JP2002071574A

JP2002071574A - 画像処理装置の不良画像表示方法及び画像処理装置

Info

Publication number: JP2002071574A
Application number: JP2000256639A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Fujiwara; 正年藤原
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 2000-08-28
Filing date: 2000-08-28
Publication date: 2002-03-08

Abstract

(57)【要約】【課題】複数の不良画像と各不良画像の良否判定条件の
内容を同時に見えるようにして作業の効率化を図る。【解決手段】対象物の良否判定検査の終了後、入力装置
９の上下キーの操作と確定キーの操作とでメニュー１１
で表示されている項目の内、「不良画像を表示」が選択
されると、ＣＰＵ６はＲＡＭ８に記憶されている全ての
不良画像Ｇ１〜Ｇ３を表示装置１０の画面に縦横に並べ
て表示する。この状態において入力装置９の上下キーの
操作と確定キーの操作とで表示装置１０の画面に表示さ
れている何れかの不良画像が選択されると、ＣＰＵ６は
ＲＡＭ８に設定されている判定条件内容についての選択
された不良画像Ｇ３の数値を読み出し、表示装置１０の
画面で表示された当該不良画像の上に一部を重ねて表示
したウィンドウ１３内に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ＦＡ（ファクトリ
・オートメーション）等に用いられ、例えば、生産工程
において製品の良否判定などに使用される画像処理装置
の不良画像表示方法及び画像処理装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、人の視覚に頼って行われていた種
々の目視検査を正確で高速にかつ自動的に検査し得るも
のとして画像処理装置が、昨今、工場などの生産設備と
して数多く導入されている。

【０００３】従来の画像処理装置は、検査対象の撮像を
行うＴＶカメラ、ＴＶカメラの出力信号をデジタル信号
に変換するＡ／Ｄ変換器、Ａ／Ｄ変換器を介してＴＶカ
メラの撮像により得られる画像データを記憶する画像処
理用のメモリおよび画像表示用のメモリ、画像処理用メ
モリの画像データを利用して、予め設定された種類の処
理を行って上記検査対象の検査を行うＣＰＵ、ルックア
ップテーブルおよびＤ／Ａ変換器を介して画像表示用メ
モリから得られる画像を画面に表示するモニタ等を備え
ている（特開平８−９１５４３号、特開平８−２８１９
２０号並びに特開平５−１４２１６３号の各公報参
照）。

【０００４】このように構成される画像処理装置の概略
動作について説明すると、ＴＶカメラの撮像により得ら
れる画像信号は、Ａ／Ｄ変換器を経由してデジタル信号
の濃淡値となって画素単位で画像処理用および画像表示
用のメモリにそれぞれ格納される。

【０００５】画像処理用のメモリに格納された画像デー
タはＣＰＵからアクセスされて、ユーザが予め設定した
画像処理の手順（シーケンス）に従って処理される。ユ
ーザにより予め設定される画像処理の上記シーケンス
は、検査ごとに幾つかの基本となる画像処理が組み合わ
されて作成される。

【０００６】一般によく使われる画像処理は、ＴＶカメ
ラからの濃淡画像から白黒に２値化された画像を元に処
理するものと、ＴＶカメラからの濃淡画像をそのまま処
理するものとに大別され、前者は２値化画像処理、後者
は濃淡画像処理と呼ばれる。

【０００７】そして、２値化画像処理には、物体の個
数、検出された物体のそれぞれの重心、周囲長、外接矩
形座標および慣性主軸の角度などの様々な特徴量を求め
る特徴抽出などがある。

【０００８】一方、濃淡画像処理には、予め登録された
基準画像としてのテンプレート画像（パターン）を用い
て最も似た画像を設定エリア内あるいは回転中心座標を
中心に回転させて検出するパターンマッチングなどがあ
る。

【０００９】上述のような画像処理の手順に従った検査
により不良と判定された場合、その不良と判定された画
像（以下、「不良画像」と呼ぶ）は上記メモリに格納さ
れ、このような不良画像のメモリへの格納はＴＶカメラ
から画像を取り込んで画像処理を行う度に実行される。

