JP2002073497A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法

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JP2002073497A
JP2002073497A JP2000267084A JP2000267084A JP2002073497A JP 2002073497 A JP2002073497 A JP 2002073497A JP 2000267084 A JP2000267084 A JP 2000267084A JP 2000267084 A JP2000267084 A JP 2000267084A JP 2002073497 A JP2002073497 A JP 2002073497A
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mail
sub
main
display
cpu
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Toru Hiru
亨 蛭
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインOSを起動することなく、サブOSを
起動するだけで、より簡単にメール機能を利用する。 【解決手段】 基本ソフトを含むメインOSを起動する
メインCPUと、メインCPUが動作しているか否かを
監視するとともにメールソフトを含むサブOSを起動す
るサブCPUと、メインOSにより制御されるメインデ
ィスプレイと、サブOSにより制御されるサブディスプ
レイと、メインOSより制御され、モデムを介して各種
データを送受信するメイン通信部と、サブOSにより制
御され、モデムを介して各種データを送受信するサブ通
信部と、メールの受信を指示するメール受信指示部と、
各種データを編集する編集部とを備え、前記サブCPU
は、メインCPUが動作していないときにメール受信指
示部からメールの受信指示を受けた際、サブOSの制御
手順に基づきサブ通信部を介してメールを受信してサブ
ディスプレイに表示し、編集するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(パソコン)等の情報処理装置に適用され、特
に、メール機能を有する情報処理装置及び情報処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、パソコンが社会的に普及し、パソ
コンを用いて、インターネットを介してメールを送受信
するユーザーが増えている。メールの送受信を主な用途
としてパソコンを用いるユーザーが多い現状から、メー
ル自動着信機能を備えたパソコンも製品化されている。
このメール自動着信機能を備えたパソコンは、例えば、
Windows(登録商標)などのメインOS(オペレ
ーティングシステム)が起動していない(パソコンのメ
イン電源が入っていない)状態で、ユーザーがメール着
信ボタンを押すことにより、またはタイマー機能によっ
て電子メールを自動的に受信することができる。
【0003】また、特開平9−26832号公報の記載
によれば、メインディスプレイ及びそれを制御するメイ
ンCPUと、サブディスプレイ及びそれを制御するサブ
CPUを設け、メインディスプレイ及びそれを制御する
メインCPUが停止した状態でも、サブディスプレイ及
びそれを制御するサブCPUによってページャーのメッ
セージを受信してサブディスプレイに表示することがで
きる情報処理装置及び処理方法が提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のメール自動着信
機能を備えたパソコンは、新着メールがあるか否かの有
無を表示する表示装置を備えているが、メールの内容ま
では表示することができないので、メールの内容を読む
ためにはメインOS及びメインOS上で動作するメール
ソフトを起動し、メインディスプレイに表示する必要が
ある。また、受信メールを格納する場合も、メインOS
を一旦起動し、メインOSがメールソフトを動作させる
必要がある。このように、従来のメール自動着信機能を
備えたパソコンは、メールの送受信を行うためだけにメ
ール機能のみを利用する場合にも、結局、メインOS及
びメインOS上で動作するメールソフトを起動する必要
があり、メインOSの起動に伴う余分な操作も必要とな
り、無駄な操作時間も多くなるという問題がある。
【0005】また、特開平9−26832号公報に記載
の従来技術では、サブCPUが起動してサブディスプレ
イを制御するモードは、ページャーのメッセージをサブ
ディスプレイに表示する機能に留まっているので、メイ
ンディスプレイにはページャーのメッセージを表示して
編集したり、返事を書いたりすることができない。従っ
