JP2002075038A - バックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
バックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光源からの光を有効利用する。
【解決手段】 白色ＬＥＤ光源１１００は、導光板１４
００に光を入射する入射面の長手方向に、線状かつ不等
間隔に複数の白色ＬＥＤ１１１０を配置している。白色
ＬＥＤ１１１０間の間隔は、所望の輝度分布に応じて決
定される。例えば、中心部の輝度を高くすることが必要
な場合、中心部近傍の白色ＬＥＤ１１１０の間隔を狭く
し、周辺部の白色ＬＥＤ１１１０の間隔を広くする。白
色ＬＥＤ１１１０から出射された光は、導光板１４００
の下端部である入射面から入射し、導光板１４００内を
伝播する。反射シート１４２０に向かった光は、反射さ
れて導光板１４００内に再入射される。導光板１４００
を通過して光学シート１４１０に接する表面側に出射さ
れた光は、光学シート１４１０で拡散されて面光源化さ
れる。
００に光を入射する入射面の長手方向に、線状かつ不等
間隔に複数の白色ＬＥＤ１１１０を配置している。白色
ＬＥＤ１１１０間の間隔は、所望の輝度分布に応じて決
定される。例えば、中心部の輝度を高くすることが必要
な場合、中心部近傍の白色ＬＥＤ１１１０の間隔を狭く
し、周辺部の白色ＬＥＤ１１１０の間隔を広くする。白
色ＬＥＤ１１１０から出射された光は、導光板１４００
の下端部である入射面から入射し、導光板１４００内を
伝播する。反射シート１４２０に向かった光は、反射さ
れて導光板１４００内に再入射される。導光板１４００
を通過して光学シート１４１０に接する表面側に出射さ
れた光は、光学シート１４１０で拡散されて面光源化さ
れる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はバックライトユニッ
ト及びこれを用いた液晶表示装置に関し、特に液晶表示
パネルを裏面から照明するエッジライト方式のバックラ
イトユニット及びこれを用いた液晶表示装置に関する。
ト及びこれを用いた液晶表示装置に関し、特に液晶表示
パネルを裏面から照明するエッジライト方式のバックラ
イトユニット及びこれを用いた液晶表示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータや携帯電
話機等の情報端末から家電に至るまで、様々な機器に液
晶表示装置が搭載されている。
話機等の情報端末から家電に至るまで、様々な機器に液
晶表示装置が搭載されている。
【０００３】例えば、ビデオカメラは、フルカラーＬＣ
Ｄ（Ｌｉｑｕｉｄ ＣｒｙｓｔａｌＤｉｓｐｌａｙ）パ
ネルを搭載し、ＬＣＤパネルに撮影している映像を表示
する機種が主流となっている。図６は、ＬＣＤパネルを
搭載したビデオカメラの斜視図である。ビデオカメラ
は、ＬＣＤパネル１０００を搭載した可動可能な筐体を
本体部側面に備えている。ＬＣＤパネル１０００の液晶
自体は光を発しないため、暗い場所でも見やすいよう
に、背後から照明を行なうバックライトが一般的に使わ
れている。
Ｄ（Ｌｉｑｕｉｄ ＣｒｙｓｔａｌＤｉｓｐｌａｙ）パ
ネルを搭載し、ＬＣＤパネルに撮影している映像を表示
する機種が主流となっている。図６は、ＬＣＤパネルを
搭載したビデオカメラの斜視図である。ビデオカメラ
は、ＬＣＤパネル１０００を搭載した可動可能な筐体を
本体部側面に備えている。ＬＣＤパネル１０００の液晶
自体は光を発しないため、暗い場所でも見やすいよう
に、背後から照明を行なうバックライトが一般的に使わ
れている。
【０００４】上記説明のビデオカメラのＬＣＤパネルの
ような従来の液晶表示装置におけるバックライトの光源
は、ほとんどが蛍光管である。液晶表示装置に組み込ま
れるバックライトユニットの構造について説明する。図
７は、従来の液晶表示装置におけるバックライトユニッ
トの構造を示している。
ような従来の液晶表示装置におけるバックライトの光源
は、ほとんどが蛍光管である。液晶表示装置に組み込ま
れるバックライトユニットの構造について説明する。図
７は、従来の液晶表示装置におけるバックライトユニッ
トの構造を示している。
【０００５】バックライトユニットは、透明樹脂製の導
光板１４００の光入射面に、蛍光管１７００、及びリフ
レクタ１６００をセットし、裏面には反射シート１４２
０、発光面側にはプリズム板や拡散シート等の光学シー
ト１４１０を配置している。ＬＣＤパネル（図示せず）
は、光学シート１４１０側にセットされる。
光板１４００の光入射面に、蛍光管１７００、及びリフ
レクタ１６００をセットし、裏面には反射シート１４２
０、発光面側にはプリズム板や拡散シート等の光学シー