【００１０】而して、メモリに格納された複数の不良画
像Ｇ１〜Ｇ３は、図７に示すように検査終了後個別に指
定してモニタの画面に一覧として並列に表示させること
ができる。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では不良画像の一覧表示が可能であるものの、個々
の不良画像の良否判定条件の内容を知るためには画面表
示を切り換えるなどの処理が必要となり、作業効率の低
下を招いていた。

【００１２】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、複数の不良画像と各不
良画像の良否判定条件の内容を同時に見ることができて
作業の効率化が図れる画像処理装置の不良画像表示方法
及び画像処理装置を提供することにある。

【００１３】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、上記
目的を達成するために、良否判定の対象物を撮像する撮
像手段と、前記撮像手段の撮像により得られる画像デー
タを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画
像データを利用して、予め設定された種類の画像処理を
行って前記対象物の良否判定を行い、少なくとも予め設
定された条件に従って不良と判定した画像を前記記憶手
段に記憶する画像処理手段と、前記画像処理の種類設定
並びに良否判定の条件設定を含む種々の設定を行う設定
手段と、前記記憶手段に記憶された対象物の画像や不良
と判定した画像並びに前記設定手段による設定内容等を
表示する表示手段とを備えた画像処理装置の不良画像表
示方法であって、前記記憶手段に記憶された１乃至複数
の不良と判定した画像を前記表示手段に表示するととも
に、表示された前記画像に対して、前記設定手段により
特定の画像を指定することで当該画像の良否判定条件の
内容を前記画像と同一画面上に表示することを特徴と
し、良否判定により不良と判定して記憶手段に記憶した
複数の画像（不良画像）と各不良画像の良否判定条件の
内容を同時に見ることができて作業の効率化が図れる。

【００１４】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、前記表示手段の画面上に、前記不良と判定した複数
の画像と各画像の良否判定条件の内容とを一覧表形式で
表示することを特徴とし、不良画像及び良否判定条件の
内容がさらに見やすくなる。

【００１５】請求項３の発明は、請求項２の発明におい
て、前記設定手段により良否判定条件の内容に対する閾
値を設定し、前記記憶手段に記憶された画像の内で当該
閾値以上あるいは閾値未満の画像を選択して表示するこ
とを特徴とし、複数の不良画像の中から閾値により選択
される画像のみを表示することができ、さらに作業の効
率化が図れる。

【００１６】請求項４の発明は、請求項１の発明におい
て、前記良否判定条件の複数の項目を前記表示手段の画
面上に一覧で表示する段階と、前記設定手段により前記
複数の項目から一の項目を選択する段階と、前記記憶手
段に記憶された複数の不良と判定した画像を前記表示手
段の画面上に表示する段階と、前記設定手段により特定
の画像を指定することで当該指定された画像について前
記複数の項目から選択された一の項目の内容を前記画像
と同一画面上に表示する段階とを有することを特徴と
し、請求項１の発明と同様の作用を奏する。

【００１７】請求項５の発明は、請求項３の発明におい
て、前記良否判定条件の複数の項目から前記設定手段に
より一の項目を選択する段階と、前記複数の項目から選
択された一の項目について閾値を入力する欄を前記表示
手段の画面上に表示するとともに当該入力欄に前記設定
手段により閾値を入力する段階と、前記記憶手段に記憶
された画像の内で前記閾値以上あるいは閾値未満の画像
を選択して前記表示手段の画面上に当該閾値とともに一
覧形式で表示する段階とを有することを特徴とし、請求
項３の発明と同様の作用を奏する。

【００１８】請求項６の発明は、請求項１〜５の何れか
の発明において、前記画像処理として前記記憶手段に記
憶された画像データに対して特徴抽出を行うことを特徴
とし、請求項１〜５の何れかの発明と同様の作用を奏す
る。

【００１９】請求項７の発明は、請求項１〜５の何れか
の発明において、前記画像処理として前記記憶手段に記
憶された画像データに対してパターンマッチングを行う
ことを特徴とし、請求項１〜５の何れかの発明と同様の
作用を奏する。

