JP2002072767A - 円筒状電子写真感光体の製造方法及びその感光体開口端部の接着剤の検出方法 - Google Patents

円筒状電子写真感光体の製造方法及びその感光体開口端部の接着剤の検出方法

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JP2002072767A
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flange
opening end
photoreceptor
photosensitive drum
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Keiichi Kurokawa
恵市 黒川
Masayuki Okuhara
正幸 奥原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着剤の塗布状態を非接触で高精度、高速で測
定表示及び判定させ、履歴を確認でき、接着剤塗布状態
の不良品の選別を確実にして、電子写真装置の稼動中に
おける感光体からのフランジの欠落を長期的に防止する
感光体の製造方法及び感光体開口端部の接着剤の検出方
法の提供。 【解決手段】感光体1の前記開口端部2に接着剤3を塗
布後、前記フランジ5の嵌合前にCCDレーザー変位セ
ンサー10を用いて前記接着剤3を検出する工程を設け
ること及び接着剤3が塗布されていない領域部分を測定
高さの基準とし、この基準より所定の高さの値を閾値と
して接着剤3の有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光層を備えた感
光ドラムの開口端部に接着剤を介して中心軸支持用のフ
ランジを嵌合してなる円筒状電子写真感光体の製造方法
及びその感光体開口端部の接着剤の検出方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体を応用した電子写真装置
は、当初は、最初に感光体が適用された電子写真装置、
即ち複写機を中心に実用化されていた。近年ではその複
写機に加え、その高画質、高品質、低騒音等の優れた特
長を生かして、レーザービームプリンタやファクシミリ
等も主要な応用装置として普及すると共に、さらにその
適用範囲を急速に拡大している。
【0003】このような電子写真装置に適用される電子
写真感光体は、円筒状の導電性基体(ドラム)の外周面
に光導電材料を含む感光層が形成された感光ドラムと、
中心軸を支持し、回転駆動力を装置から受けて感光ドラ
ムに伝達するためにその開口端部に嵌合されるフランジ
とにより構成される。
【0004】そのような導電性基体(ドラム)としては
円筒状のアルミニウム系金属や導電性を有する円筒状樹
脂などが用いられる。
【0005】また、そのドラムの外周面上に形成される
光導電材料を含む感光層としては、当初は、セレンもし
くはセレン合金などの光導電性無機材料の蒸着膜が多く
用いられていた。しかし、そのセレン系材料には有毒性
への懸念があるため、そのような懸念の回避と、特性、
機能面での多様性の追求、豊富な種類、生産コストの低
減という観点を含めて、その後、有機系の光導電性材料
が精力的に検討された。
【0006】その検討結果、ビスアゾ化合物やフタロシ
アニン化合物、ヒドラゾン化合物、アミン系化合物、そ
の他の多くの光導電性有機材料が見つけ出された。それ
らの有機材料から目的の要求特性を満たすものを選別し
て合成樹脂材料と共に溶液に分散または溶解させて塗布
液が作成され、その塗布液に前述のドラムを浸漬塗布す
ることによってドラム外周面に形成される単層又は積層
の塗布膜が有機感光層として多く採用されるようになっ
てきた。
【0007】このような有機感光層を備えた感光ドラム
は、複写機やプリンタ等の電子写真装置内において、装
置側から回転駆動力を受けて回転を可能にする機構で搭
載されることになる。感光ドラム側では開口端部に嵌合
されたフランジがその回転駆動力を感光ドラムに伝達す
る機能を受け持つ。そのために、フランジは外周にギヤ
を備え、中心には中心軸を支持する中心孔を持つように
構成される。
【0008】このフランジの備える回転駆動力の伝達機