ト１４１０を配置している。ＬＣＤパネル（図示せず）
は、光学シート１４１０側にセットされる。
【０００６】光源である蛍光管１７００から出た光は、
直接、またはリフレクタ１６００で反射されて、透明な
樹脂で成形された導光板１４００に入射する。導光板１
４００の光入射面に入射した光は、導光板１４００によ
り均斉化され、光学シート１４１０で面光源となり、Ｌ
ＣＤパネルを裏面から照明する。ＬＣＤパネルの反対側
に出た光は、反射シート１４２０で反射し、導光板１４
００に戻る。
直接、またはリフレクタ１６００で反射されて、透明な
樹脂で成形された導光板１４００に入射する。導光板１
４００の光入射面に入射した光は、導光板１４００によ
り均斉化され、光学シート１４１０で面光源となり、Ｌ
ＣＤパネルを裏面から照明する。ＬＣＤパネルの反対側
に出た光は、反射シート１４２０で反射し、導光板１４
００に戻る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の蛍光管
を用いた液晶表示装置のバックライトユニットは、小型
化に限界がある等の問題がある。
を用いた液晶表示装置のバックライトユニットは、小型
化に限界がある等の問題がある。
【０００８】液晶表示装置のバックライトユニットの光
源として、蛍光管を用いる場合、点灯のために高圧回路
が必要となるため、小型化に限界がある。このため、ビ
デオカメラに搭載するＬＣＤパネル等のような高輝度、
低消費電力、小型化が要求されるものには適さない。さ
らに、蛍光管は水銀を使用するため、環境問題等から使
用を制限される可能性が高いという問題がある。このよ
うな理由から、蛍光管に代わる光源が求められている。
源として、蛍光管を用いる場合、点灯のために高圧回路
が必要となるため、小型化に限界がある。このため、ビ
デオカメラに搭載するＬＣＤパネル等のような高輝度、
低消費電力、小型化が要求されるものには適さない。さ
らに、蛍光管は水銀を使用するため、環境問題等から使
用を制限される可能性が高いという問題がある。このよ
うな理由から、蛍光管に代わる光源が求められている。
【０００９】蛍光管に代わる方式の１つとして有力な方
式に、白色ＬＥＤを光源とする方式がある。しかしなが
ら、発光効率が低い、高価である等の理由により、まだ
ごく一部で実用化されている程度である。
式に、白色ＬＥＤを光源とする方式がある。しかしなが
ら、発光効率が低い、高価である等の理由により、まだ
ごく一部で実用化されている程度である。
【００１０】また、フルカラーＬＣＤ用の白色発光のバ
ックライトユニットは、蛍光管と導光板とを組合わせた
エッジライト方式が主流となっており、白色ＬＥＤを光
源とする場合は、上記説明の蛍光管１７００を白色ＬＥ
Ｄに置き換えるという発想で設計が行なわれている。蛍
光管は有効発光長の部分は均一に発光するため、この技
術を応用した白色ＬＥＤによるエッジライトの場合、Ｌ
ＥＤの配置は等間隔となっていた。しかしながら、この
ような等間隔の配置は、光源からの光を有効に利用する
という観点からすると最適とは言えない。特に、ビデオ
カメラ等のＬＣＤパネルでは、中央部の輝度を周辺部よ
り高めにすることで実使用時の明るさの改善を行なって
いるが、白色ＬＥＤを等間隔に配置した場合、このよう
な輝度分布を作ることは難しい。
ックライトユニットは、蛍光管と導光板とを組合わせた
エッジライト方式が主流となっており、白色ＬＥＤを光
源とする場合は、上記説明の蛍光管１７００を白色ＬＥ
Ｄに置き換えるという発想で設計が行なわれている。蛍
光管は有効発光長の部分は均一に発光するため、この技
術を応用した白色ＬＥＤによるエッジライトの場合、Ｌ
ＥＤの配置は等間隔となっていた。しかしながら、この
ような等間隔の配置は、光源からの光を有効に利用する
という観点からすると最適とは言えない。特に、ビデオ
カメラ等のＬＣＤパネルでは、中央部の輝度を周辺部よ
り高めにすることで実使用時の明るさの改善を行なって
いるが、白色ＬＥＤを等間隔に配置した場合、このよう
な輝度分布を作ることは難しい。
【００１１】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、光源からの光を有効利用するバックライトユ
ニット及びこれを用いた液晶表示装置を提供することを
目的とする。
のであり、光源からの光を有効利用するバックライトユ
ニット及びこれを用いた液晶表示装置を提供することを
目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、液晶表示パネルを裏面から照明するエッ
ジライト方式のバックライトユニットにおいて、所定の
光入射面から入射した光を均斉化して前記液晶表示パネ
ルに照射する導光板と、前記導光板の光入射面へ光を入
