JP2002074116A - 製品販売方法及びシステム - Google Patents

製品販売方法及びシステム

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JP2002074116A
JP2002074116A JP2000253403A JP2000253403A JP2002074116A JP 2002074116 A JP2002074116 A JP 2002074116A JP 2000253403 A JP2000253403 A JP 2000253403A JP 2000253403 A JP2000253403 A JP 2000253403A JP 2002074116 A JP2002074116 A JP 2002074116A
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Kyoko Tanaka
京子 田中
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注文者の有する製品の在庫数量を納品者側で
管理することにより、当該注文者についての需要を予測
して製品を販売する方法及びシステムを提供する。 【解決手段】 納品者端末と注文者端末がネットワーク
を介して接続されており、当該ネットワークを介して製
品を販売する方法において、納品者が、前記注文者の在
庫情報を取得するステップと、前記納品者端末のプログ
ラムにより、前記在庫情報を基に注文者ごとに発注勧告
情報を作成し、前記注文者端末にこれを送信するステッ
プと、注文者が、前記発注勧告情報を判断材料として製
品の発注を行うステップと、を備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品販売方法及び
システムに関し、特に、注文者の有する製品の在庫数量
を納品者側で管理することにより、当該注文者について
の需要を予測して製品を販売する方法及びシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等のネットワーク
を利用して製品の購入を行う電子商取引が盛んである。
このように一般に行われている製品販売方法において
は、ネットワークを介して注文者(購入企業)からの製
品の発注が納品者(納品企業)に受け付けられ、納品者
から注文者へと製品が配送される。
【0003】以下に従来の製品販売システムについて添
付の図面を参照して説明する。図8は、従来の製品販売
システムの構成を示すブロック図である。従来の製品販
売システムは、購入企業端末110と、納品企業端末1
20と、これらを相互に接続するネットワーク200と
から構成されている。
【0004】まず注文者は、購入企業端末110を介し
て、納品企業がネットワーク200上に開設している製
品販売ホームページにアクセスし、購入したい製品を決
定し購入企業端末110の画面上で発注を行う。次い
で、当該発注を受けた納品企業は、指定された製品を配
送者を介して注文者に配送するようにしている。尚、こ
の従来の製品販売システムでは、注文者が企業であると
仮定しているが、注文者が個人であっても同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製品販売システムには以下のような問題点があった。ま
ず第1に、注文者は発注時における製品の在庫数量を基
に勘や経験から発注数量を決めざるを得ない場合が多
く、注文者側において在庫過多や在庫不足が発生しがち
になる。このため注文者における調達コストがかさんで
しまう要因となる。
【0006】第2に、納品者が、注文者からの発注数量
を予測することは困難であるため、一度に多数の発注が
あった場合には受注欠品等が生じる可能性がある。ま
た、納品者は注文者からの発注があった時に納品を行う
必要があり、製品の配送計画が立てづらく、上述した受
注欠品を回避するために、注文者は常に多めの在庫を抱
えがちになってしまう。
【0007】第3に、一般に、企業間における製品の受
注購入においては、製品の価格は一律でなく、納品企業
(納品者)と各購入企業(注文者)との間の交渉により
個別に設定されることが少なくない。しかしながら、従
来の製品販売システムでは、製品の価格はいずれの購入
企業(注文者)にも一律に設定されており、購入企業
(注文者)ごとに個別に設定することができない。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決すべく
なされたものであって、注文者の有する製品の在庫数量
を納品者側で管理することにより、当該注文者について
の需要を予測して発注勧告情報を注文者に提供し、また
注文者が実際に使用した分のみについて売上を発生させ
