JP2002077225A - 通信接続装置およびデータ出力制御方法 - Google Patents

通信接続装置およびデータ出力制御方法

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JP2002077225A JP2000262745A JP2000262745A JP2002077225A JP 2002077225 A JP2002077225 A JP 2002077225A JP 2000262745 A JP2000262745 A JP 2000262745A JP 2000262745 A JP2000262745 A JP 2000262745A JP 2002077225 A JP2002077225 A JP 2002077225A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの送信を行う装置およびIPネットワー
ク上に対する負荷を軽減することのできる画像制御装置
およびデータ出力制御方法の提供。 【解決手段】 インターネットFAX 装置10は、G3FAX 装
置30や図示しない相手方の端末装置からのデータをFAX
制御部12に一時格納し、パケット化/デパケット化処理
部14で順次読み出したデータをサイズ情報ストレージ部
16からのサイズ情報36に応じてパケッティングしてUDPT
L 制御部18およびバッファ部20に供給するとともに、相
手方の端末装置から供給されるデータ38を復号した結果
がG3FAX 装置30が出力したデータに対する応答かまたは
再送かを判別してUDPTL 制御部18に応答判別信号40をUD
PTL 制御部18に出力し、UDPTL 制御部18でデータの追加
処理を応答判別信号40に基づいてフィルタリング処理部
180 を動作させて保存する過去の送信データを消去し、
UDPTL パケットにおける無駄なデータの送信をなくす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信接続装置およ
びデータ出力制御方法に関し、たとえば、IP(Internet
Protocol )ネットワークにG3(Group 3 )ファクシミ
リ装置(以下、G3FAX 装置という)を接続させるゲート
ウェイ装置に適用して好適なもので、特に、リアルタイ
ムFAX 装置の通信におけるUDP (User Datagram Protoco
l )/IP によるパケット送信で通信相手からの応答デー
タを監視しながらデータを出力する場合に用いて好適な
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、IPネットワークを介したリアル
タイムFAX 通信は、 ITU (International Telecommunic
ations Union:国際電気通信連合)-Tの勧告T.38で提案
された構成で行われる。この構成は、IPネットワークに
対するゲートウェイ装置として送受信側にそれぞれイン
ターネットFAX 装置がIPネットワークと接続している。
そして、それぞれのインターネットFAX 装置は、公衆回
線網(PSTN: Public Switched Telephone Network )を
介してG3FAX 装置が接続されている。
【0003】送信側のインターネットFAX 装置は、G3FA
X 装置から送信されたデータを受信し、受信したデータ
を一時記憶する。インターネットFAX 装置は、データを
パケット化するサイズ情報が参考として供給され、この
サイズ情報に基づいて供給されたデータをパケット化す
る。パケット化したデータをIFP (Internet Facsimile
Protocol)パケットと呼ぶ。
【0004】また、両インターネットFAX 装置間のイン
ターネットワークの通信は、インターネットFAX 装置に
UDP を適用して行う。UDP では、たとえば、UDP ヘッダ
をデータを格納するUDP ペイロード領域の前に付加させ
る。UDP はこのプロトコルによるUDP パケットデータが
損失してもそのパケットデータを復元させる処理も行わ
ない。
【0005】この処理を行うためにまず送信側のインタ
ーネットFAX 装置はあらかじめ送出するIFP パケットを
一時的に記憶させている。パケットデータを送出する際
に、この記憶領域でつねに新たに供給されるIFP パケッ
トをプライマリ部に配し、UDPTL ペイロードを生成して
送出する。UDP パケットデータがロスしたときのために
プライマリ部だけでなく、すでに過去に送信した古いパ
ケットをセカンダリ部として冗長になるが追加してUDPT
L (facsimile UDP Transport Layer protocol)ペイロ
ードを生成する。また、プライマリ部にはそれぞれシー
ケンス番号と呼ぶ固有の番号が付されている。このUDPT
L ペイロードの前にUDPTL ヘッダを付してUDPTL パケッ
トにする。上述したUDP ペイロードはこのUDPTL パケッ
トで構成されている。UDP パケットはUDP ヘッダとUDP
ペイロードとの組合せでできている。
【0006】次にUDP パケットには、IPヘッダが付加さ
れてLAN (Local Area Network )を介してIP パケット
がIPネットワークに送出される。
【0007】受信側ではIPネットワークを介して受信し
たIPパケットに対して前述した送信側のパケット生成の
逆処理を行ってUDPTL パケットまで分解し、分解したUD
PTLパケットのうち、用いるIFP パケットの分類を行
う。分類された各IFP パケットには解析処理(すなわ
ち、復号処理)によりデパケット化されて、送信前の元
のデータになる。このデータを一時記憶した後、このデ
ータが端末装置に供給される。受信ではこのように一連
の処理が行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
送信を行うと、つねに生成するUDPTL パケットにはプラ
