JP2002076107A - 基板搬送コンテナ - Google Patents
基板搬送コンテナInfo
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- JP2002076107A JP2002076107A JP2000256694A JP2000256694A JP2002076107A JP 2002076107 A JP2002076107 A JP 2002076107A JP 2000256694 A JP2000256694 A JP 2000256694A JP 2000256694 A JP2000256694 A JP 2000256694A JP 2002076107 A JP2002076107 A JP 2002076107A
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- ring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内部の密閉状態を長時間維持することが可能
な基板搬送コンテナを提供する。 【解決手段】 一面側を開口させた箱状を成し開口縁を
外側に向かって広げたフランジを有するコンテナ本体、
周縁部分をフランジに当接させた状態でコンテナ本体を
塞ぐと共に当該フランジに当接される周縁部分に亘って
Oリング溝31aを敷設してなる底蓋3a、及びOリン
グ溝31aに内設されるOリング32を備えている。そ
して特に、Oリング溝31aは、曲折状態で敷設されて
いる部分の断面積が、直線的に敷設されている部分の断
面積よりも小さく成形されている。
な基板搬送コンテナを提供する。 【解決手段】 一面側を開口させた箱状を成し開口縁を
外側に向かって広げたフランジを有するコンテナ本体、
周縁部分をフランジに当接させた状態でコンテナ本体を
塞ぐと共に当該フランジに当接される周縁部分に亘って
Oリング溝31aを敷設してなる底蓋3a、及びOリン
グ溝31aに内設されるOリング32を備えている。そ
して特に、Oリング溝31aは、曲折状態で敷設されて
いる部分の断面積が、直線的に敷設されている部分の断
面積よりも小さく成形されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板搬送コンテナ
に関し、特には、半導体ウエハや液晶基板等の基板の搬
送に用いられる密閉式の基板搬送コンテナに関する。
に関し、特には、半導体ウエハや液晶基板等の基板の搬
送に用いられる密閉式の基板搬送コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、液晶基板、磁気ディスク
等の電子基板を用いた電子機器の製造は、発塵のないク
リーンルーム内において行われている。一方、プロセス
処理装置間において電子基板(以下、基板と記す)を搬
送する場合には、可搬式で密閉可能な局所清浄化コンテ
ナ(すなわち基板搬送コンテナ)内に、カセットに保持
させた基板を収納した状態で行う。これによって、クリ
ーンルームの内外において、基板を大気中の塵埃に暴露
させることなく基板を搬送することができる。
等の電子基板を用いた電子機器の製造は、発塵のないク
リーンルーム内において行われている。一方、プロセス
処理装置間において電子基板(以下、基板と記す)を搬
送する場合には、可搬式で密閉可能な局所清浄化コンテ
ナ(すなわち基板搬送コンテナ)内に、カセットに保持
させた基板を収納した状態で行う。これによって、クリ
ーンルームの内外において、基板を大気中の塵埃に暴露
させることなく基板を搬送することができる。
【0003】このような基板搬送コンテナのうち、特開
平10−56050に開示されている真空封止型の基板
搬送コンテナは、図6に示すようにコンテナ本体2とそ
の開口を塞ぐ底蓋3とで構成されている。コンテナ本体
2には、基板Wを収納したカセット4を出し入れするた
めの開口部21が設けられており、この開口部21の周
縁部分は、先端が全周に亘って一回り大きく広げられた
段差形状に成形されている。そして、コンテナ本体2の
天板22と平行な外方向に折り曲げられた部分がフラン
ジ23として構成され、さらにフランジ23の先端をコ
ンテナ本体2の側周壁24と略平行に折り曲げた部分の
側周内面にラッチ溝25が設けられている。
平10−56050に開示されている真空封止型の基板
搬送コンテナは、図6に示すようにコンテナ本体2とそ
の開口を塞ぐ底蓋3とで構成されている。コンテナ本体
2には、基板Wを収納したカセット4を出し入れするた
めの開口部21が設けられており、この開口部21の周
縁部分は、先端が全周に亘って一回り大きく広げられた
段差形状に成形されている。そして、コンテナ本体2の
天板22と平行な外方向に折り曲げられた部分がフラン
ジ23として構成され、さらにフランジ23の先端をコ
ンテナ本体2の側周壁24と略平行に折り曲げた部分の
側周内面にラッチ溝25が設けられている。
【0004】また、底蓋3は、コンテナ本体2の開口部
21を塞ぐ大きさを有している。この底蓋3には、コン
テナ本体2の開口部21を塞いだ状態でフランジ23に
当接される周縁部分に、底蓋3の全周に亘る2重のOリ
ング溝31が形成されている。これらのOリング溝31
は全周に亘ってほぼ一定の開口幅で形成され、その断面
は底面に向かって広がる、いわゆる「あり溝」状に成形
されている。これらのOリング溝31の内部には、Oリ
ング32が内設されて二重パッキンを構成している。ま
た、2重のOリング溝31に挟まれた位置には、底蓋3
