JP2002073214A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2002073214A
JP2002073214A JP2000268288A JP2000268288A JP2002073214A JP 2002073214 A JP2002073214 A JP 2002073214A JP 2000268288 A JP2000268288 A JP 2000268288A JP 2000268288 A JP2000268288 A JP 2000268288A JP 2002073214 A JP2002073214 A JP 2002073214A
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keyboard
display
base
positioning
information processing
Prior art date
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JP2000268288A
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English (en)
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Haruo Oba
晴夫 大場
Koji Yoshino
広司 吉野
Yoshimasa Hosono
義雅 細野
Koji Nishimura
幸二 西村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省スペースによる作業効率の向上を図る。 【解決手段】 ベース29と該ベースから立設された支
持アーム30とを有するスタンド5と、支持アームに回
動自在に支持されると共に支持アームに対して回動され
たときに表示画面22が視認可能な状態でスタンドのベ
ースを隠蔽するディスプレイ4とを備えた情報処理装置
1において、ディスプレイがベースを隠蔽したときにデ
ィスプレイとベースとの間にキーボードが配置される配
置空間65が形成され、キーボードは下面部6bに位置
決め部8、9を有すると共にディスプレイがベースを隠
蔽した状態においてベース上を左右方向へ移動可能とさ
れ、スタンドのベースに、キーボードがベースに対して
左右方向へ移動されキーボードの一部が配置空間から側
方へ突出されたときにキーボードの上記位置決め部が当
接されてキーボードの左右方向における位置を規制する
位置規制部36、37、38、39を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置に関す
る。詳しくは、ベースから立設された支持アームに表示
画面を有するディスプレイが回動自在に支持されると共
に支持アームに対してディスプレイが回動されたときに
表示画面が視認可能な状態でベースに載置されたキーボ
ードを覆うことができる情報処理装置についての技術分
野に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の操作キーが設けられたキーボード
と表示画面を有するディスプレイとを備え該ディスプレ
イがスタンドに回動自在に支持されて成る情報処理装置
がある。
【0003】このような従来の情報処理装置にあって
は、スタンドが机上に載置されるベースと該ベースに対
して回動可能な支持アームとから成り、支持アームの上
端部にディスプレイが回動自在に支持されている。そし
て、支持アームをベースに対して手前側へ倒すようにし
て回動させディスプレイを支持アームに対して回動させ
ることにより、ディスプレイをその表示画面が略上方又
は前斜め上方を向くように傾斜させることができる。デ
ィスプレイを傾斜させた状態において、使用者は、例え
ば、付属の入力ペンを用いて手書き入力を行ったり、或
は、付属の入力ペンとキーボードを用いて表示画面から
の手書き入力と操作キーを介してのキー入力とを併用し
て入力作業や入力した情報の編集作業等を行うことが可
能である。
【0004】このようにディスプレイをその表示画面が
略上方又は前斜め上方を向くように傾斜させることによ
り、使用者は、通常、筆記具を持って机上で文字等を筆
記するときのように、自然な姿勢で容易に入力作業等を
行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の情報処理装置において入力ペンとキーボードとを併
用して入力作業等を行う場合には、キーボードをディス
プレイの左右又は前方に置いた状態で入力作業等を行っ
ており、キーボード又はディスプレイが使用者から離れ
て位置するため使い勝手が悪いという問題があった。特
に、キーボードをディスプレイの前方に置いた場合に
は、その分、使用者からディスプレイが離れてしまいペ
ン入力による作業を行い難いと共にキーボードの存在が
作業の邪魔となってしまうという不都合もある。
【0006】また、入力ペンとキーボードを併用して作
業を行う場合には、全ての操作キーを使用する訳ではな
く、例えば、テンキー等の所定の操作キーのみを使用す
ることが多く、キーボードをディスプレイの左右又は前
方に置くと、机上を無駄にキーボードが占有してしまう
こととなる。
【0007】従来の情報処理装置には、ディスプレイの
表示画面のサイド(画面枠)にテンキー等の操作キーの
みを設けて入力ペンを用いた手書き入力と表示画面のサ
イドに設けられた操作キーを介してのキー入力とを併用
できるものがあるが、このような機種では、ディスプレ
イに操作キーを設けた分、画面枠が大きくなりディスプ
レイ自体が大きくなってしまう。
【0008】そこで、本発明情報処理装置は、上記した
問題点を克服し、省スペースによる作業効率の向上を図
ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明情報処理装置は、
上記した課題を解決するために、ベースと該ベースから
立設された支持アームとを有するスタンドと、スタンド
の支持アームに回動自在に支持されると共に支持アーム
に対して回動されたときに表示画面が視認可能な状態で
スタンドのベースを隠蔽するディスプレイとを備えた情
報処理装置において、ディスプレイがベースを隠蔽した
ときにディスプレイとベースとの間にキーボードが配置
される配置空間が形成され、キーボードは下面部に位置
決め部を有すると共にディスプレイがベースを隠蔽した
状態においてベース上を左右方向へ移動可能とされ、ス
タンドのベースに、キーボードがベースに対して左右方
向へ移動されキーボードの一部が配置空間から側方へ突
出されたときにキーボードの上記位置決め部が当接され
てキーボードの左右方向における位置を規制する位置規
制部を設けたものである。
【0010】従って、本発明情報処理装置にあっては、
キーボードがベースに対して左右方向に移動されディス
プレイから側方へ突出されたときに所定の操作キーに対
する操作が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明情報処理装置の実
施の形態を添付図面に従って説明する。
【0012】情報処理装置1は装置本体2とキーボード
3とディスプレイ4と該ディスプレイ4を支持するスタ
ンド5とを備えている(図1参照)。
【0013】装置本体2は正面から見て縦長の所謂縦置
型のものであり、前面に設けられた開閉蓋2aを開放す
ることにより、図示しないスロットから所定の記録媒体
を挿入することができるようになっている。そして、装
置本体2の内部にはCPU(中央演算処理装置)等の処
理手段が設けられており、キーボード3の後述する操作
キー等に対する操作によって入力された信号についての
各処理が行われる。
【0014】キーボード3は横長の略矩形状を為す筐体
6に所定の操作キー7、7、・・・が配置されて成り、
筐体6の上面部6aにはキー配置孔が形成され、該キー
配置孔に操作キー7、7、・・・が配置されている(図
2参照)。
【0015】筐体6の上面部6aの右端部には、スリー
プ機能やインターネット・メールソフトへのショートカ
ットキー等としての機能を有するホットキー7a、7
a、・・・が配置されている。そして、ホットキー7
a、7a、・・・の左側の位置には、数字等を入力する
ためのテンキー7b、7b、・・・が配置され、該テン
キー7b、7b、・・・の左側の位置には、エンターキ
ー7cが配置されている。
【0016】テンキー7b、7b、・・・の左側には、
その最前列にコントロールキー7d、オルトキー7e、
スペースキー7f等の各キーが配列されている。また、
テンキー7b、7b、・・・の左側には、その最後列の
1つ手前側の列に、数字等の入力が可能な数字キー7
g、7g、・・・が配列されており、数字キー7g、7
g、・・・に繋げて最後列にファンクションキー7h、
7h、・・・が配列されている。このように数字キー7
g、7g、・・・に繋げてファンクションキー7h、7
