JP2002072951A - 表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

表示装置およびその駆動方法

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JP2002072951A
JP2002072951A JP2000265648A JP2000265648A JP2002072951A JP 2002072951 A JP2002072951 A JP 2002072951A JP 2000265648 A JP2000265648 A JP 2000265648A JP 2000265648 A JP2000265648 A JP 2000265648A JP 2002072951 A JP2002072951 A JP 2002072951A
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luminance
image
display screen
display
display device
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JP2000265648A
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English (en)
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Mitsuhiro Kasahara
光弘 笠原
Mitsuhiro Mori
光広 森
Tomoko Morita
友子 森田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像品質を劣化させることなく、表示部の破
損をより確実に防止することができるとともに、消費電
力を低減することができる表示装置およびその駆動方法
を提供する。 【解決手段】 平均信号レベル検出器4により画像信号
VDの平均信号レベルLAを検出し、画像信号制御器1
により、検出された平均信号レベルLAに応じてプラズ
マディスプレイパネル7の表示画面の外周部の輝度を低
下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力される画像信
号に応じて画像を表示する表示装置およびその駆動方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PDP(プラズマディスプレイパネル)
を用いたプラズマディスプレイ装置は、薄型化および大
画面化が可能であるという利点を有する。このプラズマ
ディスプレイ装置では、画素を構成する放電セルの放電
の際の発光を利用することにより画像を表示している。
この放電セルを発光させるため、放電セルを構成する各
電極に高電圧の駆動パルスを印加する駆動回路が用いら
れ、放電セルの発光に多くの電力が消費される。
【0003】このため、従来のプラズマディスプレイ装
置では、輝度の平均値を表す画像信号の平均信号レベル
が高くなった場合、以下のようにして、維持期間の維持
パルス数を減少させ、消費電力を低減している。
【0004】図6は、上記の従来のプラズマディスプレ
イ装置のADS(Address Display-Period Separation
:アドレス・表示期間分離)方式における各サブフィ
ールドの維持期間の維持パルス数を模式的に示す図であ
る。
【0005】図6に示すように、1フィールドが4つの
サブフィールドSF1〜SF4に分割され、各サブフィ
ールドの重み付けが1,2,4,8の場合、サブフィー
ルドSF1の維持期間の維持パルス数はk×Nに設定さ
れ、サブフィールドSF2の維持期間の維持パルス数は
2×k×Nに設定され、サブフィールドSF3の維持期
間の維持パルス数は4×k×Nに設定され、サブフィー
ルドSF4の維持期間の維持パルス数は8×k×Nに設
定される。
【0006】ここで、kは定倍係数であり、Nは維持パ
ルスの倍数であり、図7に示すように、維持パルスの倍
数Nが平均信号レベルに応じて変化され、維持期間の維
持パルス数が減少される。例えば、平均信号レベルが所
定値以下の場合、維持パルスの倍数Nは4.0となる。
また、平均信号レベルが所定値を超えた場合、平均信号
レベルの増加に応じて維持パルスの倍数Nが減少され、
維持期間の維持パルス数が順次減少される。したがっ
て、平均信号レベルが大きくなった場合に、表示画面全
体の輝度が低下され、消費電力を低減することができ
る。
