JP2002072000A - 光ファイバ被覆装置 - Google Patents

光ファイバ被覆装置

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JP2002072000A
JP2002072000A JP2000252774A JP2000252774A JP2002072000A JP 2002072000 A JP2002072000 A JP 2002072000A JP 2000252774 A JP2000252774 A JP 2000252774A JP 2000252774 A JP2000252774 A JP 2000252774A JP 2002072000 A JP2002072000 A JP 2002072000A
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light
mold
light source
shielding
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JP2000252774A
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Toshio Shibata
俊生 柴田
Hideki Watanabe
秀樹 渡辺
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 従来の光ファイバ被覆装置には光硬化性樹脂
の注入状況や硬化状況を確認する度に大きな遮蔽蓋を開
閉しなければならず、遮蔽蓋を開けると、リコート構入
に注入されている光硬化性樹脂以外の光硬化性樹脂が外
光に曝されるため、これらの樹脂が硬化して詰りの原因
になる。 【解決手段】 光ファイバの被覆除去部を再被覆する光
ファイバ被覆装置において、遮蔽蓋6に、同遮蔽蓋6を
閉じた状態のままで、その内側にあるモールド型の内部
を確認可能な確認窓8を設けた。遮蔽蓋6に、確認窓8
を開閉可能な開閉蓋を設けた。確認窓8の周囲に遮光板
を設けた。光源の光量を検知可能な受光センサを設け
た。受光センサの検知結果に基づいて光源の光量を自動
調整可能とした。受光センサの検知結果に基づいて光源
の劣化を判定し、これを警告可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの被覆
除去部分を再被覆するための光ファイバ被覆装置に関す
るものであり、特に被覆が除去された光ファイバの接続
部を再被覆するのに適した光ファイバ被覆装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ同士を接続する方法の一つ
に、夫々の光ファイバの端部の被覆を除去した後に、こ
れら端部同士を突き合せて融着接続する方法がある。こ
の種の方法によって光ファイバ同士を接続した場合、被
覆が除去されている夫々の光ファイバの端部(接続部)
を何らかの方法で補強する必要があり、従来は接続部を
補強部材で挟み込んだり、熱収縮チューブを被せたりし
ていた。しかし、光機器の高密度実装化に対応するため
には、補強後の接続部の外径を被覆除去前と同一にする
ことが理想的である。そこで最近は、光ファイバ被覆装
置によって接続部を再被覆して補強することが注目され
ている。
【0003】光ファイバの接続部を再被覆するために現
在使用されている光ファイバ被覆装置の一例を図7に基
づいて説明する。この光ファイバ被覆装置は、分離可能
な上型A及び下型Bから構成されるモールド型Cが搭載
された装置本体Dと、装置本体Dに図中の矢印a−b方
向へ回動可能に取り付けられた遮蔽蓋Eとを備えてい
る。
【0004】図7に示す光ファイバ被覆装置によって光
ファイバの接続部を再被覆するには次のようにする。 (1)前記遮蔽蓋Eを図中の矢印b方向へ回動させてか
ら(遮蔽蓋Eを開けてから)、モールド型Cの上型Aを
同方向へ回動させ、下型Bの上面に形成されているリコ
