JP5986120B2 - 配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システム - Google Patents

配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5986120B2
JP5986120B2 JP2014021789A JP2014021789A JP5986120B2 JP 5986120 B2 JP5986120 B2 JP 5986120B2 JP 2014021789 A JP2014021789 A JP 2014021789A JP 2014021789 A JP2014021789 A JP 2014021789A JP 5986120 B2 JP5986120 B2 JP 5986120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
facility
distribution
unit
advertising
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014021789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015148971A (ja
Inventor
嘉男 猪飼
嘉男 猪飼
勝彦 和賀
勝彦 和賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2014021789A priority Critical patent/JP5986120B2/ja
Priority to US14/488,678 priority patent/US20150220968A1/en
Publication of JP2015148971A publication Critical patent/JP2015148971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5986120B2 publication Critical patent/JP5986120B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0241Advertisements

Description

本発明は、配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システムに関する。
現在、施設で提供されるコンテンツには、そのコンテンツの本編前に組み込まれる広告が上映される広告枠が設けられていることがある。例えば、映画館においては、上映される映画の本編前に数分間の広告枠が設定される。
このような広告配信に関する技術として、上映場所の視聴者に対して動画及びプロモーション用コンテンツをスケジューリングする技術が知られている。具体的には、この技術では、プロモーション用コンテンツを提示するタイムスロットに広告プロバイダから入札を求め、受信した入札に応じて広告プロバイダからの広告をタイムスロットに関連付け、その広告プロバイダから電子的に広告を取得する。
特表2007−505393号公報
しかしながら、上記の従来技術では、配給側の負担を軽減させることができるとは限らない。具体的には、上記の従来技術では、配給側は上映対象の広告を編成することを要する。例えば、配給側は、タイムスロットに対して広告プロバイダから入札を受け付ける。このため、配給側は、タイムスロットごとの配信コンテンツの編成が求められる。また、任意のタイムスロットに広告プロバイダから入札がなされない場合、配給側は、改めて条件を提示して広告プロバイダを募らねばならない。このように、配給側にとって広告配信のための作業が煩雑となる。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、配給側の負担を軽減させることができる配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システムを提供することを目的とする。
本願に係る配信装置は、施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付部と、前記第2コンテンツの取得要求を受け付ける要求受付部と、前記取得要求に対応する第2コンテンツに関する情報を配信する配信部とを備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、配給側の負担を軽減させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る配信システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る広告枠記憶部の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る広告コンテンツ記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る取得要求記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る映画館装置の構成例を示す図である。 図8は、実施形態に係る広告装置による広告コンテンツの入稿受付処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る広告装置による広告コンテンツの配信処理手順を示すフローチャートである。 図10は、変形例に係る配信処理の一例を示す図である。 図11は、変形例に係る広告コンテンツ記憶部の一例である。 図12は、変形例に係る取得要求記憶部の一例である。 図13は、変形例に係る配信処理の一例を示す図である。 図14は、変形例に係る配信システムの構成例を示す図である。 図15は、広告装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.配信処理〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る配信処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る配信処理の一例を示す図である。図1では、本願に係る配信装置に対応する広告装置100によって広告の配信処理が行われる例を示す。なお、以下では、施設として映画館を例に挙げ、施設で提供される第1コンテンツとして映画を例に挙げ、第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツとして広告コンテンツを例に挙げて説明する。
図1に示した例において、映画館で上映される映画には広告コンテンツが上映される広告枠が設けられる。例えば、映画の本編前に数分間の広告枠が設けられる。広告装置100は、このような広告コンテンツが上映される広告枠に関する情報を映画館装置20から取得する(ステップS10)。なお、映画館装置20は、映画館管理者によって利用される情報処理装置である。
広告装置100は、例えば、広告枠に関する情報として、広告コンテンツが上映される映画館の名称や、広告枠が組み込まれる映画のタイトルや、広告コンテンツが映画館で上映される日時である配信日程などの情報の提示を受ける。そして、広告装置100は、広告枠に関する情報として、映画館の名称や、映画のタイトルや、広告の配信日程などを記憶する。
続いて、広告装置100は、広告主が操作する情報処理装置である広告主端末10に対して、広告枠に関する情報を提示するとともに、映画館での広告提供に関する権利の販売サービスを提供する(ステップS11)。ここで、映画館での広告提供に関する権利の販売サービスとは、映画館において任意の広告枠で広告コンテンツを提供させるための権利を広告主に販売することを意味する。すなわち、広告主はかかる権利を取得することにより、映画館において、取得した権利に対応する広告枠で広告コンテンツを提供させることができる。
ここで、映画館での広告提供に関する権利の販売サービスにおいて、広告主は、広告枠自体を指定して映画館での広告提供に関する権利を購入することもできるが、任意の提供条件を指定することにより、かかる権利の販売サービスを利用することもできる。具体的には、広告主端末10は、広告主の要望にしたがって、広告コンテンツを提供させたい映画館や広告コンテンツとともに上映される映画のタイトルなどを提供条件として指定し、広告装置100に通知する。また、広告主端末10は、提供条件とともに映画館で提供させる広告コンテンツの入稿を行う(ステップS12)。広告装置100は、提供条件とともに広告コンテンツの入稿を受け付ける。そして、広告装置100は、提供条件と入稿された広告コンテンツとを対応付けて記憶する。この場合、広告装置100は、広告主端末10からの広告コンテンツの入稿の手続きにより、広告主端末10を映画館での広告提供に関する権利の販売サービスに入札したものとして扱う。
また、映画館装置20は、任意の広告枠で広告コンテンツを提供する時刻の所定時間前に、広告装置100から配信を受ける広告コンテンツについて、取得にあたっての要求条件を設定する(ステップS13)。具体的には、映画館装置20は、取得したい広告コンテンツの内容や、広告コンテンツの属する分野や、広告コンテンツの時間長などを取得条件として設定する。かかる要求条件は、映画館装置20の管理者によって設定されてもよいし、映画館装置20に組み込まれたプログラムにより自動で設定されてもよい。
そして、映画館装置20は、かかる要求条件とともに、広告コンテンツの取得要求を広告装置100に送信する(ステップS14)。広告装置100は、かかる取得要求を受け付ける。
そして、広告装置100は、広告主端末10から受け付けた提供条件と、映画館装置20から受け付けた要求条件との合致を判定する(ステップS15)。そして、広告装置100は、双方の要求が合致した広告コンテンツを映画館装置20に配信する(ステップS16)。なお、広告装置100は、映画館に広告コンテンツを配信する前に、上映される映画館の上映設備に適合させるよう、広告コンテンツに必要な変換処理を行う場合がある。上記の変換処理について、詳しくは後述する。
そして、映画館装置20は、取得要求に対応する広告枠で、広告装置100から配信された広告コンテンツを観客に提供する(ステップS17)。この後、映画館装置20は、映画館で実際に広告コンテンツが提供された旨を広告装置100に通知する(ステップS18)。そして、広告装置100は、かかる広告枠に対応する課金額を広告主端末10に通知する(ステップS19)。
このように、実施形態に係る広告装置100は、映画館において映画とともに提供される広告コンテンツの入稿を受け付け、映画館から広告コンテンツの取得要求を受け付け、受け付けられた広告コンテンツのうち受け付けられた取得要求に対応する広告コンテンツを映画館へ配信する。これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告配信において、映画館側の負担を軽減させることができる。
また、広告主は、個々の映画館側と直接的な手続きや広告コンテンツの入稿を必要とすることなく、提供条件を指定するとともに広告コンテンツを広告装置100に入稿しさえすればよい。これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告主の希望する条件に沿った広告枠で広告コンテンツを提供させることができる。また、映画館側は、個々の広告枠に対して一つの広告コンテンツを事前に定めることなく、映画館側の希望する要求条件を設定し、広告コンテンツの取得要求を広告装置100に送信しさえすればよい。これにより、実施形態に係る広告装置100は、要求条件に応じて、映画館に提供する広告コンテンツを抽出することができる。この結果、実施形態に係る広告装置100は、配給側と広告主側との要求を合致させた広告コンテンツの配信をすることができる。
なお、上記実施形態では、映画の本編上映前に広告が提供される例を示した。このように、第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツとは、映画本編が上映される際に、本編前に提供される広告や映画の予告編などを意味する。また、かかる第2コンテンツには、本編である第1コンテンツにオーバーレイのように重ねて提供されるようなものも含まれるものとする。すなわち、第2コンテンツは、上記実施形態のように本編前に組み込まれる広告枠で提供されるとは限られず、本編である第1コンテンツに重ねて提供される場合もありうる。この場合、広告枠に関する情報には、第2コンテンツは本編である第1コンテンツに重ねて提供される旨の情報が含まれることがある。また、上述した映画館での広告提供に関する権利には、広告枠に広告コンテンツを組み込む権利のみならず、本編である第1コンテンツにオーバーレイする権利を含む。
〔2.配信システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る配信システムの構成について説明する。図2は、実施形態に係る配信システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、配信システム1には、広告主端末10と、映画館装置20と、広告装置100とが含まれる。広告主端末10、映画館装置20及び広告装置100は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した配信システム1には、複数台の広告主端末10や、複数台の映画館装置20が含まれてもよい。
広告主端末10は、広告装置100に広告配信を依頼する広告主によって利用される情報処理装置である。広告主端末10は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット型端末や、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
具体的には、広告主端末10は、広告主による操作に従って、広告装置100に映画館での広告提供について提供条件を送信したり、広告コンテンツを入稿したりする。