の全周に亘る真空溝33が設けられている。この真空溝
33には、底蓋3の外部に連通する2本の配管34が接
続されており、これらの配管34には、開閉バルブ35
が備えられていることとする。
21を塞ぐ大きさを有している。この底蓋3には、コン
テナ本体2の開口部21を塞いだ状態でフランジ23に
当接される周縁部分に、底蓋3の全周に亘る2重のOリ
ング溝31が形成されている。これらのOリング溝31
は全周に亘ってほぼ一定の開口幅で形成され、その断面
は底面に向かって広がる、いわゆる「あり溝」状に成形
されている。これらのOリング溝31の内部には、Oリ
ング32が内設されて二重パッキンを構成している。ま
た、2重のOリング溝31に挟まれた位置には、底蓋3
の全周に亘る真空溝33が設けられている。この真空溝
33には、底蓋3の外部に連通する2本の配管34が接
続されており、これらの配管34には、開閉バルブ35
が備えられていることとする。
【0005】さらに、この底蓋3は、コンテナ本体2の
ラッチ溝25に嵌入される状態で底蓋3の側周から突出
自在に設けられたラッチ36と、このラッチ36の突出
を操作するラッチ操作部37とを備えている。
ラッチ溝25に嵌入される状態で底蓋3の側周から突出
自在に設けられたラッチ36と、このラッチ36の突出
を操作するラッチ操作部37とを備えている。
【0006】このように構成された基板搬送コンテナ1
においては、底蓋3のOリング溝31及び真空溝33を
コンテナ本体2のフランジ23に当接させた状態で、ラ
ッチ溝25内にラッチ36を挿入し、真空溝33内のガ
スを配管34から排気することで、コンテナ本体2に対
して底蓋3を真空吸着させる。これによって、Oリング
溝31に内設したOリング32がフランジ23に押し圧
され、カセット4に収納された状態の基板Wがコンテナ
本体2内に密閉される。
においては、底蓋3のOリング溝31及び真空溝33を
コンテナ本体2のフランジ23に当接させた状態で、ラ
ッチ溝25内にラッチ36を挿入し、真空溝33内のガ
スを配管34から排気することで、コンテナ本体2に対
して底蓋3を真空吸着させる。これによって、Oリング
溝31に内設したOリング32がフランジ23に押し圧
され、カセット4に収納された状態の基板Wがコンテナ
本体2内に密閉される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
基板搬送コンテナにおいては、内部の密閉状態を維持し
易くするため、コンテナ本体の容積はできるだけ小さく
することが望ましい。このため、コンテナ本体の開口縁
(すなわちフランジ)形状は、一定のカーブを有する円
形ではなく、例えば内部に収納するウエハカセットの外
周に沿った矩形に設定されている場合がほとんどであ
る。
基板搬送コンテナにおいては、内部の密閉状態を維持し
易くするため、コンテナ本体の容積はできるだけ小さく
することが望ましい。このため、コンテナ本体の開口縁
(すなわちフランジ)形状は、一定のカーブを有する円
形ではなく、例えば内部に収納するウエハカセットの外
周に沿った矩形に設定されている場合がほとんどであ
る。
【0008】したがって、図7の底蓋の平面図に示すよ
うに、底蓋3の周縁に敷設される二重のOリング溝31
も、このフランジの矩形形状に沿って敷設されることに
なる。ところが、Oリング溝31をこのように敷設した
場合、Oリング溝31の敷設形状は、直線部分と曲折部
分とで構成されることになる。そして、4箇所の曲折部
分のうち1箇所を含むA部を拡大した図8に示すよう
に、Oリング溝31において、このような急カーブを描
く曲折部分及びその近傍においては、内部に収納された
Oリング32が曲折部を頂点にして両側に引っ張られて
伸びが生じる。このため、この曲折部分およびその近傍
部分においては、Oリング溝31の断面積に対してOリ
ング32の断面積が小さくなる。尚、図7の平面図にお
いては、真空溝及びOリングの図示を省略し、図8の拡
大平面図においては、真空溝の図示を省略した。
うに、底蓋3の周縁に敷設される二重のOリング溝31
も、このフランジの矩形形状に沿って敷設されることに
なる。ところが、Oリング溝31をこのように敷設した
場合、Oリング溝31の敷設形状は、直線部分と曲折部
分とで構成されることになる。そして、4箇所の曲折部
分のうち1箇所を含むA部を拡大した図8に示すよう
に、Oリング溝31において、このような急カーブを描
く曲折部分及びその近傍においては、内部に収納された
Oリング32が曲折部を頂点にして両側に引っ張られて
伸びが生じる。このため、この曲折部分およびその近傍
部分においては、Oリング溝31の断面積に対してOリ
ング32の断面積が小さくなる。尚、図7の平面図にお
いては、真空溝及びOリングの図示を省略し、図8の拡
大平面図においては、真空溝の図示を省略した。
【0009】したがって、コンテナ本体2に対して底蓋
3を真空吸着させた場合、Oリング溝31が直線状態で
敷設されている直線部分においては、図9(1)に示す
ようにOリング溝31に内設したOリング32がフラン
ジ23に対して広い面積で押し圧されるが、Oリング溝
31が急カーブを描いて敷設されている曲折部分におい
ては、図9(2)に示すようにOリング溝31の断面積
に対するOリング32の断面積が小さく、フランジ23
に対してOリング32を十分に押し圧させることができ
ない。この結果、この曲折部分での密閉性が十分ではな
くこの部分から大気が徐々にリークし、長時間の良好な
密閉状態を維持できないといった問題があった。
3を真空吸着させた場合、Oリング溝31が直線状態で
