JP2002075276A - 蛍光ランプ - Google Patents

蛍光ランプ

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JP2002075276A
JP2002075276A JP2000264692A JP2000264692A JP2002075276A JP 2002075276 A JP2002075276 A JP 2002075276A JP 2000264692 A JP2000264692 A JP 2000264692A JP 2000264692 A JP2000264692 A JP 2000264692A JP 2002075276 A JP2002075276 A JP 2002075276A
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JP
Japan
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fluorescent lamp
outer diameter
temperature
less
bending portion
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JP2000264692A
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English (en)
Inventor
Yusuke Shibahara
雄右 柴原
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 最冷部の温度を最適化して効率その他の特
性を向上させる蛍光ランプを提供する。 【解決手段】 直管部9の外径をd、ベンディング部
8の外径をDとしたとき、0.8≦D<dとする。発光
管5の長手方向の高さを抑制でき、蛍光ランプの長手方
向の高さを低く抑制でき、コンパクト化を図れる。高さ
が低くても放電路の長さを長く取れるため、放電路の効
率もよくなる。蛍光ランプへの入力電力が12W以下の
小型の蛍光ランプでも最冷部の温度を所定の温度にする
ことができる。最冷部の温度が低くても効率が低下する
ことも防止できる。ベンディング部8の角部と部分の最
も径の広い外径をDdとしたとき、1.2d≦Dd≦
1.5dとすることにより、一般的に最冷部となるベン
ディング部8の温度を適切にできる。水銀蒸気圧が必要
以上に高くなることを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低い入力電力でも
適切な水銀蒸気圧で点灯することができる蛍光ランプに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蛍光ランプとしてたとえ
ば特公平8−3997号公報に記載の構成が知られてい
る。この特公平8−3997号公報に記載の蛍光ランプ
は、メインバルブをコ字状にベンディング部で折り曲げ
て、メインバルブの内径より、ベンディング部の直管部
の径方向と直交する部分の内径を小さくし、ベンディン
グ部の最も径の大きい直管部に対して約45°傾斜した
角度の径方向を大きくしたものである。
【0003】そして、ベンディング部の直管部の径方向
と直交する部分の内径を直管部のメインバルブの内径よ
り小さく、かつ、ベンディング部の最も径の大きい45
°傾斜した角度の径方向の長さを直管部のメインバルブ
の内径より大きくすることにより、一般的にベンディン
グ部の角隅部に形成されるいわゆる最冷部の温度を適性
に保ち、蛍光ランプの発光効率その他の特性が低下する
ことを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
蛍光ランプの入力電力が低下しており、従来に比べて温
度上昇が小さいため、従来に比べて最冷部の温度が低く
なり、効率その他の特性を維持するには最冷部の温度を
より適切にして水銀蒸気圧を最適化する必要がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、最冷部の温度を最適化して効率その他の特性を向上
させる蛍光ランプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の蛍光ラン
プは、メインバルブをベンディング部で折り曲げほぼ平
行な直管部を形成した管を複数繋げて放電路を形成し、
ランプ入力電力を12W以下、消灯時の水銀蒸気圧が周
囲温度25℃で0.1Pa以上であり、メインバルブの
外径をd、ベンディング部の直管部の径方向と交差する
方向の外径をD、ベンディング部の最も径の広い外径を
Ddとしたとき、0.8d≦D<d、1.2d≦Dd≦
1.5dの関係の発光管と;発光管が取り付けられ口金
を有するカバーと;カバー内に収容され発光管を点灯さ
せる点灯回路とを具備したもので、メインバルブの外径
dおよびベンディング部の直管部の径方向と交差する方
向の外径Dを、0.8d≦D<dの関係とすることによ
