JP2002077264A - Ip電話録音システム - Google Patents

Ip電話録音システム

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JP2002077264A
JP2002077264A JP2000266920A JP2000266920A JP2002077264A JP 2002077264 A JP2002077264 A JP 2002077264A JP 2000266920 A JP2000266920 A JP 2000266920A JP 2000266920 A JP2000266920 A JP 2000266920A JP 2002077264 A JP2002077264 A JP 2002077264A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話中にIPパケット損失により欠落した音
声データを完全に補完して録音するようにしたIP電話
録音システムを提供する。 【解決手段】 IPネットワーク500を介してIPT
EL100を交換機200のIPTEL用加入者回路2
20により接続先に接続して、音声送受信を行なう際
に、当該IPTEL100とIPTEL用加入回路22
0からの音声データを、IPネットワークに接続された
記録部400により記録するIP電話録音システム10
であって、当該IPTEL100およびIPTEL用加
入者回路220が、記録部400に対して、リアルタイ
ム処理を行なわずに、IPパケット損失のない録音用I
Pパケット送信を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IP電話で送受信
する音声を録音するための録音システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、IP(Internet Pro
tocol)ネットワーク上で音声通信を行なう場合、
音声データの送受信において、IPパケットをリアルタ
イムに処理することが必要である。ところが、IPネッ
トワークは、所謂ベストエフォート型ネットワークであ
ることから、音声信号をそのまま送受信しようとする
と、音声信号の送受信に必要な周波数帯域を確保するこ
とができない。このため、従来、一般的には、OSI
(Open Systems Interconect
ion)参照モデルのトランスポート層にて、UDP
(UserDatagram Protocol)およ
びRTP(Realtime Transport P
rotocol)を使用することにより、IPネットワ
ーク上での音声通信を行なうようにしている。
【0003】ところが、このような方式のIPネットワ
ーク上での音声通信においては、IPネットワーク上の
トラフィック量によって、IPパケットの損失率が変化
してしまうので、音声通信における品質が低下すること
になる。
【0004】また、IPネットワーク上のトラフィック
量は、常に変動しており、急激なトラフィック量の増大
を予想することはできない。ここで、もし急激なトラフ
ィック量の増大を予想できるとした場合、IPパケット
に優先順位を付加する等の処理によって、トラフィック
を制御することが可能であれば、音声通信におけるパケ
ット負荷を軽減することが可能になる。しかしながら、
この場合、IPネットワークに接続されたルータの機能
やネットワーク全体での制御が必要になるため、音声通
信を行なう端末機器であるIP電話機の制御のみでは、
音声パケットを優先的に、かつ確実に送受信することは
困難である。
【0005】さらに、トラフィック量の増大時に、音声
通信におけるIPパケットの損失が大きくなった場合、
IPパケット損失の際の再送や輻輳制御のような処理は
行なわれず、RTPによるリアルタイム処理のみが行な
われる。したがって、IPパケットの損失が、音声再生
の際に大きく影響を与えることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、IP電話機
あるいはIP電話用加入者回路には、損失したIPパケ
ットを補完する機能が設けられている。この補完処理
は、前後のデータによって損失したIPパケットに含ま
れる音声データを予測することにより実現している。し
たがって、この予測により補完された音声データは、損
失したIPパケットに含まれる音声データと完全に一致
することはない。このような補完処理については、各種
研究が行なわれているが、元の音声データを100%再
現することは不可能である。また、トラフィック量のさ
らなる増大等によって、IPパケットの損失率がより高
くなった場合には、損失した音声データの補完は、より
一層困難になる。このため、補完された音声データは、
元の音声データとは大きく異なることになることから、
音声として再生した場合に、音声に歪が生ずる可能性が
大きくなる。
【0007】このようにして、IPネットワーク上の音
声通信においては、トラフィック量の変動によって、音
声の品質が影響を受けることになるが、トラフィック量
を制御することは不可能である。したがって、IPネッ
トワーク上の音声通信を従来の電話線による音声通信と
同レベルの品質および遅延とするために、例えば一つの
手法として、IPヘッダに含まれるTOS(Type
of Service)フィールドによる制御が考えら