なお、広告主は、広告主端末10を用いて、広告コンテンツを広告装置100に入稿せずに、広告コンテンツの入稿を代理店に依頼する場合もある。この場合、広告装置100に広告コンテンツを入稿するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末だけでなく代理店によって利用される代理店装置を含む概念であるものとする。
映画館装置20は、映画館管理者によって利用される施設装置である。具体的には、映画館装置20は、広告枠に関する情報の管理や、広告装置100から配信される広告コンテンツを映画館で上映するための処理等を行う。
広告装置100は、広告コンテンツを映画館装置20に配信するサーバ装置である。図1を用いて説明したように、実施形態に係る広告装置100は、映画館において映画とともに提供される広告コンテンツの入稿を受け付けたり、映画館から広告コンテンツの取得要求を受け付けたり、受け付けられた広告コンテンツのうち受け付けられた取得要求に対応する広告コンテンツを映画館へ配信したりする。
〔3.広告装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、広告装置100は、通信部110と、広告枠記憶部121と、広告コンテンツ記憶部122と、取得要求記憶部123と、制御部130とを有する。なお、広告装置100は、広告装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
〔3−1.通信部〕
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。かかる通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、広告主端末10や映画館装置20との間で情報の送受信を行う。
〔3−2.記憶部〕
広告枠記憶部121、広告コンテンツ記憶部122及び取得要求記憶部123は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
〔3−3.広告枠記憶部〕
広告枠記憶部121は、広告枠に関する情報を記憶する。ここで、図4に、実施形態に係る広告枠記憶部121の一例を示す。図4に示した例では、広告枠記憶部121は「映画館」、「スクリーン」、「座席数」、「本編タイトル」、「配信日程」、「広告枠ID」、「配信時間」、「課金額」といった項目を有する。なお、図4に示すように、広告装置100は、複数の映画館管理装置から広告枠に関する情報を取得しているものとする。
「映画館」は、広告コンテンツが配信される映画館の名称を示す。例えば、映画館「TH1」と映画館「TH2」は異なる映画館の名称を示し、集客力や客層が異なることがある。このため、同じ映画に組み込まれる広告枠であっても、映画館によって課金額が異なることがある。また、図示は省略したが、「映画館」には、映画館の名称のみならず、映画館の所在地等の施設情報が含まれてもよい。
「スクリーン」は、映画館における、映画を投射できるスクリーンと観客席を備えた上映室を示す。図4において、映画館「TH1」におけるスクリーン「SC1」とスクリーン「SC2」は異なる上映室を示しており、上映される映画や座席数が異なることがある。
「座席数」は、上映場所に備えられた観客席の数であり、観客を収容することのできる数を示す。座席数はスクリーンごとに異なる場合がある。
「本編タイトル」は、映画館で上映される映画(コンテンツの一例)のタイトルを示す。例えば、本編タイトル「M1」と本編タイトル「M2」とは異なる本編コンテンツを示し、集客力や客層が異なることがある。このため、同じ映画館における広告枠であっても、本編タイトルが異なれば、課金額が異なることがある。また、図示は省略したが、「本編タイトル」の項目が含む情報には、映画のタイトルのみならず、かかる映画に関するコンテンツ情報が含まれてもよい。コンテンツ情報には、例えば、予め想定される主な観客の客層(例えば、性別や年齢層)や、主演キャストや、他国での同一タイトルにおける動員数や、インターネットにおける評判(例えば、検索クエリの上昇数)などの情報が含まれる。
「配信日程」は、映画館において広告コンテンツが配信される日時を示す。ここで配信とは、ネットワークを通じて広告コンテンツが配信されることのみならず、広告コンテンツが映画館で上映されることにより、観客に広告コンテンツが視聴されることも含む概念である。図4に示した例では、配信日程を広告配信の開始時刻として、広告枠順に、指定されたスクリーンにて広告が配信される。
「広告枠ID」は、広告コンテンツが提供される枠である広告枠を識別するための識別情報を示す。例えば、映画館装置20は、広告装置100に対し、広告枠ID「C111」によって識別される広告枠で配信する広告コンテンツについて取得要求をすることができる。なお、以下では、図4に示した広告枠IDに記憶されている識別情報を広告枠の参照符号として用いる場合がある。例えば、以下では、広告枠ID「C111」によって識別される広告枠を「広告枠C111」と表記する場合がある。
「配信時間」は、映画館で広告コンテンツを配信する時間長を示す。図4の例では、配信時間の単位は秒とする。例えば、広告枠C111には、配信時間として「15秒」が割り当てられていることを示す。
「課金額」は、映画館での広告提供に対して課金される価格を示す。具体的には、課金額は、映画館での広告提供に関する権利の販売サービスにおいて、任意の広告枠で広告コンテンツが提供された場合に、広告主が課金される価格を示す。
すなわち、図4では、広告枠C111が、映画館「TH1」で上映される本編タイトル「M1」である映画に組み込まれる広告枠である例を示している。このとき、広告枠C111に対応する広告コンテンツは、映画館「TH1」内の座席数「200」である「SC1」スクリーンにて、「2014年2月10日9時00分00秒」から「15秒」間だけ上映される。また、図4では、広告枠C111における広告コンテンツの提供に対して、「10000円」が課金されることなどを示している。
〔3−4.広告コンテンツ記憶部〕
広告コンテンツ記憶部122は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツに関する情報を記憶する。具体的には、広告コンテンツ記憶部122は、後述する提供部132によって提供された販売サービスを利用する広告主と、かかる広告主が入稿する広告コンテンツに関する情報と、かかる広告コンテンツに設定される提供条件とを記憶する。ここで、図5に、実施形態に係る広告コンテンツ記憶部122の一例を示す。図5に示した例では、広告コンテンツ記憶部122は、「広告主ID」、「広告コンテンツID」、「宣伝内容」、「施設条件」、「本編条件」、「対象」、「分野」、「配信時間」、「地域」、「タイトル」といった項目を有する。
「広告主ID」は、広告主又は広告主端末10を識別するための識別情報を示す。「広告コンテンツID」は、広告主端末10から広告装置100に入稿された広告コンテンツを識別するための識別情報を示す。また、図示は省略するが、実施形態に係る広告コンテンツ記憶部122は、実際に映画館に配信される広告コンテンツのデータを記憶する。具体的には、実施形態に係る広告コンテンツ記憶部122は、映画館で上映される動画像等で構成される広告コンテンツのデータを記憶する。
なお、実際に映画館に配信される広告コンテンツのデータは、広告装置100とは別に備えられた広告配信サーバに記憶されてもよい。この場合、広告装置100は、広告コンテンツ記憶部122に記憶された広告コンテンツIDに基づいて、外部の広告配信サーバに記憶された広告コンテンツのデータを特定する。そして、広告装置100は、広告配信サーバに対して、特定された広告コンテンツのデータを映画館に対して配信するよう制御する。
「宣伝内容」は、入稿された広告コンテンツの内容についての概要を示す。「宣伝内容」には、「対象」、「分野」、「配信時間」の項目が含まれる。「対象」は、広告コンテンツが宣伝する内容について、対象とする属性を示す。例えば、「対象」には視聴者となる観客の属性である性別や年齢層が含まれる。「分野」は、広告コンテンツの宣伝内容が属する商品等の分野を示す。「配信時間」は、映画館で広告コンテンツを配信するために必要な時間長を示す。
「施設条件」は、入稿された広告コンテンツに設定される提供条件のうち、広告コンテンツが提供される施設に関する条件を示す。「施設条件」には、「地域」などの項目が含まれる。「地域」は、広告コンテンツを提供する映画館の所在地等を指定する提供条件の一つである。「地域」は、例えば都道府県や、任意の一地方の名称である。また、「地域」には、映画館の所在地等のみならず、映画館の名称も含まれる。すなわち、「地域」には、具体的な映画館の名称も含まれる。その他、「施設条件」には、広告コンテンツが組み込まれる映画が提供される日時や、広告コンテンツが提供されるスクリーンにおける座席数などを指定する項目を有していてもよい。
「本編条件」は、入稿された広告コンテンツに設定される提供条件のうち、広告コンテンツとともに提供される本編コンテンツに関する条件を示す。ここでは、本編コンテンツとは映画を示す。「本編条件」には、「タイトル」などの項目が含まれる。「タイトル」は、映画のタイトルを示す。その他、「本編条件」には、アクションやドラマなど、映画を分類したジャンルや、主演キャストなどを指定する項目を有していてもよい。
すなわち、図5では、広告主ID「CL11」によって識別される広告主が、広告コンテンツID「A11」によって識別される広告コンテンツを入稿している例を示している。また、広告コンテンツID「A11」によって識別される広告コンテンツの宣伝内容は、「男性向け」の「自動車」分野に関するものであり、時間長は「15秒」であることを示している。また、広告コンテンツID「A11」によって識別される広告コンテンツには、提供される映画館は「関東」地域に所在することが施設条件として設定されており、組み込まれる映画のタイトルは「M1」であることが本編条件として設定されていることなどを示している。
〔3−5.取得要求記憶部〕
取得要求記憶部123は、映画館装置20から送信された広告コンテンツの取得要求に関する情報を記憶する。具体的には、取得要求記憶部123は、広告コンテンツの取得要求に関する情報として、広告コンテンツに対する要求条件の内容を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係る取得要求記憶部123の一例を示す。図6に示した例では、取得要求記憶部123は、「広告枠ID」、「内容条件」、「分野条件」、「時間条件」といった項目を有する。
「広告枠ID」は、図4に示した広告枠IDに対応する。「内容条件」は、映画館側が広告コンテンツに求める内容についての条件を示す。具体的には、「内容条件」は、広告コンテンツが宣伝対象とする視聴者の属性や年齢層の指定を示す。
「分野条件」は、映画館側が広告コンテンツに求める内容の属する分野を示す。具体的には、「分野条件」は、広告コンテンツが宣伝対象とする商品やサービス等の属する分野の指定を示す。
「時間条件」は、映画館側が広告コンテンツに求める時間長を示す。「時間条件」は、広告枠ごとに定められており、図4に示す広告枠にかかる「配信時間」に対応する。
すなわち、図6では、映画館装置20が、広告枠「C111」について、「女性向け」であり「美容」分野を宣伝する内容であって、「15秒」の時間長であるという各条件を満たす広告コンテンツを取得する旨の要求を送信している例などを示している。
〔3−6.制御部〕
制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(配信プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、提供部132と、入稿受付部133と、要求受付部134と、変換部135と、配信部136と、算定部137とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
〔3−7.取得部〕
取得部131は、映画館装置20により提供される広告枠に関する情報を取得し、かかる情報を広告枠記憶部121に記憶させる。具体的には、取得部131は、広告枠に関する情報として、「映画館」、「スクリーン」、「座席数」、「本編タイトル」、「配信日程」、「広告枠ID」、「配信時間」等の情報を広告枠記憶部121に記憶させる。
なお、取得部131は、映画館装置20により提供される情報に限られず、他の広告枠に関する情報を取得し、かかる情報を広告枠記憶部121に記憶させることもできる。例えば、広告枠にかかる「課金額」は、広告装置100の管理者により設定されることがある。この場合、取得部131は、広告装置100の管理者により入力される入札価格を広告枠に関する情報として取得する。
また、取得部131は、広告枠記憶部121に既に記憶されている広告枠に関する情報を更新することもできる。例えば、広告枠の組み込まれた映画が別のタイトルに差し替わる場合、映画館装置20は、広告枠に関する情報における「本編タイトル」項目を変更する。この場合、取得部131は、映画館装置20から新たな情報を取得し、広告枠記憶部121に記憶されている情報を更新する。
〔3−8.提供部〕
提供部132は、広告主端末10に広告枠に関する情報を提示するとともに、映画館での広告提供に関する権利の販売サービスを提供する。
すなわち、提供部132は、広告主端末10に対して、広告枠に関する情報として映画館に関する施設情報や、映画館で上映される映画に関するコンテンツ情報を提示するとともに、映画館での広告提供に関する権利の販売サービスを提供する。具体的には、提供部132は、施設情報として映画館が所在する地域や映画が上映される時間に関する情報などを提示する。また、提供部132は、コンテンツ情報として映画の題名又は内容に関する情報などを提示する。これらの施設情報及びコンテンツ情報は、広告枠記憶部121に記憶されている「広告枠ID」毎の「映画館」、「本編タイトル」、「配信日程」、「配信時間」などに対応する。また、コンテンツ情報には、映画の上映において想定される主な観客の客層などの情報が含まれる場合がある。
なお、提供部132は、映画館で映画が初めて上映される前に販売サービスを提供するだけでなく、映画館で映画が初めて上映された後にも販売サービスを提供してもよい。具体的には、映画館で映画が初めて上映される前に、映画に組み込まれる広告枠のすべてに提供される広告コンテンツが決定しているとは限らない。一般に、映画は数週間にわたる上映期間が設けられるため、映画館で映画が初めて上映された後であっても、映画館での広告提供に関する権利への入札は、随時行われてよい。この場合、提供部132は、広告枠に関する情報として、広告枠にかかる映画における実際の動員数や主な観客層などのコンテンツ情報をさらに提示することができる。