イマリ部とセカンダリ部とが形成されることになる。し
かしながら、G3FAX 装置の手順上セカンダリ部がなくて
もかまわない場合がある。このような場合にもかかわら
ず、セカンダリ部を含めたUDPTL パケットの送信が行わ
れている。このような送信はIPネットワークに無駄な負
担をかけることになる。この送信は、送信側のインター
ネットFAX 装置の送信バッファを無駄に使用することに
もなって、効率的な送信が行われているとは言えない。
【0009】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、データの送信を行う装置およびIPネットワーク上に
対する負荷を軽減することのできる画像制御装置および
データ出力制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、第1の端末装置と第2の端末装置とにそ
れぞれ一端側が接続され、他端側がIP(Internet Proto
col )ネットワークを介して接続され、第1および第2
の端末装置ならびにIPネットワークとの接続にも対応し
た複数の通信規格を兼ね備えてリアルタイムに通信を行
わせる通信接続装置において、この通信接続装置は、第
1の端末装置または第2の端末装置から供給されるデー
タを格納するとともに、第1の端末装置を第1の通信規
格に基づいて制御する端末制御手段と、供給されるデー
タの符号化に際してひとまとめに扱うデータのサイズ情
報の指示を出す第1の記憶手段と、データのサイズ情報
および第1の通信規格に基づいて読み出したデータをひ
とまとめに符号化し、第2の端末装置から供給される符
号化したデータを第1の通信規格に基づいて復号すると
ともに、復号したデータが第1の端末装置から供給され
たデータに対する応答かまたは再送かを判別する符号化
/復号手段と、この符号化したデータの損失を想定して
この符号化したデータを格納する第2の記憶手段と、IP
ネットワークとの通信規格を示す第2の通信規格に基づ
いて符号化したデータに対するヘッダおよびデータの損
失時に損失に対応するデータを加える際に、符号化/復
号手段での応答ありを示す応答判別信号に基づいてこの
データに対するフィルタリング処理を施すとともに、第
2の端末装置からのデータのうち符号化したデータを分
離して符号化/復号手段に供給する情報追加/分離手段
と、この情報追加/分離手段を介して供給される符号化
したデータを指示に応じた信号に変換して、出力すると
ともに、第2の端末装置からの信号を符号化したデータ
に変換するインターフェース変換手段とを含むことを特
徴とする。
【0011】本発明の通信接続装置は、接続する第1お
よび第2の端末装置のそれぞれにおいて各端末装置から
供給されたデータを端末制御手段に一時格納し、符号化
/復号手段では順次読み出したデータを第1の記憶手段
からのサイズ情報に応じてひとまとめに符号化して第2
の記憶手段および情報追加/分離手段に供給し、第2の
端末装置から供給される符号化したデータを復号した結
果が第1の端末装置から供給されたデータに対する応答
かまたは再送かを判別して情報追加/分離手段に応答判
別信号を出力する。情報追加/分離手段では、データの
追加処理を応答判別信号に基づいてフィルタリング処理
を施すことにより単純にデータの追加処理を行う場合と
保存する過去のデータを消去し、以降新たに符号化/復
号手段から供給されるデータの追加を行う場合に分けて
処理されて、無駄なくデータの送信を行っている。この
ように処理した符号化したデータをインターフェース変
換手段を介してIPネットワークに出力することによりIP
ネットワークとの接続を短時間で済ませることができ
る。
【0012】また、本発明は上述の課題を解決するため
に、第1の端末装置と第2の端末装置とにそれぞれ一端
側が接続され、他端側がIPネットワークを介して接続さ
れ、第1および第2の端末装置ならびにIPネットワーク
との接続にも対応した複数の通信規格を兼ね備えてリア
ルタイムに通信を行う際のデータ出力制御方法におい
て、この方法は、第1または第2の端末装置から供給さ
れるデータを格納する第1の工程と、このデータの符号
化に際してひとまとめに扱うデータのサイズ情報の指示
を出す第2の工程と、データのサイズ情報および第1の
通信規格に基づいて読み出したデータをひとまとめに符
号化する第3の工程と、この符号化したデータの損失を
想定してこの符号化したデータを格納する第4の工程
と、第2の端末装置からのデータのうち前記符号化した
データを分離、復号し、この復号したデータが第1の端
末装置から供給したデータに対する第2の端末装置から
の応答であるかまたは再送であるかどうか判別して、こ
の判別結果に応じて応答判別信号を生成し、出力する第
5の工程と、IPネットワークとの通信規格を示す第2の
通信規格に基づいて符号化したデータに対するヘッダお
よびデータの損失を考慮して格納したデータの読出しお
よび読み出したデータを新たに供給される符号化したデ
ータに追加し出力する第1のフィルタ処理ならびに現時
点で格納しているデータの消去する第2のフィルタ処理
のいずれかを応答判別信号に応じて行う第6の工程と、
供給される符号化したデータを所定の規格に応じた信号
に変換して、出力する第7の工程とを含むことを特徴と
する。
【0013】本発明のデータ出力制御方法は、第1また
は第2の端末装置から供給されるデータを一時格納し、
格納したデータを読み出したデータに対してサイズ情報
および第1の規格に基づき単位ごとにまとめて符号化
し、データ損失を想定して符号化したデータを格納し、
一方、復号したデータが先に第2の端末装置に供給した
データに対する応答かまたは再送であるかを示す判別を
行って、これにともない供給される応答判別信号に応じ
て第1および第2のフィルタ処理のいずれかを行う。特
に第2のフィルタ処理は送信完了が明らかな過去の送信
パケットに対応して保持しているデータが消去されるこ
とにより記憶領域を開放することができ、無駄なデータ
