JP2002073830A - コマース情報流通システム - Google Patents

コマース情報流通システム

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JP2002073830A
JP2002073830A JP2000255713A JP2000255713A JP2002073830A JP 2002073830 A JP2002073830 A JP 2002073830A JP 2000255713 A JP2000255713 A JP 2000255713A JP 2000255713 A JP2000255713 A JP 2000255713A JP 2002073830 A JP2002073830 A JP 2002073830A
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broadcast
product
commerce
customer
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JP2000255713A
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Noboru Ozaki
暢 尾崎
Makoto Yoshioka
誠 吉岡
Hideshi Aoe
秀史 青江
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、各業者毎に独立して流通して
いたコマース情報を一括管理することにより、より効果
的なコマースを実現する。。 【解決手段】コマースアウトソーシングセンター1は、
商品作成元5やサービス提供元6の依頼に基づき、DB
9に管理されているコマース情報に基づいてCM放送及
びそのCM放送に付随するCM情報を作成し、放送局2
に放送依頼する。この放送を放送受信端末装置10で受
信した顧客は、そのCM情報から購入したい商品を選択
する。選択した商品の商品情報及び何れのCM放送を見
て商品を購入したかを示すCM放送特定情報等は、放送
受信端末装置10から携帯端末装置11を介して、端末
装置12に渡され、顧客の情報と共に、コマースアウト
ソーシングセンター1のコンピュータ8に送られる。こ
れにより、DB9には、商品情報や顧客の情報等のコマ
ース情報が多数蓄積され、このコマース情報に基づい
て、より効果的なコマースを実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各業者毎に独立し
て流通していたCMの情報や商品又はサービスの情報や
顧客の情報等のコマース情報を一括管理することによ
り、各メディア間及び各業者間のコマース情報の流通を
可能にし、管理されたコマース情報に基づき、より効果
的なコマースを実現することを可能にしたコマース情報
流通システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CMを利用するコマースの仕
組みは、各メディア毎に複数存在し、商品作成元やサー
ビス提供元毎に独立して存在していた。
【0003】例えば、インターネットを利用したコマー
スの仕組みでは、商品作成元やサービス提供元が、イン
ターネット上に商品の販売やサービスの提供を行うウェ
ブサイト、いわゆるインターネット店舗を開設し、ここ
で、商品の販売やサービスの提供に関するCMコンテン
ツを掲載する。消費者は、インターネットに接続して、
このインターネット店舗のウェブサイトにアクセスし、
希望とする商品を購入したり、希望とするサービスの提
供を依頼する。ここで、インターネット店舗によって
は、消費者が商品を購入する毎にポイント等のインセン
ティブを与え、後にポイントの累計が所定ポイント以上
になると、商品券や図書券等と交換するサービスも行っ
ている。購入した商品については、後日、消費者の元に
直接配達されるか、若しくは一旦コンビニエンスストア
等の流通店舗に配達され、そこで消費者に引き渡され
る。
【0004】また、TV(テレビ)、ラジオ、映画を利
用したコマースの仕組みでは、TV、ラジオ、映画の放
送中に、消費者が嗜好する商品やサービスに関するCM
放送を放送する。また、新聞、雑誌を利用したコマース
の仕組みでは、新聞や雑誌の紙上に消費者が嗜好する商
品やサービスに関するCMコンテンツを掲載する。消費
者は、これらのCM放送やCMコンテンツを見て(聞い
て)、例えば気に入った商品があれば購入を決意し、商
品が置かれている店舗に直接出向いて購入するか、若し
くはインターネット店舗を利用して購入する。
【0005】また、データ放送を利用したコマースの仕
組みでは、地上波テレビ放送や衛星放送の放送電波を利
用し、消費者が嗜好する商品やサービスに関するCM情
報を放送する。例えば、ディジタル放送では、映像と音
声からなる本コンテンツやCM放送を放送する他に、情
報を送るデータ放送用チャンネルが独立して用意されて
いる。このデータ放送を利用して、本コンテンツやCM
放送に付随するショッピング情報等のCM情報を放送す
る。消費者は、このCM情報を見て、例えば気に入った
商品があれば購入を決意し、前述と同様に、商品の置か
れている店舗に直接出向いて購入するか、若しくはイン
ターネット店舗を利用して購入する。データ放送は、放
送局側から消費者側への片方向通信であるが、予め放送
するCM情報をWebページで作成し、これをインター
ネットに接続可能な端末で受信すれば、インターネット
店舗等と直接リンクする双方向通信も可能となる。
【0006】尚、このようなCMコンテンツ、CM放
送、CM情報に載せられる商品やサービスは、商品作成
元やサービス提供元がそれぞれ独自に行ったアンケート
調査等に基づいて、消費者が嗜好するものが選択されて
いた。
【0007】また、CM放送及びそのCM情報の放送枠
は、固定的なものであると共にその費用が高価であるた
め、CM放送及びそのCM情報に掲載される商品又はサ
ービスは、その放送枠で十分に宣伝効果があると見込ま
れた商品に限られ、予め放送前の時点で決定されてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
CMを利用したコマースの仕組みは、商品作成元やサー
ビス提供元である各業者毎に独立して存在しているた
め、各業者のコマースの仕組み内を流通するコマース情
報は、各業者毎に独立して存在し、各業者間で流通する
ことはなかった。従って、業者が消費者の嗜好傾向等を
検討する際に参酌する情報は、その業者が独自に行った
アンケート調査の結果やその業者が所有している今まで
の消費者の購買情報等に限られていた。このため、検討
した結果得られる嗜好傾向は、限られた範囲内でしか有
効性が無く、より詳細な消費者の嗜好傾向を得ることが
出来なかった。従って、CMコンテンツ、CM放送、及
びCM情報に載せる商品やサービスを、より最適なもの
に選択することができず、結果として効果的な宣伝/広
告を行うことができないという問題を生じていた。
【0009】一方、TV、ラジオ、映画、データ放送を
利用して放送されるCM放送及びそのCM情報の放送枠
は、業者が放送事業者から固定的に所定期間買い取った
ものであるため、放送期間中に放送枠が変更されること
はなかった。また、CM放送及びそのCM情報に載せら
れる商品やサービスは、前述したように、予め放送前の
時点で決定されていたため、放送期間中は、別の商品や
サービスに変更されることはなかった。更に、CM放送
及びそのCM情報の放送枠と、業者の売上情報や在庫情
報等とを即時的に連携する仕組みも存在していなかっ
た。従って、例えば、放送中のCM放送及びそのCM情
報に載せられている商品が在庫不足になったり、その売
上が上昇したとき等に、当該CM放送及びそのCM情報
の放送枠の放送時間を変更したり、当該CM放送及びそ
のCM情報の放送内容を別の商品に変更する等の柔軟性
が得られず、効果的な宣伝/広告を行うことが出来ない
という問題を生じていた。
【0010】また、インターネット店舗のURLを見た
(聞いた)消費者が、インターネット店舗から商品の購
入やサービスの依頼を行うときは、自らそのURLにア
クセスしなければならないため、消費者は、自らアクセ
スに必要な通信費用(電話料金等)を負担しなければな
らなかった。
【0011】また、消費者がインターネット店舗を利用
して商品を購入するとき、その商品の引き渡し場所とし
てコンビニエンスストア等が利用されているが、商品に
よっては、アフターケアを必要とする商品もある。この
場合、単に商品の引き渡し場所である、コンビニエンス
ストア等では、商品知識を有する店員が存在せず、消費
者はアフターケアを受けることができないという問題を
生じていた。
【0012】本発明の課題は、上記実情に鑑み、各業者
毎に独立して流通していたコマース情報を一括管理する
ことにより、各メディア間及び各業者間でのコマース情
報の流通を可能にし、管理されたコマース情報に基づ
き、より効果的なコマースを実現することを可能にする
コマース情報流通システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コマース情報を管理するコンピュータを有し、少なくと
も商品作成元又はサービス提供元からCM放送及びその
CM放送に付随するCM情報の作成依頼を受け付けるコ
マースアウトソーシングセンターと、前記コマース情報
に基づき作成されたCM放送及び該CM放送に付随する
CM情報を放送する放送局と、顧客が前記CM放送を視
聴して該CM放送に付随するCM情報に基づき商品又は
サービスを購入するとき、コマース情報として少なくと
も前記CM放送を特定するCM放送特定情報を、前記コ
マースアウトソーシングセンターへ送る端末とを備える
コマース情報流通システムである。
【0014】これにより、コマースアウトソーシングセ
ンターは、顧客が何れのCM放送を視聴して商品又はサ
ービスを購入したかの情報を得ることができ、より効果
的なCM放送及びそのCM放送に付随するCM情報を作
成することができ、より効果的な宣伝/広告を行うこと
ができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記CM情報は、少なくとも、商品カタロ
グ、商品の特徴により分類された商品ガイドブック、該
商品ガイドブックに基づいて商品の購入を支援する商品
購入支援ページ、サービスカタログ、サービスの特徴に
より分類されたサービスガイドブック、又は該サービス
ガイドブックに基づいてサービスの購入を支援するサー
ビス購入支援ページの何れか一つ以上を含む構成であ
る。
【0016】これにより、顧客は、商品やサービスの理
解が早まり、商品やサービスの選択幅が広がり、選択時
間の短縮が可能になる。請求項3記載の発明は、請求項
1記載の発明において、前記コマースアウトソーシング
センターは、前記放送局から前記CM放送及びそのCM
放送に付随するCM情報を放送するための放送枠を買い
取る構成である。
【0017】これにより、コマースアウトソーシングセ
ンターは、予め複数の放送枠を買い取っておき、作成し
たCM放送及びそのCM放送に付随するCM情報に最適
な放送枠を、管理しているコマース情報に基づいて選択
することが可能になる。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記放送枠は、少なくとも前記商品作成元
の商品在庫情報又は前記サービス提供元のサービス提供
余力情報に基づき変更される構成である。
【0019】これにより、放送枠の放送時間やその放送
内容を、少なくとも商品在庫情報又はサービス提供余力
情報により柔軟に変更することができ、より効果的なC
M放送及びそのCM放送に付随するCM情報の放送が可
能になる。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記コマースアウトソーシングセンター
は、管理している前記コマース情報のデータ分析を行
い、その分析結果を前記商品作成元又はサービス提供元
に送るか、若しくはコマースアウトソーシングセンター
自体で使用する構成である。
【0021】これにより、コマース情報の分析結果は、
商品作成元又はサービス提供元若しくはコマースアウト
ソーシングセンターでも使用され、例えば、商品又はサ
ービスの改良及び新商品又は新サービスの開発に活かす
ことができる。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記コマースアウトソーシングセンターが
管理するコマース情報は、商品又はサービスに関する情
報、前記顧客の属性データ、又は前記顧客の購入した商
品又はサービスに関する情報の何れかを含む構成であ
る。
【0023】これにより、コマースアウトソーシングセ
ンターは、これらのコマース情報に基づき、より顧客の
嗜好に適したCM放送及びそのCM放送に付随するCM
情報を作成することができる。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記端末は、顧客宅又は店舗に設けられ、
コマース情報として、少なくとも前記CM放送特定情報
を、前記顧客宅又は前記店舗からインターネット若しく
は通信回線を介して前記コマースアウトソーシングセン
ターへ送る構成である。
【0025】これにより、コマースアウトソーシングセ
ンターは、顧客宅又は店舗から、顧客が何れのCM放送
を未定商品又はサービスを購入したかを示すCM放送特
定情報を得ることができる。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記コマースアウトソーシングセンター
は、前記商品作成元又はサービス提供元が作成した商品
又はサービスに関する説明書を、顧客が前記商品又はサ
ービスを購入したときに前記商品又はサービスを受け取
る店舗に配布し、前記顧客が前記商品又はサービスに関
するサポート又はアフターケアを受けられるようにする
構成である。
【0027】これにより、顧客が購入した商品又はサー