射する光源であって所望の輝度分布に応じて前記導光板
の光入射面の長手方向に対して線状かつ不等間隔に配置
される複数の光源と、前記複数の光源、及び前記光源を
駆動するための電源供給端子を支持する線状光源用基板
と、を具備したことを特徴とするバックライトユニッ
ト、が提供される。
決するために、液晶表示パネルを裏面から照明するエッ
ジライト方式のバックライトユニットにおいて、所定の
光入射面から入射した光を均斉化して前記液晶表示パネ
ルに照射する導光板と、前記導光板の光入射面へ光を入
射する光源であって所望の輝度分布に応じて前記導光板
の光入射面の長手方向に対して線状かつ不等間隔に配置
される複数の光源と、前記複数の光源、及び前記光源を
駆動するための電源供給端子を支持する線状光源用基板
と、を具備したことを特徴とするバックライトユニッ
ト、が提供される。
【００１３】このような構成の液晶表示装置用バックラ
イトユニットでは、複数の光源が線状光源用基板上に、
所望の輝度分布に応じて、導光板の光入射面の長手方向
に対して線状かつ不等間隔に配置されている。線状光源
用基板には、この光源を駆動するための電源供給端子も
保持されている。電源供給端子経由で電源が供給された
光源は、導光板に向けて光を出す。入射面より入射した
光は、導光板で均斉化されて、液晶表示パネルを裏面か
ら照明する。
イトユニットでは、複数の光源が線状光源用基板上に、
所望の輝度分布に応じて、導光板の光入射面の長手方向
に対して線状かつ不等間隔に配置されている。線状光源
用基板には、この光源を駆動するための電源供給端子も
保持されている。電源供給端子経由で電源が供給された
光源は、導光板に向けて光を出す。入射面より入射した
光は、導光板で均斉化されて、液晶表示パネルを裏面か
ら照明する。
【００１４】また、上記課題を解決するために、液晶表
示パネルを裏面から照明するエッジライト方式のバック
ライトユニットを用いた液晶表示装置において、所定の
光入射面から入射した光を均斉化して前記液晶表示パネ
ルに照射する導光板と、前記導光板の光入射面へ光を入
射する光源であって所望の輝度分布に応じて前記導光板
の光入射面の長手方向に対して線状かつ不等間隔に配置
される複数の光源と、前記複数の光源、及び前記光源を
駆動するための電源供給端子を支持する線状光源用基板
と、を有するバックライトユニットの出射光面に液晶パ
ネルを搭載したことを特徴とするバックライトユニット
を用いた液晶表示装置、が提供される。
示パネルを裏面から照明するエッジライト方式のバック
ライトユニットを用いた液晶表示装置において、所定の
光入射面から入射した光を均斉化して前記液晶表示パネ
ルに照射する導光板と、前記導光板の光入射面へ光を入
射する光源であって所望の輝度分布に応じて前記導光板
の光入射面の長手方向に対して線状かつ不等間隔に配置
される複数の光源と、前記複数の光源、及び前記光源を
駆動するための電源供給端子を支持する線状光源用基板
と、を有するバックライトユニットの出射光面に液晶パ
ネルを搭載したことを特徴とするバックライトユニット
を用いた液晶表示装置、が提供される。
【００１５】このような構成の液晶表示装置では、バッ
クライトユニットは、複数の光源を線状光源用基板上
に、所望の輝度分布に応じて、導光板の光入射面の長手
方向に対して線状かつ不等間隔に配置している。線状光
源用基板に設けられた電源供給端子より電源が供給され
ると、光源から導光板に向けて光が出射される。導光板
に入射した光は、均斉化され、面光源として液晶表示パ
ネルを裏面から照明する。液晶表示パネルは、所望の輝
度分布の照明を裏面から受ける。
クライトユニットは、複数の光源を線状光源用基板上
に、所望の輝度分布に応じて、導光板の光入射面の長手
方向に対して線状かつ不等間隔に配置している。線状光
源用基板に設けられた電源供給端子より電源が供給され
ると、光源から導光板に向けて光が出射される。導光板
に入射した光は、均斉化され、面光源として液晶表示パ
ネルを裏面から照明する。液晶表示パネルは、所望の輝
度分布の照明を裏面から受ける。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は、本発明の一実施の形態で
ある液晶表示装置のバックライトユニットの構成図であ
る。
を参照して説明する。図１は、本発明の一実施の形態で
ある液晶表示装置のバックライトユニットの構成図であ
る。
【００１７】本発明に係るバックライトユニットは、エ
ッジライト方式であり、光源である複数の白色ＬＥＤを
線状に配置した白色ＬＥＤ光源１１００、入射した光を
均斉化する導光板１４００、導光板１４００の表面に設
けられた拡散シート等の光学シート１４１０、及び導光
板１４００の裏面に設けられた反射シート１４２０、と
