JPH07212327A - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

送信装置及び受信装置

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Publication number
JPH07212327A
JPH07212327A JP6019821A JP1982194A JPH07212327A JP H07212327 A JPH07212327 A JP H07212327A JP 6019821 A JP6019821 A JP 6019821A JP 1982194 A JP1982194 A JP 1982194A JP H07212327 A JPH07212327 A JP H07212327A
Authority
JP
Japan
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keyword
broadcast
unit
content
broadcasting
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Application number
JP6019821A
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English (en)
Inventor
Teppei Yokota
哲平 横田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH07212327A publication Critical patent/JPH07212327A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイマー予約を不要とし操作を著しく簡略化
するとともに、不要な録音/録画を解消し、さらに視聴
者が録音/録画したいと思った放送内容については逃す
ことなく自動的に録音/録画を行なう放送システムの実
現。 【構成】 番組単位より細かい内容単位(例えば曲)に
キーワードを設定しておき、送信装置側(放送局側)で
はその曲の放送が開始される前の時点でキーワード及び
放送開始までの時間情報をサブチャンネルによるメッセ
ージデータとして送信する。これに対して受信装置にお
いては、ユーザーがキーワードを登録できるようにして
おき、受信装置は送信されてきたキーワードと登録され
たキーワードの一致検出を行なって、一致した場合はV
TRやテープレコーダ,ディスクレコーダなどの記録機
器に対して記録動作制御信号を出力できるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上波によるテレビジ
ョン放送、ラジオ放送、衛星放送によるテレビジョン放
送、音声放送など、各種形態の音声又は音声と映像の放
送システムにおいて適用できる放送方式を実現する送信
装置及び受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、音声又は音声と映像の放送システ
ムとして各種形態の放送システムが実用化されている。
実用化されている放送システムの内では、主放送内容と
関連する情報もしくは全く関連のない情報(独立デー
タ)を、主放送と同期して又は全く非同期に放送するこ
とも行なわれている。この独立データの放送は例えば番
組として放送している主放送についての内容の情報や、
主放送の内容とは関係のない放送局からのお知らせ、ニ
ュース、もしくは他の番組などの放送が行なわれる。こ
れはBS放送におけるPCM音声放送やFM多重放送に
おける交通情報などの放送として知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に放送
番組をVTRやテープレコーダ、ディスクレコーダなど
の録音/録画機器により予約録画/録音を行なうという
ことが行なわれているが、この場合、ユーザーは新聞や
雑誌の放送番組表等を見て放送番組や放送時間を知り、
それに基づいてVTRなどの予約録画のセットを行なう
ことになる。
【0004】ここで、従来より、予約録画/録音のため
の機器操作の難しさや操作の煩雑さなどが指摘されてい
るという問題があり、より簡単な予約操作方式が求めら
れている。また、折角予約を行なっても、前の番組の放
送時間の延長などで時間がずれてうまく録音/録画がで