能を確実にするにはフランジと感光ドラムが相互に空回
りせず、かつ長期にわたって確実に結合されていること
が肝要である。そのためには、前記フランジと感光ドラ
ムの間には通常、接着剤が用いられて両者の接合を長期
的にも確実なものにしている。
【0009】図2はそのような感光層1−1を備えた感
光ドラム1の斜視図を示し、感光ドラム1の開口端部2
に接着剤3を接着剤ディスペンサー4によってその先端
から所定の領域、高さ(厚み)に吐出して塗布している
ことを示している。
【0010】一般に、電子写真感光体は機種により、感
光ドラムの直径または長さが異なり、フランジの形状も
さまざま異なるので、それらに対応して接着剤の位置、
塗布形状は機種ごとに調節する必要がある。そのために
感光ドラムごとにディスペンサーの吐出を制御してドラ
ム最端部からの奥行きや周方向の塗布長さを適切になる
ように調整される。接着剤の周方向塗布は感光ドラムの
回転によることが効率的である。ディスペンサーの吐出
による前記開口端部内側への接着剤の周方向塗布は後述
するアース板を基体に導電接触させる必要から全周には
塗布されない。接着剤の周方向長さは必要に応じて全周
の2分の1又は3分の1にされることが多い。
【0011】図3は本発明にかかる電子写真感光体に取
り付けられているフランジの一例を示す斜視図である。
このフランジ5本体は樹脂材料からなり、外周部にギヤ
6と、中心に中心軸9を支持する中心孔7を備えるよう
に射出成形により形成される。
【0012】装置側の回転駆動力はギヤ6を介して感光
ドラムに伝達される。このフランジ5には弾性金属材料
からなるアース板8が取り付けられる。アース板8は、
ステンレスなどの剛性のある金属からなる中心軸9と感
光ドラム1とを導電接触させて、感光ドラム側で発生し
た電荷キャリヤを装置側にアースする機能をもってい
る。このフランジ5はアース板8側を感光ドラムに向け
て嵌めこまれる。その際アース板8の接点12の位置に
対応する感光ドラム側の位置に接着剤が塗布されている
と、導通不良になることが多いので、予め感光ドラム1
の開口端部2の内側に接着剤の非塗布領域を設ける必要
がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように感光ドラム1の開口端部2の内側に接着剤をディ
スペンサーなどにより塗布する際に、接着剤の詰まり、
接着剤不足などのいろいろな原因により接着剤の未塗
布、塗布ムラ、かすれ又は位置ズレなど、所期の接着剤
形状から外れた異常状態がある程度発生することは避け
られない。感光体ドラムとフランジがそのような異常な
接着状態のままで、電子写真感光体として製作され電子
写真装置に装着されて電子写真装置が稼動した場合、感
光ドラムが受ける回転駆動力にフランジと感光ドラムと
の接合強度が耐えられず、接合が破壊され、装置が機能
停止する事態に至ってしまうことがある。また、特に接
合に使われる接着剤が市販の瞬間接着剤のような透明な
場合、光ファイバーセンサーのように赤色LEDを用い
て基板と接着剤表面との反射率の差を利用する検出方法
では、前述のような接着剤の正確な検出は困難であり、
目視による塗布状態のチェックが欠かせなかった。目視
の場合は生産コストの観点から、連続的なチェックでは
なく、所定時間間隔をおいたチェックとせざるを得なか
った。
【0014】ところが、接着剤の塗布状態異常は徐々に
進行することが多いので、所定時間間隔をおいた目視に
よるチェックでは、異常に気が付くのが遅れ気味にな
る。実際に異常に気が付いた時には既にそれ以前の製品
は次工程の嵌合工程に進んでいることが多い。その場
合、工程を溯って製品の破壊検査を行い、不良品の選別
を行わざるを得なかった。このような検出方法は作業
性、経済性が悪く、生産性に悪影響を及ぼしていた。
【0015】この発明は以上述べた点に鑑みて、透明接
着剤を含む接着剤の塗布状態を非接触で高精度、高速で
測定表示及び判定させ更に測定履歴を確認することがで
き、接着剤塗布状態の不良品の選別を確実にすることに
より、電子写真装置の稼動中における電子写真感光体か
らのフランジの欠落を長期的に防止し、信頼性に優れた
円筒状電子写真感光体の製造方法及び円筒状電子写真感