から構成される。
ッジライト方式であり、光源である複数の白色ＬＥＤを
線状に配置した白色ＬＥＤ光源１１００、入射した光を
均斉化する導光板１４００、導光板１４００の表面に設
けられた拡散シート等の光学シート１４１０、及び導光
板１４００の裏面に設けられた反射シート１４２０、と
から構成される。
【００１８】白色ＬＥＤ光源１１００は、導光板１４０
０の所定の端面（図１では、下端面）に沿って光源であ
る複数の白色ＬＥＤを配列している。白色ＬＥＤは、所
望の輝度分布に応じて、導光板１４００の下端部の長手
方向に線状かつ不等間隔に配置されている。白色ＬＥＤ
は、蛍光管に比べて、低消費電力化が可能である。ま
た、水銀を使用していないため、環境に悪影響を与える
こともない。白色ＬＥＤ光源１１００の詳細については
後述する。
０の所定の端面（図１では、下端面）に沿って光源であ
る複数の白色ＬＥＤを配列している。白色ＬＥＤは、所
望の輝度分布に応じて、導光板１４００の下端部の長手
方向に線状かつ不等間隔に配置されている。白色ＬＥＤ
は、蛍光管に比べて、低消費電力化が可能である。ま
た、水銀を使用していないため、環境に悪影響を与える
こともない。白色ＬＥＤ光源１１００の詳細については
後述する。
【００１９】導光板１４００は、樹脂製で、例えば、表
面に凹凸が形成され、その光学シート１４１０側表面が
光出射面となっている。光学シート１４１０は、プリズ
ム板や拡散シート等で、入射した光を拡散し、面光源化
する。反射シート１４２０は、伝播した光を反射して導
光板１４００内に再入射させる。
面に凹凸が形成され、その光学シート１４１０側表面が
光出射面となっている。光学シート１４１０は、プリズ
ム板や拡散シート等で、入射した光を拡散し、面光源化
する。反射シート１４２０は、伝播した光を反射して導
光板１４００内に再入射させる。
【００２０】このような構成のバックライトユニットの
動作について説明する。白色ＬＥＤ光源１１００は、導
光板１４００に光を入射する入射面の長手方向に、線状
かつ不等間隔に複数の白色ＬＥＤを配置している。白色
ＬＥＤ間の間隔は、所望の輝度分布に応じて決定され
る。白色ＬＥＤから出射された光は、導光板１４００の
下端部である入射面から入射し、導光板１４００内を伝
播する。反射シート１４２０に向かった光は、反射され
て導光板１４００内に再入射される。導光板１４００を
通過して光学シート１４１０に接する表面側に出射され
た光は、光学シート１４１０で拡散されて面光源化され
る。
動作について説明する。白色ＬＥＤ光源１１００は、導
光板１４００に光を入射する入射面の長手方向に、線状
かつ不等間隔に複数の白色ＬＥＤを配置している。白色
ＬＥＤ間の間隔は、所望の輝度分布に応じて決定され
る。白色ＬＥＤから出射された光は、導光板１４００の
下端部である入射面から入射し、導光板１４００内を伝
播する。反射シート１４２０に向かった光は、反射され
て導光板１４００内に再入射される。導光板１４００を
通過して光学シート１４１０に接する表面側に出射され
た光は、光学シート１４１０で拡散されて面光源化され
る。
【００２１】次に、白色ＬＥＤ光源１１００の構成につ
いて説明する。図２は、本発明の一実施の形態であるバ
ックライトユニットにおける白色ＬＥＤ光源の構成図で
ある。図１と同じものには同じ番号を付し、説明は省略
する。
いて説明する。図２は、本発明の一実施の形態であるバ
ックライトユニットにおける白色ＬＥＤ光源の構成図で
ある。図１と同じものには同じ番号を付し、説明は省略
する。
【００２２】本発明に係る白色ＬＥＤ光源１１００は、
光源である複数の白色ＬＥＤ１１１０、及び白色ＬＥＤ
１１１０を保持するとともに電源供給端子を保有する線
状光源用基板であるフレキシブル基板（以下、ＦＰＣと
する）１１２０とから構成される。
光源である複数の白色ＬＥＤ１１１０、及び白色ＬＥＤ
１１１０を保持するとともに電源供給端子を保有する線
状光源用基板であるフレキシブル基板（以下、ＦＰＣと
する）１１２０とから構成される。
【００２３】白色ＬＥＤ１１１０は、白色発光する素子
で、例えば、ＺｎＳｅ（セレン化亜鉛）白色ＬＥＤの場
合、ＺｎＳｅ青色ＬＥＤ素子の発光と、ＺｎＳｅ基板の
緑から赤色の発光とを混合して白色を作り出している。
必要な輝度に合せて個数が決定される。
で、例えば、ＺｎＳｅ（セレン化亜鉛）白色ＬＥＤの場
合、ＺｎＳｅ青色ＬＥＤ素子の発光と、ＺｎＳｅ基板の
緑から赤色の発光とを混合して白色を作り出している。
必要な輝度に合せて個数が決定される。
【００２４】ＦＰＣ１１２０は、導光板１４００の入射
面長手方向に合せた形状で白色ＬＥＤ１１１０を配列す
る部分と、コネクタに接続し電源の供給を受けるコネク
タ挿入部１１３０部分とから構成される。コネクタ挿入