〔3−9.入稿受付部〕
入稿受付部133は、映画館において映画とともに提供される広告コンテンツの入稿を受け付ける。具体的には、入稿受付部133は、提供部132によって提供される販売サービスを利用する広告主端末10から、かかる販売サービスに対する入札を受け付けるとともに、映画館において映画とともに提供される広告コンテンツの入稿を受け付ける。そして、入稿受付部133は、広告主端末10に対応する広告主IDと広告コンテンツIDとを対応付けて広告コンテンツ記憶部122に記憶する。
また、入稿受付部133は、広告主端末10に提供条件を指定させ、指定された提供条件と広告コンテンツIDとを対応付けて広告コンテンツ記憶部122に記憶する。以下に、広告主端末10が、映画のタイトルを指定して広告コンテンツを入稿する具体例について説明する。ここでは、広告主が、本編タイトル「M1」の映画に組み込まれる広告枠で広告コンテンツを提供させることを所望したとする。この場合、広告主端末10は、提供条件として本編タイトル「M1」を指定するとともに提供を所望する広告コンテンツを入稿する。入稿受付部133は、本編タイトル「M1」を指定した提供条件と広告コンテンツID「A11」とを対応付けて広告コンテンツ記憶部122に記憶する。
なお、入稿受付部133は、本編タイトルの指定に加えて、映画館の所在地域(例えば、一地方にのみ広告コンテンツを提供したい場合)や、広告枠の組み込まれる映画の配信日程(例えば、ある一週間のみ広告コンテンツを提供したい場合)などの施設条件についても提供条件として受け付けることできる。ここでは、広告主が、関東に所在する映画館にかかる広告枠で広告コンテンツを提供させることを所望したとする。この場合、広告主端末10は、提供条件の一つである施設条件として地域「関東」を指定するとともに提供を所望する広告コンテンツを入稿する。そして、入稿受付部133は、地域「関東」を指定した提供条件と広告コンテンツID「A11」とを対応付けて広告コンテンツ記憶部122に記憶する。
また、入稿受付部133は、広告コンテンツの入稿と上記の提供条件を受け付けるとともに、広告コンテンツの宣伝内容についても受け付ける。図5に示すように、入稿受付部133は、宣伝内容を広告主IDと広告コンテンツIDとに対応付けて、広告コンテンツ記憶122に記憶する。この場合、かかる宣伝内容は、広告主側が予め設定しておいてもよいし、広告装置100の管理者等により設定されてもよい。
〔3−10.要求受付部〕
要求受付部134は、映画館側から広告コンテンツの取得要求を受け付ける。具体的には、要求受付部134は、映画館装置20から、映画館で提供する広告コンテンツについての要求条件とともに、入稿受付部133が受け付けた広告コンテンツの中から映画館で提供させる広告コンテンツを取得する旨の要求を受け付ける。
そして、要求受付部134は、広告枠ごとに設定された要求条件と広告枠IDとを対応付けて、取得要求記憶部123に記憶する。以下に、映画館装置20が、映画館で提供する広告コンテンツについて取得要求を送信する具体例について説明する。ここでは、映画館装置20が、広告枠「C111」で提供する広告コンテンツについて、「女性向け」であり「美容」分野を宣伝する内容であって「15秒」の時間長であるという要求条件を設定したとする。この場合、映画館装置20は、広告枠C111で広告コンテンツを提供する日時の所定時刻前に、広告枠C111に関する情報と要求条件とを対応付けた取得要求を要求受付部134に送信する。映画館装置20は、かかる取得要求を受け付け、広告枠C111に対応する広告枠IDと取得要求を対応付けた情報を取得要求記憶部123に記憶する。
〔3−11.変換部〕
変換部135は、入稿された広告コンテンツに変換処理を行う。具体的には、変換部135は、映画館で提供される広告コンテンツを映画館に配信する前に、上映される映画館の上映設備に広告コンテンツが適合するか否かを検出し、適合しない場合は適切な形式に広告コンテンツを変換する。
例えば、変換部135は、入稿された広告コンテンツである動画像を、デジタルシネマ上映用のデータフォーマットであるDCP(Digital Cinema Package)に変換する。そして、変換部135は、適切な形式に変換された広告コンテンツを後述する配信部136に提供する。
一般的に、広告主は、広告コンテンツの入稿に際し入稿先の設備に対応した形式で広告コンテンツを入稿することが求められる。一方、実施形態に係る変換部135は、配信先の映画館に合わせて入稿された広告コンテンツを変換処理する。このため、広告主は、入稿受付部133が受け付けることのできる所定の形式で広告コンテンツを入稿しさえすれば、配信先に合わせた形式の広告コンテンツを準備することを要しない。
なお、DCP変換には相当の時間を要するため、実施形態に係る変換部135は、広告コンテンツが入稿された場合、直ちに広告コンテンツをDCP変換し、変換後のデータを広告コンテンツ記憶部122に記憶することもできる。この場合、配信部136は、映画館で提供する広告コンテンツが決定したときには、DCP変換に要する時間を待たず、直ちに広告コンテンツのデータを映画館装置20に配信することができる。
〔3−12.配信部〕
配信部136は、入稿受付部133によって受け付けられた広告コンテンツのうち、要求受付部134によって受け付けられた取得要求に対応する広告コンテンツを映画館装置20に配信する。
具体的には、配信部136は、入稿受付部133が受け付けた提供条件を広告コンテンツ記憶部122から取得する。また、配信部136は、要求受付部134が受け付けた要求条件を取得要求記憶部123から取得する。そして、配信部136は、双方の条件の項目について合致するか否かの判定を行い、かかる広告枠で提供されるべき広告コンテンツを抽出する。続いて、配信部136は、抽出された広告コンテンツの中から最も条件に合致する広告コンテンツを映画館装置20に配信する。なお、実施形態に係る配信部136は、上記の判定処理において提供条件と要求条件が合致しない場合は、判定基準を適宜変更するなどして判定処理することができる。例えば、実施形態に係る配信部136は、提供条件と要求条件を合致させる項目数を適宜減じることができる。これにより、実施形態に係る配信部136は、提供条件と要求条件の合致する広告コンテンツを抽出しやすくすることができる。
以下に、実施形態に係る配信部136が、提供条件と要求条件との合致を判定する具体例について、図4、図5及び図6を用いて説明する。まず、配信部136は、広告枠C111に対する要求条件として、図6に示すように、内容条件が「女性向け」であり、分野条件が「美容」であり、時間条件が「15秒」が設定された取得要求を取得要求記憶部123から取得する。ここで、配信部136は広告コンテンツ記憶部122に記憶された広告コンテンツを参照する。そして、配信部136は、宣伝内容として、図5に示すように、対象が「女性向け」であり、分野が「化粧品」であり、配信時間が「15秒」である広告コンテンツID「A12」で識別される広告コンテンツを抽出する。
続いて、配信部136は、広告コンテンツID「A12」で識別される広告コンテンツにかかる提供条件を参照する。ここで、広告コンテンツID「A12」で識別される広告コンテンツには、施設条件として、図5に示すように、地域「東京」が、本編条件としてタイトル「M1、M2」がそれぞれ設定されている。配信部136は、かかる提供条件と広告枠C111に関する情報を照らし合わせ、広告枠C111で提供することが適するか否かを判定する。この場合、図4に示すように、広告枠C111にかかる本編タイトルは「M1」であるから、本編条件を満たす。すなわち、映画館「TH1」が東京に所在し、施設条件である地域「東京」を満たすのであれば、配信部136は、広告コンテンツID「A12」で識別される広告コンテンツを広告枠C111で提供されるに適するものと判定する。そして、配信部136は、広告コンテンツID「A12」で識別される広告コンテンツを映画館装置20に配信する。
なお、実施形態に係る配信部136は、任意の広告枠について提供条件と要求条件とが合致する広告コンテンツが抽出されない場合、予め設定されているコンテンツ(例えば、映画の予告編など)をかかる広告枠で提供するよう、映画館装置20に通知することもできる。これにより、映画館側は、広告枠で提供するコンテンツが存在しないというような空白の時間を作らないようにすることができる。また、配信部136は、枠を予め広告主が抑えていない場合のシネアド特有の広告リスティング手法、いわゆるどの広告を優先的に配信するか決定するための広告評価指標として、広告単価、ターゲティング条件のマッチング度合い、シネアドに対応するネット広告の広告評価(例えばCTR(Click Through Rate)やCVR(Conversion Rate)など)、劇場に居合わせたユーザの属性が持ちうる仮想CTRなどを単体で、もしくは足したり掛け合わせたりなどして用いることができる。
また、配信部136は、変換部135によって適切な形式に変換された広告コンテンツがある場合は、適切な形式に変換された広告コンテンツを映画館装置20に配信する。
〔3−13.算定部〕
算定部137は、提供部132の提供する販売サービスにおいて、広告枠に入札した広告主に課金する料金を算定する。
具体的には、実施形態に係る算定部137は、映画館で広告コンテンツが提供された後に、実際に映画館で提供された広告コンテンツに関する情報を映画館装置20から取得する。なお、実施形態に係る算定部137は、映画館装置20に問い合わせることにより情報を取得してもよいし、映画館装置20から通知を受けることにより、実際に映画館で提供された広告コンテンツに関する情報を取得してもよい。そして、実施形態に係る算定部137は、実際に映画館で提供された広告コンテンツに関する情報に基づいて、広告枠記憶部121に記憶された広告枠IDと、かかる広告枠の課金額と、広告コンテンツ記憶部122に記憶された広告主IDとを参照し、広告主に課金する料金を算定する。その後、実施形態に係る算定部137は、算定した課金額を広告主に通知する。
〔4.映画館装置の構成〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る映画館装置20の構成について説明する。図7は、実施形態に係る映画館装置20の構成例を示す図である。図7に示すように、映画館装置20は、通信部210と、枠情報記憶部221と、広告情報記憶部222と、制御部230とを有する。なお、映画館装置20は、映画館装置20を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部や、各種情報を表示するための表示部を有してもよい。
通信部210は、例えば、NIC等によって実現される。通信部210は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、広告装置100や広告主端末10との間で情報の送受信を行う。
枠情報記憶部221及び広告情報記憶部222は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
枠情報記憶部221は、広告枠に関する情報を記憶する。ここで、枠情報記憶部221の記憶する広告枠に関する情報は、図4に示す広告枠記憶部121が記憶する情報に対応する。すなわち、枠情報記憶部221の記憶する広告枠に関する情報とは、取得部121へ送信する情報を意味する。例えば、枠情報記憶部221は、図4に例示した「映画館」、「スクリーン」、「座席数」、「本編タイトル」、「配信日程」、「広告枠ID」、「配信時間」といった広告枠にかかる情報を記憶する。
広告情報記憶部222は、配信部136から配信される情報を記憶する。すなわち、広告情報記憶部222の記憶する情報は、図5に示す広告コンテンツ記憶部122の記憶する情報に対応する。具体的には、広告情報記憶部222は、広告主端末10から入稿された広告コンテンツに関する情報を記憶する。例えば、広告情報記憶部222は、図5に例示した「広告主ID」、「広告コンテンツID」、「宣伝内容」、「施設条件」、「本編条件」といった広告コンテンツに関する情報を記憶する。
制御部230は、例えば、CPUやMPU等によって、映画館装置20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図7に示すように、制御部230は、送信部231と、設定部232と、受信部233と、提供部234とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部230が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
送信部231は、映画とともに提供される広告コンテンツにかかる広告枠に関する情報を、映画館での広告提供に関する権利の販売サービスを提供する広告装置100に送信する。具体的には、送信部231は、枠情報記憶部221に記憶されている広告枠に関する情報を広告装置100に送信する。また、送信部231は、後述する設定部232の設定する広告コンテンツの取得要求を広告装置100に送信する。
設定部232は、広告装置100から配信を受ける広告コンテンツについて、取得にあたっての条件を設定する。具体的には、設定部232は、任意の広告枠で広告コンテンツを提供する時刻の所定時間前に、広告装置100から配信を受ける広告コンテンツについて、取得にあたっての条件を設定する(ステップS13)。具体的には、映画館装置20は、取得したい広告コンテンツの内容や、広告コンテンツの属する分野や、広告コンテンツの時間長などを要求条件として設定する。かかる要求条件は、映画館装置20の管理者によって設定されてもよいし、映画館装置20に組み込まれたプログラムにより自動で設定されてもよい。
受信部233は、広告枠に関する情報を受信した広告装置100から、映画館での広告提供に関する権利に入札した広告主に対応する広告コンテンツと、対応する広告枠に関する情報を受信する。具体的には、受信部232は、配信部136から配信された広告コンテンツ記憶部122に記憶されている広告コンテンツに関する情報を受信する。また、受信部233は、受信した広告コンテンツに関する情報を広告情報記憶部222に記憶する。