り、ランプ入力電力が12W以下のものでも、最冷部と
なるベンディング部の温度を適切にできるため、水銀蒸
気圧が最適化し、特性が向上する。
【0007】請求項2記載の蛍光ランプは、請求項1記
載の蛍光ランプにおいて、ベンディング部は、コ字状に
屈曲されているもので、コ字状に屈曲することにより簡
単に形成可能である。
【0008】請求項3記載の蛍光ランプは、請求項1ま
たは2記載の蛍光ランプにおいて、メインバルブは、管
外径7mm以上12mm以下であるもので、ランプ入力
電力が12W以下でも最適である。
【0009】請求項4記載の蛍光ランプは、請求項1な
いし3いずれか一記載の蛍光ランプにおいて、放電路
は、長さが150mmないし350mmであるもので、
ランプ入力電力が12W以下でも最適である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の蛍光ランプの一実
施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】図1は蛍光ランプの発光管を示す説明図、
図2は蛍光ランプを示す一部を切り欠いた側面図であ
る。
【0012】図2に示すように、1は定格入力電力が1
2Wの蛍光ランプで、この蛍光ランプ1は口金2を有す
るカバー3を備え、このカバー3には点灯回路4が収納
されている。
【0013】また、カバー3には、発光管5が取り付け
られており、この発光管5の内面には蛍光体が塗布さ
れ、たとえばアルゴンなどの希ガスおよび水銀が周囲温
度25℃で0.13Paの圧力で封入され、発光管5の
両端には一対の電極6,6がピンチシールによって封装
されている。
【0014】そして、発光管5は3つのU字管7,7,
7を有し、これらU字管7,7,7はたとえば管外径が
7mmないし12mmのガラス製の円筒状のメインバル
ブで構成され、中間部に角部を有するコ字状に屈曲され
たベンディング部8を備え、このベンディング部8の両
端に連続する互いに平行な一対の直管部9,9を備えて
いる。また、直管部9の外径をd、ベンディング部8の
直管部9の径方向と直交する方向の外径をDとしたと
き、0.8d≦D<dの関係を有するとともに、ベンデ
ィング部8の約45°方向になる角部との部分の最も径
の広い外径をDdとしたとき、1.2d≦Dd≦1.5
dの関係を有している。なお、直管部9の外径dは好適
には11mm、ベンディング部8の外径Dは好適には
8.5mmである。
【0015】さらに、隣り合うU字管7が連通管11で順
次接続されて、放電路長が150mmないし350mm
の放電路12が形成されている。また、発光管5がカバー
3に組み込まれた状態において、各U字管7のベンディ
ング部8は蛍光ランプ1の上下方向を長手方向とする中
心軸を中心とする1つの円周状に等間隔で位置され、ま
た、各U字管7の直管部9も蛍光ランプ1の中心軸を中
心とする所定の円周上に等間隔で位置され、すなわち各
U字管7の直管部9が断面三角形の各辺に対応して配置
されている。さらに、各直管部9については、周方向に
互いに隣接する直管部9同士の間の離間寸法が、U字管
7の外形よりも小さくなるように形成されている。
【0016】また、各U字管7の一端には排気管といわ
れる円筒状の細管15,16,17がそれぞれ連通状態で突設
されている。さらに、U字管7内は、各細管15,16,17
または細管15,16,17の一部を通じて排気されるととも
に、封入ガスが封入されて水銀蒸気圧を周囲温度25℃
で0.13Pa以下となるように置換された後、各細管
15,16,17を溶断して封止される。なお、図1は各細管
15,16,17が封止される前の状態を示した概略的なもの
である。そして、U字管7の細管15には、比較的蒸気圧
の高いBi−Sn−Hg(15wt%)またはBi−P
b−Hg(15wt%)からなるアマルガムが封入され
ている。
【0017】なお、アマルガムを2個封入する場合に
は、たとえばU字管7の細管15に細管15を封着する際に
Bi−Sn−Hg(30.0wt%)の通常の2倍のH
gが含有されたアマルガムが封入され、細管17にBi−
SnのHgレスのアマルガムが液状水銀が溶出されない
ように冷却状態で封入される。さらに、このようなベー
スメタル組成比がそれぞれ等しい通常の2倍のHgを含
有するアマルガムと、Hgレスのアマルガムを用いるこ
とにより、蛍光ランプ1の点灯を繰り返せば、Hgを有
するアマルガムからHgレスのアマルガムにHgが移動
して、いずれもBi−Sn−Hg(15.0wt%)の
アマルガムになる。
【0018】このアマルガムの封入方法は、Hgの含有
量が少なく比較的蒸気圧が低いBi―In−Hgのアマ
ルガムを2つ封入する際に特に有効であり、含有Hgに
たとえば0.5wt%のばらつきがあっても、Bi−I
n−Hgのアマルガムをそれぞれに入れた場合には最大
1.0wt%のばらつきが生ずるが、Bi−In−Hg
(4.0wt%)のアマルガムと、Bi−InのHgレ
スのアマルガムとを用いた場合には、最大0.5wt%
