JP2002077770A - Cm判定及び処理方法 - Google Patents

Cm判定及び処理方法

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JP2002077770A
JP2002077770A JP2000254302A JP2000254302A JP2002077770A JP 2002077770 A JP2002077770 A JP 2002077770A JP 2000254302 A JP2000254302 A JP 2000254302A JP 2000254302 A JP2000254302 A JP 2000254302A JP 2002077770 A JP2002077770 A JP 2002077770A
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discriminating
program
stereo
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Noriaki Muraoka
憲章 村岡
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Toshiba Video Products Japan Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Video Products Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ステレオ放送を全てCMであると判別してしま
う不具合を無くし、適切なCM判別及びCM処理を行な
うことが可能なCM判定及び処理方法を提供する。 【解決手段】地上波アナログTV放送の音声多重放送に
おける音声キャリアから少なくともステレオ放送を判別
することが可能な音多判別手段10を有した機器におい
て、前記音多判別手段10の判別結果を用い、CM判別
要素に重み付けしてCM判別を行うためのCM判別手段
20を設けたものである。これにより、CM判別を可能
とする個別の要素或いは条件(CM判別要素)に重み付
けの概念を導入し、複数のCM判別要素を組み合わせ
て、CM判別の確実性を増し、より適切なCM判別を行
なえるようになる。さらに、CM判別結果を用いて、C
Mカット,CMスキップのほか、CM音量ダウン,CM
中は他番組のマルチスキャン画面とする、などのCM処
理を行なえるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上波アナログ放
送の音声多重放送におけるCM判定方法及びCMと判定
したときのCM処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地上波アナログ放送の音声多重放
送における音声キャリアからステレオ/二カ国語/モノ
ラルの各放送を判別することが可能な判別回路部を有し
た機器例えばVTRにおいては、録画時に、CMカット
と呼ばれるCM処理が行なえるようになっている。即
ち、CMカットは、例えば映画番組の二カ国語放送やド
ラマのモノラル放送を録画する際に、予めCMカットの
設定をしておくと、ステレオ放送のCMが入ったときに
自動的にカットし、CMを録画せず後で再生するとき本
編だけを楽しむことができるものである。
【0003】また、VTRにおいては、再生時に、CM
スキップと呼ばれるCM処理が行なえるようになってい
る。CMスキップは、CMカットの設定を忘れて録画し
たときなど、カットされていないCM部分だけを早送り
再生する、CMの飛ばし見に便利な機能である。
【0004】図6は、従来のVTRにおいて地上波アナ
ログ放送の音声多重放送におけるCM判別及びCM処理
例を示す図である。
【0005】図6において、地上波アナログ放送信号の
音声キャリアを入力してステレオ/二カ国語/モノラル
の判別を行う判別部10と、この判別部10からの判別
結果を用いてCMか否かを判別するCM判別部20A
と、このCM判別部20AでCMであると判別したとき
にCMを具体的に処理するCM処理部30Aとを用いて
いる。
【0006】上記CM判別部20Aでは、判別部10か
ら出力されるステレオ判別信号を用いて、使用者がステ
レオ信号をCMであると判断させる許可スイッチ(S
W)をオン(ON)した場合に限り、そのとき判別され
たステレオ放送をCMと判断する。そして、CM処理部
30Aでは、CMカットやCMスキップ等のCM処理を
