したいのであれ
ば、縦長(yの数がxの数よりも多い)でもよく、さら
には、各項の係数はフィルタのx方向およびy方向に対
して対称であることである。また、図5(b)のYH抽
出用フィルタ2の特長は、ローパスフィルタ(正の係数
のみ)、次に、x、y共、偶数サイズ(ただし、図5
(a)のYH抽出用フィルタ1のサイズ以下)、さら
に、正方形が望ましいが、横長や縦長の矩形でもよい。
また、各項の係数はフィルタのx方向およびy方向に対
して対称であるため、フィルタリング処理の効果を均一
にすることができるので、画像を忠実に再現することが
できる。
【0065】このように、YH抽出用フィルタを2枚の
フィルタで構成することによって、x方向とy方向の演
算を分離することができて、ハード化しやすくなる。図
6に図5のYH抽出用フィルタ1,2およびそれらの差
出力の周波数特性を示している。図6において、グラフ
hはYH抽出用フィルタ1の周波数特性、グラフiはY
H抽出用フィルタ2の周波数特性であり、グラフjは、
グラフhとグラフiとの差信号からなる中高域輝度成分
YHの周波数特性である。なお、ここでは、YH抽出用
フィルタを2枚のフィルタで構成したが、YH抽出用フ
ィルタを1枚のフィルタで構成することもできる。その
フィルタの係数は、図17に示す通りである。この場合
には計算規模が増大する。
【0066】乗算器12は、中高域輝度成分抽出手段1
1で抽出した中高域輝度成分YHに対して、調節係数で
あるゲインαの調整で輝度信号に補助的な補償を行うも
のである。
【0067】加算器13は、所定の倍率のゲインαがか
けられた中高域輝度成分αYHを、低域輝度信号生成手
段7からの低域輝度信号YLに加算することにより輝度
信号(YL+αYH)を得るものである。
【0068】中域輝度成分抽出手段14は、輝度信号
(YL+αYH)から中域輝度成分ENH1を抽出する
ものである。中域輝度成分抽出用フィルタは例えば図7
(a)に示している。
【0069】高域輝度成分抽出手段15は、輝度信号
(YL+αYH)から高域輝度成分ENH2を抽出する
ものである。高域輝度成分抽出用フィルタは例えば図7
(b)に示している。なお、高域輝度成分抽出用フィル
タと中域輝度成分抽出用フィルタとは、1枚のフィルタ
の使用領域を使い分けることによって兼用してもよい
し、2枚のフィルタを高域輝度成分抽出用と中域輝度成
分抽出用として別々に使ってもよい。
【0070】乗算手段16は、中域輝度成分ENH1に
対して、調節係数であるゲインβ1により補助的な補償
を行うものである。
【0071】乗算手段17は、高域輝度成分ENH2に
対して、調節係数であるゲインβ2により補助的な補償
を行うものである。
【0072】加算器18は、加算器13からの輝度信号
(YL+αYH)、乗算器16からの中域輝度成分(β
1ENH)および、乗算器17からの高域輝度成分(β
2ENH)を合成することにより、輪郭強調処理を行っ
て更に画像の解像度を向上させるものである。
【0073】ここで、本発明の原理について詳細に説明
する。
【0074】解像度の向上に関しては、以下、1次元の
モデルを使って簡単に分析する。折り返しノイズの防止
のため、補色CCDエリアセンサ3の受光素子面側に光
学ローパスフィルタ2が被せてある。この光学ローパス
フィルタ2の画像データの周波数特性への影響を図8に
示している。図8において、グラフaは光学ローパスフ
ィルタ2の理想的な周波数特性であり、グラフbは光学
ローパスフィルタ2の実際の周波数特性である。光学ロ
ーパスフィルタ2の影響を無くすため、理論的にはグラ
フbの中域輝度成分から高域輝度成分の低下を打ち消す
ための補償用フィルタの周波数特性はグラフcになるこ
とが望ましい。しかし、本発明では、新たに抽出する中
高域輝度成分に中域輝度成分と高域輝度成分とを任意の
割合で合成し、グラフD1に近い周波数特性を有する補
償用フィルタによって補償する。
【0075】図9には中域輝度成分、中高域輝度成分、
高域輝度成分補償用フィルタの周波数特性を示してい
る。図9において、グラフD2は図8のグラフD1に相