部１１３０経由で供給される電源により、白色ＬＥＤ１
１１０が発光する。
面長手方向に合せた形状で白色ＬＥＤ１１１０を配列す
る部分と、コネクタに接続し電源の供給を受けるコネク
タ挿入部１１３０部分とから構成される。コネクタ挿入
部１１３０経由で供給される電源により、白色ＬＥＤ１
１１０が発光する。
【００２５】このような構成の白色ＬＥＤ光源１１００
における白色ＬＥＤ１１１０の配列の一例について説明
する。ここでは、光学シート１４１０において形成され
る面光源の中心部の輝度が高くなるように輝度分布を作
り出す場合について説明する。例えば、ビデオカメラ等
の電池駆動によって屋外で使用される機器に搭載する液
晶表示装置の場合、バックライトには高輝度、低消費電
力、小型化が要求されるため、液晶表示部の輝度の均一
性を若干犠牲にして、中央部の輝度を周辺部より高めに
することで実使用時の明るさ感を改善している。
における白色ＬＥＤ１１１０の配列の一例について説明
する。ここでは、光学シート１４１０において形成され
る面光源の中心部の輝度が高くなるように輝度分布を作
り出す場合について説明する。例えば、ビデオカメラ等
の電池駆動によって屋外で使用される機器に搭載する液
晶表示装置の場合、バックライトには高輝度、低消費電
力、小型化が要求されるため、液晶表示部の輝度の均一
性を若干犠牲にして、中央部の輝度を周辺部より高めに
することで実使用時の明るさ感を改善している。
【００２６】まず、白色ＬＥＤ１１１０の数が奇数個の
場合における配列の一例を示す。図３は、本発明の一実
施の形態であるバックライトユニットにおける白色ＬＥ
Ｄ（奇数個）の配列図である。これは、ＦＰＣ１１２０
の白色ＬＥＤを配列する部分の上面図である。
場合における配列の一例を示す。図３は、本発明の一実
施の形態であるバックライトユニットにおける白色ＬＥ
Ｄ（奇数個）の配列図である。これは、ＦＰＣ１１２０
の白色ＬＥＤを配列する部分の上面図である。
【００２７】まず、白色ＬＥＤ１１１０のうちの１つ
（ここでは、ＬＥＤ４とする）が、導光板１４００への
光入射面長手方向の中心線上に、ＬＥＤ４が中心線上で
長手方向に左右対称となるように配置する。続いて、そ
の他の白色ＬＥＤ１１１０のうちの２つ（ここでは、Ｌ
ＥＤ３とＬＥＤ５とする）を、ＬＥＤ４が配置された中
心線から距離Ｐ1の位置を中心として左右対称に配置す
る。同様に、ＬＥＤ２とＬＥＤ６はＬＥＤ３とＬＥＤ５
が配置された位置から距離Ｐ2の位置に左右対称に配置
され、ＬＥＤ１とＬＥＤ７は、ＬＥＤ２とＬＥＤ６が配
置された位置から距離Ｐ3の位置に左右対称に配置され
る。この結果、ＬＥＤ４を中心として、残りのＬＥＤが
左右対称の配列が得られる。また、白色ＬＥＤ１１１０
の数が７個より多い場合、あるいは７個以下の場合にも
同様にして配列することができる。
（ここでは、ＬＥＤ４とする）が、導光板１４００への
光入射面長手方向の中心線上に、ＬＥＤ４が中心線上で
長手方向に左右対称となるように配置する。続いて、そ
の他の白色ＬＥＤ１１１０のうちの２つ（ここでは、Ｌ
ＥＤ３とＬＥＤ５とする）を、ＬＥＤ４が配置された中
心線から距離Ｐ1の位置を中心として左右対称に配置す
る。同様に、ＬＥＤ２とＬＥＤ６はＬＥＤ３とＬＥＤ５
が配置された位置から距離Ｐ2の位置に左右対称に配置
され、ＬＥＤ１とＬＥＤ７は、ＬＥＤ２とＬＥＤ６が配
置された位置から距離Ｐ3の位置に左右対称に配置され
る。この結果、ＬＥＤ４を中心として、残りのＬＥＤが
左右対称の配列が得られる。また、白色ＬＥＤ１１１０
の数が７個より多い場合、あるいは７個以下の場合にも
同様にして配列することができる。
【００２８】このとき、距離Ｐ1、Ｐ2、Ｐ3を、Ｐ1≦Ｐ
2≦Ｐ3を満たすように設定することで、中心輝度が高い
バックライトを実現することができる。また、Ｐ1、
Ｐ2、Ｐ 3の比率を変えることで、容易に輝度の配分を設
定できるようになる。
2≦Ｐ3を満たすように設定することで、中心輝度が高い
バックライトを実現することができる。また、Ｐ1、
Ｐ2、Ｐ 3の比率を変えることで、容易に輝度の配分を設
定できるようになる。
【００２９】次に、白色ＬＥＤ１１１０の数が偶数個の
場合における配列の一例を示す。図４は、本発明の一実
施の形態であるバックライトユニットにおける白色ＬＥ
Ｄ（偶数個）の配列図である。これは、ＦＰＣ１１２０
の白色ＬＥＤを配列する部分の上面図である。
場合における配列の一例を示す。図４は、本発明の一実
施の形態であるバックライトユニットにおける白色ＬＥ
Ｄ（偶数個）の配列図である。これは、ＦＰＣ１１２０
の白色ＬＥＤを配列する部分の上面図である。
【００３０】この場合は、白色ＬＥＤ１１１０のうちの
２つ（ここでは、ＬＥＤ３とＬＥＤ４とする）を、それ
ぞれのＬＥＤの中心間の距離がＰ1となるように、か