きなかったということも度々生じる。
【0005】そしてさらに大きな問題として次のようの
ことがある。放送の視聴者にとっては、番組表などによ
っては予め放送される番組の大まかな内容と、その番組
の開始時刻及び終了時刻しか分からないため、視聴者が
望まない部分も録音/録画されてしまうことが多い。
【0006】例えば音楽番組において好きなアーチスト
の曲のみを録音したいと思った場合でも、視聴者はその
アーチストの曲が番組中でいつ放送されるかは分からな
いため、例えば30分や1時間の番組全体を記録させな
ければならず、つまり録音したくない部分も録音してお
くようにしなければならないことになる。この場合、あ
とで放送を再生するときも、録音テープなどにおいて望
んだ曲が録音されている部分を探さなければならず、非
常に不便である。
【0007】また、逆に番組表などからでは細かい内容
(例えば放送する曲名など)が分からないことが多く、
この場合、録音したい曲が放送されることを視聴者は知
ることはできない。当然視聴者は予約録音を行なわな
い。さらに、例えば番組表に好きなアーチストの出演が
記されていても、視聴者がその番組表を見過ごしてしま
えば予約録音は行なわない。このように、録音/録画し
ておいて視聴したい内容を見過ごす(聞き逃す)という
ことは非常に多いという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、予約録音/録画のために番組表を確認して
タイマー予約を行なうということを不要とし操作を著し
く簡略化するとともに、不要な録音/録画を解消し、さ
らに視聴者が録音/録画したいと思った放送内容につい
ては逃すことなく自動的に録音/録画を行なうようにす
ることができる放送システムを実現する送信装置及び受
信装置を提供することを目的とする。
【0009】このために、放送番組内を内容単位に細分
化して、その各内容単位に対してはその内容に応じたキ
ーワードが付与される放送方式に対応して放送番組信号
を送信する送信装置として、放送番組の送信とともに、
その各内容単位に対して設定されたキーワードも送信す
るようにする。
【0010】ここで、内容単位に対して設定されたキー
ワードは、そのキーワードが対応する内容単位の放送よ
りも時間的に先行して送信する。
【0011】またこのキーワードには、当該キーワード
送信時点からそのキーワードが対応する内容単位の放送
の開始時点までの時間情報が付加されているようにす
る。
【0012】さらに、このキーワードには、そのキーワ
ード送信時点において放送されている内容単位には対応
しないことを示す情報が付加されているようにする。
【0013】番組を細分化した内容単位としては、放送
番組内で放送される1つの楽曲が1つの内容単位となる
ように設定されているようにする。
【0014】またキーワードは、少なくとも内容単位の
放送内容に関連する人名又は作品名が用いられて形成さ
れているようにする。
【0015】一方、放送番組内を内容単位に細分化し
て、その各内容単位に対してはその内容に応じたキーワ
ードが付与される放送方式において放送番組及びキーワ
ードを受信する受信装置としては、所望のキーワードを
入力する入力手段と、入力されたキーワードを保持する
保持手段と、受信されたキーワードと保持手段に保持さ
れているキーワードの一致検出を行ない、一致検出に応
じて被制御機器に対する動作制御信号を出力することが
できる制御手段と、を備えるようにする。
【0016】ここで、動作制御信号は、被制御機器にお
ける放送信号の記録動作の制御信号であるとする。
【0017】また、制御手段において実行されるキーワ
ードの一致検出動作に対応して、一致検出情報を表示す
ることができる表示手段を備える。
【0018】
【作用】例えばPCM放送では、主放送とは独立してメ
ッセージ等を放送することができるが、このため番組内
の細かい単位である内容単位、例えば放送する1曲毎や
番組内のコーナー毎に、その内容単位の内容に関連する
キーワードを付しておき、独立メッセージとして放送す
ることができる。例えば曲の演奏者、曲名、出演者、作
曲者等をキーワードとして設定する。
【0019】このようにキーワードを設定しておき、送
信装置側(放送局側)では例えばその曲の放送が開始さ
れる前の時点でキーワード及び放送開始までの時間情報
をサブチャンネルによるメッセージデータとして送信す
る。
【0020】これに対して受信装置においては、ユーザ
