JP2002075782A - 薄膜コンデンサ - Google Patents

薄膜コンデンサ

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JP2002075782A
JP2002075782A JP2000256291A JP2000256291A JP2002075782A JP 2002075782 A JP2002075782 A JP 2002075782A JP 2000256291 A JP2000256291 A JP 2000256291A JP 2000256291 A JP2000256291 A JP 2000256291A JP 2002075782 A JP2002075782 A JP 2002075782A
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Shunichi Kuwa
俊一 久和
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Kyocera Corp
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    • H01L2224/056Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron [B], silicon [Si], germanium [Ge], arsenic [As], antimony [Sb], tellurium [Te] and polonium [Po], and alloys thereof
    • H01L2224/05638Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron [B], silicon [Si], germanium [Ge], arsenic [As], antimony [Sb], tellurium [Te] and polonium [Po], and alloys thereof the principal constituent melting at a temperature of greater than or equal to 950°C and less than 1550°C
    • H01L2224/05655Nickel [Ni] as principal constituent

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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】上部電極層からハンダバンプへのAuの拡散を
防止することができる薄膜コンデンサを簡単かつ安価な
方法で提供する。 【解決手段】基板1上に形成された下部電極層2と、該
下部電極層2上に形成された誘電体薄膜3と、該誘電体
薄膜3上に形成されたAuからなる上部電極層4と、該
上部電極層4上に形成されたNi、Ni−Cu合金、N
i−Cr合金、表面をNiメッキしたTiのいずれかか
らなる拡散防止層5と、該拡散防止層5上に形成された
ハンダバンプ7からなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜コンデンサに関
し、例えば、高速動作する電気回路に配設され、高周波
ノイズのバイパス用として、もしくは電源電圧の変動防
止用に供される、低インピーダンスの薄膜コンデンサに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化、高機能化に伴
い、電子機器内に設置される電子部品にも小型化、薄型
化、高周波対応などの要求が強くなってきている。
【0003】特に、大量の情報を高速に処理する必要の
あるコンピュータの高速デジタル回路では、パーソナル
コンピュータレベルにおいても、CPUチップ内のクロ
ック周波数は200MHzから1GHz、チップ間バス
のクロック周波数も75MHzから100MHzという
具合に高速化が顕著である。
【0004】また、LSIの集積度が高まりチップ内の
素子数の増大につれ、消費電力を抑えるために電源電圧