【0007】また、上記の発光に伴い、PDPを構成す
るガラス面に熱が発生し、画像の輝度が高くなるほど発
熱量が大きくなる。このとき、ガラス面の温度が上昇
し、最悪の場合、PDPが破損する。このため、特開平
11−194745号公報に開示されるプラズマディス
プレイ装置では、表示画面の全面を複数のブロックに分
割し、全てのブロックに対して予測温度を算出し、算出
された予測温度の最大値を基準温度と比較することによ
り輝度補正係数を生成し、この輝度補正係数により表示
画面の輝度を制御している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
表示装置のように、表示画面全体の輝度を一律に低下さ
せた場合、画像の明るさ感が失われ、画像品質を劣化さ
せることになる。特に、表示画面の中心部は、視聴者が
最も注目する部分であり、この部分の輝度が低下した場
合、著しく画像品質が劣化する。
【0009】本発明の目的は、画像品質を劣化させるこ
となく、表示部の破損をより確実に防止することができ
るとともに、消費電力を低減することができる表示装置
およびその駆動方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)第1の発明 第1の発明に係る表示装置は、入力される画像信号に応
じて画像を表示する表示装置であって、マトリックス状
に配列された複数の画素を含む表示部と、画像信号から
表示部に表示される画像の輝度の平均値を検出する検出
手段と、検出手段により検出された輝度の平均値に応じ
て表示部の表示画面の外周部の輝度を制御する制御手段
とを備えるものである。
【0011】本発明に係る表示装置においては、画像信
号から表示部に表示される画像の輝度の平均値が検出さ
れ、検出された輝度の平均値に応じて表示部の表示画面
の外周部の輝度を制御しているので、輝度の平均値が高
い場合に、表示画面の外周部の輝度を低下させることが
でき、消費電力を低減することができる。
【0012】また、外周部の輝度を制御しているので、
表示画面の内周部の輝度を画像信号本来の輝度にするこ
とができ、視聴者が注目している可能性の高い表示画面
の中心部の輝度が低下せず、画像の明るさ感が失われる
ことがない。また、画像の輝度の平均値が高くない場合
は、輝度を制御しないため、画像信号本来の輝度で画像
を表示することができ、輝度の低い画像の画質を劣化さ
せることもない。
【0013】さらに、表示部はその外周部で固定されて
いるため、輝度の増加による温度上昇に起因する表示部
の破損は表示部の外周部付近に発生する場合がほとんど
である。したがって、上記のように輝度の平均値が高い
場合に表示画面の外周部の輝度を低下させることによ
り、最も破損しやすい表示部の外周部の温度上昇を抑制
することができ、表示部の破損を確実に防止することが
できる。
【0014】この結果、画像品質を劣化させることな
く、表示部の破損をより確実に防止することができると
ともに、消費電力を低減することができる。
【0015】(2)第2の発明 第2の発明に係る表示装置は、第1の発明に係る表示装
置の構成において、制御手段は、検出手段により検出さ
れた輝度の平均値が大きいほど表示部の表示画面の外周
部の輝度を低下させるものである。
【0016】この場合、検出された輝度の平均値が大き
いほど表示部の表示画面の外周部の輝度を低下させてい
るので、最も破損しやすい表示部の表示画面の外周部の
温度上昇を抑制することができ、表示部の破損をより確
実に防止することができる。
【0017】(3)第3の発明 第3の発明に係る表示装置は、第1または第2の発明に
係る表示装置の構成において、制御手段は、表示部の表
示画面の中心部の輝度を画像信号本来の輝度にするとと
もに、中心部から外周部へいくほど輝度を低下させるも
のである。
【0018】この場合、表示部の表示画面の中心部の輝
度を画像信号本来の輝度にするとともに、中心部から外
周部へいくほど輝度を低下させているので、視聴者が注
目している可能性の高い中心部の明るさを低下させるこ
となく、中心部から外周部へいくほど輝度を滑らかに低
下させ、視聴者により視覚的な違和感のない画像を提示
することができる。
【0019】(4)第4の発明 第4の発明に係る表示装置の駆動方法は、マトリックス
状に配列された複数の画素を含む表示部を備え、入力さ
れる画像信号に応じて画像を表示する表示装置の駆動方
法であって、画像信号から表示部に表示される画像の輝
度の平均値を検出するステップと、輝度の平均値に応じ
て表示部の表示画面の外周部の輝度を制御するステップ
とを含むものである。