ーがキーワード(例えば好きなアーチスト名)を登録で
きるようにしておき、受信装置は送信されてきたキーワ
ードと登録されたキーワードの一致検出を行なって、一
致した場合はVTRやテープレコーダ,ディスクレコー
ダなどの記録機器に対して記録動作制御信号を出力でき
るようにすれば、ユーザーがタイマー予約操作を行なわ
なくとも、自動的に所望の放送内容のみが録音/録画さ
れることになる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例として、図1〜図7に
より送信装置を、また図8〜図11により受信装置を説
明する。この実施例はBS放送において本発明を適用し
た例とする。
【0022】図1はBS放送の送信装置10の主に音声
信号系のブロック図である。BS放送では、PCM音声
信号として音声1〜音声4までの4チャンネルの信号を
送信することができるが、例えば音声1,音声2の2チ
ャンネルは映像に対応する音声データ、音声3,音声4
の2チャンネルは映像とは無関係の音声放送として使用
されている。従ってBS放送の視聴者は、1つの放送局
の番組としてPCM音声と映像による番組と、PCM音
声のみによる番組を選択的に視聴できる。
【0023】4チャンネルの音声信号は音声PCM処理
部11で処理された後、多重化部12において、独立デ
ータと多重化される。多重化されたPCM信号のフレー
ム構成については後述する。PCM信号はインターリー
ブ処理部13でインターリーブ処理され、さらに変調部
14で4相DPSK変調される。そして合成部15で映
像信号と合成された後、FM変調部16で変調処理さ
れ、送信部17から送信される。
【0024】音声PCM信号の1フレームの構成は図2
に示される。1フレームは2048ビットで構成され、
1000フレーム/1秒で伝送される。フレームの先頭
の64ビットはフレーム同期信号などに用いられ、つづ
いて320ビットづつが音声1〜音声4までのPCMデ
ータとされる。そして音声4に続く480ビットは独立
データの領域とされ、放送音声以外の各種データを伝送
するための領域として用意されている。なお、最後の2
24ビットは誤り訂正符合に用いられる。
【0025】480ビットの独立データは、メッセージ
データなどに用いられることになるが、この独立データ
は9フレーム分で15パケットとされる。つまり、9フ
レーム分の独立データ(9×480=4320ビット)
が、図3に示すように288ビットを1パケットとする
15のパケットP1 〜P15として用いられることにな
る。このパケットP1 〜P15は番組情報、個別情報、制
御情報、メッセージ情報等に用いられる。
【0026】本実施例では、このうちの1又は2パケッ
トを用いて以下説明するようなキーワードデータをメッ
セージ信号として送信するものである。メッセージ信号
は時刻コントロール部19の制御に基づいてメッセージ
信号発生部18から出力され、多重化部12において独
立データとして図2のように音声データと多重化され
る。
【0027】1パケットは288ビット(34バイト)
であるが、1又は2パケットをメッセージ情報に用いる
場合の内容は大まかに図4に示すように規定されてい
る。即ち、第1パケットP1 については先頭16ビット
はヘッダ、続く8ビットは種類別を示し、これによりメ
ッセージ情報であることが識別される。続く4ビットは
プロトコル番号、続く2ビットは予備とされる。
【0028】さらに、続く4ビットはメッセージ情報の
識別コードとされ、例えば1パケット目/2パケット目
の識別、現在の番組/次の番組、カナ/漢字、などの識
別に用いられる。
【0029】また、次の8ビットは放送局の識別コー
ド、続く12ビットは放送局が独自に設定する番組番
号、さらに次の32ビットは放送局が独自に設定する番
組開始時刻及び終了時刻のデータとなる。それ以降の1
20ビット(15バイト)はメッセージ信号に用いら
れ、最後の82ビットが誤り訂正符合に用いられる。
【0030】第2パケットP2 については第1パケット
1 とほぼ同様であるが、メッセージ信号に用いられる
領域は152ビット(19バイト)が割り当てられてい
る。
【0031】ここで、このフォーマットで送信されるメ
ッセージ信号は、通常受信装置側で表示部や画面上など
に表示され、放送局側から視聴者に対してメッセージを
伝えるものとなるが、本実施例では、後述するキーワー
ドをメッセージデータとして、例えばP1 ,P2 の2パ