ビスを受け取る店舗の店員は、商品又はサービスに関す
る説明書に基づき、その商品又はサービスに関する知識
を蓄えることができ、顧客からのサポート依頼やアフタ
ーケア依頼等に対応できるようになる。
【0028】請求項9に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、顧客が前記CM情報に基づき商品又はサ
ービスを購入するとき、本人認証機関により本人認証を
行う構成である。
【0029】これにより、他人による“なりすまし”を
防止し、コマースアウトソーシングセンターが管理して
いるコマース情報の真性確率を向上させることができ
る。請求項10記載の発明は、商品作成元又はサービス
提供元からの依頼を受けて、管理しているコマース情報
に基づきCM放送及びそのCM放送に付随するCM情報
を作成し、該CM放送及びそのCM放送に付随するCM
情報を放送局に放送依頼し、顧客が前記CM放送を視聴
して該CM放送に付随するCM情報に基づき商品又はサ
ービスを購入するときに使用する端末から、少なくとも
顧客が視聴したCM放送を特定するCM放送特定情報を
受信して、前記コマース情報として管理するコマースア
ウトソーシングセンターである。
【0030】これにより、商品作成元やサービス提供元
毎に独立して流通していたコマース情報をコマースアウ
トソーシングセンターで一括管理することができ、この
管理されたコマース情報に基づき、より効果的なCM放
送及びそのCM放送に付随するCM情報を作成すること
ができる。
【0031】請求項11記載の発明は、商品作成元又は
サービス提供元からの依頼を受けて商品又はサービスに
関する情報を受け取り、顧客が商品又はサービスを購入
したとき、顧客に関する情報若しくは商品又はサービス
に関するCM情報をコマース情報として受け取り、前記
コマース情報を一括管理するコマースアウトソーシング
センターである。
【0032】これにより、コマースアウトソーシングセ
ンターは、商品又はサービスに関する情報、顧客に関す
る情報、及び商品又はサービスに関するCM情報を関連
付けて管理することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施
の形態を示す概念図である。同図に示すように、本実施
形態に示すコマース情報流通システムは、コマースアウ
トソーシングセンター1、放送局2、顧客宅3、流通店
舗4、商品作成元5、サービス提供元6、及びインター
ネット7等を含んで構成される。尚、同図では、説明の
便宜のため、放送局2、顧客宅3、流通店舗4、商品作
成元5、及びサービス供給元6をそれぞれ1つで示して
いるが、実際にはそれ以上存在するものとする。
【0034】商品作成元5は、メーカー等の商品を作成
する業者であり、サービス提供元6は、例えば運送業者
や引越業者等のサービスを提供する業者である。商品作
成元5やサービス提供元6は、コマースアウトソーシン
グセンター1に対し、CM放送及びこのCM放送に付随
するCM情報の作成を依頼する(矢印A、B)。また、
商品作成元5は、コマースアウトソーシングセンターか
ら通知される顧客の注文内容に基づき(矢印C)、注文
された商品を直接顧客宅3に宅配するか(矢印D)、若
しくは一旦流通店舗4に配達し(矢印E)、そこで顧客
に受け渡すようにする。またサービス提供元は、コマー
スアウトソーシングセンターから通知される顧客の注文
内容に基づき(矢印F)、注文されたサービスを提供す
る。
【0035】コマースアウトソーシングセンター1は、
コンピュータ8及びデータベース(以下単にDBと言
う)9を備え、放送局2、顧客宅3、流通店舗4、商品
作成元5、及びサービス提供元6等から送られるコマー
ス情報を管理している。
【0036】ここで、コマース情報とは、放送局2から
買い取った放送枠に関する情報、商品作成元5又はサー
ビス提供元6から送られる商品又はサービスに関する情
報、顧客が何れのCM放送を見て商品又はサービスを購
入したかを示すCM放送特定情報、顧客の購入した商品
又はサービスの情報、すなわちこれらに関する使い心地
情報、要望情報、クレーム情報、又は改善提案情報、顧
客の年齢、性別、家族構成等の属性データを含む顧客の
情報、商品提供元5の商品在庫状況に関する情報、サー
ビス提供元6のサービス提供余力状況に関する情報、こ
れらの情報から得られる各種集計データ等のことを言
う。
【0037】これらコマース情報は、DB9に登録さ
れ、コンピュータ8により管理されている。コマースア
ウトソーシングセンター1は、このコマース情報をデー
タマイニング等のデータ分析を行うことにより得られた
分析結果を、商品作成元5又はサービス提供元6に送る
(矢印C、F)か、またはコマースアウトソーシングセ
ンター自体で使用する。また、コンピュータ8は、イン
ターネット7に接続され、このコマース情報に基づく顧
客の嗜好する商品又はサービスの情報をインターネット
7を介して顧客宅3の放送受信端末装置10へ送る(矢
印G)。また、コマースアウトソーシングセンター1
は、放送局2からの放送枠の買い取り(矢印H)や、放
送局2への作成されたCM放送及びそのCM放送に付随
するCM情報の放送依頼(矢印I)を行う。また顧客か
らの注文に基づき、その注文内容を商品作成元5又はサ
ービス提供元6へ通知する(矢印C、F)。
【0038】放送局2は、ディジタル放送を放送する放
送局であり、例えば、ニュース、スポーツ、クイズ等の
本コンテンツの放送、CM放送、及びデータ放送を利用
した、本コンテンツ及びCM放送に付随する付属情報等
の放送を行う。
【0039】顧客宅3には、放送局2から放送されるデ
ィジタル放送(矢印J)を受信する放送受信端末装置1
0が設けられている。この放送受信端末装置10は、イ
ンターネット7に接続され、顧客は放送されるCM放送
に基づき、インターネット7を介してコマースアウトソ
ーシングセンター1で商品又はサービスの注文を行うこ
とができると共に、何れのCMを見て注文を行ったかを
示すCM放送特定情報をコマースアウトソーシングセン
ター1に送る(矢印K)。また、放送受信端末装置10
は、顧客が所有する携帯端末装置11とデータの授受が
可能であり、携帯端末装置11に顧客の購入したい商品
又はサービス等の情報を出力することができる(矢印
L)。この携帯端末装置11は、例えば、携帯電話機、
PHS、PDA、スマートカード等の顧客が携帯可能な
端末である。
【0040】また、放送受信端末装置10と携帯端末装
置11は、内部に、顧客を識別する顧客識別番号や顧客
の年齢、性別、家族構成等の情報である顧客の情報を保
持している。尚、顧客識別番号は、所有者を示す識別番
号でもある。
【0041】流通店舗4は、例えばコンビニエンススト
ア等の店舗であり、コマースアウトソーシングセンター
1と通信回線を利用して通信可能な端末装置12を備え
ている。この端末装置12も、顧客が所有する携帯端末
装置11とデータの授受が可能であり、携帯端末装置1
1から端末装置12へ顧客の購入したい商品又はサービ
ス等の情報を出力することができる(矢印M)。この顧
客の購入したい商品又はサービス等の情報は、何れのC
M放送を見て商品又はサービスの注文を行ったかを示す
CM放送特定情報と共に、顧客が流通店舗4で商品又は
サービスを注文するときに、端末装置12からコマース
アウトソーシングセンター1のコンピュータ8へ送られ
る(矢印N)。顧客が直接流通店舗4に出向いて購入し
た場合も、流通店舗4は、CM放送特定情報を顧客から
取得しても良い。
【0042】尚、前述の放送受信端末装置10と携帯端
末装置11のデータの授受、及び携帯端末装置11と端
末装置12のデータの授受は、例えばブルートゥース
(bluetooth )や赤外線通信、PHSのトランシーバー
モード等のワイヤレス近距離通信により行われる。さら
に、顧客宅3と流通店舗4とコマースアウトソーシング
センター1との通信は、図1に示された形態に限定され
るものではないことは勿論である。
【0043】図2は、DB9のデータベース構造の一例
を示す図である。同図に示すように、DB9は、商品作
成元5、サービス提供元6、顧客宅3(顧客)、流通店
舗4等から得られたコマース情報に基づき、商品情報1
5、サービス情報16、顧客情報17等のコマース情報
を記憶する。
【0044】各商品情報15は、各商品(商品A、商品
B、・・・)毎に、商品データ18、購入者データ1
9、CMデータ20等を含んで構成される。ここでは、
一例として商品Aの商品情報15aを例に説明する。商
品データ18aは、商品Aに関するデータであり、商品
Aの、商品名、商品番号、価格、及び特徴等のデータ、
商品Aの商品在庫に関する情報、また商品Aの売上に関
する情報、及び商品Aのアンケートの回答結果に関する
情報等を含んで構成され、例えば、データ授受の容易性
を考慮してXMLデータ形式で記述される。
【0045】図3は、商品データ18の一部をXMLデ
ータ形式で記述したときの一例を示した図である。同図
に示す商品データ18は、一例として、商品“Aビー
ル”の商品名(name)、商品番号(no)、タイプ(typ
e)、価格(price )、及び特徴(characteristic)が
記述され、さらに特徴(characteristic)として、味付け
(taste )、アルコール度数(degree)、材料(materia
l)、及び画像(image)が記述されている。
【0046】図2に戻り、商品情報15aの購入者デー
タ19aは、商品Aを購入した人の、年齢別、性別、地
域別、趣味別等の、属性別の集計データを含んで構成さ
れ、CMデータ20aは、商品AのCM情報を付随させ
たCM放送の放送枠に関するデータや、また顧客が何れ
のCM放送を視聴して商品Aを購入したかを示すCM放
送特定情報に基づいて、商品Aを購入した人数のCM放
送別の集計データ、CM放送時間帯別の集計データ、C
M放送時の本コンテンツ別(ニュース、スポーツ、ドラ
マ、クイズ等)の集計データ等を含んで構成される。
尚、CM情報を付随させたCM放送の放送枠に関するデ
ータには、例えば、放送局2から買い取ったその放送枠
の費用や、CM放送及びそのCM放送に付随するCM情
報の放送時間等が含まれる。
【0047】また、各サービス情報16は、各サービス
(サービスA、サービスB、・・・)毎に、サービスデ
ータ21、購入者データ22、CMデータ23等を含ん
で構成される。ここでは、一例としてサービスAのサー
ビス情報16aを例に説明する。サービスデータ21a
は、サービスAに関するデータであり、サービスAの、
サービス名、サービス番号、価格、及び特徴等のデー
タ、サービスAのサービス提供余力に関する情報、また
サービスAの売上に関する情報、及びサービスAのアン
ケートの回答結果に関する情報等を含んで構成され、例
えば、データ授受の容易性を考慮してXMLデータ形式
で記述される。
【0048】また、購入者データ22aは、サービスA
を購入した人の、年齢別、性別、地域別、趣味別等の、
属性別の集計データを含んで構成され、CMデータ23
aは、サービスAのCM情報を付随させたCM放送の放
送枠に関するデータや、またCM放送特定情報に基づい
て、サービスAを購入した人数のCM放送別の集計デー
タ、CM放送時間帯別の集計データ、CM放送時の本コ
ンテンツ別の集計データ等を含んで構成される。尚、C
M情報を付随させたCM放送の放送枠に関するデータに
は、例えば、放送局2から買い取ったその放送枠の費用
や、CM放送及びそのCM放送に付随するCM情報の放
送時間等が含まれる。
【0049】また、各顧客情報17は、各顧客(顧客
A、顧客B、・・・)毎に、顧客属性データ24、過去
購入データ25、嗜好データ26等を含んで構成され
る。ここでは、一例として顧客Aの顧客情報17aを例
に説明する。顧客属性データ24aは、顧客Aの、顧客
識別番号、名前、年齢、性別、住所、趣味、家族構成等
のデータを含んで構成される。この顧客属性データ24
aは、顧客Aが、予めコマースアウトソーシングセンタ
ー1と直接契約して登録するか、若しくは顧客が商品や
サービスを購入する際に登録される。尚、顧客がコマー
スアウトソーシングセンター1と契約したときは、この
顧客に対しポイントを付与する等のインセンティブが与
えられる。また、過去購入データ25aは、過去に購入
した商品の商品番号、サービスのサービス番号、及び顧
客がCM放送を見て購入した際に与えられるポイントの
累計データ等を含んで構成され、嗜好データ26は、過
去購入データ25aに基づき得られる顧客aの嗜好デー
タ等を含んで構成される。
【0050】また、その他、DB9には、各商品情報1
5、各サービス情報16、及び各顧客情報等に基づき、
CM放送別の商品又はサービスの集計データ、CM放送
時間帯別の商品又はサービスの集計データ、CM放送時
の本コンテンツ別の商品又はサービスの集計データ等が
記憶され、また放送局2から買い取った放送枠や、その
買い取りにかかった費用、また商品作成元5やサービス
提供元6から提示された、CM放送及びそのCM放送に
付随するCM情報等の作成依頼に伴う予算等も記憶され
る。
【0051】次に、本実施形態に示すコマース情報の流
れを説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態を示
すフローチャートである。同図では、商品作成元5、コ
マースアウトソーシングセンター1、放送局2、顧客、
流通店舗4におけるコマース情報の流れを示している。
尚、ここでは、商品に関するコマース情報の流れを中心
に示しているが、これに限られるものではなく、サービ
スに関するコマース情報の流れも同様にして処理され
る。
【0052】図4に示すように、放送局2は、本コンテ
ンツを放送する予算を確保するため、CM放送の放送枠
の売り出しを行っている(ステップ(以下単にSと言
う)401)。
【0053】コマースアウトソーシングセンター1は、
後の商品作成元5やサービス提供元6からのCM放送等
の作成依頼を考慮して、売り出されたCM放送の放送枠
を予め買い取っておく(S402)。
【0054】一方、商品作成元5では、新商品の開発を