当する目標周波数特性である。グラフbは、光学ローパ
スフィルタ2および補間処理などの影響を受けて、中域
輝度成分から高域輝度成分にかけて減衰した画像信号の
周波数特性である。グラフcは高域輝度成分補償用フィ
ルタ(図7(b))、グラフdは中域輝度成分補償用フ
ィルタ(図7(a))、グラフeは中高域輝度成分補償
用フィルタ(図5)を使用した周波数特性である。中高
域輝度成分補償用フィルタ(図5)を主な強調手段とし
て使用し、高域輝度成分補償用フィルタ(図7(b))
と中域輝度成分補償用フィルタ(図7(a))を補助的
な補償手段として使用している。
【0076】画像処理装置の伝達特性を定量的に分析す
るため、上記各2次元フィルタを図10の1次元の各等
価フィルタ(A)〜(E)に換算して説明する。
【0077】図5の2次元のYH抽出用フィルタ1,2
は、図10の1次元フィルタ(A)に直すことができ
る。この1次元フィルタの伝達関数は下記の式(19)
に示している。
【0078】 H(z)=z-2.5−5z-1.5+4z-0.5+4z0.5−5z1.5+z2.5 =8cos(0.5ω)−10cos(1.5ω)+2cos(2.5ω ) (19) ここでは、 z=e =cos(ω)+jsin(ω) ω=2πf 図7(b)の2次元高域輝度成分抽出用フィルタは図1
0の1次元フィルタ(B)に直すことができる。その1
次元フィルタの伝達関数は下記の式(20)になる。
【0079】 H(z)=−z-1+2−z =2−2cos(ω) (20) 図7(a)に2次元中域輝度成分抽出用フィルタは図1
0の1次元フィルタ(C)に直すことができる。その1
次元フィルタの伝達関数は下記の式(21)である。
【0080】 H(z)=−z-2+2−z2 =2−2cos(2ω) (21) 図4のYeCyGrMg補間用の2次元フィルタは、図
10の1次元フィルタ(D)に直すことができる。その
1次元フィルタの伝達関数は下記の式(22)である。
【0081】 H(z)=z-1+2+z =2+2cos(2ω) (22) 上記式(18)によって入力輝度信号Yinを得るため
の2次元フィルタは、図10のグラフの1次元フィルタ
(E)に直すことができる。その1次元フィルタの伝達
関数は下記の式(23)である。
【0082】 H(z)=+z-0.5+z0.5 =2cos(0.5ω) (23) 図10の1次元フィルタに示す中高域輝度成分抽出用フ
ィルタ(A)の式(19)、高域輝度成分抽出用フィル
タ(B)の式(20)および、中域輝度成分抽出用フィ
ルタ(C)の式(21)の各周波数特性を図11に表示
している。図11において、グラフAは中高域輝度成分
抽出用フィルタの周波数特性であり、グラフBは高域輝
度成分抽出用フィルタの周波数特性であり、グラフCは
中域輝度成分抽出用フィルタの周波数特性である。ここ
では、比較しやすいように、各グラフA〜Cを正規化処
理している。
【0083】また、図12のグラフDは図10の1次元
フィルタに示す低域輝度信号生成用補間処理フィルタの
式(22)の周波数特性を示している。また、グラフE
はYH抽出用フィルタの入力輝度信号Yin生成用処理
フィルタの式(23)の周波数特性を示している。
【0084】図13のグラフFは、低域輝度信号YLに
中高域輝度成分YHを補償した輝度信号(YL+YH)
の周波数特性を示している。比較のため、低域輝度信号
YLの周波数特性をグラフDに再表示している。
【0085】図14は輝度信号(YL+YH)の周波数
特性をグラフFに表示し、高域輝度成分補償用フィルタ
の周波数特性をグラフBに表示し、中域輝度成分補償用
フィルタの周波数特性をグラフCに表示している。図1
に示すように調節係数(ゲインα,β1,β2)の調節
により、図9の目標周波数であるグラフD2の周波数特
性により近づくことができる。ここで、中域輝度成分と
高域輝度成分補償は中高域輝度成分YHに適用するので
はなく、輝度信号(YL+YH)に適用する理由は輝度
信号(YL+YH)のS/N比が中高域輝度成分YHよ
り高いためである。
【0086】図9のグラフeに示す中高域輝度成分補償