ケットを用いて、15+19バイトの34バイトのメッ
セージ信号領域を使用して送信するものである。
【0032】ここでキーワードは、番組単位ではなく、
より細かい放送内容に対応してそれぞれ設定されるもの
である。例えば30分の音楽番組において10曲が放送
されるとしたら、その10曲それぞれについてキーワー
ドが設定される。なお、本明細書においてキーワードが
設定される単位を仮に『内容単位』と表現している。例
えばある番組内で複数の曲が放送されるとすると、各1
曲がそれぞれ1つの内容単位となる。
【0033】P1 ,P2 の2パケットのメッセージ信号
領域を連続的に示したものが図5(a)である。15バ
イト及び19バイトの各メッセージ信号領域の先頭の1
バイトは、それぞれ2ビットのサービス識別コード、2
ビットの情報識別コード、4ビットの時間コードとして
用いている。
【0034】サービス識別コードは、このメッセージ
(キーワード)がテレビ放送(映像信号と音声1,音声
2による放送)に対応するものであるか、独立音声放送
(音声3,音声4による放送)に対応するものであるか
を識別するコードとなる。情報識別コードはこのメッセ
ージ(キーワード)が表示用の情報であるか制御用の情
報であるかを識別するコードとなる。
【0035】4ビットの時間コードは、例えば図6のよ
うに設定され、このキーワードが対応する内容単位の放
送が開始される時間を、このキーワードを送信した時間
を基準として相対的に示している。この4ビットのうち
最初の1ビットは非表示コマンドとして用いている。即
ち本実施例のキーワードは通常のメッセージ信号ではな
いため受信装置側において表示しないことが通常であ
り、例えば1ビット目が『0』であるこが非表示コマン
ドであるとする。なお、場合によって表示させたい場合
も生じることも考えられるが、この場合は1ビット目を
『1』として表示コマンドとする。
【0036】続く3ビットで例えば図6のように該当す
る内容単位の放送開始までの時間を表現する。以下、内
容単位は音楽番組における各曲としてキーワードの具体
的な例を説明していく。
【0037】図5(a)の14バイト+18バイトの3
2バイトのエリアにはキーワードが付与される。内容単
位が曲である場合、このキーワードは演奏者名、指揮者
名、曲名、ジャンル名、作曲者名、作詞者名などが用い
られて設定される。また、内容単位が番組内のコーナー
のように曲でない場合、コーナー名や、出演者、内容に
関連する製作者などの適当な人名などが用いられる。さ
らに芸術作品の紹介番組などでは、各作品の紹介部分が
内容単位とされ、製作者や製作年度等がキーワードとし
て設定されてもよい。
【0038】キーワードは1つの内容単位に対して幾つ
設定されてもよいが、1キーワードは例えば数字、ハイ
フォン、文字、カンマで構成されるというようにしてキ
ーワードの区切りを識別できるようにすればよい。
【0039】いづれにしても内容単位に応じて適切なキ
ーワードが設定され、これは放送局から一般に公開され
るものとする。つまり、視聴者が自分の所望する放送内
容をキーワードでピックアップできるようにする。
【0040】図5(b)(c)はメッセージとして送信
されるキーワードの例である。ここに示すように放送さ
れる曲についての指揮者、歌手、曲名、ジャンル、作曲
者などが、キーワードとされる。図5(d)はキーワー
ドの一般的な例である。なお、キーワードとしては、人
名等の文字(漢字/カナ等)そのものであってもよい
が、これらを全てコード化して、32バイトを有効利用
できるようにする(1つの内容単位に対してより多くの
キーワードを与える)と好適である。
【0041】このようなキーワードとされるメッセージ
情報は、そのキーワードが対応する内容単位(曲)の放
送開始時刻に先行して送信される。例えば図7に模式的
に示すように、或る音楽番組が時刻t0 〜t5 に放送さ
れるとし、例えばその番組内で曲Bが時刻t1 から、曲
Cが時刻t2 から、曲Dが時刻t3 から、曲Eが時刻t
4 から・・・・というように放送されるとする。ここで、各
曲がそれぞれ1つの内容単位であり、演奏者名等のキー
ワードが設定されている。
【0042】ここで、例えば曲Bについてのキーワード
は時刻t1 より前時点の時刻t01時点において、上述し
たように独立データとして送信されることになる。そし
て、この時刻t01から時刻t1 までの時間が10秒であ
った場合は、図6からわかるように時間コードとして