ート溝F内に前記光ファイバの接続部をセットする。 (2)上型Aを前記とは逆方向へ回動させて下型Bの上
に戻し、上型Aの下面に設けられているリコート溝Gを
前記下型Bのリコート溝Fに突き合せ、両リコート溝
F、Gの間に光ファイバの接続部を収容する。 (3)遮蔽蓋Eを図中の矢印a方向へ回動させて(遮蔽
蓋Eを閉じて)、モールド型Cを外光から遮蔽してか
ら、光ファイバの接続部がセットされている前記リコー
ト溝F、G内に供給パイプHから光硬化性樹脂を注入す
る。このとき、必要に応じて遮蔽蓋Eを開け、モールド
型C内への光硬化性樹脂の注入状況を確認する。 (4)リコート溝F、G内に所定量の光硬化性樹脂が注
入されたら遮蔽蓋Eの内側に取り付けられているランプ
Jを点灯させて、光硬化性樹脂に光を照射して同樹脂を
硬化させる。このときも必要に応じて遮蔽蓋Eを開けて
光硬化性樹脂の硬化状況を確認する。 (5)光硬化性樹脂が十分に硬化したら、遮蔽蓋E及び
モールド型Cを開いて光ファイバを取り出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の光ファイバ
被覆装置には次のような課題があった。 (1)光硬化性樹脂の注入状況や硬化状況を確認する度
に大きな遮蔽蓋を開閉しなければならず面倒である。 (2)遮蔽蓋を開けると、リコート溝内に注入されてい
る光硬化性樹脂以外の光硬化性樹脂(例えば、リコート
溝に樹脂を注入するための樹脂注入路内や供給パイプ内
に残っている樹脂)が外光に曝されるため、これら樹脂
が硬化して詰まりの原因になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、遮蔽蓋
を開けなくてもモールド型内への光硬化性樹脂の注入状
況や硬化状況を確認することができる光ファイバ被覆装
置を提供することにある。
【0007】本件出願の第1の光ファイバ被覆装置は、
装置本体に光ファイバの被覆除去部をセット可能な細長
溝を備えたモールド型が搭載され、その装置本体に前記
モールド型を外光から遮蔽可能な遮蔽蓋が開閉可能に取
り付けられ、その遮蔽蓋の内側に光源が取り付けられ、
光ファイバの被覆除去部がセットされた前記モールド型
の細長溝内に光硬化性樹脂を注入し、注入された光硬化
性樹脂に前記光源の光を照射して硬化させることによっ
て、前記被覆除去部を再被覆する光ファイバ被覆装置に
おいて、遮蔽蓋に、同遮蔽蓋を閉じた状態のままで、モ
ールド型の内部を確認可能な確認窓を設けたものであ
る。
【0008】本件出願の第2の光ファイバ被覆装置は、
前記第1の光ファイバ被覆装置において、遮蔽蓋に、確
認窓を開閉可能な開閉蓋を設けたものである。
【0009】本件出願の第3の光ファイバ被覆装置は、
前記第1又は第2の光ファイバ被覆装置において、確認
窓の周囲に遮光板を設けたものである。
【0010】本件出願の第4の光ファイバ被覆装置は、
前記第1乃至第3の光ファイバ被覆装置において、光源
の光量を検知可能な受光センサを設けたものである。
【0011】本件出願の第5の光ファイバ被覆装置は、
装置本体に光ファイバの被覆除去部をセット可能な細長
溝を備えたモールド型が搭載され、その装置本体に前記
モールド型を外光から遮蔽可能な遮蔽蓋が開閉可能に取
り付けられ、その遮蔽蓋の内側に光源が取り付けられ、
光ファイバの被覆除去部がセットされた前記モールド型
の細長溝内に光硬化性樹脂を注入し、注入された光硬化
性樹脂に前記光源の光を照射して硬化させることによっ
て、前記被覆除去部を再被覆する光ファイバ被覆装置に
おいて、光源の光を検知可能な受光センサを設けたもの
である。
【0012】本件出願の第6の光ファイバ被覆装置は、
前記第1乃至第5の光ファイバ被覆装置において、受光
センサの検知結果に基づいて光源の光量を自動調整可能
としたものである。
【0013】本件出願の第7の光ファイバ被覆装置は、
前記第1乃至第6の光ファイバ被覆装置において、受光
センサの検知結果に基づいて光源の劣化を判定し、これ
