JP2002075948A - 温度調節シール機構付処理装置 - Google Patents

温度調節シール機構付処理装置

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JP2002075948A
JP2002075948A JP2000259647A JP2000259647A JP2002075948A JP 2002075948 A JP2002075948 A JP 2002075948A JP 2000259647 A JP2000259647 A JP 2000259647A JP 2000259647 A JP2000259647 A JP 2000259647A JP 2002075948 A JP2002075948 A JP 2002075948A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シール性の向上及び寿命の増大を図れるよう
にした温度調節シール機構付処理装置を提供すること。 【解決手段】 被処理体を保持した保持手段を内筒体2
5(処理室23)内に収容し、内筒体25又は第1の固
定壁34で密封した状態で、被処理体に処理流体を接触
させて処理を施す処理装置において、内筒体25又は第
1の固定壁34との閉塞部における内筒体25又は第1
の固定壁34のいずれか一方に、可撓性を有する中空パ
ッキン100を配設し、中空パッキン100の中空部1
02に、温度調節器200を介して加圧空気供給源10
3を接続して、中空パッキン100内に所定温度の加圧
流体を供給又は停止することにより、中空パッキン10
0を伸縮させてシール状態又は非シール状態に切り換え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、温度調節シール
機構付処理装置に関するもので、更に詳細には、例えば
半導体ウエハやLCD用ガラス基板等の被処理体を密封
雰囲気の処理室内に収容して処理流体例えば薬液、リン
ス液あるいは乾燥流体、反応性ガス等を接触して処理を
施す温度調節シール機構付処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスの製造工程やL
CD製造工程においては、シール機構を有する処理装置
の一つとして半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理
体(以下にウエハ等という)に付着したレジストやドラ
イ処理後の残渣(ポリマ等)を除去するために、処理液
やガス等の処理流体を用いる洗浄・乾燥処理装置が広く
採用されている。ここでいう処理液とは、例えば有機溶
剤あるいは有機酸や無機酸等の薬液とリンス液等で、ガ
スとは乾燥ガスや雰囲気コントロールガス等のことをい
う。
【0003】従来のこの種の洗浄・乾燥処理装置とし
て、例えば、一側方にウエハ等の搬入・搬出用の開口を
有する処理室と、この処理室内に配設されると共に、ウ
エハ等を収容したキャリアを回転する保持手段例えばロ
ータと、処理室の開口部を閉塞する閉塞手段例えば蓋
と、ウエハ等に対して液体を供給する液体供給手段と、
ウエハ等に対してガスを供給するガス供給手段と、を具
備する洗浄・乾燥装置が知られている。
【0004】上記洗浄・乾燥処理装置において、ウエハ
等に対して処理流体を接触して処理を施す際には、処理
室外部に処理流体が漏れるのを防止するために、処理室
と閉塞手段(蓋)とをシール機構によって気水密にする
必要がある。そこで、従来では、処理室又は閉塞手段
(蓋)のいずれか一方に、シール部材を配設している。
また、シール効果を上げるために、例えば膨張タイプの
中空シール部材を配設し、中空シール部材の中空部内
に、例えば空気やN2ガス等の不活性ガスを供給して処
理室と閉塞手段(蓋)間の気水密の維持も検討されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のシール機構においては、シール部材は、雰囲気
が高温度である場合、劣化したり、また、空気やN2ガ
ス等の圧縮性流体で加圧した場合は、圧力が常に一定に
かかるため、処理雰囲気が高温度であるときは、シール
部材が膨張して破裂したりシール効果が発揮できなくな
る恐れがあり、処理流体や処理流体として高温の液体や
ガスを用いた場合の蒸気が外部に漏れるという問題が考
えられる。また、処理流体として高温や低温の液体やガ
スを用いた場合、シール部材のゴム又は合成樹脂材料が
膨張、収縮に不適正な状態に硬化したり軟化するため、
シール性が低下するばかりか、シール部材の寿命が低下
するという問題も考えられる。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、シール性の向上及び寿命の増大を図れるようにした
温度調節シール機構付処理装置を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、被処理体を保持した保持手
段を処理室内に収容し、処理室を閉塞手段で密封した状
態で、上記被処理体に処理流体を接触させて処理を施す
処理装置において、 上記処理室と閉塞手段との閉塞部
における処理室又は閉塞手段のいずれか一方に、可撓性
を有する中空シール部材を配設し、 上記中空シール部
材の中空部に、供給管路を介して加圧流体供給源を接続
すると共に、供給管路中に、加圧流体の温度調節手段を
介設してなることを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、被処理体を
保持した保持手段を処理室内に収容し、上記被処理体に
処理流体を接触させて処理を施す処理装置において、
上記処理室に上記処理流体を排出可能な開口部を設け、
上記開口部を閉塞手段により開閉可能に形成し、上記処
理室と閉塞手段との閉塞部における処理室又は閉塞手段
のいずれか一方に、可撓性を有する中空シール部材を配
設し、 上記中空シール部材の中空部に、供給管路を介
して加圧流体供給源を接続すると共に、供給管路中に、
加圧流体の温度調節手段を介設してなることを特徴とす
る。
【0009】また、請求項3記載の発明は、被処理体を
保持した保持手段を処理室内に収容し、上記被処理体に
処理流体を接触させて処理を施す処理装置において、
上記処理室に上記被処理体を搬出入可能な開口部を設
け、上記開口部を閉塞手段により開閉可能に形成し、上
記処理室と閉塞手段との閉塞部における処理室又は閉塞
手段のいずれか一方に、可撓性を有する中空シール部材
を配設し、 上記中空シール部材の中空部に、供給管路
を介して加圧流体供給源を接続すると共に、供給管路中
に、加圧流体の温度調節手段を介設してなることを特徴
とする。
【0010】また、請求項4記載の発明は、被処理体を
保持した保持手段を処理室内に収容し、上記被処理体に
処理流体を接触させて処理を施す処理装置において、
上記処理室に上記保持手段を摺動可能な開口部を設け、
上記開口部における上記保持手段の摺動部側に、可撓性
を有する中空シール部材を配設し、 上記中空シール部
材の中空部に、供給管路を介して加圧流体供給源を接続
すると共に、供給管路中に、加圧流体の温度調節手段を
介設してなることを特徴とする。
【0011】この発明において、上記供給管路に、圧力
検出手段及び開閉手段を介設する方が好ましい(請求項
5)。また、上記加圧流体供給源を気体供給源とするこ
とができ(請求項6)、また、加圧流体供給源を、液体
供給源にて形成し、上記中空シール部材の中空部に、排
液管を接続してもよい(請求項7)。この場合、排液管
に、開閉手段と流量調整手段とを並列状に介設する方が
好ましい(請求項8)。
【0012】このように構成することにより、中空シー
ル部材の中空部に加圧流体供給源から加圧流体例えば空
気や不活性ガス等の気体あるいは例えば純水等の液体を
供給して中空シール部材を膨脹させてシールすることが
でき、加圧流体の温度を温度調節手段によって調節する
ことができる。したがって、処理流体の温度状況に応じ
て加圧流体の温度を調節することができるので、中空シ
ール部材を膨張、収縮に最適な状態とすることができ、
シール性の向上図ることができると共に、シール部材の
寿命の増大が図れる(請求項1〜4,6,7)。
【0013】また、供給管路に、圧力検出手段及び開閉
手段を介設することにより、加圧状態を圧力検出手段に
て監視することができる。したがって、万一、中空シー
ル部材が破損してシール効果を発揮しなくなった場合に
は、その状態を圧力検出手段によって検知することがで
きるので、安全性の向上が図れる(請求項5)。
【0014】また、加圧流体として液体(非圧縮流体)
を用いて中空シール部材の中空部内に液体を流すことに
よって、温度環境に影響を受けることなくシール部材の
膨張、収縮を適正な状態に維持することができるので、
シール部材自体の寿命を増大させることができる(請求
項7)。この場合、排液管に、開閉手段と流量調整手段
とを並列状に介設することによって、液体の排液量を調