『0001』というコードが与えられていることにな
る。
【0043】他の曲についても同様に、放送開始時刻
(t2 ,t3 ,t4 )より先行した時間(t11,t21
31)において、その曲に対応するキーワードが独立デ
ータとして送信される。
【0044】つまり、受信装置側では、放送する曲(内
容単位)に先駆けて、その詳しい内容(=キーワード)
を知ることができ、またそのキーワードの受信から実際
の放送までの時間を知ることができる。
【0045】なお、曲Cについて、時刻t11だけでなく
時刻t12にもキーワードを送信するように示したが、受
信エラーなどを考慮してこのように放送開始前の時点で
複数回キーワードを送信することも有効である。この場
合、当然送信時点毎に時間コードは異なるものとなり、
例えば時刻t11の時間コードは『0001』、時刻t12
の時間コードは『0000』というようになる。
【0046】このようなキーワードとなるメッセージ情
報は送信装置10においてメッセージ信号発生部18か
ら出力されるが、その出力タイミング制御は時刻コント
ロール部19によってなされることになる。
【0047】ところで、このようにキーワードを有する
メッセージ情報が送信される時点ではそのキーワードは
その時点の内容単位に対応するものではないため、受信
装置側でキーワードが表示されることは適当でない。こ
のため、図6のように時間コードの先頭ビットとして非
表示とすべきコマンドが与えられており、その時点の内
容単位とキーワードが関連していないことを示してい
る。また、キーワードと現在の放送が対応していないこ
とは、例えば2ビットの情報識別コード内で表現しても
よい。なお、場合によっては次の曲などの内容を示すた
めにキーワードを表示させるようなことも考えられる
が、これに対応するため図6の最下段に示しように
『1』という表示コマンドを用意しておくとよい。
【0048】このような送信装置10に対応する受信装
置30は図8のように構成される。図8において31は
BSアンテナ、32は第1コンバータ、33は第2コン
バータ、34はFM復調/映像・音声分離部を示す。受
信されFM復調された信号はFM復調/映像・音声分離
部34において映像信号とPCM音声信号に分離され、
映像信号は映像処理部35で所定の処理がなされて端子
36からモニタ装置に供給される。
【0049】PCM音声信号は4相DPSK復調部37
で復調された後、デインターリーブ部38でインターリ
ーブを解かれ、PCMデコーダ39でデコード処理され
る。PCMデコーダ39の出力は音声処理部40で所定
の処理がなされた後、端子41からモニタ装置に供給さ
れる。
【0050】また、PCMデコーダ39からはデジタル
音声データ出力DAUが出力されるが、これはデジタル出
力部43を介してデジタル入出力端子47からディスク
レコーダなどの録音機器に供給されることができるよう
に構成されている。さらに、PCM音声信号内の独立デ
ータDDTもPCMデコーダ39から出力され、これはパ
ケット抽出部42に送られて上述したようにパケット単
位のデータとして取り込まれる。
【0051】44は例えばマイクロコンピュータで形成
されるキーワード検出/制御部であり、取り込まれたパ
ケットデータに対する処理を行なう。45はキーワード
検出/制御部44に対する例えばキーボード等の入力装
置、46は表示部を示す。表示部46は、キーワード一
致による自動録音が何回行なわれたかを表示することが
できるようになされている。
【0052】パケット抽出部42で抽出されたデータに
おいて、通常のメッセージデータ(表示用データ)は表
示部46に供給されて表示され、もしくは映像処理部3
5に送られていわゆるOSD表示文字とされる。
【0053】パケット抽出部42で抽出されたメッセー
ジデータがキーワードデータである場合、キーワード検
出/制御部44においてキーワード一致検出処理がなさ
れることになり、またそれに応じて制御信号SCTの出力
処理がなされる。キーワード検出/制御部44では、キ
ーワード一致検出処理及び制御信号SCTの出力処理のた
め、その機能的構成(ソフトウエア及びハードウエアに
より構築される機能手段)としては図示するように、条
件入力部44a、メモリ部44b、条件比較部44c、
制御信号発生部44d、実行カウンタ44eが設けられ
る。
【0054】ユーザーは入力装置45から所望のキーワ
ード(又はキーワードとなるコード)を入力するが、そ
れは条件入力部44aによって取り込まれ、登録キーワ