るようにした製品販売方法及びシステムを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明の製品販売方法は、納品者端末と注文者端末がネ
ットワークを介して接続されており、当該ネットワーク
を介して製品を販売する方法であって、納品者が、前記
注文者の在庫情報を取得するステップと、前記納品者端
末のプログラムにより、前記在庫情報を基に注文者ごと
に発注勧告情報を作成し、前記注文者端末にこれを送信
するステップと、注文者が、前記発注勧告情報を判断材
料として製品の発注を行うステップと、を備えることを
特徴とする。
【0010】このように本発明の製品販売方法によれ
ば、ネットワークを介した商取引において、注文者の有
する製品の在庫情報を納品者が管理することができるの
で、納品者は注文者が発注すべき製品の数量などの情報
を注文者に通知することができる。一方、注文者は納品
者からの当該情報の提供により適正発注量を知ることが
でき、注文者と納品者両者における製品の在庫数を最適
な数量に保つことができる。また、各注文者ごとに発注
勧告情報等が作成されるので、各注文者ごとに個別の価
格設定が可能になる。また、納品者においては、注文者
の需要状況をタイムリーに入手して注文者の有する製品
の在庫情報を管理することにより、製品の生産計画や配
送計画に生かすことができる。更には、納品者における
製品の保管スペースを圧縮することが可能である。
【0011】また本発明の製品販売方法は更に、注文者
が、前記発注勧告情報に、特定製品を追加するステッ
プ、を備えることを特徴とする。
【0012】このように本発明の製品販売方法によれ
ば、発注勧告情報として提示された製品以外に、発注勧
告情報に任意に新たな製品を追加することができるの
で、新製品や季節商品や限定品、プライスダウン情報な
どのプロモーション活動も併せて行うことができる。
【0013】また本発明の製品販売方法は更に、納品者
が、前記発注による製品を注文者に納品すると共に、前
記発注による製品以外の製品を持参して注文者に直接発
注勧告するステップと、注文者が、前記発注勧告に基づ
いて、前記納品者に追加発注するステップと、を備える
ことを特徴とする。
【0014】このように本発明の製品販売方法によれ
ば、発注で指定された製品以外の製品をその場で即時に
納品できるので、納品者の営業担当者や配送担当者が営
業活動に使用することができる。
【0015】また本発明の製品販売方法は、前記在庫情
報が、前記注文者の在庫数量と、前記納品者の納品数量
と、を少なくとも含むことを特徴とする。このように、
在庫数量と納品数量を納品者が把握することができるの
で、これに対応する発注勧告情報を作成することができ
る。
【0016】また本発明の製品販売方法は、前記在庫情
報が更に、在庫履歴、発注勧告履歴、発注履歴、売上履
歴、製品属性のうちの少なくとも一つを含むことが好ま
しい。このように、注文者における過去の実績も参照す
ることにより、更に的確な発注勧告情報を作成すること
ができる。
【0017】また本発明の製品販売方法は更に、納品者
が、前記注文者への製品の納品時ごとに前記注文者の在
庫情報を取得し、前記納品者端末のプログラムにより、
(1)前回の在庫数量と(2)前回の納品数量とを加え
た数量から(3)今回の在庫数量を引いた数量を実納品
数量として売り上げ計上するステップと、納品者が、当
該実納品数量分の製品代金を注文者に請求するステップ
と、を備えることを特徴とする。
【0018】このように本発明の製品販売方法によれ
ば、注文者が実際に使用した製品分についてのみ売り上
げ計上されるので、注文者における調達コストを低く抑
えることができる。
【0019】本発明の製品販売システムは、ネットワー
クを介して相互に接続された納品者端末と、納品者携帯
端末と、注文者端末と、を備える製品販売システムであ
って、前記納品者携帯端末が、注文者の在庫情報を納品
者端末に送信する機能を備え、前記納品者端末が、納品
者の販売する製品情報を蓄積する機能と、前記納品者携
帯端末からの在庫情報を蓄積する機能と、前記在庫情報
を基に発注勧告情報を作成する機能と、前記製品情報と
前記発注勧告情報を前記注文者端末に送信する機能と、
を備え、前記注文者端末が、前記納品者端末から通知さ
れた前記製品情報と前記発注勧告情報を表示する機能
と、前記納品者端末に発注情報を送信する機能と、を備
えることを特徴とする。
【0020】また本発明の製品販売システムは、前記在
庫情報が、前記注文者の在庫数量と、前記納品者の納品
数量と、を少なくとも含むことを特徴とする。
【0021】また本発明の製品販売システムは、前記在
庫情報が更に、在庫履歴、発注勧告履歴、発注履歴、売
上履歴、製品属性のうちの少なくとも一つを含むことを
特徴とする。
【0022】また本発明の製品販売システムは、前記納
品者端末が更に、(1)前回の在庫数量と(2)前回の