節してシール状態と非シール状態にすることができると
共に、シール時と非シール時にも温度調節された液体を
流すことができる(請求項8)。また、シール部材が破
損した場合に開閉手段を開放して液体を速やかに排水す
ることができる(請求項8)。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄・乾燥処理装置にこの発明に係るシール
機構を適用した場合について説明する。
【0016】図1はこの発明に係るシール機構を適用し
た洗浄・乾燥処理システムの一例を示す概略平面図であ
る。
【0017】上記洗浄・乾燥処理システムは、被処理体
である半導体ウエハW(以下にウエハWという)の複数
枚例えば25枚を収納する容器例えばキャリア1を搬
入、搬出するための搬入・搬出部2と、ウエハWを液処
理すると共に乾燥処理する処理部3と、搬入・搬出部2
と処理部3との間に位置してウエハWの受渡し、位置調
整及び姿勢変換等を行うインターフェース部4とで主に
構成されている。なお、搬入・搬出部2とインターフェ
ース部4の側方には、空のキャリア1を一時収納するキ
ャリアストック5と、キャリア1をクリーニングするキ
ャリアクリーナ6が配設されている。
【0018】上記搬入・搬出部2は、洗浄・乾燥処理装
置の一側端部に配置されており、キャリア搬入部2aと
キャリア搬出部2bが併設されている。
【0019】上記インターフェース部4には、キャリア
載置台7が配置されており、このキャリア載置台7と、
搬入・搬出部2との間には、キャリア搬入部2aから受
け取ったキャリア1をキャリア載置台7又はキャリアス
トック5上に搬送し、キャリア載置台7上のキャリア1
をキャリア搬出部2b又はキャリアストック5へ搬送す
るキャリア搬送手段8が配設されている。また、インタ
ーフェース部4には、処理部3と連なる搬送路9が設け
られており、この搬送路9にウエハ搬送手段例えばウエ
ハ搬送チャック10が移動自在に配設されている。この
ウエハ搬送チャック10は、キャリア載置台7上のキャ
リア1内から未処理のウエハWを受け取った後、処理部
3に搬送し、処理部3にて処理された処理済みのウエハ
Wをキャリア1内に搬入し得るように構成されている。
【0020】一方、上記処理部3には、ウエハWに付着
するレジストやポリマ等を除去するこの発明に係る処理
装置20が配設されている。
【0021】上記処理装置20は、図2に示すように、
ウエハWを保持する回転可能な保持手段例えばロータ2
1と、このロータ21を水平軸を中心として回転駆動す
る駆動手段であるモータ22と、ロータ21にて保持さ
れたウエハWを包囲する複数例えば2つの処理室(第1
の処理室,第2の処理室)を形成する内チャンバ23,
外チャンバ24と、これら内チャンバ23又は外チャン
バ24内に収容されたウエハWに対して処理流体例えば
レジスト剥離液,ポリマ除去液等の薬液の供給手段5
0、この薬液の溶剤例えばイソプロピルアルコール(I
PA)の供給手段60、リンス液例えば純水等の処理液
の供給手段(リンス液供給手段)70又は例えば窒素
(N2)等の不活性ガスや清浄空気等の乾燥気体(乾燥
流体)の供給手段80{図2では薬液供給手段50と乾
燥流体供給手段80を示す。}と、内チャンバ23を構
成する内筒体25と外チャンバ24を構成する外筒体2
6をそれぞれウエハWの包囲位置とウエハWの包囲位置
から離れた待機位置に切り換え移動する移動手段例えば
第1,第2のシリンダ27,28及びウエハWを上記ウ
エハ搬送チャック10から受け取ってロータ21に受け
渡すと共に、ロータ21から受け取ってウエハ搬送チャ
ック10に受け渡す被処理体受渡手段例えばウエハ受渡
ハンド29とで主要部が構成されている。
【0022】上記のように構成される処理装置20にお
けるモータ22、処理流体の各供給手段50,60,7
0,80{図2では薬液供給手段50と乾燥流体供給手
段80を示す。}の供給部、ウエハ受渡ハンド29等は
制御手段例えば中央演算処理装置30(以下にCPU3
0という)によって制御されている。
【0023】また、図3に示すように、上記ロータ21
は、水平に配設されるモータ22の駆動軸22aに片持
ち状に連結されて、ウエハWの処理面が鉛直になるよう
に保持し、水平軸を中心として回転可能に形成されてい
る。この場合、ロータ21は、モータ22の駆動軸22
aにカップリング22bを介して連結される回転軸21
Aを有する第1の回転板21aと、この第1の回転板2
1aと対峙する第2の回転板21bと、第1及び第2の
回転板21a,21b間に架設される複数例えば4本の
固定保持棒31と、これら固定保持棒31に列設された
保持溝(図示せず)によって保持されたウエハWの上部
を押さえる図示しないロック手段及びロック解除手段に
よって押え位置と非押え位置とに切換移動する一対の押
え棒32とで構成されている。また、ロータ21の回転
軸21Aは、ベアリング33を介して第1の固定壁34
に回転可能に支持されており、第1の固定壁側のベアリ
ング33に連接するラビリンスシール35によってモー
タ22側に発生するパーティクル等が処理室内に侵入し
ないように構成されている(図3参照)。なお、モータ
22は、第1の固定壁34に連設される固定筒体36内
に収納されている。また、モータ22は、予めCPU3
0に記憶されたプログラムに基づいて所定の回転数を選
択的に行い得るように制御されている。
【0024】なお、モータ22は過熱される虞があるの
で、モータ22には、過熱を抑制するための冷却手段3
7が設けられている。この冷却手段37は、図2に示す
ように、モータ22の周囲に配管される循環式冷却パイ
プ37aと、この冷却パイプ37aの一部と冷却水供給
パイプ37bの一部を配設して、冷却パイプ37a内に
封入される冷媒液を冷却する熱交換器37cとで構成さ
れている。この場合、冷媒液は、万一漏洩してもモータ
22が漏電しないような電気絶縁性でかつ熱伝導性の良
好な液、例えばエチレングリコールが使用されている。
また、この冷却手段37は、図示しない温度センサによ
って検出された信号に基づいて作動し得るように上記C
PU30によって制御されている。なお、冷却手段37
は必ずしも上記のような構造である必要はなく、例えば
空冷式あるいはペルチェ素子を用いた電気式等任意のも
のを使用することができる。
【0025】一方、処理室例えば内チャンバ23(第1
の処理室)は、閉塞手段である第1の固定壁34と、こ
の第1の固定壁34と対峙する閉塞手段である第2の固
定壁38と、これら第1の固定壁34及び第2の固定壁
38との間にそれぞれ後述するシール機構40(40
A)を構成する第1及び第2のシール部材40a,40
bを介して係合する内筒体25とで形成されている。す
なわち、内筒体25は、移動手段である第1のシリンダ
27の伸張動作によってロータ21とウエハWを包囲す
る位置まで移動されて、第1の固定壁34との間に第1
のシール部材40aを介してシールされると共に、第2
の固定壁38との間に第2のシール部材40bを介して
シールされた状態で内チャンバ23(第1の処理室)を
形成する(図2及び図3参照)。また、第1のシリンダ
27の収縮動作によって固定筒体36の外周側位置(待
機位置)に移動されるように構成されている。この場
合、内筒体25の先端開口部は第1の固定壁34との間
に第2のシール部材40bを介してシールされ、内筒体
25の基端部は固定筒体36の中間部に周設されたフラ
ンジ部36aに第1のシール部材40aを介してシール
されて、内チャンバ23内に残存する薬液の雰囲気が外
部に漏洩するのを防止している。
【0026】また、外チャンバ24(第2の処理室)
は、待機位置に移動された内筒体25との間に第2のシ
ール部材40bを介在する第1の固定壁34と、第2の
固定壁38と、第2の固定壁38と内筒体25との間に
それぞれ第3及び第4のシール部材40c,40dを介
して係合する外筒体26とで形成されている。すなわ
ち、外筒体26は、移動手段である第2のシリンダ28
の伸張動作によってロータ21とウエハWを包囲する位
置まで移動されて、第2の固定壁38との間に第3のシ
ール部材40cを介してシールされると共に、外筒体2
6の基端部外方に位置する第4のシール部材40dを介
してシールされた状態で、外チャンバ24(第2の処理
室)を形成する。また、第2のシリンダ28の収縮動作
によって固定筒体36の外周側位置(待機位置)に移動
されるように構成されている。この場合、外筒体26と
内筒体25の基端部間には第4のシール部材40dが介
在されて、シールされている。したがって、内チャンバ
23の内側雰囲気と、外チャンバ24の内側雰囲気と
は、互いに気水密な状態に離隔されるので、両チャンバ
23,24内の雰囲気が混じることなく、異なる処理流
体が反応して生じるクロスコンタミネーションを防止す
ることができる。
【0027】上記のように構成される内筒体25と外筒
体26は共に一端に向かって拡開するテーパ状に形成さ
れており、同一水平線上に対峙する第1の固定壁34、