れる。このような制御を行なうためには、TOSフィー
ルドを解釈することが可能な高性能のルータが、IPネ
ットワーク全体に必要とされるので、実際に採用するこ
とは困難である。
【0008】また、音声通信での不具合を補助する機能
として、音声録音が考えられる。従来の電話線での通話
録音は、受話器から発せられる音声をそのまま録音する
ものであるが、IP電話機で同様の録音を行なうと、I
Pネットワークのトラフィック量によるIPパケット損
失等によって音声品質が低下してしまう可能性がある。
したがって、IP電話機で受話器から発せられる音声を
そのまま録音したとしても、損失した音声データを補完
することはできない。
【0009】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、通話中にIPパケット損失により欠落し
た音声データを完全に補完して録音するようにしたIP
電話録音システムの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のIP電話録音システムは、
IPネットワークを介して、各ユーザのIPTELを交
換機のIPTEL用加入者回路により相互接続または交
換機を介して外部の接続先電話機に接続して、音声送受
信を行なう際に、通話中の一つのIPTELおよびIP
TEL用加入回路からの音声データを、IPネットワー
クに接続された記録部により記録するIP電話録音シス
テムであって、当該IPTELおよびIPTEL用加入
者回路が、音声送受信の際に、相互にリアルタイム処理
により、通話用IPパケット送受信を行なうと共に、当
該IPTELおよびIPTEL用加入者回路が、記録部
に対して、リアルタイム処理を行なわずに、IPパケッ
ト損失のない録音用IPパケット送信を行なう構成とし
てある。
【0011】IP電話録音システムをこのような構成と
すると、IPTELによる音声通信が従来と同様のリア
ルタイム処理によって行なわれると共に、同時にIPT
ELおよびIPTEL用加入者回路から記録部に対する
録音用IPパケットの送信によって、IPパケット損失
のない確実な音声データの送信が行なわれ、記録され
る。したがって、IPTELの音声通信後に、記録部に
記録された録音用IPパケットを読み出して、その音声
データを再生することにより、IPパケット損失のない
完全な音声データの再生を行なうことができる。これに
より、従来のような損失したパケット部分を予測により
補完するような不確定要素がなく、パケット損失を完全
に補完することができるので、IPパケット損失による
欠落のない通話を100%再現することができる。
【0012】また、請求項2記載のIP電話録音システ
ムは、各IPTELおよびIPTEL用加入者回路から
の録音用IPパケット送信が、OSI参照モデルのトラ
ンスポート層にTCP(Transmission C
ontrol Protocol)を使用して行なわれ
る構成としてある。IP電話録音システムをこのような
構成とすると、各IPTELおよびIPTEL用加入者
回路から記憶部への録音用IPパケットの送信が、TC
Pを使用して行なわれる。これにより、IPパケット損
失が発生した場合には、TCPによる当該IPパケット
の再送等のエラー処理によって、実質的にIPパケット
損失のない完全な音声通信を行なうことができる。
【0013】また、請求項3記載のIP電話録音システ
ムは、各IPTELおよびIPTEL用加入者回路から
の通話用IPパケット送信が、OSI参照モデルのトラ
ンスポート層にUDPおよびRTPを使用して行なわれ
る構成としてある。IP電話録音システムをこのような
構成とすると、各IPTELおよびIPTEL用加入者
回路からの音声通信における通話用IPパケットの送信
が、UDPおよびRTPを使用して行なわれる。これに
より、従来のIP電話と同様のリアルタイム処理が行な
われ、IPパケット損失が発生した場合には、前後の音
声データにより損失したIPパケットの予測を行なって
補完することにより、実質的にリアルタイムでの音声通
信を行なうことができる。
【0014】また、請求項4記載のIP電話録音システ
ムは、上記記録部が、各IPTELのオフフック時から
オンフック時まで記録可能である構成としてある。IP
電話録音システムをこのような構成とすると、オンフッ
ク時からオフフック時までのIP電話不使用時には、記
録部が録音用IPパケットの記録を行なわない。これに
より、記録部による無用な記録が行なわれないので、ラ
ンニングコストが低減される。
【0015】また、請求項5記載のIP電話録音システ
ムは、上記記録部が、各IPTELからの録音開始指令
に基づいて、当該IPTELおよびIPTEL用加入者
回路からの録音用IPパケットの記録を開始する構成と
してある。IP電話録音システムをこのような構成とす
ると、ユーザが必要なときに自己のIPTELを操作し
て録音開始指令を送出することにより、記録部が当該ユ
ーザのIPTELとIPTEL用加入者回路からの録音
用IPパケットの記録を開始する。これにより、ユーザ
が明示的に記録部による記録を開始させることにより、
ユーザ間の通話の必要部分のみが記録部によって記録さ
れるので、限られた記録部の記録媒体が効率的に利用さ
れることになる。
【0016】また、請求項6記載のIP電話録音システ
ムは、上記記録部が、各IPTELのオンフックにより
IPパケットの記録を終了する構成としてある。IP電