行うと(S403)、この新商品の販売を促進するた
め、広告/宣伝用の商品データを作成する(S40
4)。この商品データは、例えば、XMLデータ形式に
より記述される。そして、コマースアウトソーシングセ
ンター1に、CM放送及びそのCM放送に付随するCM
情報等の作成依頼を行い、この作成依頼に必要な予算や
前述の商品データ等を渡す(S405)。その後、商品
作成元5は、新商品の製造を開始し(S406)、製造
した商品を流通店舗4に発送する。流通店舗4は、発送
された商品を店頭に陳列する(S423)。
【0055】商品作成元5から依頼を受けたコマースア
ウトソーシングセンター1は、商品作成元から送られる
商品データを、DB9の商品情報15に登録し、この商
品データからCM放送であるCMコンテンツ、及びその
CM放送に付随するCM情報である、商品カタログ、商
品購入ガイドブック、商品購入支援ページ等を作成する
(S408)。ここで、商品カタログとは商品の一覧情
報であり、商品購入ガイドブックとは商品の特徴により
分類された情報であり、商品購入支援ページとは商品購
入ガイドブックに基づいて商品の購入を支援する情報で
ある。後に顧客は、これらのCM情報を得ることによ
り、商品の理解が早まり、商品やサービスの選択幅が広
がり、商品選択時間の短縮が可能になる。
【0056】ここで、CM放送及びそのCM放送に付随
するCM情報は、コマースアウトソーシングセンター1
が外部の業者に依頼して作成するものであっても良い。
ここでは、依頼元が商品作成元5である場合について説
明したが、依頼元がサービス提供元6である場合には、
CM情報として、サービスカタログ、サービス購入ガイ
ドブック、サービス購入支援ページ等を作成する。ここ
で、サービスカタログとはサービスの一覧情報であり、
サービスガイドブックとはサービスの特徴により分類さ
れた情報であり、サービス購入支援ページとはサービス
ガイドブックに基づいてサービスの購入を支援する情報
である。
【0057】そして、先に買い取ったCM放送の放送
枠、商品作成元5から送られるこの時の商品在庫状況、
及びDB9に記憶されるコマース情報等に基づき、最も
宣伝効果の得られる放送枠を選択、決定し、この決定し
た放送枠で、放送局2に対し、先に作成した商品のCM
放送及びそのCM放送に付随するCM情報の放送を、放
送依頼する。(S409)。
【0058】ここで、放送枠を選択する際に参照される
コマース情報には、例えば、同様ジャンル商品の商品情
報15にある、購入した人数のCM放送別の集計デー
タ、CM放送時間帯別の集計データ、CM放送時の本コ
ンテンツ別(ニュース、スポーツ、ドラマ、クイズ等)
の集計データ等が含まれる。このようなコマース情報
は、顧客が何れのCM放送を視聴して商品を購入したか
を示すCM放送特定情報に基づいたものであるため、よ
り宣伝効果の高い最適な放送枠を決定することができ
る。
【0059】放送局2は、このコマースアウトソーシン
グセンター1の依頼に基づき、本コンテンツと共に、C
M放送及びそのCM放送に付随するCM情報を放送する
(S410)。
【0060】顧客は、顧客宅3にて、これらの放送を放
送受信端末装置10で受信する(S411)。尚、本実
施形態では、このCM放送を見て商品やサービスを購入
したときには、顧客にポイントを与えてインセンティブ
を与えるようにする(S413)。例えば、累計ポイン
トが所定ポイント以上になったときに、インターネット
接続料、ディジタル放送受信料、電話料金等が割り引き
される等、その他種々の特典を与えるようにする。又
は、顧客がCM放送を見て商品やサービスを購入する時
の、インターネット接続料、ディジタル放送受信料、電
話料金等を無料にするようにしても良い。このように顧
客にインセンティブを与えることにより、顧客のCM放
送の視聴を促進させ、商品の宣伝効果をより向上させる
ことが可能になる。また従来では、各商品作成元5や各
サービス提供元6毎に設けられていたポイント付与制度
を、コマースアウトソーシングセンター1で一括して管
理することが可能になり、より広範囲のポイント付与制
度を構築できる。また各商品作成元5や各サービス提供
元6のポイント付与制度に伴う負荷を無くすこともでき
る。
【0061】顧客は、放送中のCM放送において、購入
したい商品のCM放送があれば、リモコンを操作して、
そのCM放送に付随するCM情報を表示させ、商品の選
択を行う(S412)。
【0062】図5は、顧客の商品の選択(図4のS41
2)を示すフローチャートである。同図に示すように、
顧客は、放送局2から放送されるディジタル放送を受信
し(図5のS501)、放送されるCM放送を見て(S
502)、興味のあるCM放送があるときは(S503
がYes)、例えばリモコンの"興味ボタン"(不図示)
を押す(S504)。このとき、放送受信端末装置10
には、このCM放送に付随するCM情報として、商品の
分類が表示される(S505)。
【0063】図6(a),(b) は、このとき表示されるCM
情報の一例である。ここでは、表示されたCM情報がド
リンクに関する情報である場合を示し、同図(a) では、
その商品の分類である、“ビール・発泡酒”、“ソフト
ドリンク”、“洋酒”が表示されている。顧客は、この
表示画面から自分が希望とする分類を選択する。
【0064】図6(b) は、顧客が、“ビール・発泡酒”
を選択したときの表示画面を示している。顧客が“ビー
ル・発泡酒”を選択することにより、更に表示画面に
は、“1:カタログ”、“2:推奨商品”、“3:価格
/機能別”が表示される。尚、これらの項目は、顧客が
“ソフトドリンク”や“洋酒”を選択したときも同様に
表示される。
【0065】図5に戻り、顧客は、図6(b) に示され
る、“1:カタログ”、“2:推奨商品”、“3:価格
/機能別”の中から所定の項目を選択する(S506、
S507)。項目の選択は、例えば、顧客がリモコンを
操作して、選択したい番号を入力することにより行われ
る。
【0066】顧客が“1:カタログ”を選択したときは
(S507が1)商品カタログが表示される(S50
8)。顧客は、この商品カタログから所定の商品を選択
することにより、顧客の購入する商品が決定される(図
5のS511)。
【0067】図7は、このとき表示される商品カタログ
の一例である。同図では、8種類の商品が表示されてい
る。尚、同図に示す商品カタログは、前述したように、
XMLデータにより記述されている。
【0068】図8は、図7に示した商品カタログをXM
Lデータ形式で記述したときの一例を示した図である。
同図に示すように、XMLデータ形式で記述された商品
カタログは、CM放送に関する記述50と商品に関する
記述51から構成されている。
【0069】CM放送に関する記述50は、CM放送を
特定するCM放送特定情報であり、この商品カタログが
何れのCM放送に付随するものであったかを示す記述で
ある。このCM放送に付随する記述50には、CM放送
名(title )、CM放送番号(no)、放送局(housouky
oku )、CM放送の放送時間(time)、CM放送の商品
メーカー(maker )が記述される。同図の場合では、2
000年05月11日20:10にBSCDS放送局か
ら放送された、CM放送番号43211234の、ビー
ルメーカーAのビールCMに付随する商品カタログであ
ることが記述されている。
【0070】また、商品に関する記述51には、各商品
毎に、商品名(name)、商品番号(no)、タイプ(typ
e)、価格(price )、及び特徴(characteristic)が
記述され、さらに特徴(characteristic)として、味付け
(taste )、アルコール度数(degree)、材料(materia
l)、及び画像(image)が記述される。
【0071】同図において、例えば、Aビールの場合
は、商品番号975357で、6ボトルで¥1800
円、そして商品の特徴として、味付けはかなり苦く、ア
ルコール度数は4%、材料はポップ・麦芽、また、この
とき表示画面に表示する画像ファイルは“Abeer.jpg ”
であることが記述されている。
【0072】図5に戻り、また、顧客が“2:推奨品”
を選択したときには(S508が2)、顧客個人にカス
タマイズされた推奨品が表示される(S509)。図9
は、このとき表示される推奨品の表示画面である。同図
では、一例として、“あなたの好みの推奨品”として、
2つの商品が、味、アルコール度数、価格と共に表示さ
れている。顧客が同図に示す推奨品から所定の商品を選
択することにより、顧客の購入する商品が選択される
(図5のS509)。
【0073】尚、このとき表示される推奨品の情報は、
例えば、顧客が図6(b) に示す“2:推奨品”を選択し
たときに、放送受信端末が保持している顧客の情報が、
インターネット7を介してコマースアウトソーシングセ
ンター1のコンピュータ8に送られ、コンピュータ8
が、この顧客の情報に基づきDB9の顧客情報17を検
索し、該当する顧客情報17の嗜好データ26からこの
顧客の嗜好する推奨商品情報を、インターネット7を介
して、放送受信端末装置10に送り、放送受信端末装置
10がこの送られた推奨商品情報を表示するものであ
る。若しくは、この顧客が既にDB9の顧客情報17に
登録されていたときには、コマースアウトソーシングセ
ンター1が、この顧客情報17の嗜好データ26に基づ
き、予め、推奨する推奨商品情報を定期的に放送受信端
末装置10に送信し、放送受信端末装置10は、この推
奨する推奨商品情報を付属情報表示/制御/格納部32
に保持しておき、顧客が図6(b) に示す“2:推奨品”
を選択したときに、この保持された推奨する推奨商品情
報を表示するようにしても良い。
【0074】また、顧客が図6(b) に示す表示画面にお
いて、“3:価格/機能別”を選択したときには(図5
のS507が3)、商品購入ガイドブック及び商品購入
支援ページに基づき、価格/機能別の分類が表示され
る。(S510)。
【0075】図10は、このとき表示される価格/機能
別の分類の表示画面である。同図では、価格/機能別の
分類の一例として、“1.価格で選ぶ”、“2.味で選
ぶ”、“3.アルコール度数で選ぶ”、“4.すべての
表を見て選ぶ”の4つの分類項目が表示され、顧客は、
この中から、更に価格/機能別に基づく商品を選択する
ことができる。ここでは、一例として、顧客が“1.価
格で選ぶ”を選択したときの処理について説明する。
【0076】図11は、顧客が“1.価格で選ぶ”を選
択したときのフローチャートを示す図である。同図に示
すように、顧客が図10に示す価格/機能別の分類の表
示画面において、“1.価格で選ぶ”を選択すると、低
価格順に4つの商品を表示する(S1101)。ここで
は、低価格順に“Iビール、Dビール、Eビール、Gビ
ール”を表示する。尚、表示する商品は4つに限られる
ものではなく、いくつであっても良い。
【0077】また、4つの商品が表示された表示画面に
は、更に、“1.決定”、“2.さらに味で選ぶ”、
“3.さらにアルコール度数で選ぶ”、“4.さらに材
料で選ぶ”の選択項目も表示される(S1102)。顧
客が、この選択項目の中から所定の選択項目を選択する
ことにより、選択項目に基づく処理が行われる。
【0078】すなわち、ここに示す選択項目の内、顧客
が“1.決定”を選択したときは(S1103がYe
s)、このとき表示されている商品が購入する商品とし
て選択される(S1104)。またここで、表示されて
いる商品が複数あるときに、顧客がその中から購入した
い商品を選択するようにしても良い。
【0079】また、顧客が“1.決定”を選択せずに、
“2.さらに味で選ぶ”を選択したときは(S1105
がYes)、更に、現在表示されている商品の味種類を
示す選択項目、例えば、“1.苦い”、“2.すっきり
苦い”、“3.軽く苦い”の選択項目が表示される(S
1106)。顧客は、この味種類を示す選択項目の何れ
かを選択することにより、その選択項目に該当する味種
類の商品を、現在表示されている商品(例えば、低価格
順に表示されている4つの商品)の中から抽出し、その
抽出した商品のみを表示し、まだ選択されていない残り
の選択項目を表示して(S1111)、S1105の処
理に戻る。ここで、残りの選択項目とは、S1102の
処理で表示される選択項目のいづれかを示し、例えば、
既に“2.さらに味で選ぶ”が選択されていたときに
は、残りの選択項目は、“1.決定”、“3.さらにア
ルコール度数で選ぶ”、“4.さらに材料で選ぶ”にな
る。また、既に“2.さらに味で選ぶ”と“3.さらに
アルコール度数で選ぶ”が選択されていたときには、残
りの選択項目は、“1.決定”、“4.さらに材料で選
ぶ”になる。
【0080】また、顧客が“1.決定”、“2.さらに
味で選ぶ”を選択せずに、“3.さらにアルコール度数
で選ぶ”を選択したときには(S1107がYes)、
更に、現在表示されている商品のアルコール度数種類を
示す選択項目、例えば、“1.アルコール度数2”、
“2.アルコール度数4”の選択項目を表示する(S1
108)。顧客は、このアルコール度数種類を示す選択
項目の何れかを選択することにより、その選択項目に該
当するアルコール度数種類の商品を、現在表示されてい
る商品(例えば、低価格順に表示されている4つの商
品)の中から抽出し、その抽出した商品のみを表示し、
まだ選択されていない残りの機能別の選択項目を表示し
て(S1111)S1105の処理に戻る。
【0081】また、顧客が“1.決定”、“2.さらに
味で選ぶ”、“3.さらにアルコール度数で選ぶ”を選
択せずに、“4.さらに材料で選ぶ”を選択したときに
は(S1109がYes)、更に、現在表示されている
商品の材料種類を示す選択項目、例えば、“1.ホップ
と麦芽”、“2.ホップ”、“3.麦芽”の選択項目を
表示する(S1110)。顧客は、この材料種類を示す
選択項目の何れかを選択することにより、その選択項目
に該当する材料種類の商品を、現在表示されている商品
(例えば、低価格順に表示されている4つの商品)の中
から抽出し、その抽出した商品のみを表示し、まだ選択