て、ページャーのメッセージをメインディスプレイ上で
編集したり、送信するときは、メインCPUが起動して
メインディスプレイを制御するモードが必要になり、結
局、2つのモードを使うという問題がある。
【0006】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
のであり、例えば、Windowsなどの基本ソフトを
含むメインOS、メールソフトを含むサブOS、メイン
OSにより制御されるメインディスプレイ、及びサブO
Sにより制御されるサブディスプレイを備えた情報処理
装置において、メインOSを起動することなく、サブO
Sを起動するだけで、メールを受信し、受信したメール
をサブディスプレイに表示して編集することができる情
報処理装置及び情報処理方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基本ソフトを
含むメインOSを起動するメインCPUと、メインCP
Uが動作しているか否かを監視するとともにメールソフ
トを含むサブOSを起動するサブCPUと、メインOS
により制御されるメインディスプレイと、サブOSによ
り制御されるサブディスプレイと、メインOSにより制
御され、モデムを介して各種データを送受信するメイン
通信部と、サブOSにより制御され、モデムを介して各
種データを送受信するサブ通信部と、メールの受信を指
示するメール受信指示部と、各種データを編集する編集
部とを備え、前記サブCPUは、メインCPUが動作し
ていないときにメール受信指示部からメールの受信指示
を受けた際、サブOSの制御手順に基づきサブ通信部を
介してメールを受信してサブディスプレイに表示し、前
記編集部は、表示したメールを編集することを特徴とす
る情報処理装置である。
【0008】本発明によれば、Windowsなどの基
本ソフトを含むメインOSを起動するメインCPU、メ
ールソフトを含むサブOSを起動するサブCPU、メイ
ンOSにより制御されるメインディスプレイ、及びサブ
OSにより制御されるサブディスプレイを備えた情報処
理装置において、メインOSを起動することなく、サブ
OSを起動するだけで、メールを受信し、受信したメー
ルをサブディスプレイに表示して編集することができ
る。これにより、ユーザーはメインOS上で動作するメ
ールソフトを起動するための手間や時間を省くことがで
き、より簡単にメールの内容を確認することができる。
さらに、メインCPUは、メインOSにより制御される
入出力装置を起動しないので消費電力を減らすことがで
きるので、バッテリー駆動のノート型パソコンには有効
である。
【0009】前記メインCPU及び前記サブCPUの双
方からアクセス可能な共用メモリをさらに備え、前記メ
インCPUは、前記メインOSを起動した際に前記サブ
受信部が受信したメールが共用メモリに格納されいるか
否かを判定し、共用メモリに格納されたメールがあれ
ば、共用メモリからメールを読み出して前記メインディ
スプレイに表示し、前記編集部により編集されたメール
を前記メイン通信部を介して送信する構成にしてもよ
い。
【0010】この構成によれば、サブ受信部が受信しメ
ール共用メモリに格納したメールを、メインCPUがメ
インOSを起動した際に受信済みのメールとして扱うこ
とができる。ユーザーは2つのシステムを使用している
ということを意識することなくメールを送受信すること
ができる。
【0011】設定された時刻にメールの受信を指示する
タイマーをさらに備え、前記サブCPUは、前記メイン
CPUが動作していないときにタイマーからメールの受
信指示を受けた際、前記サブOSの制御手順に基づき前
記サブ通信部を介してメールを受信し前記サブディスプ
レイに表示し、前記編集部は、表示されたメールを編集
する構成にしてもよい。
【0012】この構成によれば、タイマーにより設定さ
れた時刻に自動的にメールを受信することもできる。ま
た、メインOSを起動していないときは、サブOSを起
動して、メールをサブディスプレイに表示して編集する
ことができる。
【0013】本発明の別の観点によれば、メインCPU
を用いて、基本ソフトを含むメインOSを起動し、サブ
CPUを用いて、メインCPUが動作しているか否かを
監視するとともにメールソフトを含むサブOSを起動
し、メインOSによりメインディスプレイを制御し、サ
ブOSによりサブディスプレイを制御し、メインOSに
より制御されるメイン通信部を用いて、モデムを介して
各種データを送受信し、サブOSにより制御されるサブ
通信部を用いて、モデムを介して各種データを送受信
し、メール受信指示部を用いて、メールの受信を指示
し、編集部を用いて、各種データを編集し、前記サブC
PUは、メインCPUが動作していないときにメール受
信指示部からメールの受信指示を受けた際、サブOSの
制御手順に基づきサブ通信部を介してメールを受信して
