JP2002076127A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2002076127A JP2000266971A JP2000266971A JP2002076127A JP 2002076127 A JP2002076127 A JP 2002076127A JP 2000266971 A JP2000266971 A JP 2000266971A JP 2000266971 A JP2000266971 A JP 2000266971A JP 2002076127 A JP2002076127 A JP 2002076127A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 論理LSIでは、チップ全面で同期化された
クロック分配系を有する方式が一般的であるが、かかる
クロック分配系では、クロックスキューがクロック分配
系の面積に比例するため、チップサイズの増大に伴なっ
てクロックスキューが大きくなるとともに、チップサイ
ズが同一であっても、クロック周波数が高いほどクロッ
ク周期に対するクロックスキューの割合が相対的に増加
することとなるため、動作周波数の向上を妨げる原因と
なっていた。 【解決手段】 ブロック間長距離送信方式として送信デ
ータと一緒にクロックを等長配線で送る並送方式を採用
して受信側では並送クロックで受信データをラッチする
ように構成し、さらにブロック間送信用配線には所定の
長さ毎にバッファを配置するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路さ
らには半導体チップ上における同期用のクロック信号の
分配方式に適用して有効な技術に関し、例えばシステム
LSIにおけるブロック間データ送信用のクロック信号
の供給方式に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】論理LSI(大規模集積回路)において
は、外部から供給されるクロック信号(以下、単にクロ
ックと称する)をLSI全体に分配してそのクロックに
同期してフリップフロップへのデータの取込みや信号の
送信、伝達などが行なわれる。このように、外部からの
クロックをLSI全体に分配する場合、クロックが通る
配線の長さの相違等に起因してクロックの到達タイミン
グがずれるいわゆるクロックスキューが生じる。クロッ
クスキューがあると、フリップフロップが誤ったデータ
を取り込んだり、論理ゲートの出力信号に不所望のひげ
状パルスが発生して次段の回路が誤動作するおそれがあ
る。そこで、従来よりこのクロックスキューを低減する
ために、クロックをチップ中心から末端の回路に向かっ
て次第に枝分かれするツリー状の等長配線により各部に
供給する方式等が採用されている(特開平11−202
971号公報、特開平5−159080号公報等)。
【0003】一方、近年、半導体プロセスの進歩によ
り、クロックの周波数すなわちチップの動作周波数は、
1GHz以上にも達するようになってきている。また、
集積度も向上しているため、同一チップ内に、複数のプ
ロセッサを設けたり、大規模なキャッシュメモリ等を取
り込むなど、これまでは複数のチップで構成されていた
機能が1つのチップに搭載されたシステムLSIが提供
されるようになってきた。
【0004】ところが、現在の半導体チップでは、論理
設計や診断その他の面から、チップ全面で同期化された
クロック分配系を有する方式が一般的である。そして、
かかるクロック分配系では、クロックスキューはクロッ
ク分配系の面積に比例し、チップサイズが増大するのに
伴なってクロックスキューが大きくなるとともに、チッ
プサイズが同一であっても、クロック周波数が高くなる
ほどクロック周期に対するクロックスキューの割合が相
対的に増加することとなるため、LSIの動作周波数の
向上を妨げる原因となることが明らかとなった。
【0005】また、動作周波数の向上が進むと、チップ
内でデータの長距離送信を行う際に、信号遅延時間が長
くなって数サイクル分を要する送信となる。そこで、本
発明者らは、信号伝送経路上に複数のフリップフロップ
を挿入して1サイクル毎に各フリップフロップにデータ
をラッチして順次後段へ送信する方式について検討し
た。このようにすると、配置したラッチごとに、クロッ
クスキュー(tck)及びフリップフロップのセットアップ
時間(tsu)、ディレイ余裕(tpd)を考慮した設計が必要と
なる。つまり、送信にNサイクルを要する場合には、送
信時間は実質的なディレイに、N×(tck+tsu+tpd)を加
算した値になり、これを加味してクロックの周波数を決
定しなればならなくなるため、高速送信が困難になって
しまうという問題点がある。なお、ボード上のLSI間
でデータとクロックを送信してクロックスキューを管理
するようにした発明として、例えば国際公開WO96/
29655号がある。
【0006】この発明の目的は、送信サイクルすなわち
クロック周期に対するクロックスキューの割合を低減す
ることができ、これによって動作周波数を高めることが
できるクロック分配技術を提供することにある。
【0007】この発明の他の目的は、チップ内の長距離
データ送信における遅延時間を短縮し、正確にデータを
送信することができるクロック供給技術を提供すること
にある。
【0008】この発明のさらに他の目的は、動作周波数
を増大させてもトータルの消費電力は抑えることができ
るクロック供給技術を提供することにある。
【0009】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0011】すなわち、本発明では、同一半導体チップ
内にプロセッサやメモリなど複数の機能ブロックを有す
るシステムLSIのような半導体集積回路において、ク
ロック分配系を、それぞれの機能ブロックごとに限定し
て設けるようにした。クロックスキューは、クロック分
配系の配線長におおむね比例するが、プロセスが進歩し
た場合、動作周波数の向上は図られてもチップ面積は縮
小されないため、クロック分配系の配線長も低減され
ず、これがクロックスキュー割合の増加の要因となる。
しかし、上記のように、クロック分配系をそれぞれの機
能ブロックごとに限定して設けることにより、各クロッ
ク分配系の面積は小さくなり、これによってクロック配
線長が短くなってクロックスキューを小さくすることが
でき、その結果、動作周波数の向上を図ることができ
る。
【0012】しかしながら、上記のように分割されたク
ロック分配系を持つチップでは、各ブロック間でデータ
送信をしようとした場合、長距離送信で信号遅延が大き
くなり且つブロック間でクロックスキューのずれが大き
いという問題が発生する。とりあえず送信を可能とする
ためには、例えば、ブロック間の長距離送信のみクロッ
ク周波数を下げることが考えられるが、これでは、大容
量のデータを高速に送信することができない。そこで、
最近大規模なボードシステム上での半導体チップ間の送
信において使用されているクロック並送方式をチップ内
部に持ち込むことが考えられる。
【0013】この並送送信方式は、データと並行してク
ロックを送信する方式であり、データ送信用とクロック
伝送用の配線の長さが同じになるように設計すれば、送
信データに対する相対的なクロックスキューはなくなる
ので、受端側で並送クロックによってデータを受信すれ
ばよい。本方式を用いることにより、データ送信路の途
中にフリップフロップを配置する必要がなくなるため、
途中に配置されるN個のフリップフロップのそれぞれに
おける遅延時間(tck+tsu+tpd)を加味することが不用と
なる。
【0014】しかしながら、これまで装置間やシステム
上のチップ間で採用されて来た上記のような並送クロッ