【００２０】請求項８の発明は、上記目的を達成するた
めに、良否判定の対象物を撮像する撮像手段と、前記撮
像手段の撮像により得られる画像データを記憶する記憶
手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを利用し
て、予め設定された種類の画像処理を行って前記対象物
の良否判定を行い、少なくとも予め設定された条件に従
って不良と判定した画像を前記記憶手段に記憶する画像
処理手段と、前記画像処理の種類設定並びに良否判定の
条件設定を含む種々の設定を行う設定手段と、前記記憶
手段に記憶された対象物の画像や不良と判定した画像並
びに前記設定手段による設定内容等を表示する表示手段
と、前記記憶手段に記憶された１乃至複数の不良と判定
した画像を前記表示手段に表示するとともに、表示され
た前記画像に対して、前記設定手段により指定された特
定の画像について当該画像の良否判定条件の内容を前記
画像と同一画面上に表示する表示制御手段とを備えたこ
とを特徴とし、表示制御手段により、良否判定により不
良と判定して記憶手段に記憶した複数の画像（不良画
像）と各不良画像の良否判定条件の内容が表示装置の同
一画面上に表示され、両者を同時に見ることができて作
業の効率化が図れる。

【００２１】請求項９の発明は、請求項８の発明におい
て、前記設定手段により良否判定条件の内容に対する閾
値が設定され、前記表示制御手段は、前記記憶手段に記
憶された画像の内で当該閾値以上あるいは閾値未満の画
像を選択して前記表示手段の画面上に前記選択された画
像と各画像の良否判定条件の内容とを一覧表形式で表示
することを特徴とし、複数の不良画像の中から閾値によ
り選択される画像のみを表示することができ、さらに作
業の効率化が図れる。

【００２２】

【発明の実施の形態】（実施形態１）図１は本発明の実
施形態に係る画像処理装置の概略構成図で、以下同図を
参照しつつ本実施形態について本発明の不良画像表示方
法の実施形態とともに説明する。

【００２３】図示する画像処理装置は、撮像カメラ１
と、２つの画像撮入メモリ２Ａ，２Ｂと、２つの表示用
画像メモリ３Ａ，３Ｂと、ルックアップテーブル４と、
オーバーレイメモリ４と、ＣＰＵ６と、システムプログ
ラム等のプログラムを格納したＲＯＭ７と、データの一
時格納や動作プログラムのロード等に用いられるＲＡＭ
８と、入力装置（設定手段）９と、ＣＲＴ等からなる表
示装置（表示手段）１０とで構成され、撮像カメラ１で
撮像して得られた画像の画像データは画像撮入メモリ２
Ａ又は２Ｂに一旦取り込まれ、その後表示用画像メモリ
３Ａ又は３Ｂに格納される。ここで画像撮入メモリ２
Ａ．２Ｂは撮像された画像データを交互に格納するよう
になっており、これに対応して表示用画像メモリも３
Ａ，３Ｂの２つを設けている。

【００２４】また、キーパッドやキーボードなどの入力
装置９によって設定される画像処理の種類（特徴抽出や
パターンマッチングなど）や良否判定条件の内容等は、
ＣＰＵ６経由でＲＡＭ８に記憶される。

【００２５】ＣＰＵ６は表示する判定条件内容ウィンド
ウ（良否判定条件の内容を選択するための範囲）をオー
バーレイメモリ５に格納する。

【００２６】そしてＣＰＵ６がルックアップテーブル４
を判定条件内容ウィンドウと撮像して得られた画像とを
同時に表示するように設定すると、自動的（ハードウェ
ア的）に判定条件内容ウィンドウと画像が同時に表示装
置１０の画面に表示される。

【００２７】また、ＣＰＵ６は、撮像カメラ１の撮像に
より得られ、画像撮入メモリ２Ａ又は２Ｂに格納された
対象物の画像データを利用し、予めＲＡＭ８に設定され
た種類の画像処理を行って対象物の良否判定を行い、予
め設定された条件に従って不良と判定した画像をＲＡＭ
８に記憶する機能と、ＲＡＭ８に記憶した複数の不良画
像（良否判定で不良と判定した画像、以下同じ）を後述
する手順で表示装置１０の画面に表示する機能とがプロ
グラムされている。

【００２８】而して、不良画像の表示動作を開始する
と、ＣＰＵ６の制御の下で、入力装置９で良否判定条件
の内容を設定したり不良画像を表示するためのメニュー
１１が表示装置１０の画面に図２（ａ）に示すように表
示される。