光体開口端部の接着剤の検出方法を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的はこの発明に
よれば、感光ドラムと、この感光ドラムの開口端部内側
に接着剤を介して嵌合される中心軸支持用のフランジを
備える円筒状電子写真感光体の製造方法において、前記
開口端部に接着剤を塗布後、前記フランジの嵌合前にC
CDレーザー変位センサーを用いて前記接着剤を検出す
る工程を設けることにより達成される(請求項1の発
明)。
【0017】また、前記の製造方法の接着剤を検出する
工程において、前記接着剤の高さを前記変位センサーで
測定することが望ましい(請求項2の発明)。
【0018】また、前記の製造方法の接着剤を検出する
工程において、前記変位センサーを軸方向に走査するこ
とにより、前記接着剤の高さを測定することがさらに好
ましい(請求項3の発明)。
【0019】さらにまた、前記の製造方法の接着剤を検
出する工程において、前記開口端部に接着剤を塗布後、
前記フランジの嵌合前にCCDレーザー変位センサーを
用いて前記接着剤の塗布形状を検出することが有効であ
る(請求項4の発明)。
【0020】さらにまた、前記の製造方法の接着剤を検
出する工程において、前記変位センサーを軸方向に走査
しながら、感光ドラムを回転させることにより前記接着
剤の塗布形状を検出することも効果的である(請求項5
の発明)。
【0021】また、前記請求項1ないし5のいずれかに
記載の製造方法において、開口端部に塗布される接着剤
として、透明接着剤を用いる円筒状電子写真感光体の製
造方法とすることが好適である(請求項6の発明)。ま
た、開口端部の接着剤の検出方法としては、円筒状電子
写真感光体の開口端部内側に接着剤を塗布後、中心軸支
持用フランジを嵌合する前にCCDレーザー変位センサ
ーを用いて前記接着剤を検出する工程において、接着剤
が塗布されていない領域部分を測定高さの基準とし、こ
の基準より所定の高さの値を閾値として接着剤の有無を
判定することが好適である(請求項7の発明)。
【0022】この発明にかかるCCDレーザー変位セン
サーによる接着剤の検出は、基準位置で高さの基準値を
定め、感光ドラムの軸方向に前記センサーを移動させな
がら、又は同時に感光ドラムを回転させながら刻々と測
定することにより横軸を感光ドラムの軸方向位置、縦軸
を接着剤の高さ(厚み)として二次元又は三次元にプロ
ットされたチャート図によりなされる。この場合、感光
ドラム軸の水平線からの傾きを補正するために前記基準
位置と接着剤を挟んで奥側の感光ドラム内面の高さとの
差を閾値として、接着剤の有無を判定する方法が精度を
高くする上で好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる円筒状電
子写真感光体の製造方法と同感光体開口端部の接着剤検
出方法の具体的な実施例について、図面を用いて詳細に
説明する。
【0024】この発明は以下に説明する実施例に限定さ
れるものではない。
【0025】JIS6000台のアルミニウム合金から
なる外径30mmφ、長さ325mmのドラム状基体の外周
面上に電荷発生層と電荷輸送層をこの順に浸漬塗布法に
より形成する。電荷発生層の材料としては、よく知られ
た光電荷発生材料であるチタニルフタロシアニンをポリ
ビニルブチラール樹脂中に分散させた塗布膜を用いる。
【0026】電荷輸送層の材料としては、同様によく知
られた電荷輸送材料であるヒドラゾンをポリカーボネー
ト樹脂に溶解させた塗布膜が用いられる。この発明では
基体及び感光層の材料としては感光体としての要求特性
を満たすものであれば良いので、他の材料であっても一
向にかまわないし、また、塗布方法についても上記のよ
く知られた浸漬塗布方法ではなく、他の方法であっても
よい。基体と感光層からなる感光ドラム1は図2の斜視
図に示すように、その開口端部2の内側に嵌めこまれる
フランジ5との結合を確実にするために、接着剤3がデ
ィスペンサー4からの吐出により塗布される。接着剤は
市販の透明な瞬間接着剤であるロックタイト403を用
いたが、アロンアルフなど他の透明瞬間接着剤でも同様
に使用できる。
【0027】この感光ドラム1に嵌めこまれるフランジ