用フィルタの周波数特性をメインとし、中域輝度成分補
償用フィルタの周波数特性(グラフd)と高域輝度成分
補償用フィルタの周波数特性(グラフc)とによって補
助的に補償する。中高域輝度成分を補償できるフィルタ
の周波数特性は、角周波数ωがπ/2〜πの間に振幅の
最大値があって、角周波数ωがπのところで振幅がゼロ
になることである。この条件を満たすフィルタは、図1
1のグラフAに示された周波数特性を持つ偶数サイズの
フィルタとする必要がある。
【0087】ここで、低域輝度信号生成用補間処理手段
4のYeCyGrMg補間フィルタとして奇数サイズの
フィルタを使用するのは、低域輝度信号YLに中高域輝
度成分THを加える加算器13で、画素データの位置を
合わせる必要があるからである。即ち、中高域輝度成分
抽出手段11のYH抽出用フィルタは既に述べたように
偶数サイズでなければならず、また中高域輝度成分補償
用輝度生成手段10で用いるフィルタも既に述べたよう
に偶数サイズ(2画素×2画素)である。したがって、
抽出された中高域輝度成分YHの画素データは各画素の
中心にある。このため、低域輝度信号生成用補間処理手
段4で用いるYeCyGrMg補間フィルタを奇数サイ
ズとすることにより、低域輝度信号YLの画素データも
各画素の中心に作ることができるので、低域輝度信号Y
Lの画素データの位置を中高域輝度成分YHの画素デー
タの位置と合わせることができる。
【0088】上記構成により、入射光が、光学ローパス
フィルタ2で実際のサンプリング周波数fsの1/2以
上の成分がカットされた状態で、補色フィルタを介して
補色CCDエリアセンサ3に入射する。補色CCDエリ
アセンサ3から画像データが読み出され、低域輝度信号
生成用補間処理手段4により欠落成分を補間する。RG
B生成手段5によって補色画像信号であるYe,Cy,
Mg,Grの各成分に基づいてR,G,B成分からなる
RGB画像信号を生成する。さらに、RGB画像信号は
ホワイトバランス調整さらにガンマ補正が為された後
に、低域輝度信号生成手段7にて低域輝度信号YLが生
成される。
【0089】また、ガンマ補正されたRGB画像信号か
ら色差信号生成手段8にて色差信号Cr,Cbを求めた
後に、適応型メディアンフィルタリング処理手段9にお
いて、色差信号の変化が小さい場合には5画素×5画素
の画素領域を選択し、色差信号の変化が大きい場合には
3画素×3画素の画素領域を選択する式(17)によっ
て表される適応型メディアンフィルタリング処理によっ
て、色差信号Cr,Cbからノイズを消して偽色を防ぐ
ことができる。
【0090】一方、中高域輝度成分補償用輝度生成手段
10において、4画素毎に補色画像データであるYe,
Cy,Mg,Grの各成分を加えて入力輝度信号Yin
を生成し、この入力輝度信号Yinから中高域輝度成分
抽出手段11にて偶数マスクサイズのバンドパスフィル
タである中高域輝度成分抽出用フィルタを使用して中高
域輝度成分YHを抽出する。さらに、中高域輝度成分抽
出手段11で抽出した中高域輝度成分YHに対してゲイ
ンαで調整した中高域輝度成分αYHを、低域輝度信号
生成手段7からの低域輝度信号YLに加算して輝度信号
(YL+αYH)を得る。
【0091】さらに、中域輝度成分抽出手段14で輝度
信号(YL+αYH)から中域輝度成分ENH1を抽出
し、高域輝度成分抽出手段15で輝度信号(YL+αY
H)から高域輝度成分ENH2を抽出する。この中域輝
度成分ENH1に対してゲインβ1で調整し、中域輝度
成分ENH2に対してゲインβ2で調整した後に、加算
器18で輝度信号(YL+αYH)に高域輝度成分(β
1ENH)および中域輝度成分(β2ENH)を合成す
ることで、SN比の高い輝度信号(YL+αYH)に中
域輝度成分補償と高域輝度成分補償を行って、より鮮鋭
な最終の輝度信号を出力する。
【0092】以上により、本実施形態によれば、補色画
像信号からRGB生成手段5にて変換したRGB画像信
号に基づいて、低域輝度信号生成手段7にて各画素毎に
生成された低域輝度信号YLに、中高域輝度成分抽出手