話録音システムをこのような構成とすると、ユーザが通
話終了時に自己のIPTELをオンフックしたとき、記
録部が記録を終了する。これにより、通話後の無通信状
態で記録部が記録を行なうようなことが防止される。
【0017】また、請求項7記載のIP電話録音システ
ムは、上記記録部が、各IPTELからの録音停止指令
に基づいて、IPパケットの記録を終了する構成として
ある。IP電話録音システムをこのような構成とする
と、ユーザが必要なときに自己のIPTELを操作して
録音停止指令を送出することにより、記録部が当該ユー
ザと通話相手のユーザとの間のIPTELからの録音用
IPパケットの記録を終了する。これにより、ユーザが
明示的に記録部による記録を終了させることにより、ユ
ーザ間の通話の必要部分のみが記録部によって記録され
るので、限られた記録部の記録媒体が効率的に利用され
ることになる。
【0018】また、請求項8記載のIP電話録音システ
ムは、上記記録部が、互いに通話中の当該IPTELお
よびIPTEL用加入者回路から送信されてくる録音用
IPパケットをそれぞれ独立的に記録する構成としてあ
る。IP電話録音システムをこのような構成とすると、
当該IPTELおよびIPTEL用加入者回路からの録
音用IPパケットによる音声データが重なって聞き取り
にくいような場合には、当該IPTELおよびIPTE
L用加入者回路からの録音用IPパケットを別個に再生
することにより、当該IPTELおよびIPTEL用加
入者回路からの音声データを明確に聞き分けることがで
きる。
【0019】また、請求項9記載のIP電話録音システ
ムは、上記記録部が、当該IPTELおよびIPTEL
用加入者回路からの録音用IPパケットを記録する際
に、それぞれ最初のIPパケットの実時間を記録してお
く構成としてある。IP電話録音システムをこのような
構成とすると、当該IPTELおよびIPTEL用加入
者回路からの録音用IPパケットのうち、それぞれ最初
のIPパケットに実時間を記録しておくことにより、そ
れぞれ独立的に記録された各IPTELからのIPパケ
ットによる音声データの時系列を判別することができ
る。
【0020】また、請求項10記載のIP電話録音シス
テムは、上記記録部が、記録した当該IPTELおよび
IPTEL用加入者回路からの録音用IPパケットの音
声データを再生する際に、これらの実時間にしたがっ
て、各IPパケットによる音声データの再生を行なう構
成としてある。IP電話録音システムをこのような構成
とすると、当該IPTELおよびIPTEL用加入者回
路からの録音用IPパケットの音声データを時系列で再
生し、当該IPTELおよびIPTEL用加入者回路か
らのIPパケットの音声データによる通話を全体として
再現することができる。
【0021】また、請求項11記載のIP電話録音シス
テムは、上記記録部が、IPネットワークに接続された
情報端末機器とした構成としてある。IP電話録音シス
テムをこのような構成とすると、記録部として、IPネ
ットワークに独立して接続されたパーソナルコンピュー
タや他のサーバ等の記憶装置を利用することにより、容
易に録音用IPパケットの記録および再生を行なうこと
ができる。
【0022】また、請求項12記載のIP電話録音シス
テムは、上記記録部が、IPTELと一体に構成された
構成としてある。IP電話録音システムをこのような構
成とすると、ユーザが自己のIPTELを操作すること
によって、容易に録音用IPパケットの記録および再生
を行なうことができると共に、IPTELとしてパーソ
ナルコンピュータ等の情報端末機器を利用して、ソフト
ウェアによるIPTELの機能を実現している場合に
は、この情報端末機器の記憶装置を記録部として利用す
ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0024】本発明のIP電話録音システムの一実施形
態について、図1を参照して説明する。図1は、本実施
形態のIP電話録音システムの構成を示すブロック図で
ある。図1に示すように、IP電話録音システム10
は、IPTEL100と、交換機200と、IPTEL
用管理サーバ300と、記録部としての録音用パソコン
400と、IPネットワーク500と、を設けてある。
なお、図1においては、IPTEL100および録音用
パソコン400は、一つだけ図示されているが、一つに
限定されるものではない。また、IPネットワーク50
0は、インターネットのネットワークであって、インタ
ーネット接続サービスを提供するものである。
【0025】IPTEL100は、IPネットワーク5
00でパケット通信を行なうためのインタフェースを有
する電話機端末であり、従来の電話機と同様に電話番号
を付されている。IPTEL100は、図2に示すよう
に、送受話器110と、送信部120と、受信部130
と、メモリ140と、IPネットワーク500に接続す
るためのインタフェース150と、を有する。送受話器
110は、ユーザの話声を集音するマイク111と、接
続相手側からの音声信号を音声に変換するスピーカ11
2と、備えており、使用の際にユーザが手で送受話器1
10を持ち上げることにより、IPTEL100がオフ
フックとなり、また使用後にユーザが送受話器110を
IPTEL100の本体上に置くことにより、オンフッ
クとなる。なお、IPTEL100は、いわゆる電話機