提供部234は、広告情報記憶部222に記憶されている広告コンテンツに関する情報に基づいて、映画館に備えらえる上映設備(例えばビデオプロジェクタ)に広告コンテンツを送信することで、映画館で広告コンテンツを提供する。具体的には、提供部234は、広告コンテンツに関する情報に基づいて広告コンテンツの上映場所や上映日時を検出し、適切なタイミングで広告コンテンツを上映設備に送信する。そして、提供部234は、上映設備を用いてスクリーンに広告コンテンツを投影させることで、映画館に来場した観客に広告コンテンツを提供する。
〔5.配信処理手順〕
次に、図8、図9を用いて、実施形態に係る広告装置100による配信処理の手順について説明する。図8、図9は、広告装置100による配信処理の手順を示すフローチャートである。以下においては、図8を参照して広告装置100による広告コンテンツの入稿受付処理を説明し、図9を参照して広告装置100による広告コンテンツの配信処理を説明する。
まず、図8を用いて、実施形態に係る広告装置100による広告コンテンツの入稿受付処理について説明する。図8は、実施形態に係る広告装置100による広告コンテンツの入稿受付処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、取得部131は、映画館装置20から、広告枠に関する情報について取得したか否かを判定する(ステップS101)。そして、取得部131は、映画館装置20から広告枠に関する情報について取得していない場合(ステップS101;No)、取得するまで待機する。
一方、映画館装置20から広告枠に関する情報を取得した場合(ステップS101;Yes)、取得部131は、広告枠に関する情報を広告枠記憶部121に記憶する(ステップS102)。
次に、提供部132は、広告枠に関する情報について広告主端末10からアクセスがあったか否かを判定する(ステップS103)。そして、提供部132は、広告主端末10からアクセスのない場合(ステップS103;No)、広告主端末10からアクセスがあるまで待機する。
一方、広告主端末10からアクセスのあった場合(ステップS103;Yes)、提供部132は広告枠に関する情報を広告主端末10に提示する(ステップS104)。
その後、入稿受付部133は、映画館での広告提供に関する権利の販売サービスへ入札する広告主端末10から、映画館で提供する広告コンテンツについての提供条件とともに、広告コンテンツの入稿を受け付けたか否かを判定する(ステップS105)。そして、入稿受付部133は、入稿を受け付けていない場合(ステップS105;No)、入稿を受け付けるまで待機する。
一方、入稿受付部133が提供条件とともに広告コンテンツの入稿を受け付けた場合(ステップS105;Yes)、入稿受付部133は、提供条件と広告コンテンツとを対応付けて広告コンテンツ記憶部122に記憶する(ステップS106)。以上により、広告装置100による広告コンテンツの入稿受付処理は完了する。
次に、図9を用いて、実施形態に係る広告装置100による広告コンテンツの配信処理を説明する。図9は、実施形態に係る広告装置100による広告コンテンツの配信処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、要求受付部134は、映画館装置20から広告枠で提供する広告コンテンツに関する取得要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。そして、要求受付部134は、取得要求を受け付けていない場合(ステップS201;No)、取得要求を受け付けるまで待機する。
一方、要求受付部134によって、取得要求が受け付けられた場合(ステップS201;Yes)、要求受付部134は、広告枠に関する情報と取得要求とを対応付けて取得要求記憶部123に記憶する(ステップS202)。
その後、配信部136は、広告コンテンツ記憶部122に記憶されている提供条件と、取得要求記憶部123に記憶されている要求条件との合致の判定処理を行う(ステップS203)。そして、双方の条件が合致しない場合(ステップS203;No)、配信部136は、条件を判定する項目数などを調整して(ステップS204)、再び判定処理を行う。
一方、配信部136による判定処理によって双方の条件が合致したと判定された場合(ステップS203;Yes)、配信部136は、合致した広告コンテンツを映画館で提供する広告コンテンツとして決定する(ステップS205)。
そして、配信部136は、決定した広告コンテンツを映画館装置20に配信する(ステップS206)。以上により、広告装置100による広告コンテンツの配信処理は完了する。
〔6.変形例〕
上述した広告装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告装置100の他の実施形態について説明する。
〔6−1.配信タイミング〕
上述した実施形態に係る配信処理において、配信部136は、提供条件と要求条件を合致させることにより映画館で提供する広告コンテンツを決定し、広告コンテンツを配信する例を示した。しかし、配信部136は、事前に広告コンテンツを映画館装置20に配信しておき、その後、提供させる広告コンテンツの情報のみを映画館装置20に配信し、映画館で広告コンテンツを提供させることもできる。この点について、図10を用いて説明する。
図10は、変形例に係る広告装置100による配信処理の一例を示す図である。なお、図10に示すステップS20、ステップS21及びステップS22は、図1に示すステップS10、ステップS11及びステップS12と対応するため、説明を省略する。
ここで、配信部136は、入稿受付部133が提供条件とともに広告コンテンツの入稿を受け付けた後に(ステップS22)、広告コンテンツが提供される予定である映画館に対して、広告コンテンツのデータを配信する(ステップS23)。ここで、広告コンテンツが提供される予定である映画館とは、提供条件における施設条件の地域にかかる項目に該当する映画館である。すなわち、配信部136は、映画館装置20から取得要求を受け付ける前に、広告コンテンツのデータを映画館装置20に配信する。なお、配信される広告コンテンツについて変換部135が変換した後のデータがある場合は、配信部136は、変換後の広告コンテンツのデータを映画館装置20に配信する。
そして、映画館装置20は、配信された広告コンテンツを格納する(ステップS24)。この場合、映画館装置20は、映画館装置20自体の記憶領域に広告コンテンツを格納してもよいし、別に備えられたデータストレージ装置等に広告コンテンツを格納してもよい。
この後の、図10に示すステップS25、ステップS26及びステップS27は、図1に示すステップS13、ステップS14及びステップS15と対応するため、説明を省略する。
そして、配信部136は、提供条件と要求条件の合致した広告コンテンツに関する情報を映画館装置20に配信する(ステップS28)。この場合、広告コンテンツのデータは事前に配信されているため、配信部136は、映画館で提供する広告コンテンツを識別するための識別情報を配信するのみでよい。
続いて、映画館装置20は配信された広告コンテンツの識別情報に基づいて、格納されている広告コンテンツを特定する。そして、映画館装置20は、特定された広告コンテンツを通知された広告コンテンツの情報に対応する広告枠で提供する(ステップS29)。その後の、図10に示すステップS30及びステップS31は、図1に示すステップS18及びステップS19と対応するため、説明を省略する。以上で、変形例に係る広告装置100による配信処理は終了する。
このように、変形例に係る配信部136は、入稿受付部133によって広告コンテンツの入稿が受け付けられた場合に、かかる広告コンテンツを映画館装置20へ事前に配信し、要求受付部134によって取得要求が受け付けられた場合に、かかる広告コンテンツに関する情報として、取得要求に対応する広告コンテンツを識別するための識別情報を映画館装置20へ配信する。
これにより、変形例に係る広告装置100は、映画館装置20からの取得要求に対応して、広告コンテンツを映画館で提供させることができる。具体的には、変形例に係る広告装置100は、事前に広告コンテンツのデータを映画館に配信しているため、提供条件と要求条件の合致の判定処理をしてから広告コンテンツを映画館で実際に配信するまでに、広告コンテンツのデータの配信にかかる時間を要さない。
一般に、映画館で提供される広告コンテンツは、高画質な動画像で構成されておりデータ容量が大きい。このため、映画館で提供される広告コンテンツは、ネットワークNを介する配信において相当の時間を要する。また、変換部135は、上述したように、広告コンテンツを映画館で提供するために変換処理(例えばDCP変換)をするが、かかる変換処理についても相当の時間を要する。以上のように、映画館で提供される広告コンテンツが映画館に配信されるまでには相当の時間を要する。このため、通常、広告コンテンツのデータは変換処理等を施された状態でストレージ(例えばハードディスクなど)に保存され、ストレージの形態で運搬されることにより映画館に持ち込まれる。この場合、映画館装置20から取得要求がなされたタイミングでは、広告コンテンツ自体が映画館に存在せず、映画館での広告コンテンツの提供を即時にすることはできない。
一方、上記のように、変形例に係る広告装置100は、事前に広告コンテンツのデータを映画館に配信しているため、映画館から取得要求を受け付けて広告コンテンツを映画館で実際に配信するまでに、広告コンテンツのデータの配信にかかる時間を要さない。この結果、変形例に係る広告装置100は、配信する広告コンテンツの決定を、実際に映画館で広告コンテンツが配信される数秒前にすることができる。
これは、変形例に係る広告装置100は、リアルタイムな広告配信処理をすることができることを示す。具体的には、変形例に係る広告装置100は、実際に広告コンテンツが配信される映画館の動員状況や観客の属性などに応じて、提供する広告コンテンツを決定することができる。以下に、映画館における実際の動員数と観客の属性に関する情報の取得について説明する。
例えば、映画館(例えば、映画館装置20)は、チケットを販売する販売端末から得られる情報に基づいて、動員数を求めることができる。ただし、この例に限られず、映画館には、例えば、映画館に実際に来場した観客の情報を取得するための観客情報取得装置が設けられる。この観客情報取得装置は、例えば、カメラ、アクセスポイントなどの少なくとも一つ以上の機器に該当する。観客情報取得装置にカメラが含まれる場合には、このカメラは、例えば、映画館内を撮像する。これにより、映画館装置20は、観客情報取得装置により撮像された画像から動員数を求めることができる。また、観客情報取得装置にアクセスポイントが含まれる場合には、このアクセスポイントは、Wifi(Wireless Fidelity)(登録商標)などの無線通信により、個々の観客が保持する携帯端末と通信する。これにより、映画館装置20は、観客情報取得装置と通信された携帯端末の台数を計数することで動員数を求めることができる。
また、映画館は、上述した観客情報取得装置により観客の属性を取得することができる。例えば、観客情報取得装置にカメラが含まれる場合には、このカメラは、例えば、映画館内に設けられた座席に座った観客の顔の画像が撮像可能な位置に設けられ、個々の観客の顔の画像を撮像して取得し、取得した観客の顔の画像から観客の属性を取得する。また、観客情報取得装置に上述したアクセスポイントが含まれる場合には、個々の観客が保持する携帯端末から送信された観客IDを取得し、取得した観客IDに紐づけられる個人情報を観客の属性として取得する。この例の場合、映画館装置20がアクセス可能な所定のサーバ装置は、観客IDに対応付けて観客の属性情報を記憶するものとする。また、観客情報取得装置に網膜スキャナ装置が含まれる場合には、この網膜スキャナ装置は、個々の観客が利用可能な映画館内の位置に設けられ、個々の観客の網膜のスキャン結果を観客の属性として取得する。
そして、配信部136は、提供条件と上記のような手法により得られた実際の動員数や観客の属性との合致を直ちに判定し、抽出された広告コンテンツに関する識別情報を映画館装置20に配信することで、リアルタイムの状況に対応する広告配信処理が可能となる。これにより、変形例に係る広告装置100は、リアルタイムな状況に対応して、最も広告効果の高い広告コンテンツを映画館で提供することができる。
なお、広告コンテンツの配信のタイミングは上記変形例に限られない。例えば、配信部136は、要求受付部134によって取得要求が受け付けられた場合に、かかる取得要求に対応する広告コンテンツを映画館装置20へ配信してもよい。この場合、配信部136は、実際に映画館で提供される広告コンテンツのみを映画館装置20に配信することになる。この結果、広告装置100は、例えば、実際に配信されない広告コンテンツによってストレージ容量を無駄に消費したり、大量の広告コンテンツ配信により通信回線の悪化を招いたりすることを回避することができる。
また、配信部136が要求受付部134によって取得要求が受け付けられた後に広告コンテンツを映画館装置20へ配信する場合、広告主端末10は配信のタイミングに間に合うように広告コンテンツを入稿しさえすればよい。すなわち、図1の例で説明すると、広告主端末10は、ステップS12で広告コンテンツを入稿するとは限られない。例えば、広告主端末10は、ステップS13、ステップS14又はステップS15の後に広告コンテンツを入稿してもよい。この場合、広告主端末10は、映画館での広告提供に関する権利の販売サービスにおいて、広告コンテンツを入稿せずに提供条件を指定して販売サービスに入札する。そして、広告主端末10は、実際に配信する広告コンテンツについては、販売サービスへの入札後に入稿することができる。
〔6−2.提供条件〕
上述した実施形態に係る配信処理において、入稿受付部133は、映画館で提供する広告コンテンツの提供条件として、広告主端末10から、映画館の所在する地域や本編タイトルの指定を受け付ける例を示した。しかし、入稿受付部133は、さらに異なる条件を受け付けてもよい。この点について、図11を用いて説明する。
図11は、変形例に係る広告コンテンツ記憶部122の一例である。なお、図5と対応する項目については、説明を省略する。図11に示した例において、変形例に係る広告コンテンツ記憶部122は、「施設条件」として「日程」及び「座席数」を、「本編条件」として「ジャンル」の項目をさらに有する。また、「その他提供条件」の項目をさらに有する。