を警告可能としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、再被覆され
る光ファイバの被覆除去部が、被覆を除去した後に融着
接続された2本の光ファイバの端部(以下「接続部」)
である場合を例にとって、本発明の光ファイバ被覆装置
の実施形態の一例を説明する。本発明の光ファイバ被覆
装置は、モールド型が搭載された装置本体と、装置本体
に開閉可能に取り付けられ、前記モールド型を外光から
遮蔽可能な遮蔽蓋と、遮蔽蓋の内側に取り付けられた光
源を備え、光ファイバの接続部がセットされたモールド
型内に光硬化性樹脂を充填し、充填された光硬化性樹脂
に光源の光を照射して硬化させることによって、前記接
続部を光硬化性樹脂によって再被覆するものである。
【0015】図1に示すように、前記モールド型5は装
置本体1の上面に固定された石英ガラス製の下型20
と、下型20に図中の矢印a−b方向へ回動可能に取り
付けられた石英ガラス製の上型22とから構成されてい
る。図2に示すように、上型22及び下型20の接合面
(上型22の下面24及び下型20の上面26)の中央
には、前記光ファイバ2の接続部3を嵌合可能な断面半
円弧状の細長溝4(以下「リコート溝4」)が夫々形成
されており、下型20のリコート溝4内に前記接続部3
を嵌合させてから、上型22を図1の矢印a方向へ回動
させて下型20の上に重ねると(互いの接合面同士を接
合させると)、夫々の接合面に形成されている前記リコ
ート溝4同士が突き合わされ、突き合わされた互いのリ
コート溝4の間に前記接続部3が収容されるようにして
ある。尚、上型22及び下型20のリコート溝4の長手
方向両外側には、リコート溝4の間にセットされた光フ
ァイバ2の接続部3に連なる被覆部分の一部を嵌合可能
な嵌合溝28が形成されている。
【0016】図1に示すように上型22の下面24及び
下型20の上面26には、前記リコート溝4と直交する
方向に夫々凹溝30が形成されており(図2では上型の
凹溝は省略)、前記のようにして互いのリコート溝4同
士を突き合せると(下型20の上に上型22を重ねる
と)、夫々の凹溝30同士も突き合わされて、光ファイ
バ2の接続部3がセットされた互いのリコート溝4の間
に光硬化性樹脂を注入するための流路が形成されるよう
にしてある。
【0017】図1に示すように、前記遮蔽蓋6は下方開
口の箱である。この遮蔽蓋6は図中の矢印a−b方向へ
回動可能(開閉可能)なるように装置本体1に取り付け
られており、矢印a方向へ回動させると(閉じると)、
前記モールド型5を覆い隠して、同モールド型5が外光
に曝されることを防止するようにしてある。また、遮蔽
蓋6の天井板32の内側には光源7(例えば、紫外線ラ
ンプ)が取り付けられている。これにより、遮蔽蓋6を
閉じた状態で光源7を点灯させると、同光源7から出射
された光がモールド型5に照射され、前記突き合わされ
たリコート溝4の間に充填されている光硬化性樹脂が硬
化するようにしてある。また、図3に示すように、遮蔽
蓋6の天井板32には、当該遮蔽蓋6を開けなくても、
光硬化性樹脂の注入状況や硬化状況を確認可能な長方形
の確認窓8が開設されている。さらに、確認窓8には図
3に示すように、矢印c−d方向へスライドして、当該
確認窓8を開閉口可能な開閉蓋9が取り付けられてい
る。これによって、光硬化性樹脂の注入状況や硬化状況
を確認したいときには当該開閉蓋9を矢印d方向へスラ
イドさせて確認窓8を開き、それ以外のときには開閉蓋
9を矢印c方向へスライドさせて確認窓8を閉じて、外
光の侵入を防止可能としてある。
【0018】図1に示すように前記装置本体1には、制
御部40、樹脂タンク42、ポンプ44が内蔵されてお
り、操作盤46上の所定ボタンを押して前記ポンプ44
を作動させると、樹脂タンク42内に収容されている光
硬化性樹脂が汲み出されて供給パイプ48へ送られ、供
給パイプ48に送られた樹脂が前記流路を介して接続部
3がセットされているリコート溝4の間に充填されるよ
うにしてある。