行う。
【0007】図7は、従来の地上波アナログ放送の音声
多重放送におけるCM判別を用いたCM処理例(CMカ
ット/CMスキップ)を示す図である。
【0008】図7Aは、TV放送局から送信される地上
アナログ放送において、ある1つの番組におけるCMと
番組(本編)との時間的な配置を示している。ここで
は、CM判別が容易な例として、番組(本編)が二カ国
語或いはモノラル放送でCMがステレオ放送の場合が示
されている。
【0009】図7Bは、図7Aに示した1番組について
CMをカットして録画する場合の処理例(処理1)を示
している。図7AにおいてはCM以外の番組(本編)が
ステレオ放送以外の場合であるので、この処理1(CM
カット)において、ステレオ放送をCMと見なして録画
せず、ステレオ放送以外を番組と見なして録画する。最
終的にステレオ放送以外の番組部分(本編)のみが記録
されたことになる。
【0010】図7Cは、CMをカットすることなく図7
Aのまま録画した1番組についてCMをスキップして再
生する場合の処理例(処理2)を示している。この処理
2(CMスキップ)において、CM以外の番組(本編)
がステレオ放送以外の場合であるので、ステレオ放送判
別信号をデータ変換してVASS(VHS Address Search
Systemの略で、VTRにおいては記録媒体上の位置を
示す)信号として記録し、再生時にその記録されたVA
SS信号の内でステレオ放送用のVASSデータである
場合にCMと見なして早送り再生(スキップ)し、ステ
レオ放送以外のVASSデータの場合には通常スピード
の再生を行う。最終的にCM部分は早送り(スキップ)
により時間短縮され、ステレオ放送以外の番組部分(本
編)のみ視聴できる。
図8は、従来の地上波アナログTV放送の音声多重
放送におけるCM判別を用いた場合に課題となるCM処
理例(CMカット/CMスキップ)示す図である。
【0011】図8Aは、TV放送局から送信される地上
アナログ放送信号において、ある1つの番組におけるC
Mと番組(本編)がいずれもステレオ放送の場合を示し
ている。
【0012】図8Bは、図8Aに示した1番組について
CMをカットして録画する場合の処理例(処理1)を示
している。CM以外の番組(本編)もステレオ放送であ
るので、この処理1(CMカット)においてはステレオ
放送をCMと見なすことから1番組全てをカットしてし
まい録画できないという問題を生ずる。
【0013】図8Cは、CMカットすることなく図8A
のまま録画した1番組についてCMをスキップして再生
する場合の処理例(処理2)を示している。この処理2
(CMスキップ)において、CM以外の番組(本編)も
ステレオ放送の場合であるので、VASS信号として記
録されるのは1番組全てステレオVASS信号であり、
再生時にその記録されたステレオVASSデータから1
番組全てをCMと見なして早送り再生(スキップ)して
しまうという問題を生ずる。
【0014】なお、その他の問題点としては、放送局か
ら送信されてくるCMの音量は、CM効果を出すために
大きくされているために、TV受像機で番組を視聴して
いる時にCMに切り替わると音量が急に大きくなり耳障
りであるという問題がある。これは、VTRについても
同様であり、CMカットせずに録画し、番組を通常再生
或いは図7Cや図8CのようにCMのみをスキップ再生
した時に、番組再生中にCM部分に至ると急に音量が大
きくなってしまうという問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来のC
M処理(CMカット/CMスキップ)は、番組が二カ国
語あるいはモノラル放送でCMがステレオ放送の場合に
限定され、番組及びCM共にステレオ放送である場合
は、番組及びCM共にカット或いはスキップされてしま
うという問題があった。また、TV受像機視聴時やVT
R再生時には、CMに至ると急に音量が大きくなって耳
障りであるという問題があった。
【0016】そこで、本発明は上記のような問題を解決
するためのもので、ステレオ放送を全てCMであると判
別してしまう不具合を無くし、適切なCM判別及びCM
処理を行なうことが可能なCM判定及び処理方法を提供
することを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によるC
M判定方法は、地上波アナログTV放送の音声多重放送
における音声キャリアから少なくともステレオ放送を判
別することが可能な音多判別手段と、前記音多判別手段