「施設条件」における「日程」は、広告コンテンツが組み込まれる映画が提供される日時を指定する提供条件の一つである。「日程」には、例えば、具体的な日付であったり、曜日であったり、午前午後などの指定が含まれる。
「座席数」は広告コンテンツが組み込まれる映画が提供されるスクリーンにおける座席数を指定する提供条件の一つである。「座席数」には、例えば、具体的な数字や、具体的な数字以上などの数値範囲を指定することができる。
「本編条件」における「ジャンル」は、映画のジャンルを示す。例えば、「ジャンル」とはアクションやドラマなど、映画を分類した属性の名称である。なお、「ジャンル」には映画が制作された国名を含んでもよい。この場合、例えば「ジャンル」には、邦画、洋画などの表現を含む。
「その他提供条件」は、上記の施設条件と本編条件に含まれない提供条件を示す。具体的には、「その他提供条件」は、広告コンテンツが提供された場合に課金される課金額の条件などである。
すなわち、図11では、広告主ID「CL21」によって識別される広告主が、広告コンテンツID「A21」によって識別される広告コンテンツを入稿している例を示している。また、広告コンテンツID「A21」には、提供条件の一つである施設条件として、映画館の所在地域が「関東」であって、広告コンテンツが組み込まれる映画が提供される時間帯は「午前中」であり、座席数「150〜300席」の規模が指定されていることを示している。さらに、広告コンテンツID「A21」には、提供条件の一つである本編条件として、映画タイトルが指定されず、ジャンル「アクション」が指定されていることを示している。さらに、広告コンテンツID「A21」は、課金額が8000円未満である広告枠のみで提供するように指定されていることを示している。
これにより、変形例に係る広告装置100は、広告主のより詳細な要望に沿う広告配信を実現することができる。
なお、入稿受付部133は、上記の提供条件に限られず、その他の提供条件を受け付けてもよい。入稿受付部133は、例えば、映画館自体に関する情報として、映画館において提供される映画の傾向又はジャンル(例えばファミリー向けの映画を中心に上映する映画館や、個性的な映画を中心に上映する映画館など)や、映画館を運営する運営会社や、大型映画館において映画を同時に提供可能なスクリーン数や、映画館内でのスクリーンの指定(例えば、立体映像を上映できる特殊効果のあるスクリーンなど)などの条件を受け付けることができる。さらに、入稿受付部133は、観客に関する条件として、映画館における実際の動員数や、観客の属性などの条件を受け付けることもできる。
また、入稿受付部133は、映画のコンテンツ情報として、映画の制作者に関する情報を条件として受け付けることもできる。例えば、入稿受付部133は、映画の制作者に関する情報として、映画の制作者や、監督や、配給会社や、制作者の国籍や、同一制作者による他の映画の動員実績などの情報を提示する。例えば、上述のように、映画館側が動員数を測定することができるのであれば、入稿受付部133は、提供条件として動員数を指定させてもよい。
〔6−3.要求条件〕
上述した実施形態に係る配信処理において、要求受付部134は、映画館で提供する広告コンテンツに関する情報として、広告コンテンツの内容や属する分野、及び時間長に対する要求条件の指定を受け付ける例を示した。しかし、要求受付部134は、さらに異なる条件を受け付けてもよい。この点について、図12を用いて説明する。
図12は、変形例に係る取得要求記憶部123の一例である。なお、図6と対応する項目については、説明を省略する。図12に示した例において、取得要求記憶部123は、「禁止事項」の項目をさらに有する。
「禁止事項」は、かかる広告枠において、配信すべきでない広告コンテンツの内容や、入札することのできない広告主を示す。図12では、広告枠「C411」において、「広告主CL13」が禁止事項として設定されている例を示す。例えば、広告枠C411に組み込まれる映画が、広告主CL13と競争関係にある事業者によって配給される作品である場合、広告枠C411において広告主CL13により広告コンテンツが提供されることは望ましくない。かかる場合、要求受付部134は、禁止事項「広告主CL13」を要求条件の一つとして受け付ける。
また、図12では、広告枠「C511」において、「酒類」及び「たばこ類」が禁止事項として設定されている例を示す。例えば、広告枠C511に組み込まれる映画が子供向けの内容である場合、広告コンテンツとして、酒類やたばこ類を宣伝する内容を提供することはできない。かかる場合、要求受付部134は、禁止事項「酒類」及び「たばこ類」を要求条件の一つとして受け付ける。
なお、禁止事項は、映画館装置20の管理者が手動で指定してもよいし、映画館装置20に組み込まれるプログラムにより自動で指定されてもよい。例えば、映画館装置20は、広告枠に組み込まれる映画が子供向けの内容である場合は、自動で禁止事項に酒類とたばこ類などを加えるようにして、広告装置100に取得要求を送信するよう設定されてもよい。そして、提供部122は、映画館装置20から取得した禁止事項の項目を含む広告枠に関する情報に基づいて、禁止事項の項目を含んだ広告枠を設定する。また、広告装置100の管理者が設定する場合には、広告装置100の管理者は、広告装置100の有する入力装置を用いて、禁止事項に関する情報を広告装置100に入力する。これにより、取得部121は、入力された禁止事項に関する情報を取得する。そして、提供部122は、入力された禁止事項に関する情報に基づいて、広告枠を設定する。また、禁止事項は、法的な要請により定まるものでもよいし、慣習的な要請によるものでもよい。
これにより、変形例に係る広告装置100は、より適切な広告コンテンツを抽出して広告コンテンツを提供させることができる。
なお、要求受付部134は、その他の映画館装置20からの要求条件として、入稿受付部133が提供条件として広告主から受け付ける項目に対応する条件を受け付けることができる。例えば、要求受付部134は、上述した映画に関する条件や、映画館に関する条件や、観客に関する条件を受け付けることができる。
〔6−4.課金体系1〕
上述した実施形態に係る配信処理において、広告装置100は、広告枠に関する情報として課金額を提示し、広告主端末10から映画館での広告提供に関する権利への入札を受け付ける例を示した。しかし、広告装置100は、異なる手法により、映画館での広告提供に関する権利への入札を受け付けてもよい。
すなわち、広告装置100は、広告枠に関する情報として課金額を提示せず、広告主が自ら指定した入札価格で映画館での広告提供に関する権利への入札を受け付けることもできる。この場合、広告装置100は、任意の広告枠ごとに指定された入札価格を受け付け、任意の広告枠ごとに映画館での広告提供に関する権利を販売してもよい。
一つの広告枠に対して複数の広告主により入札価格が指定された場合、入稿受付部133は、所定の時刻が経過した時点でかかる広告枠を取得する広告主を決定する。具体的には、入稿受付部133は、最も高い金額を提示して入札した広告主をかかる広告枠を取得する広告主として決定する。そして、配信部136は、かかる広告枠で提供される広告コンテンツを映画館装置20に配信する。その後、算定部137は、かかる広告枠を取得した広告主に対し、提示された入札価格を課金する。
これにより、広告装置100は、予め課金額を設定しなくとも、広告主端末10に対して映画館での広告提供に関する権利を提供することができる。また、広告主にとっては、他の広告主よりも高い入札価格を指定することにより、より確実に所望する広告枠を取得することができるという利点がある。
〔6−5.課金体系2〕
広告装置100は、さらに異なる手法により、映画館での広告提供に関する権利への入札を受け付けてもよい。例えば、広告装置100は、予め広告主から広告コンテンツの提供にかかる広告料金を予算として受領しておき、広告配信の度に予算から減額していく、いわゆる前課金方式により、映画館での広告提供に関する権利への入札を受け付けてもよい。
この場合、広告装置100は、広告コンテンツの広告料が広告予算に到達した場合には、かかる広告コンテンツを映画館装置20に配信しないように制御する。この場合、広告装置100は、広告料が広告予算に到達した広告コンテンツの広告主に対して、広告予算を増大させるか否かを問い合わせもよい。また、広告装置100は、広告料が広告予算に到達することで広告枠が余った場合には、他の広告主に対して販売サービスを提供してもよい。
〔6−6.課金体系3〕
広告装置100は、さらに異なる手法により、映画館での広告提供に関する権利への入札を受け付けてもよい。例えば、広告装置100は、広告枠について課金額を設定せずに、実際の動員数に基づいて広告主に課金することもできる。具体的には、広告装置100は、任意の広告枠での広告コンテンツの提供後に、上述した手法により映画館が取得した実際の動員数に関する情報について提供を受ける。
そして、算定部137は、実際の動員数と予め設定した動員単価から広告枠の取得にかかる料金を算定し、広告主に課金することができる。
〔6−7.評判〕
上述した実施形態に係る配信処理において、配信部136は、提供条件と要求条件の合致により映画館装置20に配信する広告コンテンツを決定し、決定した広告コンテンツを配信する例を示した。しかし、配信部136は、提供条件と要求条件との合致に加えて、映画館以外で広告コンテンツを提供し、その評判に基づいて映画館装置20に配信する広告コンテンツを選定してもよい。この点について図13を用いて説明する。
図13は、変形例に係る配信処理の一例を示す図である。図13では、変形例に係る配信装置に対応する広告装置100によって広告の配信処理が行われる例を示す。また、図13において、ユーザ端末30は、例えば、タブレット型端末や、携帯電話機、PDA等であり、ウェブページの閲覧や、ウェブサーバに対して広告配信の要求などを行う。また、検索エンジンサーバ40はウェブサーバであり、例えばユーザ端末30から検索クエリを受け付け、検索結果をユーザ端末30に返すサービスを行う。また、SNSサーバ41はウェブサーバであり、SNSの提供を行う。なお、図13では、広告主CL11が、広告枠C111に、広告コンテンツA11を入稿している例を示す(ステップS41)。ここで、広告コンテンツA11は、ウェブ配信に対応する動画像からなる広告コンテンツである。
図13に示した例において、広告装置100がウェブサーバである場合、広告装置100は映画館で提供される広告コンテンツに限られず、ウェブページ用に広告コンテンツを配信する。図13では、広告装置100は、ユーザ端末30から広告コンテンツA11にかかる配信要求を受け付ける例を示す。広告装置100はかかる配信要求を受け付け、ウェブページに対応する広告コンテンツA11をユーザ端末30に配信する(ステップS42)。
広告コンテンツA11の配信を受けたユーザ端末30のユーザは、広告コンテンツA11に対して興味を抱いた場合、何らかの反応を示すことが想定される。例えば、ユーザ端末30は、ユーザの操作に従って、広告コンテンツA11により宣伝される商品名や、広告コンテンツA11を配信する事業者である広告主CL11の名称を検索クエリとして検索エンジンサーバ40が提供する検索サービスを利用する。また、ユーザ端末30は、広告コンテンツA11により宣伝される商品名や、広告コンテンツA11を配信する事業者である広告主CL11の名称に関する記事をSNSサーバ41が提供するSNSに投稿する(ステップS43)。
そして、広告装置100は、検索エンジンサーバ40やSNSサーバ41から、広告コンテンツA11の評判についての情報を取得する(ステップS44)。具体的には、広告装置100は、検索エンジンサーバ40にアクセスすることで、広告コンテンツA11により宣伝される商品名や、広告コンテンツA11を配信する事業者である広告主CL11の名称について検索クエリの数を取得する。また、広告装置100は、SNSサーバ41にアクセスすることで、広告コンテンツA11に関する投稿記事の数を取得する。例えば、広告装置100は、検索クエリの数や投稿記事の数が多いほど、広告コンテンツA11の評判がよいと判定する。
その後、広告装置100は、上記の評判に基づいて映画館装置20に配信する広告コンテンツを決定する。例えば、広告コンテンツA11に対する評判がよく、広告効果が高いと判定された場合に、広告装置100は、広告コンテンツA11を映画館装置20に配信する(ステップS45)。なお、この場合、入稿受付部133は、提供条件の一つとして、上記のような評判に基づいて広告コンテンツA11を映画館装置20に配信する旨を広告主端末10から受け付けているものとする。
一般に、広告コンテンツの広告効果は、公衆に提供され評価を得るまでは判定ができないことが多い。例えば、広告コンテンツが優れた映像作品であったとしても、広告としての宣伝効果が公衆にどれだけ受け入れられるかは未知数である。
また、例えば映画館で提供される広告コンテンツは、ウェブページで配信される広告コンテンツと異なり、ユーザによるクリック操作などの反応を受けることができない。このため、実際に映画館で提供される広告コンテンツは、配信されることで広告対象(例えば、企業や商品など)の認知度を向上させることができる広告コンテンツであることが望ましい。認知度を向上させることができる広告コンテンツほど、視聴によるブランディング効果を向上させることができる広告コンテンツであるので、ユーザによるクリック操作などを受けることができない映画館での広告コンテンツとして望ましい。
すなわち、変形例に係る広告装置100は、映画館に配信する前の段階において、ウェブネットワークを介して広告コンテンツの認知度に関する評価を得ることによって、映画館で提供するのが望ましい広告コンテンツを選定することを可能とする。
ここで、広告装置100は、同一広告主から予め数種の広告コンテンツについて入稿を受け付けておいてもよい。例えば、広告装置100は、映画館で広告コンテンツを提供する前に、数種の広告コンテンツをウェブページに配信することで、かかる広告コンテンツの評判を打診する。これにより、広告装置100は、入稿された数種の広告コンテンツの中から最も認知度の高い広告コンテンツを選定して、映画館装置20に配信することができる。