ードとしてメモリ部44bに保持される。図9に模式的
に示されるように、ユーザーが例えば所望のアーティス
ト名(マイケル ジャクソン,カラヤン等)をキーワー
ドとして入力していくことで、メモリ44bにはそれぞ
れがキーワードとして登録されていくことになる。もち
ろん、曲名やジャンルなどをキーワードとして登録して
もよい。
【0055】このようにユーザーは所望のキーワードを
登録しておくことで、以降、自動的にそのキーワードが
付された曲(内容単位)が録音装置で録音されていくこ
とになる。
【0056】なお、この図8の例では独立音声放送(音
声3,音声4による放送)においてキーワードが設定さ
れ、そのキーワードに応じて独立音声放送の自動録音が
できるものとして説明している、もちろんVTR等の録
画機器に対してテレビジョン放送(映像信号と、音声
1、音声2による放送)がキーワードに応じて自動録画
できるようにすることも可能である。
【0057】本実施例の受信装置30におけるキーワー
ド検出/制御部44この動作処理を図10で説明する。
独立データとしてのメッセージ情報を受信し、パケット
抽出部42から供給された場合(F101)、まず、そのメッ
セージ情報がキーワード情報であるか否かを判別する(F
102)。キーワードであった場合は、図9に示したように
メモリ部44bに登録されているキーワードと、供給さ
れたキーワードを比較し、一致検出を行なう(F103)。
【0058】例えば図5(b)のように『1−カラヤ
ン,2−コウキョウキョク9バン,3−クラシック,4
−ベートーベン』というようなキーワードが送られてき
た場合に、図9のようにメモリ部44bにキーワードが
登録されていたとすると、『1−カラヤン』というキー
ワードが一致することになる。なお、キーワードの一致
については完全一致だけでなく部分一致も適用し、例え
ばユーザーが『ナカモリ ****』のように登録して
おいた場合は、『ナカモリ』という文字列を含むキーワ
ードが送信されてきた場合に一致したと判断してもよ
い。
【0059】このように一致キーワードがあった場合
は、ステップF104からF105に進み、そのキーワードとと
もに送られてきた時間データを参照して、タイマをセッ
トする。例えば時間データが図6の『0010』であっ
た場合は、15秒後に、カラヤン指揮によるベートベン
交響曲9番の放送が開始されることになる。そこで、タ
イマを15秒にセットし、カウントを開始する。
【0060】ここで、一致キーワードに対応して実行カ
ウンタ44eをカウントアップする。実行カウンタ44
eは登録可能なキーワード数と同数のカウンタを有して
おり、例えば図9のようにメモリ部44bに最大8個の
キーワード(M1〜M8)を登録できるとすると、それ
に対応して8単位のカウンタC1〜C8が設けられてい
る。そして、キーワード一致の場合には、一致回数とし
てその登録キーワードに対応するカウンタをカウントア
ップする。『1−カラヤン』という登録キーワードM2
が一致した場合は、対応するカウンタC2がカウントア
ップされることになる。
【0061】この実行カウンタ44eの各カウンタC1
〜C8の値に応じて、表示部46ではキーワード一致回
数(即ち録音実行回数)が表示される。この図9の例で
はバーグラフ形態でカウント値を表示しているが、数値
で表示したり、図11のようにLED点灯により2進数
表示を行なうなど他の態様で表示してもよい。表示部4
6は液晶表示パネルや、LED表示、蛍光管表示など各
種考えられる。
【0062】その後、ステップF107でタイマがカウント
アップした時点で、つまり実際にベートベン交響曲9番
の放送が開始される時点において、制御信号発生部44
dから録音開始の制御信号SCTが出力される。この制御
信号SCTは出力端子48から録音機器に供給され、録音
機器側ではデジタル入出力端子47から供給されてくる
デジタル音声信号の録音を開始することになる。
【0063】なお、このようにデジタル入出力端子47
からのデジタル信号を録音機器に接続する構成の場合
は、同時にデジタル入出力端子47から制御信号SCT
多重化して出力することができる。例えばデジタルオー
ディオフォーマットにおけるUビットを用いればよい。
この場合、端子48の接続は不要となる。
【0064】なお、実際には、録音機器の動作立ち上げ
処理時間やキーワード検索処理時間を考慮して、放送開
始時点より或る程度余裕をもってはやめに制御信号SCT
を出力することが考えられる。