h、・・・を配列することにより、キーボード3の前後
方向における幅を小さくすることができる。
【0017】筐体6の下面部6bには、その後端部で左
右両端部に、それぞれ位置決め突部8、9が設けられ
(図3参照)、該位置決め突部8、9は机100上等に
キーボード3を載置するときの台座部としての役割を果
たすものである。位置決め突部8、9の筐体6の下面部
6bからの突出量(高さ)は同じにされている。
【0018】左側に位置する位置決め突部8は、左右方
向における幅が位置決め突部9のそれより小さくされて
おり、縦長の略矩形状に形成されている(図3参照)。
位置決め突部8の前面8a及び後面8bは、下方へ行く
に従って互いに近づく方向へ変位する傾斜面に形成され
ている(図5参照)。そして、位置決め突部8の底面8
cの後端部には、例えば、ゴム等の柔軟な材料によって
形成された後側シート8dが貼着されている(図3参
照)。
【0019】位置決め突部8には、後側シート8dの前
側の位置に収納凹部10が形成されている(図3参
照)。収納凹部10は下方に開口され、かつ、その前半
部が連通部10aを介して側方、即ち、筐体6の左側面
部6cに開口されている。そして、位置決め突部8には
支え足11が回動自在に支持されている(図3、図5及
び図8参照)。
【0020】支え足11は主部11aと該主部11aの
一端部側から左方へ突出された引出用突部11bとが一
体に形成されて成り、収納凹部10の後端部に収納され
る主部11aの他端部11cを支点として回動可能とさ
れている。支え足11が収納凹部10に収納された状態
においては、引出用突部11bが連通部10a内に配置
され、引出用突部11bの左側面11dが筐体6の左側
面部6cと略同一平面上又は左側面部6cから左方へ僅
かに突出して位置され、従って、支え足11の左側面1
1dがキーボード3の左方から臨まされる。そして、こ
の状態では、支え足11の下面11eが位置決め突部8
の底面8cと同一平面上に位置される(図5参照)。
【0021】右側に位置する位置決め突部9は、前後方
向における幅が位置決め突部8のそれと同じにされてお
り、稍横長の略矩形状に形成されている(図3参照)。
位置決め突部9の前面9a及び後面9bは、下方へ行く
に従って互いに近づく方向へ変位する傾斜面に形成され
ており(図6及び図7参照)、これらの傾斜角度は、そ
れぞれ位置決め突部8の前面8a及び後面8bの傾斜角
度と同じにされている。そして、位置決め突部9の底面
9cの後端部には、位置決め突部8の底面8cと同様
に、ゴム等の柔軟な材料によって形成された後側シート
9dが貼着されている(図3参照)。
【0022】位置決め突部9には、位置決め突部8の収
納凹部10が形成された位置に対応して収納凹部12が
形成されている(図3参照)。収納凹部12は下方に開
口され、かつ、その前半部が連通部12aを介して側
方、即ち、筐体6の右側面部6dに開口されている。そ
して、位置決め突部9には支え足13が回動自在に支持
されている(図3、図6及び図7参照)。
【0023】支え足13は主部13aと該主部13aの
一端部側から右方へ突出された引出用突部13bとが一
体に形成されて成り、収納凹部12の後端部に収納され
る主部13aの他端部13cを支点として回動可能とさ
れている。支え足13が収納凹部12に収納された状態
においては、引出用突部13bが連通部12a内に配置
され、引出用突部13bの右側面13dが筐体6の右側
面部6dと略同一平面上又は右側面6dから右方へ僅か
に突出して位置され、従って、支え足13の右側面13
dがキーボード3の右方から臨まされる。そして、この
状態では、支え足13の下面13eが位置決め突部9の
底面9cと同一平面上に位置される(図6参照)。
【0024】上記したように、支え足11、13がそれ
ぞれ収納凹部10、12に収納された状態においては、
引出用突部11b、13bがそれぞれ連通部10a、1
2a内に配置され、支え足11、13の左側面11d、
右側面13dがキーボード3の側方から臨まされる。従
って、使用者は左側面11d又は右側面13dを指で内
側に押さえながら支え足11、13を回動させることに
より、収納凹部10、12に収納されていた支え足1
1、13を引き出すことができる。これによりキーボー
ド3を裏返すことなく支え足11、13を収納凹部1
0、12から引き出すことができ、使い勝手の向上を図
ることができる。
【0025】支え足11、13が収納凹部10、12に
収納されている状態でキーボード3が机100上に載置
されたときには、キーボード3は前下がりに緩やかに傾
斜された状態となる(図5及び図6参照)。また、支え
足11、13の双方が引き出された状態でキーボード3
が机100上に載置されたときには、支え足11、13
が収納凹部10、12に収納された状態で机100上に
キーボード3が載置された場合よりも、前下がりに傾斜
するキーボード3の傾斜角度が大きくなる。
【0026】位置決め突部9の内部には、操作キー7、
7、・・・が操作されたときに出力される各信号の制御
等を行う制御回路基板14が配置されている(図3参
照)。従って、制御回路基板14が位置決め突部8、9
以外の筐体6の内部に配置されないため、その分、キー
ボード3を薄型にすることができる。
【0027】筐体6の下面部6bの前端部には、その左
右両端部にそれぞれ前側シート15、15が貼着され
(図3参照)、該前側シート15、15は位置決め突部
8、9に貼着された上記後側シート8d、9dと同様の
ゴム材料等によって形成されている。前側シート15、
15は、横断面形状で見て下方へ突出された半円状に形
成され、キーボード3の傾斜角度によらず、常に、机1
00に接触されるようになっている(図5乃至図7参
照)。
【0028】キーボード3は、支え足11、13が収納
凹部10、12に収納された状態において、前側シート
15、15及び後側シート8d、9dの4点で机100
上に載置され(図5及び図6参照)、また、支え足1
1、13が収納凹部10、12から引き出された状態に
おいて、前側シート15、15及び支え足11、13の
4点で机100上に載置される(図7参照)。従って、
キーボード3は常に安定した状態で机100上に載置さ
れ、また、筐体6の下面部6b及び位置決め突部8、9
の底面8c、9cと机100の上面とが直接接すること
がないため、筐体6の磨耗や傷付の防止を図ることがで
きる。
【0029】筐体6の前面部6eは、その上側部6fが
側方から見て前方へ凸の略半円状に形成され、上側部6
fに連続する下側部6gが下方へ行くに従って後方へ変
位する傾斜部として形成されている(図5乃至図7参
照)。
【0030】筐体6の前端部には、その左端部と右端寄
りの部分とに前方に開口された支持凹部6h、6hが形
成され、該支持凹部6h、6h内に架け渡し状に支持軸
6i、6iが設けられている(図3参照)。そして、支
持軸6i、6iにキーボードカバー16が回動自在に支
持されている(図4乃至図7参照)。
【0031】キーボードカバー16は、キーボード3に
配置された操作キー7、7、・・・のうちホットキー7
a、7a、・・・を除く全ての操作キー7、7、・・・
を覆う大きさを為す略矩形の平板状に形成されている。
キーボードカバー16は、第1の覆い部17と第2の覆
い部18とを有し、第1の覆い部17の内面17aの一
端部17bに左右に離間して被支持突部19、19が一
体に設けられている。そして、第1の覆い部17の他端
部と第2の覆い部18の一端部とがヒンジ支点20を介
して互いに回動自在に連結されている。
【0032】第1の覆い部17は、操作キー7、7、・
・・を覆った状態において、一端部17b、即ち、前端
部が前方へ行くに従って下方へ変位するように傾斜され
ており、また、外面17cのヒンジ支点20に寄った位
置に左右に離間して小さな半球状を為す小突起17d、
17dが形成されている。そして、ヒンジ支点20は第
1の覆い部17の内面17a及び第2の覆い部18の内
面18a側に設けられている。従って、キーボードカバ
ー16が操作キー7、7、・・・を覆った状態(図4及
び図5参照)及びキーボードカバー16が後述する折り
畳まれた状態(図6及び図7参照)にされた何れの状態
にあっても、ヒンジ支点20が視認されることがなく、
外観上良好なものとなる。
【0033】第2の覆い部18は、操作キー7、7、・
・・を覆った状態において、他端部18b、即ち、後端
部が後方へ行くに従って下方へ変位するように傾斜され
ている。第2の覆い部18の左右両端部には、その内面
18aから突出された支え部18c、18cが一体に設
けられ、該支え部18c、18cは下面が緩やかな曲面
に形成されている。そして、キーボードカバー16が操
作キー7、7、・・・を覆った状態において、支え部1
8c、18cがそれぞれ筐体6の上面部6aの左端部と
右端寄りの部分とに当接される(図5参照)。従って、
筐体6の右端部に配置されたホットキー7a、7a、・
・・は、キーボードカバー16によって覆われない。
【0034】上記のように、キーボードカバー16が操