である必要はなく、例えばパソコン上で稼動する電話機
能を備えたアプリケーションにより構成されていてもよ
い。
【0026】上記送信部120は、オフフックからオン
フックまでの間で、非録音モード時には、送受話器11
0のマイク111で集音した音声信号をIPパケットに
変換して、OSI参照モデルのトランスポート層にUD
PおよびRTPを使用して、IPネットワーク500を
介してIPTEL用加入者回路220に対して、通話用
IPパケットを送信する。
【0027】また、送信部120は、録音モード時に
は、送受話器110のマイク111で集音した音声信号
をIPパケットに変換して、OSI参照モデルのトラン
スポート層にUDPおよびRTPを使用して、IPネッ
トワーク500を介してIPTEL用加入者回路220
に対して、通話用IPパケットを送信すると共に、上記
IPパケットを一旦メモリ140に保持しておき、OS
I参照モデルのトランスポート層にTCPを使用して、
メモリ140からIPパケットを読み出しながら、IP
ネットワーク500を介して録音用パソコン400に対
して、録音用IPパケットを送信する。
【0028】これに対して、上記受信部130は、オフ
フックからオンフックまでの間で、非録音モード時およ
び録音モード時には、IPネットワーク500を介して
IPTEL用加入者回路220から送られて来る通話用
IPパケットを受信して、送受話器110のスピーカ1
12に出力する。
【0029】ここで、IPTEL100は、さらに録音
ボタン160を備えており、録音ボタン160の操作に
よって、送信部120の録音モードと非録音モードとを
交互に切り替えると共に、録音開始指令または録音停止
指令のIPパケットを、録音用パソコン400に対して
送出するようになっている。この録音ボタン160は、
例えばトグル式に作動して、一回目の操作により録音モ
ードに切り替えて、録音開始指令を送出し、また次の操
作により非録音モードに切り替えて、録音停止指令を送
出し、さらに次の操作により録音モードに切り替えて、
録音開始指令を送出するようになっている。
【0030】さらに、録音ボタン160は、IPTEL
100のオフフックからオンフックまでの録音可能な状
態のとき、ランプが点灯することにより、録音可能であ
ることを表示するようになっている。ここで、録音ボタ
ン160の点灯色は、好ましくは非録音モードと録音モ
ードで点灯色を変更するように、例えば非録音モードで
は緑色で点灯し、録音モードでは赤色で点灯するように
構成されている。なお、IPTEL100は、通話開始
時には、非録音モードで動作するように設定されてい
る。
【0031】これにより、IPTEL100は、非録音
モード(通常の通話)時には、図4にて符号Aで示すよ
うに、IPTEL側の音声データのIPパケットを、O
SI参照モデルのトランスポート層にUDPおよびRT
Pを使用して、IPTEL用加入者回路220に対して
通話用IPパケットとして送出する。また、IPTEL
100は、録音モード時には、IPTEL側の音声デー
タのIPパケットを、図4にて符号Aで示すように、O
SI参照モデルのトランスポート層にUDPおよびRT
Pを使用して、IPTEL用加入者回路220に対して
通話用IPパケットとして送出すると共に、図4にて符
号Bで示すように、メモリ140に保持したIPパケッ
トを、OSI参照モデルのトランスポート層にTCPを
使用して、録音用パソコン400に対して録音用IPパ
ケットとして送出する。
【0032】上記交換機200は、IPTEL100を
収容する上位装置であって、TSW210と、IPTE
L用加入者回路220と、を有する。TSW210は、
一般公衆回線網を介して、接続先TEL211に接続す
るためのものである。ここで、接続先TEL211は、
一般公衆回線網に接続された通常の電話機である。
【0033】また、IPTEL用加入者回路220は、
図3に示すように、送信部230と、受信部240と、
メモリ250と、IPネットワーク500に接続するた
めのインタフェース260と、を有しており、IPネッ
トワーク500を介してIPTEL100との通信と、
TSW210を介して接続先TEL211への仲介を行
なう。
【0034】上記送信部230は、通話中のIPTEL
100のオフフックからオンフックまでの間で、非録音
モード時には、接続先TEL211または他のIPTE
L100からの音声信号をIPパケットに変換して、O
SI参照モデルのトランスポート層にUDPおよびRT
Pを使用して、IPネットワーク500を介して当該I
PTEL100に対して、通話用IPパケットを送信す
る。
【0035】また、送信部230は、録音モード時に
は、接続先TEL211または他のIPTEL100か
らの音声信号をIPパケットに変換して、OSI参照モ
デルのトランスポート層にUDPおよびRTPを使用し
て、IPネットワーク500を介して当該IPTEL1
00に対して、通話用IPパケットを送信すると共に、
上記IPパケットを一旦メモリ250に保持しておき、
OSI参照モデルのトランスポート層にTCPを使用し
て、メモリ250からIPパケットを読み出しながら、
IPネットワーク500を介して録音用パソコン400
に対して、録音用IPパケットを送信する。
【0036】これに対して、上記受信部240は、通話
中のIPTEL100のオフフックからオンフックまで
の間で、非録音モード時および録音モード時に、IPネ