納品数量とを加えた数量から(3)今回の在庫数量を引
いた数量を実納品数量として売り上げ計上する機能、を
備えることを特徴とする。
【0023】本発明の記録媒体は、ネットワークを介し
て製品を販売するシステムの端末に組み込まれるプログ
ラムを格納した記録媒体であって、前記プログラムが、
注文者の在庫情報を基に発注勧告情報を作成するプログ
ラムであることを特徴とする。
【0024】また本発明の記録媒体は、ネットワークを
介して製品を販売するシステムの端末に組み込まれ、注
文者の在庫数量と納品数量から売上計上するプログラム
を格納した記録媒体であって、前記プログラムが、前記
注文者の(1)前回の在庫数量と(2)前回の納品数量
とを加えた数量から(3)今回の在庫数量を引いた数量
を実納品数量として売り上げ計上するプログラムである
ことを特徴とする記録媒体。注文者の在庫情報を基に発
注勧告情報を作成するためのプログラムを格納したこと
を特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して説明する。図1は、本発明の製品販売
システムの構成を示すブロック図である。図1に示すよ
うに、本発明の製品販売システムは、購入企業端末10
と、納品企業端末20と、納品企業携帯端末30と、こ
れらを相互に接続する通信ネットワーク100から構成
されている。本実施形態においては、ネットワーク10
0はインターネットであるとして説明するが、WAN、
LAN等のネットワークであってもよい。
【0026】図1において、購入企業端末10は、購入
企業等に設置されたパーソナルコンピュータ等の情報処
理装置である。この購入企業端末10は、後述する納品
企業端末20がネットワーク100上にある製品情報・
発注勧告情報を提供するホームページにアクセスし、当
該情報を画面上に表示する機能を備えている。この製品
情報としては、当該納品企業が提供する製品の名称、分
類、製品番号、色又は価格等、発注勧告情報としては、
注文者が発注すべき製品の発注すべき日や納品予定日、
発注勧告数量と、当該製品の製品情報とが含まれる。ま
た購入企業端末10は更に、注文者が購入を希望する製
品の購入注文情報をネットワーク100を介して納品企
業端末20に送信する機能を有している。
【0027】一方、納品企業端末20は、納品企業等に
設置されたワークステーションサーバ等の情報処理装置
によって構成されている。この納品企業端末20は、注
文者の操作により購入企業端末10が送信した購入注文
情報を受信し、当該購入注文情報を基に製品の配送担当
者に出荷配送指示を行う機能を有している。また、購入
企業ごとの在庫情報、発注勧告情報、購入注文情報、売
上情報、製品属性等の履歴情報を蓄積する機能、および
これら履歴情報から購入企業ごとの発注勧告数量を含む
発注勧告情報を作成して購入企業端末10に送信する機
能を有する。また、在庫数量及び納品数量を基に購入企
業に対して請求を行う機能を有する。上述したこれらの
機能は納品企業端末20のプログラム制御によって処理
が行われる。
【0028】上述した在庫履歴とは、購入企業の在庫数
量の過去の履歴情報であり、また発注勧告情報は、購入
企業に対して送信した発注勧告情報の過去の履歴情報で
ある。更に購入注文履歴は、購入企業が過去に購入注文
した過去の履歴情報であり、売上履歴は購入者に対して
請求した売上額の履歴情報である。また、製品属性は、
その製品の名称、分類、製品番号、色又は価格等を含む
情報である。
【0029】納品企業携帯端末30は、配送担当者が購
入企業への製品配送時に所持する、持ち運び可能な軽量
小型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置であ
る。この納品企業携帯端末30は、納品先である購入企
業の製品の在庫情報を入力して、ネットワーク100を
介して納品企業端末20に送信する機能を有している。
ここでの在庫情報は、購入企業にある製品の在庫数量に
関する情報である。すなわちこの在庫情報は、口述する
購入企業の仕入数及び納品企業の売上数を確定するため
の情報であり、また発注勧告情報を算定する基となる情
報となる。
【0030】次に、本実施形態に係る製品販売システム
の処理の流れを図2〜図6を参照して説明する。図2
は、本発明の製品販売システムの処理の流れを説明する
ためのフローチャートである。まず注文者は、購入企業
端末10を介して、納品企業がインターネット上に開設
している発注勧告ホームページにアクセスする(ステッ
プA1)。するとこれに応答して納品企業端末20は、
当該購入企業に対応した発注勧告情報を購入企業端末1
0に送信する(ステップA2)。ここで、購入企業端末
10からのアクセスは、購入企業ごとに個別のパスワー
ドやIDなどを入力させて、購入企業ごとに個別のペー
ジにアクセスするようにするのが好ましい。
