JP2002072133A - 投影装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

投影装置及びそれを用いた画像形成装置

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JP2002072133A
JP2002072133A JP2000265116A JP2000265116A JP2002072133A JP 2002072133 A JP2002072133 A JP 2002072133A JP 2000265116 A JP2000265116 A JP 2000265116A JP 2000265116 A JP2000265116 A JP 2000265116A JP 2002072133 A JP2002072133 A JP 2002072133A
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projection
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field lens
refractive power
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Kazuo Fujibayashi
和夫 藤林
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Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投影レンズの種類あるいは倍率に拘らず常に
光量ムラの少ない投影装置及びそれを用いた画像形成装
置を得ること。 【解決手段】 照明手段LXで照明した被投影画像6を
投影レンズ7によって投影面上に投影する投影装置にお
いて、該照明手段は該投影画像近傍にフィールドレンズ
部5を有し、該フィールドレンズ部は屈折力が可変であ
ること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投影装置及びそれを
用いた画像形成装置に関し、特にマイクロフィルム等の
縮小された投影画像を投影レンズによりスクリーン面上
に拡大投影して観察し又は/及び拡大された投影画像を
ラインセンサーや感光体等の記録媒体面上に投影し記録
するようにした、例えばマイクロフィルムスキャナー
(マイクロフィルムリーダープリンター)等の画像形成
装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般のマイクロフィルムスキャナー等の
画像形成装置は縮小記録しているマイクロフィルム等の
投影画像を投影レンズによりスクリーン面上に拡大投影
する観察系と、該投影画像を投影レンズによりラインセ
ンサーや感光体面上に投影記録する記録系(読取系)と
を有している。
【0003】従来、この種の画像形成装置としてのマイ
クロフィルムスキャナーは投影倍率が7倍から50倍の
範囲に及んでいる。この広い倍率範囲において倍率を簡
単に切り換えられるように投影レンズは数種類のズーム
レンズで構成されている。
【0004】マイクロフィルムスキャナーはラインセン
サー(CCD)等の記録媒体を用いてディジタル読取り
しているが、このラインセンサーは例えば感光ドラムと
は異なり光量感度のラチチュードが狭いため、わずかな
光量ムラでも読取ってしまうという問題点を有してい
る。そのため、この種の画像形成装置の照明光学系はケ
ーラー照明条件をできるだけ満たすように各要素が構成
されている。
【0005】例えば投影レンズがズームレンズの場合、
該ズームレンズはズーミングにより瞳移動があるため、
照明光学系を構成するフィールドレンズもしくはコンデ
ンサーレンズ等を光軸上、移動させてケーラー照明条件
に対応させている。フィールドレンズを移動させる例と
しては特開平9−325296号公報、光源近傍のコン
デンサーを移動させる例としては特開平2−24413
4号公報や特開昭55−79430号公報等が挙げられ
る。
【0006】上記の各公報はケーラー照明条件を満たす
為に照明光学系の一要素を構成するフィールドレンズも
しくはコンデンサーレンズ等を光軸上、移動させること
により、画面内で光量ムラが発生しないようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらズームレ
ンズの変倍比が大きい場合、ズームレンズの光学性能を
確保するため絞り位置に制約が加えられる場合、従来の
照明光学系ではすべての倍率範囲でケーラー照明条件を
満たすことは難しい。
【0008】本発明は照明手段の一要素を構成するフィ
ールドレンズ部を屈折力可変と成るように構成すること
により、投影レンズの瞳位置の存在範囲が広がってもケ
ーラー照明条件をほぼ満たし、どの投影倍率でも光量ム
ラが発生しない投影装置及びそれを用いた画像形成装置
の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の投影装
置は、照明手段で照明した投影画像を投影レンズによっ
て投影面上に投影する投影装置において、該照明手段は
該投影画像近傍にフィールドレンズ部を有し、該フィー
ルドレンズ部は屈折力が可変であることを特徴としてい
る。
【0010】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記フィールドレンズ部は光軸方向に移動可能なレ
ンズを有していることを特徴としている。
【0011】請求項3の発明は請求項1の発明におい
て、前記フィールドレンズ部は複数のレンズを有し、該
複数のレンズで形成される間隔のうち少なくとも1つが
変化するようにレンズを光軸方向に移動させて屈折力を
可変としたことを特徴としている。
【0012】請求項4の発明は請求項3の発明におい
て、前記フィールドレンズ部は少なくとも1つのフレネ
ルレンズを含むことを特徴としている。
【0013】請求項5の発明は請求項1又は2の発明に
おいて、前記フィールドレンズ部は少なくとも1つの曲
率が可変な光学素子と、少なくとも1つのフレネルレン
ズを有し、該曲率が可変な光学素子を利用することによ
り、屈折力を可変としたことを特徴としている。
【0014】請求項6の発明の画像形成装置は、前記請
求項1乃至5の何れか1項に記載の投影装置を用いてス
クリーン面上に画像を形成したことを特徴としている。
【0015】請求項7の発明の画像形成装置は、前記請
求項1乃至5の何れか1項に記載の投影装置を用いて記
録媒体面上に画像を形成したことを特徴としている。
【0016】請求項8の発明の画像形成装置は、前記請
求項1乃至5の何れか1項に記載の投影装置を用いてス
クリーン面上及び記録媒体面上に画像を形成したことを
特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1は本発明の投
影装置をマイクロフィルムスキャナー等の画像形成装置
に適用したときの実施形態1の要部概略図である。
【0018】同図において1は光源であり、ハロゲンラ
ンプ1bと楕円ミラー1aとを一体的に構成した集光ミ
ラー付ランプより成っており、この集光ミラー付ランプ
1は楕円ミラー1aの中央部に開けられた穴部にハロゲ
ンランプ1bのバルブが差し込まれた形状より成ってい
る。2は断熱ガラスである。
【0019】3は挿脱可能な負の屈折力を有するアダプ
ターレンズであり、後述するように検知手段15で検知
された投影レンズ7の投影倍率情報(投影レンズの種類
や投影倍率に関する情報)に基づいて制御手段16によ
り光路内に自動的に挿脱可能となるように構成されてい
る。
【0020】4はコールドミラーであり、前記の断熱ガ
ラス2とで光源1から放射された光束のうち赤外光成分
を除去して後述する被投影画像6面上での温度の上昇を
抑えている。
【0021】5は全体として正の屈折力を有するフィー
ルドレンズ部であり、正の屈折力を有する第1、第2の
フレネルレンズ5a,5bの2枚のフレネルレンズを有
し、被投影画像6近傍に配置されている。本実施形態に
おけるフィールドレンズ部5は後述するように検知手段
15で検知された投影レンズ7の投影倍率情報(投影レ
ンズの種類や投影倍率に関する情報)に基づいて制御手
段16により、光軸方向に自動的に移動可能となるよう
に構成されており、またフィールドレンズ部5を構成す
る第1、第2のフレネルレンズ5a,5bが光軸方向に
相対的に移動可能となるように構成されている。本実施
形態では第1、第2のフレネルレンズ5a,5bをその
レンズ間隔が変化するように光軸方向に相対的に移動さ
せることによって、フィールドレンズ部5の屈折力を可
変としている。
【0022】尚、本実施形態においては符番1,2,
3,4,5の各要素で照明手段(照明系)LXを構成し
ている。
【0023】6は透過型の被投影画像(画像情報)であ