【0065】ステップF104で一致キーワードなしと判断
された場合は、ステップF109に進み、現在接続された録
音機器が録音中(つまり、制御信号発生部44dが録音
開始制御信号を出力した後、録音停止制御信号を出力す
るまでの期間)でなければ、そのまま処理を終える。つ
まり、その直後の曲(内容単位)はユーザーが所望する
ものではないとして録音制御は行なわない。
【0066】なお、ステップF109で録音中であった場合
とは、現在の曲の放送の途中であって、次の曲について
のキーワードが送られてきた場合であり、そのキーワー
ドがユーザーによって登録されていなかった場合であ
る。つまり、次に放送される曲はユーザーが録音を所望
しない曲であった場合である。
【0067】このときは、その次の曲のキーワードとと
もに送られてきた時間データの時間でタイマをセット
し、カウントを開始する(F110)。そして、カウントアッ
プに応じて、録音停止の制御信号SCTを出力することに
なる。つまり、次の曲の開始時点で録音が終了され(F11
1,F112) 、これにより、録音装置によってディスクやテ
ープに録音されるのはユーザーが登録したキーワードに
該当する曲のみとすることができる。
【0068】なお、時間データとして、曲の開始から終
了までの時間データもキーワードとともに送信するよう
にすれば、より確実に所望の曲のみを録音することがで
きることはいうまでもない。
【0069】このような処理により、ユーザーが登録し
ておいたキーワードに対応する曲等の内容単位は、自動
的に録音(もしくは録画)されていくことになり、ユー
ザーは放送番組を番組表などで確認してタイマ予約して
録音/録画することは不要となるとともに、無駄な録音
は実行されず、また録音して聞きたい曲などを聞き逃し
てしまうこともなくなる。例えば好きなアーティスト名
をキーワードとして登録しておけば、自動的にそのアー
ティストの曲が選択されて録音されていくことになる。
【0070】なお、このように自動的に録音していく場
合、ある時点で、いままでどの登録キーワードに対して
何回録音が実行されたかユーザーは知りたくなるが、こ
れについては図9に示したように実行カウンタ44eの
数値に基づいて表示部46で表示が行なわれるため、容
易に確認できることになる。
【0071】なお、実施例はBS放送における独立音声
放送について本発明を適用した例で説明したが、これに
限らずCS放送、FM放送、地上波テレビジョン放送、
ケーブルテレビなどの有線放送など、各種放送システム
において本発明を実現できることはいうまでもない。
【0072】また、このような放送システムにより、例
えば放送局は個々のユーザーに対して個々のユーザーの
嗜好に会った番組を提供できることにもなる。即ち、放
送を一旦録音/録画してから再生して視聴するメディア
であると考えれば、視聴者がキーワードを登録しておく
ことでその視聴者が欲しい情報のみを放送局から得るこ
とができ、非常に効率的な情報提供メディアを実現でき
ることになる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、番組単位
より細かい内容単位にキーワードを設定しておき、送信
装置側(放送局側)では例えばその内容単位の放送が開
始される前の時点でキーワード及び放送開始までの時間
情報をサブチャンネルによるメッセージデータとして送
信する。これに対して受信装置においては、ユーザーが
キーワードを登録できるようにしておき、受信装置は送
信されてきたキーワードと登録されたキーワードの一致
検出を行なって、一致した場合はVTRやテープレコー
ダ,ディスクレコーダなどの記録機器に対して記録動作
制御信号を出力できるように構成する。このため、ユー
ザーは放送時間・曜日などを気にせずにキーワードを登
録しておくだけで、所望の放送内容を録音/録画するこ
とができ、番組表などを確認してVTRやディスクレコ
ーダなどでタイマー予約操作を行なうという煩雑で分か
りにくい操作は不要となるという効果がある。
【0074】さらに、視聴したい放送内容を見逃したり
聞きのがしたりすることもなくなるという効果があり、
その上、番組単位での録音/録画などでは避けることの
できなかった不要部分の録音/録画も実行されないた
め、再生時にも非常に便利なものとなる。
【0075】また、この場合、キーワードに応じて実行
された録音/録画回数も表示させることで、ユーザーは