第2の固定壁38及び装置側壁39に架設された互いに
平行な複数(例えば3本)のガイドレール(図示せず)
に沿って摺動可能に取り付けられており、上記第1及び
第2のシリンダ27,28の伸縮動作によって同心上に
互いに出没可能及び重合可能に形成されている。このよ
うに内筒体25及び外筒体26を、一端に向かって拡開
するテーパ状に形成することにより、処理時に内筒体2
5又は外筒体26内でロータ21が回転されたときに発
生する気流が拡開側へ渦巻き状に流れ、内部の薬液等が
拡開側へ排出し易くすることができる。また、内筒体2
5と外筒体26とを同一軸線上に重合する構造とするこ
とにより、内筒体25と外筒体26及び内チャンバ23
及び外チャンバ24の設置スペースを少なくすることが
できると共に、装置の小型化が図れる。
【0028】なお、上記内筒体25及び外筒体26はス
テンレス鋼にて形成されている。また、内筒体25の外
周面には例えばポリテトラフルオロエチレン(テフロン
(登録商標))等の断熱層が形成されており、この断熱
層によって内チャンバ23内で処理に供される薬液及び
薬液の蒸気が冷えるのを防止し得るように構成されてい
る。
【0029】一方、シール機構40を構成する上記第1
ないし第4のシール部材40a〜40dは、シールする
対象物すなわち内筒体25、外筒体26、第1の固定壁
34、第2の固定壁35の一方に膨隆可能又は変形可能
に装着される例えばエチレン・プロピレン・ジエン・ゴ
ム(EPDM)やカルレッツ(商品名)等の耐熱性、耐
薬品性、耐候性等に富む合成ゴム製の中空パッキンにて
形成されており、加圧流体(圧縮流体又は非圧縮流体)
を封入することにより膨脹して、対象物(内筒体25、
外筒体26、第1の固定壁34、第2の固定壁35)を
シールし、加圧流体の供給を停止すると共に、排出する
ことにより、シールが解除され、内筒体25あるいは外
筒体26が移動し得るようになっている。
【0030】以下に、シール機構40について、図5〜
図7を参照して詳細に説明する。図5は、この発明に係
るシール機構40の第一実施形態のシール前の状態を示
す概略断面図、図6は、第一実施形態のシール状態を示
す概略断面図である。
【0031】上記シール機構40は、上記中空シール部
材40a〜40d(以下に中空シール部材40aを代表
して説明する。)を、例えば上記内筒体25の端部内周
面部に、取付ねじ302をもって取り付けられる取付ブ
ロック300介して配設される中空シール部材100
(以下に中空パッキン100という)を具備してなり、
各中空パッキン100の中空部102に空気供給管10
4を介して加圧流体供給源例えば空気供給源103が接
続されている。
【0032】なお、取付ブロック300に設けられた通
路301及びこの通路301に連通するように内筒体2
5に設けられた連通路25aを介して空気供給管104
が接続されている。そして、空気供給管104には、空
気供給源103から中空パッキン100に向かって順
に、開閉手段である開閉弁105,蓄圧器106,逆止
弁107と可変絞り108とで構成される流量調整弁1
09、圧力検出手段である圧力検出スイッチ110及び
温度調節手段である温度調節器200が介設されてい
る。
【0033】この場合、温度調節器200は、例えば空
気供給管104に近接する位置に配設される熱交換チュ
ーブに熱媒体を循環する熱交換器やペルチェ素子を用い
た電気式熱交換器等にて形成されている。この温度調節
器200は、制御手段例えば中央演算処理装置400
(以下にCPU400という)からの制御信号に基づい
て加圧流体である空気を所定温度に調節するように構成
されている。なお、この場合、内チャンバ23(処理
室)内に温度センサ(図示せず)を配設し、この温度セ
ンサからの検出信号をCPU400に伝達し、CPU4
00に予め記憶された温度データと比較演算処理して制
御信号を温度調節器200に伝達するようにしてもよ
い。また、圧力検出スイッチ110は、CPU400に
電気的に接続されており、この圧力検出スイッチ110
にて検出された検出信号がCPU400に伝達され、C
PU400から例えばアラーム等の信号が発せるように
なっている。
【0034】上記のように構成されるシール機構40に
よれば、図5に示す非シール状態では、開閉弁105は
閉じて空気供給源103からの空気の供給が停止してお
り、中空パッキン100は収縮した状態で第1の固定壁
34から後退している。したがって、内筒体25は、中
空パッキン100に接触することなく使用位置と待機位
置に移動することができる。また、図6に示すシール状
態では、開閉弁105が開放して空気供給源103から
の供給される空気が蓄圧器106に蓄えられた空気の相
乗作用によって加圧されると共に、温度調節器200に
よって所定の温度例えば40℃に温度調節されて中空パ
ッキン100の中空部102内に供給され、この圧縮空
気によって中空パッキン100が膨脹して第1の固定壁
34に密接して、内筒体25と第1の固定壁34との間
の気水密を維持することができる。このシール状態にお
いて、内チャンバ23(処理室)内が例えば80℃の高
温雰囲気におかれた場合でも、中空パッキン100の中
空部102内に供給される空気の温度を40℃に調節す
ることができるので、中空パッキン100が膨張、収縮
に不適正な状態に硬化したり軟化することがない。した
がって、適正にシール状態は維持されるので、第1の処
理室(内チャンバ23)内の雰囲気が外部に漏れる恐れ
はない。なお、中空パッキン100の中空部102内の
圧力が低下した場合、圧力検出スイッチ110が減圧状
態を検出して、その検出信号をCPU400に伝達する
ことができ、CPU400からの制御信号(アラーム
等)によって中空パッキン100の破損等を検知するこ
とができる。これにより、例えば次の処理の前に破損し
た中空パッキン100を交換あるいは補修することがで
きる。
【0035】図7は、この発明に係る温度調節シール機
構の第二実施形態を示す概略断面図である。第二実施形
態は、更にシール性の向上を図ると共に、中空パッキン
100自体の寿命の増大を図れるようにした場合であ
る。
【0036】すなわち、上記中空パッキン100の中空
部102に供給管路である純水供給管120を介して加
圧流体供給源である液体例えば純水供給源121を接続
する一方、中空パッキン100の中空部102に、排液
管122を接続した場合である。この場合、純水供給管
120には、純水供給源121から中空パッキン100
側に向かって順に、開閉手段である開閉弁105A、圧
力検出手段であるフローメータ123及び温度調節器2
00Aが介設されている。そして、フローメータ123
は、上記第一実施形態と同様に、上記CPU400に電
気的に接続されており、中空パッキン100が破損等し
た場合を検出し得るようになっている。また、温度調節
器200Aは、上記第一実施形態と同様に、例えば純水
供給管120に近接する位置に配設される熱交換チュー
ブに熱媒体を循環する熱交換器やペルチェ素子を用いた
電気式熱交換器等にて形成されている。この温度調節器
200Aは、CPU400からの制御信号に基づいて加
圧流体である純水を所定温度に調節するように構成され
ている。なお、この場合、内チャンバ23(処理室)内
に温度センサ(図示せず)を配設し、この温度センサか
らの検出信号をCPU400に伝達し、CPU400に
予め記憶された温度データと比較演算処理して制御信号
を温度調節器200に伝達するようにしてもよい。ま
た、排液管122には、開閉手段であるドレン弁124
と流量調整手段である可変絞り125とが並列状に介設
されている。
【0037】上記のように構成されるシール機構40A
によれば、開閉弁105Aを開放して純水供給源121
から純水を純水供給管120内に流すと共に、温度調節
器200Aによって純水を所定温度例えば40℃に温度
調節して、中空パッキン100の中空部102内に供給
して中空パッキン100を膨脹させて第1の固定壁(図
示せず)に密接させてシールすることができる。また、
中空パッキン100の中空部102内に供給された純水
は可変絞り125によって所定の流量が常時ドレン側に
排水されているので、中空パッキン100は純水によっ
て所定温度に維持される。したがって、純水を所定量供
給することにより、中空パッキン100の変形量(膨
張、収縮)を正確に規定することができるので、余分な
圧力すなわち余分な純水を供給することなく、シール性
を維持することができる。また、高温度下における処理
室(内チャンバ23)内の温度例えば80℃による中空
パッキン100の温度上昇を抑制することができるの
で、シール部材自体の寿命を増大させることができる。
また、排液管122に、ドレン弁124と可変絞り12
5とが並列状に介設されているので、純水の排水量を調
節することができ、非シール時はドレン弁124を用い
て純水を流通させることもできると共に、シール時に万
一、中空パッキン100が破損した場合にドレン弁12
4を開放して純水を速やかに排水することができる。し