【００２９】この表示画面により操作者による入力装置
９の上下キー（図示せず）の操作と確定キー（図示せ
ず）の操作とでメニュー１１で表示されている項目の
内、「判定条件内容ウィンドウの表示」が選択される
と、ＣＰＵ６は図３のフローチャートの処理を実行する
ことになり、図２（ｂ）に示すように判定条件内容ウィ
ンドウ１２が表示装置１０の画面で表示されたメニュー
１１の上に重ねて表示される。ここで良否判定条件の内
容は、特徴抽出における対象物の面積や重心座標、ある
いはパターンマッチングにおける相関値などであり、こ
れらの項目（面積、重心座標、相関値など）と各項目に
対応するチェックボックス１２Ａ，１２Ｂ，１２Ｃ，…
とが判定条件内容ウィンドウ１２内に表示される。

【００３０】ここで入力装置９の上下キーの操作と確定
キーの操作とで判定条件内容ウィンドウ１２の何れか必
要な項目を選択して設定する。すなわち、上下キーの操
作に応じて反転表示（ハイライト表示）される項目が上
から下又は下から上へ変更され、所望の項目が反転表示
されている状態（図２（ｂ）では「面積」を反転表示し
ている）で確定キーを操作することにより、図２（ｃ）
に示すようにその項目に対応するチェックボックス（図
示例では１２Ａ）にチェックマークが入力され、選択し
た項目（図示例では「面積」）がＲＡＭ８に設定され
る。

【００３１】それから、入力装置９の上下キーの操作と
確定キーの操作とでメニュー１１で表示されている項目
の内、「判定条件内容ウィンドウを閉じる」が選択され
ると、ＣＰＵ６は図３のフローチャートの処理を終了
し、判定条件内容ウィンドウ１２が表示装置１０の画面
に表示されなくなる。

【００３２】そして、対象物の良否判定検査の終了後、
１乃至複数の不良画像がＲＡＭ８に記憶されている状態
において、入力装置９の上下キーの操作と確定キーの操
作とでメニュー１１で表示されている項目の内、「不良
画像を表示」が選択されると（図４（ａ）参照）、ＣＰ
Ｕ６はＲＡＭ８に記憶されている全ての不良画像Ｇ１〜
Ｇ３を読み出して表示用画像メモリ３Ａ又は３Ｂに一旦
格納した後、ルックアップテーブル４を介して表示装置
１０の画面に図４（ｂ）に示すように縦横に並べて表示
する。

【００３３】この状態において入力装置９の上下キーの
操作と確定キーの操作とで表示装置１０の画面に表示さ
れている何れかの不良画像（例えば、Ｇ３）が選択され
ると、ＣＰＵ６はＲＡＭ８に設定されている判定条件内
容（本実施形態では「面積」）についての選択された不
良画像Ｇ３の数値、すなわち検査結果としてＲＡＭ８に
記憶されている数値（＝１５０００）を読み出し、表示
装置１０の画面で表示された当該不良画像Ｇ３の上に一
部を重ねて表示したウィンドウ１３内に表示する。

【００３４】而して、本実施形態の画像処理装置並びに
不良画像表示方法によれば、良否判定により不良と判定
して記憶手段（ＲＡＭ８）に記憶した複数の不良画像Ｇ
１，…と各不良画像Ｇ１，…の良否判定条件の内容（面
積、重心座標、相関値など）を同時に見ることができ、
画面の切換操作等が不要となって作業の効率化が図れる
という利点がある。

【００３５】（実施形態２）本実施形態の不良画像表示
方法を、図５及び図６を参照して説明する。但し、本実
施形態における画像処理装置の構成は実施形態１と同一
であるから図示並びに説明は省略する。

【００３６】対象物の良否判定検査の終了後、１乃至複
数の不良画像がＲＡＭ８に記憶されている状態におい
て、図５（ａ）に示すように入力装置９の上下キーの操
作と確定キーの操作とでメニュー１１で表示されている
項目の内、「判定結果表の表示」が選択されると、ＣＰ
Ｕ６は予めオーバーレイメモリ５に格納していた判定結
果表１４を、ルックアップテーブル４を介して図５
（ｂ）に示すように表示装置１０の画面に表示するとと
もに、この判定結果表１４の第１列（左端の列）の最上
段に「検査画像」、第２列の最上段に選択された判定条
件内容（例えば、「面積」）の見出しを表示する。