作キー7、7、・・・を覆った状態において、第1の覆
い部17の一端部17bが前方へ行くに従って下方へ変
位するように傾斜されると共に第2の覆い部18の他端
部18bが後方へ行くに従って下方へ変位するように傾
斜されているため、キーボードカバー16が操作キー
7、7、・・・を覆った状態において、筐体6の上面部
6aと一端部17bの先端部下端及び他端部18bの先
端部下端との間の隙間が小さくされており、これにより
キーボードカバー16の埃よけの機能が一層高められて
いる。
【0035】被支持突部19、19は第1の覆い部17
に連続する基端部19a、19aと該基端部19a、1
9aに対して所定の角度屈曲された先端部19b、19
bとから成り、該先端部19b、19bに被支持スリッ
ト19c、19cが形成されている(図5乃至図7参
照)。そして、被支持スリット19c、19cに筐体6
の前端部に設けられた支持軸6i、6iが挿入されるこ
とにより、キーボードカバー16が筐体6に回動自在に
支持される。
【0036】キーボードカバー16を筐体6の手前側に
位置するように回動することにより、キーボードカバー
16によって覆われていた操作キー7、7、・・・が開
放され、全ての操作キー7、7、・・・に対する操作を
行うことができる状態となる。このとき第1の覆い部1
7と第2の覆い部18とを折り畳むようにしてヒンジ支
点20を中心に回動させることにより、キーボードカバ
ー16を手置き台として使用することができる(図6及
び図7参照)。
【0037】即ち、第1の覆い部17と第2の覆い部1
8とを内面17aと内面18aとが互いに接近する方向
へキーボードカバー16を折り畳み、キーボードカバー
16を折り畳んだ状態で筐体6の前方において机100
上に載置する。キーボードカバー16をこのような状態
で載置すると、第1の覆い部17の上側に第2の覆い部
18が位置され、該第2の覆い部18の他端部18bの
先端部が筐体6の上面部6aの前端部に当接される。そ
して、上記のように、筐体6の前面部6eの下側部6g
が下方へ行くに従って後方へ変位するように傾斜されて
いるため、上側部6fの下方、かつ、下側部6gの前方
に空間が形成されており、この空間に第1の覆い部17
の一端部17bの先端部が挿入され、該一端部17bの
先端部が上側部6fの下縁に当接される。また、第1の
覆い部17は小突起17d、17dによって机100上
に支えられる。
【0038】このように、第2の覆い部18の他端部1
8bの先端部が上面部6aの前端部に当接されると共に
第1の覆い部17の一端部17bの先端部が上側部6f
に当接され、かつ、第1の覆い部17が小突起17d、
17dによって机100上に支えられることにより、キ
ーボードカバー16が安定した状態で机100上に載置
され、使用者は第2の覆い部18の外面18dを手置き
面とすることによりキーボードカバー16を手置き台と
して使用することができる。このときキーボードカバー
16は第2の覆い部18が前下がりに緩やかに傾斜され
た状態となる。また、キーボードカバー16は机100
と小突起17d、17dのみが接するため、キーボード
カバー16の傷付きを防止することができる。
【0039】尚、キーボードカバー16の手置き台とし
ての使用は、上記支え足11、13を収納凹部10、1
2に収納した状態でキーボード3を机100上に載置し
た場合又は支え足11、13を収納凹部10、12から
引き出した状態で机100上に載置した場合の何れの場
合にあっても可能である。
【0040】ディスプレイ4はパネル21の前面に表示
画面22が設けられて成り、横幅が上記キーボード3の
横幅と略同じ大きさに形成されている(図9乃至図14
参照)。パネル21はフロントパネル23とリアパネル
24とが結合されて成り、フロントパネル23の前面に
表示画面22が設けられている(図11参照)。そし
て、フロントパネル23には、表示画面22の両サイド
にスピーカー部が設けられている。また、フロントパネ
ル23の下端縁は下方へ行くに従って後方へ変位する傾
斜縁23aとして形成されている。また、フロントパネ
ル23の右側面には表示画面22の明るさ又は音量を調
整するためのダイヤル摘子25、26が設けられている
(図9参照)。
【0041】リアパネル24は左端部24a及び右端部
24bを除く部分の中央側上端部24cが下方へ行くに
従って後方へ突出するように傾斜されている(図9、図
10、図12乃至図14参照)。そして、中央側上端部
24cの下側の部分のうち中央部24dの両隣の部分、
即ち、左側中間部24eと右側中間部24fとが、左端
部24a及び右端部24bより後方へ稍突出して設けら
れている。
【0042】左側中間部24eと右側中間部24fの下
縁には、それぞれゴム等の柔軟な材料で形成された接地
シート27、27が貼着されている(図9、図10、図
12及び図14参照)。接地シート27、27は、左側
中間部24e、右側中間部24fの後面の下縁から左側
中間部24e、右側中間部24fの下面の後縁に廻りこ
むようにして貼着されている。
【0043】中央部24dの上下方向における中央の部
分は、その一部が後方へ突出された被支持部28として
設けられている(図12及び図14参照)。そして、中
央部24dは、被支持部28の上側の面が被支持部28
に近づくに従って前方へ変位する第1の傾斜面24gと
して形成され、被支持部28の下側の面が被支持部28
に近づくに従って前方へ変位する第2の傾斜面24hと
して形成されている(図9、図10及び図14参照)。
【0044】スタンド5はベース29と該ベース29の
後端部から立設された支持アーム30とから成る(図9
乃至図13参照)。
【0045】ベース29は、前端部29aを除く上面の
うち左側の部分及び右側の部分が、後方へ行くに従って
上方へ変位する緩やかな傾斜部29b、29bとして形
成されている(図9及び図10参照)。前端部29aも
後方へ行くに従って上方へ変位するように傾斜されてい
るが、その傾斜角度が傾斜部29b、29bより大きく
されている。
【0046】ベース29の右側面にはUSB(Universa
l Serial Bus)用コネクター31及びマウス用コネクタ
ー32が設けられている(図9参照)。また、ベース2
9の左側面にはキーボード用コネクター33が設けられ
ている(図10参照)。
【0047】ベース29の上面には上方に開口された挿
入凹部34が形成され、該挿入凹部34は傾斜部29
b、29b間に位置されている(図9乃至図11、図1
3参照)。挿入凹部34の底面35の前端は傾斜部29
b、29bの前端に連続されている。そして、底面35
は段差部35aを挟んで前側の部分が浅底部35bとし
て形成され、段差部35aの後側に連続する部分が浅底
部35bより底の深い深底部35cとして形成されてい
る。
【0048】浅底部35b及び深底部35cは、ともに
後方へ行くに従って緩やかに上方へ変位する傾斜面とし
て形成されている。そして、深底部35cの前後方向に
おける幅は、上記キーボード3の位置決め突部8、9の
底面8c、9cの前後方向における幅と同じか僅かに大
きくされている。また、深底部35cの後方に連続する
面は後方へ行くに従って上方へ変位する斜面35dとし
て形成されており、該斜面35dの傾斜角度は位置決め
突部8、9の後面8b、9bの傾斜角度より小さくされ
ている。さらに、段差部35aの傾斜角度と位置決め突
部8、9の前面8a、9aの傾斜角度は、略同じにされ
ている。
【0049】挿入凹部34の左側開口縁及び右側開口縁
は、後述するようにキーボード3が左右方向へ移動され
たときのキーボード3の移動を規制する位置規制部3
6、37として形成されている。また、ベース29の左
側縁及び右側縁もキーボード3の移動を規制する位置規
制部38、39として形成されている。
【0050】支持アーム30は上側アーム部40と下側
アーム部41とから成り、上側アーム部40が下側アー
ム部41に回動自在に支持されている(図9乃至図13
参照)。
【0051】上側アーム部40の上端部にはディスプレ
イ4が被支持部28を介して回動自在に支持されてお
り、ディスプレイ4が上側アーム部40に支持された部
分が上側回動支点部42とされる。下側アーム部41は
ベース29と一体に設けられ、上端部において上側アー
ム部40の下端部を支持しており、上側アーム部40が
下側アーム部41に支持された部分が下側回動支点部4
3とされる。そして、上側アーム部40が下側アーム部
41に対して回動されず両者が直線状を為す状態におい
ては、支持アーム30は垂直方向から稍手前側に傾斜さ
れている(図9及び図10参照)。
【0052】スタンド5の内部には回動支持機構44が
設けられ(図15参照)、該回動支持機構44によって
ディスプレイ4が上側アーム部40に対して回動可能と
されると共に上側アーム部40が下側アーム部41に対
して回動可能とされる。
【0053】回動支持機構44は下端部に左右に離間し
て配置されたベースブラケット45、45を有し、該ベ
ースブラケット45、45はそれぞれ基台部45a、4