り、例えばマイクロフィルム等から成っている。7は投
影レンズであり、被投影画像6をスクリーン10面上又
は記録媒体(固体撮像素子)としてのラインセンサー
(CCD)13面上に拡大投影している。尚、投影レン
ズ7はズームレンズより構成しても良く、この場合は前
記投影倍率情報はズーミングに応じて変化している。
【0024】15は検知手段としてのレンズ情報検知回
路であり、投影レンズ7が持つ投影倍率情報を検知して
いる。16は制御手段としての位置制御回路であり、レ
ンズ情報検知回路15からの信号に基づいて複数の駆動
モータ17,18,19を制御することにより、アダプ
ターレンズ3を光路内に挿脱させ、また第1、第2のフ
レネルレンズ5a,5bのレンズ間隔が変化するよう
に、該第1、第2のフレネルレンズ5a,5bを光軸
上、相対的に移動させ、更にフィールドレンズ部5を光
軸上移動させている。
【0025】14は移動可能なディジタル読取用の走査
部であり、ディジタル読取用ミラー11,12とを有し
ており、被投影画像6の読取時に光路内に位置するよう
に図中矢印Aの如く移動し、観察時には光路外へ退避し
ている。
【0026】13はディジタル読取用の記録媒体であ
り、例えば複数の画素が紙面に対して垂直方向に並置さ
れたラインセンサー(CCD)より成っている。尚、記
録媒体に感光ドラムを用いても良い。
【0027】8は観察用の反射ミラー、9は回動可能な
観察用の回動ミラーであり、図中矢印Bの如く観察時に
は位置9bに回動し、読取時(記録時)には位置9aに
回動している。10はスクリーンである。
【0028】本実施形態においてはハロゲンランプ1b
からの放射した光束を楕円ミラー1aで一度集光させた
後、断熱ガラス2を通過させ投影レンズ7の投影倍率情
報に応じて挿脱可能なアダプターレンズ3を通過させコ
ールドミラー4で反射させた後、投影レンズ7の投影倍
率情報に応じて移動可能なフィールドレンズ部5を介し
て被投影画像6の有効照明領域を照明している。尚、本
実施形態においては投影レンズ7の入射瞳位置近傍に光
源1からの光束が収束(結像)するように、即ちケーラ
ー照明するように各要素を設定している。
【0029】そしてスクリーン10面で被投影画像6を
観察する観察時のときには投影レンズ7を通過した光束
を反射ミラー8、回動ミラー9を介してスクリーン10
面上に導光し、その面上に拡大した投影像を形成してい
る。
【0030】またラインセンサー13で投影画像を読取
るときにはディジタル読取用の走査部14が光路内に位
置するように図中矢印Aの如く移動し、投影レンズ7を
通過した光束をディジタル読取用ミラー11,12で反
射させ、ラインセンサー13面上に入射させている。そ
してラインセンサー13で被投影画像6をディジタル読
取りしている。
【0031】本実施形態においては投影レンズ7が有す
る投影倍率情報をレンズ情報検知回路15によって検知
し、該検知された情報に基づいて位置制御回路16によ
り、それぞれ対応する駆動モータ17,18,19を介
して自動的にアダプターレンズ3を光路内に挿入し、あ
るいは光路外へ退避させ、かつ第1、第2のフレネルレ
ンズ5a,5bのレンズ間隔が変化するように、該第
1、第2のフレネルレンズ5a,5bを光軸方向に相対
的に移動させ、更にフィールドレンズ部5を光軸方向へ
所定量移動させている。
【0032】この種の画像形成装置においてはスクリー
ン10面上で常に明るさを一定にするため投影レンズ7
のスクリーン10側のNA(開口数)を一定にする必要
がある。その結果投影レンズ7の被投影画像6側のNA
は投影倍率が低倍のときは小さく、高倍のときは大きく
なる。
【0033】本実施形態の光源1はハロゲンランプ1b
が楕円ミラー1aの一部に穴部を形成させるためNAが
小さくなると、該穴部の影響を受けやすくなり、実際に
投影できる光量が少なくなる。そこで本実施形態では投
影レンズ7のレンズ情報から投影倍率を検知してアダプ
ターレンズ3を光路内に挿脱することによって光源1の
穴部の影響を軽減している。
【0034】投影レンズ7がズームレンズで構成される
場合、投影レンズ7の上部に配置されるイメージローテ
ーションプリズム(不図示)による光束のケラレがない
こと、レンズの大きさ、光学性能の確保などの各種制約
から、例えば各倍率における瞳位置は図2に示すように
変化する。図2から同じ投影倍率であってもレンズの種
類によって瞳位置は異なること、全体としては低倍率で
は瞳位置が投影画像面から遠く、高倍率では瞳位置が投