段11にて入力輝度信号Yinから抽出した中高域輝度
成分YHを加えるようにしたため、補色フィルタを用い
たカラービデオカメラよりも色再現性がよい画像データ
を得ると共に、光学ローパスフィルタ2および補間処理
にて減衰した中高域輝度成分を補償すると共に、中域輝
度成分抽出手段14および高域輝度成分抽出手段15に
よる輪郭強調処理によって、従来の補償法を使った補助
的な補償をも行うことができて、鮮鋭な画像を得る際に
生じるノイズやジャギーを効率的に防止することができ
る。したがって、本発明の原理で得られたデジタルスチ
ル画像はノイズやジャギーや偽色が少なく、解像度が高
く色再現性のよい鮮鋭な画像とすることができる。
【0093】なお、本実施形態では、RGB生成手段5
は、補色画像信号であるYe,Cy,Mg,Grの各成
分に基づいて、Ye=R+G,Cy=G+B,Mg=R
+B,Gr=Gにより8画素毎の3原色のR,G,B成
分に変換するようにしたが、これに限らず、補色画像信
号であるYe,Cy,Mg,Grの各成分から,下記の
式(数3)によって、RGB成分を生成するようにして
もよい。下記の式(数3)のパラメータCijの値を調
節することによって、製造メーカなどの違いなどに基づ
く撮像素子特性としてのCCD特性の差を調節可能とし
ている。
【0094】
【数3】 なお、本実施形態の画像処理装置について更に説明す
る。画像処理装置は、光学ローパスフィルタ2を介して
補色CCDエリアセンサ3から出力される補色画像デー
タを処理する画像処理装置において、補色画像データに
基づいて生成した、ローパスフィルタによる理想的な周
波数特性から中高域周波数成分が減衰した低域輝度信号
に対して、減衰した中高域輝度成分を補償する中高域輝
度成分補償手段を備えたものである。この構成により、
ローパスフィルタによる理想的な周波数特性から中高域
輝度成分が減衰した低域輝度信号に対して、減衰した中
高域輝度成分を補償するので、補色フィルタを用いる従
来のカラービデオカメラよりも色再現性のよい画像デー
タを得ると共に、鮮鋭な画像を得る際に生じるノイズや
ジャギーを防止することも可能となる。
【0095】
【発明の効果】以上により、請求項1によれば、所定周
波数(サンプリング周波数fs/2)以下の理想的な周
波数特性から中高域輝度成分が減衰した低域輝度信号に
対して、減衰した中高域輝度成分を補償するため、鮮鋭
な画像を得る際に生じるノイズやジャギーを防止するこ
とができる。
【0096】また、請求項2によれば、中高域輝度成分
の補償を行うため、高い解像度の画像が得られると同時
に、鮮鋭な画像を得る際に生じるノイズやジャギーを防
止することができる。
【0097】さらに、請求項3によれば、角周波数ωが
πで振幅がゼロとなり、かつ角周波数ωがπ/2とπの
間で振幅が最大となる中高域輝度成分を容易に抽出する
ことができる。
【0098】さらに、請求項4によれば、フィルタリン
グ処理の効果を均一にできるので、画像を忠実に再現す
ることができる。
【0099】さらに、請求項5によれば、x方向、y方
向の演算を分離して行うことができるので、計算規模を
抑えることができるため、ハードウエアにより容易に実
現することができる。
【0100】さらに、請求項6によれば、補色フィルタ
では隣接する4画素毎に補色データであるYe,Cy,
Mg,Gr成分を加えることにより、中高域輝度成分抽
出用輝度信号Yinを得ることができる。したがって、
高域輝度成分の損失を最小限に抑えることができるの
で、鮮鋭な画像を得ることができる。
【0101】さらに、請求項7によれば、低域輝度信号
に対して中高域輝度成分による補償を行う際に、中高域
輝度成分の中心が各画素の中心にあり、かつ低域輝度成
分の中心も各画素の中心にあるため、再現された画像に
ゴーストの発生を防止することができる。
【0102】さらに、請求項8によれば、低域輝度信号
を生成するためのRGB画像信号が補色画像信号から容
易に得ることができる。
【0103】さらに、請求項9によれば、上記の式(数
2)のパラメータCijの値を調節することによって、
製造メーカなどの違いなどに基づく撮像素子特性の差を