の判別結果を用い、CM判別要素に重み付けしてCM判
別を行うCM判別手段と、を具備したことを特徴とす
る。
【0018】請求項1の発明によれば、CM判別を可能
とする個別の要素或いは条件(CM判別要素)に重み付
けの概念を導入し、複数のCM判別要素を組み合わせ
て、CM判別の確実性を増し、より適切なCM判別を行
なえるようにしたものである。
【0019】請求項2の発明によるCM判定方法は、地
上波アナログTV放送の音声多重放送における音声キャ
リアから少なくともステレオ放送を判別することが可能
な音多判別手段と、前記音多判別手段の判別結果を用
い、CM判別要素に重み付けしてCM判別を行う手段で
あって、初期状態とステレオ放送以外を“CMではな
い”と判定させ、ステレオ放送以外からステレオ放送に
変化してからステレオ放送中を“CMである”と判定さ
せる判定条件を有したCM判別手段と、を具備したこと
を特徴とする。
【0020】請求項2の発明によれば、初期状態はCM
ではないと判断させてCMであるかどうかの判断を蓄え
ておくことにより、初期状態からCMであると判断させ
にくくし、CMであると判断させる部分の重み付けを行
う処理ができる。即ち、初期状態とステレオ放送以外を
“CMではない”と判定させ、ステレオ放送以外からス
テレオ放送に変化してからステレオ放送中を“CMであ
る”と判断させるCM判別条件を持たせて、CM判別を
行なわせる。
【0021】請求項3の発明は、請求項2記載のCM判
定方法において、前記CM判別手段は、時計機能の所定
時刻を番組の区切りとしてCM判別をリセットし、初期
状態“CMではない”と判定することを特徴とする。
【0022】請求項3の発明では、1番組の定義を所定
時刻の例えば“00分”で区切り、連続した番組に対し
て時刻の00分で番組を分ける判別ができることにな
り、この時刻で番組を分ける判別をCM判別要素として
利用するようにしたものである。つまり、時計機能の時
刻が00分でCM判別をリセットする、即ち時刻が00
分に至ったときは“CMではない”と判定を下すように
したものである。
【0023】請求項4の発明は、請求項2記載のCM判
定方法において、前記CM判別手段は、1番組として識
別できる番組識別情報から、1番組の開始時刻にCM判
別をリセットし、初期状態“CMではない”と判定する
ことを特徴とする。
【0024】請求項4の発明では、請求項3以外の方法
で1番組の開始時刻を確実に判断させる判別ができるこ
とになり、この番組識別情報による番組開始の判別をC
M判別要素として利用するようにしたものである。つま
り、Gコード(登録商標)予約などの1番組予約の録画
開始時間になったらCM判別をリセットする、即ち1番
組の予約開始時刻になったときは“CMではない”と判
定を下すようにしたものである。
【0025】請求項5の発明は、請求項2記載のCM判
定方法において、前記CM判別手段は、使用者が所定の
キー操作をした場合、CM判別をリセットし、初期状態
“CMではない”と判定することを特徴とする。
【0026】請求項5の発明では、現在の視聴状態やC
M処理(CMカット設定など)を変更すべく、使用者が
音量,チャンネルなどの変更操作や、CMカット設定な
どの解除操作をしたときには、それらのキー操作は現在
のCM状況に鑑みてなされたものであると判断して、キ
ー入力と同時にCM判別をリセットし、初期状態と同様
に“CMではない”と判定を下すようにしたものであ
る。
【0027】請求項6の発明は、請求項2記載のCM判
定方法において、前記CM判別手段は、放送局識別情報
から、CMを有しない放送局を判別し、その放送局を視
聴または録画している時は常時“CMではない”と判定
することを特徴とする。
【0028】請求項6の発明では、Gコードのガイドチ
ャンネル等の放送局情報からCMがないチャンネルの判
断を行うことにより、放送局情報から確実にCMを放送
しない放送局を受信しているときに“CMではない”と
判断させる判別ができる。
【0029】請求項7の発明によるCM処理方法は、請
求項1〜6のいずれか1つに記載のCM判定方法にて
“CMである”と判定された時に音量を下げることを特
徴とする。
【0030】請求項8の発明によるCM処理方法は、請
求項1〜6のいずれか1つに記載のCM判定方法にて
“CMである”と判定された時に他局番組を含めたマル
チスキャン画面とすることを特徴とする。
【0031】請求項7,8の発明では、請求項1〜6の
いずれか1つにおける、CM判別要素に重み付けしたC
M判別を行ない、CMが判別された時に従来のCMカッ