たがって、純水が処理室(内チャンバ23)内に侵入す
ることはない。なお、排出される純水は循環して使用し
てもよい。
【0038】なお、第二実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、説明は省略する。
【0039】なお、上記説明では、中空パッキン100
を内筒体25に配設する場合について説明したが、内筒
体25の閉塞対象物となる第1の固定壁34あるいは第
2の固定壁38に中空パッキン100を配設してもよ
い。
【0040】図8は、この発明に係る温度調節シール機
構の第三実施形態の非シール状態及びシール状態を示す
概略断面図である。第三実施形態は、中空シール部材
(中空パッキン)を小さな加圧流体圧によって変形させ
てシールさせるようにした場合である。
【0041】すなわち、第三実施形態のシール機構40
Bは、第1の固定壁(図示せず){閉塞手段}側に向か
って変形可能な変形中空パッキン130(図8(a)参
照)を内筒体25に配設し、変形中空パッキン130の
中空部102に、開閉切換手段である開閉切換弁140
を介して加圧流体供給源例えば空気供給源103を接続
した場合である。この場合、変形中空パッキン130
は、非加圧状態(非シール状態)において常時断面凹状
例えば断面略M字状に形成されている。なお、この場
合、変形中空パッキン130と空気供給源103とを接
続する空気供給管104には、空気供給源103側から
変形中空パッキン130側に向かって開閉切換弁14
0、流路調整弁109、圧力検出スイッチ110(圧力
検出手段)及び温度調節器200(温度調節手段)が介
設されている。そして、上記第一実施形態と同様に、温
度調節器200はCPU400からの制御信号に基づい
て加圧流体である空気を所定温度に調節するように構成
されている。また、圧力検出スイッチ110は、CPU
400に電気的に接続されている。
【0042】このように、非加圧状態において、断面略
M字状の変形中空パッキン130の中空部102に、開
閉切換弁140、圧力検出スイッチ110及び温度調節
器200を介して空気供給源103を接続することによ
り、内筒体25の待機時や移動時に、開閉切換弁140
を排気側に切り換えて、空気供給源103からの加圧空
気の供給を停止して変形中空パッキン130を断面略M
字状にすることができ、変形中空パッキン130を第1
の固定壁34と非接触とすることができる(図8(a)
参照)。また、内筒体25が、使用位置に移動された状
態において、開閉切換弁140を加圧側に切り換える
と、空気供給源103から変形中空パッキン130の中
空部102内に、温度調節された加圧空気が供給され
て、変形中空パッキン130が凸状に変形して、第1の
固定壁34の外周面に密接し、内筒体25と第1の固定
壁34とをシールすることができる(図8(b)参
照)。このシール状態において、上記第一実施形態と同
様に、温度調節器200とCPU400によって変形中
空パッキン130の温度が所定の温度に維持されてい
る。また、圧力検出スイッチ110とCPU400によ
って変形中空パッキン130の破損やシール効果の低下
等が監視されている。なお、処理が終了した際、開閉切
換弁140を排気側に切り換えれば、変形中空パッキン
130は再び断面略M字状に変形して、第1の固定壁3
4の外周面と非接触となる。
【0043】したがって、第三実施形態のシール機構4
0Bによれば、空気供給源103からの小さな加圧空気
の供給によって、変形中空パッキン130が凸状に変形
してシール状態を維持するので、シール状態を確実にす
ることができる。また、変形中空パッキン130の中空
部102内の空気を排気すると、変形中空パッキン13
0が断面略M字状に変形するので、第1の固定壁34と
の非接触状態が確実になるので、内筒体25の移動の
際、変形中空パッキン130が第1の固定壁34(閉塞
手段)に接触して摩擦することがなくなり、変形中空パ
ッキン130の寿命の増大を図ることができる。
【0044】なお、第三実施形態において、その他の部
分は、上記第一、第二実施形態と同じであるので、同一
部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0045】図9は、この発明に係る温度調節シール機
構の第四実施形態の非シール状態を示す概略断面図、図
10は、第四実施形態のシール状態を示す概略断面図で
ある。
【0046】第四実施形態は、上記第一実施形態におけ
る中空シール部材(中空パッキン)を二重に配設してシ
ール性の向上及び寿命の増大を図れるようにした場合で
ある。
【0047】第四実施形態のシール機構40Cは、取付
ねじ302をもって取り付けられる2個の取付ブロック
300を介して二重に配設される中空パッキン100を
具備しており、各中空パッキン100の中空部102に
空気供給管104を介して加圧流体供給源例えば空気供
給源103が接続されている。
【0048】なお、取付ブロック300に設けられた通
路301及びこの通路301に連通するように内筒体2
5に設けられた連通路25aを介して空気供給管104
が接続されている。この場合、各空気供給管104に
は、空気供給源103から中空パッキン100に向かっ
て順に、閉塞手段である閉塞弁105、畜圧器106、
逆止弁107と可変絞り108とで構成される流量調整
弁109、圧力検出スイッチ110及び温度調節器20
0が介設されている。そして、上記第一実施形態と同様
に、温度調節器200はCPU400からの制御信号に
基づいて加圧流体である空気を所定温度に調節するよう
に構成されている。また、圧力検出スイッチ110は、
CPU400に電気的に接続されている。
【0049】上記のように構成されるシール機構40C
によれば、図9に示す非シール状態では、開閉弁105
は閉じて空気供給源103からの空気の供給が停止して
おり、両中空パッキン100は収縮した状態で第1の固
定壁34から交代している。したがって、内筒体25
は、中空パッキン100に接触することなく使用位置と
待機位置に移動することができる。また、図10に示す
シール状態では、開閉弁105が解放して空気供給源1
03からの供給される空気が畜圧器106に蓄えられた
空気の相乗作用によって加圧されると共に、温度調節器
200によって所定の温度例えば40℃に温度調節され
て両中空パッキン100の中空部102内に供給され、
この圧縮空気によって両中空パッキン100が膨張して
第1の固定壁34に密接して、内筒体25と第1の固定
壁34との間の気水密を維持することができる。このシ
ール状態において、内チャンバ23(処理室)内が例え
ば80℃の高温雰囲気におかれた場合でも、両中空パッ
キン100の中空部102内に供給される空気の温度を
40℃に調節することができるので、両中空パッキン1
00が膨張、収縮に不適正な状態に硬化したり軟化する
ことがない。したがって、適正にシール状態は維持され
るので、第1の処理室(内チャンバ23)内の雰囲気が
外部に漏れる恐れはない。このシール状態において、万
一、中空パッキン100の一方が破損したとしても、他
方の中空パッキン100によってシール状態は維持され
るので、第1の処理室(内チャンバ23)内の雰囲気が
外部に漏れる恐れはない。なお、中空パッキン100の
中空部102内の圧力が低下した場合、圧力検出スイッ
チ110が減圧状態を検出して、その検出信号をCPU
400に伝達することができ、CPU400からの制御
信号(アラーム等)によって中空パッキン100の破損
等を検知することができる。これにより、例えば次の処
理の前に破損した中空パッキン100を交換あるいは補
修することができる。
【0050】なお、第四実施形態において、その他の部
分は、上記第一〜第三実施形態と同じであるので、同一
部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0051】図11は、この発明に係る温度調節シール
機構の第五実施形態を示す概略断面図である。
【0052】第五実施形態は、上記第二実施形態におけ
る中空シール部材(中空パッキン)を二重に配設してシ
ール性の向上及び寿命の増大を図れるようにした場合で
ある。
【0053】すなわち、上記両中空パッキン100の中
空部102に純水供給管120を介して加圧流体供給源
である純水供給源121を接続する一方、両中空パッキ
ン100の中空部102に、排水管122を接続した場
合である。この場合、純水供給管120には、冷却水供
給源121から中空パッキン100,101側に向かっ
て順に、開閉手段である開閉弁105A、圧力検出手段
であるフローメータ123及び温度調節器200が介設
されている。そして、フローメータ123は、上記第二
実施形態と同様に、上記CPU400に電気的に接続さ
れており、両中空パッキン100が破損等した場合を検
出し得るようになっている。また、温度調節器200A
は、上記第一〜第四実施形態と同様に、CPU400か
らの制御信号に基づいて加圧流体である純水を所定温度