調節することができる。
【0104】さらに、請求項10によれば、中域輝度成
分と高域輝度成分の割合を任意の割合にすることによ
り、画像の立体感を好みに応じて調整することができ
る。
【0105】さらに、請求項11によれば、色差信号の
変化量に応じて、サイズの異なるメディアンフィルタを
使い分けることにより、偽色の発生を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像処理装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】補色フィルタの色配列を示す図である。
【図3】図2の補色フィルタの色配列の一部を示す図で
ある。
【図4】YeCyGrMg補間フィルタの具体例を示す
図である。
【図5】(a)および(b)は図1の中高域輝度成分抽
出手段で用いるYH抽出用フィルタ1,2の具体例を示
す図である。
【図6】図5のYH抽出用フィルタ1,2およびそれら
の差出力の各周波数特性図である。
【図7】(a)は中域輝度成分抽出用フィルタの具体例
を示す図、(b)は高域輝度成分抽出用フィルタの具体
例を示す図である。
【図8】光学ローパスフィルタと補償用フィルタの周波
数特性を示す図である。
【図9】中域輝度成分、中高域輝度成分、高域輝度成分
補償用フィルタの周波数特性を示す図である。
【図10】(A)〜(E)は本発明で用いる各フィルタ
を1次元フィルタに置換えた場合のフィルタの具体例を
示す図である。
【図11】本発明の中高域輝度成分補償用フィルタ、中
域輝度成分補償用フィルタおよび高域輝度成分補償用フ
ィルタの周波数特性図である。
【図12】本発明の低域輝度信号YLおよび入力輝度信
号Yinの周波数特性図である。
【図13】本発明の低域輝度信号YL、中高域輝度成分
補償後の輝度信号(YL+YH)の周波数特性図であ
る。
【図14】本発明の輝度信号(YL+YH)、高域輝度
成分補償用フィルタおよび中域輝度成分補償用フィルタ
の周波数特性図である。
【図15】ビデオカメラ用補色フィルタの配列を示す平
面図である。
【図16】従来のカラービデオカメラにおける信号処理
システムの構成例を示すブロック図である。
【図17】図1の中高域輝度成分抽出手段で用いるYH
抽出用フィルタが1枚の場合の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 2 光学ローパスフィルタ 3 補色CCDエリアセンサ 4 低域輝度信号生成用補間処理手段 5 RGB生成手段 7 低域輝度信号生成手段 8 色差信号生成手段 9 適応型メディアンフィルタリング処理手段 10 中高域輝度成分補償用輝度生成手段 11 中高域輝度成分抽出手段 12,16,17 乗算手段 13,18 加算手段 14 中域輝度成分抽出手段 15 高域輝度成分抽出手段 α 中高域輝度成分補償用ゲイン β1 中域輝度成分補償用ゲイン β2 高域輝度成分補償用ゲイン
フロントページの続き (72)発明者 河村 偉光 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 乙井 克也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C065 AA01 AA03 BB10 BB22 CC02 CC03 CC08 CC09 DD02 DD17 EE08 EE14 GG03 GG13 GG21 GG23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補色フィルタが形成された撮像素子から
    出力される補色画像データを処理する画像処理装置にお
    いて、該補色画像データに基づいて生成した、所定周波
    数以下の理想的な周波数特性から中高域輝度成分が減衰
    した低域輝度信号に対して、減衰した中高域輝度成分を
    補償する中高域輝度成分補償手段を備えた画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 補色フィルタが形成された撮像素子から