のばらつきに抑制することができ、特性を安定できる。
【0019】また、Hgを含有するアマルガムと、Hg
レスのアマルガムを用いることにより、排気などの際に
Hgの放出を防止するためにはHgを有するアマルガム
のみを冷却すれば良く、Hgレスのアマルガムを冷却す
る必要がないため、冷却装置を簡単にできる。
【0020】また、電極6は、フィラメントコイル18を
有し、このフィラメントコイル18が一対のウエルズ19に
支持される。
【0021】そして、上述のように、直管部9の外径を
d、ベンディング部8の直管部9の径方向と直交する方
向の外径をDとしたとき、0.8d≦D<dとすること
により、発光管5の長手方向の高さを抑制できるため、
蛍光ランプ1の長手方向の高さを低く抑制でき、コンパ
クト化を図ることができるとともに、高さが低くても放
電路12の長さを長く取れるため、放電路12の効率もよく
なる。さらに、蛍光ランプ1への入力電力が12W以下
の小型の蛍光ランプ1でも最冷部の温度を所定の温度に
することができるため、最冷部の温度が低くて効率が低
下することも防止できる。
【0022】また、ベンディング部8の約45°方向に
なる角部との部分の最も径の広い外径をDdとしたと
き、1.2d≦Dd≦1.5dとすることにより、ベン
ディング部8の角隅部Cに最冷部を形成することができ
るとともに、水銀蒸気圧が必要以上に低くなることを防
止できる。
【0023】これらのように、直管部9、ベンディング
部8の外径を設定することにより、入力電力12W以下
の低電力型の蛍光ランプ1でも効率良く点灯することが
できる。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の蛍光ランプによれば、メ
インバルブの外径d、ベンディング部の直管部の径方向
と交差する方向の外径Dおよびベンディング部の最も径
の広い外径Ddを、0.8d≦D<d、1.2d≦Dd
≦1.5dの関係とすることにより、ランプ入力電力が
12W以下のものでも、最冷部となるベンディング部の
温度を適切にできるため、水銀蒸気圧が最適化し、特性
を向上できる。
【0025】請求項2記載の蛍光ランプによれば、請求
項1記載の蛍光ランプに加え、ベンディング部はコ字状
に屈曲されているので、簡単に形成できる。
【0026】請求項3記載の蛍光ランプによれば、請求
項1または2記載の蛍光ランプに加え、メインバルブ
は、管外径7mm以上12mm以下であるので、ランプ
入力電力が12W以下でも最適にできる。
【0027】請求項4記載の蛍光ランプによれば、請求
項1ないし3いずれか一記載の蛍光ランプに加え、放電
路は長さが150mmないし350mmであるので、ラ
ンプ入力電力が12W以下でも最適にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の蛍光ランプの発光管を
示す説明図である。
【図2】同上蛍光ランプを示す一部を切り欠いた側面図
である。
【図3】同上発光管の製造途中を示す側面図である。
【符号の説明】
1 蛍光ランプ 2 口金 3 カバー 4 点灯回路 5 発光管 8 ベンディング部 9 直管部 12 放電路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインバルブをベンディング部で折り曲
    げほぼ平行な直管部を形成した管を複数繋げて放電路を
    形成し、ランプ入力電力を12W以下、消灯時の水銀蒸
    気圧が周囲温度25℃で0.1Pa以上であり、メイン
    バルブの外径をd、ベンディング部の直管部の径方向と
    交差する方向の外径をD、ベンディング部の最も径の広
    い外径をDdとしたとき、0.8d≦D<d、1.2d
    ≦Dd≦1.5dの関係の発光管と;発光管が取り付け
    られ口金を有するカバーと;カバー内に収容され発光管
    を点灯させる点灯回路と;を具備したことを特徴とする
    蛍光ランプ。
  2. 【請求項2】 ベンディング部は、コ字状に屈曲されて
    いることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ。
  3. 【請求項3】 メインバルブは、管外径7mm以上12
    mm以下であることを特徴とする請求項1または2記載
    の蛍光ランプ。
  4. 【請求項4】 放電路は、長さが150mmないし35
    0mmであることを特徴とする請求項1ないし3いずれ
    か一記載の蛍光ランプ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009038046A (ja) * 2008-11-20 2009-02-19 Osram-Melco Ltd U管及び蛍光ランプ
JP2009064788A (ja) * 2008-11-20 2009-03-26 Osram-Melco Ltd U管及び蛍光ランプ

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