つ、導光板１４００への光入射面長手方向の中心線に対
して左右対称となるように配置する。続いて、その他の
白色ＬＥＤ１１１０のうちの２つ（ここでは、ＬＥＤ２
とＬＥＤ５とする）を、ＬＥＤ３とＬＥＤ４が配置され
た位置から距離Ｐ2の位置に左右対称となるように配置
する。同様に、ＬＥＤ１とＬＥＤ６はＬＥＤ２とＬＥＤ
５が配置された位置から距離Ｐ3の位置に左右対称に配
置される。この結果、光入射面長手方向の中心線を中心
として全てのＬＥＤが左右対称の配列が得られる。ま
た、白色ＬＥＤ１１１０の数が６個より多い場合、ある
いは６個以下の場合にも、同様にして配列することがで
きる。
２つ（ここでは、ＬＥＤ３とＬＥＤ４とする）を、それ
ぞれのＬＥＤの中心間の距離がＰ1となるように、か
つ、導光板１４００への光入射面長手方向の中心線に対
して左右対称となるように配置する。続いて、その他の
白色ＬＥＤ１１１０のうちの２つ（ここでは、ＬＥＤ２
とＬＥＤ５とする）を、ＬＥＤ３とＬＥＤ４が配置され
た位置から距離Ｐ2の位置に左右対称となるように配置
する。同様に、ＬＥＤ１とＬＥＤ６はＬＥＤ２とＬＥＤ
５が配置された位置から距離Ｐ3の位置に左右対称に配
置される。この結果、光入射面長手方向の中心線を中心
として全てのＬＥＤが左右対称の配列が得られる。ま
た、白色ＬＥＤ１１１０の数が６個より多い場合、ある
いは６個以下の場合にも、同様にして配列することがで
きる。
【００３１】このとき、距離Ｐ1、Ｐ2、Ｐ3を、Ｐ1≦Ｐ
2≦Ｐ3を満たすように設定することで、中心輝度が高い
バックライトを実現することができる。また、Ｐ1、
Ｐ2、Ｐ 3の比率を変えることで、容易に輝度の配分を設
定できるようになる。
2≦Ｐ3を満たすように設定することで、中心輝度が高い
バックライトを実現することができる。また、Ｐ1、
Ｐ2、Ｐ 3の比率を変えることで、容易に輝度の配分を設
定できるようになる。
【００３２】このように、中心部のＬＥＤ配置の密度を
高くして中心部の輝度を引き上げ、周辺部はバランスの
とれる範囲で配分することによって、限られた光源から
の光を有効に利用することができる。
高くして中心部の輝度を引き上げ、周辺部はバランスの
とれる範囲で配分することによって、限られた光源から
の光を有効に利用することができる。
【００３３】次に、本発明に係るバックライトユニット
を組み込んだ液晶表示装置について説明する。図５は、
本発明の一実施の形態である液晶表示装置における液晶
表示部の断面図である。図１と同じものには同じ番号を
付し、説明は省略する。
を組み込んだ液晶表示装置について説明する。図５は、
本発明の一実施の形態である液晶表示装置における液晶
表示部の断面図である。図１と同じものには同じ番号を
付し、説明は省略する。
【００３４】本発明に係る液晶表示装置は、ＬＣＤパネ
ル１２００、ＬＣＤパネル１２００の後方にバックライ
トユニットを構成する白色ＬＥＤ光源１１００と導光板
１４００と駆動回路基板１５００、及びＬＣＤパネル１
２００とバックライトユニットを囲む筐体を構成する前
キャビ１３１０と後ろキャビ１３２０、とから構成され
る。
ル１２００、ＬＣＤパネル１２００の後方にバックライ
トユニットを構成する白色ＬＥＤ光源１１００と導光板
１４００と駆動回路基板１５００、及びＬＣＤパネル１
２００とバックライトユニットを囲む筐体を構成する前
キャビ１３１０と後ろキャビ１３２０、とから構成され
る。
【００３５】ＬＣＤパネル１２００は、前キャビ１３１
０及び後ろキャビ１３２０によって保持され、バックラ
イトユニットの前面に配置されている。ＬＣＤパネル１
２００上に表示される表示は、バックライトユニットか
らの光を背面から受けることにより、利用者に見やすい
表示となっている。
０及び後ろキャビ１３２０によって保持され、バックラ
イトユニットの前面に配置されている。ＬＣＤパネル１
２００上に表示される表示は、バックライトユニットか
らの光を背面から受けることにより、利用者に見やすい
表示となっている。
【００３６】白色ＬＥＤ光源１１００は、導光板１４０
０の下方に配置され、導光板１４００に光を入射する。
前キャビ１３１０は、液晶表示装置前方に配置される筐
体であり、ＬＣＤパネル１２００側面及び前面を被うよ
うに設けられており、前面はＬＣＤパネル１２００の表
示部を囲むように窓が形成されている。後ろキャビ１３
２０は、ＬＣＤパネル１２００の裏面に設けられたバッ
クライトユニットを被うように設けられている。
０の下方に配置され、導光板１４００に光を入射する。
前キャビ１３１０は、液晶表示装置前方に配置される筐
体であり、ＬＣＤパネル１２００側面及び前面を被うよ
うに設けられており、前面はＬＣＤパネル１２００の表
示部を囲むように窓が形成されている。後ろキャビ１３