ットワーク500を介して当該IPTEL100から送
られて来る通話用IPパケットを受信して、他のIPT
EL100またはTSW210を介して接続先TEL2
11に送信する。ここで、IPTEL用加入者回路22
0は、録音用パソコン400からの録音開始指令または
録音停止指令に基づいて、録音モードと非録音モードと
を交互に切り替えるようになっている。
【0037】これにより、IPTEL用加入者回路22
0は、当該IPTEL100との音声通信に関して、非
録音モード(通常の通話)時には、図4にて符号Cで示
すように、接続相手側の音声データのIPパケットを、
OSI参照モデルのトランスポート層にUDPおよびR
TPを使用して、IPTEL100に対して送出する。
また、IPTEL用加入者回路220は、録音モード時
には、接続相手側の音声データのIPパケットを、図4
にて符号Cで示すように、OSI参照モデルのトランス
ポート層にUDPおよびRTPを使用して、IPTEL
100に対して送出すると共に、メモリ230に保持し
た音声データを、図4にて符号Dで示すように、OSI
参照モデルのトランスポート層にTCPを使用して、録
音用パソコン400に対して送出する。
【0038】上記IPTEL用管理サーバ300は、I
Pネットワーク500に接続されており、例えばパソコ
ン等の情報端末機器によって構成されている。ここで、
上記IPTEL用管理サーバ300は、IPネットワー
ク500に接続される各IPTEL100や交換機20
0のIPTEL用加入者回路220に対して、IPアド
レスの振り分けや制御情報等の監視や管理を行なうもの
である。なお、IPTEL用管理サーバ300は、独立
して設けられているが、前述した交換機200のIPT
EL用加入者回路220がIPTEL用管理サーバの機
能を備えるようにしてもよい。さらに、各IPTEL1
00およびIPTE用加入者回路220のIPアドレス
が固定されている場合には、IPTEL用管理サーバ3
00は不要である。
【0039】上記録音用パソコン400は、IPネット
ワーク500に接続されており、記録部として機能す
る。なお、録音用パソコン400は、電話機能を備えた
アプリケーションを稼動させることにより、IPTEL
100の機能を有していてもよい。
【0040】ここで、録音用パソコン400は、互いに
通話中であって録音モードのIPTEL100およびI
PTEL用加入者回路220からOSI参照モデルのト
ランスポート層にTCPを使用して送信されてくる音声
データの録音用IPパケットを受信して、補助記憶装置
410、例えばハードディスクドライブに記録する。そ
の際、録音用パソコン400は、図5に示すように、I
PTEL100およびIPTEL用加入者回路220の
双方、すなわちIPTEL側および接続相手側からの録
音用IPパケットに関して、それぞれ最初のIPパケッ
トの実時間を当該IPパケットと関連付けて、ハードデ
ィスク410に記録する。
【0041】そして、録音用パソコン400は、記録し
た音声データの録音用IPパケットの再生の際には、I
PTEL100およびIPTEL用加入者回路220の
双方からのIPパケットに関して、最先の実時間に関連
付けられたIPパケットから音声データの再生を開始す
ると共に、この実時間を基準として内蔵時計を稼動させ
て、各IPパケットに関連付けられた実時間にしたがっ
て、時系列で対応するIPパケットから音声データの再
生を行なうようになっている。
【0042】次に、本実施形態のIPTEL電話録音シ
ステム10の動作について、図6〜図7を参照して説明
する。図6は、通常の通話(非録音モード)時の動作の
流れを示すフローチャートである。まず、符号A1で示
すように、ユーザが自分のIPTEL100を使用して
オフフックし、発呼することにより、IPTEL用加入
者回路220から交換機200を介して、接続相手先の
IPTEL100またはTSW210を介して外部の接
続先TEL211に接続が行なわれる。
【0043】これにより、IPTEL100とIPTE
L用加入者回路220は、OSI参照モデルのトランス
ポート層にUDPおよびRTPを使用して、互いに音声
送受信を行なう。例えば、IPTEL100の送受話器
110から音声信号が送信部120に入力されると、符
号A2で示すように、送信部120は、この音声信号を
IPパケットに変換して、IPネットワーク500を介
してIPTEL用加入者回路220に通話用IPパケッ
トとして送信する。
【0044】これに対して、接続先のIPTEL100
または外部の接続先TEL211から音声信号がIPT
EL用加入者回路220に送信されてくると、符号A3
で示すように、IPTEL用加入者回路220の送信部
230は、この音声信号をIPパケットに変換して、I
Pネットワーク500を介して当該IPTEL100に
通話用IPパケットとして送信する。これにより、通常
の双方向の通話が行なわれる。この場合、IPパケット
の損失が生じたときには、受信したIPTEL用加入者
回路220またはIPTEL100の受信部240,1
30が、リアルタイム処理により、従来と同様に、例え
ば前後のデータによって損失したパケットに含まれる音
声データを予測して補完する。
【0045】ここで、符号A4で示すように、ユーザが
自分のIPTEL100の録音ボタン160を操作する
と、IPTEL100が録音モードに切り替えられると