影画像側に近い傾向であることがわかる。
【0035】ズームレンズの変倍域が拡がると瞳位置の
変化範囲も拡がるが、光量ムラを敏感に読取るラインセ
ンサーによるディジタル読取りでは、特にできる限りケ
ーラー照明条件を満たすことが必要となる。
【0036】そこで本実施形態ではこのケーラー照明条
件を満たすため第1、第2のフレネルレンズ5a,5b
を光軸方向に相対的に移動させ、更に該フィールドレン
ズ部5を光軸方向へ所定量移動させている。これにより
投影レンズ7の種類あるいは投影倍率に拘らず,画面内
の光量ムラを実用上問題のないように設定している。
【0037】図3(A),(B),(C)に、その実施
形態を示す。同図(A),(B),(C)は各々図1の
主要部分の光学系を展開したときの要部概略図である。
同図(A)は投影レンズ7(7L)の瞳位置が被投影画
像6より遠い時(低倍率)、同図(B)は投影レンズ7
(7M)の瞳位置が被投影画像6に近い時(中倍率)、
同図(C)は同図(B)よりもさらに投影レンズ7(7
H)の瞳位置が被投影画像6より近い時(高倍率)の光
学配置を示している。図3において図1に示した要素と
同一要素には同符番を付している。
【0038】同図(A),(B)は各々投影レンズ7の
投影倍率情報に応じてフィールドレンズ部5を構成する
第1、第2のフレネルレンズ5a,5bが、そのレンズ
間隔を空けながら光軸上を移動していることを示し、同
図(C)はフレネルレンズ部5の位置は同図(B)とほ
ぼ同じであるが、第1、第2のフレネルレンズ5a,5
bのレンズ間隔を狭めて該フィールドレンズ部5の屈折
力を強めていることを示している。
【0039】前記図1に示すように装置全体の大きさを
コンパクトにまとめるために照明光学系LXの光路はコ
ールドミラー4等で折り畳むのでフィールドレンズ部5
の移動範囲は制約を受ける。そのために図3(C)に示
すようにフィールドレンズ部5の屈折力を強めることは
スペースに制約がある場合、有効である。また図3
(A)においてアダプターレンズ3を光路内に挿入して
いるのは瞳位置が投影画像6より遠い場合は一般に投影
レンズ7は低倍率であるからである。
【0040】このように本実施形態では上述の如く投影
レンズ7の投影倍率情報に応じて第1、第2のフレネル
レンズ5a,5bを光軸方向に相対的に移動させること
により、フィールドレンズ部5の屈折力を可変とし、更
に該フィールドレンズ部5を光軸方向へ所定量移動させ
ることによって、常に最適な照明条件を維持することが
でき、これにより投影倍率情報に拘らず、画面内の光量
ムラを実用上問題のないように設定することができる。
【0041】(実施形態2)図4(A),(B),
(C)は各々本発明の実施形態2の主要部分の光学系を
展開したときの要部概略図である。同図(A)は投影レ
ンズ7(7L)の瞳位置が被投影画像6より遠い時(低
倍率)、同図(B)は投影レンズ7(7M)の瞳位置が
被投影画像6に近い時(中倍率)、同図(C)は同図
(B)よりもさらに投影レンズ7(7H)の瞳位置が被
投影画像6より近い時(高倍率)の光学配置を示してい
る。図4において図3に示した要素と同一要素には同符
番を付している。
【0042】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点はフィールドレンズ部25を光源1側から順に負
の屈折力の第1のフレネルレンズ5e,正の屈折力の第
2のフレネルレンズ5c、そして正の屈折力の第3のフ
レネルレンズ5dの3つのフレネルレンズより構成し、
第2のフレネルレンズ5cが第1、第3のフレネルレン
ズ5e,5dに対し相対的に移動可能となるように構成
したことである。その他の構成及び光学的作用は実施形
態1と略同様であり、これにより同様な効果を得てい
る。
【0043】即ち、同図において25は全体として正の
屈折力を有するフィールドレンズ部であり、光源1側か
ら順に負の屈折力の第1のフレネルレンズ5e,正の屈
折力の第2のフレネルレンズ5c、そして正の屈折力の
第3のフレネルレンズ5dの3つのフレネルレンズを有
し、投影画像6近傍に配置されている。本実施形態にお
けるフィールドレンズ部25は検知手段で検知された投
影レンズ7の投影倍率情報(投影レンズの種類や投影倍
率に関する情報)に基づいて制御手段により、光軸方向
に移動可能となるように構成されており、またフィール
ドレンズ部25を構成する第2のフレネルレンズ5cが