    出力される補色画像データを処理する画像処理装置にお
    いて、 隣接する4画素からの補色画像データに基づいて生成し
    た第1輝度信号から、角周波数ωがπで振幅がゼロとな
    り、かつ角周波数ωがπ/2とπの間で振幅が最大とな
    る中高域輝度成分を抽出する中高域輝度成分抽出手段
    と、 該補色画像データに基づいて生成した低域輝度信号に、
    該中高域輝度成分を加えて第2輝度信号を生成する第1
    合成手段とを備えた画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記中高域輝度成分抽出手段は、少なく
    とも一つの偶数サイズのフィルタを使用して前記第1輝
    度信号の演算処理を行う請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記偶数サイズのフィルタは2次元フィ
    ルタであり、かつ各項の係数はx方向およびy方向に対
    して対称である請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記偶数サイズのフィルタは、微分効果
    を有する第1ローパスフィルタと、第2ローパスフィル
    タとから構成され、該第1ローパスフィルタを使用して
    前記第1輝度信号の演算処理を行うことにより得られた
    出力と、該第2ローパスフィルタを使用して該第1輝度
    信号の演算処理を行うことにより得られた出力との出力
    差を前記中高域輝度成分として出力する請求項3または
    4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記補色画像データのうち、隣接する4
    画素からの補色画像データを加えることにより、前記第
    1輝度信号を生成する第1輝度信号生成手段をさらに備
    えた請求項2〜5の何れかに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記低域輝度信号を生成する前に、各画
    素毎にYe,Cy,Mg,Grの各成分のうち欠落して
    いる成分を補間して補色画像信号を求める補間手段をさ
    らに備え、 該補間手段は奇数サイズのフィルタを使用して該補色画
    像データの演算処理することにより欠落している成分を
    補間する請求項2〜6の何れかに記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記補間手段の後段に配設され、該補間
    手段からの補色画像信号に基づいてRGB画像信号を生
    成するRGB生成手段を有した請求項7記載の画像処理
    装置。
  9. 【請求項9】 前記RGB生成手段は、式(数1)に基
    づいて前記補色画像信号からRGB画像信号を求める請
    求項8記載の画像処理装置。 【数1】
  10. 【請求項10】 前記第2輝度信号に基づいて中域輝度
    成分を抽出する中域輝度成分抽出手段と、前記第2輝度
    信号に基づいて高域輝度成分を抽出する高域輝度成分抽
    出手段と、該中域輝度成分および高域輝度成分の少なく
    とも何れかを第2輝度信号に加えて第3輝度信号を生成
    する第2合成手段とをさらに備えた請求項2〜9の何れ
    かに記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記補色画像データに基づいて生成さ
    れた色差信号に含まれるノイズを除去するメディアンフ
    ィルタリング処理手段をさらに備え、前記メディアンフ
    ィルタリング処理手段はサイズの異なる複数のメディア
    ンフィルタを有し、色差信号の変化量に応じて該メディ
    アンフィルタのサイズを切り替える請求項2〜10の何
    れかに記載の画像処理装置。
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