【００３７】次に、この状態において入力装置９の上下
キーの操作と確定キーの操作とで表示装置１０の画面に
表示されている判定結果表１４の判定条件内容（第２列
の最上段）が選択されると（図５（ｃ）参照）、ＣＰＵ
６は予めオーバーレイメモリ５に格納していた判定条件
内容の閾値を入力する閾値入力ウィンドウ１５を、ルッ
クアップテーブル４を介して図６（ａ）に示すように表
示装置１０の画面で表示された判定結果表１４の上に一
部を重ねて表示する。ここで、閾値入力ウィンドウ１５
内には、判定条件内容（図示例では「面積」）と、閾値
の上限及び下限（図示例では各々「上」、「下」と表
示）を入力する入力欄１５Ａ，１５Ｂとが表示される。

【００３８】続いて入力装置９のテンキー（図示せず）
の操作で上記入力欄１５Ａ，１５Ｂに閾値を入力すると
ともに確定キーの操作で確定すると、ＣＰＵ６はＲＡＭ
８に格納されている判定条件内容（本実施形態では「面
積」）についての各不良画像Ｇ１，…の数値を読み出
し、図６（ｂ）に示すように、当該数値が上記閾値の上
限と下限の間に収まる不良画像Ｇ１〜Ｇ３を、表示装置
１０の画面で表示された判定結果表１４の第１列の「検
査画像」の下段に順番に表示するとともに、各不良画像
Ｇ１〜Ｇ３の数値（面積値）を判定結果表１４の第２列
の「面積」の下段に順番に表示する。

【００３９】而して、本実施形態の画像処理装置並びに
不良画像表示方法によれば、複数の不良画像Ｇ１，…の
中から閾値により選択される画像のみを判定条件内容と
ともに一覧表形式で表示することができ、不良画像及び
良否判定条件の内容がさらに見やすくなり、作業の一層
の効率化が図れるという利点がある。また、判定結果表
１４を参照すれば、検査における良否判定内容の閾値が
適当か否か、さらにどの程度までを不良とするかといっ
た閾値の設定作業が簡単且つ効率的に行えるようになる
という利点もある。

【００４０】

【発明の効果】請求項１の発明は、良否判定の対象物を
撮像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像により得られ
る画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記
憶された画像データを利用して、予め設定された種類の
画像処理を行って前記対象物の良否判定を行い、少なく
とも予め設定された条件に従って不良と判定した画像を
前記記憶手段に記憶する画像処理手段と、前記画像処理
の種類設定並びに良否判定の条件設定を含む種々の設定
を行う設定手段と、前記記憶手段に記憶された対象物の
画像や不良と判定した画像並びに前記設定手段による設
定内容等を表示する表示手段とを備えた画像処理装置の
不良画像表示方法であって、前記記憶手段に記憶された
１乃至複数の不良と判定した画像を前記表示手段に表示
するとともに、表示された前記画像に対して、前記設定
手段により特定の画像を指定することで当該画像の良否
判定条件の内容を前記画像と同一画面上に表示するの
で、良否判定により不良と判定して記憶手段に記憶した
複数の画像（不良画像）と各不良画像の良否判定条件の
内容を同時に見ることができて作業の効率化が図れると
いう効果がある。

【００４１】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、前記表示手段の画面上に、前記不良と判定した複数
の画像と各画像の良否判定条件の内容とを一覧表形式で
表示するので、不良画像及び良否判定条件の内容がさら
に見やすくなる。

【００４２】請求項３の発明は、請求項２の発明におい
て、前記設定手段により良否判定条件の内容に対する閾
値を設定し、前記記憶手段に記憶された画像の内で当該
閾値以上あるいは閾値未満の画像を選択して表示するの
で、複数の不良画像の中から閾値により選択される画像
のみを表示することができ、さらに作業の効率化が図れ
るという効果がある。