送信をなくしIPネットワークに対しても通信量を抑制す
ることになる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる通信接続装置の一実施例を詳細に説明する。
【0015】本実施例は、本発明の通信接続装置を適用
したインターネットFAX 装置10について説明する。本発
明と直接関係のない部分について図示および説明を省略
する。ここで、信号の参照符号はその現れる接続線の参
照番号で表す。
【0016】インターネットFAX 装置10には、FAX 制御
部12、パケット化/デパケット化部14、サイズ情報スト
レージ部16、UDPTL 制御部18、バッファ部20、およびLA
N 制御部22が備えられている(図1を参照)。インター
ネットFAX 装置10には、勧告T.30に基づいて動作するア
ナログのG3FAX 装置30が接続されている。
【0017】FAX 制御部12には供給されるデータを格納
する非破壊型のメモリおよびG3FAX装置30に対する信号
変換処理を行うインターフェース機能部を有している
(図示せず)。このメモリはG3FAX 装置30から供給され
たデータ32を繰り返し出力することができる点で有利で
ある。FAX 制御部12は、データ32の書込み/データ34の
読出し制御が図示していないシステム制御部からの制御
信号に応じて行われる。読み出したデータ34はパケット
化/デパケット化処理部14に供給される。インターネッ
トFAX 装置10が受信の場合デパケット化し復号されたデ
ータ34を格納する。
【0018】パケット化/デパケット化処理部14には、
パケット化部/デパケット化部がそれぞれある(図示せ
ず)。パケット化/デパケット化処理部14には、図示し
ないがデータ34をあらかじめ1パケットの大きさに関す
る情報としてパケットサイズ情報36がサイズ情報ストレ
ージ部16から供給されている。パケット化部は供給され
るデータ34をパケットサイズ情報36に応じたパケットサ
イズに区分して符号化したIFP パケット38をUDPTL 制御
部18およびバッファ部20に出力する。また、デパケット
化部では、UDPTL 制御部18から供給される符号化された
IFP パケットデータ38を復号処理、かつデパケット化を
施す。
【0019】パケット化/デパケット化処理部14には、
供給されたデータ38が先に出力した符号化したデータに
対する応答かどうかを判別する応答判別部も有している
(図示せず)。応答判別部は、供給されたデータ38が応
答に対応して供給されたデータのとき応答判別信号40を
UDPTL 制御部18に供給する。
【0020】サイズ情報ストレージ部16は、あらかじめ
データ34をどんなサイズごとに区分するかサイズ情報が
格納されているストレージである。
【0021】UDPTL 制御部18は、勧告T.38に基づいて供
給されるIFP パケットデータ38からUDPTL プロトコルに
従ってプライマリ部とセカンダリ部とからなるUDPTL ペ
イロードを生成する。プライマリ部はパケット番号に対
応するIFP パケットであり、セカンダリ部にはすでに送
出したIFP パケットが格納される。セカンダリ部は複数
のIFP パケットを含むようにしてもよい。この部分には
バッファ部20に格納している過去のデータが冗長になる
が供給される。また、データは過去のデータだけでなく
誤り訂正符号でもよい。ここで、IFP パケットデータ38
は、前述したようにUDPTL 制御部18、信号線42を介して
バッファ部20にも供給される。
【0022】UDPTL 制御部18はこのUDPTL ペイロードの
前にUDPTL ヘッダを加えてUDPTL パケットを生成する。
UDPTL パケットはUDP ペイロードである。UDPTL 制御部
18は、UDPTL パケット44をLAN 制御部22に出力する。
【0023】逆に、UDPTL 制御部18は、受信時に上述し
た階層的なデータ構成のUDPTL パケット44を受信し、UD
PTL パケットの冗長な箇所(セカンダリ部等)を必要に
応じて復号または削除し、必要なIFP パケットデータ38
をそれぞれパケット化/デパケット化処理部14に送る。
【0024】また、UDPTL 制御部18は、フィルタ処理部
180 を含んでいる。フィルタ処理部180 はセカンダリ部
としてすでに出力した過去の符号化したデータの付加ま
たは追加を禁止または除去する機能を有する。UDPTL 制
御部18は、禁止または除去する機能に応じてUDPTL プロ
トコルに従ってUDPTL パケットの生成する前または後に
配設するとよい。
【0025】UDPTL パケットの生成する前に配する場
合、フィルタ処理部180 は、図2に示すように、セカン
ダリ用アドレス制御部180aおよびデータ消去制御部180b
を有している。セカンダリ用アドレス制御部180aにはIF
P パケットデータ38および応答判別信号40が供給されて
いる。セカンダリ用アドレス制御部180aは、応答判別信
号40がアクティブ「L 」のときイネーブルになる。すな
わち、通常の送信において動作する。セカンダリ用アド
レス制御部180aは、バッファ部20のセカンダリ用アドレ
スの管理および動作制御を行う。セカンダリ用アドレス
制御部180aはイネーブル時にバッファ部20に対して読出
しイネーブル信号およびアドレスデータを信号42として
バッファ部20に送出する。バッファ部20は、供給される
信号42に応じたデータをUDPTL 制御部18に出力する。
【0026】データ消去制御部180bは、応答判別信号40
がアクティブ「H 」のときイネーブルになる。すなわ
ち、応答判別信号の検出は相手先から送出されたデータ
を受信したことを示している。このとき、データが相手
先に到達してそれに対する応答(または再送)があるに
もかかわらず、データの喪失を想定して過去の符号化し
たデータを再送することは無駄な処理である。したがっ
て、データ消去制御部180bは、バッファ部20に格納する