また、例えば、広告装置100は、映画館で提供する予定である広告コンテンツについてウェブページに配信することで評判を打診する。そして、広告装置100は、広告コンテンツの認知度に関する評価を取得した後に、かかる評価を広告主に通知してもよい。これにより、広告装置100は、かかる評価が芳しくない場合に、広告主に対して入稿した広告コンテンツの変更を促すことができる。
以上のように、上記変形例に係る広告装置100は、より広告対象の認知度を向上させると推認される広告コンテンツを選定して、映画館側に広告コンテンツを配信することができる。このため、上記変形例に係る広告装置100は、配信する広告コンテンツの広告効果を高めることができる。
なお、上記変形例において、ウェブに配信するコンテンツは、映画館に配信する広告コンテンツと同一のものには限られない。例えば、ウェブに配信するコンテンツは、映画館に配信するコンテンツと同一広告主によって提供されるコンテンツであったり、映画館に配信するコンテンツについてウェブ用に時間長を短く編成したものであったりしてもよい。この場合、ウェブに配信するコンテンツは、上記変形例のように、配信部136によって配信されるとは限らず、任意の別のウェブサーバから配信されたものであってもよい。
また、上記変形例におけるウェブページには、いわゆるデスクトップ型PC用のウェブページに限られず、タブレット型端末や、携帯電話機、PDA等用に配信されるウェブページも含まれる。さらに、上記変形例におけるウェブページには、タブレット型端末用のアプリケーションなどによって提供されるサービス(例えば、ネットワークを利用した動画提供アプリケーション)によって表示されるコンテンツも含まれるものとする。
〔6−8.管理装置〕
上述した実施形態に係る配信処理において、広告装置100は、映画館装置20から広告枠に関する情報の提供を受け、映画館装置20に広告コンテンツを配信する例を示した。しかし、広告装置100は、映画館装置20とではなく、例えば、複数の映画館を管理する映画館管理装置50に対して、同様の処理を行うことができる。この点について図14を用いて説明する。なお、以下では、複数の映画館装置について、映画館装置20、映画館装置21及び映画館装置22として表記する。
図14は、変形例に係る配信システム1の構成例を示す図である。なお、図2と対応する構成については、説明を省略する。図14に示すように、配信システム1には、映画館管理装置50と、映画館管理装置50が管理する映画館装置20、映画館装置21及び映画館装置22が含まれる。映画館装置21及び映画館装置22は、映画館装置20とは異なる映画館に備えられた情報処理装置であって、映画館装置20と同様の処理を行うことができる装置である。なお、図示は省略するが、映画館管理装置50は、さらに多くの情報処理装置を管理していてもよい。
図14に示した例では、広告装置100は、上述した実施形態に係る配信処理において映画館装置20に対して行う手続きを映画館管理装置50に対して行う。広告装置100は、例えば、映画館装置20を備える映画館で提供される広告コンテンツを映画館管理装置50に配信する。映画館管理装置50は、かかる広告コンテンツを実際に提供される映画館にかかる映画館装置20に配信する。これにより、広告装置100は、一連の配信処理を映画館管理装置50に対して行うことによっても、上述した実施形態と同様に、映画館装置20を備える映画館で広告コンテンツを提供することができる。
この場合、実施形態に係る配信処理に比べ、広告装置100による配信処理を簡略化できる場合がある。具体的には、上述した実施形態に係る配信処理において、広告装置100が複数の映画館における広告枠に関する情報を取得するためには、複数の映画館装置20〜22からそれぞれ情報を取得する必要がある。また、広告装置100は、広告枠関連情報を、それぞれ対応する複数の映画館装置20〜22に配信する必要がある。
一方、上記変形例に係る配信処理において、広告装置100は、映画館管理装置50との間で処理を行うことにより、複数の映画館装置20〜22に対して処理を行うことと同様の結果を得る。すなわち、実施形態に係る配信処理に比べ、変形例に係る広告装置100は、一連の配信処理手順を減らすことができるため、配信処理を簡略化できる。
なお、映画館管理装置50は、例えば、施設である映画館側(配給会社など)によって管理される。「施設」や「映画館」といった表記は、このような映画館管理装置50を含む概念であるものとする。
〔6−9.広告枠の時間長〕
また、上記の実施形態では、映画館装置20から提供される広告枠に関する情報には、配信時間が予め設定されている例を示した。すなわち、広告装置100は、予め設定された配信時間に対応する時間長の広告コンテンツの入稿を受け付け、固定された時間長で提供される広告コンテンツを映画館装置20に配信する例を示した。しかし、映画館装置20は、広告枠に予め配信時間を設定しなくてもよい。すなわち、広告装置100は、配信時間を含めずに広告枠に関する情報を広告主に提示してもよい。
この場合、入稿受付部133は、広告主から任意の時間長に構成された広告コンテンツの入稿を受け付ける。そして、映画館装置20は、要求条件に任意の時間長を設定することにより、映画館で提供される広告コンテンツの取得を要求することができる。すなわち、映画館装置20は、求める時間長で構成される広告コンテンツに合わせて、広告枠にかかる配信時間を動的に変更させることができる。
これにより、変形例に係る広告装置100は、映画館にとって広告配信の柔軟なスケジューリングを可能にさせる。また、変形例に係る広告装置100は、広告主にとって、一般的な広告コンテンツの時間長(例えば、15秒、30秒など)ではない広告コンテンツを映画館で提供しやすくさせる。
〔6−10.広告枠〕
また、上記の実施形態では、広告枠が映画の本編前に組み込まれる例を示した。言い換えれば、上記の実施形態では、広告コンテンツが映画の本編前に上映される例を示した。しかし、広告コンテンツが上映されるタイミングは上記例に限られない。すなわち、広告コンテンツが映画とともに提供されるとは、映画の本編中に上映されてもよいし、映画の本編後に上映されてもよいことを意味する。
また、広告主は、映画館での広告提供に関する権利の販売サービスにおいて、広告枠の位置を指定して広告提供に関する権利を購入することもできる。例えば、広告主は、本編により近い広告枠を指定して広告提供に関する権利を購入する。一般に、本編に近い時間帯ほど映画館の観客は着席していることが想定される。このため、広告主は、本編により近い広告枠で広告コンテンツを提供させることにより、広告コンテンツを観客に注視させやすくなることが考えられる。この結果、広告主は、提供させる広告コンテンツの広告効果を向上させることができる。
〔6−11.コンテンツの例〕
また、上記の実施形態では、施設で提供される第1コンテンツとして映画を、第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツが広告である例を示した。しかし、この例に限られず、各コンテンツは様々な態様があってもよい。例えば、第1コンテンツとしては、演劇、コンサートなど、観客を動員して行われる様々な催事が含まれてもよい。また、第2コンテンツとしては、個人クリエイタによって制作されたショートフィルムなどが含まれてもよい。この場合、ショートフィルムを制作した個人クリエイタが、第2コンテンツの提供主となりうる。これにより、広告装置100は、映画館という空間において自身の制作したショートフィルム作品を上映したいという個人クリエイタのニーズに応えることができる。
〔6−12.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上記実施形態においては、図2に示すように、広告主端末10と、映画館装置20と、広告装置100とが含まれる配信システム1について例示したが、他の形態についても考えられる。例えば、配信システム1には、複数台の広告主端末10を統括するような広告入札管理サーバ等が含まれてもよい。この場合、広告装置100は、広告入札管理サーバに対して、広告枠に関する情報を提示したり、映画館での広告提供に関する権利の販売サービスを提供したりする。
また、例えば、図3に示した広告装置100は、広告枠に関する情報を取得し、販売サービスを提供する提供装置と、広告コンテンツを配信する配信装置とに分散されてもよい。この場合、提供装置は、図3に示した配信部136を有しなくてもよい。また、配信装置は、図3に示した取得部131と提供部132を有しなくてもよい。
また、例えば、図3に示した広告枠記憶部121や広告コンテンツ記憶部122や取得要求記憶部123は、広告装置100が保持せずに、図示しないストレージサーバ等が保持してもよい。この場合、広告装置100は、広告枠記憶部121や広告コンテンツ記憶部122や取得要求記憶部123に記憶されている各種情報を取得する。
また、例えば、映画館は、映画館で広告が上映されたことを示す情報を取得する装置を備える。具体的には、映画館には、実際に映画館で広告が流れている音声を集音する集音装置が設けられる。広告装置100は、例えば、映画館装置20から、かかる集音された音声データを受け付け、広告主に情報として提示することができる。これにより、広告装置100は、取得した広告枠において実際に映画館で広告が上映されたか確認したいという広告主の要望に応えることができる。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔6−13.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る広告装置100は、例えば図15に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、広告装置100を例に挙げて説明する。図15は、広告装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る広告装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、広告枠記憶部121、広告コンテンツ記憶部122及び取得要求記憶部123内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る広告装置100は、映画館において映画(第1コンテンツの一例)とともに提供される広告コンテンツ(第2コンテンツの一例)の入稿を受け付ける入稿受付部133と、映画館から広告コンテンツの取得要求を受け付ける要求受付部134と、入稿受付部133によって受け付けられた広告コンテンツのうち、要求受付部134によって受け付けられた取得要求に対応する広告コンテンツに関する情報を映画館側へ配信する配信部136とを備える。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告配信において、配給側の負担を軽減させることができる。
また、実施形態に係る要求受付部134は、映画館において提供される広告コンテンツの条件である要求条件を含む取得要求を受け付け、実施形態に係る配信部136は、入稿受付部133によって受け付けられた広告コンテンツのうち、要求受付部134によって受け付けられた要求条件を満たす広告コンテンツを配信する。
さらに、要求受付部134は、要求条件として広告コンテンツの内容、広告コンテンツが属する分野、広告コンテンツの時間長の少なくとも1つを受け付ける。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告コンテンツが提供される映画館側の詳細な要望に沿った広告コンテンツの配信をすることができる。
また、実施形態に係る入稿受付部133は、広告コンテンツを提供する提供条件を受け付け、実施形態に係る配信部136は、入稿受付部133によって受け付けられた広告コンテンツのうち提供条件が要求条件を満たす広告コンテンツを配信する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告配信において、映画館側と広告主側との要求を合致させた広告コンテンツ配信をすることができる。
また、実施形態に係る入稿受付部133は、提供条件として映画館に関する条件を受け付ける。
さらに、実施形態に係る入稿受付部133は、映画館に関する条件として、映画館が所在する地域、映画館で映画が提供される日程、映画館に収容可能な収容数の少なくとも1つを受け付ける。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告主にとって、広告コンテンツが提供される施設に関する詳細な要望に応えるような広告コンテンツの配信をすることができる。
また、実施形態に係る入稿受付部133は、提供条件として、映画に関する条件を受け付ける。
また、実施形態に係る提供部132は、映画に関する条件として、映画の題名又は内容を指定させた上で映画館での広告コンテンツの提供に関する権利の販売サービスを提供する販売サービスを提供する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告主にとって、広告コンテンツとともに提供される映画に関する詳細な要望に応えるような広告コンテンツの配信をすることができる。
また、実施形態に係る配信部136は、入稿受付部133によって広告コンテンツの入稿を受け付けられた場合に、かかる広告コンテンツを映画館へ配信し、要求受付部134によって取得要求が受け付けられた場合に、広告コンテンツに関する情報として、取得要求に対応する広告コンテンツを識別するための識別情報を映画館へ配信する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、リアルタイムな状況に対応して、最も広告効果の高い広告コンテンツを映画館で提供することができる。
また、実施形態に係る配信部136は、要求受付部134によって取得要求が受け付けられた場合に、広告コンテンツに関する情報として、取得要求に対応する広告コンテンツを映画館へ配信する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、実際に映画館で提供される広告コンテンツのみを映画館に配信することができる。