クを用いたデータ送信方式をそのままチップ内に持ち込
もうとすると、信号を伝達する装置間の送信で用いる同
軸ケーブルや、システムで用いるボードの伝送線と比較
し、チップ内では配線による抵抗が大きいために、信号
立上がり時間trと信号立下がり時間tfが極端に大きく
なってしまい、1つのデータが到着する前に次のデータ
を送信するというような、多サイクル送信が困難であ
る。また、配線抵抗をボード上の伝送線並みに小さくな
るように配線幅、厚さを大きくすることも考えられる
が、配線幅を極端に大きくすると面積との関係からデー
タ送信のための配線本数を大幅に減少させる必要が生じ
てしまうとともに、配線層を厚くすることはプロセスに
かかる負担が大きくなりすぎて現実的ではない。
【0015】そこで、本発明では、ブロック間長距離送
信方式として送信データと一緒にクロックを等長配線で
送る並送方式を採用して受信側では並送クロックで受信
データをラッチするように構成し、さらにブロック間送
信用配線には所定の長さ毎にバッファを配置するように
した。
【0016】より具体的には、1個の半導体基板上に複
数の回路ブロックが形成され、各回路ブロック毎にクロ
ック分配系が形成されている半導体集積回路において、
上記複数の回路ブロックのうちいずれか2つの回路ブロ
ック間には、データ信号を送信する1または2以上の第
1の信号線とクロック信号を送信する第2の信号線が設
けられ、一方の回路ブロックから他方の回路ブロックへ
上記第1および第2の信号線を介してデータ信号とクロ
ック信号とが送信され、受信側の回路ブロックは受信し
たクロック信号に基づいて受信したデータ信号を取り込
むように構成するとともに、上記第1の信号線と第2の
信号線はほぼ等しい配線長を有しかつ途中に1または2
以上のバッファ回路が設けるようにしたものである。
【0017】このように、配線の途中にバッファを配置
した場合、バッファが信号の立上がりおよび立下がりを
急峻にするつまり波形整形をするので、遅延時間が短縮
される。これとともに、最初に送出したデータが受信側
に届く前に次のデータを伝送路にのせることが可能とな
り、連続したデータの高速送信が可能となる。
【0018】また、上記データ信号およびクロック信号
を送信する側の回路ブロックには送信しようとするデー
タをラッチする出力ラッチ回路を、また上記データ信号
を受信する側の回路ブロックには受信したデータをラッ
チする入力ラッチ回路をそれぞれ設け、上記出力ラッチ
回路および入力ラッチ回路はデータ送信側の回路ブロッ
クから送信される前のクロック信号および送信後のクロ
ック信号によってそれぞれラッチ動作を行なうように構
成した。このようにすれば、送信側の出力ラッチ回路と
受信側の入力ラッチ回路が同一のクロック信号でラッチ
動作されることとなるため、クロックスキューが見えな
くなり、正しいデータの送信が可能となる。
【0019】また、望ましくは、上記データ信号および
クロック信号を送信する側の回路ブロックは、送信した
データ信号およびクロック信号が受信側の回路ブロック
に到達する前に次のデータ信号およびクロック信号を上
記第1の信号線にのせるように構成する。これにより、
連続したデータを送信する場合に高速な送信が可能とな
る。
【0020】さらに、上記データ信号およびクロック信
号を受信する側の回路ブロックは、上記信号線より受信
したクロック信号が、実質的に等長とみなされるように
設計された配線系(配線およびバッファ回路等を含む)
を介して当該ブロック内のクロックに同期して動作する
回路に分配されるように構成する。これにより、受信側
の回路ブロックに、送信側回路ブロックのPLL回路と
は別個にPLL回路を設けてやる必要がない。
【0021】また、望ましくは、上記クロック信号は、
データ信号が送信される際以外はデータ送信側の回路ブ
ロックからデータ受信側の回路ブロックへ送信されない
ように構成する。これにより、動作の必要ない回路ブロ
ックにはクロックが供給されないようになるため、チッ
プ全体としての消費電力を押さえることが可能となる。
【0022】さらに、上記データ送信側の回路ブロック
と受信側の回路ブロックとの間には、受信側の回路ブロ
ックが受信したクロック信号を送信側の回路ブロックに
対して帰還させる第3の信号線を設けるとともに、上記
送信側の回路ブロックには当該回路ブロック内のクロッ
ク信号の位相と上記帰還されたクロック信号の位相とが
合うように送信クロックの位相を調整する位相調整回路
を設ける。これにより、クロックを送信する回路ブロッ
クが受信側回路ブロックから送られてくる応答データを
受信する場合に、正しい応答データの取込みが可能とな
る。
【0023】上記位相調整回路は、上記送信側の回路ブ
ロック内のクロック信号の位相と上記帰還されたクロッ
ク信号の位相とを比較し位相差に応じた信号を出力する
位相検出回路と、該位相検出回路の出力に基づいて遅延
時間が変化される可変遅延回路とを含むように構成す
る。これにより、公知のDLLディレイ・ロックド・ル
ープ)回路の技術を用いて容易に所望の機能を有する位
相調整回路を実現することができる。
【0024】また、上記データ信号およびクロック信号
を受信する側の回路ブロックは、受信したクロック信号
とは別個に供給されるクロック信号が、実質的に等長と
みなされるように設計された配線系を介して当該ブロッ
ク内のクロックに同期して動作する回路に分配されるよ
うに構成することができる。これにより、データ受信側
の回路ブロックがデータを受信するとき以外にも動作す
ることがある場合に、データ送信側の回路ブロックから
受信側の回路ブロックが必要する時にクロック信号を送
る制御を行なうようにしなくて済む。
【0025】さらに、上記データ受信側の回路ブロック
は、上記第1の信号線より受信したシリアルなデータを
受信クロックに基づいて順次取り込んで受信クロックの
2周期以上にわたって保持する受信データ保持手段と、
該受信データ保持手段に取り込まれたデータを受信クロ
ックとは別個のクロック信号に基づいて順次読み出して
内部回路へ供給するシリアルデータ再生手段とを設け
る。これにより、データ送信側の回路ブロックと受信側
の回路ブロックが別のクロックで動作するときにおいて
も、送信側からのデータ信号を受信側で正しく取り込む
ことができる。
【0026】また、上記データ受信側の回路ブロック
は、受信したクロックに基づいてデータ送信サイクルの
1/2周期だけ位相がずれたクロック信号を生成する移
相手段と、該移相手段により生成されたクロック信号に
基づいて上記受信データ保持手段へのデータ取込みタイ
ミングを与えるクロック信号を生成する位相調整手段と
を備え、該位相調整手段は上記移相手段により生成され
たクロック信号の位相と上記受信データ保持手段へ供給
されるクロック信号の位相とが一致するように位相を調
整し、上記受信データ保持手段は受信データを信号の変
化点と変化点のほぼ中央で取り込むように構成する。こ
れにより、データ受信側のデータ取込みマージンが大き
くなり多少クロックスキューがあっても正しいデータの
取込みが行なえる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明の好
適な実施例を図面に基づいて説明する。
【0028】図1は、本発明の第1の実施例を適用した
半導体集積回路全体のブロック構成と各ブロック間での
信号の送受信のための接続関係を示す。
【0029】図1において、符号100は単結晶シリコ
ンのような1個の半導体チップ、110は外部から供給
されるクロック信号が入力されるクロック入力端子、C
B0,CB1,CB2,CB3,CB4,CB5,CB
6はチップ100上に形成されそれぞれほぼ独立した機
能を有するマクロ回路ブロックである。各回路ブロック