サブディスプレイに表示し、前記編集部は、表示された
メールを編集することを特徴とする情報処理方法が提供
される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施例に基づいて
本発明を詳述する。なお、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。
【0015】図1は本実施例の情報処理装置の外観を示
す斜視図である。図1において、1はパソコンからなる
情報処理装置、2はメインOS(オペレーティングシス
テム)により制御されるメインディスプレイ、3はメー
ルの受信を指示するメール受信ボタン、4はサブOSに
より制御されるサブディスプレイ、5はメインOSによ
り制御されるマウス、6はメインOSにより制御される
キーボードを示す。
【0016】メインディスプレイ2としては、大きさが
対角15インチ、横1024ドット縦768ドット程度
の高解像度のディスプレイ(CRT、LCD、PD)か
らなる表示装置を用い、サブディスプレイ4としては、
低解像度のモノクロLCD(液晶ディスプレイ)で大き
さは対角7インチ、横200ドット、縦16ドット、モ
ノクロ2色を表示できる程度の性能を有する表示装置を
用いてもよい。
【0017】ユーザーがメール受信のみを行う場合、本
体上に配置されたメール受信ボタン3を押すことによっ
て、メインOSが起動していない状態でも、サブOSの
制御によりメールを受信し、さらに、メール操作キー7
を操作することによって、受信したメールから読みたい
メールをサブディスプレイ4に表示することができる。
よって、メインOSにより制御されるマウス5やキー
ボード6を用いて、メインOSによる煩雑なメール操作
をする必要がない。
【0018】図2は本実施例のメール操作キーの外観を
示す正面図である。図2に示すように、メール操作キー
7は、例えば、上下左右の4方向に押すことができるジ
ョグキーや4個のキースイッチで構成され、4つの指示
機能を割り当てている。例えば、下方向に押せば、「次
ぎのメールを読む」、上方向に押せば、「前のメールを
読む」、右方向に押せば、「メールの次の行を読む」、
左方向に押せば、「メールの前の行を読む」などの各指
示機能を割り当て、サブOSの制御により読みたいメー
ルの内容をサブディスプレイ4に表示させることができ
る。このメール操作キー7の指示機能を切り替えるキー
をさらに備え、メール操作キー7により、サブディスプ
レイ4に所望のメールを表示し、メールを編集したり、
送信できるように構成してもよい。
【0019】図3は本実施例の情報処理装置のシステム
構成を示すブロック図である。図3において、図1と同
じ構成については同符号を記す。図3に示すように、本
実施例の情報処理装置は、電源スイッチ8、電源スイッ
チ8によってオン/オフされる電源コントローラ15、
電力をフルに供給するメイン電源15aと電力を節減す
るサブ電源15bとを切り替え制御する電源コントロー
ラ15と、メイン電源15aによって一般的なパソコン
と同様の動作するメインシステムMSと、サブ電源15
bによってメール機能を実行するサブシステムSSと、
電源コントローラ15から直接供給される電力により駆
動されるメール受信ボタン3、タイマー3a及びモデム
14とから構成される。なお、電源コントローラ15
は、安定化電源回路、電力を分岐するスイッチング回路
などで構成されている。
【0020】メインシステムMSは、各種データを表示
するメインディスプレイ2、各種指示を入力するマウス
5、各種データを入力するキーボード6からなる入出力
装置と、各種データやプログラムを格納するRAM(Ran
dom Access Memory)11、BIOSなどの入出力装置を
制御する制御プログラムを格納する第1ROM(ReadOnl
y Memory)12、Windowsなどの基本ソフトを含
むメインOSを格納するHDD13(Hard Disk Device)
からなるメモリと、メインOSを起動し、メインOSの
制御プログラムによって入出力装置2、5、6、やメモ
リ11、12、13を制御するとともに各種アプリケー
ションプログラムにより各種アプリケーションを実行す
るメインCPU(Central Processing Unit)9と、メイ
ンCPU9、入出力装置2、5、6、やメモリ11、1
2、13から入出力されるデータの転送を制御するメイ
ンI/Oコントローラ10とから構成されている。
【0021】サブシステムSSは、各種データを表示す
るサブディスプレイ4、メールの表示内容を切り替える
メール操作キー7からなる入出力装置と、メールソフト
を含むサブOSを格納する第2ROM17、受信したメ
ールデータを保持しておく不揮発性のSRAM19(Sta
tic Random Access Memory)からなるメモリと、メイン
CPU9が動作しているか否かを監視し、メインCPU