5aと該基台部45a、45aから立設された支持部4
5b、45bとが一体に形成されて成る。そして、支持
部45b、45bの内面の後端部には、それぞれ内方へ
突出されたストッパーピン45c、45cが設けられて
いる。
【0054】左側に位置するトルクブラケット46は取
付片46aと該取付片46aの左側縁から直交する方向
へ突出された被支持片46bとが一体に形成されて成
る。そして、右側に位置するトルクブラケット47は取
付片47aと該取付片47aの左右両側縁からそれぞれ
直交する方向へ突出された被支持片47b、47bとが
一体に形成されて成る。トルクブラケット46、47の
支持片46b、47bには、それぞれ周方向に離間して
第1の係合凹部46c、47cと第2の係合凹部46
d、47dとが形成されている。
【0055】左側のベースブラケット45の支持部45
bにシャフト48を介してトルクブラケット46の被支
持片46bが回動自在に支持されている。また、右側の
ベースブラケット45の支持部45bにはシャフト49
を介してトルクブラケット47の被支持片47b、47
bが回動自在に支持され、シャフト49はシャフト48
より長くベースブラケット45から左方へ大きく突出さ
れている。
【0056】右側のベースブラケット45とトルクブラ
ケット47との間には、ワンウェイクラッチ機構50が
介在され、該ワンウェイクラッチ機構50は内輪として
設けられたシャフト48と外輪51との間にコロ52、
52、・・・等が設けられて成る(図16乃至図18参
照)。外輪51の内面には周方向に等間隔に曲面状を為
すカム面51a、51a、・・・が形成され、該カム面
51a、51a、・・・に対応して各別にコロ52、5
2、・・・が配置されている。そして、コロ52、5
2、・・・はそれぞれ保持器53、53、・・・にバネ
部材54、54、・・・を介して周方向に移動自在に支
持されている。
【0057】トルクブラケット47が一の方向へ回動さ
れると、コロ52、52、・・・がバネ部材54、5
4、・・・によって外輪51のカム面51a、51a、
・・・とシャフト49とに押し付けられ、フリクション
を発生した状態で外輪51が回転される(図17参
照)。逆に、トルクブラケット47が一の方向と反対の
他の方向へ回動されると、コロ52、52、・・・がカ
ム面51a、51a、・・・から離れる方向へ移動され
るため、フリクションを発生せず外輪51がシャフト4
9に対して空転される(図18参照)。従って、使用者
がトルクブラケット47を一の方向へ回動させたときに
は、回動時に使用者に一定の負荷がかかるが、使用者が
トルクブラケット47を他の方向へ回動させたときに
は、回動時に使用者に負荷がかからないようにされてい
る。
【0058】トルクブラケット47の一の方向への回動
は、第1の係合凹部47cがベースブラケット45のス
トッパーピン45cに係合されるところまで行うことが
可能である。このときトルクブラケット46も一体とな
って回動され、第1の係合凹部47cが一方のベースブ
ラケット45のストッパーピン45cに係合されるとき
に、第1の係合凹部46cも他方のベースブラケット4
5のストッパーピン45cに係合される。
【0059】また、トルクブラケット47の他の方向へ
の回動は、第2の係合凹部47dがストッパーピン45
cに係合されるところまで行うことが可能である。この
ときトルクブラケット46も一体となって回動され、第
2の係合凹部47dが一方のベースブラケット45のス
トッパーピン45cに係合されるときに、第2の係合凹
部46dも他方のベースブラケット45のストッパーピ
ン45cに係合される。
【0060】トルクブラケット46、47の取付片46
a、47aには主板55の下端部がネジ止めによって取
り付けられている。そして、主板55の上端部には、左
右に離間して支持ブラケット56、56がネジ止めによ
って取り付けられている。
【0061】支持ブラケット56は、被取付片56aと
該被取付片56aの左右両側縁からそれぞれ直交する方
向へ突出された支持片56b、56bとが一体に形成さ
れて成る。そして、支持片56b、56bには軸57が
回転不能に支持され、該軸57はその一部が外側に位置
する支持片56bから外方へ突出されている。
【0062】軸57、57の外端部にはそれぞれディス
プレイ用トルクブラケット58、58が回動自在に支持
され、該ディスプレイ用トルクブラケット58、58
は、それぞれ被取付片58a、58aと該被取付片58
a、58aから直交する方向へ突出され軸57、57に
支持された被支持片58b、58bとが一体に形成され
て成る。
【0063】支持ブラケット56、56のそれぞれ外側
に位置する支持片56b、56bとディスプレイ用トル
クブラケット58、58の被支持片58b、58bとの
間には、それぞれ軸57、57に外嵌されたコイルバネ
59、59が配置され、該コイルバネ59、59の内側
端部59a、59aが支持片56b、56bに支持さ
れ、コイルバネ59、59の外側端部59b、59bが
被支持片58b、58bに支持されている。
【0064】以上のようにして回動支持機構44が構成
され、ベースブラケット45、45が上記下側アーム部
41とベース29の内部に配置され、基台部45a、4
5aがベース29の内部において固定される。そして、
トルクブラケット46、47、主板55及び支持ブラケ
ット56、56が上側アーム部40の内部に配置され
る。また、ディスプレイ用トルクブラケット58、58
はディスプレイ4の内部に配置され、被取付片58a、
58aがディスプレイ4の内部において固定される。
【0065】ディスプレイ4が上側回動支点部42を中
心として上側アーム部40に対して回動されると、ディ
スプレイ用トルクブラケット58、58がそれぞれ軸5
7、57に対して適度なフリクションを生じて回動され
る。従って、ディスプレイ4を上側アーム部40に対す
る任意の回動位置に停止させることができる。このと
き、ディスプレイ4を上側アーム部40に対して回動さ
せることにより、ディスプレイ4にその回動方向と反対
の方向に回動させようとする力が生じディスプレイ4が
回動方向と反対方向へ戻ってしまうおそれがあるため、
ある位置までディスプレイ4が回動されたところでコイ
ルバネ59、59によって回動しようとする方向への力
が生じるようにされている。
【0066】上側アーム部40が下側回動支点部43を
中心として下側アーム部41に対して回動されると、ト
ルクブラケット46、47がそれぞれシャフト48、4
9に対して回動される。このとき、上記したように、ト
ルクブラケット47が一の方向、即ち、上側アーム部4
0が前方へへ倒れる方向へ回動されると、ワンウェイク
ラッチ機構50のコロ52、52、・・・がバネ部材5
4、54、・・・によって外輪51のカム面51a、5
1aとシャフト49とに押し付けられ、フリクションを
発生した状態で外輪51が回転される。従って、上側ア
ーム部40を任意の回動位置に停止させることができ、
上側アーム部40に支持されているディスプレイ4を上
下方向における任意の位置に停止させることができる。
【0067】一方、トルクブラケット47が一の方向と
反対の他の方向、即ち、上側アーム部40を持ち上げる
方向へ回動されると、上記したように、ワンウェイクラ
ッチ機構50のコロ52、52、・・・がカム面51
a、51a、・・・から離れる方向へ移動されるため、
フリクションを発生せず外輪51がシャフト49に対し
て空転される。このとき、使用者は、通常、ディスプレ
イ4を持ち上げることにより上側アーム部40を回動さ
せる。よって、他の方向への回動時には、ディスプレイ
4及び上側アーム部40の自重以外には、使用者に負荷
がかかることがない。
【0068】従って、下側回動支点部43にワンウェイ
クラッチ機構50を用いることにより、使用者がディス
プレイ4を持ち上げようとするときに、ディスプレイ4
及び上側アーム部40の自重以外の負荷がかからず、デ
ィスプレイ4を小さな力で楽に持ち上げることができ、
情報処理装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
【0069】また、ディスプレイ4を任意の位置で停止
させることができるため、必要に応じた位置でディスプ
レイ4を使用することができる。
【0070】上記キーボード3はキーボード用コネクタ
ー33に接続され、マウス60はマウス用コネクター3
2に接続され、キーボード3及びマウス60はキーボー
ド用コネクター33又はマウス用コネクター32を経由
して接続線61を介して装置本体2に接続される。そし
て、ディスプレイ4も接続線61を介して装置本体2と
接続される。また、スタンド5に設けられたUSB用コ
ネクター31も接続線61を介して装置本体2と接続さ
れる。
【0071】情報処理装置1には、手書入力用の入力ペ
ン62が備えられており、該入力ペン62は非使用時に
はペンスタンド63に保持されている。
【0072】以下に、情報処理装置1の非使用時又は使
用時における各形態について説明する。
【0073】先ず、非使用時における情報処理装置1の