は例えばCMOS回路で構成される。
【0030】この実施例においては、ブロックCB0
は、例えばチップ全体を制御したり、チップ上の複数の
ブロックの中心的な役割を有するプロセッサのような主
回路ブロックであり、CB1〜CB6はROMやRAM
あるいはキャッシュメモリのような従たる回路ブロック
である。従たる回路ブロックとしては、メモリの他、シ
ングルチップマイコンなどでは割込み制御回路やタイマ
回路、AD,DA変換回路などの周辺回路モジュール、
カスタムLSIなどではユーザーが希望する論理機能を
有するユーザー論理回路などが考えられる。
【0031】この実施例においては、クロック入力端子
110より入力されたクロック信号CLKはPLL(フ
ェーズ・ロックド・ループ)回路120に供給されて逓
倍された内部クロック信号CKが生成される。生成され
た内部クロック信号CKは一旦主回路ブロックCB0の
ほぼ中心C0まで配線LLにより運ばれ、ここからHツ
リー状のクロック分配線L10によりブロックCB0内
の各部に供給される。
【0032】図示しないが、クロック分配線L0の各分
岐点には入力された信号を複数に分割するデバイダやな
まった信号を波形整形するバッファなどが設けられる。
また、Hツリー状クロック分配線L0は、ブロックの中
心C0からクロックの供給を受ける末端回路(フリップ
フロップや論理ゲート回路等)までの配線長がほぼ等し
くなるように形成される。これによって、ブロックCB
0内のクロックスキューは、チップ全体にツリー状クロ
ック分配線を形成する場合に比べてかなり小さくされ
る。本明細書においては、上記ツリー状のクロック分配
線およびクロックデバイダやバッファを含めたものをク
ロック分配系と称する。
【0033】また、各ブロックCB0とCB1〜CB6
にそれぞれブロック間で信号のやり取りをするためのイ
ンタフェース回路I/F1〜I/F6;I/F11;I
/F21;I/F31;I/F41;I/F51;I/
F61が設けられている。この実施例においては、主回
路ブロックCB0のインタフェース回路I/F1〜I/
F6と、従たる各ブロックCB1〜CB6のインタフェ
ース回路I/F11〜I/F61とが信号線群111〜
116によって接続されている。
【0034】これらの信号線群111〜116にはそれ
ぞれクロックの信号線が含まれている。また、従たる各
ブロックCB1〜CB6には、それぞれその中心C1〜
C6から末端回路までの配線長がほぼ等しくなるように
形成されたHツリー状に分岐するクロック分配線L10
〜L60が設けられており、上記信号線群111〜11
6の中のクロック信号線が各ブロックの中心C1〜C6
に接続されて、そこから各ブロック内の末端回路にクロ
ックを供給するように構成される。
【0035】図2は、図1における主回路ブロックCB
0と他のいずれか1つの従回路ブロックCBi(i=
1,2,……6)との信号の送受信部を抽出してより詳
細に示したものである。特に制限されるものでないが、
ここでは一例として主回路ブロックCB0がプロセッサ
で、他の従回路ブロックCBiがメモリである場合を示
している。
【0036】図2の主回路ブロックCB0において、2
10はメモリをアクセスするために生成したアドレスを
ラッチするアドレスラッチ回路、211はインタフェー
ス回路I/Fiに設けられた出力ラッチ回路、212は
従回路ブロックCBiとしてのメモリの読出しデータを
ラッチする入力ラッチ回路、230は主回路ブロックC
B0内のクロックCK0の位相と従回路ブロックCBi
からの帰還クロックCKfの位相を比較して、位相を一
致させるように出力クロックCK1を生成する位相調整
回路である。
【0037】この実施例では、位相調整回路230の出
力クロックCK1は、主回路ブロックCB0側の上記出
力ラッチ回路211へ供給されてアドレスデータの出力
タイミングを与える。また、上記出力ラッチ回路211
にラッチされたアドレスデータとその出力タイミングを
与えた上記クロックCK1が信号線群111を介して従
回路ブロックCBiに送信される。図2には、アドレス
ラッチ回路210とアドレスデータを送信する信号線が
1つだけ示されているが、実際にはアドレスのビット数
に応じた数だけ設けられる。信号線群111の各信号線
は互いに並行して配設されることにより、ほぼ等しい配
線長すなわち等しい遅延を有するように形成され、各信
号線の途中には波形整形を行なうバッファ回路301a
〜301c,302a〜302cが設けられている。
【0038】図2の従回路ブロックCBiにおいて、3
11はインタフェース回路I/Fi1に設けられたアド
レスの入力ラッチ回路、320はアドレスデコーダおよ
びセンスアンプ等を含むメモリアレイ部、312はメモ
リアレイ部320より読み出されたデータをラッチする
データラッチ回路(出力ラッチ回路)、330は主回路
ブロックCB0の側から供給されるクロックCK1に基
づいてメモリアレイ部の動作タイミング信号を生成する
タイミングジェネレータである。
【0039】この実施例では、信号線群111を介して
送信データと並送して従回路ブロックCBiに供給され
るクロックCK1によって、従回路ブロックCBiの入
力ラッチ回路311および出力ラッチ回路312がラッ
チ動作を行なうように構成されている。ここで、クロッ
クCK1の立上がりのタイミングと送信データの切り替
えタイミングとが一致する場合には、受信したクロック
CK1の立下りタイミングで、またCK1の立下がりの
タイミングと送信データの切り替えタイミングとが一致
する場合には受信クロックCK1の立上りタイミング
で、従回路ブロックCBiの入力ラッチ回路311が受
信データをラッチするように構成される。送信データと
並送クロックの遅延はほぼ等しいので、受信したクロッ
クCK1で受信したデータをラッチすることにより信号
線群111における遅延時間の大きさに関わらず確実に
受信データをラッチすることができる。
【0040】なお、この実施例のように、従回路ブロッ
クCBiがメモリである場合には、完全な形でのHツリ
ー状分配線によるクロックの分配方式の適用は困難であ
るが、タイミングジェネレータからそこで生成されたタ
イミング信号を受ける回路までの配線長が等しくなるよ
うに配線を設計したり、タイミングジェネレータの出力
タイミング信号がその到達距離を予め考慮したタイミン
グで生成されるようにタイミングジェネレータを設計す
ることにより、実質的に等長配線と同様なクロック分配
方式が採用されているとみなすことができる。
【0041】また、従回路ブロックCBiがメモリであ
る場合には、受信されたクロックCK1により入力ラッ
チ回路311における入力アドレスのラッチが行なわれ
るとともに、ラッチされたアドレスに従ってメモリアレ
イ部320から読み出されデータラッチ回路312にラ
ッチされたデータは、信号線群111を介して主回路ブ
ロックCB0に送信される。また、このとき受信された
クロックCK1も信号線群111を介して主回路ブロッ
クCB0に送信される。その信号線111の途中には波
形整形を行なうバッファ回路303a,303b,30
3c,304a,304b,304cが設けられてい
る。
【0042】このように、受信クロックCK1が帰還ク
ロックCKfとして主回路ブロックCB0の位相調整回
路230に戻され、クロックCK1とCKfの位相が一
致するように並送クロックCK1が生成されることによ
り、従回路ブロックCBiから送られてくるデータを主
回路ブロックCB0において正しく取り込むことができ
る。すなわち、位相調整回路230がない場合を仮定す
ると、従回路ブロックCBiから送られてくるデータを
主回路ブロックCB0で受信する際に、受信データの切
り替わりタイミングと主回路ブロックCB0側のクロッ