9が動作していないときにはサブOSを起動し、サブO
Sの各種アプリケーションプログラムによって各種アプ
リケーションを実行するサブCPU16と、サブCPU
16、入出力装置4、7、やメモリ17、19から入出
力されるデータの転送を制御するサブI/Oコントロー
ラ18とから構成されている。
【0022】メインI/Oコントローラ10は、例え
ば、MPU、入出力信号変換回路などで構成され、メイ
ンOSにより制御され、モデム14を介して各種データ
を送受信するメイン通信部して機能する。サブI/Oコ
ントローラ18は、例えば、MPU、入出力信号変換回
路などで構成され、サブOSにより制御され、モデム1
4を介して各種データを送受信するサブ通信部として機
能する。また、メール受信ボタン3、タイマー3a及び
モデム14は、メインI/Oコントローラ10とサブI
/Oコントローラ18の両方に接続されている。メール
操作キー7により、サブディスプレイ4に表示したメー
ルを編集したり、送信することができる。
【0023】メール受信ボタン3は、メインOSが起動
しているときは、メインI/Oコントローラ10に、メ
インOSが起動していないときは、サブI/Oコントロ
ーラ18にメールの受信を指示するメール受信指示部と
して機能する。タイマー3aは、設定した時刻にメール
の受信を指示するメール受信指示部として機能する。
【0024】また、メインOSとサブOSは、メールア
プリケーションソフト、メールを編集する編集アプリケ
ーションソフトをそれぞれ備えている。メインCPU、
サブCPUは編集部として機能することができる。よっ
て、サブCPU16は、メインCPU19が動作してい
ないときにメール受信ボタン3またはタイマー3aから
メールの受信指示を受けた際、サブOS17の制御手順
に基づきサブI/Oコントローラ18を介してメールを
受信し、サブディスプレイ4に編集可能に表示すること
ができる。
【0025】サブI/Oコントローラ18を介して受信
したメールデータは、不揮発性のSRAM19に格納さ
れるため、サブ電源15bが切られても消去することは
なく、メインOSが起動するまでメールデータを格納す
ることができる。また、SRAM19は、メインCPU
9及びサブCPU16の双方からアクセス可能な共用メ
モリとして機能する。
【0026】メインCPU9は、メインOS13を起動
した際にサブI/Oコントローラ18により受信したメ
ールがサブCPU16によりSRAM19に格納されい
るか否かを判定し、SRAM19に格納されたメールが
あれば、SRAM19からメールを読み出してメインデ
ィスプレイ9に編集可能に表示するとともに編集された
メールをメインI/Oコントローラ10を介して送信す
ることができる。
【0027】図4は本実施例の制御モードの遷移状態を
示すモード図である。図4に示すように、この制御モー
ドは、スタンバイモード20、サブモード21、メイン
モード22の3つがあり、電源コントローラ15による
電力供給の状態も示している。
【0028】スタンバイモード20とは、メイン電源1
5a、サブ電源15bからも電力が供給されていない状
態で、電源スイッチ8、メール受信ボタン3、メール操
作キー7による操作待ち状態をいう。メール受信ボタン
3またはメール操作キー7を操作することによりサブモ
ード21に移行し(ステップS1)、電源スイッチ8を
オンすることによりメインモード22に移行する(ステ
ップS2)。
【0029】サブモード21とは、サブ電源15bから
電力が供給され、サブCPUがサブOSを起動している
状態をいう。つまり、サブCPU16、サブディスプレ
イ4、サブI/Oコントローラ18、メール受信ボタン
3、メール操作キー7、第2ROM17、SRAM1
9、モデム14にサブ電源15bから電力が供給され
る。電源スイッチ8をオンすることによりメインモード
22に移行し(ステップS3)、メール受信ボタン3ま
たはメール操作キー7による操作が一定時間なければ、
スタンバイモード20に移行する(ステップS4)。
【0030】メインモード22とは、メイン電源15a
から電力が供給され、メインCPU9がメインOSを起
動している状態をいう。つまり、サブシステムは動作せ
ず、メインシステムとして動作可能の状態である。電源
スイッテ8をオフするか、メインOSを終了することに
よりスタンバイモード20に移行する(ステップS
5)。
【0031】図5は本実施例のサブI/Oコントローラ
の機能構成を示すブロック図である。図5に示すよう
に、サブI/Oコントローラ18は、サブOS24と、
このサブOS24により制御されるサブメールアプリケ
ーション(メールソフト)23とを格納している。サブ
OS24の制御により、メール操作キー用デバイスドラ
イバ27を介してメール操作キー7と、モデム用デバイ
スドライバ26を介してモデム14と、サブディスプレ