されていない残りの機能別の選択項目を表示して(S1
111)S1105の処理に戻る。
【0082】このように、顧客が図10に示す価格/機
能別の分類の表示画面から、“1.価格で選ぶ”を選択
し、図11に示すフローチャートに従い商品を選択する
ことにより、購入する商品が決定される(図5のS51
1)。また、図10に示す価格/機能別の分類の表示画
面において、顧客が、“2.味で選ぶ”又は“3アルコ
ール度数で選ぶ”を選択したときの処理も、図11に示
すフローチャートと同様に行われる。
【0083】また、図12は、顧客が、図10に示す価
格/機能別の分類の表示画面において、“4.すべての
表を見て選ぶ”を選択したときに表示される表示画面を
示す図である。同図に示すように、各商品毎に、品名、
単価、味、アルコール度数、材料が表示される。顧客
は、この表示画面から所定の商品を選択することによっ
ても、購入する商品を決定することができる(図5のS
511)。
【0084】図4に戻り、このようにして商品の選択を
終了すると(S412)、顧客は、この選択した商品を
インターネット7で注文(購入)するか、若しくは流通
店舗で購入する(S414)。購入する際の決済は、例
えば、現金、クレジットカード、ディジタルマネー等に
より行われる。
【0085】選択した商品をインターネット7で注文す
る場合(S414がYes)、顧客は、そのまま放送受
信端末装置10から商品を注文することができる。この
場合、放送受信端末装置10からは、少なくとも、顧客
が選択した商品のCM放送特定情報を含む商品情報及び
放送受信端末装置10が保持している顧客の情報等を含
む注文情報が、インターネット7を介して、コマースア
ウトソーシングセンター1のコンピュータ8へ送られ
る。尚、顧客の情報は、顧客がインターネット7で商品
を注文する際に放送受信端末装置10から直接入力する
ようにしても良い。
【0086】コンピュータ8が、この注文情報を受け付
けると(S415)、この注文情報に基づき、DB9の
商品情報15及び顧客情報17等を更新し(S41
6)、注文した顧客に対しポイントを与える。これによ
り、顧客が購入した商品の情報、その顧客の情報、顧客
が何れのCM放送を視聴して商品を購入したかのCM放
送特定情報等のコマース情報がDB9に登録される。こ
のCM放送特定情報は、後に、CM放送の宣伝効果の測
定(算出)に利用される。尚、顧客の情報が、まだ顧客
情報17に登録されていないときには、これを顧客情報
17に追加する。そして、コマースアウトソーシングセ
ンター1は、商品作成元5に商品の注文があった旨を伝
える。
【0087】商品作成元5は、商品の注文があった旨を
受けて、注文した顧客(顧客宅3)に商品を発送する
(S417)。若しくは、商品を一旦流通店舗4に発送
し、ここで顧客が商品を受け取るようにしても良い。
【0088】顧客は、商品を受け取った後、商品に関す
るアンケートに回答する(S418)。アンケートの内
容は、例えば、購入した商品の使い心地、要望、クレー
ム、改良提案等である。アンケートの回答は、例えば、
商品に同封されるはがきに回答するか、若しくは、イン
ターネットを利用して商品に関するアンケート用のUR
Lにアクセスし、そこでアンケートに回答するようにし
ても良い。
【0089】アンケートの回答結果は、その後、コマー
スアウトソーシングセンター1に送られてデータ分析さ
れ(S419)、このデータ分析結果に基づき、DB9
の商品情報15の商品データ18や顧客情報17の嗜好
データ26等が更に更新される。
【0090】ここで、アンケートに回答した顧客に対し
ては、ポイントを与えるようにしても良い。このように
することで、顧客によるアンケートの回答率を向上させ
ることが可能になる。
【0091】後に、このデータ分析の結果は、商品作成
元5に伝えられ、商品改良/新商品開発に活かされる
(S420)。一方、選択した商品を流通店舗で購入す
る場合は(S414がNo)、顧客は、放送受信端末装
置10と携帯端末装置11との間でデータの授受を行
い、選択した商品の商品情報を、放送受信端末装置10
から携帯端末装置11へ送る(S421)。尚、このと
き携帯端末装置11へ送られる商品情報は、CM放送特
定情報を含み、前述のXMLデータ形式で記述された商
品カタログや商品ガイドブック等の中の必要事項のみ
が、XMLデータ形式でそのまま送られる。
【0092】図13は、このとき携帯端末装置11に送
られる商品情報の一例を示す図である。同図は、顧客の
選択した商品が"Aビール"であった場合の商品情報を示
している。この商品情報には、必要事項として、図8に
示したCM放送に関する記述50、すなわち、CM放送
特定情報である、CM放送名(title )、CM放送番号
(no)、放送局(housoukyoku )、CM放送の放送時間
(time)、CM放送の商品メーカー(maker )と、顧客
が選択した商品を示す記述52である、商品名(nam
e)、商品番号(no)、タイプ(type)、価格(price
)が、含まれる。
【0093】図4に戻り、このようにして、携帯端末装
置11に、選択した商品の商品情報が送られると、顧客
は、この携帯端末装置11を所持して流通店舗4へ出向
き、流通店舗4にて商品の購入を行う(S422)。
尚、流通店舗4には、予め商品作成元5から発送された
商品、すなわち顧客が選択した商品が陳列されている
(S423)。顧客がこの商品を購入する際には、携帯
端末装置11と流通店舗の端末装置12との間でデータ
の授受を行い、携帯端末装置11から端末装置12へ、
選択した商品の商品情報及び顧客の情報を送る(S42
4)。尚、この顧客の情報は、顧客が直接、端末装置1
2に入力するようにしても良い。また、このとき、顧客
が商品を複数購入する場合は、端末装置12に商品の購
入数を入力する。
【0094】このような、商品情報、顧客の情報、商品
の購入数情報は、その後、購入情報として、端末装置1
2からコマースアウトソーシングセンター1のコンピュ
ータ8へ送られる。尚、この購入情報は、例えばXML
データ形式で記述される。
【0095】図14は、このとき送られる購入情報の一
例を示す図である。同図に示すように、購入情報は、商
品情報として図8及び図13に示したCM放送特定情報
であるCM放送に関する記述50及び図13に示した顧
客が選択した商品を示す記述52、商品の購入数情報の
記述53、及び顧客の情報の記述54を含んで構成され
ている。同図に示す購入情報は、商品の購入数情報の記
述53により顧客は商品“Aビール”を4つ購入したこ
とを示し、また、顧客の情報を示す記述54により、こ
の顧客は、顧客識別番号が531973の34歳の男性
で、家族構成が3人であることを示している。
【0096】図4に戻り、このような購入情報を受けた
コマースアウトソーシングセンター1のコンピュータ8
は、この購入情報に基づき、DB9の商品情報15及び
顧客情報17等を更新し(S416)、購入した顧客に
対しポイントを与える。これにより、顧客が購入した商
品の情報、その顧客の情報、顧客が何れのCM放送を視
聴して商品を購入したかのCM放送特定情報等のコマー
ス情報がDB9に登録される。このCM放送特定情報
は、後に、CM放送の宣伝効果の測定(算出)に利用さ
れる。
【0097】その後の、顧客が商品を購入した後のフロ
ーチャートは、前述のS418〜S420に示したもの
と同様である。すなわち、顧客が商品に関するアンケー
トに回答し(S418)、この回答結果がコマースアウ
トソーシングセンター1でデータ分析され(S41
9)、このデータ分析結果に基づき、DB9の商品情報
15や顧客情報17等が更新される。そして、アンケー
トに回答した顧客に対してポイントを与え、また、デー
タ分析の結果は、商品作成元5に伝えられ、後の商品改
良/新商品開発に活かされる(S420)。
【0098】尚、本実施形態では、ディジタル放送を利
用してCM情報を放送したが、インターネット放送やモ
バイル放送を適用するようにしても良い。この場合は、
地域性や顧客の属性を考慮した放送も可能になる。ま
た、コマースアウトソーシングセンター自体がインター
ネット上にウェブサイトを開設し、そこで、ホームペー
ジ等を使用したインターネット放送を行うようにしても
良い。
【0099】以上、本実施形態によれば、コマースアウ
トソーシングセンター1は、商品作成元5、サービス提
供元6、流通店舗4、顧客宅3(顧客)等から送られ
る、CM放送特定情報、商品やサービスに関する情報、
及び顧客の情報等の多数のコマース情報を一括管理する
ことが可能になり、また顧客(個人)の属性データと顧
客の購入した商品又はサービスの情報を関連付けること
ができる。
【0100】これにより、顧客が購入する毎に送られる
顧客の情報から各顧客の購買データを分析することが可
能になり、また、その顧客からアンケートを収集し、そ
の分析結果に基づき、例えば、その顧客のライフプラン
を作成することもでき、そのライフプランに基づき、商
品又はサービスの提案を商品作成元5とサービス提供元
6と行うことができる。
【0101】また、商品作成元5やサービス提供元6等
の各業者毎に、またディジタル放送やインターネット等
の各メディア毎に、独立して流通していたコマース情報
を、コマースアウトソーシングセンター1が一括管理す
ることができ、また商品作成元5やサービス提供元6等
の各業者毎に流通していたコマース情報を全て関連付け
て処理することが可能になり、ディジタル放送やインタ
ーネット等を連携させた宣伝/広告及び購買を実現する
ことができる。
【0102】また、コマースアウトソーシングセンター
1は、この関連付けられたコマース情報に基づき、顧客
の嗜好傾向等をより詳細に得ることができ、商品作成元
5やサービス提供元6がこの嗜好傾向等を得ることによ
り、より効果的な宣伝/広告及び商品又はサービスの改
良や新商品又は新サービスの開発を行うことができる。
【0103】また、コマースアウトソーシングセンター
1では、商品作成元5やサービス提供元6が独自に管理
できるコマース情報以上の、広範囲の膨大なコマース情
報を一括管理することができる。
【0104】また、コマースアウトソーシングセンター
1がコマース情報を一括して管理することにより、商品
作成元5やサービス提供元6は、コマース情報を管理す
るためのコンピュータやデータベース等を自社で所有す
る必要はなく、それを運用するための人材やそれに係る
費用を無くすことができる。
【0105】また、今までコマース情報を管理するため
の高価なコンピュータやデータベースを所有することの
できないでいた会社規模の小さな商品作成元5やサービ
ス提供元6であっても、コマースアウトソーシングセン
ター1に依頼することにより、より広範囲の膨大なコマ
ース情報に基づく情報を得ることができる。
【0106】また、商品作成元5やサービス提供元6
が、流通経路に載った商品又はサービスに関するコマー
ス情報、例えば、流通店舗等の流通経路に載った商品に
関するコマース情報などを収集するためには、予め顧客
との契約が必要となる場合があったが、これをコマース
アウトソーシングセンター1が一括して行うことによ
り、商品作成元5やサービス提供元6のこの契約に係る
作業を無くすことができる。また、このような顧客との
契約後に、このようなコマース情報を使用するときに
は、この顧客にポイントなどのインセンティブを与える
ことにより、この契約を得やすくすることができる。
【0107】また、顧客情報を、コマースアウトソーシ
ングセンター1が一括して管理することにより、顧客情
報の漏洩の可能性を抑えることができる。すなわち、コ
マースアウトソーシングセンター1から商品作成元5又
はサービス提供元6へ送られる情報は、コマース情報に
基づいた分析結果等であり、顧客情報が送られることは
なく、また、送るとしても匿名で送るようにすれば、顧
客情報の漏洩の可能性を低減することができる。
【0108】尚、本実施形態に示した放送受信端末装置
10及び携帯端末装置11のハードウェア構成の一例を
示しておく。図15は、放送受信端末装置10のハード
ウェア構成図である。同図に示すように、放送受信端末
装置10は、放送局2から放送されるディジタル放送を
受信するディジタル放送受信部30、ディスプレー/ス
ピーカ等の通常のTV機能を有するTV部31、本コン
テンツやCM放送に付随する付属情報の表示制御や格納
制御等を行う付属情報表示/制御/格納部32、携帯端
末装置11とデータの授受を行うデータ授受部33、イ
ンターネット7に接続可能にするインターネット接続部
34、顧客のリモコン(不図示)操作により出力された
リモコン出力信号を受信するリモコン部35等を含む構
成である。
【0109】このような構成により、放送受信端末装置
10は、放送局2から放送される、本コンテンツやCM
放送については、TV部31で放送し、本コンテンツや
CM放送に付随する付属情報については、付属情報表示
/制御/格納部32に格納する。尚、付属情報表示/制
御/格納部32には、放送局2から放送される付属情報
の他に、コマースアウトソーシングセンター1からイン
ターネット7を介して定期的に送られる付属情報や顧客
の情報等も格納(記憶)される。例えば、顧客が付属情
報を見る為にリモコンを操作し、リモコンから付属情報
の表示指示信号が出力されると、リモコン部35は、こ
の信号を受信して、この信号を付属情報表示/制御/格
納部32に出力する。付属情報表示/制御/格納部32
は、この信号を受信して、TV部31のディスプレー
に、格納されている付属情報を表示制御する。
【0110】また、付属情報表示/制御/格納部32に
格納される付属情報や顧客の情報は、必要に応じて、デ
ータ授受部33を介して、携帯端末装置11へ送られ
る。図16(a),(b) は、携帯端末装置11のハードウェ
ア構成図である。ここでは、一例として、同図(a) に携
帯端末装置11が携帯電話機の場合を示し、同図(b) に
スマートカードの場合を示している。
【0111】同図(a) に示すように、携帯端末装置11
が携帯電話機の場合、携帯端末装置11は、通常の携帯