敷設されている直線部分においては、図9(1)に示す
ようにOリング溝31に内設したOリング32がフラン
ジ23に対して広い面積で押し圧されるが、Oリング溝
31が急カーブを描いて敷設されている曲折部分におい
ては、図9(2)に示すようにOリング溝31の断面積
に対するOリング32の断面積が小さく、フランジ23
に対してOリング32を十分に押し圧させることができ
ない。この結果、この曲折部分での密閉性が十分ではな
くこの部分から大気が徐々にリークし、長時間の良好な
密閉状態を維持できないといった問題があった。
【0010】そこで本発明は、内部の密閉状態を長時間
維持することが可能な基板搬送コンテナを提供すること
を目的とする。
維持することが可能な基板搬送コンテナを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明の基板搬送コンテナは、一面側を開口さ
せた箱状を成し開口縁を全周に亘って外側に向かって広
げたフランジを有するコンテナ本体、周縁部分をフラン
ジに当接させた状態でコンテナ本体を塞ぐと共に当該フ
ランジに当接される周縁部分の全周に亘ってOリング溝
を敷設してなる底蓋、及びOリング溝に内設されるOリ
ングとを備えている。そして特に、Oリング溝が曲折し
た状態で敷設されている部分の当該Oリング溝の断面積
が、その他の部分の断面積と比較して小さく成形されて
いることを特徴としている。
るための本発明の基板搬送コンテナは、一面側を開口さ
せた箱状を成し開口縁を全周に亘って外側に向かって広
げたフランジを有するコンテナ本体、周縁部分をフラン
ジに当接させた状態でコンテナ本体を塞ぐと共に当該フ
ランジに当接される周縁部分の全周に亘ってOリング溝
を敷設してなる底蓋、及びOリング溝に内設されるOリ
ングとを備えている。そして特に、Oリング溝が曲折し
た状態で敷設されている部分の当該Oリング溝の断面積
が、その他の部分の断面積と比較して小さく成形されて
いることを特徴としている。
【0012】このような構成の基板搬送コンテナでは、
Oリング溝の曲折部分における断面積がその他の部分よ
りも小さく成形されている。このため、内部のOリング
がOリング溝の曲折部分において両側から引っ張られる
ことで局部的に延ばされてその断面積が減少していて
も、この曲折部分におけるOリング溝内におけるOリン
グの充填率が確保される。したがって、底蓋でコンテナ
本体を塞いだ場合に、この屈曲部分においても、フラン
ジに対して十分にOリングを押し圧させることができ
る。
Oリング溝の曲折部分における断面積がその他の部分よ
りも小さく成形されている。このため、内部のOリング
がOリング溝の曲折部分において両側から引っ張られる
ことで局部的に延ばされてその断面積が減少していて
も、この曲折部分におけるOリング溝内におけるOリン
グの充填率が確保される。したがって、底蓋でコンテナ
本体を塞いだ場合に、この屈曲部分においても、フラン
ジに対して十分にOリングを押し圧させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の基板搬送コンテナ
の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は実
施形態の基板搬送コンテナの全体構成及びこれに対する
基板移載方法を説明する図であり、図2は実施形態の基
板搬送コンテナにおける底蓋の平面図であり、図3は図
2に示した底蓋の要部断面図である。
の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は実
施形態の基板搬送コンテナの全体構成及びこれに対する
基板移載方法を説明する図であり、図2は実施形態の基
板搬送コンテナにおける底蓋の平面図であり、図3は図
2に示した底蓋の要部断面図である。
【0014】ここでは、これらの図面に基づいて、本発
明を真空封止型の基板搬送コンテナに適用した実施形態
を説明する。尚、従来の技術において図6を用いて説明
した基板搬送コンテナと同様の構成要素には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。
明を真空封止型の基板搬送コンテナに適用した実施形態
を説明する。尚、従来の技術において図6を用いて説明
した基板搬送コンテナと同様の構成要素には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。
【0015】これらの図に示す基板搬送コンテナ1a
と、従来の技術において説明した基板搬送コンテナ
(1)との異なるところは、底蓋3aに設けたOリング
溝31aの構成にあり、その他の部分は同様である。
と、従来の技術において説明した基板搬送コンテナ
(1)との異なるところは、底蓋3aに設けたOリング
溝31aの構成にあり、その他の部分は同様である。
【0016】すなわち、図2(1)の底蓋の平面図及び
そのA部を拡大した図2(2)の底蓋の要部拡大平面図
に示すように、底蓋3aの周縁部分の全周に亘って敷設
された二重のOリング溝31aは、基板Wを収納するカ
セット4の側壁形状に沿った矩形形状に敷設されてい
る。そして、これらのOリング溝31a内に、Oリング
32が内設されている。尚、図2(1)においては真空
溝及びOリングの図示を省略し、図2(2)においては
真空溝の図示を省略した。
そのA部を拡大した図2(2)の底蓋の要部拡大平面図
に示すように、底蓋3aの周縁部分の全周に亘って敷設
された二重のOリング溝31aは、基板Wを収納するカ