各形態について説明する。
【0074】情報処理装置1を使用しない場合には、デ
ィスプレイ4を表示画面22が前方を向くように位置さ
せる(図19参照)。表示画面22が前方を向く状態に
すると、ディスプレイ4の下端部が下側回動支点部43
の直ぐ前側に位置され、ディスプレイ4とその下方に位
置するスタンド5のベース19との間に収納スペース6
4が形成される。従って、収納スペース64にキーボー
ド3の後端部を前方から挿入し、キーボード3をスタン
ド5のベース29上に載置した状態とすることができ
る。この状態では、キーボード3の筐体6の下面部6b
がベース29の傾斜部29b、29b上に載置される。
このように非使用時にキーボード3をベース29上に載
置して収納しておくことにより、机100上を不必要に
占拠せず、省スペース化を図ることができる。
【0075】また、情報処理装置1を使用しない場合に
は、キーボード3をディスプレイ4とスタンド5のベー
ス29との間に収納することができる(図20乃至図2
2参照)。即ち、キーボード3をスタンド5のベース2
9上に載置した状態で、下側アーム部41に対して下側
回動支点部43を中心として上側アーム部40を手前側
に倒れる方向へ回動すると共に上側アーム部40に対し
て上側回動支点部42を中心としてディスプレイ4を表
示画面22が上方を向く方向へ回動し、ディスプレイ4
のリアパネル24に貼着された接地シート27、27を
机100と接触させる。接地シート27、27が机10
0と接触した状態においては、リアパネル24の上側傾
斜部24gが上側アーム部40と面接触された状態とな
る。このときディスプレイ4の机100に対する傾斜角
度αは約22°である。
【0076】このように上側アーム部40及びディスプ
レイ4を回動することにより、ディスプレイ4のリアパ
ネル24とスタンド5のベース29との間に収納空間6
5が形成され、該収納空間65内にキーボード3が収納
される。上記したように、キーボード3の横幅とディス
プレイ4の横幅とが略同じ大きさに形成されているた
め、収納空間65内に収納されたキーボード3は上方側
からディスプレイ4に全体が覆われる(図21参照)。
このときキーボード3とディスプレイ4との間には、両
者が干渉しないように一定の間隙が形成されている。
【0077】情報処理装置1にあっては、上記のように
非使用時にキーボード3を収納空間65に収納すること
ができるため、キーボード3が机100上を不必要に占
拠せず省スペース化を図ることができる。
【0078】また、キーボード3の操作キー7、7、・
・・への塵埃の付着及びキーボード3の筐体6内への塵
埃の侵入を防止することができる。
【0079】尚、キーボード3を収納空間65に収納し
た状態においては、例えば、キーボード3を使用せず入
力ペン62を用いて手書き入力のみを行う場合の使用形
態でもあり、このような使用の場合にも省スペース化を
図ることができる。
【0080】上記のように、キーボード3を収納空間6
5に収納した状態においては、ディスプレイ4の接地シ
ート27、27が机100と接触されると共にリアパネ
ル24の上側傾斜部24gが上側アーム部40と面接触
された状態となるため、ディスプレイ4が安定した状態
で配置され、ディスプレイ4のガタツキを防止すること
ができる。
【0081】尚、キーボード3の収納空間65への収納
は、キーボードカバー16によって操作キー7、7、・
・・を覆った状態(図20参照)及び操作キー7、7、
・・・を開放しキーボードカバー16をキーボード3の
手前側に配置した状態(図22参照)の何れの状態にお
いても行うことができる。
【0082】キーボードカバー16によって操作キー
7、7、・・・を覆った状態でキーボード3を収納空間
65に収納した場合には、操作キー7、7、・・・への
塵埃の付着及びキーボード3の筐体6内への塵埃の侵入
の一層の防止を図ることができる。
【0083】また、上記のように、操作キー7、7、・
・・を開放しキーボードカバー16をキーボード3の手
前側に配置した状態でもキーボード3を収納空間65に
収納することができ、キーボード3の使い勝手の向上を
図ることができる。
【0084】次に、使用時における情報処理装置1の各
形態について説明する。
【0085】図23は情報処理装置1の標準的な使用形
態を示し、上側アーム部40は下側アーム部41に対し
て回動されておらず、ディスプレイ4は使用者の視線に
合わせて適度な角度に設定されている。このときキーボ
ード3の操作キー7、7、・・・は開放され、キーボー
ドカバー16はキーボード3の手前側に折り畳まれた状
態で位置されている。従って、使用者はキーボード3の
全ての操作キー7、7、・・・に対する操作が可能であ
り、また、入力ペン62を用いた入力作業を行うことも
可能である。
【0086】このとき、上記したように、折り畳まれた
状態のキーボードカバー16を手置き台として使用する
ことができ、使用者は操作キー7、7、・・・に対する
操作を楽に行うことができ、使い勝手の向上を図ること
ができる。
【0087】情報処理装置1の使用時にはディスプレイ
4及び上側アーム部40を回動させることにより、ディ
スプレイ4の高さ調整及び角度調整を行うことができ、
使用者はディスプレイ4を所望の高さ及び回動位置に設
定することができる。図24は、ディスプレイ4を稍下
降させて使用する形態を示すものである。また、図25
は、ディスプレイ4を机100上に載置して使用する形
態を示したものである。図24及び図25のように、デ
ィスプレイ4を下降させて使用する場合には、これに伴
って視線が下がり瞼が下がることにより瞳の乾き(ドラ
イアイ)を防ぐことが可能である。
【0088】ディスプレイ4を机100上に載置した状
態(図25参照)においては、視線がキーボード3とデ
ィスプレイ4との間を頻繁に往復する使用者、特に初心
者にとっては視線の往復距離が最小となり、首の動きも
小さくなることから疲労を軽減するという効果をも奏す
る。
【0089】ディスプレイ4を机100上に載置した状
態で使用する場合には、通常、視線の関係から、表示画
面22が前斜め上方を向いた状態となる。このとき、上
記したように、フロントパネル23の下端部の傾斜縁2
3aとキーボード3の位置決め突部8、9の後面8b、
9bとが略平行に位置され(図25参照)、ディスプレ
イ4とキーボード5とに一体感が生じ外観上良好な状態
となる。また、接地シート27、27は、上記したよう
に、ディスプレイ4の左側中間部24e、右側中間部2
4fの後面の下縁から左側中間部24e、右側中間部2
4fの下面の後縁に廻りこむようにして設けられている
ため、机100上に載置してディスプレイ4を何れの回
動位置に設定した場合でも、常に、接地シート27、2
7が机100と接触しディスプレイ4を机100上に安
定して載置することができると共にディスプレイ4の傷
付きの防止を図ることができる。
【0090】図26及び図27はディスプレイ4の表示
画面22を垂直状態から最も傾斜させた状態で使用する
形態を示すものである。ディスプレイ4は上記した収納
空間65が形成される状態と同じ状態に傾斜されており
(傾斜角度α約22°)、接地シート27、27が机1
00と接触され、リアパネル24の上側傾斜部24gが
上側アーム部40と面接触されている。キーボード3は
ディスプレイ4の手前側に近接又は当接した状態で机1
00上に載置され、操作キー7、7、・・・はキーボー
ドカバー16によって覆われている。この状態では、通
常、表示画面22を介して入力ペン62によって手書き
入力が行われるが、キーボードカバー16によって覆わ
れていないホットキー7a、7a、・・・に対する操作
を行うことは可能である。
【0091】入力ペン62を用いての入力作業を行う際
には、キーボードカバー16の上面に手や腕を置くこと
が可能であり、この場合にはディスプレイ4とキーボー
ドカバー16の全体が手置き台としての役割を果たす。
従って、腕の疲れが軽減されることから使用者は作業を
楽に行うことができ、作業能率の向上及び使い勝手の向
上を図ることができる。
【0092】キーボード3は後端部上縁がディスプレイ
4に近接又は当接され、キーボード3は前下がりの状態
で緩やかに傾斜されている。そして、キーボードカバー
16の後端縁がディスプレイ4の前縁の近傍に位置され
ており、ディスプレイ4の表示画面22が設けられた面
とキーボードカバー16の上面とが略同一平面上に位置
される。従って、ディスプレイ4とキーボードカバー1
6を支持するキーボード3とが一体的に配置され、外観
上良好なものとなる。
【0093】図28もディスプレイ4の表示画面22を
垂直状態から最も傾斜させた状態で使用する形態を示す
ものであるが、図26及び図27と異なり操作キー7、
7、・・・が開放され、キーボードカバー16はキーボ
ード3の手前側に折り畳まれた状態で位置されている。
ディスプレイ4は上記した収納空間65が形成される状
態と同じ状態に傾斜されており(傾斜角度α約22
°)、接地シート27、27が机100と接触され、リ