イ用デバイスドライバ25を介してサブディスプレイ4
とを制御し、それぞれデータの入出力を行う。
【0032】メインOSとサブOSは基本的に独立して
おり、通常データのやり取りを行うことはない。しか
し、メインOSが起動され、SRAM19に新たに受信
したメールが格納された場合のみ、SRAM19のメー
ルをメインOSに転送する。メインOSのメールソフト
は、転送されたメールをすでに受信済みのメールとして
扱うことができる。
【0033】図6は本実施例のメール受信処理の手順
(1)を示すフローチャートである。図6において、制
御モードがサブモード21に移行したときのメール受信
処理の手順について説明する。 ステップS11:メール受信ボタン3が操作されたか否
かを判定し、そうであれば、ステップS13に進み、そ
うでないならば、ステップS12に進む。 ステップS12:タイマー15bがメールの受信を指示
する設定時刻になったか否かを判定し、そうであれば、
ステップS13に進み、そうでないならば、ステップS
11に戻り、スタンバイモード20の操作待ちの状態に
なる。
【0034】ステップS13:サブ電源15bがオンし
てサブモード21に移行し、サブCPUがサブOS24
を起動する。 ステップS14:サブOS24によりサブメールアプリ
ケーション23が動作し、サブI/Oコントローラ18
がモデム14を介してメールを受信する。
【0035】ステップS15:受信したメールデータを
SRAM19に格納する。 ステップS16:受信したメールデータをサブディスプ
レイ4に表示する。 ステップS17:メール操作キー7の操作により、SR
AM19から所望のメールデータを読み出してサブディ
スプレイ4に表示し、必要に応じて編集し、編集したメ
ールをモデム14を介して送信する。
【0036】この処理によって、メインOSは起動せ
ず、サブOSがメールの受信を行うため、動作が高速で
あり、ユーザーは煩雑な操作手順を踏むことなくメール
を受信することができる。また、サブディスプレイ4
は、メインOSが起動していなくても、サブOSによっ
て動作可能なため、ユーザーはメールを読むためだけに
メインOSを起動する必要がなくなる。
【0037】サブディスプレイ4は、低解像度のものを
用意しているが、メールのみを表示するのであれば、デ
ィスプレイは高解像度である必要はなく、消費電力を減
少させるという意味でも低解像度のディスプレイで十分
であるといえる。サブディスプレイ4は、限られた文字
数しか表示できないが、ユーザーはメール操作キー7を
操作することによって、読みたいメールをサブディスプ
レイ4に表示して編集することができる。
【0038】図7は本実施例のメール受信処理の手順
(2)を示すフローチャートである。図7において、制
御モードがメインモード22に移行したときのメール受
信処理の手順について説明する。 ステップS21:電源スイッチ8をオンすることにより
メインモード22に移行し、メインCPU9がメインO
Sを起動する。 ステップS22:SRAM19にメールデータが格納さ
れているか否かを判定し、そうであれば、ステップS2
3に進み、そうでないならば、ステップS23に進む。
メールデータはサブメールアプリケーション23によっ
て、すでにダウンロードしてSRAM19に格納してあ
るものとする。
【0039】ステップS23:メインCPUは、サブI
/Oコントローラ18及びメインI/Oコントローラ1
0を介してメールデータをSRAM19から読み出し、
HDD13に格納する。 ステップS24:メインCPUは、メインOSの制御手
順による編集処理を開始する。ここでは、メインOSの
メインメールアプリケーションの制御手順により、転送
されたメールをダウンロード済みのメールとして取り扱
うことができる。
【0040】この処理によって、ユーザーには2つのメ
インシステムとサブシステムを利用していることを特に
意識させることなくメールを取り扱うことができ、例え
ば、サブメールアプリケーションで受信したメールをメ
インディスプレイに表示して読むことができ、このメー
ルに対してメインOSにより返信することもできる。
【0041】図8は本発明の他の実施例による情報処理
装置のシステム構成を示すブロック図である。図8にお
いて、図3と同じ構成については同符号を記す。図8に
示すように、他の実施例による情報処理装置は、電源ス
イッチ8、電源スイッチ8によってオン/オフされる電
源コントローラ15、電力をフルに供給するメイン電源
15aと電力を節減するサブ電源15bとを切り替え制
御する電源コントローラ15と、メイン電源15aによ
って一般的なパソコンと同様の動作するメインシステム
MSと、サブ電源15bによってメール機能を実行する
サブシステムSSと、電源コントローラ15から直接供
給される電力により駆動されるメール受信ボタン3、タ
イマー3aとから構成される。
【0042】メインシステムMSは、各種データを表示