クCK0の切り替わりタイミングとは、信号線111に
おける遅延等によりずれているため、受信データを入力
ラッチ回路212に正しく取りこむことができない。し
かるに、本実施例においては、位相調整回路230が設
けられ、クロックCK1とCKfの位相が一致するよう
に並送クロックCK1が生成されるので、主回路ブロッ
クCB0が従回路ブロックから送られてくるデータを正
しく取り込むことが可能となる。
【0043】また、その信号線111の途中には波形整
形を行なうバッファ回路301〜304が設けられてい
るため、主回路ブロックCB0と従回路ブロックCBi
との距離が離れていて信号線群111の配線長が長く時
定数が大きかったとしても、信号が送信側から受信側に
届くまでの送信所要時間をバッファ回路がない場合に比
べて小さくすることができ、また複数ビットのデータを
並列に送信する場合にビット間の送信ばらつきを抑える
ことができる。これとともに、送信側の回路ブロック
は、ある信号を送信した後、その信号が受信側の回路ブ
ロックに届く前に次の信号を送信することができるよう
になる。そして、そのようにシステムを構成することに
より、連続したデータの送信所要時間を短縮することが
できる。
【0044】さらに、この実施例では、クロック信号線
が各ブロックの中心C1〜C6に接続されて、そこから
各ブロック内の末端回路にクロックを供給するように構
成されているので、クロックが供給されていない間は従
回路ブロックの動作は停止し、これによってLSI全体
としての消費電力を低減することができる。
【0045】図3には、上記位相調整回路230の具体
的な回路例が示されている。この実施例の位相調整回路
230は、主回路ブロックCB0側の内部クロックCK
0と従回路ブロックCBiからの帰還クロックCKfの
位相を比較して帰還クロックCKfの位相が遅れている
ときはアップ信号UPを、また帰還クロックCKfの位
相が進んでいるときはダウン信号DNを出力する位相検
出器231と、位相検出器231からの出力UPによっ
てカウントダウンし出力DNによってカウントアップす
るカウンタ232と、カウンタ232の計数値をデコー
ドして計数値に応じた1つの信号がハイレベルに変化す
るデコーダ233と、デコーダ233の各出力ビットに
各々対応した遅延段回路234a〜234nが縦続接続
されてなる可変遅延回路234とから構成されている。
【0046】遅延段回路234a〜234nは、それぞ
れ図4に示すように3つのNANDゲートG1〜G3と
1つのインバータG0とからなる組合せ回路により構成
されており、制御信号CTL0がハイレベルのときは前
段回路からの入力信号INFを出力信号OUTFとして
次段回路へ伝えるとともに次段回路からの入力信号IN
Bを出力信号OUTBとして前段回路へ伝え、制御信号
CTL0がロウレベルにされると次段回路からの入力信
号INBを遮断して入力信号INFを出力信号OUTB
としてそのまま元の前段回路へ戻すように動作する。
【0047】かかる構成の遅延段回路が図3のように複
数個(例えば32個)縦続接続され、各遅延段回路23
4a〜234nにデコーダ233の対応する出力ビット
が制御信号CTL0として供給されることにより、初段
の遅延段回路234aに入力されたクロックCK0は次
段の遅延段回路234b,234c……へ次々と伝達さ
れ、デコーダ233の出力ビットのうち“1”になって
いるものに対応する遅延段回路でUターンして前段の遅
延段回路へ順次戻り、初段の遅延段回路234aの出力
端子OUTBから遅延クロックCK1として出力され
る。この実施例では、クロックCK0が伝達する遅延段
回路の数がデコーダ233の出力に応じて変更されるこ
とでクロックCK0の遅延時間が変化される。
【0048】具体的には、遅延段回路1段当たりの遅延
時間をtdとすると、例えば可変遅延回路234のi段
目の遅延段回路234iでクロックがUターンされるよ
うに制御された場合には、クロックCK1はCK0より
も2i×tdだけ遅延したクロックとして出力される。
そして、カウンタ231の出力UPによりカウンタ23
2の計数値が小さくなると、可変遅延回路234におけ
る遅延時間が短くされ、帰還クロックCKfの位相が進
むこととなる。一方、カウンタ231の出力DNにより
カウンタ232の計数値が大きくなると可変遅延回路2
34における遅延時間が長くされ、帰還クロックCKf
の位相が遅れることとなる。
【0049】(第2実施例)次に、本発明の第2の実施
例を、図5〜図9を用いて説明する。図5は、本発明の
第2の実施例を適用した半導体集積回路全体のブロック
構成と各ブロック間での信号の送受信のための接続関係
を示す。第2の実施例では、図5に示されているよう
に、1個の半導体チップ100上にそれぞれほぼ独立し
た機能を有する8個の回路ブロックが設けられている。
図5の実施例はマルチプロセッサシステムを想定してお
り、8個のブロックのうち4個の回路ブロックPB1,
PB2,PB3,PB4はプロセッサを、また残りの4
個の回路ブロックCB1,CB2,CB3,CB4はメ
モリもしくは周辺モジュールを表わしている。
【0050】この実施例においては、各回路ブロックご
とに、外部からクロック端子110に入力される例えば
256MHzのようなクロック信号CLKを基準クロッ
クとし、それを逓倍して例えば1GHzのような内部ク
ロックCK0を生成するPLL回路120がそれぞれ設
けられている。主たる回路ブロックPB1,PB2,P
B3,PB4では、生成された内部クロック信号CK0
が一旦当該回路ブロックのほぼ中心C1,C2,C3,
C4まで運ばれ、ここからHツリー状のクロック分配線
L11,L21,L31,L41によりブロック内の各
部に供給される。図示しないが、クロック分配線L0の
各分岐点には入力された信号を複数に分割するデバイダ
やなまった信号を波形整形するバッファなどが設けられ
る。
【0051】なお、主回路ブロックPB1,PB2,P
B3,PB4では、Hツリー状クロック分配線L11〜
L41は、ブロックの中心からクロックの供給を受ける
末端回路(フリップフロップや論理ゲート回路等)まで
の配線長がほぼ等しくなるように形成される。これによ
って、ブロックPB1〜PB4の各内部クロック同士で
はクロックスキューはあるものの、各ブロック内ではチ
ップ全体にツリー状クロック分配線を形成する場合に比
べてクロックスキューはかなり小さくされる。
【0052】従たる回路ブロックCB1〜CB4では、
完全な形でのHツリー状分配線の代わりに、PLL回路
120もしくはPLL回路120で生成されたクロック
に基づいて各種内部タイミング信号を生成するタイミン
グジェネレータ(図示略)から、そのタイミング信号を
受ける回路までの配線長が等しくなるように配線を設計
したり、タイミングジェネレータの各出力タイミング信
号が各々その到達時間を予め考慮したタイミングで生成
されるようにタイミングジェネレータを設計することに
より、実質的に等長とみなされる分配用配線が形成され
ている。
【0053】また、各ブロックPB1〜PB4とCB1
〜CB4にはそれぞれブロック間で信号のやり取りをす
るためのインタフェース回路I/F11〜I/F14;
〜I/F81〜I/F84が設けられている。この実施
例においては、主回路ブロックPB1のインタフェース
回路I/F11〜I/F14は、従たる回路ブロックC
B1〜CB4のインタフェース回路I/F51,I/F
62,I/F72,I/F81と信号線群111a,1
11b〜114a,114bによって接続されている。
これらの信号線群のうち111b〜114bにはそれぞ
れクロックを並送するための信号線が含まれている。
【0054】図5には示されていないが、主回路ブロッ
クPB2のインタフェース回路I/F21〜I/F24