【0020】本発明に係る表示装置の駆動方法において
は、画像信号から表示部に表示される画像の輝度の平均
値が検出され、検出された輝度の平均値に応じて表示部
の表示画面の外周部の輝度を制御しているので、輝度の
平均値が高い場合に、表示画面の外周部の輝度を低下さ
せることができ、消費電力を低減することができる。
【0021】また、外周部の輝度を制御しているので、
表示画面の内周部の輝度を画像信号本来の輝度にするこ
とができ、視聴者が注目している可能性の高い表示画面
の中心部の輝度が低下せず、画像の明るさ感が失われる
ことがない。また、画像の輝度の平均値が高くない場合
は、輝度を制御しないため、画像信号本来の輝度で画像
を表示することができ、輝度の低い画像の画質を劣化さ
せることもない。
【0022】さらに、表示部はその外周部で固定されて
いるため、輝度の増加による温度上昇に起因する表示部
の破損は表示部の外周部付近に発生する場合がほとんど
である。したがって、上記のように輝度の平均値が高い
場合に表示画面の外周部の輝度を低下させることによ
り、最も破損しやすい表示部の外周部の温度上昇を抑制
することができ、表示部の破損を確実に防止することが
できる。
【0023】この結果、画像品質を劣化させることな
く、表示部の破損をより確実に防止することができると
ともに、消費電力を低減することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表示装置の一
例としてAC型プラズマディスプレイ装置について説明
する。なお、本発明が適用される表示装置は、AC型プ
ラズマディスプレイ装置に特に限定されず、入力される
画像信号に応じて画像を表示することにより表示部の表
示画面の温度が変化するものであれば、他の表示装置に
も同様に適用することができる。
【0025】図1は、本発明の一実施の形態によるプラ
ズマディスプレイ装置の構成を示すブロック図である。
【0026】図1に示すプラズマディスプレイ装置は、
画像信号制御器1、画像−サブフィールド対応付け器
2、サブフィールド処理器3、平均信号レベル検出器
4、走査・維持駆動回路5、データ駆動回路6およびプ
ラズマディスプレイパネル7を備える。
【0027】画像信号制御器1および平均信号レベル検
出器4には、水平同期信号HDおよび垂直同期信号VD
を含む画像信号VDが入力される。平均信号レベル検出
器4は、入力された画像信号VDの平均信号レベルLA
を検出し、プラズマディスプレイパネル7の表示画面に
表示される画像の輝度の平均値として平均信号レベルL
Aを画像信号制御器1へ出力する。
【0028】画像信号制御器1は、入力された画像信号
VDを平均信号レベル検出器4から出力される平均信号
レベルLAに応じて乗算係数Mの値を変化させるととも
に、この乗算係数Mを画像信号VDに乗算し、乗算後の
画像信号VFを画像−サブフィールド対応付け器2へ出
力する。
【0029】画像−サブフィールド対応付け器2は、1
フィールドを複数のサブフィールドに分割して表示する
ため、1フィールドの画像データVFからサブフィール
ドごとの画像データを作成し、サブフィールド処理器3
へ出力する。
【0030】サブフィールド処理器3は、サブフィール
ドごとの画像データ等からデータドライバ駆動制御信
号、スキャンドライバ駆動信号およびサステインドライ
バ駆動制御信号を作成し、データドライバ駆動制御信号
をデータ駆動回路6へ出力するとともに、スキャンドラ
イバ駆動制御信号およびサステインドライバ駆動制御信
号を走査・維持駆動回路5へ出力する。
【0031】プラズマディスプレイパネル7は、複数の
アドレス電極(データ電極)、複数のスキャン電極(走
査電極)および複数のサステイン電極(維持電極)を含
む。複数のアドレス電極は、画面の垂直方向に配列さ
れ、複数のスキャン電極および複数のサステイン電極
は、画面の水平方向に配列されている。また、複数のサ
ステイン電極は共通に接続されている。アドレス電極、
スキャン電極およびサステイン電極の各交点には、放電
セルが形成され、各放電セルが画面上の画素を構成す
る。
【0032】データ駆動回路6は、プラズマディスプレ
イパネル7の複数のアドレス電極に接続されている。走
査・維持駆動回路5は、プラズマディスプレイパネル7
の複数のスキャン電極およびサステイン電極に接続され
ている。
【0033】データ駆動回路6は、データドライバ駆動
制御信号に従い、初期化期間において、壁電荷を調整す
るための初期化パルスをアドレス電極に印加する。走査
・維持駆動回路5は、スキャンドライバ駆動制御信号お
よびサステインドライバ駆動制御信号に従い、初期化期