電話機の機能を有する携帯電話機部40、データを格納
するデータ格納部41、及び放送受信端末装置10や端
末装置12との間でデータの授受を行うデータ授受部4
2等を含む構成である。本実施形態では、放送受信端末
装置10から出力される付属情報を、データ授受部42
を介して、データ格納部41に格納し、また、データ格
納部41に格納されている付属情報や、予め格納されて
いる顧客の情報を、データ授受部42を介して、端末装
置12に出力する。
【0112】また、同図(b) に示すように、携帯端末装
置11がスマートカードの場合、携帯端末装置11は、
データの入出力を行うデータ入出力部45、入力された
データを暗号化し、また暗号化されたデータを解読する
演算器46、及び暗号化されたデータを格納するメモリ
47等を含む構成である。ここで、メモリ47は、例え
ば不揮発性メモリ等である。本実施形態では、放送受信
端末装置10から出力される付属情報をデータ入出力部
45で受信し、これを演算器46で暗号化してメモリ4
7に格納する。また、暗号化されて格納されている付属
情報や顧客の情報を解読し、この解読した情報をデータ
入出力部45から端末装置12に出力する。
【0113】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図17は、本発明の第2の実施の形態を示す
フローチャートである。同図に示すフローチャートは、
第1の実施の形態に示した図4のフローチャートに対応
するものであるが、顧客が、選択した商品をインターネ
ットで注文するときに、商品の注文をコマースアウトソ
ーシングセンター1で行うのではなく、インターネット
店舗で行う点が、第1の実施の形態と異なる。尚、イン
ターネット店舗とは、インターネット7上で商品やサー
ビスの販売等を行うウェブサイトのことを言い、本実施
形態では、予め複数のインターネット店舗がコマースア
ウトソーシングセンター1と契約している。また、ここ
でも、商品に関するコマース情報の流れを中心に示した
が、これに限られるものではなく、サービスに関するコ
マース情報の流れも同様にして処理される。
【0114】図17において、S1701〜S1713
に示す処理は、図4に示したS401〜S413に示し
た処理と同様であるので、ここでは説明を省略する。そ
の後、顧客が放送受信端末装置10で購入する商品の選
択を行い(S1712)、これをインターネット7で注
文すると(S1714)、選択した商品の商品情報(C
M放送特定情報含む)及びこの顧客の情報等を含む注文
情報が、放送受信端末装置10から、インターネット7
を介して、この選択した商品を扱っているインターネッ
ト店舗に送られる。
【0115】インターネット店舗は、この注文情報を受
け付けると(S1715)、この注文情報をコマースア
ウトソーシングセンター1へ送る。コマースアウトソー
シングセンター1は、インターネット店舗から受け取っ
た注文情報に基づき、DB9の商品情報15及び顧客情
報17等を更新し(S1716)、この顧客に対しポイ
ントを与える。尚、商品を注文した顧客の情報が、まだ
顧客情報17に登録されていないときには、これを顧客
情報17に追加する。そして、コマースアウトソーシン
グセンター1は、商品作成元5に商品の注文があった旨
を伝える。
【0116】商品作成元5は、商品の注文があった旨を
受けて、注文した顧客(顧客宅3)に対し商品を発送す
る(S1717)。若しくは商品を一旦流通店舗4に発
送し、ここで顧客が商品を受け取るようにしても良い。
【0117】その後のS1718〜S1720に示す処
理は、図4に示したS418〜S420に示した処理と
同様であるので、ここでは説明を省略する。尚、本実施
形態において、商品作成元5やサービス提供元6が、商
品やサービスの購入を可能にするウェブサイトを開設し
ているのであれば、インターネット店舗の代わりに、こ
の商品作成元5やサービス提供元6のウェブサイトを適
用するようにしても良い。
【0118】以上、本実施形態によれば、商品やサービ
スの注文先としてインターネット店舗を利用することに
より、コマース情報流通システムにインターネット店舗
が含まれるようになり、より広範囲のコマース情報の流
通が可能になる。
【0119】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。第1及び第2の実施の形態では、放送局2に
放送依頼したCM放送及びそのCM放送に付随するCM
情報は、一旦放送が開始された後は、その放送枠の放送
時間及び放送内容を変更するものではなかったが、本第
3の実施の形態は、第1及び第2の実施の形態におい
て、放送開始後であっても、その放送枠の放送時間及び
放送内容を、必要に応じて変更可能にする形態である。
【0120】図18は、本発明の第3の実施の形態を示
すフローチャートである。同図は、製品(商品)の在庫
状況に基づき、放送枠の放送時間及びその放送内容を変
更する例を示している。尚、ここでは、説明の便宜のた
め、商品作成元5の製品の在庫状況に基づき変更する例
を示すが、例えば、サービス提供元のサービス提供余力
状況等に基づいて変更する場合についても同様に処理さ
れる。
【0121】図18に示すように、放送局2は、CM放
送の放送枠を売り出している(S1801)。一方、商
品作成元5である、メーカーA、メーカーB、メーカー
Cは、CM放送及びそのCM放送に付随するCM情報の
作成とコマース情報の管理をコマースアウトソーシング
センター1へ依頼する(S1802〜S1804)。
尚、ここでは、商品作成元として、3社のメーカーを例
に説明しているが、3社に限られることはない。
【0122】コマースアウトソーシングセンター1は、
メーカーA、メーカーB、メーカーCからの依頼を受理
し、各メーカーから提示された予算を考慮して、放送局
2から放送枠を買い取る(S1805)。そして、各メ
ーカー毎に、CM放送及びそのCM放送に付随するCM
情報を作成し(S1806)、各メーカー毎のCM放送
の放送枠を決定する。この放送枠は、先に買い取った放
送枠やDB9に記憶されるCM放送特定情報等のコマー
ス情報に基づき決定され、製品の最も宣伝効果の得られ
る放送枠に決定される。コマースアウトソーシングセン
ター1は、放送局2に対し、各メーカー毎に決定された
放送枠で、各メーカー毎のCM放送及びそのCM放送に
付随するCM情報の放送を放送依頼する(S180
7)。
【0123】放送局2は、この放送依頼に基づいて、C
M放送及びそのCM放送に付随するCM情報を放送する
(S1808)。この放送が開始されると、このCM放
送を見て製品を購入する顧客が増えてくる。これによ
り、顧客の購入情報、すなわち、第1の実施の形態で述
べたように、顧客が購入した商品の商品情報(CM放送
特定情報を含む)、顧客の情報、商品の購入数情報等が
コンピュータ8に送られ、DB9の商品情報15や顧客
情報17が更新される(S1809)。このとき、商品
情報に含まれるCM放送特定情報に基づき、CM放送の
宣伝効果等が算出され(S1810)、この算出された
宣伝効果に基づき、DB9に登録されている関連するコ
マース情報が更に更新される(S1811)。
【0124】一方、各メーカーでは、放送されている製
品の、製造(S1812〜S1816)及び販売(S1
817〜S1821)が行われており、各メーカーは、
各製品の製造状況や販売状況等に基づき在庫状況データ
を算出している(S1822〜S1824)。ここで算
出された、各メーカーの在庫状況データは、定期的にコ
マースアウトソーシングセンター1へ送られる。
【0125】コマースアウトソーシングセンター1は、
各メーカーから送られる在庫状況データに基づき、現在
放送されているCM放送及びそのCM放送に付随するC
M情報の放送枠の放送時間及びその放送内容を変更す
る。
【0126】放送時間及びその放送内容の変更は、例え
ば、各メーカーから送られる在庫状況データから、メー
カーCの製品C1の在庫が少ない場合には、製品C1を
顧客に購入させるCM放送の放送量を少なくするか、若
しくは宣伝効果の少ない放送時間に変更する等して、在
庫不足を緩和させるようにする。又は、その放送内容を
別の内容、例えば別の商品C2の内容に変更したり、メ
ーカーCのイメージを向上させるような内容に変更する
ようにしても良い。また、逆に、製品C1の在庫が多い
場合には、製品C1を顧客に更に購入させるように、こ
の製品C1を購入させるCM放送の放送量を多くし、顧
客の購入を促すようにする。
【0127】また、放送時間及びその放送内容は、在庫
状況データの他に、DB9に収集されるコマース情報、
例えば、これまでに収集された売上状況等に基づいて変
更するようにしても良い。この場合、これまでの売上状
況に基づき、今後の製品の売上予想が可能になるので、
この予想に基づいて変更する。又は、CM放送特定情報
に基づいて放送枠を変更しても良く、若しくは、購入し
た顧客の年齢層に基づき、この年齢層がよく見る時間帯
に放送枠の放送時間を変更するようにしても良い。
【0128】そして、このように変更した放送枠の放送
時間及びその放送内容を再び放送局2に放送依頼する
(S1825)。放送依頼を受けた放送局2は、現在放
送しているCM放送及びそのCM放送に付随するCM情
報の放送を、変更した放送枠の放送依頼に基づき変更す
る(S1808)。
【0129】各メーカーでは、この放送枠の放送時間及
びその放送内容の変更に伴い、負担するCM放送の経費
も変更される(S1826〜S1828)。以上、本実
施形態によれば、CM放送及びそのCM放送に付随する
CM情報の放送枠の放送時間及びその放送内容を、各メ
ーカーの在庫状況データに基づき変更することが可能に
なり、柔軟性のある効果的な宣伝/広告を行うことがで
きる。
【0130】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。上述した第1乃至第3の実施の形態では、顧
客がインターネット7で商品を注文したとき、注文した
商品は、商品作成元5から直接顧客(顧客宅3)に配達
されるか、若しくは、一旦流通店舗4に配送され、そこ
で顧客に渡されるものであった。通常、商品の受け渡し
を行う流通店舗4の店員は、単に商品の受け渡しを行う
だけであるので、商品についての知識を有していない。
また、商品作成元5の営業所の所在地は、どこにでも存
在するわけではなく、限られたものである。
【0131】従って、例えば、顧客が、購入した商品の
説明を受けたい場合や、購入した商品の設置工事を依頼
したい場合や、購入した商品のアフターケアを要求した
い場合等に、不都合を生じることがあった。
【0132】そこで、本第4の実施形態は、これらの顧
客の要望に対応できるようにした形態である。ここで
は、一例として、第2の実施の形態において、顧客の要
望に対応できるようにした形態を示す。尚、ここでは顧
客が購入した商品について示しているが、これに限られ
るものではなく、サービスについても同様にして処理さ
れる。
【0133】図19は、本発明の第4の実施の形態を示
すフローチャートである。同図に示すように、商品作成
元5は、予めサポート員に対する商品説明書を作成し
(S1901)、これをコマースアウトソーシングセン
ター1に渡す。
【0134】コマースアウトソーシングセンター1は、
この商品説明書を受け取ると、サポート可能な店舗(通
常店舗)をDB9から選択(抽出)する(S190
2)。ここで、サポート可能な店舗とは、コマースアウ
トソーシングセンター1と予め契約されている店舗とこ
とを示し、これらの店舗は、商品別の店舗情報としてD
B9に登録されている。サポート可能な店舗を選択する
と、これらの店舗に対し商品説明書を配布する(S19
03)。
【0135】商品説明書が配布された店舗は、これを受
理し(S1904)、商品説明書に基づき商品知識を蓄
える。すなわち、その商品に関し顧客からのサービス要
求やサポート要求に十分対応できるように商品知識を蓄
える。
【0136】顧客は、この商品をインターネット店舗で
注文すると(S1905、S1906)、インターネッ
ト店舗は、この顧客の注文情報を、一旦コマースアウト
ソーシングセンター1へ送る。
【0137】コマースアウトソーシングセンター1は、
この注文情報に基づき、DB9の商品別の店舗情報か
ら、顧客からのサービス要求やサポート要求に十分対応
でき、顧客宅3に最も近い店舗等を選択する。そして、
この選択した店舗の配達先を示す情報を注文情報に加え
て、これを商品作成元5へ送る(S1907)。
【0138】商品作成元5では、この注文情報を受け、
配達先を示す情報に基づき、所定の店舗に対して、商品
の発送を行う(S1908)。店舗では、発送された商
品を受理し(S1909)、例えば、顧客宅3にて、先
に配布された商品説明書に基づき、この商品の説明や設
置工事等のサポートを行う(S1910)。
【0139】顧客は、このようなサポートを受け、商品
を受理する(S1911)。その後、商品についてのア
フターケア等のサービスの要求が発生したときには、コ
マースアウトソーシングセンター1にサービス要求を行
う(S1912)。
【0140】コマースアウトソーシングセンター1で
は、このサービス要求を受理し(S1913)、前述の
店舗に対し顧客のサービス要求を伝える。これを受け
て、店舗は、顧客に対し、要求されたサービスを行い
(S1914)、顧客は要求したサービスを受ける(S
1915)。
【0141】以上、本実施形態によれば、顧客は、商品
購入時に、十分な商品説明を受けられると共に、商品の
設置工事を依頼することもできる。また商品購入後も、
商品のアフターケアを受けることができる。
【0142】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。本実施形態は、顧客がインターネット7を利
用して商品を購入する時や、商品を流通店舗4で購入す
る時や、商品を流通店舗4で受け取る時等に、本人認証
を行い、他人の、いわゆる"なりすまし"を防止すると共
に、コマース情報の真性確率を上げることを可能にする
形態である。尚、本実施形態に示す本人認証は、インタ