に調節するように構成されている。また、排水管122
は、開閉手段であるドレン弁124と流量調整手段であ
る可変絞り125とが並列状に介設されている。
【0054】上記のように構成されるシール機構40D
によれば、開閉弁105Aを開放して純水供給源121
から純水を純水供給管120内に流すと共に、温度調節
器200Aによって純水を所定温度例えば40℃に温度
調節して、両中空パッキン100の中空部102内に供
給して中空パッキン100を膨張させて第1の固定壁
(図示せず)に密接させてシールすることができる。ま
た、中空パッキン100の中空部102内に供給された
純水は可変絞り125によって所定の流量が常時ドレン
側に排水されているので、中空パッキン100は純水に
よって所定温度に維持される。したがって、純水を所定
量供給することにより、中空パッキン100の変形量
(膨張、収縮)を正確に規定することができるので、余
分な圧力すなわち余分な純水を供給することなく、シー
ル性を維持することができる。また、高温度下における
処理室(内チャンバ23)内の温度例えば80℃による
中空パッキン100の温度上昇を抑制することができる
ので、シール部材自体の寿命を増大させることができ
る。また、排液管122に、ドレン弁124と可変絞り
125とが並列状に介設されているので、純水の排水量
を調節することができ、非シール時はドレン弁124を
用いて純水を流通させることもできると共に、シール時
に万一、中空パッキン100が破損した場合にドレン弁
124を開放して純水を速やかに排水することができ
る。したがって、純水が処理室(内チャンバ23)内に
侵入することはない。
【0055】なお、第五実施形態において、その他の部
分は上記第一〜第四実施形態と同じであるので、同一部
分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0056】なお、上記第三実施形態における変形中空
パッキン130を、上記第四、第五実施形態と同様に、
二重に配設することも可能である。
【0057】なお、中空パッキン100又は変形中空パ
ッキン130を二重に配設した形態において、図9に二
点鎖線で示すように、両中空パッキン100(又は変形
中空パッキン130)間に、ガスセンサ111(漏れ検
出手段)を介して排気手段112を接続する方が好まし
い。また、ガスセンサ111を400に電気的に接続す
ることにより、中空パッキン100(又は変形中空パッ
キン130)のシール効果の低下を検知(監視)するこ
とができる。
【0058】また、上記説明では、シール機構40、4
0A〜40Dを第1のシール部材40aを代表して説明
したが、その他の第2〜第4のシール部材40b〜40
dにおいても同様に上記シール機構40、40Aを適用
することができる。
【0059】なお、上記処理流体供給手段のうち、薬液
例えばポリマ除去液の供給手段50は、図2、図3及び
図4に示すように、内筒体25内に取り付けられる薬液
供給ノズル51と、薬液供給部52と、この薬液供給ノ
ズル51と薬液供給部52とを接続する薬液供給管路5
3に介設されるポンプ54、フィルタ55、温度調整器
56、薬液供給弁57を具備してなる。この場合、薬液
供給部52は、薬液供給源58と、この薬液供給源58
から供給される新規の薬液を貯留する薬液供給タンク5
2Aと、処理に供された薬液を貯留する循環供給タンク
52bとで構成されており、両薬液供給タンク52A,
52bには、上記内チャンバ23の拡開側部位の下部に
設けられた第1の排液ポート41に第1の排液管42が
接続され、第1の排液管42には、図示しない切換弁
(切換手段)を介して循環管路90が接続されている。
なお、内チャンバ23の拡開側部位の上部には、第1の
排気ポート43が設けられており、この第1の排気ポー
ト43には、図示しない開閉弁を介設した第1の排気管
44が接続されている。また、両供給タンク52A,5
2bの外部には温度調整用ヒータ52cが配設されて、
供給タンク52A,52b内の薬液が所定の温度に維持
されるようになっている。また、薬液供給ノズル51
は、ロータ21にて保持された複数例えば25枚のウエ
ハW全体に均一に薬液を供給し得るように、最側端のウ
エハWの外方及び各ウエハW間に位置する26個のノズ
ル孔(図示せず)を有するシャワーノズルにて形成され
ており、かつ各ノズル孔から薬液が略扇形状に噴射され
るように構成されている。したがって、薬液供給ノズル
51のノズル孔から、ロータ21と共に回転するウエハ
に向かって薬液を供給することにより、ロータ21に保
持された複数例えば25枚のウエハWに均一に薬液を供
給することができる。ここで、ロータ21には25枚の
ウエハWがキャリア1に収納されていた時と同じ間隔で
保持されている場合を説明したが、キャリア収納時の間
隔の半分で例えば50枚をロータ21に保持させること
もある。この場合は、ノズル孔は51個となる。
【0060】薬液の溶剤例えばIPAの供給手段60
は、図4に示すように、内筒体25内に取り付けられる
上記薬液供給ノズルを兼用する供給ノズル51(以下に
薬液供給ノズル51で代表する)と、溶剤供給部61
と、この供給ノズル51と薬液供給部52とを接続する
IPA供給管路62に介設されるポンプ54A、フィル
タ55A、IPA供給弁63を具備してなる。ここでい
う薬液の溶剤とは薬液と反応することなく、その後の工
程で使用されるリンス液とも反応することがない液体
で、この薬液の溶剤により、ウエハWやチャンバに付着
した薬液を大まかに洗い流すことができるものであれば
よい。この場合、溶剤供給部61は、溶剤例えばIPA
の供給源64と、このIPA供給源64から供給される
新規のIPAを貯留するIPA供給タンク61Aと、処
理に供されたIPAを貯留する循環供給タンク61bと
で構成されており、両IPA供給タンク61A,61b
には、上記内チャンバ23の拡開側部位の下部に設けら
れた第1の排液ポート41に接続する第1の排液管42
に図示しない切換弁(切換手段)を介して循環管路90
が接続されている。
【0061】一方、リンス液例えば純水の供給手段70
は、図2,図3及び図4に示すように、第2の固定壁3
8に取り付けられる純水供給ノズル71と、純水供給源
72と、純水供給ノズル71と純水供給源72とを接続
する純水供給管路73に介設される供給ポンプ74、純
水供給弁75とを具備してなる。この場合、純水供給ノ
ズル71は、内チャンバ23の外側に位置すると共に、
外チャンバ24の内側に位置し得るように配設されてお
り、内筒体25が待機位置に後退し、外筒体26がロー
タ21とウエハWを包囲する位置に移動して外チャンバ
24を形成した際に、外チャンバ24内に位置して、ウ
エハWに対して純水を供給し得るように構成されてい
る。
【0062】また、外チャンバ24の拡開側部位の下部
には、第2の排液ポート45が設けられており、この第
2の排液ポート45には、図示しない開閉弁を介設した
第2の排液管46が接続されている。なお、第2の排液
管46には、純水の比抵抗値を検出する比抵抗計47が
介設されており、この比抵抗計47によってリンス処理
に供された純水の比抵抗値を検出し、その信号を上記C
PU30に伝達するように構成されている。したがっ
て、この比抵抗計47でリンス処理の状況を監視し、適
正なリンス処理が行われた後、リンス処理を終了するこ
とができる。
【0063】なお、上記外チャンバ24の拡開側部位の
上部には、第2の排気ポート48が設けられており、こ
の第2の排気ポート48には、図示しない開閉弁を介設
した第2の排気管49が接続されている。
【0064】また、乾燥流体供給手段80は、図2、図
3及び図4に示すように、第2の固定壁38に取り付け
られる乾燥流体供給ノズル81と、乾燥流体例えば窒素
(N2)供給源82と、乾燥流体供給ノズル81とN2供
給源82とを接続する乾燥流体供給管路83に介設され
る開閉弁84、フィルタ85、N2温度調整器86とを
具備してなり、かつ乾燥流体供給管路83におけるN2
温度調整器86の二次側に切換弁87を介して上記IP
A供給管路62から分岐される分岐管路88を接続して
なる。この場合、乾燥流体供給ノズル81は、上記純水
供給ノズル71と同様に内チャンバ23の外側に位置す
ると共に、外チャンバ24の内側に位置し得るように配
設されており、内筒体25が待機位置に後退し、外筒体
26がロータ21とウエハWを包囲する位置に移動して
外チャンバ24を形成した際に、外チャンバ24内に位
置して、ウエハWに対してN2ガスとIPAの混合流体
を霧状に供給し得るように構成されている。この場合、
N2ガスとIPAの混合流体で乾燥した後に、更にN2ガ
スのみで乾燥する。なお、ここでは、乾燥流体がN2ガ
スとIPAの混合流体である場合について説明したが、
この混合流体に代えてN2ガスのみを供給するようにし
てもよい。
【0065】なお、上記薬液供給手段50、IPA供給
手段60、純水供給手段70及び乾燥流体供給手段80
におけるポンプ54,54A、温度調整器56,N2温