過去のIFP パケットデータの消去イネーブル信号および
消去開始アドレスデータを信号42としてバッファ部20に
供給する。バッファ部20は、これによりセカンダリ用に
格納していたIFP パケットデータを消去する。また、デ
ータ消去制御部180bは、この消去に対応してセカンダリ
用アドレス制御部180aにアドレスリセット信号182 を供
給して管理するアドレス値を所定の値にリセットする。
【0027】なお、セカンダリ用アドレス制御部180aは
通常行う機能であるからフィルタ処理部180 内になくて
もよい。
【0028】UDPTL パケットの生成した後に配する場
合、フィルタ処理部180 は、現時点で供給されるIFP パ
ケットデータ38よりも古いデータまたは空データ領域に
対して削除処理を施す(図示せず)。また、フィルタ処
理部180 は前述した機能を併せ持つように構成してもよ
い。
【0029】UDPTL 制御部18は、応答判別信号40の検出
後、フィルタ処理部180 の配設位置にかかわらず、まっ
たくセカンダリ部の付加した送信を行わず、すなわちプ
ライマリ部だけのUDPTL パケットの送信を一度だけ行
う。これ以後順次プライマリ部とこの検出後以降に供給
されたIFP パケットデータをセカンダリ部のデータとを
付加して生成したUDPTL パケット44を出力する。
【0030】図1に戻って、LAN 制御部22は供給される
UDPTL パケット44(UDP ペイロード)にUDP ヘッダを加
えてUDP パケットを生成する。たとえばIFP/UDPTL/UDP/
IPのレイヤモデルで送受信する場合、UDP パケットはIP
ペイロードに対応している。LAN 制御部22はIPヘッダを
IPペイロードに付してIPパケットを生成する。LAN 制御
部22は、IPパケット44をアナログ信号に変換して、IPネ
ットワーク100 に出力する。LAN 制御部22はIPネットワ
ークのプロトコルに合わせて電気信号のレベルも調整す
るインターフェース機能も有している。
【0031】インターネットFAX 装置10は、このように
構成して送出した相手先からの応答が確認された際にUD
PTL パケットデータのうちでこの確認されたデータに対
するセカンダリ部の繰り返し送出を行わないようにフィ
ルタ処理を施している。これにより、インターネットFA
X 装置10は無駄な送出を回避している。これにともない
IPネットワーク100 上での負荷も軽減される。
【0032】また、接続端末装置のG3FAX 装置30は、ス
キャナで記録媒体に書き込まれた情報を電気信号に変換
し、勧告T.30規格を用いたG3規格でとり込んだ信号を送
出する機能を有している。スキャナは載置台上に、たと
えば紙などの記録媒体をセットし、操作盤からの指示で
の読込み開始にともない記録媒体に光を照射し、紙面上
に書き込まれた情報と情報のない部分との差を紙面から
の戻り光の強度を検出して電気信号に変換している。こ
の電気信号にA/D 変換処理を施すことによって階調を有
するディジタル信号に変調し、データ32を公衆回線(PST
N)32を介してFAX 制御部12に供給している。
【0033】リアルタイムインターネットFAX 装置10
は、図3に示すようにIPネットワーク100 を介してイン
ターネットFAX 装置110 に接続され、さらに公衆回線
(PSTN)32a を介してインターネットFAX 装置110 とG3
FAX 装置120 が接続されている。この図から明らかなよ
うにリアルタイムインターネットFAX 装置10、IPネット
ワーク100 およびインターネットFAX 装置110 は、勧告
T.38のプロトコルに従う通信領域である。また、インタ
ーネットFAX 装置110 およびG3FAX 装置120 の公衆回線
の区間は、勧告T.30のプロトコルに従っている。このシ
ステムにおいて終端はG3FAX 装置30, 120 で行ってい
る。
【0034】次に図3のシステムで一般的に行われるリ
アルタイムFAX 通信のシーケンスを説明する。ここで、
勧告T.38に基づいてUDPTL 制御部18は供給されるIFP パ
ケットをつねに新たなデータとしてプライマリ部に入れ
て、すでに送出済みの過去のデータをセカンダリ部に入
れてUDPTL パケットを生成する。本実施例でセカンダリ
部はセカンダリ1 およびセカンダリ2 と2つの領域を設
けている。
【0035】UDPTL 制御部18で生成されるUDP ペイロー
ドには、前述したようにUDPTL ヘッダとUDPTL ペイロー
ドとが含まれている。そしてUDPTL ペイロードのデータ
構造はプライマリ部とセカンダリ部を含む(図4を参
照)。プライマリ部のIFP パケットは、システム制御部
(図示せず)の制御によりバッファ部20にパケット化/
デパケット化処理部14から供給されるIFP パケットを格
納している。UDPTL 制御部18は、バッファ部20から読み
出したIFP パケットの格納位置を送信回数に応じて順次
セカンダリ1 からセカンダリ2 にシフトさせてセカンダ
リ部を形成するように制御している。セカンダリ部に含
まれるIFP パケットの数は、必要であれば2つ以上でも
よい。
【0036】UDPTL パケット中の3つのIFP パケットの
格納位置の関係は図4に示すとおりである。各パケット
の同定を容易に行うためIFP パケットの番号で各位置に
格納されるデータを表している。図4は86個のIFP パケ
ットを扱う場合の一例である。図4の記号×は、記号×
の記されたセカンダリ部の領域を送信しないことを示し
ている。これらのIFP パケットをリアルタイム通信する
シーケンスを図6および図7に示す。図5は図6と図7
の接続関係を示している。図6および図7の装置の動作
シーケンスに示す数字01〜86はIFP パケットの番号であ
る。ただし、UDPTL パケット中のシーケンス番号とは、
まったく関係はない。また、図6および図7のインター
ネットFAX 装置間(100 )上に記載した各パケットはUD
PTL パケットのプライマリ部を示している。