トやCMスキップのCM処理以外にCM中の音量ダウン
やCM中のマルチスキャン画面視聴を行うCM処理を可
能とした。つまり、CMであると判別されたときは、C
M中に音量を下げたりマルチスキャン画面にしたりし
て、ユーザーにとってCM音が耳障りとなったりCM画
面が目障りとなるような不都合を軽減できるようにして
いる。
【0032】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1〜図4を参照して本発明のCM
判定及びCM処理方法を説明する前に、図5を参照して
地上波アナログ放送の音声多重放送を受信可能な機器に
おけるハード構成について説明する。
【0033】図5において、アンテナ1には音声多重信
号が多重された地上波アナログTV放送信号が受信さ
れ、受信部2で選局及び中間周波数(IF)変換並びに
映像検波が行なわれる。受信部2からの映像検波信号に
含まれる4.5MHzの音声中間周波(音声IF)成分
は、音声処理部3に供給される。なお、4.5MHzの
音声IF成分には音声多重信号が含まれている。音声処
理部3では、音声IF増幅及び音声FM検波がなされ、
主チャンネル信号(L+R又は主音声)と副チャンネル
信号(L−R又は副音声)からなる音声多重信号が出力
される。音声処理部3からの音声多重信号は、主チャン
ネル信号及び副チャンネル信号の再生及び後述するCM
カットなどのCM処理を行なうことが可能なCM処理部
30に供給される一方受信中の音声多重信号がステレオ
放送か二カ国語放送か或いはモノラル放送かを判別する
ための音多判別部10に供給されるようになっている。
【0034】音多判別部10からの音多判別信号はCM
判別部20に供給されている。CM判別部20では、音
多判別信号(例えばステレオ判別信号)を用い、CM判
別要素に重み付けした判別基準或いは判別条件に基づい
て、受信中の放送信号がCM(コマーシャル)か否かを
判定する。CM判別部20の判別結果(CMであるか否
かを示す信号)は、CM処理部30に供給される。
【0035】CM処理部30には、前記音声処理部3か
らの音声多重信号が入力されると共に前記受信部2から
の映像検波信号も入力され、さらにCM判別部20から
のCM判別信号も入力されている。
【0036】CM処理部30は、前記音声処理部3から
の音声多重信号を復調(ステレオ放送時であれば左,右
信号L,Rの再生、或いは二カ国語放送時であれば主音
声,副音声の再生、又はモノラル放送の再生)して、低
周波増幅部及びスピーカなどの音声出力部で構成される
スピーカ部へ供給する一方、前記受信部2からの映像検
波信号を映像増幅部及びCRTなどの表示部で構成され
るディスプレイ部(図示せず)へ供給する。さらに、C
M処理部30は、CM判別部20の判別結果が“CMで
ある”場合に、前記受信部2からの映像検波信号に対し
てCMカットなどのCM処理を施した後、VTRの記録
再生部(図示せず)へ供給する。
【0037】図1は本発明の一実施の形態のCM判定方
法及びCM処理方法を説明する説明図である。
【0038】図1では、本実施の形態におけるCM判定
及びCM処理方法では、地上波アナログTV放送の音声
多重放送における音声キャリアから少なくともステレオ
放送であるか否かを判別することが可能な(ステレオ放
送,二カ国語放送,モノラル放送をそれぞれ判別するこ
とが可能であってもよい)音多判別手段である音多判別
部10と、初期状態(機器のリセット後の状態)はCM
ではないと判断し、その後は前記判別部10の判別結果
を用いてCM判別要素に重み付けしてCM判別を行うC
M判別手段であるCM判別部20と、時計機能の所定時
刻(例えば“00分”)を番組の区切りとしてCM判別
をリセットする手段21と、Gコード予約などの1番組
予約の録画開始時間になったらCM判別をリセットする
手段22と、CM処理に対するキー入力があった場合に
CM判別をリセットする手段23と、ガイドチャンネル
等の放送局情報からCMがないチャンネルの判断を行う
手段24と、該CM判別部20でCMであると判別され
た場合、その時の画像及び音声を録画しない処理、或い
は録画した画像及び音声を再生する場合は早送りする処
理、CM中に音量を下げたり裏番組をマルチスキャン画
面にするCM処理手段であるCM処理部30と、を有し
ている。
【0039】以上の構成で、上記音多判別部10は、地
上波アナログ放送信号の音声キャリアを入力してステレ
オ/二カ国語/モノラルの判別結果を示す判別信号を出
力し、CM判別部20に入力する。本実施の形態のCM