は低下の傾向にある。これらIC回路の高速化、高密度
化、低電圧化に伴い、コンデンサ等の受動部品も小型大
容量化と併せて、高周波もしくは高速パルスに対して優
れた特性を示すことが必須になってきている。コンデン
サを小型高容量にするためには、一対の電極に挟持され
た誘電体を薄くし、薄膜化することが最も有効である。
薄膜化は上述した電圧の低下の傾向にも適合している。
【0005】一方、IC回路の高速動作に伴う諸問題は
各素子の小型化よりも一層深刻な問題である。このう
ち、コンデンサの役割である高周波ノイズの除去機能に
おいて、特に重要となるのは、論理回路の同時切り替え
が同時に発生したときに生ずる電源電圧の瞬間的な低下
を、コンデンサに蓄積されたエネルギーを瞬時に供給す
ることにより低減する機能であり、いわゆるデカップリ
ングコンデンサと称されるものである。
【0006】このデカップリングコンデンサに要求され
る性能は、クロック周波数よりも速い負荷部の電流変動
に対して、いかにすばやく電流を供給できるかにある。
従って、100MHzから1GHzにおける周波数領域
に対してコンデンサとして確実に機能しなければならな
い。
【0007】しかし、実際のコンデンサは静電容量成分
の他に、抵抗成分、インダクタンス成分を持つ。容量成
分のインピーダンスは周波数増加とともに減少し、イン
ダクタンス成分は周波数の増加とともに増大する。
【0008】このため、動作周波数が高くなるにつれ、
素子の持つインダクタンスが供給すべき過渡電流を制限
してしまい、ロジック回路側の電源電圧の瞬時低下、ま
たは新たな電圧ノイズを発生させてしまう。結果とし
て、ロジック回路上のエラーを引き起こしてしまう。特
に最近のLSIは総素子数の増大による消費電力増大を
抑えるために電源電圧は低下しており、電源電圧の許容
変動幅も小さくなっている。従って、高速動作時の電圧
変動幅を最小に抑えるため、デカップリングコンデンサ
自身の持つインダクタンスおよび抵抗を減少させること
が非常に重要である。
【0009】インダクタンスを減少させる方法として最
も効果的な手法は電流経路の長さを最小にする方法であ
り、単位面積あたりの容量を増加させて小型化を図れば
よく、コンデンサ素子を薄膜化することにより達成でき
る。特に、大容量で高周波特性の良好なコンデンサを得
る目的で、誘電体厚さを1μm以下に薄膜化した例が特
開昭60−94716号公報等に開示されている。
【0010】一方、薄膜コンデンサの抵抗成分はその電
極材料の抵抗率によってほぼ決定される。現在、報告さ
れている薄膜部品で使用されている電極材料はPtが殆
どである。Ptは耐酸化性、耐反応性に優れているが、
その抵抗率は大きく、本発明のような100MHzから
1GHzという高周波領域で使用する薄膜コンデンサに
おいては、抵抗値が大きすぎて、コンデンサとして十分
に機能することが期待できない。
【0011】また、コンデンサの抵抗を下げる手法とし
て、積層化があるが、薄膜コンデンサの場合、工程が複
雑であるため、高コスト化につながるという問題があ
る。
【0012】通常、低抵抗な電極材料として、Cu、N
i、AgおよびAuが考えられる。
【0013】しかしながら、Cu、Niは耐酸化性に問
題があり、高温での処理が必要な薄膜コンデンサにおい
ては電極として使用するのが困難である。Agは耐酸化
性の点ではCu、Niに比較して優れているものの、マ
イグレーションおよび誘電体との反応の問題があり、薄
膜コンデンサの電極として使用するのは困難である。
【0014】一方、Auは耐酸化性が良好であり、誘電
体との反応もないため、薄膜コンデンサの電極として十
分使用可能である。
【0015】ところで、所望の場所に実装できるデカッ
プリングコンデンサを考えた場合、ハンドリング可能な
寸法として0.5mm×0.5mm程度以上が必要であ
るため、薄膜化、小型化の方法のみでインダクタンスを
低減することはできず、さらに低インダクタンス化を図
るためには、薄膜コンデンサの電流経路の長さを最小に
するしかない。つまり、誘電体薄膜の上方に、端子電極
としてハンダバンプを形成する方法が考えられる。
【0016】しかしながら、Auは通常ハンダとの密着
層に用いられる程、ハンダと反応しやすい。このため、