【0037】通信シーケンスを図4を基に図6および図
7を参照しながら説明する。図6では、受信側のG3FAX
装置120 から連続して4個のコマンドがインターネット
FAX装置110 に送出される。インターネットFAX 装置110
のUDPTL 制御部には供給されたコマンド(CED tone, F
lags, CSI, DIS )に対応したIFP パケットが供給され
る。UDPTL 制御部は最初の制御データ(番号02〜06)を
それぞれ格納したUDPTL パケットを勧告T.38に従って生
成する。インターネットFAX 装置110 は、このUDPTL パ
ケットを含むIPパケットにし、IPネットワーク100 を介
してインターネットFAX 装置10に送出する。インターネ
ットFAX 装置10は、上述の手順と逆に供給されるIPパケ
ットのUDP ペイロードからUDPTL パケット、IFP パケッ
トの分離・復号を行って、4つのコマンドを復元してG3
FAX 装置30に出力する。
【0038】送信側のG3FAX 装置30は、供給されたコマ
ンドに応じて4つのコマンド(Flags, TSI, DCS, TCF,
Training)のUDPTL パケット(IFP パケット番号07〜1
0)に符号化し、インターネットFAX 装置10, 110 を介
してG3FAX 装置120 に送出する。このとき、インターネ
ットFAX 装置110 に供給されるデータは装置110 の受信
に先駆けて送信したデータに対する応答を受けている。
これを受けて応答判別信号40が出力される。
【0039】次にふたたび受信側のG3FAX 装置120 は2
つのコマンド(Flags, CFR)をインターネットFAX 装置
110 に送る。インターネットFAX 装置110 はコマンドを
3つのUDPTL パケット(11〜13)にしてインターネット
FAX 装置10に送出する。しかしながら、インターネット
FAX 装置110 はインターネットFAX 装置10から供給され
るこの一つ前の連続したUDPTL パケットの受信ですでに
受信済みであることが思料される。そこで、過去のデー
タ、通し番号06, 05を再送することは無駄なことがわか
る。図4の記号(×)はセカンダリ部の各領域ごとに再
送禁止が施されることを示す。このG3FAX 装置30は供給
を受けて通信の設定が完了したものとして、トレーニン
グコマンド(Training)を供給してモデムの制御を行う
(番号14)。
【0040】以後、送信側のG3FAX 装置30は、取り込ん
でいた画像データ、コマンドとしてフラグ、および処理
終了コマンドEOPを順次送出する。この場合もインター
ネットFAX 装置10は一つ前にまとめて連続供給されたデ
ータの受信に起因して順次送出を行う。したがって、前
述したように通し番号14にはセカンダリ部が削除され、
通し番号15にはセカンダリ部に通し番号14を付し、セカ
ンダリ2を送信しないで送出している。そして、インタ
ーネットFAX 装置10は、IFP パケットの番号15〜81まで
画像データとして送出し、さらにIFP パケットの番号82
〜83で、フラグ、およびEOP/FCSを インターネットFAX
装置110 に送出する。 インターネットFAX 装置110 は
供給された画像データおよび復元した2つのコマンド
(Flags, EOP )をG3FAX 装置120 に送る。
【0041】最後に、G3FAX 装置120 はフラグとメッセ
ージ確認のコマンドMCF をインターネットFAX 装置110,
10を介してG3FAX 装置30に供給して画像データの転送
を終了する。このときもデータの送出は、通し番号84の
セカンダリ部の削除、および通し番号85のセカンダリ部
のセカンダリ2の削除がフィルタ処理により施されて送
出される。
【0042】この通信シーケンスでは、図4に示すよう
に先の通信に対する応答信号として検出し、確認された
際にセカンダリ部の応答確認されたデータの繰返し送出
を行わないようにフィルタ処理して装置10, 110 の資源
を有効に利用するようにしている。
【0043】このインターネットFAX 装置内における動
作シーケンスに着目して具体的に説明する(図8を参
照)。ここで、前述の一般的なリアルタイム通信との比
較を容易にするため受信側のインターネットFAX 装置11
0 からの送出について説明する。インターネットFAX 装
置110 の各部は装置10と同じ構成要素であることから前
述した参照符号を用いる。
【0044】FAX 制御部12から通し番号02のフラグがパ
ケット化/デパケット化処理部14に供給される(T10
)。パケット化/デパケット化処理部14ではフラグを
パケット化してUDPTL 制御部18のフィルタ処理部180 に
供給する(T12 )。また、パケット化/デパケット化処
理部14では送出したデータに対する応答データかどうか
を判別している。応答データでないと判別されて応答判
別信号40(L )がUDPTL 制御部18に供給される(図示せ
ず)。ここで、フィルタ処理部180 はバッファ部20にセ
カンダリ部に付加する送信データを読み出すが何も格納
されていないのでUDPTL 処理部184 に供給されたIFP パ
ケットデータをプライマリ部のデータとし、かつこの送
信データ(フラグ)をバッファ部20にセカンダリ用に格
納する。したがって、この時点でUDPTL 処理部184 で生
成されたUDPTL パケット44がフラグだけを有してLAN 制
御部22に供給される(T14 )。セカンダリ部にIFP パケ
ットは付加されていない。
【0045】UDPTL 制御部18のUDPTL 処理部184 は、供
給されたプライマリ部(ここでは、フラグ)のIFP パケ
ットとセカンダリ部のIFP パケットを合わせてUDPTL ペ
イロードを形成し、このUDPTL ペイロードにUDPTL ヘッ
ダを加えてUDPTL パケットを生成している(T14 )。生
成したUDPTL パケットはLAN 制御部22に供給される。