【００４３】請求項４の発明は、請求項１の発明におい
て、前記良否判定条件の複数の項目を前記表示手段の画
面上に一覧で表示する段階と、前記設定手段により前記
複数の項目から一の項目を選択する段階と、前記記憶手
段に記憶された複数の不良と判定した画像を前記表示手
段の画面上に表示する段階と、前記設定手段により特定
の画像を指定することで当該指定された画像について前
記複数の項目から選択された一の項目の内容を前記画像
と同一画面上に表示する段階とを有するので、請求項１
の発明と同様の効果を奏する。

【００４４】請求項５の発明は、請求項３の発明におい
て、前記良否判定条件の複数の項目から前記設定手段に
より一の項目を選択する段階と、前記複数の項目から選
択された一の項目について閾値を入力する欄を前記表示
手段の画面上に表示するとともに当該入力欄に前記設定
手段により閾値を入力する段階と、前記記憶手段に記憶
された画像の内で前記閾値以上あるいは閾値未満の画像
を選択して前記表示手段の画面上に当該閾値とともに一
覧形式で表示する段階とを有するので、請求項３の発明
と同様の効果を奏する。

【００４５】請求項６の発明は、請求項１〜５の何れか
の発明において、前記画像処理として前記記憶手段に記
憶された画像データに対して特徴抽出を行うので、請求
項１〜５の何れかの発明と同様の効果を奏する。

【００４６】請求項７の発明は、請求項１〜５の何れか
の発明において、前記画像処理として前記記憶手段に記
憶された画像データに対してパターンマッチングを行う
ので、請求項１〜５の何れかの発明と同様の効果を奏す
る。

【００４７】請求項８の発明は、良否判定の対象物を撮
像する撮像手段と、前記撮像手段の撮像により得られる
画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶
された画像データを利用して、予め設定された種類の画
像処理を行って前記対象物の良否判定を行い、少なくと
も予め設定された条件に従って不良と判定した画像を前
記記憶手段に記憶する画像処理手段と、前記画像処理の
種類設定並びに良否判定の条件設定を含む種々の設定を
行う設定手段と、前記記憶手段に記憶された対象物の画
像や不良と判定した画像並びに前記設定手段による設定
内容等を表示する表示手段と、前記記憶手段に記憶され
た１乃至複数の不良と判定した画像を前記表示手段に表
示するとともに、表示された前記画像に対して、前記設
定手段により指定された特定の画像について当該画像の
良否判定条件の内容を前記画像と同一画面上に表示する
表示制御手段とを備えたので、表示制御手段により、良
否判定により不良と判定して記憶手段に記憶した複数の
画像（不良画像）と各不良画像の良否判定条件の内容が
表示装置の同一画面上に表示され、両者を同時に見るこ
とができて作業の効率化が図れるという効果がある。

【００４８】請求項９の発明は、請求項８の発明におい
て、前記設定手段により良否判定条件の内容に対する閾
値が設定され、前記表示制御手段は、前記記憶手段に記
憶された画像の内で当該閾値以上あるいは閾値未満の画
像を選択して前記表示手段の画面上に前記選択された画
像と各画像の良否判定条件の内容とを一覧表形式で表示
するので、複数の不良画像の中から閾値により選択され
る画像のみを表示することができ、さらに作業の効率化
が図れるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施形態１の画像処理装置を示す概略構成図で
ある。

【図２】同上における不良画像表示方法の説明図であ
る。

【図３】同上における不良画像表示方法を説明するため
のフローチャートである。

【図４】同上における不良画像表示方法の説明図であ
る。

【図５】実施形態２における不良画像表示方法の説明図
である。

【図６】同上における不良画像表示方法の説明図であ
る。

【図７】従来例の説明図である。

【符号の説明】

１撮像カメラ２Ａ，２Ｂ画像撮入メモリ３Ａ，３Ｂ表示用画像メモリ４ルックアップテーブル５オーバーレイメモリ６ＣＰＵ７ＲＯＭ８ＲＡＭ９入力装置１０表示装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 2G051 AC21 CA04 EA12 EA14 EB01 ED23 FA01 5B057 AA01 BA02 CA12 CA16 DA03 DA16 DB02 5E501 AC15 BA03 CA02 CB02 CB03 CB05 CB14 DA11 EB05 FA05 FA06 FA14 FA23