第1、第3のフレネルレンズ5e,5dに対し相対的に
移動可能となるように構成されている。
【0044】本実施形態においては検知手段により検知
された投影レンズの投影倍率情報に基づいて制御手段に
より第2のフレネルレンズ5cを第1、第3のフレネル
レンズ5e,5dに対し相対的に移動させ、更に該フィ
ールドレンズ部5を光軸方向へ所定量移動させている。
これにより本実施形態では常に最適な照明条件を維持す
ることによって、投影倍率情報に拘らず、画面内の光量
ムラを実用上問題のないように設定することができる。
【0045】また本実施形態では前述の実施形態1と比
較し、第2、第3のフレネルレンズ5c,5dの正の屈
折力を強くできるのでフィールドレンズ部5の光軸方向
への移動量を少なくすることができる。
【0046】(実施形態3)図5は本発明の実施形態3
の主要部分の光学系を展開したときの要部概略図であ
る。同図において図1に示した要素と同一要素には同符
番を付している。
【0047】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点はフィールドレンズ部35を光源1側から順に正
の屈折力の第1のフレネルレンズ5f,正の屈折力の第
2のフレネルレンズ5g、そして曲率が可変の光学素子
(曲率可変レンズ)5hより構成したことである。その
他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、
これにより同様な効果を得ている。
【0048】即ち、同図において35は全体として正の
屈折力を有するフィールドレンズ部であり、光源1側か
ら順に正の屈折力の第1のフレネルレンズ5f,正の屈
折力の第2のフレネルレンズ5g、そして曲率が可変の
光学素子(曲率可変レンズ)5hを有し、被投影画像6
近傍に配置されている。本実施形態におけるフィールド
レンズ部35は検知手段で検知された投影レンズ7の投
影倍率情報(投影レンズの種類や投影倍率に関する情
報)に基づいて制御手段により、光軸方向に移動可能と
なるように構成されており、またフィールドレンズ部3
5を構成する光学素子5hが曲率可変と成るように構成
されている。
【0049】本実施形態においては検知手段により検知
された投影レンズの投影倍率情報に基づいて制御手段に
より光学素子5hの曲率を変化させ、更にフィールドレ
ンズ部35を光軸方向へ所定量移動させている。これに
より本実施形態では常に最適な照明条件を維持すること
によって、投影倍率情報に拘らず、画面内の光量ムラを
実用上問題のないように設定することができる。
【0050】ここで曲率可変の光学素子5hの構造につ
いて図6(A),(B)を用いて説明する。同図
(A),(B)において第2のフレネルレンズ5gは光
学素子5hの片面を固定する機能を有している。21は
固定のレンズ鏡筒、22は可動のレンズ鏡筒である。
【0051】同図(A),(B)において光学素子5h
は透明な弾性体であるシリコンゴムから成り、該シリコ
ンゴムの端部を可動のレンズ鏡筒22で押引きして曲率
を変化させることができる。即ち、フィールドレンズ部
35の屈折力を可変とすることができる。シリコンゴム
は薄層の比較的硬い表面層を有しており、端部の押引き
によって自由な面が凸面、平面、凹面に変化する。例え
ば同図(A)は平面、同図(B)は投影画像側に凸面を
形成したことを示している。
【0052】尚、フィールドレンズ部は各実施形態にお
いて球面レンズ、非球面レンズ等を含んでいても良い。
また曲率可変の光学素子としては上記に示した曲率可変
レンズに限ることはない。
【0053】次に本発明の実施形態1〜3に対応する数
値実施例1〜3を以下に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】上記に示す各数値実施例1,2,3の構成
において投影レンズ7の投影倍率を例えば図2に示すよ
うに7倍から50倍までに変化させるとき、該投影倍率
に応じてフィールドレンズ部の屈折力を変化させ、更に
フィールドレンズ部を光軸方向に移動させることによっ
て、常に最適な照明条件を維持することができる。これ
により各数値実施例においては投影倍率に拘らず、画面
内の光量ムラが実用上問題のないように設定できる。
【0058】尚、本実施形態においては投影レンズの種
類あるいは投影倍率に応じてフィールドレンズ部を屈折
力可変と成るように構成したが、これに限らず、例えば
光源の位置が変化した場合においても、フィールドレン