判別方法では、音多判別部10から得られる判別信号の
うち、ステレオ放送か否かを示すステレオ判別信号だけ
を用いるだけでよい。換言すれば、判別部10では、ス
テレオ放送か或いはステレオ放送以外の放送かを判別で
きればよい。
【0040】上記CM判別部20内には、初期状態(電
源オン時或いはその他のリセット時)は“CMではな
い”と判断させ(条件1)、ステレオ放送以外からステ
レオ放送になったときだけ“CMである”と判断させ
(条件2)、ステレオ放送以外になったときに“CMで
はない”と判断させる(条件3)ための判定内容(即ち
CM判定条件)を蓄えておく。つまり、複数のCM判別
を可能とする要素(判定条件)を組み合わせて“CMで
ある”或いは“CMではない”との判断を下すための重
み付け(条件付け)を行なっておく。
【0041】上記CM判別部20のCM判別をリセット
させる条件としての、時計機能の時刻が例えば00分で
CM判別をリセットする、Gコード予約などの1番組予
約の録画開始時間になったらCM判別をリセットする、
CM処理に対するキー入力があった場合にCM判別をリ
セットする、などの各手段により、“CMではない”と
の判断を下すための重み付け(条件付け)を行う。な
お、ガイドチャンネル等の放送局情報からCMがない放
送局チャンネルであった場合には“CMではない”の判
断のままとする。
【0042】本実施の形態では、上記のようなCM判別
結果に基づいて、“CMである”と判定されたときは、
従来のCMカット処理やCMスキップを行う処理の他
に、新たにCM中に音量を下げたり、CM中に他番組の
内容をマルチスキャン画面にて視聴させる処理を行なう
ようにしている。
【0043】図2は具体的なCM判別例を示す図であ
る。図2において、縦軸に時間軸、横軸には作用として
働く項目を左に、その結果を右に並べて構成している。
【0044】通常視聴[図2中に示した符号(1)〜(1
5)]において、(1)電源ONによりCM判別をリセッ
トして“CMではない”として(2)のCM放送を“C
Mではない”とする。その後(3)二カ国語の番組が放
送され、(4)CMが放送されたときに二力国語→ステ
レオの定義から“CMである”と判断する。その後すぐ
に(6)ステレオの番組が放送されるが、(5)時刻の0
0分を番組の始まりとしてCM判別をリセットして“C
Mではない”とする。その後(7)二カ国語の番組が放
送され、(8)CMが放送されたときに二力国語→ステ
レオの定義から“CMである”と判断する。CMの途中
に(9)使用者が音量変更を行い、CMを聞こう(音量
を高くする)或いは聞くまいとする(音量を低くする)
行動を行った場合、(10)CMは“CMではない”と判
断させる。その後(12)使用者がCMのないチャンネル
に変更し(13)ステレオの番組であっても、使用者の行
動によりCM判別はリセットされ、“CMではない”の
まま、(13)ステレオの番組を判別する。その後、(1
4)モノラルの番組から(15)ステレオの番組になって
モノラル→ステレオの定義から“CMである”と判断す
る場合ではあるが、ガイドチャンネル等よるCMの放送
しない放送局との判断から、常に“CMではない”と判
断させる。
【0045】次に、通常録画及び予約録画[図2中の符
号(16)〜(23)]において、(16)使用者が録画キー
により録画開始を始めたとき、使用者の行動によりCM
判別をリセットし、(17)CMを“CMではない”と判
断させる。その後、(18)二カ国語の番組が放送され、
(19)CMが放送されたときに二カ国語→ステレオの定
義から“CMである”と判断する。その後(20)予約録
画が開始しCM判別はリセットされ(21)ステレオ番組
は“CMではない”と判断される。ただし、(20)の予
約は、1番組の開始情報が正確な予約に限定される(G
コード予約など)。その後、(22)モノラルの番組から
(23)ステレオの番組になるとモノラル→ステレオの定
義から“CMである”と判断される。
【0046】図3及び図4は具体的なCM処理例を示す
図である。図3において、CM判別により“CMであ
る”と判断された場合には、通常視聴している音量より
も下げた状態にし、CM判別により“CMではない”と
なったときには元の音量に戻す。
【0047】図4において、CM判別により“CMであ
る”と判断された場合には、裏番組全体を子画面にして
並べて、使用者にどのような番組が放送されているのか
を確認させるマルチスキャン画面にし、CM判別により
“CMではない”となったときには元の1番組画面に戻
す。