と従たる回路ブロックCB1〜CB4のインタフェース
回路I/F52,I/F61,I/F71,I/F82
と間も同様な信号線群によって接続されている。これら
の信号線群にもそれぞれクロックを並送するための信号
線が含まれている。主回路ブロックPB3,PB4に関
しても同様である。この実施例では、従回路ブロックC
B1〜CB4はPLL回路120を備え、それぞれ外部
からのクロック信号CLKに基づいて内部クロックを生
成するように構成されているが、CB1〜CB4のうち
幾つかあるいは全てを図1の実施例と同様に、主回路ブ
ロックPB1〜PB4からの並送クロックを内部クロッ
クとするように構成することも可能である。
【0055】図6は、図5における主たる回路ブロック
PB1〜PB4のうちいずれか1つと、従たる回路ブロ
ックCB1〜CB4のいずれか1つのとの間の信号の送
受信部を抽出してより詳細に示したものである。
【0056】図6の左側に示されている主回路ブロック
PBにおいて、441はメモリをアクセスするために生
成され内部回路からバッファ440を介して供給される
アドレス信号のような送信すべきデータ信号をラッチす
る出力ラッチ回路、442は主回路ブロックPBから従
回路ブロックCBへ送信されるデータの送信タイミング
を示す同期信号Syncをラッチするラッチ回路、48
1,482は上記ラッチ回路441,442にラッチさ
れた信号を出力する出力バッファ回路である。
【0057】図6には、出力ラッチ回路441とアドレ
スを送信する信号線が1つだけ示されているが、実際に
はアドレスのビット数に応じた数だけ設けられる。な
お、上記同期信号Syncは、特に制限されるものでな
いが、連続したデータを送信する場合には、例えば図7
(e)のように、4ビットの送信データの最初の1ビッ
トに対応した期間だけハイレベルとされるような信号と
される。
【0058】また、443は主回路ブロックPB内のク
ロックCK0を2分周する分周回路、483は上記分周
回路443で分周された信号を差動信号Dckp,Dc
knとして出力する出力バッファ回路であり、上記出力
バッファ回路481〜483の出力信号が信号線群11
1a,111bによって従回路ブロックCBへ供給され
る。そして、上記信号線群111a,111bの各信号
線は互いに並行して配設されることにより、ほぼ等しい
配線長すなわち等しい遅延を有するように形成され、信
号線群111a,111bの各信号線の途中に波形整形
を行なうバッファ回路401〜406,411〜41
6,421〜426,431〜436が設けられてい
る。
【0059】特に制限されるものでないが、上記バッフ
ァ回路401〜406,411〜416,421〜42
6,431〜436は、半導体チップ上において例えば
1〜3mmのような間隔で設けられる。上記のように、
クロックを差動信号として送信することによって、ノイ
ズに対するマージンを大きくしてクロックを送信できる
という利点や、受信側でのクロツクの受信タイミングの
位相ずれを小さくできるという利点がある。また、クロ
ックを2分周して送信することによって、転送周波数の
向上が容易となるという利点がある。
【0060】図6の右側に示されている従回路ブロック
CBにおいて、491〜493は上記信号線群111
a,111bの各信号線の他端(受信側)に設けられた
入力バッファ回路、444〜447は入力バッファ49
1により取り込まれたデータ信号をラッチする入力ラッ
チ回路、480は入力ラッチ回路444〜447にラッ
チされたデータのうち1つを選択するセレクタ回路、4
48はセレクタ回路480により選択されたデータをラ
ッチするデータラッチ回路である。上記入力バッファ4
91〜493のうちクロックを取り込むバッファ493
は差動入力型のバッファ回路により構成されている。
【0061】470は、上記バッファ493により取り
込まれたクロックを遅延させて位相を調整する位相調整
回路、451〜454は前記バッファ492により取り
込まれた同期信号Syncを位相調整回路470により
位相調整されたクロックDckptdに基づいて取り込
んで順次シフトするラッチ回路である。また、455は
上記ラッチ回路451〜454にラッチされた信号およ
び位相調整回路470により位相調整されたクロックD
ckpt_outを、入力ラッチ回路444〜447に
分配する分配系配線網で、この分配系配線網455から
出力される信号のうちクロックDckpt_dは位相調
整回路470へ帰還され、位相調整回路470は帰還さ
れたクロックDckpt_dと受信クロックDckpt
の位相を比較して一致するように位相調整を行なう。な
お、Dckpt_dは、クロックDckpt_outが分
配系配線網455で分配された後のクロックである。
【0062】460は前記セレクタ回路480の選択制
御信号Ctl0〜Ctl3を形成する選択制御回路で、
この選択制御回路460は別途回路ブロックCBに分配
された同期信号Sync(CB)と従回路ブロックCB側のク
ロックTck,/Tckとに基づいて、上記入力ラッチ
回路444〜447にラッチされたデータをセレクタ回
路480により順番に選択して後段のデータラッチ回路
448へ供給させるような選択制御信号Ctl0〜Ctl3
を形成する。この選択制御回路460に入力される同期
信号Sync’は、上記入力ラッチ回路444〜447
にラッチされたデータを444,445,446,44
7,444……のように取り込まれた順に正しく読み出
す選択制御信号Ctl0〜Ctl3の形成開始タイミン
グを与えるために入力される信号であり、これにより例
えば446,447,444,445,446……のよ
うな誤った順序でデータが読み出されるのを防止するこ
とができる。
【0063】次に、上記主回路ブロックPBから従回路
ブロックCBに対するデータおよびクロックの送信とそ
の受信動作について、図7〜図9を用いて説明する。
【0064】この実施例では、主回路ブロックPBの出
力バッファ回路481により、図7(b)に示すよう
に、主回路ブロックPB側のクロックCK0に同期した
データDataが信号線群111a上へ出力される。ま
た、主回路ブロックPBの出力バッファ回路483によ
り、図7(c),(d)に示すように、主回路ブロック
PB側のクロックCK0を2分周した2倍の周期の差動
クロックDckp,Dcknが、出力バッファ回路48
2により、図7(e)に示すようなクロックCK0の4
倍周期の同期信号Syncが、信号線群111b上へ出
力される。
【0065】これらの信号は、図8(a)〜(c)に示
すように、従回路ブロックCBの入力バッファ回路49
1,492,493により、所定の遅延時間Tpdだけ
遅れた信号Datat,Dckpt,Synctとして
取り込まれる。そして、位相調整回路470で受信クロ
ックDckptよりもΔtだけ遅れた図8(d)に示す
ような遅延クロックDckpt_outが形成される。
この遅延クロックDckpt_outによりラッチ回路
451〜454がラッチ動作されることにより、図8
(e)〜(h)に示すような、周期が遅延クロックDc
kpt_outの4倍で互いに位相が90°ずつずれた
4種類の受信イネーブル信号CKEN0〜CKEN3が
形成されて、分配系配線網455を介して前記入力ラッ
チ回路444〜447に供給される。
【0066】入力ラッチ回路444〜447のラッチト
リガ端子の前段には、上記受信イネーブル信号CKEN
0〜CKEN3のそれぞれを一方の入力とし遅延クロッ
クDckpt_dを他方の共通入力とするANDゲート
461〜464が設けられており、受信イネーブル信号
CKEN0〜CKEN3がハイレベルになっているAN
Dゲートに対応する入力ラッチ回路444〜447が遅
延クロックDckpt_dの立上がりまたは立下りエッ