セット4の側壁形状に沿った矩形形状に敷設されてい
る。そして、これらのOリング溝31a内に、Oリング
32が内設されている。尚、図2(1)においては真空
溝及びOリングの図示を省略し、図2(2)においては
真空溝の図示を省略した。
【0017】そして特に、これらのOリング溝31a
は、その敷設方向に垂直な断面形状が一定ではなく、O
リング溝31aの敷設状態が曲折している部分の断面積
が、その他の部分(例えば直線部分)の断面積と比較し
て小さく成形されている。尚、本実施形態における曲折
部分とは、Oリング溝31aの矩形の敷設形状の4個所
の角部分とこれらの近傍を含む部分であることとする。
は、その敷設方向に垂直な断面形状が一定ではなく、O
リング溝31aの敷設状態が曲折している部分の断面積
が、その他の部分(例えば直線部分)の断面積と比較し
て小さく成形されている。尚、本実施形態における曲折
部分とは、Oリング溝31aの矩形の敷設形状の4個所
の角部分とこれらの近傍を含む部分であることとする。
【0018】ここでは、これらのOリング溝31aが直
線的に敷設されている直線部分は、その敷設方向に垂直
な断面形状が一定の寸法のあり溝状に成形されている。
一方、これらのOリング溝31aの4箇所の屈曲部分
は、直線部分から徐々に開口幅及び底面幅を狭め、曲折
部分における角部分で最も断面積が小さくなるあり溝状
に成形されている。
線的に敷設されている直線部分は、その敷設方向に垂直
な断面形状が一定の寸法のあり溝状に成形されている。
一方、これらのOリング溝31aの4箇所の屈曲部分
は、直線部分から徐々に開口幅及び底面幅を狭め、曲折
部分における角部分で最も断面積が小さくなるあり溝状
に成形されている。
【0019】例えば、このようなOリング溝31aに内
設されるOリング32が、付加をかけない通常の状態に
おいて3.5mmの直径を有し、各Oリング溝31aの
敷設長さと略同一の周長を有していることとする。この
場合、このOリング32をOリング溝31aに内設する
ことで、Oリング溝31aの曲折部分においてOリング
32が両側から引っ張られることで局部的に延ばされ、
その断面積が例えば3.0mm程度に減少することとす
る。
設されるOリング32が、付加をかけない通常の状態に
おいて3.5mmの直径を有し、各Oリング溝31aの
敷設長さと略同一の周長を有していることとする。この
場合、このOリング32をOリング溝31aに内設する
ことで、Oリング溝31aの曲折部分においてOリング
32が両側から引っ張られることで局部的に延ばされ、
その断面積が例えば3.0mm程度に減少することとす
る。
【0020】この場合、Oリング溝31a内の全領域に
亘って、Oリング溝31a内におけるOリング32の充
填率がほぼ一定になるように、Oリング溝31aの断面
形状を変化させるのである。
亘って、Oリング溝31a内におけるOリング32の充
填率がほぼ一定になるように、Oリング溝31aの断面
形状を変化させるのである。
【0021】具体的には、このOリング溝31aの直線
的に敷設されている直線部分は、その敷設方向に垂直な
断面B−B’形状が、図3(1)に示すように、開口幅
3mm、底面幅6mm、深さ3mmに成形されている。
この部分においては、Oリング溝31a内におけるOリ
ング32の充填率が約71%になる。
的に敷設されている直線部分は、その敷設方向に垂直な
断面B−B’形状が、図3(1)に示すように、開口幅
3mm、底面幅6mm、深さ3mmに成形されている。
この部分においては、Oリング溝31a内におけるOリ
ング32の充填率が約71%になる。
【0022】一方、Oリング32の断面積が最も減少す
るOリング溝31aの曲折部分の角部の断面C−C’形
状は、図3(2)に示すように、開口幅2.2mm、底面
幅4.4mm、深さ3mmに成形されており、この部分
のOリング溝31a内におけるOリング32の充填率
が、直線部分における充填率と同程度になるように設定
されている。
るOリング溝31aの曲折部分の角部の断面C−C’形
状は、図3(2)に示すように、開口幅2.2mm、底面
幅4.4mm、深さ3mmに成形されており、この部分
のOリング溝31a内におけるOリング32の充填率
が、直線部分における充填率と同程度になるように設定
されている。
【0023】尚、Oリング溝31aの直線部分からこの
角部にかけては、徐々にその断面形状が変化するように
成形されており、この部分においてのOリング溝31a
内におけるOリング32の充填率も、直接部分における
充填率と同程度になるように設定されていることとす
る。
角部にかけては、徐々にその断面形状が変化するように
成形されており、この部分においてのOリング溝31a
内におけるOリング32の充填率も、直接部分における
充填率と同程度になるように設定されていることとす
る。
【0024】以上説明したようなOリング溝31aが形
成された底蓋3aを有する基板搬送コンテナ1aにおい
ては、Oリング溝31aの曲折部分における断面積が直
線部分よりも小さく成形されている。このため、内部の
Oリング32がOリング溝31aの曲折部分において両
側から引っ張られることで局部的に延ばされ、その断面
積が例えば局部的に3.0mm程度に減少していても、
Oリング溝31a内のOリング32の充填率が他の部分
(例えば直線部分)と比較して極端に低くなることはな
い。特に、曲折部分の角部から直線部分にかけてOリン
グ溝31aの断面積を徐々に小さくしているため、この
Oリング溝31a内におけるOリング32の充填率が、
Oリング溝31aの全周に亘ってほぼ一定なるのであ