【0031】次いで、購入企業端末10には、図3に示
すような発注勧告情報が表示される(ステップA3)。
注文者は、購入企業端末10の画面上に表示された発注
勧告情報を見て、購入を希望する製品とその数量を決定
して当該製品を購入する旨を画面上で登録する(ステッ
プA4)。図3の例では、注文者が鉛筆Aの購入欄(選
択欄)をマウスでクリックするとレ印が付され、発注勧
告数量の数字が購入注文数量に転記され、この鉛筆A
(50本)が購入注文対象として登録される。購入注文
数量は、購入注文数量の欄の数字を変更することにより
増減が可能である。本例の場合、注文者は赤鉛筆Bの購
入欄を選択し、購入注文数を30本に変更して登録して
いる(図4参照)。こうして登録された注文者の購入注
文情報は、一時的に購入企業端末10に蓄積される。
【0032】購入企業端末10に蓄積された購入注文情
報は注文者の指示(図4の「注文」ボタンをマウスでク
リック)によって納品企業端末20にネットワーク10
0を介して送信される(ステップA5)。次いで、納品
企業端末20は、購入注文情報を受信し(ステップA
6)、すでに送信した発注勧告情報と共に購入注文情報
を蓄積する(ステップA7)。ここで購入注文情報は、
配送担当者に対して出荷配送指示情報として通知される
(ステップA8)。ここでの通知は、ネットワークを介
した通知、その他書面等による通知でもよい。
【0033】出荷配送指示の通知を受けた配送担当者
は、出荷配送指示された製品を購入企業に納品する際に
(ステップA9)、購入企業に保管されている製品の在
庫数量を調査して確認し(ステップA10)、持参した
納品企業携帯端末30に入力する。具体的には、配送担
当者は、納品企業携帯端末30からネットワーク100
を介して納品企業端末20に接続する(ステップA1
1)。すると、納品企業端末20から図5に示すような
在庫情報が送信され(ステップA12)、端末画面上に
表示される(ステップA13)。この在庫情報は、納品
企業端末20に蓄積されている前回の納品時までの在庫
数量を含んだ情報である。配送担当者は、納品企業携帯
端末30の画面上に表示された製品の在庫数量を確認し
て、今回の納品時までの在庫数量を「在庫数」欄に入力
し登録する(ステップA14)。
【0034】図6の例では、鉛筆Aの在庫数は50本で
あったので、前回納品時の在庫数量(50本)と同じ数
量が在庫されていることになり、この在庫数量(50
本)が登録される。また、赤鉛筆Bの在庫数量は10本
として登録されている。このようにして登録された製品
の在庫情報は一時的に納品企業携帯端末30に蓄積さ
れ、配送担当者の指示(図6の「確定」ボタンをマウス
でクリック)により、納品企業端末20にネットワーク
100を介して送信される(ステップA15、A1
6)。
【0035】納品企業端末20に送信された在庫情報は
蓄積されると共に、この在庫情報を用いて購入企業につ
いての売上情報を作成し、蓄積する(ステップA1
7)。具体的には、(1)前回納品時の在庫数量、
(2)前回納品時の納品数量、(3)今回納品時までの
在庫数量の3つの情報が納品者端末20に蓄積されてお
り、これらから(1)+(2)−(3)の計算式により
売上数及び売上額を算出する。本例の赤鉛筆Bに当ては
めると、(1)前回納品時の在庫数量が25(図6参
照)、(2)前回納品時の納品数量が25(と仮定す
る)、(3)今回納品時までの在庫数量が10(図6参
照)であるので、(1)25+(2)25−(3)10
=40ということになり、赤鉛筆Bについては、40本
(数量)×30円(単価)=1,200円の売上額が発
生することになる。納品企業はこの売上額を基に購入企
業に請求を行う。以上、説明したように、購入企業にお
いては、前回納品時から今回納品時までに実際に使用し
た数量分だけについて仕入が発生することになる。
【0036】また、納品企業端末20においては、当該
端末20に蓄積してある購入企業ごとの在庫履歴、発注
勧告履歴、購入注文履歴、売上履歴、製品属性、更には
曜日や季節の変動などの情報を利用して、その購入企業
における次回の発注すべき日、その製品の納品予定日、
発注勧告数量を含む発注勧告情報が作成される(ステッ
プA18)。例えば、当該購入企業における特定製品の
在庫数量が増加傾向にある場合は、発注勧告数量を減少
させたり、また、購入企業が長期休暇をとる場合に発注
数量を減少させたりして、上述した各情報に基づいて作
成される。尚、上述した実納品数量・売上額の算出、発
注勧告情報の作成は納品企業端末20のプログラム制御
により算出・作成される。
【0037】以上、説明したように本発明の第1の実施
形態に係る製品販売システムによれば、納品企業からの
発注勧告情報を参照して製品の発注をすることができ
る。このため、購入企業自らが在庫管理せずとも在庫数
量が一定に保持される。また、在庫数量を納品企業側で