薄膜コンデンサの上部電極層として抵抗の低いAuを用
い、このAuからなる上部電極層上にハンダバンプ等の
フリップチップ実装用の端子電極を設ける場合には、上
部電極層のAuがハンダバンプに拡散し、上部電極層の
Auが消失するため、Auはハンダバンプを有するよう
な薄膜コンデンサの上部電極層材料として使用すること
ができないという問題があった。
【0017】そこで、Auからなる上部電極層とハンダ
バンプとの間に、Ptからなる拡散防止層を形成した薄
膜コンデンサが特開2000−49044に開示されて
いる。
【0018】同報によれば、抵抗の小さいAuからなる
電極層を用いたためインピーダンスを低下できるととも
に、薄膜コンデンサ上にハンダバンプを形成したため、
このハンダバンプを介して薄膜コンデンサを電子部品が
搭載される母基板の電極に接続することにより、電流経
路を最小にすることができ、低インダクタンスの薄膜コ
ンデンサを得ることができる。
【0019】そして、誘電体薄膜の表面に形成されたA
uからなる上部電極層に、ハンダとの反応性の小さいP
tからなる拡散防止層を介して、ハンダバンプを形成し
たので、ハンダバンプ形成時に生じるAuのハンダバン
プへの拡散を抑え、Auからなる上部電極層がハンダバ
ンプに吸われ消失することを防止できる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開2000
−49044に開示された薄膜コンデンサによれば、P
tからなる拡散防止層は、Auからなる上部電極層に比
べ、ハンダ濡れ性が低下するという問題がある。
【0021】そこで、拡散防止層とハンダバンプとの間
にハンダ濡れ性の良好な密着層を形成することにより、
ハンダバンプの付着強度を向上させる方法が考えられ
る。
【0022】しかし、この方法では、上部電極形成後に
拡散防止層と密着層を形成する必要があるため、工程が
長くなり、生産性が低下するという問題点があった。
【0023】また、密着層の材料としては、ハンダ濡れ
性の点からAuが最適であるが、上述の通り、Auはハ
ンダと反応しやすいという問題点があった。
【0024】さらに、Ptからなる拡散防止層、Auか
らなる密着層は、ともに高価な貴金属であり、製造コス
トが上がり、製品単価が高く、客先の要求コストに応じ
ることができなかった。
【0025】本発明は、上述の問題点に鑑みて案出され
たものであり、その目的は、ハンダバンプ形成時に生じ
るAu上部電極層のハンダバンプへの拡散を抑え、ハン
ダバンプの付着強度をさらに向上できる薄膜コンデンサ
を簡単かつ安価な方法で提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜コンデンサ
は、基板上に形成された下部電極層と、該下部電極層上
に形成された誘電体薄膜と、該誘電体薄膜上に形成され
たAuからなる上部電極層と、該上部電極層上に形成さ
れた該上部電極層上に形成されたNi、Ni−Cu合
金、Ni−Cr合金、表面をNiメッキしたTiのいず
れかからなる拡散防止層と、該拡散防止層上に形成され
たハンダバンプとからなるものである。
【作用】本発明の薄膜コンデンサでは、誘電体薄膜の表
面に形成されたAuからなる上部電極層に、ハンダとの
濡れ性が良好でハンダとの反応性の小さいNi、Ni−
Cu合金、Ni−Cr合金、表面をNiメッキしたTi
のいずれかからなる拡散防止層を介して、ハンダバンプ
を形成したので、上部電極層へのハンダバンプの付着強
度を向上できるとともに、ハンダバンプ形成時に生じる
Auのハンダバンプへの拡散を抑え、Auからなる上部
電極層がハンダバンプに吸われ消失することを防止でき
る。
【0027】また、拡散防止層形成後に密着層を形成す
る必要がないため、工程が簡単になり、生産性が向上す
る。
【0028】さらに、拡散防止層の材料として、Ni、
Ni−Cu合金、Ni−Cr合金、表面をNiメッキし
たTiのいずれかを用いているため、材料費が安価であ
り、製造コストを低くできる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の薄膜コンデンサは、図1
に示すように、基板1上に形成された下部電極層2と、
該下部電極層2上に形成された誘電体薄膜3と、該誘電