る。
成された底蓋3aを有する基板搬送コンテナ1aにおい
ては、Oリング溝31aの曲折部分における断面積が直
線部分よりも小さく成形されている。このため、内部の
Oリング32がOリング溝31aの曲折部分において両
側から引っ張られることで局部的に延ばされ、その断面
積が例えば局部的に3.0mm程度に減少していても、
Oリング溝31a内のOリング32の充填率が他の部分
(例えば直線部分)と比較して極端に低くなることはな
い。特に、曲折部分の角部から直線部分にかけてOリン
グ溝31aの断面積を徐々に小さくしているため、この
Oリング溝31a内におけるOリング32の充填率が、
Oリング溝31aの全周に亘ってほぼ一定なるのであ
る。
【0025】したがって、図1に示すように、Oリング
溝31aをフランジ23に押し圧する状態でOリング底
蓋3aによってコンテナ本体2を塞いだ場合、Oリング
溝31aが直線状態で敷設されている直線部分において
は、図4(1)に示すように、底蓋3aのOリング溝3
1aに内設したOリング32がコンテナ本体2のフラン
ジ23に対して広い面積で押し圧される。
溝31aをフランジ23に押し圧する状態でOリング底
蓋3aによってコンテナ本体2を塞いだ場合、Oリング
溝31aが直線状態で敷設されている直線部分において
は、図4(1)に示すように、底蓋3aのOリング溝3
1aに内設したOリング32がコンテナ本体2のフラン
ジ23に対して広い面積で押し圧される。
【0026】また同様に、Oリング溝31aが急カーブ
を描いて敷設されている曲折部分においても、図4
(2)に示すように、底蓋3aのOリング溝31aに内
設したOリング32をコンテナ本体2のフランジ23に
対して広い面積で押し圧させることができる。
を描いて敷設されている曲折部分においても、図4
(2)に示すように、底蓋3aのOリング溝31aに内
設したOリング32をコンテナ本体2のフランジ23に
対して広い面積で押し圧させることができる。
【0027】この結果、底蓋3aの全周に亘って、安定
した状態でフランジ23に対してOリング32を押し圧
することができるため、コンテナ本体2内部の密閉状態
を長時間維持することが可能になる。
した状態でフランジ23に対してOリング32を押し圧
することができるため、コンテナ本体2内部の密閉状態
を長時間維持することが可能になる。
【0028】次に、このような構成の基板搬送コンテナ
1aに基板Wを収納する場合に用いられる基板移載装置
5の構成を、図1に基づいて説明する。
1aに基板Wを収納する場合に用いられる基板移載装置
5の構成を、図1に基づいて説明する。
【0029】この基板移載装置5は、ここでの図示を省
略したプロセス処理装置に併設されているものであり、
基板搬送コンテナ1aの底蓋3aを載置した状態で昇降
する昇降ステージ51を備えている。この昇降ステージ
51には、昇降ステージ51上に載置された底蓋3aの
配管34,34に接続されるガス導入管52及び排気管
53が固定されており、排気管53には排気ポンプ54
が備えられている。さらに、昇降ステージ51には、底
蓋3aのラッチ操作部37を操作するためのラッチ開閉
部55が設けられている。
略したプロセス処理装置に併設されているものであり、
基板搬送コンテナ1aの底蓋3aを載置した状態で昇降
する昇降ステージ51を備えている。この昇降ステージ
51には、昇降ステージ51上に載置された底蓋3aの
配管34,34に接続されるガス導入管52及び排気管
53が固定されており、排気管53には排気ポンプ54
が備えられている。さらに、昇降ステージ51には、底
蓋3aのラッチ操作部37を操作するためのラッチ開閉
部55が設けられている。
【0030】さらに、この昇降ステージ51は、底蓋3
aよりも大きい径で上面を開口させた筐体56内に配置
されている。この筐体56は、昇降ステージ51上に基
板搬送コンテナ1aを載置した状態で、コンテナ本体2
の開口縁部分の最外周部分を当該筐体56の上端で支持
すると共に、筐体56の上面の開口がコンテナ本体2に
よって内部が塞がれるように構成されている。尚、ここ
での図示は省略したが、筐体56は、プロセス処理装置
の基板導入室と連通されると共に、排気管や不活性ガス
の導入管が設けられていることとする。
aよりも大きい径で上面を開口させた筐体56内に配置
されている。この筐体56は、昇降ステージ51上に基
板搬送コンテナ1aを載置した状態で、コンテナ本体2
の開口縁部分の最外周部分を当該筐体56の上端で支持
すると共に、筐体56の上面の開口がコンテナ本体2に
よって内部が塞がれるように構成されている。尚、ここ
での図示は省略したが、筐体56は、プロセス処理装置
の基板導入室と連通されると共に、排気管や不活性ガス
の導入管が設けられていることとする。
【0031】次に、この基板移載装置5を用いて、基板
搬送コンテナ1a内に基板Wを収納する手順を説明す
る。
搬送コンテナ1a内に基板Wを収納する手順を説明す
る。
【0032】ここで、プロセス処理装置での処理が終了
した基板Wは、底蓋3a上のカセット4内に保持された
状態で、筐体56内に降下させた昇降ステージ51上に
載置されていることとする。この状態においては、底蓋
3aの配管34,34とガス導入管52及び排気管53
とが接続された状態になっている。また、基板移載装置
5の筐体56上には、筐体56の上端にコンテナ本体2
の開口縁部分を支持させた状態で、コンテナ本体2が載
置されていることとする。
した基板Wは、底蓋3a上のカセット4内に保持された
状態で、筐体56内に降下させた昇降ステージ51上に