間において、壁電荷を調整するための初期化パルスをス
キャン電極およびサステイン電極に印加する。これによ
り、各電極の壁電荷が、以降のアドレス放電および維持
放電に適した壁電荷に調整される。
【0034】データ駆動回路6は、データドライバ駆動
制御信号に従い、書き込み期間において、画像データに
応じてプラズマディスプレイパネル7の該当するアドレ
ス電極に書き込みパルスを印加する。走査・維持駆動回
路5は、スキャンドライバ駆動制御信号に従い、書き込
み期間において、シフトパルスを垂直走査方向にシフト
しつつ複数のスキャン電極に書き込みパルスを順に印加
する。これにより、該当する放電セルにおいてアドレス
放電が行われる。
【0035】走査・維持駆動回路5は、スキャンドライ
バ駆動制御信号に従い、維持期間において、周期的な維
持パルスをプラズマディスプレイパネル7の複数のスキ
ャン電極に印加するとともに、サステインドライバ駆動
制御信号に従い、複数のサステイン電極にスキャン電極
の維持パルスに対して180度位相のずれた維持パルス
を同時に印加する。これにより、該当する放電セルにお
いて維持放電が行われ、各画素がサブフィールドごとに
発光または非発光される。
【0036】上記のようにして、図1に示すプラズマデ
ィスプレイ装置では、階調表示駆動方式として、ADS
方式が用いられている。ADS方式では、1フィールド
を複数のサブフィールドに時間的に分割し、各サブフィ
ールドは、初期化期間、書き込み期間、維持期間等に分
離され、初期化期間において各サブフィールドのセット
アップ処理が行われ、書き込み期間において点灯される
放電セルを選択するためのアドレス放電が行われ、維持
期間において表示のための維持放電が行われる。
【0037】図2は、図1に示す画像信号制御器1の構
成を示すブロック図である。図2に示す画像信号制御器
1は、乗算器11および乗算係数発生器12を含む。
【0038】乗算器11には画像信号VDが入力され、
乗算器11は、乗算係数発生器12から出力される乗算
係数Mを画像信号VDに乗算し、乗算後の画像信号VF
を出力する。
【0039】乗算係数発生器12には画像信号VDのう
ち水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDが入力さ
れ、乗算係数発生器12は、水平同期信号HDおよび垂
直同期信号VDを基準に後述する乗算係数Mを発生させ
るとともに、平均信号レベル検出器4から出力される平
均信号レベルLAに応じて乗算係数Mの値を変化させ
る。
【0040】本実施の形態において、プラズマディスプ
レイパネル7が表示部に相当し、平均信号レベル検出器
4が検出手段に相当し、画像信号制御器1が制御手段に
相当する。
【0041】図3は、図2に示す乗算係数発生器12か
ら出力される乗算係数Mの具体例を示すタイミング図で
ある。
【0042】まず、プラズマディスプレイパネル7の表
示画面の水平方向の輝度を変化させる場合、図3の
(a)に示す乗算係数Mが乗算係数発生器12から出力
される。すなわち、水平同期信号HDに同期し、1/2
水平走査時にピーク値として1.0を取り、1水平走査
期間の始点および終点において最小値αとなる乗算係数
Mが、乗算係数発生器12から出力される。
【0043】ここで、ピーク値の1.0は、乗算器11
により乗算係数Mが乗算された場合に画像信号VDがそ
のまま出力される乗算係数の値である。また、最小値α
は、例えば、図4に示すように平均信号レベルLAに応
じて変化する値であり、平均信号レベルLAが所定値以
下の場合、最小値αは1.0となり、平均信号レベルL
Aが所定値を超えた場合、平均信号レベルLAの増加に
応じて最小値αが順次減少する。
【0044】したがって、図3の(a)に示す乗算係数
Mを用いることにより、表示画面の水平方向において、
表示画面の中心部の輝度が画像信号VD本来の輝度で表
示され、中心部から外周部へいくほど輝度が低減され
て、水平方向の最外周部では最小値αまで低減されると
ともに、平均信号レベルLAが大きくなるほど最小値α
が低下される。この結果、平均信号レベルLAが大きく
なるほど、表示画面の水平方向の外周部の輝度が低減さ
れ、消費電力が低減される。
【0045】次に、プラズマディスプレイパネル7の表
示画面の垂直方向の輝度を制御する場合、図3の(b)
に示す乗算係数Mが乗算係数発生器12から出力され
る。すなわち、垂直同期信号VDに同期し、1/2垂直
走査時にピーク値として1.0を取り、1垂直走査期間
の始点および終点において最小値βとなる乗算係数M
が、乗算係数発生器12から出力される。