【0046】次に装置110 は通し番号03のCSI 信号をFA
X 制御部12から送出する。CSI 信号がパケット化/デパ
ケット化処理部14に供給される(T16 )。パケット化/
デパケット化処理部14ではCSI 信号をパケット化してUD
PTL 制御部18に供給する。また、パケット化/デパケッ
ト化処理部14で行った応答判別信号40はレベルL のまま
である。したがって、フィルタ処理部180 は、バッファ
部20から通し番号02のデータ読出し制御を行う。バッフ
ァ部20は読み出したデータとプライマリ用のデータ(CS
I )をUDPTL 処理部184 に供給する。UDPTL 制御部18で
は、供給されたIFP パケットデータをプライマリ部のデ
ータとし、かつバッファ部20のプライマリ部に供給し格
納する。この時点でセカンダリ部にフラグデータがシフ
トして格納されている。
【0047】UDPTL 制御部18は、供給されたCSI 信号の
IFP パケットとセカンダリ部のフラグデータを合わせて
UDPTL ペイロードを形成し、このUDPTL ペイロードにUD
PTLヘッダを加えてUDPTL パケットを生成している(T18
)。生成したUDPTL パケット44がLAN 制御部22に出力
される。結果としてUDPTL 制御部18はCSI 信号およびフ
ラグを示すUDPTL パケットを再送出力することになる。
【0048】さらに装置110 が通し番号05のディジタル
識別信号(以下、DIS という)をFAX 制御部12から送出
する。DIS 信号がパケット化/デパケット化処理部14に
供給される(T20 )。パケット化/デパケット化処理部
14ではDIS 信号をパケット化してUDPTL 制御部18に供給
する(フィルタ処理部180 へ:T22 )。また、パケット
化/デパケット化処理部14ではDIS 信号を供給される一
つの連続したデータの最終データと判別して最終データ
検出信号50をUDPTL 処理部184 に送出する(T24 )。UD
PTL 制御部18では、供給されたIFP パケットデータをプ
ライマリ部のデータとし、かつバッファ部20のプライマ
リ部に供給し格納する。この時点でセカンダリ部にはシ
フトしたCSI 信号およびフラグデータが格納されてい
る。
【0049】フィルタ処理部180 は、供給されたDIS 信
号のIFP パケットとバッファ部20のセカンダリ用のCSI
信号およびフラグデータをそれぞれ読み出してUDPTL 処
理部184 に供給する。UDPTL 処理部184 では、供給され
た3つのデータを合わせてUDPTL ペイロードを形成し、
このUDPTL ペイロードにUDPTL ヘッダを加えてUDPTLパ
ケットを生成している(T26 )。生成したUDPTL パケッ
トはLAN 制御部22に出力される。UDPTL 制御部18は図示
しないが最終データ検出信号50に基づいてセカンダリ部
のデータ供給回数を均一になるように動作させてもよ
い。
【0050】次に、インターネットFAX 装置10からのIP
パケットがIPネットワーク100 を介してインターネット
FAX 装置110 に供給される。インターネットFAX 装置11
0 では送信の逆処理、すなわちIPパケット100 を、順次
UDP パケット、UDPTL パケット44、IFP パケット38に分
離し、IFP パケット38に復号処理を施してデータ34をFA
X 制御部12に送出している。たとえば、通し番号07, 09
が供給された際にUDPTL 処理184 によりプライマリ部だ
けが分離されてパケット化/デパケット化処理部14に供
給されている。
【0051】パケット化/デパケット化処理部14では、
インターネットFAX 装置110 に対する通信接続装置から
供給されるIFP パケットデータを復号するとともに、復
号したデータが先に送出したデータに対する応答信号で
あるかどうかを応答判別部(図示せず)で判別する。応
答信号であることが真のとき応答判別信号40のレベルを
H レベルにしてフィルタ処理部180 に供給する(T28
)。また、パケット化/デパケット化処理部14は復号
したDCS をFAX 制御部12に供給する。
【0052】本実施例においてFAX 制御部12から通し番
号11のフラグがUDPTL 制御部18に供給されるまでの間に
フィルタ処理部180 は、応答判別信号40に基づいてバッ
ファ部20のプライマリおよびセカンダリ用のデータを消
去する制御を行う。これにより、バッファ部20は再送用
として保存する送信データがすべてクリアされる(T30
)。
【0053】一方、フラグは、FAX 制御部12からパケッ
ト化/デパケット化処理部14に供給され、そのフラグに
は符号化およびパッキング処理が施される。これらの処
理によって得られたIFP パケットがUDPTL 制御部18に供
給される。このとき、バッファ部20にアクセスしてもデ
ータがまったくないので、通し番号11のフラグのデータ
をUDPTL 処理部184 に供給する(T32 )。UDPTL 処理部
184 では、これまでデータの送信時に行われてきた場合
と同様に、供給されたフラグをプライマリ部のデータと
し、かつバッファ部20のプライマリ部に供給し格納する
(T34 )。そして、格納前にデータを読み出してもデー
タがないので、UDPTL 処理部184 はUDPTL パケットにセ
カンダリ部の送信を行わないように制御して、冗長性の
ないUDPTL パケットを生成する。
【0054】次に通し番号13のCFR がフィルタ処理部18
0 に供給された際にUDPTL 処理部184 に供給するIFP パ
ケットデータは、現在供給されたCFR およびバッファ部
20から読み出したフラグである。UDPTL 処理部184 で
は、プライマリ部にCFR 、セカンダリ部のセカンダリ1
にフラグを入れるように組み立てたUDPTL パケット44を
LAN 制御部22に送出する。
【0055】これにより、応答の確認がとれた場合、装
置側から一つの連続したデータを送信する際にセカンダ
リ部の送出ができないようにバッファのデータをクリア