管理することにより、購入企業が使用した製品分につい
てのみ仕入計上されるので、購入企業における調達コス
トを低く抑えることが可能である。
【0038】また、納品企業においては、購入企業の需
要状況をタイムリーに入手して購入企業の有する製品の
在庫数量を管理することにより、製品の生産計画や配送
計画に生かすことができる。更には、納品企業における
製品の保管スペースを圧縮することが可能である。ま
た、納品企業の端末には、購入企業ごとの情報が蓄積さ
れることになるので、購入企業ごとに製品の価格設定を
行うこともでき、購入企業ごとに流動的な取引を実現す
ることができる。
【0039】次に本発明に係る製品販売システムの第2
の実施形態について添付の図面を参照して説明する。本
発明の第2の実施形態は、その構成において第1の実施
形態と同じであるが、購入企業端末10での購入注文製
品の追加登録、納品企業端末20での発注勧告製品の追
加登録、納品企業携帯端末30での配送した製品の追加
登録ができる点で第1の実施形態と相違する。
【0040】具体的に説明すると、購入企業端末10で
購入注文製品の追加登録をするということは、購入企業
端末10で発注勧告情報に明示された製品以外の製品
を、発注勧告ホームページ上で検索し、購入注文情報を
納品企業端末20に送信するということである。次に、
納品企業端末20で発注勧告製品の追加登録を行うとい
うことは、納品企業端末20が過去の実績に基づいて算
出した発注勧告情報以外に、納品企業の担当者が新製品
などの販売促進製品の情報を発注勧告情報に追加すると
いうことである。購入企業端末10では、算出された発
注勧告情報と納品企業の担当者の勧める製品を合わせて
購入注文の対象として選択することができる。最後に、
納品企業携帯端末30で配送した製品の追加登録ができ
るということは、出荷配送指示情報で配送指示された製
品以外の製品を、納品時に直接購入企業に紹介し、追加
納品した時点でネットワーク100を介して納品企業端
末20に納品情報を送信するということである。
【0041】次に本実施形態に係る製品販売システムの
処理の流れを図7を参照して説明する。図7は、本発明
の製品販売システムの処理の流れを説明するためのフロ
ーチャートである。図7を参照すると、注文者が購入企
業端末10から納品企業端末20へアクセスし、発注勧
告情報を参照して、購入注文情報を入力するまでは、第
1の実施形態と同じである(ステップB1〜B4)。購
入企業端末10は、納品企業端末20にアクセスして、
追加注文したい製品を分類や製品名などの検索条件をネ
ットワーク100を介して、納品企業端末20に送信す
る(ステップB5)。
【0042】納品企業端末20は、検索条件に該当する
製品情報を購入企業端末10に送信する(ステップB
6)。この製品情報を受信した購入企業端末10で当該
製品の発注数量を入力し(ステップB7)、購入注文情
報と追加注文情報は、納品企業端末20に送信され(ス
テップB8)、すでに送信した発注勧告情報と共にそれ
ぞれ納品企業端末20に蓄積される(ステップB9)。
この発注勧告情報に対応する購入注文情報と追加注文情
報は、併せて出荷配送指示情報となる(ステップB1
0)。
【0043】次に、納品企業携帯端末30では、第1の
実施形態の場合と同様に(ステップA9〜A17)、購
入企業の在庫数量の調査を行って在庫情報を入力し、納
品企業端末20に在庫情報を送信する。納品企業端末2
0では、在庫情報と売上情報を生成し、蓄積する(ステ
ップB11〜B19)。
【0044】ここで、配送担当者は、配送担当者の営業
活動等により出荷配送指示情報にある製品以外の製品を
納品する場合、納品企業携帯端末30で、追加納品情報
を入力し(ステップB20)、納品企業端末20にネッ
トワーク100を介して送信する(ステップB21)。
この追加納品情報を受信した納品企業端末20は(ステ
ップB22)、追加納品情報を追加納品履歴として蓄積
する(ステップB23)。
【0045】次いで、納品企業端末20において、当該
端末20に蓄積している購入企業ごとの在庫履歴、発注
勧告履歴、購入注文履歴、売上履歴、製品属性、更には
曜日や季節の変動などの情報、更には製品が追加された
場合には追加注文、追加納品情報などを用いて、その購
入企業における次回の発注すべき日、その製品の納品予
定日、発注勧告数量を含む発注勧告情報が作成される
(ステップB24)。また、追加納品された製品の売上
額の請求については、次回の発注が行われた際に、第1
の実施形態と同様に行われる。尚、発注勧告情報の作成
はすべて納品企業端末20のプログラム制御により行わ
れる。
【0046】以上説明したように、本実施形態における
製品販売システムによれば、購入企業において、発注勧
告情報にある製品以外の製品を注文することができるた
め、通常の注文と同様に注文することが可能である。こ