共に、IPTEL100は、符号A5で示すように、送
信部110から録音開始指令のIPパケットを、IPネ
ットワーク500を介して録音用パソコン400に送信
する。これを受けて、録音用パソコン400は、符号A
6で示すように、当該IPTEL100に関する録音開
始指令のIPパケットを、IPネットワーク500を介
してIPTEL用加入者回路220に対して送信する。
これにより、IPTEL用加入者回路220は、符号A
7で示すように、録音用パソコン400からの録音開始
指令のIPパケットを受信して、録音モードに切り替え
られる。
【0046】IPTEL100およびIPTEL用加入
者回路220が録音モードに切り替えられると、OSI
参照モデルのトランスポート層にUDPおよびRTPを
使用して、互いに通話用IPパケットを送受信すると共
に、OSI参照モデルのトランスポート層にTCPを使
用して、録音用IPパケットをIPネットワーク500
を介して録音用パソコン400に送信する。
【0047】例えば、IPTEL100の送受話器11
0から音声信号が送信部120に入力されると、符号A
8で示すように、送信部120は、この音声信号をIP
パケットに変換して、IPネットワーク500を介して
IPTEL用加入者回路220に通話用IPパケットと
して送信すると共に、符号A9で示すように、送信部1
20は、このIPパケットをメモリ140に一旦保持し
た後、メモリ140からIPパケットを読み出しなが
ら、IPネットワーク500を介して録音用パソコン4
00に録音用IPパケットとして送信する。
【0048】これに対して、接続先のIPTEL100
または外部の接続先TEL211から音声信号がIPT
EL用加入者回路220に送信されてくると、符号A1
0で示すように、IPTEL用加入者回路220の送信
部230は、この音声信号をIPパケットに変換して、
IPネットワーク500を介して当該IPTEL100
に通話用IPパケットとして送信すると共に、符号A1
1で示すように、IPTEL用加入者回路220の送信
部230は、このIPパケットをメモリ250に一旦保
持した後、メモリ250からこのIPパケットを読み出
しながら、IPネットワーク500を介して録音用パソ
コン400に録音用IPパケットとして送信する。
【0049】これにより、双方向の通話が行なわれると
共に、通話内容が、IPTEL100およびIPTEL
用加入者回路220から録音用IPパケットとして録音
用パソコン400に送信される。この場合、IPTEL
100およびIPTEL用加入者回路220から送信さ
れる録音用IPパケットは、TCPを使用して送信され
る。したがって、IPパケットの損失が生じた場合に
は、TCPに従って、パケット再送が行なわれ、損失し
たIPパケットは完全に補完されることになる。
【0050】なお、このようなIPパケット損失の際の
パケット再送によって、録音用パソコン400に対する
録音用IPパケットの転送時間は、IPTEL用加入者
回路220またはIPTEL100に対する通話用IP
パケットのリアルタイム処理による転送時間と比較して
長くなるが、全IPパケットがメモリ140または25
0に一旦取り込まれることにより、これらのメモリ14
0,250がバッファメモリとして動作するので、全I
Pパケットが確実に送信されることになる。
【0051】ここで、録音用パソコン400は、図5に
示すように、IPTEL100およびIPTEL用加入
者回路220からの録音用IPパケットについて、それ
ぞれ最初のIPパケットの実時間と関連付けて、しかも
独立的に、記録する。例えば図示の場合、IPTEL側
の録音用IPパケットに関して、音声データ:1に対し
て実時間TIME:XXA,音声データ:2に対して実
時間TIME:XXB,・・・・のように、またIPT
EL用加入者回路側(接続相手側)の録音用IPパケッ
トに関して、音声データ:1に対して実時間TIME:
YYA,音声データ:2に対して実時間TIME:YY
B,・・・・のように、各IPパケットと実時間の関連
付けが行なわれる。このようにして、通話内容の録音が
録音用パソコン400により行なわれる。
【0052】そして、ユーザがIPTEL100の録音
ボタン160を再度操作すると、符号A12で示すよう
に、IPTEL100が非録音モードに切り替えられる
と共に、IPTEL100は、符号A13で示すよう
に、送信部110から録音停止指令のIPパケットを、
IPネットワーク500を介して録音用パソコン400
に送信する。これを受けて、録音用パソコン400は、
符号A14で示すように、当該IPTEL100に関す
る録音停止指令のIPパケットを、IPネットワーク5
00を介してIPTEL用加入者回路220に対して送
信する。これにより、IPTEL用加入者回路220
は、符号A15で示すように、録音用パソコン400か
らの録音停止指令のIPパケットを受信して、非録音モ
ードに切り替えられ、前述したように通常の通話が行な
われる。
【0053】最後に、ユーザが自分のIPTEL100
を使用してオンフックすることにより、符号A14で示
すように、IPTEL100のIPTEL用加入者回路
220そして交換機200から接続相手先のIPTEL
100またはTSW210を介して外部の接続先TEL
211への接続が遮断され、通話が終了する。
【0054】図7は、録音モード時にIPTELがオン
フックした場合の動作の流れを示すフローチャートであ