するメインディスプレイ2、各種指示を入力するマウス
5、各種データを入力するキーボード6からなる入出力
装置と、各種データやプログラムを格納するRAM1
1、BIOSなどの入出力装置を制御する制御プログラ
ムを格納する第1ROM12、Windowsなどの基
本ソフトを含むメインOSを格納するHDD13(ハー
ドディスクデバイス)からなるメモリと、メインOSを
起動し、メインOSの制御プログラムによって入出力装
置2、5、6、やメモリ11、12、13を制御すると
ともに各種アプリケーションプログラムにより各種アプ
リケーションを実行するメインCPU9と、メインCP
U9、入出力装置2、5、6、やメモリ11、12、1
3から入出力されるデータの転送を制御するメインI/
Oコントローラ10とから構成されている。
【0043】サブシステムSSは、各種データを表示す
るサブディスプレイ4、メールの表示内容を切り替える
メール操作キー7からなる入出力装置と、メールソフト
を含むサブOSを格納する第2ROM17、受信したメ
ールデータを保持しておく不揮発性のSRAM19(St
atic RAM)からなるメモリとから構成されている。
図3に示すサブCPU16、サブI/Oコントローラ1
8は備えないで、この実施例では、メインCPU9、メ
インI/Oコントローラ10、モデム14を共有してい
る。
【0044】メール受信ボタン3、タイマー3a及びモ
デム14は、メインI/Oコントローラ10に接続され
ている。メインI/Oコントローラ10は、メインOS
により制御され、モデム14を介して各種データを送受
信するメイン通信部、サブ通信部として機能する。メー
ル操作キー7により、サブディスプレイ4に表示したメ
ールを編集したり、送信することができる。
【0045】メール受信ボタン3は、メインI/Oコン
トローラ10にメールの受信を指示するメール受信指示
部として機能する。タイマー3aは、設定した時刻にメ
ールの受信を指示するメール受信指示部として機能す
る。
【0046】また、メインOSは、メールアプリケーシ
ョンソフト、メールを編集する編集アプリケーションソ
フトをそれぞれ備えている。メインCPUは編集部とし
て機能することができる。よって、メインCPU19
は、メール受信ボタン3またはタイマー3aからメール
の受信指示を受けた際、メインOSの制御手順に基づき
メインI/Oコントローラ10を介してメールを受信
し、サブディスプレイ4に表示して、編集することがで
きる。
【0047】メインI/Oコントローラ10を介して受
信したメールデータは、不揮発性のSRAM19に格納
されるため、メイン電源15a、サブ電源15bが切ら
れても消去することはない。
【0048】メインCPU9は、メインOS13を起動
した際にメールがSRAM19に格納されいるか否かを
判定し、SRAM19に格納されたメールがあれば、S
RAM19からメールを読み出してメインディスプレイ
9に編集可能に表示するとともに編集したメールをメイ
ンI/Oコントローラ10を介して送信することができ
る。
【0049】このように、本発明の他の実施例は、図3
に示す実施例とは異なりメール受信のみを実行するため
のサブCPUは備えてない。メールの受信を行うサブO
Sのメール受信アプリケーション(第2ROM17に格
納)は、メインCPU9により実行される。このとき、
メインCPU9はメインOSの起動時のように高い周波
数の動作クロックで稼動する必要はない。メールの受信
のみを行うので、低い周波数の動作クロックで十分であ
る。また、サブ電源15aの電力が供給されるので、消
費電力を抑えることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、Windowsなどの
基本ソフトを含むメインOSを起動するメインCPU、
メールソフトを含むサブOSを起動するサブCPU、メ
インOSにより制御されるメインディスプレイ、及びサ
ブOSにより制御されるサブディスプレイを備えた情報
処理装置において、メインOSを起動することなく、サ
ブOSを起動するだけで、メールを受信し、受信したメ
ールをブディスプレイに選択可能に表示して編集するこ
とができる。これにより、ユーザーはメインOS上で動
作するメールソフトを起動するための手間や時間を省く
ことができ、より簡単にメールの内容を確認することが
できる。さらに、メインCPUは、メインOSにより制
御される入出力装置を起動しないので消費電力を減らす
ことができるので、バッテリー駆動のノート型パソコン
には有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の情報処理装置の外観を示す斜視図で
ある。
【図2】本実施例のメール操作キーの外観を示す正面図
である。
【図3】本実施例の情報処理装置のシステム構成を示す
ブロック図である。