載置されていることとする。この状態においては、底蓋
3aの配管34,34とガス導入管52及び排気管53
とが接続された状態になっている。また、基板移載装置
5の筐体56上には、筐体56の上端にコンテナ本体2
の開口縁部分を支持させた状態で、コンテナ本体2が載
置されていることとする。
【0033】そこで先ず、コンテナ本体2及び筐体56
内部を、不活性ガスで十分に置換するか、または減圧状
態にした後、基板Wが載置された昇降ステージ51を上
昇させる。これによって、不活性ガス雰囲気または減圧
状態に保たれたコンテナ本体2内にカセット4が収納さ
れ、コンテナ本体2の開口部21が底蓋3aによって塞
がれると共に、コンテナ本体2のフランジ面23aによ
って底蓋3aのOリング溝31a及び真空溝33が塞が
れることになる。
内部を、不活性ガスで十分に置換するか、または減圧状
態にした後、基板Wが載置された昇降ステージ51を上
昇させる。これによって、不活性ガス雰囲気または減圧
状態に保たれたコンテナ本体2内にカセット4が収納さ
れ、コンテナ本体2の開口部21が底蓋3aによって塞
がれると共に、コンテナ本体2のフランジ面23aによ
って底蓋3aのOリング溝31a及び真空溝33が塞が
れることになる。
【0034】次に、昇降ステージ51に設けられたラッ
チ開閉部55によって底蓋3aのラッチ操作部37を操
作し、底蓋3aの側周からラッチ56を突出させてコン
テナ本体2のラッチ溝25内にラッチ36の先端を挿入
させる。これによって、コンテナ本体2に対して底蓋3
aを固定する。
チ開閉部55によって底蓋3aのラッチ操作部37を操
作し、底蓋3aの側周からラッチ56を突出させてコン
テナ本体2のラッチ溝25内にラッチ36の先端を挿入
させる。これによって、コンテナ本体2に対して底蓋3
aを固定する。
【0035】その後、排気管53に接続されている底蓋
3aの配管34のバルブ35を開き、排気管53に設け
られている真空ポンプ54を作動させる。これによっ
て、配管34に連通する真空溝33内のガスを排気して
減圧し、コンテナ本体2に対して底蓋3aを真空吸着さ
せる。
3aの配管34のバルブ35を開き、排気管53に設け
られている真空ポンプ54を作動させる。これによっ
て、配管34に連通する真空溝33内のガスを排気して
減圧し、コンテナ本体2に対して底蓋3aを真空吸着さ
せる。
【0036】その後、排気ポンプ54を停止させると共
に配管34のバルブ35を閉じ、不活性ガス雰囲気(ま
たは減圧状態)に保たれた基板搬送コンテナ1a内に基
板Wを密閉収納する。
に配管34のバルブ35を閉じ、不活性ガス雰囲気(ま
たは減圧状態)に保たれた基板搬送コンテナ1a内に基
板Wを密閉収納する。
【0037】この際、図4を用いて既に述べたように、
Oリング溝31aが直線状態で敷設されている直線部分
だけではなく、Oリング溝31aが急カーブを描いて敷
設されている曲折部分においてもOリング溝31aに内
設したOリング32がフランジ23に対して広い面積で
押し圧される。この結果、底蓋3aの全周に亘って、安
定した状態でフランジ23に対してOリング32を押し
圧することができるため、コンテナ本体2内部を確実に
密閉状態にすることができるのである。
Oリング溝31aが直線状態で敷設されている直線部分
だけではなく、Oリング溝31aが急カーブを描いて敷
設されている曲折部分においてもOリング溝31aに内
設したOリング32がフランジ23に対して広い面積で
押し圧される。この結果、底蓋3aの全周に亘って、安
定した状態でフランジ23に対してOリング32を押し
圧することができるため、コンテナ本体2内部を確実に
密閉状態にすることができるのである。
【0038】そして、基板Wが密閉収納された基板搬送
コンテナ1aを、基板移載装置5から離脱させて搬送す
る。この際、筐体56内が減圧状態である場合には、筐
体56内を大気圧に戻すことによって、筐体56に対す
る基板搬送コンテナ1aの密着状態を開放する。その
後、基板搬送コンテナ1aを、次の工程に搬送する。
コンテナ1aを、基板移載装置5から離脱させて搬送す
る。この際、筐体56内が減圧状態である場合には、筐
体56内を大気圧に戻すことによって、筐体56に対す
る基板搬送コンテナ1aの密着状態を開放する。その
後、基板搬送コンテナ1aを、次の工程に搬送する。
【0039】また、以上のようにして基板搬送コンテナ
1a内に密閉収納された基板Wを、基板搬送コンテナ1
a内から搬出する場合には次のようにする。先ず、次工
程のプロセス処理装置に併設された基板移載装置5の昇
降ステージ51上に、内部が密閉状態にある基板搬送コ
ンテナ1aを載置する。この際、底蓋3aの配管34,
34をガス導入管52及び排気管53に接続させるよう
にする。次に、ガス導入管52に接続されている配管3
4のバルブ35を開き、ガス導入管52から配管34に
不活性ガスを導入し、配管34に連通する真空溝33内
に不活性ガスを供給する。これによって、真空溝33内
を加圧し、コンテナ本体2のフランジ面23aに対する
底蓋3aの密着状態を開放する。
1a内に密閉収納された基板Wを、基板搬送コンテナ1
a内から搬出する場合には次のようにする。先ず、次工
程のプロセス処理装置に併設された基板移載装置5の昇
降ステージ51上に、内部が密閉状態にある基板搬送コ
ンテナ1aを載置する。この際、底蓋3aの配管34,
34をガス導入管52及び排気管53に接続させるよう
にする。次に、ガス導入管52に接続されている配管3
4のバルブ35を開き、ガス導入管52から配管34に