ジによってラッチ動作され、図8(i)〜(l)に示す
ようにそれぞれ信号線上のデータD0,D1,D2,D
3,D4……を順次取り込んで行く。
【0067】そして、入力ラッチ回路444〜447に
取り込まれた受信データは、受信側の従回路ブロックC
BのクロックTckに基づいて形成された図9(b)〜
(e)に示すようなタイミングの選択制御信号Ctl0
〜Ctl3により制御されるセレクタ回路480によっ
て順次選択されて、次段のデータラッチ回路448に供
給され、データラッチ回路448は従回路ブロックCB
側のクロックTckに同期してラッチ動作して、データ
Datasi(D0,D1,D2,D3,D4……)を
順次取り込み、受信データDataRとして内部回路へ
供給する。
【0068】上記のように、この実施例においては、デ
ータと並送されたクロックを受信して生成したクロック
Dckpt_dで、受信データを入力ラッチ回路444
〜447に順次取り込んでシリアル−パラレル変換する
ことによって、図8(i)〜(l)に示すように、各デ
ータが保持されている期間を4周期に拡張している。そ
して、このように引き伸ばされた期間内に受信データを
従回路ブロックCB側のクロックTckに基づいて順次
選択することでパラレル−シリアル変換して内部回路に
供給するようにしているため、送信側の主回路ブロック
CBのクロックCK0と受信側の従回路ブロックCBの
クロックTckの位相がかなりずれていたとしても正し
く受信データを取り込むことができる。
【0069】なお、送信側のクロックCK0と受信側の
クロックTckは周波数が同一である場合には、位相の
ずれは最大で±180°であり、仮に180°ずれてい
たとしても本実施例の方式によれば、正しく受信データ
を取り込むことができることが図8より分かる。また、
受信側のクロックTckは周波数が送信側のクロックC
K0の周波数の1/2や3/4である場合にも、入力ラ
ッチ回路(444〜447)の数や選択制御回路460
で形成する選択制御信号(Ctl0〜Ctl3)のタイ
ミング等を工夫することで、ブロック間でデータの送受
信が可能である。
【0070】図10には、上記位相調整回路470の具
体的な回路構成例が示されている。この実施例の位相調
整回路470は、図3に示されている位相調整回路23
0と類似の構成を有する第1のDLL(ディレイ・ロッ
クド・ループ)回路470Aとその後段に接続された第
2のDLL回路470Bとにより構成されている。この
うち後段の第2DLL回路470Bは図3の回路と同一
の構成を有する。すなわち、第2DLL回路470B
は、各々図3の位相検出器231,カウンタ232,デ
コーダ233,可変遅延回路234と同一の構成の位相
検出器471B,カウンタ472B,デコーダ473
B,可変遅延回路474Bにより構成されている。
【0071】一方、前段の第1DLL回路470Aは、
位相検出器471A,カウンタ472A,デコーダ47
3Aと縦続接続された2段の可変遅延回路474A1,
474A2とにより構成されている。可変遅延回路47
4A1で遅延されたクロックDckptは、可変遅延回
路474A2で更に遅延されて出力される。図10から
も明らかなように、可変遅延回路474A1と可変遅延
回路474A2の遅延時間は、デコーダ473Aの出力
が共通に供給されて制御されるにより同じになる。可変
遅延回路474A1,474A2,474Bを構成する
遅延段回路は、図4に示されているものと同一で良い。
各DLL回路470A,470Bの基本的な動作は図3
の回路と同じであるので、重複した説明は省略し相違す
る点を主として説明する。
【0072】前段の第1DLL回路470Aは、主回路
ブロックPBからのクロックを受信する差動入力バッフ
ァ493の出力クロックDckptを基準入力クロック
とし、2段目の可変遅延回路474A2で遅延されたク
ロックTcycdを帰還クロックとし、位相検出器47
1AでクロックDckptの立下がりエッジとTcyc
dの立上がりエッジの位相差を検出して、その位相差が
「0」となるように動作する。
【0073】これとともに、第1DLL回路470A
は、1段目の可変遅延回路474A1で遅延されたクロ
ックThcycdを、2段目の可変遅延回路474A2
へ入力されると共に第2DLL回路470Bへも基準入
力クロックとして入力されるように構成されている。こ
れによって、第1DLL回路470Aは、受信クロック
Dckptから送信側クロックCK0の1/2周期(D
ckptの周期の1/4)だけ位相がずれたクロックを
生成して第2DLL回路470Bに供給する1/2サイ
クル移相回路として機能する。
【0074】一方、第2DLL回路470Bは、その出
力クロックDckpt_outが図6の分配系配線網4
55により入力ラッチ回路444〜447に分配された
後のクロック信号Dckpt_dが帰還クロックとして
入力され、この帰還クロックDckpt_dと第1DL
L回路470Aからの基準クロックThcycdの位相
差を検出して、その位相差が「0」となるように動作す
る。これによって、入力ラッチ回路444〜447に分
配されるクロック信号Dckpt_dの位相が、主回路
ブロックPBから従回路ブロックCBへ送信されるデー
タの変化点と変化点の中央に来るように制御される。以
下、そのタイミング制御を、図11を用いて詳しく説明
する。
【0075】第1DLL回路470Aは、図11
(a),(b)のようにクロックDckptの立下がり
エッジとTcycdの立上がりエッジの位相差を検出し
て、その位相差が「0」となるように可変遅延回路47
4A,474BでクロックDckptを遅延させて帰還
側出力クロックTcycdを生成する。これによって、
帰還側出力クロックTcycdは受信クロックDckp
tの半周期すなわち送信側クロックCK0の1周期分だ
け遅れたクロックとされる。一方、このとき、可変遅延
回路474Aの遅延量と474Bの遅延量は同じとなる
ように制御されるので、可変遅延回路474Aから出力
されるクロックThcycdは、図11(c)のよう
に、受信クロックDckptの1/4周期すなわち送信
側クロックCK0の1/2周期分だけ遅れたクロックと
なる。
【0076】そして、この可変遅延回路474Aから出
力されるクロックThcycdが第2DLL回路470
Bに供給されて、入力ラッチ回路444〜447に分配
されるクロック信号Dckpt_dの位相と比較され、
位相差が「0」となるように出力クロックDckpt_
outを生成する(図11(c)〜(e)参照)。これ
によって、例えば送信されるデータのビット数が大きく
て各入力ラッチ回路444〜447が多くなりクロック
供給配線が長くなって、分配されるクロック信号Dck
pt_dの遅延が無視できない大きさになるような場合
においても、入力ラッチ回路444〜447に分配され
るクロック信号Dckpt_dの立上がりエッジおよび
立下がりエッジが、それぞれ受信クロックDckptの
ハイレベル期間(送信側ブロックのクロックCK0の1
周期)の中央、すなわち主回路ブロックPBから従回路
ブロックCBへ送信されるデータの変化点と変化点の中
央に来るように制御されることとなる。
【0077】なお、図6に示すような実施例において
は、分配系配線網455からクロック信号Dckpt_
dを受ける各入力ラッチ回路444〜447までのクロ
ック配線が等長となるように設計することにより、各入
力ラッチ回路444〜447におけるラッチタイミング
のずれを少なくすることができる。
【0078】図12は、半導体集積回路におけるブロッ
ク間信号伝送線上に設けられるバッファ回路の具体例を
示す。本発明を適用した半導体集積回路においては、図
12(A)に示すように、素子の大きさすなわち駆動力