【0019】図1に示す本発明の光ファイバ被覆装置に
よって、光ファイバの被覆除去部(融着接続された2本
の光ファイバの接続部)を再被覆するには次のようにす
る。 (1)遮蔽蓋6を図1の矢印b方向へ開けて、モールド
型5の上型22を同方向へ回動させる。 (2)図2に示すように、モールド型5の下型20の上
面26に形成されているリコート溝4内にその上方から
前記光ファイバ2の接続部3をセットし、同ファイバ2
のうち、接続部3に連なる被覆部分の一部を嵌合溝28
内にセットする。 (3)上型22を図1の矢印a方向へ回動させて下型2
0の上に重ねる。即ち、上型22と下型20のリコート
溝4同士及び嵌合溝28同士を突き合せ、突き合わされ
た互いのリコート溝4の間に接続部3を収容し、互いの
嵌合溝28の間に前記接続部3に連なる被覆部分の一部
を収容する。 (4)モールド型5より外側に突出した夫々の光ファイ
バ2の被覆部分を装置本体1の長手方向両側面から外側
に突設されたクランプ50によって夫々挟着保持する。 (5)遮蔽蓋6を図1の矢印a方向へ閉じてモールド型
5を覆う。尚、図1に示すように、遮蔽蓋6の長手方向
両側面には細長の切り欠き52を形成して、遮蔽蓋6を
閉じたときに同蓋6と光ファイバ2とが干渉することが
ないようにしてある。 (6)装置本体1の操作盤46上の所定ボタンを押して
ポンプ44を作動させ、樹脂タンク42内の光硬化性樹
脂(例えば、紫外線硬化エポキシ系アクリレート樹脂)
を前記突き合わされたリコート溝4の間に注入する(接
続部3の周囲に充填する)。このとき、必要に応じて開
閉蓋9を操作して確認窓8を開口し、光硬化性樹脂の注
入状況を確認する。 (7)操作盤46上の所定ボタンを押して光源7を点灯
させて、光ファイバ2の接続部3の周囲に充填された光
硬化性樹脂に紫外線を照射し、同樹脂を硬化させる。こ
のときも必要に応じて開閉蓋9を操作して確認窓8を開
口し、光硬化性樹脂の硬化状況を確認する。尚、本発明
の光ファイバ被覆装置は、モールド型5に照射される紫
外線量を検出可能な受光センサ(例えば紫外線センサ)
33を備えており、同センサの検出結果を予め設定され
ているテーブル値と比較して、その差分を算出し、差分
が可及的に少なくなるように光源7の光量を自動調整す
るようにしてある。 (8)光硬化性樹脂が十分に硬化したら、遮蔽蓋6を図
1の矢印b方向へ開け、モールド型5の上型22を同方
向へ回動させて光ファイバ2を取り出す。
【0020】(実施形態2)図3に示した開閉蓋9は横
スライドすることによって確認窓8を開閉するものであ
るが、開閉蓋9は図4に示すように回動することによっ
て確認窓8を開閉するものであってもよい。
【0021】図5に示すように、確認窓8の周囲の全部
又は一部に外光の侵入を防止する遮光板10を突設し
て、開閉蓋9に代えることもできる。もちろん、開閉蓋
9を設け、さらに遮光板10を設けることもできる。何
れの場合も、遮光板10は確認窓8内への外光の侵入を
防止可能であり、且つ確認窓8から内部のモールド型5
を確認する際に邪魔にならないように配置することが望
ましい。尚、遮光板10は外光の入射方向が特定できる
場所で使用する場合に特に有効である。
【0022】さらに前記実施形態において遮蔽蓋6とモ
ールド型5の上型22が連動して開閉可能とすることも
できる。また、遮蔽蓋6に前記上型5を取り付けて、こ
れらを一体に開閉可能とすることもできる。さらに、前
記受光センサ33を備えた場合、同センサ33が検出す
る紫外線量が予め設定されているテーブル値よりも著し
く変化した場合には、光源7の交換を促す警告を発する
ようにすることもできる。例えば、光源7が劣化したた
め紫外線量が許容量を下回った場合には、光源7の交換
を促す警告を発するようにすることができる。具体的に
は図8に示すように、受光センサ33の検出結果を収集
し(センサデータを収集し)、光源7の光量に変化があ
るか否かを判定する。その結果、変化がない場合には次
工程に進み、変化がある場合にはテーブル値を参照して