また、実施形態に係る配信部136は、ウェブページを表示する端末装置へ広告主に対応する広告コンテンツを配信し、配信した広告コンテンツに対する評判に基づいて、映画館に配信する広告コンテンツを選定する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、より広告対象の認知度を向上させると推認される広告コンテンツを選定して、映画館側に広告コンテンツを配信することができる。このため、実施形態に係る広告装置100は、配信する広告コンテンツの広告効果を高めることができる。
また、実施形態に係る広告装置100は、広告主に対応する広告コンテンツを映画館で提供可能な形式に変換する変換部135をさらに備え、実施形態に係る配信部136は、変換部135によって変換された後の広告コンテンツに関する情報を映画館に配信する。
これにより、実施形態に係る広告装置100は、広告コンテンツの形式にかかわらず広告主に広告コンテンツを入稿させることができるため、広告配信にかかる広告主の負担を軽減させることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、提供部は、提供手段や提供回路に読み替えることができる。
1 配信システム
10 広告主端末
20 映画館装置
100 広告装置
131 取得部
132 提供部
133 入稿受付部
134 要求受付部
135 変換部
136 配信部
137 算定部

Claims (33)

  1. 施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツに関して、当該第2コンテンツを前記施設で表示する時間枠である広告枠に関する情報を当該施設側から取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された広告枠に関する情報を前記第2コンテンツの提供主に提示するとともに、当該第2コンテンツの提供主が指定する条件であって、前記施設において第2コンテンツが提供される条件である提供条件が付された第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付部と、
    前記第2コンテンツの取得要求とともに、当該第2コンテンツの取得に関する条件である要求条件を前記施設側から受け付ける要求受付部と、
    前記入稿受付部によって受け付けられた提供条件と、前記要求受付部によって受け付けられた前記第2コンテンツの要求条件とが合致する場合に、前記取得要求に対応する第2コンテンツに関する情報を施設側に配信する配信部と、
    を備えたことを特徴とする配信装置。
  2. 前記配信部は、
    前記第2コンテンツに関する情報として、該第2コンテンツを識別する識別情報を配信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の配信装置。
  3. 前記入稿受付部は、
    前記提供条件として、前記第1コンテンツに関する条件を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の配信装置。
  4. 前記入稿受付部は、
    前記第1コンテンツに関する条件として、前記第1コンテンツの制作者に関する情報、及び、前記第1コンテンツの内容に関する情報の少なくとも1つを受け付ける、
    ことを特徴とする請求項に記載の配信装置。
  5. 前記入稿受付部は、
    前記第1コンテンツの制作者に関する情報として、前記第1コンテンツの制作者、監督、配給会社、制作者の国籍、当該制作者の動員実績の少なくとも1つを受け付ける、
    ことを特徴とする請求項に記載の配信装置。
  6. 前記入稿受付部は、
    前記第1コンテンツの内容に関する情報として、前記第1コンテンツのジャンル、タイトル、出演者の少なくとも1つを受け付ける、
    ことを特徴とする請求項に記載の配信装置。
  7. 前記要求受付部は、
    前記要求条件として、前記第2コンテンツに関する条件を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の配信装置。
  8. 前記要求受付部は、
    前記第2コンテンツに関する条件として、前記第2コンテンツの内容、前記第2コンテンツが属する分野、前記第2コンテンツの時間長の少なくとも一つを受け付ける、
    ことを特徴とする請求項に記載の配信装置。
  9. 前記入稿受付部は、
    前記提供条件として、前記施設に関する条件を受け付ける、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の配信装置。
  10. 前記入稿受付部は、
    前記施設に関する条件として、前記施設自体に関する情報、及び、前記施設における観客に関する情報の少なくとも1つを受け付ける、
    ことを特徴とする請求項に記載の配信装置。
  11. 前記入稿受付部は、
    前記施設自体に関する情報として、前記施設が所在する地域、前記施設で前記第1コンテンツが提供される日程、前記施設に収容可能な収容数、前記施設において提供される第1コンテンツの傾向又はジャンル、前記施設を運営する運営会社、及び、前記施設において前記第1コンテンツを同時に提供可能な数の少なくとも1つを受け付ける、
    ことを特徴とする請求項10に記載の配信装置。
  12. 前記入稿受付部は、
    前記施設における観客に関する情報として、前記施設における観客の動員数の実績、前記施設における観客の現時点での動員数、及び、前記施設における観客の属性の少なくとも1つを受け付ける、
    ことを特徴とする請求項11に記載の配信装置。
  13. 前記入稿受付部は、
    前記施設に関する条件として、前記施設が所在する地域、前記施設で前記第1コンテンツが提供される日程、前記施設に収容可能な収容数、前記施設において提供される第1コンテンツの傾向又はジャンル、前記施設を運営する運営会社、前記施設において前記第1コンテンツを同時に提供可能な数、前記施設における観客の動員数の実績、前記施設における観客の現時点での動員数、及び、前記施設における観客の属性の少なくとも1つを受け付ける、
    ことを特徴とする請求項9〜12のいずれか一つに記載の配信装置。
  14. 前記第1コンテンツに関する条件として、前記第1コンテンツの制作者、監督、配給会社、制作者の国籍、当該制作者の動員実績、前記第1コンテンツのジャンル、タイトル、及び、出演者の少なくとも1つを受け付ける、
    ことを特徴とする請求項に記載の配信装置。
  15. 前記配信部は、
    前記入稿受付部によって第2コンテンツの入稿受け付けられた場合に、当該第2コンテンツを前記施設へ配信し、前記要求受付部によって前記取得要求が受け付けられた場合に、前記第2コンテンツに関する情報として、当該取得要求に対応する第2コンテンツを識別するための識別情報を前記施設へ配信する、
    ことを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の配信装置。
  16. 前記配信部は、
    前記要求受付部によって前記取得要求が受け付けられた場合に、前記第2コンテンツに関する情報として、当該取得要求に対応する第2コンテンツを前記施設へ配信する、
    ことを特徴とする請求項1〜15のいずれか一つに記載の配信装置。
  17. 前記配信部は、
    ウェブサイト向けに配信された任意のコンテンツに対する評判に基づいて、前記施設に配信する第2コンテンツを選定する、
    ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか一つに記載の配信装置。
  18. 前記配信部は、
    前記任意のコンテンツとして前記ウェブサイト向けに配信された第2コンテンツに対する評判に基づいて、前記施設に配信する第2コンテンツを選定する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の配信装置。
  19. 前記第2コンテンツを前記施設で提供可能な形式に変換する変換部をさらに備え、
    前記配信部は、
    前記変換部によって変換された後の第2コンテンツに関する情報を前記施設に配信する、
    ことを特徴とする請求項1〜18のいずれか一つに記載の配信装置。
  20. コンピュータが実行する配信方法であって、
    施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツに関して、当該第2コンテンツを前記施設で表示する時間枠である広告枠に関する情報を当該施設側から取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された広告枠に関する情報を前記第2コンテンツの提供主に提示するとともに、当該第2コンテンツの提供主が指定する条件であって、前記施設において第2コンテンツが提供される条件である提供条件が付された第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付工程と、
    前記第2コンテンツの取得要求とともに、当該第2コンテンツの取得に関する条件である要求条件を前記施設側から受け付ける要求受付工程と、
    前記入稿受付工程によって受け付けられた提供条件と、前記要求受付工程によって受け付けられた前記第2コンテンツの要求条件とが合致する場合に、前記取得要求に対応する第2コンテンツに関する情報を施設側に配信する配信工程と、
    を含んだことを特徴とする配信方法。
  21. 施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツに関して、当該第2コンテンツを前記施設で表示する時間枠である広告枠に関する情報を当該施設側から取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得された広告枠に関する情報を前記第2コンテンツの提供主に提示するとともに、当該第2コンテンツの提供主が指定する条件であって、前記施設において第2コンテンツが提供される条件である提供条件が付された第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付手順と、
    前記第2コンテンツの取得要求とともに、当該第2コンテンツの取得に関する条件である要求条件を前記施設側から受け付ける要求受付手順と、
    前記入稿受付手順によって受け付けられた提供条件と、前記要求受付手順によって受け付けられた前記第2コンテンツの要求条件とが合致する場合に、前記取得要求に対応する第2コンテンツに関する情報を施設側に配信する配信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
  22. 施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツに関して、当該第2コンテンツを施設で表示する時間枠である広告枠に関する情報を配信装置に送信するとともに、当該第2コンテンツの取得に関する条件である要求条件を付した前記第2コンテンツの取得要求を配信装置に送信する送信部と、
    前記第1コンテンツに付された条件であって、前記第1コンテンツが提供される条件である提供条件と、前記送信部によって送信された要求条件とが合致する場合に、前記取得要求を受信した配信装置から、当該取得要求に対応する第2コンテンツに関する情報を受信する受信部と、
    を備えたことを特徴とする施設装置。
  23. 配信装置と、施設で利用される施設装置とを含む配信システムであって、
    前記施設装置は、
    前記施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツに関して、当該第2コンテンツを当該施設で表示する時間枠である広告枠に関する情報を配信装置に送信するとともに、当該第2コンテンツの取得に関する条件である要求条件を付した前記第2コンテンツの取得要求を配信装置に送信する送信部を備え、
    前記配信装置は、
    前記広告枠に関する情報を前記施設装置から取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された広告枠に関する情報を前記第2コンテンツの提供主に提示するとともに、当該第2コンテンツの提供主が指定する条件であって、前記施設において第2コンテンツが提供される条件である提供条件が付された第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付部と、
    前記第2コンテンツの取得要求とともに、当該第2コンテンツの取得に関する条件である要求条件を前記施設側から受け付ける要求受付部と、
    前記入稿受付部によって受け付けられた提供条件と、前記要求受付部によって受け付けられた前記第2コンテンツの要求条件とが合致する場合に、前記取得要求に対応する第2コンテンツに関する情報を前記施設装置に配信する配信部と、
    を備えたことを特徴とする配信システム。
  24. 施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付部と、
    前記第2コンテンツの取得要求を受け付ける要求受付部と、
    前記取得要求に対応する第2コンテンツであって、前記施設以外に配信された際の当該第2コンテンツに対する評判に基づいて選定された第2コンテンツに関する情報を当該取得要求の送信元である施設側に配信する配信部と、
    を備えたことを特徴とする配信装置。
  25. コンピュータが実行する配信方法であって、
    施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付工程と、
    前記第2コンテンツの取得要求を受け付ける要求受付工程と、
    前記取得要求に対応する第2コンテンツであって、前記施設以外に配信された際の当該第2コンテンツに対する評判に基づいて選定された第2コンテンツに関する情報を当該取得要求の送信元である施設側に配信する配信工程と、
    を含んだことを特徴とする配信方法。
  26. 施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付手順と、
    前記第2コンテンツの取得要求を受け付ける要求受付手順と、
    前記取得要求に対応する第2コンテンツであって、前記施設以外に配信された際の当該第2コンテンツに対する評判に基づいて選定された第2コンテンツに関する情報を当該取得要求の送信元である施設側に配信する配信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