【0046】ここで、最小値βも、例えば、図4に示す
ように平均信号レベルLAに応じて変化する。したがっ
て、図3の(b)に示す乗算係数Mを用いることによ
り、表示画面の垂直方向において、表示画面の中心部の
輝度が画像信号VD本来の輝度で表示され、中心部から
外周部へいくほど輝度が低減されて、垂直方向の最外周
部では最小値βまで低減されるとともに、平均信号レベ
ルLAが大きくなるほど最小値βが低下される。この結
果、平均信号レベルLAが大きくなるほど、表示画面の
垂直方向の外周部の輝度が低減され、消費電力が低減さ
れる。
【0047】次に、プラズマディスプレイパネル7の表
示画面の水平方向および垂直方向ともに輝度を制御する
場合、図3の(c)に示す乗算係数Mが乗算係数発生器
12から出力される。すなわち、図3の(a)に示す乗
算係数Mと図3の(b)に示す乗算係数Mとが乗算さ
れ、水平同期信号HDおよび垂直同期信号VDに同期
し、1/2水平走査時にピークをとり、各水平走査期間
において増減を繰り返しながら、1/2垂直走査時付近
で最大ピーク(約1.0)となり、1垂直走査期間の始
点および終点において最小値α×βとなる乗算係数M
が、乗算係数発生器12から出力される。
【0048】ここで、最小値αおよび最小値βは、上記
と同様に平均信号レベルLAに応じて変化する。したが
って、図3の(c)に示す乗算係数Mを用いることによ
り、表示画面の中心部の輝度が画像信号VD本来の輝度
で表示され、表示画面の水平方向および垂直方向におい
て中心部から外周部へいくほど輝度が低減されて、水平
方向および垂直方向の最外周部では最小値まで低減され
るとともに、平均信号レベルLAが大きくなるほど最小
値が低下される。この結果、平均信号レベルLAが大き
くなるほど、表示画面の水平方向および垂直方向の外周
部の輝度が低減され、消費電力がより低減される。
【0049】図5は、図3の(c)に示す乗算係数Mを
用いて垂直方向および水平方向とともに輝度を低減した
場合の表示画面の輝度の変化の状態を示す模式図であ
る。
【0050】図5に示すように、図3の(c)に示す乗
算係数Mを用いた場合、中心部C1の輝度が画像信号V
D本来の輝度で表示され、中心部C1の輝度が最も高く
なり、中心部C1から表示画面の外周部へいくに従い、
順次輝度が低下して暗くなっていくことがわかる。
【0051】このように、中心部C1の輝度を画像信号
VD本来の輝度で表示しているため、視聴者が注目して
いる可能性の高い中心部分の画像の明るさ感が失われる
ことがなく、高品位な画像を表示することができる。
【0052】上記のように、本実施の形態では、平均信
号レベル検出器4により画像信号VDからプラズマディ
スプレイパネル7に表示される画像の輝度の平均値とな
る平均信号レベルLAを検出し、画像信号制御器1によ
り平均信号レベルLAに応じてプラズマディスプレイパ
ネル7の表示画面の外周部の輝度を制御しているので、
平均信号レベルLAが高い場合に、プラズマディスプレ
イパネル7の表示画面の外周部の輝度を低下させること
ができ、消費電力を低減することができる。
【0053】また、図3に示す乗算係数Mにより外周部
の輝度を制御し、プラズマディスプレイパネル7の表示
画面の内周部の輝度を画像信号VD本来の輝度にするこ
とができるので、視聴者が注目している可能性の高い表
示画面の中心部の輝度が低下せず、画像の明るさ感が失
われることがない。また、平均信号レベルLAが所定値
以下の場合は、輝度を制御しないため、画像信号VD本
来の輝度で画像を表示することができ、輝度の低い画像
の画質を劣化させることもない。
【0054】さらに、平均信号レベルLAが高い場合に
プラズマディスプレイパネル7の表示画面の外周部の輝
度をより低下させているので、最も破損しやすいプラズ
マディスプレイパネル7の表示画面の外周部の温度上昇
を抑制することができ、プラズマディスプレイパネル7
の破損を確実に防止することができる。
【0055】この結果、画像品質を劣化させることな
く、表示部の破損をより確実に防止することができると
ともに、消費電力を低減することができる。
【0056】なお、本実施の形態では、画像信号の平均
信号レベルを検出し、表示画面の中心部の輝度を画像信
号本来の輝度で表示するとともに、外周部の輝度を平均
信号レベルの大きさに応じて変化させたが、さらに、表
示画面の最大輝度を検出し、表示画面の輝度が最大とな
る部分の輝度を画像信号本来の輝度で表示し、当該部分
から外周部へいくほど平均信号レベルに応じて輝度を低
下させるようにしてもよい。
【0057】この場合、表示画面に表示される画像の輝
度の高い部分が画像信号本来の輝度で表示され、その他