ーネット店舗や流通店舗4等で行わず、これらとは別の
本人認証機関にて行う。
【0143】図20は、本発明の第5の実施の形態を示
すフローチャートである。尚、同図では、本人認証を行
う処理を中心に示し、その他の処理については、前述の
第1から第4の実施の形態に示した処理と同様であるの
で、説明を省略する。
【0144】図20に示すように、顧客は、放送受信端
末装置10で放送局2から放送されるディジタル放送を
受信し、そのCM放送から購入したい商品を選択し、選
択した商品の商品情報を携帯端末装置11に入力する
(S2001)。この商品情報には、商品注文先となる
インターネット店舗のURL情報等も含まれている。
【0145】ここで、本実施形態に示す携帯端末装置1
1は、本人認証機能を備えており、本人認証が必要とさ
れたとき、本人認証を行う本人認証機関に対し、本人認
証を依頼する。また、この携帯端末装置11は、インタ
ーネット7への接続機能も備えており、携帯端末装置1
1単体でインターネット7へ接続することも可能に構成
されている。
【0146】次に、顧客は、選択した商品を、インター
ネット7を利用して注文するか、若しくは通常の流通店
舗4で購入する(S2002)。選択した商品をインタ
ーネットで購入する場合(S2002がYes)、顧客
は、携帯端末装置11を使用してインターネットに接続
し、例えば携帯端末装置11の注文ボタン(不図示)を
押す等して商品の注文を行う。この注文ボタンが押され
ると、本人認証機関に対し本人認証が依頼される(S2
003)。この依頼時には、インターネット店舗のUR
L情報も一緒に本人認証機関に送られる。また、このと
き、商品情報に含まれるURL情報が示すインターネッ
ト店舗に対し、携帯端末装置11から商品情報及び顧客
の情報が送られる。
【0147】本人認証を依頼された本人認証機関は、本
人認証処理を行い(S2004)、本人が携帯端末装置
11を利用しているか否かを判断する(S2005)。
尚、本人認証機関が行う本人認証処理については後述す
る。
【0148】本人認証機関は、本人ではなく他人が携帯
端末装置11を利用していると判断したときは(S20
05がNo)、URL情報が示すインターネット店舗に
対し、本人ではなく他人である旨の認証結果を送る。ま
た、このとき、本人認証機関は、携帯端末装置11の機
能を停止させる措置を講じる(S2006)。
【0149】また、インターネット店舗は、本人認証機
関から、本人ではなく他人である旨の認証結果を得る
と、この顧客からの注文を不正と判断し、この注文を受
け付けない。
【0150】一方、本人認証機関は、本人が携帯端末装
置11を利用していると判断したときは(S2005が
Yes)、URL情報が示すインターネット店舗に対
し、本人である旨の認証結果を送る。
【0151】インターネット店舗では、この本人である
旨の認証結果と、先に送られた商品情報及び顧客の情報
を受け取ると(S2007)、商品の注文を正式に受け
付ける(S2008)。尚、顧客は、この注文の受け付
け時に、商品の注文数や商品引き渡し店舗(流通店舗
4)等も指定できる。
【0152】これにより、他人による"なりすまし"が、
インターネット7で商品を注文するのを防止することが
できる。顧客がインターネット7で商品を注文すると、
指定した流通店舗4の情報や注文した商品等の情報が、
インターネット店舗から携帯端末装置11に送られ、携
帯端末装置11はこれを保持する。
【0153】その後、顧客は、インターネットで注文し
た商品を、自宅で受け取るか、若しくは流通店舗4で受
け取る(S2009)。ここで、注文した商品を自宅で
受け取る場合には(S2009がNo)、顧客はその商
品を自宅で受け取る(S2010)。
【0154】一方、注文した商品を流通店舗4で受け取
る場合には(S2009がYes)、顧客は、商品が流
通店舗4に発送された旨の通知を受けた後に、携帯端末
装置11を所持して流通店舗4へ出向く。ここで、商品
発送の通知は、コマースアウトソーシングセンター1か
ら送られるもので、コマースアウトソーシングセンター
1では、商品の発注状況を管理しており、注文した商品
が流通店舗4に到着すると、これを顧客の携帯端末装置
11に通知する。
【0155】顧客は、携帯端末装置11を所持して流通
店舗4へ出向くと、注文した商品を受け取るために、携
帯端末装置11と流通店舗4の端末装置12との間でデ
ータの授受を行い、本人認証を行う。このとき、携帯端
末装置11に保持されていた注文した商品の情報や顧客
の情報等が端末装置12に送られる。また、顧客の情報
は、更に本人認証機関にも送られ、ここで本人認証処理
が行われる(S2011)。
【0156】本人認証機関は、この本人認証処理(S2
011)に基づき、本人が携帯端末装置11を利用して
いるか否かを判断する(S2012)。本人認証機関
は、本人ではなく他人が携帯端末装置11を利用してい
ると判断したときは(S2012がNo)、流通店舗4
の端末装置12に対し、本人ではなく他人である旨の認
証結果を送る。また、このとき、本人認証機関は、携帯
端末装置11の機能を停止させる措置を講じる(S20
13)。
【0157】また、これを確認した流通店舗4の店員
は、この顧客に対する商品の引き渡しを行わない。一
方、本人認証機関は、本人が携帯端末装置11を利用し
ていると判断したときは(S2012がYes)、流通
店舗4の端末装置12に対し、本人である旨の認証結果
を送る。
【0158】流通店舗4の店員は、この本人である旨の
認証結果と注文した商品の情報に基づき、顧客が注文し
た商品を確認し、実際に商品を顧客に引き渡す(S20
14)。
【0159】これにより、他人による"なりすまし"が、
注文した商品を流通店舗4で受け取るのを防止すること
ができる。また、ここで、携帯端末装置11がディジタ
ルマネーの支払い機能を有していたときに、顧客が代金
の支払いをディジタルマネーで支払う場合に、上述の本
人認証を行うようにしても良い。このようにすること
で、他人の"なりすまし"によるディジタルマネーの不正
使用も防止できる。
【0160】一方、選択した商品を流通店舗4で購入す
る場合(S2002がNo)、顧客は、携帯端末装置1
1を所持して流通店舗4へ出向き、商品を購入するため
に(S2015)、携帯端末装置11と流通店舗4の端
末装置12との間でデータの授受を行い、本人認証を行
う。このとき、携帯端末装置11に保持されていた顧客
の情報は端末装置12に送られ、更に本人認証機関へ送
られ、本人認証機関で本人認証処理が行われる(S20
16)。
【0161】本人認証機関では、本人認証処理(S20
16)に基づき、本人が携帯端末装置11を利用してい
るか否かを判断する(S2017)。本人認証機関は、
本人ではなく他人が携帯端末装置11を利用していると
判断したときは(S2017がNo)、流通店舗4の端
末装置12に対し、本人ではなく他人である旨の認証結
果を送る。また、このとき、本人認証機関は、携帯端末
装置11の機能を停止させる措置を講じる(S201
8)。
【0162】また、これを確認した流通店舗4の店員
は、この顧客に対する商品の販売を行わない。一方、本
人認証機関は、本人が携帯端末装置11を利用している
と判断したときは(S2017がYes)、流通店舗4
の端末装置12に対し、本人である旨の認証結果を送
る。
【0163】端末装置12は、本人である旨の認証結果
を受け取ると、再度携帯端末装置11との間でデータの
授受を行い、携帯端末装置11から商品情報を受け取
る。ここで、例えば、携帯端末装置11がディジタルマ
ネーの支払い機能を有していたときに、顧客が代金の支
払いをディジタルマネーで支払う場合は、ディジタルマ
ネーで支払う時に上述の商品情報を一緒に受け取るよう
にする(S2019)。
【0164】流通店舗4の店員は、端末装置12が、本
人である旨の認証結果と商品情報とと例えばディジタル
マネーとを受け取ると(S2020)、顧客に対し商品
の販売を許可し、実際に顧客に商品を販売する。
【0165】これにより、他人による"なりすまし"が商
品を流通店舗4で購入するのを、防止することができ
る。次に、前述の本人認証処理について説明する。
【0166】この場合の前提条件として、携帯端末装置
11は、電源ON時に常に位置検出の為の電波を発信す
る発信部を有している。この電波は、中継局等を介して
最終的に無線通信基地局に送られ、この無線通信基地局
で、携帯端末装置11の位置が検出される。この位置検
出は、例えば、GPS(Global Positioning System)
を利用した位置検出やPHSを利用した位置検出等であ
っても良い。
【0167】これにより、コマースアウトソーシングセ
ンター1は、無線通信基地局で検出される携帯端末装置
11の位置を継続的に得ることにより、その携帯端末装
置11を位置を継続的にモニターすることができる。
【0168】また、その他、携帯端末装置11は、生体
情報を入力する生体情報入力部、及びこの生体情報を本
人認証機関に出力する生体情報出力部を有している。本
実施形態では、このような携帯端末装置11を利用して
本人認証が行われる。
【0169】図21は、本実施形態に示す本人認証を示
すフローチャートである。まず、携帯端末装置11の電
源がONされたときの本人認証について説明する。同図
に示すように、携帯端末装置11の電源がONされると
(S2101)、携帯端末装置11から所有者(顧客)
に生体情報の入力が指示される。所有者は、この指示に
従い、生体情報として自分の顔画像及び音声(声)を入
力する。ここで、生体情報入力部は、画像入力部及び音
声入力部等を有しており、顔画像は画像入力部から入力
され、音声は音声入力部から入力される(S210
2)。
【0170】入力されたこれらの生体情報は、予め携帯
端末装置11に登録されている顧客識別番号と共に、直
ちに、無線通信基地局を介して本人認証機関に送られる
(S2103)。
【0171】一方、本人認証機関は、所有者を識別する
顧客識別番号及び所有者の生体情報を関連付けて登録し
ている。従って、顧客識別番号に基づき、その顧客の生
体情報を特定することができる。尚、生体情報には、所
有者の顔画像情報や音声(声)情報等が含まれている。
【0172】本人認証機関は、携帯端末装置11から送
られる生体情報及び顧客識別番号を受け付けると、この
送られた顧客識別番号に基づいて、予め登録されている
生体情報の中から該当する生体情報を特定し、この特定
した生体情報と携帯端末装置11から送られた生体情報
とを比較して、携帯端末装置11の所有者が、本人であ
るか否かの本人認証を行う(S2104)。ここで、特
定された生体情報と携帯端末装置11から送られた生体
情報が不一致のときは、所有者が本人ではなく他人であ
ると判断し(S2104がNo)、携帯端末装置11の
機能を停止させる措置を講じる(S2105)。
【0173】また、特定された生体情報と携帯端末装置
11から送られた生体情報が一致したときは、所有者が
本人であると判断し(S2014がYes)、この携帯
端末装置11の位置情報のモニターを開始し、この位置
情報と顧客識別番号とを関連づける。尚、この位置情報
は、無線通信基地局から得られるものであり(S210
6)、以降、本人認証機関は、携帯端末装置11の電源
がONされている間、この携帯端末装置11の位置情報
を継続的にモニターする(S2107)。
【0174】このように、携帯端末装置11が電源ON
される毎に、生体情報を利用した本人認証を行うことに
より、他人の"なりすまし"による携帯端末装置11の不
正利用を防止することができる。
【0175】尚、本人認証機関は、本人である旨の認証
を得たとき、携帯端末装置11から送られた生体情報
を、最新の生体情報として、この本人の顧客識別番号に
関連付けて再登録し、予め登録されていた生体情報を更
新する。
【0176】次に、携帯端末装置11の電源ON時に、
認証依頼が行われる場合の認証処理について説明する。
本実施形態では、認証の重要度に応じて認証処理が異な
り、重要度に応じて、重要度A(レベル小)の認証処
理、重要度B(レベル中)の認証処理、重要度C(レベ
ル大)の認証処理が行われる。認証の重要度は、例えば
購入した商品の金額や要求される認証に係る時間等に基
づいて決定される。
【0177】始めに、重要度Aの認証処理について説明
する。携帯端末装置11aから重要度Aの認証依頼が行
われると(S2108)、無線通信基地局を介して(S
2109)、この携帯端末装置11aから、顧客識別番
号が送られる。
【0178】本人認証機関は、認証依頼を行った携帯端
末装置11aから送られた顧客識別番号に基づき、先に
関連付けされている携帯端末装置11の位置情報を確認
する。
【0179】また、このとき、本人認証機関は、認証依
頼を行った携帯端末装置11aの位置情報も、無線通信
基地局から取得する。そして、顧客識別番号から得られ
た携帯端末装置11の位置情報と、認証依頼を行った携
帯端末装置11aの位置情報とを比較し、両者の位置情
報が一致する場合は、認証依頼を行った携帯端末装置1
1aと顧客識別番号から確認された携帯端末装置11は
同一物と判断する。次に、この携帯端末装置11(11
a)の位置情報の履歴から、位置の連続性を判断する。
すなわち、位置の連続性の判断から、単位時間当たりの
位置移動量が少なく位置の連続性が有るときには、本人
である旨の認証を行い、単位時間当たりの位置移動量が
大きく位置の連続性が無いときには、本人ではなく他人
である旨の認証を行う。ここで、位置の連続性が無いと
いうことは、例えば、本人が携帯端末装置11の電源を
OFFした時に、本人の位置から遠く離れた位置の他人
が、盗んだ顧客識別番号を使用して別の携帯端末装置1
1aの電源をONした場合等に発生する。
【0180】尚、位置情報の連続性を判断する場合、例
えば、本人が、単位時間当たりの移動量の大きい移動手
段、例えば飛行機等に搭乗したときに認証依頼を行う
と、他人である旨の認証が行われる可能性がある。そこ
で、このような場合には、本人が本人認証機関に、現在
の移動手段が何であるかを通知するようにし、本人認証