ズ部の屈折力を変化させるように構成しても良い。例え
ば光源の変化した位置を検知手段で検知し、該検知手段
からの信号に基づいて制御手段によりフィールドレンズ
部の屈折力を変化させることにより、該光源の収束点を
投影レンズの瞳位置に形成することができる。
【0059】また本実施形態においては投影装置をマイ
クロフィルムスキャナーに適用したが、もちろんマイク
ロフィルムリーダーやマイクロフィルムリーダープリン
ター等に適用できることはいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く照明手段の一
要素を構成するフィールドレンズ部を屈折力可変と成る
ように構成することにより、投影レンズの種類あるいは
投影倍率に拘らず常に光量ムラの少ない投影装置及びそ
れを用いた画像形成装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】本発明に関わる投影レンズの瞳位置変化を示す
説明図
【図3】本発明の実施形態1の主要部分の部光学系の要
部概略図
【図4】本発明の実施形態2の主要部分の光学系の要部
概略図
【図5】本発明の実施形態3の主要部分の光学系の要部
概略図
【図6】図5に示した屈折力可変レンズの要部説明図
【符号の説明】
LX 照明手段 1 光源(集光ミラー付ランプ) 1a 楕円ミラー 1b ハロゲンランプ 2 断熱ガラス 3 アダプターレンズ 4 コールドミラー 5,25,35 フィールドレンズ部 5a,5e,5f 第1のフレネルレンズ 5b,5c,5g 第2のフレネルレンズ 5d 第3のフレネルレンズ 5h 曲率可変レンズ 6 被投影画像 7(7L,7M,7H) 投影レンズ 8,9 観察ミラー 10 スクリーン 11,12 ディジタル読取り用ミラー 13 記録媒体(ラインセンサー) 14 ディジタル読取用走査部 15 レンズ情報検知回路 16 位置制御回路 17,18,19 駆動用モータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明手段で照明した投影画像を投影レン
    ズによって投影面上に投影する投影装置において、 該照明手段は該投影画像近傍にフィールドレンズ部を有
    し、該フィールドレンズ部は屈折力が可変であることを
    特徴とする投影装置。
  2. 【請求項2】 前記フィールドレンズ部は光軸方向に移
    動可能なレンズを有していることを特徴とする請求項1
    記載の投影装置。
  3. 【請求項3】 前記フィールドレンズ部は複数のレンズ
    を有し、該複数のレンズで形成される間隔のうち少なく
    とも1つが変化するようにレンズを光軸方向に移動させ
    て屈折力を可変としたことを特徴とする請求項1記載の
    投影装置。
  4. 【請求項4】 前記フィールドレンズ部は少なくとも1
    つのフレネルレンズを含むことを特徴とする請求項3記
    載の投影装置。
  5. 【請求項5】 前記フィールドレンズ部は少なくとも1
    つの曲率が可変な光学素子と、少なくとも1つのフレネ
    ルレンズを有し、該曲率が可変な光学素子を利用するこ
    とにより、屈折力を可変としたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の投影装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至5の何れか1項に記載
    の投影装置を用いてスクリーン面上に画像を形成したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至5の何れか1項に記載
    の投影装置を用いて記録媒体面上に画像を形成したこと
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1乃至5の何れか1項に記載
    の投影装置を用いてスクリーン面上及び記録媒体面上に
    画像を形成したことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022500700A (ja) * 2018-09-24 2022-01-04 アップル インコーポレイテッドApple Inc. 交換可能なレンズを備えたディスプレイシステム

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