る。符号B1で示すように、録音モード時に、ユーザが
IPTEL100をオンフックすると、符号B2で示す
ように、IPTEL100が非録音モードに切り替えら
れると共に、符号B3で示すように、IPTEL100
から録音停止指令のIPパケットが録音用パソコン40
0に送信される。これを受けて、録音用パソコン400
は、符号B4で示すように、IPTEL用加入者回路2
20に対して録音停止指令のIPパケットを送信する。
【0055】これにより、IPTEL用加入者回路22
0は、符号B5で示すように、非録音モードに切り替え
られる。そして、IPTEL100は、符号B6で示す
ように、オンフックにより、IPTEL100のIPT
EL用加入者回路220そして交換機200から接続相
手先のIPTEL100またはTSW210を介して外
部の接続先TEL211への接続が遮断され、通話が終
了する。
【0056】図8は、録音用パソコンにより録音された
通話を再生するときの動作の流れを示すフローチャート
である。録音用パソコン400は、符号C1で示すよう
に、ユーザの再生操作により、符号C2で示すように、
指定された通話に関する一連のIPパケットをハードデ
ィスクから読み出して、符号C3で示すように、各IP
パケットに関連付けられた実時間を検索する。
【0057】そして、録音用パソコン400は、符号C
4で示すように、最先の実時間を備えたIPパケットか
ら音声信号を再生する。例えば図9において、符号D1
で示すように、最先の実時間を備えたIPパケットとし
て、実時間XXAを備えたIPTEL側の音声データの
IPパケットを再生する。このとき、録音用パソコン4
00は、図8にて符号C5で、また図9にて符号D2で
それぞれ示すように、この最先の実時間XXAを基準と
して、内部の時計カウンタを始動させる。
【0058】そして、録音用パソコン400は、符号C
6で示すように、時計カウンタによる時間と、各IPパ
ケットに関連付けられた実時間とを比較して、時計カウ
ンタによる時間が関連付けられた実時間と一致したと
き、符号C7で示すように、そのIPパケットから音声
信号を再生し、各IPパケットについて上記動作を繰り
返す。例えば図9において、符号D3で示すように、次
の実時間を備えたIPパケットとして、実時間YYAを
備えたIPTEL用加入者回路側(接続相手側)の音声
データのIPパケットについて、時計カウンタがこの実
時間YYAになっとたき、このIPパケットの音声デー
タを再生する。
【0059】このようにして、録音用パソコン400
は、指定された通話に関する一連のIPパケットを、関
連付けられた実時間の通りに、時系列で再生することに
より、IPTEL100およびIPTEL用加入者回路
220からの録音用IPパケットを互いに独立的に記録
しながら、一連の通話を再現することができる。ここ
で、録音用パソコン400は、IPTEL100および
IPTEL用加入者回路220から録音用IPパケット
を、OSI参照モデルのトランスポート層にTCPを使
用して、受信するので、IPネットワーク500のトラ
フィック量に影響されてパケット損失が生ずることな
く、完全な音声データを録音することができる。
【0060】さらに、IPTEL100およびIPTE
L用加入者回路220から録音用IPパケットを録音用
パソコン400に送信する際には、音声データのIPパ
ケットは、それぞれ一旦メモリ110,250に保持さ
れるので、録音用IPパケットの録音用パソコン400
への伝送の際にパケット損失が発生して再送する場合で
も、IPTEL100およびIPTEL用加入者回路2
20から送信すべき録音用IPパケットは、メモリ11
0,250に保持されることにより、取りこぼし等の発
生が防止されるようになっている。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、IPT
ELによる音声通信が従来と同様のリアルタイム処理に
よって行なわれると共に、同時にIPTELおよびIP
TEL用加入者回路から記録部に対する録音用IPパケ
ットの送信によって、IPパケット損失のない確実な音
声データの送信が行なわれ、記録される。したがって、
通話が聞き取りにくい場合等において、IPTELの音
声通信後に、記録部に記録された録音用IPパケットを
読み出して、その音声データを再生することにより、I
Pパケット損失のない完全な音声データの再生を行なう
ことができる。これにより、従来のような損失したパケ
ット部分を予測により補完するような不確定要素がな
く、パケット損失を完全に補完することができるので、
IPパケット損失による欠落のない通話を100%再現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるIP電話録音システムの一実施形
態の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1のIP電話録音システムで使用されるIP
TELの構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のIP電話録音システムで使用されるIP
TEL用加入者回路の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1のIP電話録音システムにおけるIPTE
L,IPTEL用加入者回路と録音用パソコンとの間の