機関は、通知さえた移動手段の移動量に基づき、連続性
判断における単位時間当たりの位置移動量を大きさを大
きめに設定し、本人が誤って他人であると認証されるの
を防止するようにしても良い。
【0181】一方、顧客識別番号から得られた携帯端末
装置11の位置情報と、認証依頼を行った携帯端末装置
11aの位置情報が不一致の場合は、認証依頼を行った
携帯端末装置11aと顧客識別番号から得られた携帯端
末装置11は別物と判断し、本人ではなく他人である旨
の認証を行い、同様に、この認証依頼を行った携帯端末
装置11aに対し、機能停止措置を講じるようにしても
良い。
【0182】そして、本人認証機関は、このようにして
得られた認証結果を、認証を必要とする対象、例えばイ
ンターネット店舗等へ送る。(S2110)。これによ
り、他人が顧客識別番号を不正に盗み、本人になりすま
して認証依頼を行う場合等に、他人の"なりすまし"によ
る本人認証を阻止することができる。
【0183】次に、重要度Bの認証処理について説明す
る。携帯端末装置11bから重要度Bの認証依頼が行わ
れると(S2111)、この携帯端末装置11bから、
無線通信基地局を介して(S2112)、まず、顧客識
別番号が送られる。
【0184】本人認証機関は、認証依頼を行った携帯端
末装置11bから送られる顧客識別番号を受け付ける
と、始めに前述の位置情報を利用した重要度Aの認証を
行う(S2113)。ここで、本人である旨の認証が得
られると(S2113がYes)、本人認証機関は、無
線通信基地局を介して(S2114)、認証を依頼した
携帯端末装置11bへ、所有者に対し音声入力を促す旨
の指示情報を送る。
【0185】携帯端末装置11bは、この指示情報を受
け付けると、所有者に対し携帯端末装置11bに音声を
入力させる旨の指示を行う。所有者はこの指示に従い、
音声を入力する(S2115)。この音声が音声入力部
に入力されると、携帯端末装置11bは、この音声を音
声情報として、無線通信基地局を介して(S211
6)、本人認証機関に送る。
【0186】本人認証機関は、この音声情報を受け付け
ると、先に送られた顧客識別番号から、予め本人認証機
関に登録されている音声情報を特定し、この特定した音
声情報と、受け付けられた音声情報とを比較し、本人で
あるか否かの認証を行う。
【0187】ここで、顧客識別番号に基づき特定された
音声情報と、認証依頼を行った携帯端末装置11bから
送られた音声情報の両者が一致する場合、本人が認証依
頼を行った携帯端末装置11bを使用していると判断
し、本人である旨の認証を行う。
【0188】一方、両者の音声情報が不一致の場合に
は、他人が認証依頼を行った携帯端末装置11bを使用
していると判断し、本人ではなく他人である旨の認証を
行い、この認証依頼を行った携帯端末装置11bに対
し、機能停止措置を講じるようにしても良い。
【0189】そして、本人認証機関は、このようにして
得られた認証結果を、認証を必要とする対象、例えばイ
ンターネット店舗等へ送る。(S2117)。このよう
に、重要度Bの認証の場合には、他人が本人の携帯端末
装置11を不正に盗んで、この携帯端末装置11を利用
して認証依頼を行った場合であっても、他人の音声と本
人の音声は異なるため、他人の"なりすまし"による本人
認証を阻止することができる。
【0190】次に、重要度Cの認証処理について説明す
る。携帯端末装置11cから重要度Cの認証依頼が行わ
れると(S2118)、この携帯端末装置11cから、
無線通信基地局を介して(S2119)、まず、顧客識
別番号が送られる。
【0191】本人認証機関は、認証依頼を行った携帯端
末装置11cから送られる顧客識別番号を受け付ける
と、始めに前述の位置情報を利用した重要度Aの認証を
行う(S2120)。ここで、本人である旨の認証が得
られると(S2120がYes)、本人認証機関は、無
線通信基地局を介して(S2121)、認証を依頼した
携帯端末装置11cへ、所有者に対し音声入力及び顔画
像入力を促す旨の指示情報を送る。
【0192】携帯端末装置11cは、この指示情報を受
け付けると、所有者に対し携帯端末装置11cに音声及
び顔画像を入力させる旨の指示を行う。所有者はこの指
示に従い、自分の音声及び顔画像を入力する(S212
3)。この音声が音声入力部に入力され、顔画像が画像
入力部に入力されると、携帯端末装置11cは、この音
声を音声情報とし顔画像を顔画像情報として、無線通信
基地局を介して(S2124)、本人認証機関に送る。
【0193】本人認証機関は、この音声情報及び顔画像
情報を受け付けると、先に送られた顧客識別番号から、
予め本人認証機関に登録されている音声情報及び顔画像
情報を特定し、この特定した音声情報及び顔画像情報
と、受け付けられた音声情報及び顔画像情報とを比較
し、本人であるか否かの認証を行う。
【0194】ここで、顧客識別番号に基づき特定された
音声情報及び顔画像情報と、認証依頼を行った携帯端末
装置11cから送られた音声情報及び顔画像情報のそれ
ぞれ両者が一致する場合、本人が認証依頼を行った携帯
端末装置11を使用していると判断し、本人である旨の
認証を行う。
【0195】一方、両者の音声情報及び顔画像情報が不
一致の場合には、他人が認証依頼を行った携帯端末装置
11cを使用していると判断し、本人ではなく他人であ
る旨の認証を行い、この認証依頼を行った携帯端末装置
11cに対し、機能停止措置を講じるようにしても良
い。
【0196】そして、本人認証機関は、このようにして
得られた認証結果を、認証を必要とする対象、例えばイ
ンターネット店舗等へ送る。(S2125)。このよう
に、重要度Cの認証依頼の場合には、他人が本人の携帯
端末装置11を不正に盗んで、この携帯端末装置11を
利用して認証依頼を行い、例えば、音声の入力指示が行
われたときに、他人が、予め本人の肉声を録音した音声
を入力させるような不正が行われた場合であっても、更
に顔画像も比較するので、他人の"なりすまし"による本
人認証を阻止することができる。
【0197】尚、以上に示した、重要度Aの認証処理、
重要度Bの認証処理、重要度Cの認証処理において、そ
れぞれ認証処理の途中で必要に応じて、別の重要度の認
証処理に移行するようにしても良い。
【0198】また、その他、本人を認証する手段とし
て、顔画像ではなく、顔の動画像を比較するようにして
も良い。これにより、例えば、他人が本人の写真等を使
用して本人の顔画像を入力した場合の、他人の"なりす
まし"による本人認証を阻止することができる。
【0199】但し、動画像の通信は、通信時のデータ量
が多くなる。そこで、例えば携帯端末装置11におい
て、得られる顔画像が滑らかに変化するように、始めの
顔画像から顔の表情が変化したときに、次の顔画像を得
るようにし、このような顔画像を連続的に得て、これら
を本人認証センターに送るようにする。これにより、通
信時のデータ量を少なくすることが可能になる。また、
本人の複数の写真を利用して顔画像を入力した場合の、
他人の"なりすまし"による本人認証を阻止することがで
きる。
【0200】また、その他、本人を認証する手段とし
て、顔の動画像及び音声を携帯端末装置11から本人認
証機関に送り、本人認証機関は、送られた顔の動画像及
び音声において、顔の動画像における口元の動きと音声
が同期しているかを判断し、これが同期しているとき
に、本人である旨の認証を行うようにしても良い。
【0201】これにより、録音された本人の音声を利用
した場合の、他人の"なりすまし"による本人認証を阻止
することができる。また、このとき、携帯端末装置11
から本人認証機関に送られる顔の動画像を、口元の動画
像に限るようにすれば、通信時のデータ量をより少なく
することができる。また、口元の動画像を、口元の輪郭
による動画像にすれば、更に通信時のデータ量を少なく
することができる。
【0202】また、その他、他人が本人を脅して、本人
に認証依頼を行わせる場合も考えられる。この場合、本
人認証機関は、予め、本人の心の動き(恐怖心等)によ
り変化する生体情報を登録しておき、この生体情報に基
づき、携帯端末装置11から送られる、例えば顔の動画
像情報や音声情報に恐怖心(脅え等)があるか否かを判
断する。
【0203】ここで、本人認証機関が携帯端末装置11
から送られる生体情報に恐怖心があると判断したとき
は、本人が他人に脅されて本人認証を依頼していると判
断し、例えば、外部の治安維持機関に通知し、この携帯
端末装置11の位置情報から、特定される位置にいる他
人に対し所定の措置が講じられる。
【0204】尚、上述の顔の動画像情報や音声情報から
人間の脅え等の感情を判断する手法は、例えば、インタ
ーネット上に掲載されている、「顔の動画像情報から人
間の感情を判断する手法」(京都大学大学院エネルギー
科学研究科、國弘 威・下田宏・吉川 榮和)により紹
介されている。また、音声情報から人間の感情を判断す
る手法は、既に、心理分析ソフトウェア等として製品化
されており、例えば、銀行やクレジット会社等で利用さ
れている。
【0205】また、認証する際に比較される生体情報と
して、光彩や網膜、指紋等の生体情報を利用しても良
い。また、本実施形態において、本人認証を行う際に携
帯端末装置11から送られる情報を、暗号化して送るよ
うにしても良い。
【0206】尚、以上に示した本人認証は、例えば、顧
客がインターネット7に接続するため、携帯端末装置1
1をパソコンに接続して、インターネットプロバイダと
接続する際に行うようにしても良い。
【0207】以上、本実施形態によれば、顧客がインタ
ーネット7を利用して商品を購入する時や、商品を流通
店舗4で購入する時や、商品を流通店舗4で受け取る時
等に、上述の本人認証を行うことにより、他人の"なり
すまし"を防止することが可能になる。
【0208】
【付記1】 コマース情報を管理するコンピュータを有
し、少なくとも商品作成元又はサービス提供元からCM
放送及びそのCM放送に付随するCM情報の作成依頼を
受け付けるコマースアウトソーシングセンターと、前記
コマース情報に基づき作成されたCM放送及び該CM放
送に付随するCM情報を放送する放送局と、顧客が前記
CM放送を視聴して該CM放送に付随するCM情報に基
づき商品又はサービスを購入するとき、コマース情報と
して少なくとも前記CM放送を特定するCM放送特定情
報を、前記コマースアウトソーシングセンターへ送る端
末と、を備えることを特徴とするコマース情報流通シス
テム。
【0209】
【付記2】 前記CM情報は、少なくとも、商品カタロ
グ、商品の特徴により分類商品ガイドブック、該商品ガ
イドブックに基づいて商品の購入を支援する商品購入支
援ページ、サービスカタログ、サービスの特徴により分
類されたサービスガイドブック、又は該サービスガイド
ブックに基づいてサービスの購入を支援するサービス購
入支援ページの何れか一つ以上を含む、ことを特徴とす
る付記1記載のコマース情報流通システム。
【0210】
【付記3】 前記コマースアウトソーシングセンター
は、前記放送局から前記CM放送及びそのCM放送に付
随するCM情報を放送するための放送枠を買い取る、こ
とを特徴とする付記1記載のコマース情報流通システ
ム。
【0211】
【付記4】 前記放送枠は、少なくとも前記商品作成元
の商品在庫情報又は前記サービス提供元のサービス提供
余力情報に基づき変更される、ことを特徴とする付記3
記載のコマース情報流通システム。
【0212】
【付記5】 前記コマースアウトソーシングセンター
は、管理している前記コマース情報のデータ分析を行
い、その分析結果を前記商品作成元又はサービス提供元
に送るか、若しくはコマースアウトソーシングセンター
自体で使用する、ことを特徴とする付記1記載のコマー
ス情報流通システム。
【0213】
【付記6】 前記コマースアウトソーシングセンターが
管理するコマース情報は、商品又はサービスに関する情
報、前記顧客の属性データ、又は前記顧客の購入した商
品又はサービスに関する情報の何れかを含む、ことを特
徴とする付記1記載のコマース情報流通システム。
【0214】
【付記7】 前記端末は、顧客宅又は店舗に設けられ、
コマース情報として、少なくとも前記CM放送特定情報
を、前記顧客宅又は前記店舗からインターネット若しく
は通信回線を介して前記コマースアウトソーシングセン
ターへ送る、ことを特徴とする付記1記載のコマース情
報流通システム。
【0215】
【付記8】 前記コマースアウトソーシングセンター
は、前記商品作成元又はサービス提供元が作成した商品
又はサービスに関する説明書を、顧客が前記商品又はサ
ービスを購入したときに前記商品又はサービスを受け取
る店舗に配布し、前記顧客が前記商品又はサービスに関
するサポート又はアフターケアを受けられるようにす
る、ことを特徴とする付記1記載のコマース情報流通シ
ステム。
【0216】
【付記9】 顧客が前記CM情報に基づき商品又はサー
ビスを購入するとき、本人認証機関により本人認証を行
う、ことを特徴とする付記1記載のコマース情報流通シ
ステム。
【0217】
【付記10】 商品作成元又はサービス提供元からの依
頼を受けて、管理しているコマース情報に基づきCM放
送及びそのCM放送に付随するCM情報を作成し、該C
M放送及びそのCM放送に付随するCM情報を放送局に
放送依頼し、顧客が前記CM放送を視聴して該CM放送
に付随するCM情報に基づき商品又はサービスを購入す
るときに使用する端末から、少なくとも顧客が視聴した
CM放送を特定するCM放送特定情報を受信して、前記
コマース情報として管理する、ことを特徴とするコマー
スアウトソーシングセンター。
【0218】
【付記11】 商品作成元又はサービス提供元からの依
頼を受けて商品又はサービスに関する情報を受け取り、
顧客が商品又はサービスを購入したとき、顧客に関する
情報若しくは商品又はサービスに関するCM情報をコマ
ース情報として受け取り、前記コマース情報を一括管理
する、ことを特徴とするコマースアウトソーシングセン
ター。
【0219】
【付記12】 前記本人認証機関は、前記端末の位置情
報を継続的に取得し、前記本人認証を行う時に取得した