不活性ガスを導入し、配管34に連通する真空溝33内
に不活性ガスを供給する。これによって、真空溝33内
を加圧し、コンテナ本体2のフランジ面23aに対する
底蓋3aの密着状態を開放する。
【0040】また、ラッチ開閉部55によって底蓋3a
のラッチ操作部37を操作し、底蓋3a内にラッチ36
を収納する。これによって、コンテナ本体2に対する底
蓋3aの固定状態を解除する。以上の後、基板移載装置
5の昇降ステージ51を下降させる。これによって、コ
ンテナ本体2が筐体56の上端に支持された状態で、底
蓋3aが昇降ステージ51と共に筐体56内に降下し、
コンテナ本体2内から筐体56内に基板Wが搬出され
る。
のラッチ操作部37を操作し、底蓋3a内にラッチ36
を収納する。これによって、コンテナ本体2に対する底
蓋3aの固定状態を解除する。以上の後、基板移載装置
5の昇降ステージ51を下降させる。これによって、コ
ンテナ本体2が筐体56の上端に支持された状態で、底
蓋3aが昇降ステージ51と共に筐体56内に降下し、
コンテナ本体2内から筐体56内に基板Wが搬出され
る。
【0041】以上説明した実施形態においては、Oリン
グ溝31aの開口幅及び底面幅が、直線部分と比較して
曲折部分において小さく設定されている場合を説明し
た。しかし、本発明は、直線部分よりも曲折部分の断面
積が小さければこれに限定されることはなく、Oリング
溝31aの開口幅及び底面幅を変化させずに、深さを変
化させることで曲折部分の断面積を小さくしても良く、
Oリング溝31aの開口幅、底面幅及び深さを変化させ
ることで曲折部分の断面積を小さくしても良い。
グ溝31aの開口幅及び底面幅が、直線部分と比較して
曲折部分において小さく設定されている場合を説明し
た。しかし、本発明は、直線部分よりも曲折部分の断面
積が小さければこれに限定されることはなく、Oリング
溝31aの開口幅及び底面幅を変化させずに、深さを変
化させることで曲折部分の断面積を小さくしても良く、
Oリング溝31aの開口幅、底面幅及び深さを変化させ
ることで曲折部分の断面積を小さくしても良い。
【0042】例えば、リング溝31aの直線部分の断面
形状が、図5(1)に示すように、開口幅3mm、底面
幅6mm、深さ3mmに成形されている場合、Oリング
溝31aの曲折部分における角部の断面形状を、図5
(2)に示すように、開口幅3mm、底面幅6mm、深さ
2.2mmに成形しても良い。
形状が、図5(1)に示すように、開口幅3mm、底面
幅6mm、深さ3mmに成形されている場合、Oリング
溝31aの曲折部分における角部の断面形状を、図5
(2)に示すように、開口幅3mm、底面幅6mm、深さ
2.2mmに成形しても良い。
【0043】このようにOリング溝31aの深さを変化
させることで、Oリング溝31aにおける曲折部分の断
面積を小さくした場合であっても、上述した実施形態と
同様に、内部のOリング32がOリング溝31aの曲折
部分において両側から引っ張られることで局部的に延ば
され、その断面積が例えば局部的に3.0mm程度に減
少していても、この曲折部分におけるOリング溝31a
内におけるOリング32の充填率を確保することができ
る。したがって、上述した実施形態と同様に、底蓋3a
の全周に亘って、安定した状態でフランジ23に対して
Oリング32を押し圧することができるため、コンテナ
本体2内部の密閉状態を長時間維持することが可能にな
る。
させることで、Oリング溝31aにおける曲折部分の断
面積を小さくした場合であっても、上述した実施形態と
同様に、内部のOリング32がOリング溝31aの曲折
部分において両側から引っ張られることで局部的に延ば
され、その断面積が例えば局部的に3.0mm程度に減
少していても、この曲折部分におけるOリング溝31a
内におけるOリング32の充填率を確保することができ
る。したがって、上述した実施形態と同様に、底蓋3a
の全周に亘って、安定した状態でフランジ23に対して
Oリング32を押し圧することができるため、コンテナ
本体2内部の密閉状態を長時間維持することが可能にな
る。
【0044】また、Oリング溝31aの開口幅を一定に
して深さを変化させた場合には、屈曲部分においてもフ
ランジに対するOリング32の押し圧面積を確保するこ
とができるため、さらに確実な密閉状態を実現すること
ができる。
して深さを変化させた場合には、屈曲部分においてもフ
ランジに対するOリング32の押し圧面積を確保するこ
とができるため、さらに確実な密閉状態を実現すること
ができる。
【0045】さらに、上述の実施形態においては、Oリ
ング溝31aの敷設形状が矩形である場合を説明した。
しかし、本発明はOリング溝31aの敷設形状に限定さ
れることはなく、他の部分と比較して急角度で曲折して
いる部分を有して敷設されているOリング溝31aを備
えた基板搬送コンテナに広く適用可能であり、同様の効
果を得ることができる。
ング溝31aの敷設形状が矩形である場合を説明した。
しかし、本発明はOリング溝31aの敷設形状に限定さ
れることはなく、他の部分と比較して急角度で曲折して
いる部分を有して敷設されているOリング溝31aを備
えた基板搬送コンテナに広く適用可能であり、同様の効
果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明の基板搬送コ
ンテナによれば、Oリング溝の曲折部分における断面積
をその他の部分よりも小さく成形することで、内部のO
リングがOリング溝の曲折部分において両側から引っ張
られることで局部的に延ばされてその断面積が局部的に