パケット伝送を示す概略図である。
【図5】図1のIP電話録音システムで使用される録音
用パソコンの録音状態を示す概略図である。
【図6】図1のIP電話録音システムにおける動作の流
れを示すフローチャートである。
【図7】図1のIP電話録音システムにおける録音モー
ドでオンフックしたときの動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図8】図1のIP電話録音システムにおける録音用パ
ソコンの通話再生時の動作の流れを示すフローチャート
である。
【図9】図8の通話再生時の各IPパケットの再生タイ
ミングを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 IPTEL電話録音システム 100 IPTEL 110 送受話器 111 マイク 112 スピーカ 120 送信部 130 受信部 140 メモリ 150 インタフェース 160 録音ボタン 200 交換機 210 TSW 211 接続先TEL 220 IPTEL用加入者回路 230 送信部 240 受信部 250 メモリ 260 インタフェース 300 IPTEL用管理サーバ 400 録音用パソコン 410 ハードディスク 500 IPネットワーク

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IPネットワークを介して、各ユーザの
    IPTELを交換機のIPTEL用加入者回路により相
    互接続または交換機を介して外部の接続先電話機に接続
    して、音声送受信を行なう際に、通話中の一つのIPT
    ELおよびIPTEL用加入回路からの音声データを、
    IPネットワークに接続された記録部により記録するI
    P電話録音システムであって、 当該IPTELおよびIPTEL用加入者回路が、音声
    送受信の際に、相互にリアルタイム処理により、通話用
    IPパケット送受信を行なうと共に、 当該IPTELおよびIPTEL用加入者回路が、記録
    部に対して、リアルタイム処理を行なわずに、IPパケ
    ット損失のない録音用IPパケット送信を行なうことを
    特徴とするIP電話録音システム。
  2. 【請求項2】 各IPTELおよびIPTEL用加入者
    回路からの録音用IPパケット送信が、OSI参照モデ
    ルのトランスポート層にTCPを使用して行なわれるこ
    とを特徴とするIP録音システム。
  3. 【請求項3】 各IPTELおよびIPTEL用加入者
    回路からの通話用IPパケット送信が、OSI参照モデ
    ルのトランスポート層にUDPおよびRTPを使用して
    行なわれることを特徴とする請求項1に記載のIP電話
    録音システム。
  4. 【請求項4】 上記記録部が、各IPTELのオフフッ
    ク時からオンフック時まで記録可能であることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のIP電話録音シス
    テム。
  5. 【請求項5】 上記記録部が、当該IPTELからの録
    音開始指令に基づいて、当該IPTELおよびIPTE
    L用加入者回路からの録音用IPパケットの記録を開始
    することを特徴とする請求項4に記載のIP電話録音シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 上記記録部が、当該IPTELのオンフ
    ックによりIPパケットの記録を終了することを特徴と
    する請求項4に記載のIP電話録音システム。
  7. 【請求項7】 上記記録部が、当該IPTELからの録
    音停止指令に基づいて、IPパケットの記録を終了する
    ことを特徴とする請求項4に記載のIP電話録音システ
    ム。
  8. 【請求項8】 上記記録部が、互いに通話中の当該IP
    TELおよびIPTEL用加入者回路から送信されてく
    る録音用IPパケットをそれぞれ独立的に記録すること
    を特徴とする請求項1に記載のIP電話録音システム。
  9. 【請求項9】 上記記録部が、当該IPTELおよびI
    PTEL用加入者回路からの録音用IPパケットを記録
    する際に、それぞれ最初のIPパケットの実時間を記録
    しておくことを特徴とする請求項8に記載のIP電話録
    音システム。
  10. 【請求項10】 上記記録部が、記録した当該IPTE
    LおよびIPTEL用加入者回路からの録音用IPパケ
    ットの音声データを再生する際に、これらの実時間にし
    たがって、各IPパケットによる音声データの再生を行
    なうことを特徴とする請求項9に記載のIP電話録音シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 上記記録部が、IPネットワークに接
    続された情報端末機器であることを特徴とする請求項1
    から10のいずれかに記載のIP電話録音システム。
  12. 【請求項12】 上記記録部が、IPTELと一体に構
    成されていることを特徴とする、請求項1から11のい
    ずれかに記載のIP電話録音システム。
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