前記端末の位置情報と、継続的に取得してきた前記端末
の位置情報との比較に基づき、本人であるか否かの本人
認証を行う、ことを特徴とする付記9記載のコマース情
報流通システム。
【0220】
【付記13】 前記CM情報は、XMLデータ形式によ
り記述され、前記CM情報に含まれる特定の情報が流通
する、ことを特徴とする付記2記載のコマース情報流通
システム。
【0221】
【付記14】 前記端末は、個人を識別する識別子と、
生体情報を取得する生体情報取得手段と、を備え、前記
本人認証機関は、前記識別子に関連付けされた前記個人
の生体情報を、所有し、前記本人認証機関により本人認
証が行われるとき、前記端末は、前記識別子及び前記生
体情報取得手段により取得された生体情報を本人認証機
関に送り、前記本人認証機関は、前記端末から送られる
前記識別子に基づき該識別子に関連付けされている生体
情報を特定し、該特定された生体情報と前記端末から送
られる生体情報との比較に基づき本人であるか否かの本
人認証を行い、該本人認証の結果を該本人認証を必要と
する対象に送る、ことを特徴とする付記9記載のコマー
ス情報流通システム。
【0222】
【付記15】 前記本人認証機関は、更に、前記端末か
ら送られる前記生体情報から感情を推定する感情推定手
段を有し、該感情推定手段による前記生体情報の感情の
推定から、前記生体情報に恐怖心があると判断されたと
きは、治安位置機関にアラーム信号を出力する、ことを
特徴とする付記14記載のコマース情報流通システム。
【0223】
【付記16】 前記生体情報は、声情報、顔画像情報、
又は顔動画像情報である、ことを特徴とする付記14記
載のコマース情報流通システム。
【0224】
【付記17】 前記生体情報は、顔の表情が変化したと
きに取得される異なる表情からなる複数の顔画像であ
る、ことを特徴とする付記14記載のコマース情報流通
システム。
【0225】
【付記18】 前記生体情報取得手段が取得する生体情
報は、声情報及び顔の口部の動画像情報であり、前記本
人認証機関により本人認証が行われるとき、前記端末
は、前記生体情報取得手段により取得された前記声情報
及び前記口部の動画像情報を本人認証機関に送り、前記
本人認証機関は、前記端末から送られる前記声情報及び
前記口部の動画像情報から、口部と声の同期が取れてい
るか否かで本人であるか否かの本人認証を行い、該本人
認証の結果を該本人認証を必要とする対象に送る、こと
を特徴とする付記14記載のコマース情報流通システ
ム。
【0226】
【付記19】 前記端末は、更に、生体情報取得手段か
ら取得された前記口部の動画像情報から、口部の輪郭の
みの動画像情報を出力する輪郭情報取得手段を有し、前
記本人認証機関により本人認証が行われるとき、前記端
末は、前記声情報及び前記口部の輪郭のみの動画像情報
を本人認証機関に送り、前記本人認証機関は、前記端末
から送られる前記声情報及び前記口部の輪郭のみの動画
像情報から、口部の輪郭と声の同期が取れているか否か
で本人であるか否かの本人認証を行う、ことを特徴とす
る付記18記載のコマース情報流通システム。
【0227】
【付記20】 前記本人認証機関は、継続して取得した
前記端末の位置情報に基づき、単位時間Δt1の間に前
記端末の位置が所定距離Δd離れたとき、又は、単位時
間Δt2の間に、同じ識別番号を有する端末が複数現れ
たときに、本人ではなく他人である旨の認証を行う、こ
とを特徴とする付記13記載のコマース情報流通システ
ム。
【0228】
【付記21】 前記端末は、所有者が入力した交通手段
の種別を、前記本人認証機関に送り、前記本人認証機関
は、前記交通手段の種別に基づき、前記所定距離Δdを
変更する、ことを特徴とする付記20記載のコマース情
報流通システム。
【0229】
【付記22】 前記感情推定手段により感情の推定が行
われる前記生体情報は、顔画像情報である、ことを特徴
とする付記15記載のコマース情報流通システム。
【0230】
【付記23】 前記感情推定手段により感情の推定が行
われる前記生体情報は、声情報である、ことを特徴とす
る付記15記載のコマース情報流通システム。
【0231】
【付記24】 前記端末は、コマース情報として、更
に、前記顧客が購入した前記商品又はサービスの情報、
及び前記顧客の属性データを送る、ことを特徴とする付
記1記載のコマース情報流通システム。
【0232】
【付記25】 前記顧客は、商品又はサービスを購入す
るとき、その注文をインターネット店舗で行うことを特
徴とする付記1記載のコマース情報流通システム。
【0233】
【付記26】 前記コマースアウトソーシングセンター
は、前記端末から送られる、前記CM放送特定情報、前
記商品情報又はサービス情報、及び前記顧客の属性デー
タに基づき、前記顧客にポイントを与える、ことを特徴
とする付記1記載のコマース情報流通システム。
【0234】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、各業者毎に独立して流通していたコマース情報
を一括管理することにより、各メディア間及び各業者間
のコマース情報の流通が可能になる。また、管理された
コマース情報に基づき、顧客の嗜好傾向をより詳細に得
ることができるので、より効果的な宣伝/広告が可能に
なり、より効果的なコマースを実現することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す概念図であ
る。
【図2】DBのデータベース構造の一例を示す図であ
る。
【図3】商品AデータをXMLデータ形式で記述したと
きの一例を示した図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示すフローチャー
トである。
【図5】顧客の商品の選択を示すフローチャートであ
る。
【図6】(a),(b) はCM情報が表示された表示画面の一
例を示す図である。
【図7】商品カタログが表示された表示画面の一例を示
す図である。
【図8】商品カタログをXMLデータ形式で記述したと
きの一例を示す図である。
【図9】推奨品が表示された表示画面の一例を示す図で
ある。
【図10】価格/機能別の分類が表示された表示画面の
一例を示す図である。
【図11】“1.価格で選ぶ”を選択したときのフロー
チャートを示す図である。
【図12】価格/機能別の分類の表示画面において、
“4.すべての表を見て選ぶ”を選択したときに表示さ
れる表示画面の一例を示す図である。
【図13】携帯端末装置に送られる商品情報の一例を示
す図である。
【図14】購入情報の一例を示す図である。
【図15】放送受信端末装置のハードウェア構成図であ
る。
【図16】(a) は携帯端末装置が携帯電話機の場合のハ
ードウェア構成図、(b) は携帯端末装置がスマートカー
ドの場合のハードウェア構成図である。
【図17】本発明の第2の実施形態を示すフローチャー
トである。
【図18】本発明の第3の実施の形態を示すフローチャ
ートである。
【図19】本発明の第4の実施の形態を示すフローチャ
ートである。
【図20】本発明の第5の実施の形態を示すフローチャ
ートである。
【図21】第5の実施形態に示す本人認証を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 コマースアウトソーシングセンター 2 放送局 3 顧客宅 4 流通店舗 5 商品作成元 6 サービス提供元 7 インターネット 8 コンピュータ 9 データベース(DB) 10 放送受信端末装置 11 携帯端末装置 12 端末装置 15 商品情報 16 サービス情報 17 顧客情報 18 商品Aデータ 19 購入者データ 20 CMデータ 21 サービスAデータ 22 購入者データ 23 CMデータ 24 顧客A属性データ 26 過去購入データ 27 嗜好データ 30 ディジタル放送受信部 31 TV部 32 付属情報表示/制御/格納部 33 データ授受部 34 インターネット接続部 35 リモコン部 40 携帯電話機部 41 データ格納部 42 データ授受部 45 データ入出力部 46 演算部 47 メモリ 50 CM放送に関する記述 51 商品に関する記述 52 顧客が選択した商品を示す記述 53 商品の購入数情報の記述 54 顧客の情報の記述
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04H 1/08 H04H 1/08 (72)発明者 青江 秀史 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB11 BB49 CC02 CC05 CC08 CC27 DD01 EE07 FF03 FF04 GG03 GG04 GG06 GG07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コマース情報を管理するコンピュータを
    有し、少なくとも商品作成元又はサービス提供元からC
    M放送及びそのCM放送に付随するCM情報の作成依頼
    を受け付けるコマースアウトソーシングセンターと、 前記コマース情報に基づき作成されたCM放送及び該C
    M放送に付随するCM情報を放送する放送局と、 顧客が前記CM放送を視聴して該CM放送に付随するC
    M情報に基づき商品又はサービスを購入するとき、コマ
    ース情報として少なくとも前記CM放送を特定するCM
    放送特定情報を、前記コマースアウトソーシングセンタ
    ーへ送る端末と、 を備えることを特徴とするコマース情報流通システム。
  2. 【請求項2】 前記CM情報は、 少なくとも、商品カタログ、商品の特徴により分類商品
    ガイドブック、該商品ガイドブックに基づいて商品の購
    入を支援する商品購入支援ページ、サービスカタログ、
    サービスの特徴により分類されたサービスガイドブッ
    ク、又は該サービスガイドブックに基づいてサービスの
    購入を支援するサービス購入支援ページの何れか一つ以
    上を含む、 ことを特徴とする請求項1記載のコマース情報流通シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記コマースアウトソーシングセンター
    は、 前記放送局から前記CM放送及びそのCM放送に付随す
    るCM情報を放送するための放送枠を買い取る、 ことを特徴とする請求項1記載のコマース情報流通シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記放送枠は、少なくとも前記商品作成
    元の商品在庫情報又は前記サービス提供元のサービス提
    供余力情報に基づき変更される、 ことを特徴とする請求項3記載のコマース情報流通シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記コマースアウトソーシングセンター
    は、 管理している前記コマース情報のデータ分析を行い、そ
    の分析結果を前記商品作成元又はサービス提供元に送る
    か、若しくはコマースアウトソーシングセンター自体で
    使用する、 ことを特徴とする請求項1記載のコマース情報流通シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記コマースアウトソーシングセンター
    が管理するコマース情報は、商品又はサービスに関する
    情報、前記顧客の属性データ、又は前記顧客の購入した
    商品又はサービスに関する情報の何れかを含む、 ことを特徴とする請求項1記載のコマース情報流通シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記端末は、 顧客宅又は店舗に設けられ、コマース情報として、少な
    くとも前記CM放送特定情報を、前記顧客宅又は前記店
    舗からインターネット若しくは通信回線を介して前記コ
    マースアウトソーシングセンターへ送る、 ことを特徴とする請求項1記載のコマース情報流通シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記コマースアウトソーシングセンター
    は、前記商品作成元又はサービス提供元が作成した商品
    又はサービスに関する説明書を、顧客が前記商品又はサ
    ービスを購入したときに前記商品又はサービスを受け取
    る店舗に配布し、前記顧客が前記商品又はサービスに関
    するサポート又はアフターケアを受けられるようにす
    る、 ことを特徴とする請求項1記載のコマース情報流通シス
    テム。
  9. 【請求項9】 顧客が前記CM情報に基づき商品又はサ
    ービスを購入するとき、本人認証機関により本人認証を
    行う、 ことを特徴とする請求項1記載のコマース情報流通シス
    テム。
  10. 【請求項10】 商品作成元又はサービス提供元からの
    依頼を受けて、管理しているコマース情報に基づきCM
    放送及びそのCM放送に付随するCM情報を作成し、該
    CM放送及びそのCM放送に付随するCM情報を放送局
    に放送依頼し、顧客が前記CM放送を視聴して該CM放
    送に付随するCM情報に基づき商品又はサービスを購入
    するときに使用する端末から、少なくとも顧客が視聴し
    たCM放送を特定するCM放送特定情報を受信して、前
    記コマース情報として管理する、 ことを特徴とするコマースアウトソーシングセンター。
  11. 【請求項11】 商品作成元又はサービス提供元からの
    依頼を受けて商品又はサービスに関する情報を受け取
    り、顧客が商品又はサービスを購入したとき、顧客に関
    する情報若しくは商品又はサービスに関するCM情報を
    コマース情報として受け取り、前記コマース情報を一括
    管理する、 ことを特徴とするコマースアウトソーシングセンター。
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