２０は、ＬＣＤパネル１２００の裏面に設けられたバッ
クライトユニットを被うように設けられている。
【００３７】導光板１４００は、前面にＬＣＤ１２００
が設置され、その後方にバックライト光源である白色Ｌ
ＥＤ光源１１００、導光板１４００、駆動回路基板１５
００が設けられており、ＬＣＤ１２００を除く全体は、
前キャビ１３１０と後ろキャビ１３２０によって覆われ
ている。
が設置され、その後方にバックライト光源である白色Ｌ
ＥＤ光源１１００、導光板１４００、駆動回路基板１５
００が設けられており、ＬＣＤ１２００を除く全体は、
前キャビ１３１０と後ろキャビ１３２０によって覆われ
ている。
【００３８】駆動回路基板１５００は、導光板１４００
の裏面に設けられており、白色ＬＥＤ光源１１００への
電源供給とＬＥＤパネル１２００の表示制御を行なう。
白色ＬＥＤ光源１１００には、所望の輝度分布を作り出
すように白色ＬＥＤ１１１０が不等間隔に配列されてい
る。白色ＬＥＤ光源１１００から導光板１４００に入射
した光は、導光板１４００内部を伝播し、光学シート１
４１０により拡散され、面光源としてＬＥＤパネル１２
００を裏面より照明する。
の裏面に設けられており、白色ＬＥＤ光源１１００への
電源供給とＬＥＤパネル１２００の表示制御を行なう。
白色ＬＥＤ光源１１００には、所望の輝度分布を作り出
すように白色ＬＥＤ１１１０が不等間隔に配列されてい
る。白色ＬＥＤ光源１１００から導光板１４００に入射
した光は、導光板１４００内部を伝播し、光学シート１
４１０により拡散され、面光源としてＬＥＤパネル１２
００を裏面より照明する。
【００３９】ＬＥＤパネル１２００に必要な輝度分布
は、白色ＬＥＤ１１１０の配列を適宜設定することによ
り得ることができる。
は、白色ＬＥＤ１１１０の配列を適宜設定することによ
り得ることができる。
【００４０】
【発明の効果】以上説明したように本発明のバックライ
トユニットでは、複数の光源が所望の輝度分布に応じて
導光板の光入射面の長手方向に対して線状かつ不等間隔
に配置されている。導光板の入射面より入射したそれぞ
れの光源の光は、導光板で均斉化されて、液晶表示パネ
ルを裏面から照明する。
トユニットでは、複数の光源が所望の輝度分布に応じて
導光板の光入射面の長手方向に対して線状かつ不等間隔
に配置されている。導光板の入射面より入射したそれぞ
れの光源の光は、導光板で均斉化されて、液晶表示パネ
ルを裏面から照明する。
【００４１】このように、所望の輝度分布に応じて複数
の光源が線状かつ不等間隔に配置されているため、目標
とする中央部と周辺部の輝度分布を実現することができ
る。また、所望の輝度分布が容易に実現できることによ
り、より少ない個数の光源で高輝度のバックライトを実
現することができるようになる。
の光源が線状かつ不等間隔に配置されているため、目標
とする中央部と周辺部の輝度分布を実現することができ
る。また、所望の輝度分布が容易に実現できることによ
り、より少ない個数の光源で高輝度のバックライトを実
現することができるようになる。
【００４２】また、このようなバックライトユニットを
用いた液晶表示装置では、液晶表示パネルに必要なバッ
クライトの輝度分布を容易に作り出すことができる。さ
らに、より少ない個数の光源で高輝度のバックライトを
得ることができるため、液晶表示装置の低消費電力化、
低コスト化、省資源化が可能となる。
用いた液晶表示装置では、液晶表示パネルに必要なバッ
クライトの輝度分布を容易に作り出すことができる。さ
らに、より少ない個数の光源で高輝度のバックライトを
得ることができるため、液晶表示装置の低消費電力化、
低コスト化、省資源化が可能となる。
【図１】本発明の一実施の形態である液晶表示装置のバ
ックライトユニットの構成図である。
ックライトユニットの構成図である。
【図２】本発明の一実施の形態であるバックライトユニ
ットにおける白色ＬＥＤ光源の構成図である。
ットにおける白色ＬＥＤ光源の構成図である。
【図３】本発明の一実施の形態であるバックライトユニ
ットにおける白色ＬＥＤ（奇数個）の配列図である。
ットにおける白色ＬＥＤ（奇数個）の配列図である。
【図４】本発明の一実施の形態であるバックライトユニ
ットにおける白色ＬＥＤ（偶数個）の配列図である。
ットにおける白色ＬＥＤ（偶数個）の配列図である。
【図５】本発明の一実施の形態である液晶表示装置にお
ける液晶表示部の断面図である。
ける液晶表示部の断面図である。
【図６】ＬＣＤパネルを搭載したビデオカメラの斜視図
である。
である。
【図７】従来の液晶表示装置におけるバックライトユニ
ットの構造を示している。
ットの構造を示している。
１１００…白色ＬＥＤ光源、１１１０…白色ＬＥＤ、１
１２０…ＦＰＣ、１１３０…コネクタ挿入部、１４１０