アパネル24の上側傾斜部24gが上側アーム部40と
面接触されている。この状態では、操作キー7、7、・
・・が開放されているため、表示画面22を介して入力
ペン62によって手書き入力が行われる他、全ての操作
キー7、7、・・・に対する操作が可能であり、通常、
入力ペン62による手書き入力とキーボード3を用いて
の入力とを併用する使用形態である。
【0094】キーボード3を用いての入力作業を行う際
には、キーボードカバー16の第2の覆い部18の外面
18dに手や腕を置くことが可能でありキーボードカバ
ー16が手置き台としの役割を果たす。従って、腕の疲
れが軽減されることから使用者は作業を楽に行うことが
でき、作業能率の向上及び使い勝手の向上を図ることが
できる。
【0095】キーボード3は後端部上縁がディスプレイ
4に近接又は当接され、キーボード3は前下がりの状態
で緩やかに傾斜されている。そして、キーボードカバー
16は第2の覆い部18が前下がりに緩やかに傾斜され
ており、ディスプレイ4の表示画面22が設けられた面
とキーボード3の筐体6の上面部6aとキーボードカバ
ー16の第2の覆い部18の外面18dとが略同一平面
上に位置される。従って、ディスプレイ4とキーボード
カバー16を支持するキーボード3とが一体的に配置さ
れ、外観上良好なものとなる。
【0096】尚、図26及び図28に示すディスプレイ
4を傾斜させた状態においては、上記したように、ディ
スプレイ4の接地シート27、27が机100と接触さ
れると共にリアパネル24の上側傾斜部24gが上側ア
ーム部40と面接触された状態となるため、ディスプレ
イ4が安定した状態で配置されており、表示画面22を
介してペン入力を行ったときに、ディスプレイ4がガタ
ついてしまうようなことがない。
【0097】次に、収納空間65にキーボード3を一部
収納した状態で使用する各形態について説明する。この
場合には、収納空間65はキーボード3の一部が配置さ
れる配置空間としての役割をも果たす。
【0098】操作キー7、7、・・・を開放し、収納空
間65にキーボード3を収納した状態からキーボード3
を右方へ移動し、位置決め突部8がスタンド5のベース
29の左側縁、即ち、位置規制部38に当接し該位置規
制部38によって右方への移動が規制されるところまで
収納空間65から突出させる(図29参照)。この状態
においてはホットキー7a、7a、・・・の全部及びテ
ンキー7b、7b、・・・の大部分が収納空間65から
右方へ突出される。従って、使用者は入力ペン62によ
る手書き入力作業とホットキー7a、7a、・・・及び
テンキー7b、7b、・・・に対する入力作業とを併用
することができる。
【0099】通常、ペン入力とキーボード3との併用時
には、数字の入力等をテンキー7b、7b、・・・を用
いて行う場合が多く、また、ホットキー7a、7a、・
・・を使用する頻度が高い場合が多い。このような場合
には、ホットキー7a、7a、・・・及びテンキー7
b、7b、・・・を上記のように収納空間65から突出
させて使用することにより、必要最低限のスペースで効
率的な作業を行うことができ、情報処理装置1の使い勝
手の向上を図ることができる。
【0100】また、ペン入力とキーボード3との併用時
に、使用頻度の高い操作キー7、7、・・・のみをディ
スプレイ4から突出させて使用すれば、キーボード3及
び表示画面22が使用者の近くに位置されるため、使い
勝手の大幅な向上を図ることができる。
【0101】さらに、ディスプレイ4の表示画面22の
サイド(画面枠)にテンキー等の操作キーのみを設ける
必要もなく、ディスプレイ4が大型化してしまうことも
ない。
【0102】尚、情報処理装置1にあっては、キーボー
ド3の右側に位置する位置決め突部9の横幅が大きくさ
れており、キーボード3が収納空間65に収納された状
態においては、位置決め突部9の左縁がスタンド5の右
側縁、即ち、位置規制部39に当接又は近接して位置さ
れる(図21参照)。従って、キーボード3が収納空間
65に収納された状態から、キーボード3を左方へ移動
させようとしても位置決め突部9が位置規制部39に接
して移動を規制され、キーボード3はディスプレイ4か
ら左方へ突出されない。
【0103】情報処理装置1にあっては、上記のよう
に、もともとキーボード3に台座部として設けられた部
分を位置決め突部8、9として用い、スタンド5の両側
縁を位置規制部38、39とし、キーボード3の左右方
向における移動を規制している。従って、キーボード3
又はスタンド5に特別に位置決め突部又は位置規制部を
設ける必要がなく、製造コストの増大を来たすことなく
容易にキーボード3の左右方向における位置決めを行う
ことができる。
【0104】図30及び図31は、操作キー7、7、・
・・を開放し位置決め突部8をスタンド5の挿入凹部3
4の深底部35cに挿入した状態で、収納空間65から
キーボード3の一部を右方へ突出させた形態を示す図で
ある。
【0105】図30は、位置決め突部8が挿入凹部34
の深底部35cに配置された場合の移動範囲における左
端にキーボード3が位置されている状態を示している。
この状態では位置決め突部8の左縁が挿入凹部34の左
側開口縁である位置規制部36に当接されて位置決めさ
れており、ホットキー7a、7a、・・・及びテンキー
7b、7b、・・・の他、エンターキー7c等も収納空
間65から右方へ突出されている。従って、使用者は入
力ペン62による手書き入力作業とホットキー7a、7
a、・・・、テンキー7b、7b、・・・及びエンター
キー7c等に対する入力作業とを併用することができ
る。特に、キーボード5の右側部分に配置されている操
作キー7、7、・・・を操作することの多いビジネス系
の使用者にとっては都合の良い使用形態である。
【0106】図31は、位置決め突部8が挿入凹部34
の深底部35cに挿入された場合の移動範囲における右
端にキーボード3が位置されている状態を示している。
この状態では位置決め突部8の右縁が挿入凹部34の右
側開口縁である位置規制部37に当接されて位置決めさ
れており、図30の場合よりもさらにキーボード3の右
側部分に配置された操作キー7、7、・・・が収納空間
65から右方へ突出されている。この場合も、特に、キ
ーボード5の右側部分に配置されている操作キー7、
7、・・・を操作することの多いビジネス系の使用者に
とっては都合の良い形態である。
【0107】使用者は、位置決め突部8が挿入凹部34
の深底部35cに挿入された場合の移動範囲における任
意の位置にキーボード3を位置させることができる。そ
して、このように位置決め突部8を挿入凹部34の深底
部35cに挿入させた状態でキーボード3を右方へ突出
させる場合には、位置決め突部9に支持された右側の支
え足13を収納凹部12から引き出す必要がある。支え
足13を引き出すと、挿入凹部34の深底部35c上の
位置決め突部8と机100上の支え足13によって、キ
ーボード3が左右方向に傾きのない状態が保持される
(図32参照)。
【0108】図33及び図34は、操作キー7、7、・
・・を開放し位置決め突部9をスタンド5の挿入凹部3
4の深底部35cに挿入した状態で、収納空間65から
キーボード3の一部を左方へ突出させた形態を示す図で
ある。
【0109】図33は、位置決め突部9が挿入凹部34
の深底部35cに挿入された場合の移動範囲における右
端にキーボード3が位置されている状態を示している。
この状態では位置決め突部9の右縁が挿入凹部34の位
置規制部37に当接されて位置決めされており、コント
ロールキー7d、オルトキー7e、スペースキー7f等
が収納空間65から左方へ突出されている。従って、使
用者は入力ペン62による手書き入力作業とコントロー
ルキー7d、オルトキー7e、スペースキー7f等に対
する入力作業とを併用することができる。特に、キーボ
ード5の左側部分に配置されている操作キー7、7、・
・・を操作することの多いクリエイター系の使用者にと
っては都合の良い使用形態である。
【0110】図34は、位置決め突部9が挿入凹部34
の深底部35cに挿入された場合の移動範囲における左
端にキーボード3が位置されている状態を示している。
この状態では位置決め突部9の左縁が挿入凹部34の位
置規制部36に当接されて位置決めされており、図33
の場合よりもさらにキーボード3の左側部分に配置され
た操作キー7、7、・・・が収納空間65から左方へ突
出されている。この場合も、特に、キーボード5の左側
部分に配置されている操作キー7、7、・・・を操作す
ることの多いクリエイター系の使用者にとっては都合の
良い形態である。
【0111】使用者は、位置決め突部9が挿入凹部34
の深底部35cに挿入された場合の移動範囲における任
意の位置にキーボード3を位置させることができる。そ
して、このように位置決め突部9を挿入凹部34の深底
部35cに挿入させた状態でキーボード3を左方へ突出
させる場合には、位置決め突部8に支持された左側の支
え足11を収納凹部10から引き出す必要がある。支え
足11を引き出すと、挿入凹部34の深底部35c上の