減少していても、この曲折部分におけるOリング溝内に
おけるOリングの充填率を確保することができる。した
がって、底蓋でコンテナ本体を塞いだ場合に、この屈曲
部分においても、フランジに対して十分にOリングを押
し圧させることができる。この結果、内部の密閉状態を
長時間維持することが可能になる。
ンテナによれば、Oリング溝の曲折部分における断面積
をその他の部分よりも小さく成形することで、内部のO
リングがOリング溝の曲折部分において両側から引っ張
られることで局部的に延ばされてその断面積が局部的に
減少していても、この曲折部分におけるOリング溝内に
おけるOリングの充填率を確保することができる。した
がって、底蓋でコンテナ本体を塞いだ場合に、この屈曲
部分においても、フランジに対して十分にOリングを押
し圧させることができる。この結果、内部の密閉状態を
長時間維持することが可能になる。
【図1】実施形態の基板搬送コンテナの構成及びこれを
用いた基板収納方法を説明する図である。
用いた基板収納方法を説明する図である。
【図2】(1)は実施形態の基板搬送コンテナの特徴を
説明するための底蓋の平面図であり、(2)は(1)の
A部拡大平面図である。
説明するための底蓋の平面図であり、(2)は(1)の
A部拡大平面図である。
【図3】実施形態の基板搬送コンテナにおける底蓋のO
リング溝の要部断面図である。
リング溝の要部断面図である。
【図4】実施形態の基板搬送コンテナの密閉状態を説明
する要部断面図である。
する要部断面図である。
【図5】実施形態の他の例を示す要部断面図である。
【図6】従来の真空封止型の基板搬送コンテナの構成を
説明する図である。
説明する図である。
【図7】従来の基板搬送コンテナの課題を説明するため
の底蓋の平面図である。
の底蓋の平面図である。
【図8】図7のA部拡大平面図である。
【図9】従来の基板搬送コンテナの課題を説明するため
の要部断面図である。
の要部断面図である。
1a…基板搬送コンテナ、2…コンテナ本体、3a…底
蓋、21…開口部、23…フランジ、31a…Oリング
溝、32…Oリング
蓋、21…開口部、23…フランジ、31a…Oリング
溝、32…Oリング
Claims (1)
- 【請求項1】 一面側を開口させた箱状を成し開口縁を
全周に亘って外側に向かって広げたフランジを有するコ
ンテナ本体と、周縁部分を前記フランジに当接させた状
態で前記コンテナ本体を塞ぐと共に当該フランジに当接
される周縁部分の全周に亘ってOリング溝を敷設してな
る底蓋と、前記Oリング溝に内設されたOリングとを備
えた基板搬送コンテナにおいて、 前記Oリング溝は、曲折した状態で敷設されている部分
の断面積が、その他の部分の断面積と比較して小さく成
形されていることを特徴とする基板搬送コンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000256694A JP2002076107A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 基板搬送コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000256694A JP2002076107A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 基板搬送コンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002076107A true JP2002076107A (ja) | 2002-03-15 |
Family
ID=18745264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000256694A Pending JP2002076107A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 基板搬送コンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002076107A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019533909A (ja) * | 2016-11-10 | 2019-11-21 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | 電子デバイス製造用のロードポートの機器、システム、及び方法 |
CN115416974A (zh) * | 2022-09-26 | 2022-12-02 | 重庆工业职业技术学院 | 一种固定资产管理标签及方法 |
-
2000
- 2000-08-28 JP JP2000256694A patent/JP2002076107A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019533909A (ja) * | 2016-11-10 | 2019-11-21 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | 電子デバイス製造用のロードポートの機器、システム、及び方法 |
CN115416974A (zh) * | 2022-09-26 | 2022-12-02 | 重庆工业职业技术学院 | 一种固定资产管理标签及方法 |
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