5を図3に斜視図として示す。このフランジ5はアース
板8側を感光ドラム1側に向けて嵌合される。このフラ
ンジ5はポリアセタール樹脂などの射出成形により作成
される。このフランジ5は同図に示すように、感光ドラ
ム1に嵌合させたときに感光ドラムの開口端部2の端面
に突き当たる大径部と感光ドラム1の内側に嵌合する小
径部からなり、中心には中心軸9を支持する中心孔7が
設けられている。
【0028】小径部には別途形成しておいた金属弾性材
料からなるアース板8が取り付けられる。このアース板
8は感光ドラム1と、金属からなる中心軸9とを導電接
続する機能を果たすためにドラム1と中心軸9にそれぞ
れ接触する接点11,12を備えている。フランジ5が
感光ドラム1に嵌め込まれたときに、この接点12が感
光ドラム1に接触する部分に接着剤3が塗布されている
と導通不良になり易いので、感光ドラム1の開口端部2
の内側に接着剤3を塗布する際は、接点12に対応する
部分に接着剤3を塗布しないことが肝要である。
【0029】この発明では、前述したように感光体と、
その開口端部2の内側に嵌めこまれるフランジ5との接
合を確実にするために、嵌合前に予め、透明接着剤3が
ディスペンサー4からの吐出により適正な形状に制御さ
れて塗布される。ところが、この接着剤塗布が所期の設
計どおりでないと、前述したように、フランジの導通不
良や接合不良になるので、嵌合前にCCDレーザー変位
センサー(キーエンス社製、LK−080/アンプLK
−2000)を用いて、透明接着剤の塗布状態を測定
し、有無の判定、塗布状態の測定及び記録をする。この
センサーに使われているレーザーの波長は670nm
で、出力は最大0.95mWである。
【0030】このレーザー変位センサーによれば、透明
接着剤に対しても、接着剤表面からの反射光をCCDで
受光して接着剤の表面を線としてプロットできるので、
従来の赤色LEDを用いた光ファイバーセンサーのよう
に基板と接着剤表面との反射光量の差を利用して接着剤
厚みを検出するので、その差が少なくなると誤差が大き
くなるということがない。
【0031】塗布状態の測定は図1に示すように、感光
ドラム1の開口端部の内側に塗布された透明接着剤3を
斜視できるA位置にCCDレーザー変位センサーを配置
させ(図1(a))、開口端部の内側の感光ドラム基体
面をセンサー10により基準値として測定する。センサ
ー10をAからBに移動させることにより、レーザー光
の先端を接着剤の手前から接着剤を超える位置まで走査
させて測定する(図1(b))。この測定により得られ
た接着剤の高さ(厚さ)のプロット図を図4に示す。こ
のプロット図により、接着剤の有無を判定する。この判
定の際には、感光ドラム1の軸方向が通常完全には水平
ではないことを補正するために、Aの基準値とBの測定
値との差以上の所定の値を閾値と定めて接着剤の有無を
判定する。
【0032】また、前述したセンサー10をAからBま
で走査する間に、感光ドラム1を1回転以上させると、
接着剤塗布領域の三次元的な図を示すことができる(図
示せず)。以上の説明では透明接着剤を用いたが、可視
光に対して不透明の接着剤でも本発明の効果が発揮でき
ることは言うまでもない。
【0033】次にこのセンサー10を用いて実際に透明
接着剤の有無を判定した実験例を示す。
【0034】(実験例)透明瞬間接着剤(ロックタイト
403)を塗布した感光ドラム1の10本について、接
着剤を測定し、その有無を判定した。
【0035】
【表1】
【0036】実験例1の場合、表1に示す10本の感光
ドラムの各AとB値の差の値から、閾値を0.1として
接着剤塗布の有無の判定をした。ちなみに実験例1では
接着剤塗布高さはすべて0.1以上の値であるから、不
良品は0である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、感光体ドラムと、この
感光ドラムの開口端部内側に接着剤を介して嵌合される
中心軸支持用のフランジを備える円筒状電子写真感光体
の製造方法において、前記開口端部に接着剤を塗布後、
前記フランジの嵌合前にCCDレーザー変位センサーを
用いて前記接着剤を検出する工程を設けることにしたの
で、透明接着剤を含む接着剤の塗布状態を非接触で高精