するとともに、セカンダリ部の送信を停止して装置のバ
ッファリングをなくして装置資源の有効利用に寄与する
ことができる。このデータのクリアによってセカンダリ
部の送信しない期間中、IPネットワーク100 の負荷も軽
減させることができる。
【0056】なお、本実施例ではセカンダリ部を2つの
セカンダリ1, 2として説明したがこれ以上のセカンダリ
領域を設定してもよい。この領域を大きくとる場合、本
発明のもたらす効果はより一層大きいものになる。ま
た、本実施例に限定されるものでなく、インターネット
FAX 装置はG3FAX 装置の機能を併せ持つように構成した
装置でもよい。
【0057】以上のように構成することにより、一連の
リアルタイム通信のなかで装置の送信データに対する応
答が受信されたと確認された際に応答判別信号に基づい
てバッファの保存しているプライマリおよびセカンダリ
用のデータをすべて削除してUDPTL パケットの送出量を
抑制することができる。装置は、そのメモリの資源を有
効に活用できるようになる。この送出量を抑制は、デー
タ通信の信頼性を下げることなく、IPネットワーク上に
おける負荷の軽減につなげることができる。
【0058】本発明はリアルタイムFAX 通信におけるイ
ンターネットFAX 装置の適用に限定されるものでなく、
ソフトウェアを用いても不要なデータを削除することが
でき、ハードウェアの構成時に得られたと同様の装置資
源およびIPネットワーク上の負荷軽減が得られることは
言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】このように本発明の通信接続装置によれ
ば、接続する第1および第2の端末装置のそれぞれにお
いて各端末装置から供給されたデータを端末制御手段に
一時格納し、符号化/復号手段では順次読み出したデー
タを第1の記憶手段からのサイズ情報に応じてひとまと
めに符号化して第2の記憶手段および情報追加/分離手
段に供給に供給し、第2の端末装置から供給される符号
化したデータを復号した結果が第1の端末装置から供給
されたデータに対する応答かを判別して情報追加/分離
手段に応答判別信号を出力し、情報追加/分離手段で
は、データの追加処理を応答判別信号に基づいてフィル
タリング処理を施して単純にデータの追加処理を行う場
合と保存する過去のデータを消去し、以降新たに符号化
/復号手段から供給されるデータの追加を行う場合に分
けて処理されて、無駄なくデータの送信を行って、この
ように処理した符号化したデータがインターフェース変
換手段を介してIPネットワークに出力してIPネットワー
クとの接続が短時間で済むことにより、この通信接続装
置の資源の有効利用およびIPネットワーク上の負荷の軽
減を行うことができる。
【0060】また、本発明のデータ出力制御方法によれ
ば、第1または第2の端末装置から供給されるデータを
一時格納し、格納したデータを読み出したデータに対し
てサイズ情報および第1の規格に基づき単位ごとにまと
めて符号化し、データ損失を想定して符号化したデータ
を格納し、一方、復号したデータが先に第2の端末装置
に供給したデータに対する応答かを示す判別を行って、
これにともない供給される応答判別信号に応じて第1お
よび第2のフィルタ処理のいずれかを行い、特に第2の
フィルタ処理は送信完了が明らかな過去の送信パケット
に対応して保持しているデータを消去して記憶領域を開
放することにより、IPネットワークを含む伝送系に対す
る通信量を抑制し負荷の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信接続装置を適用したインターネッ
トFAX 装置の概略的な構成を示すブロック図である。
【図2】図1のインターネットFAX 装置のUDPTL 制御部
に設けたフィルタ処理部の概略的な構成を示すブロック
図である。
【図3】図1のインターネットFAX 装置を送信側/受信
側の端末装置のゲートウェイ装置とし、インターネット
FAX 装置間のIPネットワークを介して通信する接続関係
を説明する模式図である。
【図4】IFP パケット、UDPTL パケットのプライマリ部
およびセカンダリ部の関係を説明する図である。
【図5】図6および図7の接続配置を示す図である。
【図6】図3の送受信関係においてインターネットFAX
通信を行う上でのシーケンスを説明する図である。
【図7】図6のシーケンスの続きを説明する図である。
【図8】インターネットFAX 装置における通信動作を説
明する図である。
【符号の説明】
10, 110 インターネットFAX 装置 12 FAX 制御部 14 パケット化/デパケット化処理部 16 サイズ情報ストレージ部 18 UDPTL 制御部 20 バッファ部 22 LAN 制御部 30, 120 G3FAX 装置 180 フィルタ処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/32 (72)発明者 上村 理香 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA22 AA30 AA35 AB40 AC22 AC25 AC29 AC43 AE02 AE14 AF14 5C075 AA02 AA90 AB90 CA14 CD25 FF09 5K030 GA02 HA08 HB04 HC01 JA05 JT05 KA03 KA13 KA19 LA08 MB18 5K034 AA03 BB06 CC04 EE11 HH01 HH02 HH06 HH63

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の端末装置と第2の端末装置とにそ
    れぞれ一端側が接続され、他端側がIP(Internet Proto
    col )ネットワークを介して接続され、第1および第2
    の端末装置ならびに前記IPネットワークとの接続にも対
    応した複数の通信規格を兼ね備えてリアルタイムに通信