位置決め突部9と机100上の支え足11によって、キ
ーボード3が左右方向に傾きのない状態が保持される。
【0112】上記のように、情報処理装置1にあって
は、もともとキーボード3に台座部として設けられた部
分を位置決め突部8、9として用い、挿入凹部34の左
右開口縁を位置規制部36、37とし、キーボード3の
左右方向における移動を規制している。従って、キーボ
ード3又はスタンド5に特別に位置決め突部又は位置規
制部を設ける必要がなく、製造コストの増大を来たすこ
となく容易にキーボード3の左右方向における位置決め
を行うことができる。
【0113】また、上記位置決め突部8、9をキーボー
ド3の左右両端部に各別に設けているため、キーボード
3が収納空間65から右方へ突出されたポジションと左
方へ突出されたポジションの双方のポジションを設定す
ることができ、情報処理装置1の使用形態の幅が広がり
使い勝手の大幅な向上を図ることができる。
【0114】さらに、挿入凹部34の深底部35cに位
置決め突部8又は位置決め突部9の何れかが挿入されて
いる場合において、支え足13又は支え足11を引き出
すことによりキーボード3を左右方向に傾きのない状態
に保持できるため、キーボード3の傾きのない状態の保
持を極めて容易に行うことができる。
【0115】上記のように、情報処理装置1にあって
は、位置決め突部8又は位置決め突部9を挿入凹部34
の深底部35cに挿入した状態で、キーボード3を左右
方向に移動させてその一部を収納空間65から側方へ突
出させることができるが、キーボード3の位置決め突部
8又は位置決め突部9の深底部35cへの挿入は以下の
ようにして行う(図35乃至図37参照)。
【0116】先ず、位置決め突部8又は位置決め突部9
を挿入凹部34の浅底部35bに載置する(図35参
照)。そして、そのままキーボード3を後方へ移動させ
る(図36参照)。キーボード3が後方へ移動される
と、位置決め突部8又は位置決め突部9の底面8cの前
縁又は底面9cの前縁が段差部35aに対応して位置さ
れたところで位置決め突部8又は位置決め突部9が段差
分だけ落ち込み、深底部35cに挿入される(図37参
照)。
【0117】このとき、上記したように、深底部35c
の後方に連続する斜面35dの傾斜角度が位置決め突部
8、9の後面8b、9bの傾斜角度より小さくされ、段
差部35aの傾斜角度と位置決め突部8、9の前面8
a、9aの傾斜角度が略同じにされているため、位置決
め突部8、9は深底部35cに円滑に挿入される。
【0118】このようにスタンド5に段差部35aと深
底部35cとを形成し、キーボード3が後方へ移動され
たときに段差分だけ位置決め突部8又は位置決め突部9
を落ち込ませることにより、使用者は位置決め突部8又
は位置決め突部9が落ち込んだときの音と振動によって
位置決め突部8又は位置決め突部9が深底部35cに挿
入されたことを認識することができる。従って、使用者
は位置決め突部8又は位置決め突部9が深底部35cに
挿入されたことを聴覚及び触覚によって確実に認識する
ことができ、使い勝手の向上を図ることができる。
【0119】尚、上記には、キーボード3を用いずに入
力作業を行う手段として入力ペン62を用いる場合を示
したが、キーボード3を用いない入力の方法としては、
入力ペン62に限られることなく、例えば、無線通信等
により入力可能な通信手段等を用いて行うようにするこ
とも可能である。また、上記したように、マウス60を
用いての入力や音声による入力も可能である。
【0120】上記した実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の
具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【0121】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明情報処理装置にあっては、所定の操作キーが
設けられたキーボードと、机上に載置されるベースと該
ベースから立設された支持アームとを有するスタンド
と、表示画面を有しスタンドの支持アームに回動自在に
支持されると共に支持アームに対して回動されたときに
表示画面が視認可能な状態でスタンドのベースを隠蔽す
るディスプレイとを備えた情報処理装置であって、ディ
スプレイがベースを隠蔽したときにディスプレイとベー
スとの間にキーボードが配置される配置空間が形成さ
れ、キーボードは下面部に位置決め部を有すると共にデ
ィスプレイがベースを隠蔽した状態においてベース上を
左右方向へ移動可能とされ、スタンドのベースには、キ
ーボードがベースに対して左右方向へ移動されキーボー
ドの一部が配置空間から側方へ突出されたときにキーボ
ードの上記位置決め部が当接されてキーボードの左右方
向における位置を規制する位置規制部が設けられたこと
を特徴とする。
【0122】従って、キーボード以外の他の入力手段、
例えば、入力ペンによるペン入力を行う場合に、キーボ
ードに配置されている操作キーの一部を配置空間から突
出させて使用することができ、必要最低限のスペースで
効率的な作業を行うことができ、情報処理装置の使い勝
手の向上を図ることができる。
【0123】また、キーボードと他の入力手段との併用
時に、キーボード及びディスプレイが使用者の近くに位
置されるため、使い勝手の大幅な向上を図ることができ
る。
【0124】さらに、ディスプレイの表示画面のサイド
(画面枠)にテンキー等の操作キーのみを設ける必要も
なく、ディスプレイが大型化してしまうこともない。
【0125】請求項2に記載した発明にあっては、キー
ボードの上記位置決め部を位置決め突部として設け、ス
タンドのベースに位置決め突部が挿入可能な挿入凹部を
設け該挿入凹部の開口縁を位置規制部として設けたの
で、もともと情報処理装置に備わっている各部を位置決
め突部又は位置規制部として用いることとなり、キーボ
ード又はスタンドに特別に位置決め突部又は位置規制部
を設ける必要がなく、製造コストの増大を来たすことな
く容易にキーボードの位置決めを行うことができる。
【0126】請求項3に記載した発明にあっては、キー
ボードの上記位置決め部を位置決め突部として設け、ス
タンドのベースの両側縁を位置規制部として設けたの
で、もともと情報処理装置に備わっている各部を位置決
め突部又は位置規制部として用いることとなり、キーボ
ード又はスタンドに特別に位置決め突部又は位置規制部
を設ける必要がなく、製造コストの増大を来たすことな
く容易にキーボードの位置決めを行うことができる。
【0127】請求項4に記載した発明にあっては、上記
位置決め突部をキーボードの底面の左右両端部に各別に
設けたので、キーボードが収納空間から右方へ突出され
たポジションと左方へ突出されたポジションの双方のポ
ジションを設定することができ、情報処理装置の使用形
態の幅が広がり使い勝手の大幅な向上を図ることができ
る。
【0128】請求項5に記載した発明にあっては、ベー
スの挿入凹部に左右方向に延びる段差部を形成すると共
に該段差部より後側の部分を段差部より前側の部分より
底の深い深底部として形成したので、使用者は位置決め
突部が深底部に挿入されたことを確実に認識することが
できる。
【0129】請求項6に記載した発明にあっては、一方
の位置決め突部の内部に操作キーに対する操作によって
出力される信号を制御する制御回路基板を配置したの
で、キーボードを薄型にすることができる。
【0130】請求項7に記載した発明にあっては、キー
ボードの位置決め突部に収納凹部を形成し、位置決め突
部に回動自在に支持されると共に収納凹部に収納可能な
支え足を設け、挿入凹部に一方の位置決め突部が挿入さ
れたときに他方の位置決め突部に設けられた支え足を収
納凹部から引き出して立てることによりキーボードの左
右方向における水平状態を保持するようにしたので、キ
ーボードの水平状態の保持を極めて容易に行うことがで
きる。
【0131】請求項8に記載した発明にあっては、上記
収納凹部にキーボードの側面部に連通する連通部を形成
し、支え足に連通部に収納可能な引出用突部を設けたの
で、キーボードを裏返すことなく支え足を収納凹部から
引き出すことができ、使い勝手の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図37と共に本発明情報処理装置の実
施の形態を示すものであり、本図は情報処理装置の全体
の構成を示す概略斜視図である。
【図2】キーボードカバーを取り外した状態で示すキー
ボードの平面図である。
【図3】キーボードの底面図である。
【図4】キーボードカバーによって操作キーが覆われた
状態で示すキーボードの平面図である。
【図5】キーボードカバーによって操作キーが覆われた
状態で示すキーボードの左側面図である。
【図6】操作キーが開放された状態で示すキーボードの
右側面図である。
【図7】操作キーが開放されると共に支え足が引き出さ
れた状態で示すキーボードの右側面図である。
【図8】一方の支え足の拡大側面図である。