度調整器86、薬液供給弁57、IPA供給弁63及び
切換弁87は、CPU30によって制御されている(図
2参照)。
【0066】なお、上記のように構成される処理装置2
0は、上方にフィルタユニット(図示せず)を有する処
理空間内に配設されて、常時清浄空気がダウンフローさ
れている。
【0067】次に、上記洗浄・乾燥処理装置の動作態様
について説明する。まず、搬入・搬出部2のキャリア搬
入部2Aに搬入された未処理のウエハWを収納したキャ
リア1を、キャリア搬送手段8によってキャリア載置台
7上に搬送する。次に、ウエハ搬送チャック10がキャ
リア載置台7上に移動して、キャリア1内からウエハW
を搬出し、受け取ったウエハWを処理部3の処理装置2
0の上方、すなわち、内筒体25及び外筒体26が待機
位置に後退した状態のロータ21の上方位置まで搬送す
る。すると、ウエハ受渡ハンド29が上昇して、ウエハ
搬送チャック10にて搬送されたウエハWを受け取り、
その後、下降してウエハWをロータ21の固定保持棒3
1上に受け渡した後、ウエハ受渡ハンド29は元の位置
に移動する。ロータ21の固定保持棒31上にウエハW
を受け渡した後、図示しないロック手段が作動してウエ
ハ押え棒32がウエハWの上側縁部まで移動してウエハ
Wの上部を保持する。
【0068】上記のようにしてロータ21にウエハWが
セットされると、内筒体25及び外筒体26がロータ2
1及びウエハWを包囲する位置まで移動して、内チャン
バ23内にウエハWを収容する。なお、内筒体25及び
外筒体26が移動するときは、シール機構40,40A
〜40Dのシール部材40a例えば中空パッキン100
は非シール状態になっており、第1の固定壁34や第2
の固定壁38とは非接触となっている。また、内筒体2
5及び外筒体26が移動した後は、シール機構40,4
0A〜40Dの中空パッキン100(又は変形中空パッ
キン130)内には、温度調節器200,200Aによ
って所定温度に温度調節された加圧流体(空気又は純
水)が供給されてシール状態となる。
【0069】シール機構40,40A〜40Dがシール
状態になると、まず、ウエハWに薬液を供給して薬液処
理を行う。この薬液処理は、ロータ21及びウエハWを
低速回転例えば1〜500rpmで回転させた状態で所
定時間例えば数十秒間薬液を供給した後、薬液の供給を
停止し、その後、ロータ21及びウエハWを数秒間高速
回転例えば100〜3000rpmで回転させてウエハ
W表面に付着する薬液を振り切って除去する。この薬液
供給工程と薬液振り切り工程を数回から数千回繰り返し
て薬液処理を完了する。なお、シール機構40,40A
〜40Dのシール状態において、中空パッキン100
(又は変形中空パッキン130)のシール状態を、上記
圧力検出スイッチ110で監視し、中空パッキン100
(又は変形中空パッキン130)が万一破損したり、シ
ール効果が低下した場合、CPU400にて検知するこ
とができる。
【0070】上記薬液処理工程において、最初に供給さ
れる薬液は、循環供給タンク52b内に貯留された薬液
が使用され、この最初に使用された薬液は第1の排液管
42から廃棄され、以後の処理に供される薬液は供給タ
ンク52b内に貯留された薬液を循環供給する。そし
て、薬液処理の最後に、薬液供給源58から供給タンク
52A内に供給された新規の薬液が使用されて、薬液処
理が終了する。
【0071】なお、薬液処理工程の際には、薬液処理に
供された薬液は第1の排液ポート41に排出され、切換
弁(図示せず)の動作によって薬液供給部52の循環管
路45又は第1の排液管42に排出される一方、薬液か
ら発生するガスは第1の排気ポート43を介して第1の
排気管44から排気される。
【0072】薬液処理を行った後、内チャンバ23内に
ウエハWを収容したままの状態で、IPA供給手段60
のIPAの供給ノズルを兼用する薬液供給ノズル51か
ら低速回転例えば1〜500rpmで回転させた状態で
所定時間例えば数十秒間IPAを供給した後、IPAの
供給を停止し、その後、ロータ21及びウエハWを数秒
間高速回転例えば100〜3000rpmで回転させて
ウエハW表面に付着するIPAを振り切って除去する。
このIPA供給工程とIPA振り切り工程を数回から数
千回繰り返して薬液除去処理を完了する。この薬液除去
処理においても、上記薬液処理工程と同様に、最初に供
給されるIPAは、循環供給タンク61b内に貯留され
たIPAが使用され、この最初に使用されたIPAは第
1の排液管42から廃棄され、以後の処理に供されるI
PAは供給タンク61b内に貯留されたIPAを循環供
給する。そして、薬液除去処理の最後に、IPA供給源
64から供給タンク61A内に供給された新規のIPA
が使用されて、薬液除去処理が終了する。
【0073】なお、薬液除去処理において、薬液除去処
理に供されたIPAは第1の排液ポート41に排出さ
れ、切換弁(図示せず)の動作によって溶剤供給部61
の循環管路90又は第1の排液管42に排出される一
方、IPAガスは第1の排気ポート43を介して第1の
排気管44から排気される。
【0074】薬液処理及びリンス処理が終了した後、シ
ール機構40,40A〜40Dの中空パッキン100
(又は変形中空パッキン130)を非シール状態にした
後、内筒体25が待機位置に後退して、ロータ21及び
ウエハWが外筒体26によって包囲、すなわち外チャン
バ24内にウエハWが収容される。したがって、内チャ
ンバ23内で処理されたウエハWから液がしたたり落ち
ても外チャンバ24で受け止めることができる。この状
態において、まず、リンス液供給手段の純水供給ノズル
71から回転するウエハWに対してリンス液例えば純水
が供給されてリンス処理される。このリンス処理に供さ
れた純水と除去されたIPAは第2の排液ポート45を
介して第2の排液管46から排出される。また、外チャ
ンバ24内に発生するガスは第2の排気ポート48を介
して第2の排気管49から外部に排出される。
【0075】このようにしてリンス処理を所定時間行っ
た後、外チャンバ24内にウエハWを収容したままの状
態で、乾燥流体供給手段80のN2ガス供給源82及び
IPA供給源64からN2ガスとIPAの混合流体を回
転するウエハWに供給して、ウエハ表面に付着する純水
を除去することで、ウエハWと外チャンバ24内の乾燥
を行うことができる。また、N2ガスとIPAの混合流
体によって乾燥処理した後、N2ガスのみをウエハWに
供給することで、ウエハWの乾燥と外チャンバ24内の
乾燥をより一層効率よく行うことができる。
【0076】上記のようにして、ウエハWの薬液処理、
薬液除去処理、リンス処理及び乾燥処理が終了した後、
第3,第4のシール部材40c,40dのシール機構4
0,40A〜40Dが非シール状態となり、外筒体26
が内筒体25の外周側の待機位置に後退する一方、図示
しないロック解除手段が動作してウエハ押え棒32をウ
エハWの押え位置から後退する。すると、ウエハ受渡ハ
ンド29が上昇してロータ21の固定保持棒31にて保
持されたウエハWを受け取って処理装置20の上方へ移
動する。処理装置の上方へ移動されたウエハWはウエハ
搬送チャック10に受け取られてインターフェース部4
に搬送され、キャリア載置台7上のキャリア1内に搬入
される。処理済みのウエハWを収納したキャリア1はキ
ャリア搬送手段8によってキャリア搬出部2bに搬送さ
れた後、装置外部に搬送される。
【0077】なお、上記実施形態では、薬液(薬品)処
理、IPA処理、純水処理、乾燥処理を例に説明してい
るが、処理室と閉塞手段とを閉塞した密封雰囲気内で処
理を行うものであれば、他の処理にも適用できることは
勿論である。
【0078】また、上記実施形態では、処理室を形成す
る内筒体25と外筒体26に対して閉塞手段が第1の固
定壁34と第2の固定壁38である処理装置にシール機
構40,40A〜40Dを適用する場合について説明し
たが、必ずしもこのような構造の処理装置である必要は
なく、例えば、処理室に対して進退移動する蓋体にて閉
塞手段を構成する処理装置にも適用できることは勿論で
ある。
【0079】また、上記実施形態では、高温雰囲気の環
境の下で処理を行う場合について説明したが、低温雰囲
気の環境の下で処理を行う場合にもシール機構40,4
0A〜40Dを同様に適用することができる。この場
合、温度調節器200,200Aによって加圧流体(空
気、純水)を処理室内の温度より高い温度又は同温度に
温度調節して、中空パッキン100(又は変形中空パッ
キン130)の膨張、収縮を適正状態にすることができ
る。なお、加圧流体(空気、純水)を処理室内の温度と
同温度にする理由は、処理室内に影響を与えないように
して処理に支障をきたさないようにするためである。
【0080】なお、上記実施形態では、この発明に係る
温度調節シール機構が、処理室を閉塞手段で密封した状
態で、被処理体であるウエハWに処理流体(薬液、IP
A、純水等)を接触させて処理を施す処理装置に適用さ
れる場合について説明したが、この発明に係る温度調節