【図4】本実施例の制御モードの遷移状態を示すモード
図である
【図5】本実施例のサブI/Oコントローラの機能構成
を示すブロック図である。
【図6】本実施例のメール受信処理の手順(1)を示す
フローチャートである。
【図7】本実施例のメール受信処理の手順(2)を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の他の実施例による情報処理装置のシス
テム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置 2 メインディスプレイ 3 メール受信ボタン 3aタイマー 4 サブディスプレイ 5 マウス 6 キーボード 7 メール操作キー 8 電源スイッチ 9 メインCPU 10 メインI/Oコントローラ 11 RAM 12 第1ROM 13 HDD 14 モデム 15 電源コントローラ 15aメイン電源 15bサブ電源 16 サブCPU 17 第2ROM 18 サブI/Oコントローラ 19 SRAM 20 スタンバイモード 21 サブモード 22 メインモード 23 サブメールアプリケーション 24 サブOS 25 サブディスプレイ用デバイスドライバ 26 モデム用デバイスドライバ 27 メール操作キー用デバイスドライバ 28 メール受信ボタン用デバイスドライバ MS メインシステム SS サブシステム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本ソフトを含むメインOSを起動する
    メインCPUと、メインCPUが動作しているか否かを
    監視するとともにメールソフトを含むサブOSを起動す
    るサブCPUと、メインOSにより制御されるメインデ
    ィスプレイと、サブOSにより制御されるサブディスプ
    レイと、メインOSにより制御され、モデムを介して各
    種データを送受信するメイン通信部と、サブOSにより
    制御され、モデムを介して各種データを送受信するサブ
    通信部と、メールの受信を指示するメール受信指示部
    と、各種データを編集する編集部とを備え、前記サブC
    PUは、メインCPUが動作していないときにメール受
    信指示部からメールの受信指示を受けた際、サブOSの
    制御手順に基づきサブ通信部を介してメールを受信して
    サブディスプレイに表示し、前記編集部は、表示したメ
    ールを編集することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記メインCPU及び前記サブCPUの
    双方からアクセス可能な共用メモリをさらに備え、前記
    メインCPUは、前記メインOSを起動した際に前記サ
    ブ受信部が受信したメールが共用メモリに格納されいる
    か否かを判定し、共用メモリに格納されたメールがあれ
    ば、共用メモリからメールを読み出して前記メインディ
    スプレイに表示し、前記編集部により編集されたメール
    を前記メイン通信部を介して送信することを特徴とした
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 設定された時刻にメールの受信を指示す
    るタイマーをさらに備え、前記サブCPUは、前記メイ
    ンCPUが動作していないときにタイマーからメールの
    受信指示を受けた際、前記サブOSの制御手順に基づき
    前記サブ通信部を介してメールを受信し前記サブディス
    プレイに表示し、前記編集部は、表示したメールを編集
    することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 メインCPUを用いて、基本ソフトを含
    むメインOSを起動し、サブCPUを用いて、メインC
    PUが動作しているか否かを監視するとともにメールソ
    フトを含むサブOSを起動し、メインOSによりメイン
    ディスプレイを制御し、サブOSによりサブディスプレ
    イを制御し、メインOSにより制御されるメイン通信部
    を用いて、モデムを介して各種データを送受信し、サブ
    OSにより制御されるサブ通信部を用いて、モデムを介
    して各種データを送受信し、メール受信指示部を用い
    て、メールの受信を指示し、編集部を用いて、各種デー
    タを編集し、前記サブCPUは、メインCPUが動作し
    ていないときにメール受信指示部からメールの受信指示
    を受けた際、サブOSの制御手順に基づきサブ通信部を
    介してメールを受信してサブディスプレイに表示し、前
    記編集部は、表示したメールを編集することを特徴とす
    る情報処理方法。
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