れにより、購入企業は発注業務の一本化を図ることがで
き、これに対応して納品企業においても購入企業の需要
状況を一元管理することができる。
【0047】更に納品企業においては、発注勧告として
算出された製品以外に、発注勧告情報に新たな製品を追
加することができるので、新製品や季節商品や限定品、
プライスダウン情報などのプロモーション活動も併せて
行うことができる。
【0048】一方、納品企業携帯端末30で出荷配送指
示情報で配送指示された以外の製品を追加登録できるの
で、納品企業の営業担当者や配送担当者が営業活動に使
用することができる。すなわち、購入企業に紹介した製
品等をその場で納品し、後日使用した分のみ売上げとし
て処理を行うシステムである。本発明を利用することに
より、購入企業は仕入金額をほとんどかけずに製品の使
用が可能となる。納品企業はネットワークを利用して製
品の納品追加登録を行うことで、購入企業の反応が即時
に情報として集計でき、その後に活用することができ
る。
【0049】上述した実施形態においては、注文者を企
業と仮定して説明したが、注文者は特定の個人であって
も同様である。すなわちオンラインショッピング等にも
本発明を適用することができる。また、製品の売上につ
いては注文者が直接注文者に請求することとしている
が、ネットワークに接続された銀行などの金融機関の端
末を介して請求処理を行うようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。第1に、注文者の有する製品の在庫
数量を納品者側で一元管理して需要予測することによ
り、納品者は注文者が発注すべき製品の数量などの情報
を注文者に通知することができ、一方注文者は納品者か
らの当該情報の提供により適正発注量を知ることがで
き、両者における製品の在庫数量を最適な数量に保つこ
とができる。また、注文者が製品を使用した分のみの仕
入計上としているため、購入企業において調達コストを
抑制することができる。
【0051】第2に、納品者が注文者の需要状況を把握
することができるので、製品の生産計画や配送計画に役
立てることができ、引いては製品の保管スペースを圧縮
することができる。第3の効果として、納品者は注文者
ごとの在庫数量や発注数量を個別に管理しているので、
各注文者ごとに製品価格を設定することができ、各注文
者に特化した取引を実現することができる。
【0052】第4に、注文者は納品者からの発注勧告情
報以外の製品も追加注文することができるので、通常の
発注と同様に発注業務の一本化を図ることができる。一
方、納品者は、納品者独自の判断によって新製品や季節
商品等を発注勧告情報に追加することにより、プロモー
ション活動も併せて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製品販売システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る製品販売システ
ムの処理の流れを説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】発注勧告ホームページにおける発注勧告画面を
示す図である。
【図4】発注勧告ホームページにおける発注勧告画面を
示す図である。
【図5】配送担当者が在庫数を入力する在庫数量入力画
面を示す図である。
【図6】配送担当者が在庫数を入力する在庫数量入力画
面を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る製品販売システ
ムの処理の流れを説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】従来の製品販売システムの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10、110 購入企業端末 20、120 納品企業端末 30、130 納品企業携帯端末 100、200 ネットワーク

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 納品者端末と注文者端末がネットワーク
    を介して接続されており、当該ネットワークを介して製
    品を販売する方法において、 納品者が、注文者の在庫情報を取得するステップと、 前記納品者端末のプログラムにより、前記在庫情報を基
    に注文者ごとに発注勧告情報を作成し、前記注文者端末
    にこれを送信するステップと、 注文者が、前記発注勧告情報を判断材料として製品の発
    注を行うステップと、 を備えることを特徴とする製品販売方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の製品販売方法におい
    て、当該方法が更に、注文者が、前記発注勧告情報に、