シール機構は、別の処理装置にも適用できることは勿論
である。
【0081】例えば、図12及び図13に示す洗浄・乾
燥処理装置に、上記シール機構40,40A〜40Dを
使用することができる。
【0082】上記洗浄・乾燥処理装置は、図12及び図
13に示すように、例えばフッ化水素酸等の薬液や純水
等の洗浄液を貯留(収容)し、貯留した洗浄液にウエハ
Wを浸漬する洗浄槽500と、洗浄槽500の上部に位
置する乾燥室510と、複数例えば50枚のウエハWを
保持してこのウエハWを洗浄槽500内及び乾燥室51
0内に移動する保持手段例えばウエハボート530とで
主に構成されている。
【0083】この場合、洗浄槽500は、例えば石英製
部材やポリプロピレンにて形成される内槽501と、こ
の内槽501の上端部外側に配設されて内槽501から
オーバーフローした洗浄液を受け止める外槽502とで
構成されている。また、内槽501の下部両側には洗浄
槽500内に位置するウエハWに向かって洗浄液を噴射
する洗浄液供給ノズル540が配設され、この洗浄液供
給ノズル540に接続する図示しない薬液供給源及び純
水供給源から切換弁によって薬液又は純水が供給されて
洗浄槽500内に薬液又は純水が貯留されるようになっ
ている。また、内槽501の底部には薬液又は純水を排
出可能な開口部503が設けられており、この開口部5
03に閉塞手段である開閉蓋504が上記シール機構4
0,40A〜40Dを介して開閉可能に閉塞し得るよう
に形成されている。なお、外槽502の底部に設けられ
た排出口には排出バルブ505を介設するドレン管50
6が接続されている。
【0084】上記乾燥室510は、洗浄槽500の開口
部507との間に閉塞手段であるシャッタ511を介し
て連通する固定基体512と、この固定基体512との
間にシール機構40,40A〜40Dを介して密接する
乾燥室本体513とで構成されている。なお、シャッタ
511と固定基体512との間には、シール機構40,
40A〜40Dが介設されている。この場合、乾燥室本
体513は断面逆U字状の石英製部材にて形成され、固
定基体512も石英製部材にて形成されて、外部からの
内部のウエハWの状態が目視できるようになっている。
また、乾燥室510内の固定基体512の側方には、側
方から上方に向かって例えばIPAの溶剤の蒸気からな
る乾燥ガスの供給部550と乾燥ガスを排出する排出部
551が設けられている。乾燥ガス供給部550は図示
しないIPAガス発生部及び乾燥ガスの圧送用鍛代例え
ば窒素(N2)ガス加熱部が接続されている。また、排
出部551には図示しない排気装置が接続されている。
このように乾燥ガス供給部550と排出部551を設け
ることにより、乾燥ガス供給部550から乾燥室510
内に供給される乾燥ガスは図13に矢印で示すように乾
燥室本体513の両側の内壁面に沿って上方に流れた
後、中央部から下方に流れて排出部551から排出され
るので、ウエハWに均一に乾燥ガスが接触し、乾燥ガス
の蒸気を凝縮置換させて均一に乾燥することができる。
【0085】また、乾燥室本体513の両外側位置に
は、加熱ランプ514(加熱用光源)が配設され、加熱
ランプ514の背面側には反射板515が配設されてい
る。このように加熱ランプ514を配設することによ
り、加熱ランプ514から直接あるいは反射板515か
ら反射された光が乾燥室510内に照射されることによ
って乾燥室510内が加熱されるので、乾燥室510内
のウエハWの乾燥が促進される。なお、乾燥室本体51
3は、第一の昇降手段512によって昇降可能すなわち
固定基体512に対して接離可能に形成されている。
【0086】また、上記ウエハボート530は、第2の
昇降手段522によって昇降可能すなわち洗浄槽500
内及び乾燥室510内を移動可能に形成されている。こ
の場合、第2の昇降手段522に連結されるウエハボー
ト530のロッド531は、乾燥室本体513の頂部に
設けられた透孔516(開口部)内に摺動可能に貫通し
ている。また、透孔516におけるウエハボート530
のロッド531の摺動部側、すなわち、透孔516とロ
ッド531との隙間には、シール機構40A,40〜4
0Dが介在されて透孔516とロッド531との隙間の
気密性が保持されている。
【0087】次に、上記のように構成される洗浄・乾燥
処理装置の動作態様について説明する。
【0088】まず、洗浄槽500の開口部507のシャ
ッタ511を閉じ、第1の昇降手段521の駆動により
乾燥室本体513が上昇して洗浄槽500の上方にスペ
ースが形成されると、側方からスペース内にウエハWを
保持した搬送アーム(図示せず)が移動してウエハWを
搬入する。このとき、第2の昇降手段522が駆動して
ウエハボート530が上昇し、搬送アームにて保持され
たウエハWをウエハボート530が受け取る。ウエハW
を受け渡した搬送アームが退いた後、上記シャッタ51
1が開き、第2の昇降手段522の駆動によりウエハボ
ート530が下降して洗浄槽500内にウエハWを搬入
する。このとき、第1の昇降手段521が駆動して乾燥
室本体513が下降して固定基体512に密接する。な
お、シャッタ511は最初から開いていてもよい。
【0089】その後、洗浄液供給ノズル540から薬液
例えばフッ化水素酸を供給してウエハWを薬液洗浄す
る。なお、予め薬液は洗浄槽500に供給されていても
よい。次いで、洗浄液供給ノズル540から純水を供給
して薬液と置換後、洗浄処理する。ウエハWが洗浄処理
された後、第2の昇降手段522が駆動してウエハボー
ト530が上昇し、ウエハWは乾燥室510内に搬送さ
れる。このとき、シャッタ511が閉じて乾燥室510
内が洗浄槽500及び外気と遮断される。なお、シャッ
タ511は、ウエハWが洗浄槽500で処理されている
間、閉じていてもよい。
【0090】その後、乾燥ガス供給部から乾燥ガス例え
ばIPAとN2との混合ガスが乾燥室510内に供給さ
れ乾燥室510内がIPA雰囲気とされ、ウエハWとI
PAとが接触して乾燥処理が行われる。このとき、乾燥
ガスの一部は排出部551から排出される。
【0091】ウエハWに付着した水とIPAが置換され
た後、又は乾燥処理が終了し、乾燥ガス供給部550か
らN2ガスが供給され、乾燥室510からIPA雰囲気
が除かれた後、第1の昇降手段521が駆動して乾燥室
本体513が上昇し、洗浄槽500との間にスペースを
形成する。すると、側方から搬送アーム(図示せず)が
スペース内のウエハボート530の下方に移動し、第2
の昇降手段522の駆動によりウエハボート530が下
降してウエハWを搬送アームに受け渡す。ウエハWを受
け取った後、搬送アームは洗浄槽500の上方から後退
して次の処理工程に搬送する。
【0092】上記のように、乾燥室本体513を上昇し
て洗浄槽500の上方にスペースを形成することによ
り、搬送アームを側方から移動させてウエハWを受け渡
すことができるので、従来のこの種の装置のように乾燥
室510の上方からウエハWを受け渡す構造のものに比
べて装置の高さを低くすることができると共に、装置全
体を小型にすることができる。また、搬送アームの移動
量を少なくすることができるので、移動時間の短縮が図
れ、スループットの向上が図れる。
【0093】上記洗浄・乾燥処理装置において、内槽5
01の底部に設けられた開口部503と開閉蓋504と
の間、洗浄槽500の開口部507における固定基体5
12とシャッタ511との間、固定基体512と乾燥室
本体513との間、及び乾燥室本体513の透孔516
とウエハボート530のロッド531との間に、それぞ
れ温度調節シール機構40,40A〜40Dが設けられ
ている。したがって、上記4箇所の各部のシール性が保
持されると共に、洗浄槽500内の温度や乾燥室510
内の温度に対応させてシール機構40,40A〜40D
を構成する中空パッキン100(又は変形中空パッキン
130)内に供給される加圧流体(空気、純水)の温度
を調節することができるので、中空パッキン100(又
は変形中空パッキン130)のシール性の向上及び寿命
の増大を図ることができる。
【0094】なお、上記4箇所の各部に加圧流体(空
気、純水)を供給する形態としては、同一の加圧流体供
給源(空気供給源103、純水供給源121)から各部
の中空パッキン100(又は変形中空パッキン130)
の中空部102内に温度調節された加圧流体(空気、純
水)を供給してもよく、あるいは、温度環境が異なる洗
浄槽500と乾燥室510とを別にして、それぞれ加圧
流体(空気、純水)を供給するようにしてもよい。
【0095】なお、上記実施形態では、この発明に係る
処理装置を半導体ウエハの洗浄・乾燥処理装置に適用し
た場合について説明したが、その他の処理液を使った処
理装置や反応性ガスを利用した処理装置等シール性を必
要とする処理装置に適用されるのは勿論、半導体ウエハ
以外のLCD用ガラス基板等にも適用できることは勿論
である。
【0096】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような効