調整範囲内であるか否かを判定する。その結果、調整範
囲内である場合には光量を調整した上で次工程に進み、
調整範囲外である場合には光源7の交換を促す警告を発
する。尚、以上のような工程(光源補償工程)は、例え
ば前記「0020」に示した一連の再被覆工程中の
(7)と(8)の間において行う。
【0023】(実施形態3)本発明の光ファイバ被覆装
置における窓及びモールド型の望ましい設置位置を図6
に基づいて説明する。窓からモールド型の内部を確認す
るといった観点からは同窓及びモールド型は次の(1)
〜(3)の視野領域内に存在するように設置されること
が望ましい。 (1)座位又は立位の作業者の水平方向基準視線(図6
aの矢印X)より下方へ45°〜50°(図6a)で、
且つ同基準線を中心として左右方向へ夫々30°(図6
b)の視野領域内。 (2)前記水平方向基準視線より下方へ40°〜55°
(図6a)で、且つ同基準線を中心として左右方向へ夫
々30°(図6b)の視野領域内。 (3)前記水平方向基準視線より下方へ10°〜40°
(図6a)で、且つ同基準線を中心として左右方向へ夫
々30°(図6b)の視野領域内。
【0024】尚、前記(1)〜(3)のうち、(1)が
最も望ましく、次ぎに(2)、さらにその次ぎに(3)
が望ましい。また、窓及びモールド型以外のもの(光
源、ポンプ、樹脂タンク等)はこれら視野領域外に存在
することが望ましい。
【0025】
【発明の効果】本件出願の請求項1記載の光ファイバ被
覆装置は次のような効果を有する。 (1)遮蔽蓋を閉じた状態のままで、モールド型内部を
確認可能な確認窓を備えているので、光硬化性樹脂の注
入状況や同樹脂の硬化状況を確認するために一々遮蔽蓋
を開閉する必要がなく作業性が良い。また、遮蔽蓋を開
けることによって、リコート溝以外の場所に存在する光
硬化性樹脂が外光に曝されて硬化してしまう虞もない。
【0026】本件出願の請求項2記載の光ファイバ被覆
装置は次のような効果を有する。 (1)遮蔽蓋に確認窓を開閉可能な開閉蓋を設けたの
で、モールド型内部を確認したいときだけ確認窓を開
き、これ以外のときには確認窓を閉じて外光の侵入を防
ぐことができる。従って、請求項1記載の光ファイバ被
覆装置に比べて、リコート溝以外の場所に存在する光硬
化性樹脂が外光に曝される可能性がより一層低くなる。
【0027】本件出願の請求項3記載の光ファイバ被覆
装置は、次のような効果を有する。 (1)確認窓の周囲に遮光板を設けたので、開閉蓋を設
けなくても、前記請求項2記載の光ファイバ被覆装置と
同様の効果を得ることができる。結果的に、開閉蓋を操
作する手間を省き、且つ請求項2記載の光ファイバ被覆
装置と同様の効果を得られる。また、開閉蓋を設けない
ため構造が簡単になり、生産コストが低減され、耐久性
が増す。
【0028】本件出願の請求項4又は請求項5記載の光
ファイバ被覆装置は、光源の光量を検知可能な受光セン
サを設けたので、受光センサの検知結果に基づいて光源
の光量を手動調整したり、自動調整したりすることが可
能となる。また、光源の劣化を検知してこれを交換する
ことによって、常に必要且つ十分なレベルの光を光硬化
性樹脂に与えることができる。
【0029】本件出願の請求項6記載の光ファイバ被覆
装置は、受光センサの検知結果に基づいて光源の光量を
自動調整可能としたので、作業者が光量の確認や調整を
しなくても、常に必要且つ十分なレベルの光を光硬化性
樹脂に自動的に与えることができる。
【0030】本件出願の請求項7記載の光ファイバ被覆
装置は、受光センサの検知結果に基づいて光源の劣化を
判定し、これを警告可能としたので、劣化した光源を使
用したため光硬化性樹脂の硬化が不十分になるといった
不都合を確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ被覆装置の実施形態の一例
を示す斜視図。
【図2】図1に示すモールド型の拡大説明図。
【図3】図1に示す光ファイバ被覆装置の遮蔽蓋を閉じ
た状態を示す斜視図。