…光学シート、１４００…導光板、１４２０…反射シー
ト
１２０…ＦＰＣ、１１３０…コネクタ挿入部、１４１０
…光学シート、１４００…導光板、１４２０…反射シー
ト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十川 俊明 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 Ｆターム(参考） 2H091 FA23Z FA41Z FA42Z FA45Z GA11 LA11
Claims (6)
- 【請求項１】 液晶表示パネルを裏面から照明するエッ
ジライト方式のバックライトユニットにおいて、 所定の光入射面から入射した光を均斉化して前記液晶表
示パネルに照射する導光板と、 前記導光板の光入射面へ光を入射する光源であって所望
の輝度分布に応じて前記導光板の光入射面の長手方向に
沿って線状かつ不等間隔に配置される複数の光源と、 前記複数の光源、及び前記光源を駆動するための電源供
給端子を支持する線状光源用基板と、 を具備したことを特徴とするバックライトユニット。 - 【請求項２】 前記複数の光源が奇数個である場合に、
前記光源の１つが前記導光板の光入射面の長手方向中心
線上に左右対称となるように配置され、その他の光源は
前記長手方向中心線に対して左右対称の不等間隔に配置
されることを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置用
のバックライトユニット。 - 【請求項３】 前記複数の光源が偶数個である場合に、
前記光源は前記導光板の光入射面の長手方向中心線上に
対して左右対称の不等間隔で配置されることを特徴とす
る請求項１記載の液晶表示装置用のバックライトユニッ
ト。 - 【請求項４】 前記複数の光源の配置される間隔は、前
記導光板の光入射面の長手方向中心線から離れるに従っ
て長くなることを特徴とする請求項１記載の液晶表示装
置用のバックライトユニット。 - 【請求項５】 前記光源は、白色ＬＥＤであることを特
徴とする請求項１記載のバックライトユニット。 - 【請求項６】 液晶表示パネルを裏面から照明するエッ
ジライト方式のバックライトユニットを用いた液晶表示
装置において、 所定の光入射面から入射した光を均斉化して前記液晶表
示パネルに照射する導光板と、前記導光板の光入射面へ
光を入射する光源であって所望の輝度分布に応じて前記
導光板の光入射面の長手方向に沿って線状かつ不等間隔
に配置される複数の光源と、前記複数の光源、及び前記
光源を駆動するための電源供給端子を支持する線状光源
用基板と、を有するバックライトユニットの出射光面に
液晶パネルを搭載したことを特徴とするバックライトユ
ニットを用いた液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000268963A JP2002075038A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | バックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000268963A JP2002075038A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | バックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002075038A true JP2002075038A (ja) | 2002-03-15 |
Family
ID=18755661
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000268963A Pending JP2002075038A (ja) | 2000-09-05 | 2000-09-05 | バックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002075038A (ja) |
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-
2000
- 2000-09-05 JP JP2000268963A patent/JP2002075038A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090127 |
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| A02 | Decision of refusal |
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