【0048】なお、図1のCM判別手段20では、CM
判別を可能とする要素として条件1〜3と、時計機能の
時刻“00分”到達時と、録画開始予約時間到達時と、
使用者のキー操作時と、CMが無い放送局の視聴時とを
用いているが、更なる条件を判別要素として加えて、C
M判別の確実性を増してもよいことは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ステ
レオ放送を全てCMであると判別してしまうような不具
合を無くし、適切なCM判別及びCM処理を行なうこと
が可能となる。また、CM判別要素に重み付けしてCM
判別を行うことによって様々な新しいCM判別及びCM
処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のCM判別方法及びCM
処理方法を示す図。
【図2】本発明のCM判別方法の具体的な判別例を示す
図。
【図3】本発明のCM処理のCM中音量ダウンの動作例
を示す図。
【図4】本発明のCM処理のCM中マルチスキャン画面
の動作例を示す図。
【図5】本発明に係る、地上波アナログ放送の音声多重
放送を受信可能な機器におけるハード構成を示す図。
【図6】従来の地上波アナログ放送におけるCM判別及
びCM処理例を示す図。
【図7】従来の地上波アナログ放送におけるCM判別を
用いたCM処理例(CMカット/CMスキップ)示す
図。
【図8】従来の地上波アナログ放送におけるCM判別を
用いた課題となるCM処理例(CMカット/CMスキッ
プ)示す図。
【符号の説明】
10…音多判別部(音多判別手段) 20…CM判別部(CM判別手段) 30…CM処理部(CM処理手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/7826 H04N 5/782 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地上波アナログTV放送の音声多重放送に
    おける音声キャリアから少なくともステレオ放送を判別
    することが可能な音多判別手段と、 前記音多判別手段の判別結果を用い、CM判別要素に重
    み付けしてCM判別を行うCM判別手段と、 を具備したことを特徴とするCM判定方法。
  2. 【請求項2】地上波アナログTV放送の音声多重放送に
    おける音声キャリアから少なくともステレオ放送を判別
    することが可能な音多判別手段と、 前記音多判別手段の判別結果を用い、CM判別要素に重
    み付けしてCM判別を行う手段であって、初期状態とス
    テレオ放送以外を“CMではない”と判定させ、ステレ
    オ放送以外からステレオ放送に変化してからステレオ放
    送中を“CMである”と判定させる判定条件を有したC
    M判別手段と、 を具備したことを特徴とするCM判定方法。
  3. 【請求項3】前記CM判別手段は、時計機能の所定時刻
    を番組の区切りとしてCM判別をリセットし、初期状態
    “CMではない”と判定することを特徴とする請求項2
    記載のCM判定方法。
  4. 【請求項4】前記CM判別手段は、1番組として識別で
    きる番組識別情報から、1番組の開始時刻にCM判別を
    リセットし、初期状態“CMではない”と判定すること
    を特徴とする請求項2記載のCM判定方法。
  5. 【請求項5】前記CM判別手段は、使用者が所定のキー
    操作をした場合、CM判別をリセットし、初期状態“C
    Mではない”と判定することを特徴とする請求項2記載
    のCM判定方法。
  6. 【請求項6】前記CM判別手段は、放送局識別情報か
    ら、CMを有しない放送局を判別し、その放送局を視聴
    または録画している時は常時“CMではない”と判定す
    ることを特徴とする請求項2記載のCM判定方法。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1つに記載のCM
    判定方法にて“CMである”と判定された時に音量を下
    げることを特徴とするCM処理方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれか1つに記載のCM
    判定方法にて“CMである”と判定された時に他局番組
    を含めたマルチスキャン画面とすることを特徴とするC
    M処理方法。
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