体薄膜3上に形成されたAuからなる上部電極層4と、
該上部電極層4上に形成されたNi、Ni−Cu合金、
Ni−Cr合金、表面をNiメッキしたTiのいずれか
からなる拡散防止層5と、該拡散防止層5上に形成され
たハンダバンプ7とからなるものである。尚、図1にお
いて、符号8は、例えば、感光性ポリイミド樹脂からな
る保護膜層を示している。
【0030】ここで、薄膜コンデンサが形成される絶縁
体基板1としては、アルミナ、サファイア、窒化アル
ミ、MgO単結晶、SrTiO3単結晶、表面酸化シリ
コン、ガラス、石英等から選択されるもので特に限定さ
れない。
【0031】また、下部電極層2としては、Au、A
g、Cu、Pt、Pd等が用いられるが、このうちで
も、低抵抗かつ耐酸化性が良好という点でAuが望まし
い。このような下部電極層2は、スクリーン印刷、スパ
ッタ等の手法で形成可能であれば良く、その膜厚は高周
波領域でのインピーダンスと膜の被覆性を考慮すると
0.3〜0.5μmが望ましい。つまり、0.3μmよ
りも薄い場合には一部に被覆されない部分が発生する虞
があるからであり、また0.5μmよりも厚い場合は高
周波領域における導体の表皮効果を考慮すると導体層の
抵抗は殆ど変化しないからである。
【0032】さらに、誘電体薄膜3は、高周波領域にお
いて高い比誘電率を有するものであれば良いが、Pb、
Mg、Nbを含むペロブスカイト型酸化物結晶からなる
誘電体や、それ以外のPZT、PLZT、BaTi
3、SrTiO3、Ta25や、これらに他の金属を添
加したり、置換した化合物であってもよく、特に限定さ
れるものではない。また、誘電体薄膜3の膜厚は高容量
と絶縁性を確保するため0.3〜1.0μmが望まし
い。これは0.3μmよりも薄い場合には被覆性が良好
でなく絶縁性が低下する場合があり、1.0μmよりも
厚い場合には容量が小さくなるからである。誘電体薄膜
3の膜厚は特に0.4〜0.8μmが望ましい。
【0033】また、上部電極層4はAuからなるもので
ある。Auは耐酸化性ならびに誘電体薄膜3と反応せ
ず、薄膜コンデンサの電極として十分使用可能だからで
ある。
【0034】このような上部電極層4は、スクリーン印
刷、スパッタ等の手法で形成可能であれば良く、その膜
厚は、下部電極層2の場合と同様の理由から0.3〜
0.5μmが望ましい。即ち、0.3μmよりも薄い場
合には一部に被覆されない部分が発生する虞があるから
であり、また0.5μmよりも厚い場合は高周波領域に
おける導体の表皮効果を考慮すると導体層の抵抗は殆ど
変化しないからである。
【0035】そして、拡散防止層5はNi、Ni−Cu
合金、Ni−Cr合金、表面をNiメッキしたTiのい
ずれかからなるものであり、電極層2、4と同様、スク
リーン印刷、スパッタ等で形成可能であれば良い。拡散
防止層5の膜厚は、低コスト化および被覆性という点か
ら0.2〜0.4μmが望ましい。つまり、拡散防止層
5の膜厚が0.2μmよりも薄い場合には一部に被覆さ
れない部分が発生する虞があり、上部電極層4のAuと
の反応が発生する虞があるからであり、0.4μmより
も厚いと特性は変わらないのに形成コストが高くなるか
らである。
【0036】また、拡散防止層5は少なくともハンダバ
ンプが形成される部分のみに形成されていれば良く、上
部電極層4の全面に形成しても良い。
【0037】保護膜層8としては薄膜コンデンサの表面
を保護するためのものであり、例えば、Si34、Si
2、ポリイミド樹脂、およびBCB(ベンゾシクロブ
テン)等からなるもので、上記例では感光性ポリイミド
樹脂を用いた。
【0038】保護膜層8は、ハンダバンプが形成されて
いる部分を除去されて、拡散防止層5を露出し、この露
出した拡散防止層5にハンダバンプ7が形成されてい
る。ハンダバンプ7はスクリーン印刷、ボールマウンタ
ー等の公知の技術を用いて印刷し、200〜300℃の
リフロー炉を通過させることにより形成を行う。
【0039】ここで、拡散防止層5はNi、Ni−Cu
合金、Ni−Cr合金、表面をNiメッキしたTiのい
ずれかを用いているため、リフロー炉を通過させる際
に、還元雰囲気中で行う必要がある。しかし、200〜
300℃では、通常の誘電体薄膜3は還元されることは
ない。このため、材料の変更を行う必要がない。特に、