の異なる複数のバッファ回路が設けられる。具体的は、
図6に示されているブロック内のバッファ回路440や
ブロック間信号線群111aを構成するデータ送信用信
号線の途中に設けられる波形整形用のバッファ回路40
1〜406、出力ドライバ用バッファ回路500等であ
る。なお、ここで出力ドライバ用バッファ回路500
は、当該半導体集積回路の外部に信号を出力するための
バッファ回路であり、図1や図5の実施例には示されて
いないものである。
【0079】図12(A)において、各バッファ毎に付
記されているWp1/Lp1,Wp2/Lp2およびW
p3/Lp3は、それぞれ各バッファが図12(B)の
ように、pチャネルMOSFET QpとnチャネルM
OSFET Qnとから構成されている場合に、pチャ
ネルMOSFETのゲート幅(Wp)とゲート長(L
p)の比である。また、Wn1/Ln1,Wn2/Ln
2およびWn3/Ln3は、それぞれのバッファのnチ
ャネルMOSFET Qnのゲート幅(Wn)とゲート
長(Ln)の比である。INはバッファ回路の入力端
子、OUTはバッファ回路の出力端子である。
【0080】ここで、pチャネルMOSFETのゲート
幅Wpとゲート長LpおよびnチャネルMOSFET
Qnのゲート幅Wnとゲート長Lnは、pチャネルMO
SFET QpとnチャネルMOSFET Qnのレイ
アウト構成を示す図12(C)において、pチャネルM
OSFET Qpのポリシリコンゲート電極PGの幅が
Lp、このポリシリコンゲート電極PGとpチャネルM
OSFET Qpのソース・ドレイン領域としての拡散
領域PSDとの交差部分の長さがWpとみなされる。ま
た、図12(C)において、nチャネルMOSFET
Qnのポリシリコンゲート電極NGの幅がLn、このポ
リシリコンゲート電極NGとnチャネルMOSFET
Qnのソース・ドレイン領域としての拡散領域NSDと
の交差部分の長さがWnとみなされる。LVDは電源電
圧VDDを供給する電源配線、LVSは電源電圧VSSを供
給する電源配線である。
【0081】この実施例においては、 Wp1/Lp1<Wp3/Lp3,Wn1/Ln1<W
n/Ln3 Wp2/Lp2<Wp3/Lp3,Wn2/Ln2<W
n/Ln3 の関係になるように、各バッファを構成するMOSFE
Tが設計されていると共に、ブロック間クロック送信用
信号線の途中に設けられる波形整形用のバッファ回路4
21〜426,431〜436は、上記データ送信用信
号線の途中に設けられる波形整形用のバッファ回路40
1〜406に最も近い大きさのバッファ回路を用いて構
成される。同期信号Syncを送信する信号線の途中に
設けられる波形整形用のバッファ回路411〜416も
同様にバッファ回路401〜406に最も近い大きさの
バッファ回路を用いて構成される。
【0082】図13は、本発明を適用した半導体集積回
路における配線構造の具体例を示す。
【0083】特に制限されるものでないが、この実施例
の半導体集積回路においては、8つのメタル層からなる
8層配線構造が採用されている。図13において、M0
は1層目のメタル層、M1は2層目のメタル層で、以下
同様にしてM7が8層目のメタル層である。そして、各
メタル層M0〜M7間はそれぞれ図示しない層間絶縁膜
で絶縁分離され、この絶縁膜に形成されたスルーホール
に充填された導電体Via0〜Via6によって上下の
メタル層間の導通が行なわれる。上記メタル層M0〜M
7および導電体Via0〜Via6は例えばタングステ
ンや銅、アルミニウム、チタンなどの金属からなり、層
間絶縁膜は例えば窒化シリコン膜や酸化シリコン膜、P
SG膜などからなる。
【0084】この実施例においては、メタル層M0とM
1によりフリップフロップやラッチ回路、論理ゲート回
路などのセルと呼ばれる設計単位の回路内の接続配線が
形成され、メタル層M1〜M4により前記回路ブロック
内の接続配線が形成され、メタル層M5,M6により回
路ブロック間の接続配線が形成され、メタル層M7によ
り電源配線が形成されている。そして、メタル層M0〜
M4により形成される上記セル内および回路ブロック内
の配線はプロセスで加工可能な最小幅とされる。一方、
メタル層M5〜M7により形成される上記ブロック間の
配線および電源配線は、上記メタル層M0〜M4の配線
よりも厚くされるとともに配線幅も最小幅の約2倍とさ
れる。また、配線同士の間隔もメタル層M0〜M4に比
べてメタル層M5〜M7の配線の方が広くされる。
【0085】上記のように、この実施例では、メタル層
M5,M6により回路ブロック間の接続配線が形成され
るため、チップサイズを増大させることなく回路ブロッ
ク間送信用の信号線を形成できるとともに、メタル層M
0〜M4からなるブロック内配線と干渉しないので、回
路ブロック間送信用の信号線のレイアウト設計も容易と
なる。
【0086】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば前記
実施例における位相調整回路は、位相検出器とカウンタ
とデコーダおよび論理ゲートの組合せ回路を遅延段とす
る可変遅延回路とにより構成されているが、そのような
構成に限定されるものでなく、カウンタの代わりにチャ
ージポンプ、デコーダの代わりにバイアス電圧発生回
路、組合せ回路の代わりに前記バイアス電圧で制御され
る電流源からの電流で動作される差動増幅回路を遅延段
とする可変遅延回路とすることも可能である。
【0087】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるプロセ
ッサとメモリを内蔵したシステムLSIに適用した場合
について説明したが、本発明はそれに限定されるもので
なく、1つの半導体チップ上に複数の回路ブロックが搭
載され、比較的はなれた位置にある回路ブロック間でデ
ータ信号を送信したい場合に広く利用することができ
る。
【0088】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0089】すなわち、本発明に従うと、送信サイクル
すなわちクロック周期に対するクロックスキューの割合
を低減することができ、これによってLSIの動作周波
数を高めることができるとともに、チップ内の長距離デ
ータ送信における遅延時間を短縮し、正確なデータ送信
が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を適用した半導体集積回
路全体のブロック構成と各ブロック間での信号の送受信
のための接続関係を示すブロック図である。
【図2】図1における主回路ブロックCB0と他のいず
れか1つの従回路ブロックCBiとの信号の送受信部を
抽出してより詳細に示した回路構成図である。
【図3】図2における位相調整回路の具体例を示す回路
構成図である。
【図4】図3における可変遅延回路を構成する遅延段回
路の具体例を示す論理ゲート構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例を適用した半導体集積回
路全体のブロック構成と各ブロック間での信号の送受信
のための接続関係を示すブロック図である。
【図6】図5における主回路ブロックPBと他のいずれ
か1つの従回路ブロックCBとの信号の送受信部を抽出
してより詳細に示した回路構成図である。
【図7】図5における主回路ブロックPBから出力され
る信号およびクロックのタイミングの一例を示すタイミ
ングチャートである。
【図8】図5の従回路ブロックPBにおけるクロックの
受信部およびデータラッチタイミングを生成する回路部
分の信号のタイミングの一例を示すタイミングチャート
である。
【図9】図5の主回路ブロックPBのデータ受信部にお
ける信号のタイミングの一例を示すタイミングチャート
である。