容易に録音状況を確認できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送信装置の実施例のブロック図であ
る。
【図2】BS放送におけるPCM音声データのフォーマ
ットの説明図である。
【図3】BS放送におけるPCM音声データの独立デー
タのパケットの説明図である。
【図4】独立データのパケットをメッセージ情報に使用
する場合のフォーマットの説明図である。
【図5】本実施例でのメッセージ情報領域の使用例の説
明図である。
【図6】本実施例でのメッセージ情報領域における時間
データ例の説明図である。
【図7】本実施例でのキーワード情報の送信タイミング
の説明図である。
【図8】本発明の受信装置の実施例のブロック図であ
る。
【図9】受信装置の実施例におけるキーワード検出/制
御部の説明図である。
【図10】受信装置の実施例におけるキーワード検出/
制御部の処理のフローチャートである。
【図11】受信装置の実施例における表示部の構成例の
説明図である。
【符号の説明】
10 送信装置 11 音声PCM処理部 12 多重化部 18 メッセージ信号発生部 19 時刻コントロール部 30 受信装置 39 PCMデコーダ 42 パケット抽出部 43 デジタル出力部 44 キーワード検出/制御部 44a 条件入力部 44b メモリ部 44c 条件比較部 44d 制御信号発生部 44e 実行カウンタ 45 入力装置 46 表示部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送番組内を内容単位に細分化して、そ
    の各内容単位に対してはその内容に応じたキーワードが
    付与される放送方式に対応して放送番組信号を送信する
    送信装置として、 放送番組の送信とともに、その各内容単位に対して設定
    されたキーワードも送信するようにしたことを特徴とす
    る送信装置。
  2. 【請求項2】 内容単位に対して設定されたキーワード
    は、そのキーワードが対応する内容単位の放送よりも時
    間的に先行して送信することを特徴とする請求項1に記
    載の送信装置。
  3. 【請求項3】 キーワードには、当該キーワード送信時
    点からそのキーワードが対応する内容単位の放送の開始
    時点までの時間情報が付加されていることを特徴とする
    請求項2に記載の送信装置。
  4. 【請求項4】 キーワードには、そのキーワード送信時
    点において放送されている内容単位には対応しないこと
    を示す情報が付加されていることを特徴とする請求項2
    に記載の送信装置。
  5. 【請求項5】 前記内容単位としては、放送番組内で放
    送される1つの楽曲が1つの内容単位となるように設定
    されていることを特徴とする請求項1に記載の送信装
    置。
  6. 【請求項6】 キーワードは、少なくとも内容単位の放
    送内容に関連する人名又は作品名が用いられて形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  7. 【請求項7】 放送番組内を内容単位に細分化して、そ
    の各内容単位に対してはその内容に応じたキーワードが
    付与される放送方式において放送番組及びキーワードを
    受信する受信装置として、 所望のキーワードを入力する入力手段と、 入力されたキーワードを保持する保持手段と、 受信されたキーワードと前記保持手段に保持されている
    キーワードの一致検出を行ない、一致検出に応じて被制
    御機器に対する動作制御信号を出力することができる制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする受信装置。
  8. 【請求項8】 前記動作制御信号は、前記被制御機器に
    おける放送信号の記録動作の制御信号であることを特徴
    とする請求項7に記載の受信装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段において実行されるキーワ
    ードの一致検出動作に対応して、一致検出情報を表示す
    ることができる表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項7に記載の受信装置。
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