【図4】本発明の光ファイバ被覆装置の実施形態の他の
一例を示す部分斜視図。
【図5】本発明の光ファイバ被覆装置の実施形態の他の
一例を示す部分斜視図。
【図6】(a)(b)は窓とモールド型の設置位置の望
ましい例を示す説明図。
【図7】従来の光ファイバ被覆装置の一例を示す斜視
図。
【図8】光源の補償工程の一例を示す図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 光ファイバ 3 被覆除去部 4 細長溝 5 モールド型 6 遮蔽蓋 7 光源 8 確認窓 9 開閉蓋 10 遮光板 33 受光センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体(1)に光ファイバ(2)の被覆
    除去部(3)をセット可能な細長溝(4)を備えたモー
    ルド型(5)が搭載され、その装置本体(1)に前記モ
    ールド型(5)を外光から遮蔽可能な遮蔽蓋(6)が開
    閉可能に取り付けられ、その遮蔽蓋(6)の内側に光源
    (7)が取り付けられ、光ファイバ(2)の被覆除去部
    (3)がセットされた前記モールド型(5)の細長溝
    (4)内に光硬化性樹脂を注入し、注入された光硬化性
    樹脂に前記光源(7)の光を照射して硬化させることに
    よって、前記被覆除去部(3)を再被覆する光ファイバ
    被覆装置において、遮蔽蓋(6)に、同遮蔽蓋(6)を
    閉じた状態のままで、モールド型(5)の内部を確認可
    能な確認窓(8)を設けたことを特徴とする光ファイバ
    被覆装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光ファイバ被覆装置におい
    て、遮蔽蓋(6)に、確認窓(8)を開閉可能な開閉蓋
    (9)を設けたことを特徴とする光ファイバ被覆装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の光ファイバ被
    覆装置において、確認窓(8)の周囲に遮光板(10)
    を設けたことを特徴とする光ファイバ被覆装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    光ファイバ被覆装置において、光源(7)の光量を検知
    可能な受光センサ(33)を設けたことを特徴とする光
    ファイバ被覆装置。
  5. 【請求項5】装置本体(1)に光ファイバ(2)の被覆
    除去部(3)をセット可能な細長溝(4)を備えたモー
    ルド型(5)が搭載され、その装置本体(1)に前記モ
    ールド型(5)を外光から遮蔽可能な遮蔽蓋(6)が開
    閉可能に取り付けられ、その遮蔽蓋(6)の内側に光源
    (7)が取り付けられ、光ファイバ(2)の被覆除去部
    (3)がセットされた前記モールド型(5)の細長溝
    (4)内に光硬化性樹脂を注入し、注入された光硬化性
    樹脂に前記光源(7)の光を照射して硬化させることに
    よって、前記被覆除去部(3)を再被覆する光ファイバ
    被覆装置において、光源(7)の光を検知可能な受光セ
    ンサ(33)を設けたことを特徴とする光ファイバ被覆
    装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    光ファイバ被覆装置において、受光センサ(33)の検
    知結果に基づいて光源(7)の光量を自動調整可能とし
    たことを特徴とする光ファイバ被覆装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
    光ファイバ被覆装置において、受光センサ(33)の検
    知結果に基づいて光源(7)の劣化を判定し、これを警
    告可能としたことを特徴とする光ファイバ被覆装置。
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