果が得られる。
【0097】1)請求項1〜4記載の発明によれば、中
空シール部材の中空部に加圧流体供給源から加圧流体を
供給して中空シール部材を膨脹させてシールすることが
でき、加圧流体の温度を温度調節手段によって調節する
ことができる。したがって、処理流体の温度状況に応じ
て加圧流体の温度を調節することができるので、中空シ
ール部材を膨張、収縮に最適な状態とすることができ、
シール性の向上図ることができると共に、シール部材の
寿命の増大が図れる。また、シール部内の加圧流体によ
る処理室内の温度変化を防ぐことができる。
【0098】2)請求項5記載の発明によれば、供給管
路に、圧力検出手段及び開閉手段を介設することによ
り、加圧状態を圧力検出手段にて監視することができる
ので、万一、中空シール部材が破損してシール効果を発
揮しなくなった場合には、その状態を圧力検出手段によ
って検知することができるので、安全性の向上が図れ
る。
【0099】3)請求項6記載の発明によれば、中空シ
ール部材の中空部に加圧流体供給源から例えば空気や不
活性ガス等の気体を供給して中空シール部材を膨張させ
てシールすることができ、上記気体の温度を温度調節手
段によって調節することができる。したがって、処理気
体の温度状況に応じて加圧用気体の温度を調節すること
ができるので、中空シール部材を膨張、収縮に最適な状
態とすることができ、シール性の向上を図ることができ
ると共に、シール部材の寿命の増大が図れる。また、シ
ール部内の加圧用気体による処理室内の温度変化を防ぐ
ことができる。
【0100】4)請求項7記載の発明によれば、加圧流
体として液体を用いて中空シール部材の中空部内に液体
を流すことによって、温度環境に影響を受けることなく
シール部材の膨張、収縮を適正な状態に維持することが
できるので、シール部材自体の寿命を増大させることが
できる。この場合、排液管に、開閉手段と流量調整手段
とを並列状に介設することによって、液体の排水量を調
節してシール状態と非シール状態にすることができると
共に、シール時と非シール時にも液体を流すことができ
る(請求項8)。また、シール部材が破損した場合に開
閉手段を開放して液体を速やかに排水することができる
(請求項8)。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る処理装置を適用した洗浄・乾燥
処理装置の概略平面図である。
【図2】この発明に係る処理装置の概略構成図である。
【図3】この発明に係る処理装置の要部断面図である。
【図4】この発明に係る処理装置における配管系統を示
す概略配管図である。
【図5】この発明における温度調節シール機構の第一実
施形態の非シール状態を示す要部拡大断面図である。
【図6】上記温度調節シール機構のシール状態を示す要
部拡大断面図である。
【図7】上記温度調節シール機構の第二実施形態の概略
断面図である。
【図8】上記温度調節シール機構の第三実施形態の非シ
ール状態及びシール状態を示す概略断面図である。
【図9】上記温度調節シール機構の第四実施形態の非シ
ール状態を示す概略断面図である。
【図10】上記温度調節シール機構の第四実施形態のシ
ール状態を示す概略断面図である。
【図11】上記温度調節シール機構の第五実施形態を示
す概略断面図である。
【図12】この発明に係る処理装置を適用した別の洗浄
・乾燥処理装置の斜視図である。
【図13】上記洗浄・乾燥処理装置の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) 21 ロータ(回転保持手段) 23 内チャンバ(第1の処理室) 24 外チャンバ(第2の処理室) 25 内筒体 26 外筒体 34 第1の固定壁(閉塞手段) 38 第2の固定壁(閉塞手段) 40,40A〜40D シール機構 40a〜40d シール部材 100 中空パッキン 102 中空部 103 空気供給源(圧力流体供給源) 105、105A 開閉弁(開閉手段) 110 圧力検出スイッチ(圧力検出手段) 121 純水供給源(加圧流体供給源) 122 排液管 123 フローメータ(圧力検出手段) 124 開閉弁(開閉手段) 125 可変絞り(流量調整手段) 130 変形中空パッキン 200,200A 温度調節器(温度調節手段) 500 洗浄槽(処理室) 503 開口部 504 開閉蓋(閉塞手段) 507 開口部 510 乾燥室(処理室) 511 シャッタ(閉塞手段) 516 透孔(開口部) 530 ウエハボート(保持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA03 AB01 AB33 AB44 BB04 BB23 BB82 BB93 BB95 BB96 CC01 CC12 CC13 CD36 CD42 CD43 3J040 BA01 EA21 HA30 3J043 AA01 BA04 BA09 CA04 DA01 DA02 DA20 5F043 BB27 EE03 EE40

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を保持した保持手段を処理室内
    に収容し、処理室を閉塞手段で密封した状態で、上記被
    処理体に処理流体を接触させて処理を施す処理装置にお
    いて、 上記処理室と閉塞手段との閉塞部における処理室又は閉
    塞手段のいずれか一方に、可撓性を有する中空シール部
    材を配設し、 上記中空シール部材の中空部に、供給管路を介して加圧
    流体供給源を接続すると共に、供給管路中に、加圧流体
    の温度調節手段を介設してなることを特徴とする温度調
    節シール機構付処理装置。
  2. 【請求項2】 被処理体を保持した保持手段を処理室内
    に収容し、上記被処理体に処理流体を接触させて処理を
    施す処理装置において、 上記処理室に上記処理流体を排出可能な開口部を設け、
    上記開口部を閉塞手段により開閉可能に形成し、上記処
    理室と閉塞手段との閉塞部における処理室又は閉塞手段
    のいずれか一方に、可撓性を有する中空シール部材を配
    設し、 上記中空シール部材の中空部に、供給管路を介して加圧
    流体供給源を接続すると共に、供給管路中に、加圧流体
    の温度調節手段を介設してなることを特徴とする温度調
    節シール機構付処理装置。
  3. 【請求項3】 被処理体を保持した保持手段を処理室内
    に収容し、上記被処理体に処理流体を接触させて処理を
    施す処理装置において、 上記処理室に上記被処理体を搬出入可能な開口部を設
    け、上記開口部を閉塞手段により開閉可能に形成し、上
    記処理室と閉塞手段との閉塞部における処理室又は閉塞
    手段のいずれか一方に、可撓性を有する中空シール部材
    を配設し、 上記中空シール部材の中空部に、供給管路を介して加圧
    流体供給源を接続すると共に、供給管路中に、加圧流体
    の温度調節手段を介設してなることを特徴とする温度調
    節シール機構付処理装置。
  4. 【請求項4】 被処理体を保持した保持手段を処理室内
    に収容し、上記被処理体に処理流体を接触させて処理を
    施す処理装置において、 上記処理室に上記保持手段を摺動可能な開口部を設け、
    上記開口部における上記保持手段の摺動部側に、可撓性
    を有する中空シール部材を配設し、 上記中空シール部材の中空部に、供給管路を介して加圧
    流体供給源を接続すると共に、供給管路中に、加圧流体
    の温度調節手段を介設してなることを特徴とする温度調
    節シール機構付処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の温
    度調節シール機構付処理装置において、 上記供給管路に、圧力検出手段及び開閉手段を介設して
    なることを特徴とする温度調節シール機構付処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の温
    度調節シール機構付処理装置において、 上記加圧流体供給源が、気体供給源であることを特徴と
    する温度調節シール機構付処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれかに記載の温
    度調節シール機構付処理装置において、 上記加圧流体供給源を、液体供給源にて形成し、 上記中空シール部材の中空部に、排液管を接続してなる
    ことを特徴とする温度調節シール機構付処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の温度調節シール機構付処
    理装置において、 上記排液管に、開閉手段と流量調整手段とを並列状に介
    設することを特徴とする温度調節シール機構付処理装
    置。
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