【図9】スタンドとディスプレイを示す右側面図であ
る。
【図10】スタンドとディスプレイを示す左側面図であ
る。
【図11】スタンドとディスプレイを示す正面図であ
る。
【図12】スタンドとディスプレイを示す背面図であ
る。
【図13】スタンドとディスプレイを示す平面図であ
る。
【図14】ディスプレイの概略縦断面図である。
【図15】回動支持機構を示す斜視図である。
【図16】図15のXVI―XVI線に沿う断面図であ
る。
【図17】図18と共にワンウェイクラッチ機構を示す
ものであり、本図は外輪に負荷が生じた状態で回動され
る様子を示す拡大断面図である。
【図18】外輪に負荷が生じない状態で回動される様子
を示す拡大断面図である。
【図19】図20乃至図34と共に情報処理装置の非使
用時又は使用時における各形態を示すものであり、本図
は収納スペースにキーボードの一部が挿入されて収納さ
れた状態を示す側面図である。
【図20】操作キーが覆われたキーボードが収納空間に
収納された状態を示す側面図である。
【図21】操作キーが覆われたキーボードが収納空間に
収納された状態を示す平面図である。
【図22】操作キーが開放されたキーボードが収納空間
に収納された状態を示す側面図である。
【図23】標準的な使用形態を示す側面図である。
【図24】ディスプレイが下降された状態で使用する形
態を示す側面図である。
【図25】ディスプレイが机上に載置された状態で使用
する形態を示す側面図である。
【図26】ディスプレイが傾斜され操作キーが覆われた
状態で使用する形態を示す側面図である。
【図27】ディスプレイが傾斜され操作キーが覆われた
状態で使用する形態を示す平面図である。
【図28】ディスプレイが傾斜され操作キーが開放され
た状態で使用する形態を示す側面図である。
【図29】左側の位置決め突部がベースの左方にあると
きに、キーボードの一部が収納空間から右方へ突出され
た状態で使用する形態を示す平面図である。
【図30】図31及び図32と共に左側の位置決め突部
がベースの挿入凹部にあるときにキーボードの一部が収
納空間から右方へ突出された状態で使用する形態を示す
ものであり、本図はキーボードが移動範囲における左端
に位置されている状態を示す平面図である。
【図31】キーボードが移動範囲における右端に位置さ
れている状態を示す平面図である。
【図32】側面図である。
【図33】図34と共に右側の位置決め突部がベースの
挿入凹部にあるときにキーボードの一部が収納空間から
左方へ突出された状態で使用する形態を示すものであ
り、本図はキーボードが移動範囲における右端に位置さ
れている状態を示す平面図である。
【図34】キーボードが移動範囲における左端に位置さ
れている状態を示す平面図である。
【図35】図36及び図37と共にキーボードの位置決
め突部がベースの挿入凹部に挿入される動作を示すもの
であり、本図は位置決め突部が挿入凹部の浅底部に載置
された状態を一部を断面にして示す側面図である。
【図36】キーボードが後方へ移動されている状態を一
部を断面にして示す側面図である。
【図37】位置決め突部が挿入凹部に挿入された状態を
一部を断面にして示す側面図である。
【符号の説明】
1…情報処理装置、3…キーボード、4…ディスプレ
イ、5…スタンド、6b…下面部、7…操作キー、8…
位置決め突部、9…位置決め突部、10…収納凹部、1
0a…連通部、11…支え足、11b…引出用突部、1
2…収納凹部、12a…連通部、13…支え足、13b
…引出用突部、14…制御回路基板、22…表示画面、
29…ベース、30…支持アーム、34…挿入凹部、3
5a…段差部、35c…深底部、36…位置規制部、3
7…位置規制部、38…位置規制部、39…位置規制
部、65…収納空間(配置空間)、100…机
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 312D (72)発明者 細野 義雅 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 西村 幸二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 4E360 AB03 AB09 AB12 AB17 AB20 AC13 AC16 AC17 AC24 BA04 BA08 BB02 BB12 BB16 BB22 BC05 EA18 EA22 EB03 EC02 EC12 EC15 ED03 ED16 ED17 ED27 FA03 FA08 GA04 GA06 GA46 GA51 GA52 GB45

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の操作キーが設けられたキーボード
    と、机上に載置されるベースと該ベースから立設された
    支持アームとを有するスタンドと、表示画面を有しスタ
    ンドの支持アームに回動自在に支持されると共に支持ア
    ームに対して回動されたときに表示画面が視認可能な状
    態でスタンドのベースを隠蔽するディスプレイとを備え
    た情報処理装置であって、 ディスプレイがベースを隠蔽したときにディスプレイと
    ベースとの間にキーボードが配置される配置空間が形成
    され、 キーボードは下面部に位置決め部を有すると共にディス
    プレイがベースを隠蔽した状態においてベース上を左右
    方向へ移動可能とされ、 スタンドのベースには、キーボードがベースに対して左
    右方向へ移動されキーボードの一部が配置空間から側方
    へ突出されたときにキーボードの上記位置決め部が当接
    されてキーボードの左右方向における位置を規制する位
    置規制部が設けられたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 キーボードの上記位置決め部を位置決め
    突部として設け、 スタンドのベースに位置決め突部が挿入可能な挿入凹部
    を設け該挿入凹部の開口縁を位置規制部として設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 キーボードの上記位置決め部を位置決め
    突部として設け、 スタンドのベースの両側縁を位置規制部として設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記位置決め突部をキーボードの底面の
    左右両端部に各別に設けたことを特徴とする請求項2に
    記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 ベースの挿入凹部に左右方向に延びる段
    差部を形成すると共に該段差部より後側の部分を段差部
    より前側の部分より底の深い深底部として形成したこと
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 一方の位置決め突部の内部に操作キーに
    対する操作によって出力される信号を制御する制御回路
    基板を配置したことを特徴とする請求項2に記載の情報
    処理装置。
  7. 【請求項7】 キーボードの位置決め突部に収納凹部を
    形成し、 位置決め突部に回動自在に支持されると共に収納凹部に
    収納可能な支え足を設け、 挿入凹部に一方の位置決め突部が挿入されたときに他方
    の位置決め突部に設けられた支え足を収納凹部から引き
    出して立てることによりキーボードの左右方向における
    水平状態を保持するようにしたことを特徴とする請求項
    4に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 上記収納凹部にキーボードの側面部に連
    通する連通部を形成し、 支え足に連通部に収納可能な引出用突部を設けたことを
    特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
JP2000268288A 2000-09-05 2000-09-05 情報処理装置 Abandoned JP2002073214A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003649A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Asahi:Kk 防水式電子機器及びその製造方法
CN111270967A (zh) * 2020-02-20 2020-06-12 深圳市卓翼智造有限公司 隐藏式键盘装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009003649A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Asahi:Kk 防水式電子機器及びその製造方法
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