度、高速で測定表示及び判定させ、更に測定履歴を記録
から確認することができ、接着剤塗布状態の不良品の選
別を確実にすることにより、電子写真装置の稼動中にお
ける電子写真用感光体からのフランジの欠落を長期的に
防止し、信頼性に優れた製造方法とすることができる。
【0038】また円筒状電子写真感光体の開口端部内側
に接着剤を塗布後、中心軸支持用フランジを嵌合する前
にCCDレーザー変位センサーを用いて前記接着剤を検
出する工程において、接着剤が塗布されていない領域部
分を測定高さの基準とし、この基準より所定の高さの値
を閾値として接着剤の有無を判定することとしたので、
感光体開口端部の接着剤を目視によらず確実に検出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法にかかる、CCDレーザー変
位センサーによる接着剤の検出工程を示す斜視図及び断
面図
【図2】本発明の製造方法にかかる、感光ドラムの開口
端部への接着剤の塗布状態を示す斜視図
【図3】本発明の製造方法にかかるフランジの斜視図
【図4】本発明の製造方法または接着剤の検出方法にか
かる接着剤検出の際に得られる接着剤の外形プロット図
【符号の説明】
1…感光ドラム、 2…開口端部、 3…接着剤、 4…
接着剤ディスペンサー、5…フランジ、 6…ギヤ、 7
…中心孔、 8…アース板、 9…中心軸、 10…CC
Dレーザー変位センサー、11…アース板の中心軸との
接点、 12…アース板のドラムとの接点。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光ドラムと、この感光ドラムの開口端
    部内側に接着剤を介して嵌合される中心軸支持用のフラ
    ンジを備える円筒状電子写真感光体の製造方法におい
    て、前記開口端部に接着剤を塗布後、前記フランジの嵌
    合前にCCDレーザー変位センサーを用いて前記接着剤
    を検出する工程を設けることを特徴とする円筒状電子写
    真感光体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記接着剤の高さを前記変位センサーで
    測定することにより、接着剤を検出することを特徴とす
    る請求項1記載の円筒状電子写真感光体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記変位センサーを軸方向に走査するこ
    とにより、前記接着剤の高さを測定して接着剤を検出す
    ることを特徴とする請求項2記載の円筒状電子写真感光
    体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記開口端部に接着剤を塗布後、前記フ
    ランジの嵌合前にCCDレーザー変位センサーを用いて
    前記接着剤の塗布形状を検出する工程を設けることを特
    徴とする請求項1記載の円筒状電子写真感光体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記変位センサーを軸方向に走査しなが
    ら、感光ドラムを回転させることにより前記接着剤の塗
    布形状を検出することを特徴とする請求項4記載の円筒
    状電子写真感光体の製造方法。
  6. 【請求項6】 開口端部に塗布される接着剤として、透
    明接着剤を用いることを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかに記載の円筒状電子写真感光体の製造方法。
  7. 【請求項7】 円筒状電子写真感光体の開口端部内側に
    接着剤を塗布後、中心軸支持用フランジを嵌合する前に
    CCDレーザー変位センサーを用いて前記接着剤を検出
    する工程において、接着剤が塗布されていない領域部分
    を測定における高さの基準値とし、この基準より所定の
    高さの値を閾値として接着剤の有無を判定することを特
    徴とする円筒状電子写真感光体開口端部の接着剤の検出
    方法。
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