Ni、Ni−Cu合金、Ni−Cr合金、表面をNiメ
ッキしたTiは、ハンダ濡れ性が良好なため、他の金属
材料に比べて、安定したハンダバンプを容易に形成する
ことができる。
【0040】このような薄膜コンデンサは、上部電極層
4a上に形成されたハンダバンプ7を、電子部品が搭載
される母基板の表面の電極に接続して用いられる。
【0041】以上のように構成された薄膜コンデンサで
は、抵抗の小さいAuからなる電極層2、4を用いたた
めインピーダンスを低下できるとともに、薄膜コンデン
サがハンダバンプ7を有するため、このハンダバンプ7
を介して薄膜コンデンサを母基板に接続することにより
電流経路を最小にすることができ、低インダクタンスの
薄膜コンデンサを得ることができる。
【0042】そして、誘電体薄膜3の表面に形成された
Auからなる上部電極層4に、ハンダとの濡れ性が良好
でハンダとの反応性の小さいNi、Ni−Cu合金、N
i−Cr合金、表面をNiメッキしたTiのいずれかか
らなる拡散防止層5を介して、ハンダバンプ7を形成し
たので、上部電極層4へのハンダバンプ7の付着強度を
向上できるとともに、ハンダバンプ7形成時に生じるA
uのハンダバンプ7への拡散を抑え、Auからなる上部
電極層4がハンダバンプ7に吸われ消失することを防止
できる。
【0043】また、拡散防止層5形成後に密着層を形成
する必要がないため、工程が簡単になり、生産性が向上
する。
【0044】さらに、拡散防止層5の材料として、N
i、Ni−Cu合金、Ni−Cr合金、表面をNiメッ
キしたTiのいずれかを用いているため、材料費が安価
であり、製造コストを低くできる。
【0045】尚、本発明では、誘電体薄膜が一層の単板
型の薄膜コンデンサについて説明したが、工程の複雑化
およびコストの点を除けば、誘電体薄膜と電極層とを交
互に積層した積層型の薄膜コンデンサであっても良いこ
とは勿論である。
【0046】なお、本発明は上記の実施の形態例に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
での種々の変更や改良等は何ら差し支えない。
【0047】
【発明の効果】以上の詳述したように、本発明によれ
ば、基板上に下部電極層、誘電体薄膜、Auからなる上
部電極層を順次形成し、この上部電極層上に、ハンダと
の濡れ性がよくかつハンダとの反応性が低いNi、Ni
−Cu合金、Ni−Cr合金、表面をNiメッキしたT
iのいずれかからなる拡散防止層を形成し、この拡散防
止層上にハンダバンプを形成したので、上部電極層のA
uのハンダバンプへの拡散を抑制することができ、Au
からなる上部電極層を有する低インピーダンスの薄膜コ
ンデンサを得ることができる。
【0048】また、拡散防止層形成後に密着層を形成す
る必要がないため、工程が簡単になり、生産性が向上す
る。
【0049】さらに、拡散防止層の材料として、Ni、
Ni−Cu合金、Ni−Cr合金、表面をNiメッキし
たTiのいずれかを用いているため、材料費が安価であ
り、製造コストを低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜コンデンサを示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・基板 2・・・下部電極層 3・・・誘電体薄膜 4・・・上部電極層 5・・・拡散防止層 7・・・ハンダバンプ 8・・・保護膜層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/04 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成された下部電極層と、該下部
    電極層上に形成された誘電体薄膜と、該誘電体薄膜上に
    形成されたAuからなる上部電極層と、該上部電極層上
    に形成されたNi、Ni−Cu合金、Ni−Cr合金、
    表面をNiメッキしたTiのいずれかからなる拡散防止
    層と、該拡散防止層上に形成されたハンダバンプからな
    ることを特徴とする薄膜コンデンサ。
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