【図10】図5における位相調整回路の具体例を示す回
路構成図である。
【図11】図10の位相調整回路における信号のタイミ
ングの一例を示すタイミングチャートである。
【図12】本発明を適用した半導体集積回路におけるブ
ロック間信号伝送線上に設けられるバッファ回路の具体
例を示す回路図およびレイアウト図である。
【図13】本発明を適用した半導体集積回路における配
線構造の具体例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
100 半導体チップ 110 クロック入力端子 111〜116 ブロック間接続用信号線群 120 PLL回路 210〜212 ラッチ回路 230 位相調整回路 232 カウンタ回路 233 デコーダ 234 可変遅延回路 234a〜234n 遅延段回路 301〜304 バッファ回路 311,312 ラッチ回路 330 タイミングジェネレータ B0〜B4 回路ブロック PB1〜PB4 主回路ブロック CB1〜CB4 従回路ブロック I/F インタフェース回路 L0,L10〜L60 ツリー状分配配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 19/00 101N Fターム(参考) 5B079 BC03 CC14 DD08 DD13 DD20 5F038 CD06 CD09 EZ09 EZ20 5F064 AA06 BB07 BB12 BB19 BB20 BB26 EE54 HH06 HH12 5J056 AA11 AA39 BB01 BB02 BB17 CC00 CC05 CC14 CC17 DD13 DD29 EE11 HH01 HH02 KK01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の半導体基板上に複数の回路ブロッ
    クが形成され、各回路ブロック毎にクロック分配系が形
    成されている半導体集積回路において、上記複数の回路
    ブロックのうちいずれか2つの回路ブロック間には、デ
    ータ信号を送信する1または2以上の第1の信号線とク
    ロック信号を送信する第2の信号線が設けられ、一方の
    回路ブロックから他方の回路ブロックへ上記第1および
    第2の信号線を介してデータ信号とクロック信号とが送
    信され、受信側の回路ブロックは受信したクロック信号
    に基づいて受信したデータ信号を取り込むように構成さ
    れているとともに、上記第1の信号線と第2の信号線は
    ほぼ等しい配線長を有しかつ途中に1または2以上のバ
    ッファ回路が設けられていることを特徴とする半導体集
    積回路。
  2. 【請求項2】 上記データ信号およびクロック信号を送
    信する側の回路ブロックには送信しようとするデータを
    ラッチする出力ラッチ回路が、また上記データ信号を受
    信する側の回路ブロックには受信したデータをラッチす
    る入力ラッチ回路がそれぞれ設けられ、上記出力ラッチ
    回路および入力ラッチ回路はデータ送信側の回路ブロッ
    クから送信される前のクロック信号および送信後のクロ
    ック信号によってそれぞれラッチ動作を行なうように構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    集積回路。
  3. 【請求項3】 上記データ信号およびクロック信号を送
    信する側の回路ブロックは、送信したデータ信号および
    クロック信号が受信側の回路ブロックに到達する前に次
    のデータ信号およびクロック信号を上記第1の信号線に
    のせるように構成されていることを特徴とする請求項2
    に記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 上記データ信号およびクロック信号を受
    信する側の回路ブロックは、上記信号線より受信したク
    ロック信号が、実質的に等長とみなされるように設計さ
    れた配線系を介して当該ブロック内のクロックに同期し
    て動作する回路に分配されるように構成されていること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の半導
    体集積回路。
  5. 【請求項5】 上記クロック信号は、データ信号が送信
    される際以外はデータ送信側の回路ブロックからデータ
    受信側の回路ブロックへ送信されないように構成されて
    いることを特徴とする請求項4に記載の半導体集積回
    路。
  6. 【請求項6】 上記データ送信側の回路ブロックと受信
    側の回路ブロックとの間には、受信側の回路ブロックが
    受信したクロック信号を送信側の回路ブロックに対して
    帰還させる第3の信号線が設けられているとともに、上
    記送信側の回路ブロックには当該回路ブロック内のクロ
    ック信号の位相と上記帰還されたクロック信号の位相と
    が合うように送信クロックの位相を調整する位相調整回
    路が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 上記位相調整回路は、上記送信側の回路
    ブロック内のクロック信号の位相と上記帰還されたクロ
    ック信号の位相とを比較し位相差に応じた信号を出力す
    る位相検出回路と、該位相検出回路の出力に基づいて遅
    延時間が変化される可変遅延回路とを含んでなることを
    特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 上記データ信号およびクロック信号を受
    信する側の回路ブロックは、受信したクロック信号とは
    別個に供給されるクロック信号が、実質的に等長とみな
    されるように設計された配線系を介して当該ブロック内
    のクロックに同期して動作する回路に分配されるように
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導
    体集積回路。
  9. 【請求項9】 上記データ受信側の回路ブロックは、上
    記第1の信号線より受信したシリアルなデータを受信ク
    ロックに基づいて順次取り込んで受信クロックの2周期
    以上にわたって保持する受信データ保持手段と、該受信
    データ保持手段に取り込まれたデータを受信クロックと
    は別個のクロック信号に基づいて順次読み出して内部回
    路へ供給するシリアルデータ再生手段とを備えているこ
    とを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 上記データ受信側の回路ブロックは、
    受信したクロックに基づいてデータ送信サイクルの1/
    2周期だけ位相がずれたクロック信号を生成する移相手
    段と、該移相手段により生成されたクロック信号に基づ
    いて上記受信データ保持手段へのデータ取込みタイミン
    グを与えるクロック信号を生成する位相調整手段とを備
    え、該位相調整手段は上記移相手段により生成されたク
    ロック信号の位相と上記受信データ保持手段へ供給され
    るクロック信号の位相とが一致するように位相を調整
    し、上記受信データ保持手段は受信データを信号の変化
    点と変化点のほぼ中央で取り込むように構成されている
    ことを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路。
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