  27. 施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの取得要求を配信装置に送信する送信部と、
    前記取得要求を受信した配信装置から、当該取得要求に対応する第2コンテンツであって、前記施設以外に配信された際の当該第2コンテンツに対する評判に基づいて選定された第2コンテンツを受信する受信部と、
    を備えたことを特徴とする施設装置。
  28. 配信装置と、施設で利用される施設装置とを含む配信システムであって、
    前記施設装置は、
    前記施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの取得要求を配信装置に送信する送信部を備え、
    前記配信装置は、
    前記第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付部と、
    前記施設装置から受信した取得要求に対応する第2コンテンツであって、前記施設以外に配信された際の当該第2コンテンツに対する評判に基づいて選定された第2コンテンツに関する情報を前記施設装置に配信する配信部と、
    を備えたことを特徴とする配信システム。
  29. 施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付部と、
    前記第2コンテンツの取得要求を受け付ける要求受付部と、
    前記取得要求に対応する第2コンテンツに関する情報を当該取得要求の送信元である施設側に配信する配信部と、
    前記配信部によって配信された第2コンテンツが前記施設で提供される場合の当該第2コンテンツの提供主に対する課金額を、予め当該第2コンテンツに設定された一動員あたりの単価と、前記取得要求が受け付けられた時点の当該施設における実際の動員数とに基づいて算定する算定部と、
    を備えたことを特徴とする配信装置。
  30. コンピュータが実行する配信方法であって、
    施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付工程と、
    前記第2コンテンツの取得要求を受け付ける要求受付工程と、
    前記取得要求に対応する第2コンテンツに関する情報を当該取得要求の送信元である施設側に配信する配信工程と、
    前記配信工程によって配信された第2コンテンツが前記施設で提供される場合の当該第2コンテンツの提供主に対する課金額を、予め当該第2コンテンツに設定された一動員あたりの単価と、前記取得要求が受け付けられた時点の当該施設における実際の動員数とに基づいて算定する算定工程と、
    を含んだことを特徴とする配信方法。
  31. 施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付手順と、
    前記第2コンテンツの取得要求を受け付ける要求受付手順と、
    前記取得要求に対応する第2コンテンツに関する情報を当該取得要求の送信元である施設側に配信する配信手順と、
    前記配信手順によって配信された第2コンテンツが前記施設で提供される場合の当該第2コンテンツの提供主に対する課金額を、予め当該第2コンテンツに設定された一動員あたりの単価と、前記取得要求が受け付けられた時点の当該施設における実際の動員数とに基づいて算定する算定手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
  32. 施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの取得要求を配信装置に送信する送信部と、
    前記取得要求を受信した配信装置から、当該取得要求に対応する第2コンテンツであって、当該第2コンテンツが前記施設で提供される場合の当該第2コンテンツの提供主に対する課金額が、予め当該第2コンテンツに設定された一動員あたりの単価と、当該施設で当該第2コンテンツが提供された際の実際の動員数とに基づいて算定される第2コンテンツを受信する受信部と、
    を備え、
    前記送信部は、
    前記実際の動員数として、前記取得要求を送信した時点における前記施設の実際の動員数を前記配信装置側に送信する、
    ことを特徴とする施設装置。
  33. 配信装置と、施設で利用される施設装置とを含む配信システムであって、
    前記施設装置は、
    前記施設において第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの取得要求を配信装置に送信する送信部を備え、
    前記配信装置は、
    前記第1コンテンツとともに提供される第2コンテンツの入稿を受け付ける入稿受付部と、
    前記施設装置から受信した取得要求に対応する第2コンテンツに関する情報を前記施設装置に配信する配信部と、
    前記配信部によって配信された第2コンテンツが前記施設で提供される場合の当該第2コンテンツの提供主に対する課金額を、予め当該第2コンテンツに設定された一動員あたりの単価と、当該施設で当該第2コンテンツが提供された際の実際の動員数とに基づいて算定する算定部と、
    を備え、
    前記施設装置に係る送信部は、
    前記実際の動員数として、前記取得要求を送信した時点における前記施設の実際の動員数を前記配信装置側に送信する、
    ことを特徴とする配信システム。
JP2014021789A 2014-02-06 2014-02-06 配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システム Active JP5986120B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014021789A JP5986120B2 (ja) 2014-02-06 2014-02-06 配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システム
US14/488,678 US20150220968A1 (en) 2014-02-06 2014-09-17 Delivery device, delivery method, facility device, and delivery system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014021789A JP5986120B2 (ja) 2014-02-06 2014-02-06 配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015148971A JP2015148971A (ja) 2015-08-20
JP5986120B2 true JP5986120B2 (ja) 2016-09-06

Family

ID=53755197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014021789A Active JP5986120B2 (ja) 2014-02-06 2014-02-06 配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20150220968A1 (ja)
JP (1) JP5986120B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6227688B2 (ja) * 2016-02-26 2017-11-08 株式会社エヌケービー プログラム、情報処理装置及び情報処理方法
JP6291101B1 (ja) * 2017-03-13 2018-03-14 ヤフー株式会社 決定装置、決定方法、及び決定プログラム
JP6800829B2 (ja) * 2017-11-17 2020-12-16 ヤフー株式会社 決定装置、決定方法、及び決定プログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4084003B2 (ja) * 2000-06-22 2008-04-30 ヤマハ株式会社 映画上映制御装置
JP2002056137A (ja) * 2000-08-09 2002-02-20 Ushio Inc 広告情報の上映方法
JP2004118640A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Nec Corp コンテンツ提供ルート決定支援サーバ、方法、及びプログラム
US6912039B2 (en) * 2003-09-11 2005-06-28 Eastman Kodak Company Method for staging motion picture content by exhibitor
US20070061196A1 (en) * 2005-09-12 2007-03-15 Brian Axe Entering advertisement creatives and buying ad space in offline properties, such as print publications for example, online
US20070244760A1 (en) * 2005-10-25 2007-10-18 Arbinet-Thexchange, Inc. Digital media exchange
BRPI0809204A2 (pt) * 2007-03-29 2014-09-02 Thomson Licensing Método e aparelho para distribuição de conteúdo para um sistema de cinema digital e exibição com este sistema
JP2009015593A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Tsukasa Nagao 広告公開システム、広告公開方法及び広告公開プログラム
US8607338B2 (en) * 2009-08-04 2013-12-10 Yahoo! Inc. Malicious advertisement management
US20110191171A1 (en) * 2010-02-03 2011-08-04 Yahoo! Inc. Search engine output-associated bidding in online advertising

Also Published As

Publication number Publication date
US20150220968A1 (en) 2015-08-06
JP2015148971A (ja) 2015-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10368141B2 (en) System and method for engagement and distribution of media content
JP5507639B2 (ja) メディアの配信のための方法、システム、及び装置
US20090144144A1 (en) Distributed Data System
US20070073583A1 (en) Systems and Methods For Media Planning, Ad Production, and Ad Placement
JP6023104B2 (ja) 配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システム
JP2010510606A (ja) メディアの配信のための方法、システム、及び装置
US20150178788A1 (en) Media service recommendation and selection
JP6038839B2 (ja) 算出装置、算出方法及び算出プログラム
JP5986120B2 (ja) 配信装置、配信方法、配信プログラム、施設装置及び配信システム
JP2003067629A (ja) 映像配信システム、映像配信方法、この方法のプログラム及びこの方法のプログラムを記録した記録媒体
JP2002073830A (ja) コマース情報流通システム
US20200111069A1 (en) Method, apparatus, and system for providing a creative over a network
JP2015219611A (ja) 決定装置、決定方法及び決定プログラム
JP6087864B2 (ja) 配信装置、配信方法及び配信プログラム
JP2001325519A (ja) 双方向型放送配信方法およびシステム
JP5986548B2 (ja) サービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラム
JP6355667B2 (ja) 提供装置、提供方法、提供プログラム、算定装置、算定方法及び算定プログラム
JP6529572B2 (ja) 提供装置、提供方法及び提供プログラム
JP5905039B2 (ja) 提供装置、提供方法及び提供プログラム
US20100036738A1 (en) System and Method for Advertising Goods and Services in Print Media
JP6021844B2 (ja) サーバ装置、予測方法及び予測プログラム
US9860608B2 (en) Advertisement distribution system
AU2014101405A4 (en) Advertising system and method

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5986120

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171201

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350