    を行わせる通信接続装置において、該装置は、 第1の端末装置または第2の端末装置から供給されるデ
    ータを格納するとともに、第1の端末装置を第1の通信
    規格に基づいて制御する端末制御手段と、供給されるデ
    ータの符号化に際してひとまとめに扱うデータのサイズ
    情報の指示を出す第1の記憶手段と、 前記データのサイズ情報および第1の通信規格に基づい
    て読み出したデータをひとまとめに符号化し、第2の端
    末装置から供給される符号化したデータを第1の通信規
    格に基づいて復号するとともに、復号したデータが第1
    の端末装置から供給されたデータに対する応答かまたは
    再送かを判別する符号化/復号手段と、 該符号化したデータの損失を想定して該符号化したデー
    タを格納する第2の記憶手段と、 前記IPネットワークとの通信規格を示す第2の通信規格
    に基づいて前記符号化したデータに対するヘッダおよび
    前記データの損失時に前記損失に対応するデータを加え
    る際に、前記符号化/復号手段での応答ありを示す応答
    判別信号に基づいて該データに対するフィルタリング処
    理を施すとともに、第2の端末装置からのデータのうち
    前記符号化したデータを分離して前記符号化/復号手段
    に供給する情報追加/分離手段と、 該情報追加/分離手段を介して供給される符号化したデ
    ータを指示に応じた信号に変換して、出力するととも
    に、第2の端末装置からの信号を前記符号化したデータ
    に変換するインターフェース変換手段とを含むことを特
    徴とする通信接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信接続装置におい
    て、前記符号化/復号手段は、前記復号したデータが第
    1の端末装置から供給されたデータに対する応答または
    再送かどうか判別し、該復号したデータの判別結果に応
    じて前記応答判別信号を出力する応答判別手段を含むこ
    とを特徴とする通信接続装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の通信接続装置
    において、前記情報追加/分離手段は、前記判別信号が
    真のとき第2の記憶手段に追加を想定して格納した符号
    化したデータを消去するデータ消去手段を含むことを特
    徴とする通信接続装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の通信接続装置におい
    て、該装置は、第1の通信規格に勧告T.30とし、第2の
    通信規格を勧告T.38とする規格を用い、第1および/ま
    たは第2の端末装置には前記勧告T.30によるファクシミ
    リ機能を規定するグループ3規格を用いることを特徴と
    する通信接続装置。
  5. 【請求項5】 第1の端末装置と第2の端末装置とにそ
    れぞれ一端側が接続され、他端側がIPネットワークを介
    して接続され、第1および第2の端末装置ならびに前記
    IPネットワークとの接続にも対応した複数の通信規格を
    兼ね備えてリアルタイムに通信を行う際のデータ出力制
    御方法において、該方法は、 第1または第2の端末装置から供給されるデータを格納
    する第1の工程と、 該データの符号化に際してひとまとめに扱うデータのサ
    イズ情報の指示を出す第2の工程と、 前記データのサイズ情報および第1の通信規格に基づい
    て読み出したデータをひとまとめに符号化する第3の工
    程と、 該符号化したデータの損失を想定して該符号化したデー
    タを格納する第4の工程と、 第2の端末装置からのデータのうち前記符号化したデー
    タを分離、復号し、該復号したデータが第1の端末装置
    から供給したデータに対する第2の端末装置からの応答
    であるかまたは再送であるかどうか判別して、該判別結
    果に応じて応答判別信号を生成し、出力する第5の工程
    と、 前記IPネットワークとの通信規格を示す第2の通信規格
    に基づいて前記符号化したデータに対するヘッダおよび
    前記データの損失を考慮して格納したデータの読出しお
    よび読み出したデータを新たに供給される符号化したデ
    ータに追加し出力する第1のフィルタ処理ならびに現時
    点で格納しているデータの消去する第2のフィルタ処理
    のいずれかを前記応答判別信号に応じて行う第6の工程
    と、 供給される符号化したデータを所定の規格に応じた信号
    に変換して、出力する第7の工程とを含むことを特徴と
    するデータ出力制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法において、第6の
    工程は、前記格納したデータの読み出しを行い、該読み
    出したデータを前記新たに供給される符号化したデータ
    に追加し出力する第1のフィルタ処理を行う第8の工程
    と、 前記現時点で格納しているデータの消去を行う第2のフ
    ィルタ処理を行う第9の工程と、 前記応答判別信号に応じて第8または第9の工程の結果
    のいずれかを出力する第10の工程とを含むことを特徴と
    するデータ出力制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法において、該方法
    は、第1の通信規格に勧告T.30とし、第2の通信規格を
    勧告T.38とする規格を用い、第1および/または第2の
    端末装置には前記勧告T.30によるファクシミリ機能を規
    定するグループ3規格を用いることを特徴とするデータ
    出力制御方法。
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