の部分の輝度が順次低減されるので、視聴者が注目しや
すい輝度の高い部分の画像の明るさ感が失われることな
く、消費電力を低減することができる。
【0058】また、本実施の形態では、画像信号制御器
1において平均信号レベルLAに応じた乗算係数Mを乗
算して輝度を制御したが、画像−サブフィールド対応付
け器2およびサブフィールド処理器3により平均信号レ
ベルLAに応じて輝度を制御するようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、画像信号から検出され
た輝度の平均値に応じて表示部の表示画面の外周部の輝
度を制御しているので、表示画面の外周部の輝度を低下
させることができ、消費電力を低減することができる。
また、表示画面の内周部の輝度を画像信号本来の輝度に
することができるので、視聴者が注目している可能性の
高い表示画面の中心部の輝度が低下せず、画像の明るさ
感が失われることもない。さらに、表示画面の外周部の
輝度を低下させているので、最も破損しやすい表示部の
外周部の温度上昇を抑制することができ、表示部の破損
を確実に防止することができる。この結果、画像品質を
劣化させることなく、表示部の破損をより確実に防止す
ることができるとともに、消費電力を低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるプラズマディ
スプレイ装置の構成を示すブロック図
【図2】図1に示す画像信号制御器の構成を示すブロッ
ク図
【図3】図2に示す乗算係数発生器から出力される乗算
係数の具体例を示すタイミング図
【図4】図3に示す乗算係数に用いられる最小値と平均
信号レベルとの関係を示す図
【図5】図3に示す乗算係数を用いて垂直方向および水
平方向とともに輝度を低減した場合の表示画面の輝度の
変化の状態を示す模式図
【図6】従来のプラズマディスプレイ装置のADS方式
における各サブフィールドの維持期間の維持パルス数を
模式的に示す図
【図7】図6に示す維持パルスの倍数と平均信号レベル
との関係を示す図
【符号の説明】
1 画像信号制御器 2 画像−サブフィールド対応付け器 3 サブフィールド処理器 4 平均信号レベル検出器 5 走査・維持駆動回路 6 データ駆動回路 7 プラズマディスプレイパネル 11 乗算器 12 乗算係数発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 友子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C058 AA11 BA01 BA05 5C080 AA05 BB05 DD18 DD26 EE19 EE29 FF12 HH02 HH04 JJ01 JJ02 JJ04 JJ05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像信号に応じて画像を表示
    する表示装置であって、 マトリックス状に配列された複数の画素を含む表示部
    と、 前記画像信号から前記表示部に表示される画像の輝度の
    平均値を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された輝度の平均値に応じて前
    記表示部の表示画面の外周部の輝度を制御する制御手段
    とを備えることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記検出手段により検
    出された輝度の平均値が大きいほど前記表示部の表示画
    面の外周部の輝度を低下させることを特徴とする請求項
    1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記表示部の表示画面
    の中心部の輝度を前記画像信号本来の輝度にするととも
    に、前記中心部から前記外周部へいくほど輝度を低下さ
    せることを特徴とする請求項1または2記載の表示装
    置。
  4. 【請求項4】 マトリックス状に配列された複数の画素
    を含む表示部を備え、入力される画像信号に応じて画像
    を表示する表示装置の駆動方法であって、 前記画像信号から前記表示部に表示される画像の輝度の
    平均値を検出するステップと、 前記輝度の平均値に応じて前記表示部の表示画面の外周
    部の輝度を制御するステップとを含むことを特徴とする
    表示装置の駆動方法。
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