    特定製品を追加するステップ、を備えることを特徴とす
    る製品販売方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の製品販売方法に
    おいて、当該方法が更に、納品者が、前記発注による製
    品を注文者に納品すると共に、前記発注による製品以外
    の製品を持参して注文者に直接発注勧告するステップ
    と、注文者が、前記発注勧告に基づいて、前記納品者に
    追加発注するステップと、を備えることを特徴とする製
    品販売方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の製品
    販売方法において、前記在庫情報が、前記注文者の在庫
    数量と、前記納品者の納品数量と、を少なくとも含むこ
    とを特徴とする製品販売方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の製品販売方法におい
    て、前記在庫情報が更に、在庫履歴、発注勧告履歴、発
    注履歴、売上履歴、製品属性のうちの少なくとも一つを
    含むことを特徴とする製品販売方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の製品販売方法に
    おいて、当該方法が更に、 納品者が、前記注文者への製品の納品時ごとに前記注文
    者の在庫情報を取得し、前記納品者端末のプログラムに
    より、(1)前回の在庫数量と(2)前回の納品数量と
    を加えた数量から(3)今回の在庫数量を引いた数量を
    実納品数量として売り上げ計上するステップと、 納品者が、当該実納品数量分の製品代金を注文者に請求
    するステップと、 を備えることを特徴とする製品販売方法。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して相互に接続された
    納品者端末と、納品者携帯端末と、注文者端末と、を備
    える製品販売システムであって、 前記納品者携帯端末が、注文者の在庫情報を納品者端末
    に送信する機能を備え、 前記納品者端末が、納品者の販売する製品情報を蓄積す
    る機能と、前記納品者携帯端末からの在庫情報を蓄積す
    る機能と、前記在庫情報を基に発注勧告情報を作成する
    機能と、前記製品情報と前記発注勧告情報を前記注文者
    端末に送信する機能と、を備え、 前記注文者端末が、前記納品者端末から通知された前記
    製品情報と前記発注勧告情報を表示する機能と、前記納
    品者端末に発注情報を送信する機能と、を備えることを
    特徴とする製品販売システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の製品販売システムにお
    いて、前記在庫情報が、前記注文者の在庫数量と、前記
    納品者の納品数量と、を少なくとも含むことを特徴とす
    る製品販売システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の製品販売システムにお
    いて、前記在庫情報が更に、在庫履歴、発注勧告履歴、
    発注履歴、売上履歴、製品属性のうちの少なくとも一つ
    を含むことを特徴とする製品販売システム。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9に記載の製品販売シス
    テムにおいて、 前記納品者端末が更に、(1)前回の在庫数量と(2)
    前回の納品数量とを加えた数量から(3)今回の在庫数
    量を引いた数量を実納品数量として売り上げ計上する機
    能、 を備えることを特徴とする製品販売システム。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介して製品を販売する
    システムの端末に組み込まれるプログラムを格納した記
    録媒体であって、前記プログラムが、注文者の在庫情報
    を基に発注勧告情報を作成するプログラムであることを
    特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して製品を販売する
    システムの端末に組み込まれ、注文者の在庫数量と納品
    数量から売上計上するプログラムを格納した記録媒体で
    あって、前記プログラムが、前記注文者の(1)前回の
    在庫数量と(2)前回の納品数量とを加えた数量から
    (3)今回の在庫数量を引いた数量を実納品数量として
    売り上げ計上するプログラムであることを特徴とする記
    録媒体。
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