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】良否判定の対象物を撮像する撮像手段
と、前記撮像手段の撮像により得られる画像データを記
憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像デー
タを利用して、予め設定された種類の画像処理を行って
前記対象物の良否判定を行い、少なくとも予め設定され
た条件に従って不良と判定した画像を前記記憶手段に記
憶する画像処理手段と、前記画像処理の種類設定並びに
良否判定の条件設定を含む種々の設定を行う設定手段
と、前記記憶手段に記憶された対象物の画像や不良と判
定した画像並びに前記設定手段による設定内容等を表示
する表示手段とを備えた画像処理装置の不良画像表示方
法であって、前記記憶手段に記憶された１乃至複数の不
良と判定した画像を前記表示手段に表示するとともに、
表示された前記画像に対して、前記設定手段により特定
の画像を指定することで当該画像の良否判定条件の内容
を前記画像と同一画面上に表示することを特徴とする画
像処理装置の不良画像表示方法。
【請求項２】前記表示手段の画面上に、前記不良と判
定した複数の画像と各画像の良否判定条件の内容とを一
覧表形式で表示することを特徴とする請求項１記載の画
像処理装置の不良画像表示方法。
【請求項３】前記設定手段により良否判定条件の内容
に対する閾値を設定し、前記記憶手段に記憶された画像
の内で当該閾値以上あるいは閾値未満の画像を選択して
表示することを特徴とする請求項２記載の画像処理装置
の不良画像表示方法。
【請求項４】前記良否判定条件の複数の項目を前記表
示手段の画面上に一覧で表示する段階と、前記設定手段
により前記複数の項目から一の項目を選択する段階と、
前記記憶手段に記憶された複数の不良と判定した画像を
前記表示手段の画面上に表示する段階と、前記設定手段
により特定の画像を指定することで当該指定された画像
について前記複数の項目から選択された一の項目の内容
を前記画像と同一画面上に表示する段階とを有すること
を特徴とする請求項１記載の画像処理装置の不良画像表
示方法。
【請求項５】前記良否判定条件の複数の項目から前記
設定手段により一の項目を選択する段階と、前記複数の
項目から選択された一の項目について閾値を入力する欄
を前記表示手段の画面上に表示するとともに当該入力欄
に前記設定手段により閾値を入力する段階と、前記記憶
手段に記憶された画像の内で前記閾値以上あるいは閾値
未満の画像を選択して前記表示手段の画面上に当該閾値
とともに一覧形式で表示する段階とを有することを特徴
とする請求項３記載の画像処理装置の不良画像表示方
法。
【請求項６】前記画像処理として前記記憶手段に記憶
された画像データに対して特徴抽出を行うことを特徴と
する請求項１〜５の何れかに記載の画像処理装置の不良
画像表示方法。
【請求項７】前記画像処理として前記記憶手段に記憶
された画像データに対してパターンマッチングを行うこ
とを特徴とする請求項１〜５の何れかに記載の画像処理
装置の不良画像表示方法。
【請求項８】良否判定の対象物を撮像する撮像手段
と、前記撮像手段の撮像により得られる画像データを記
憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像デー
タを利用して、予め設定された種類の画像処理を行って
前記対象物の良否判定を行い、少なくとも予め設定され
た条件に従って不良と判定した画像を前記記憶手段に記
憶する画像処理手段と、前記画像処理の種類設定並びに
良否判定の条件設定を含む種々の設定を行う設定手段
と、前記記憶手段に記憶された対象物の画像や不良と判
定した画像並びに前記設定手段による設定内容等を表示
する表示手段と、前記記憶手段に記憶された１乃至複数
の不良と判定した画像を前記表示手段に表示するととも
に、表示された前記画像に対して、前記設定手段により
指定された特定の画像について当該画像の良否判定条件
の内容を前記画像と同一画面上に表示する表示制御手段
とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
【請求項９】前記設定手段により良否判定条件の内容
に対する閾値が設定され、前記表示制御手段は、前記記
憶手段に記憶された画像の内で当該閾値以上あるいは閾
値未満の画像を選択して前記表示手段の画面上に前記選
択された画像と各画像の良否判定条件の内容とを一覧表
形式で表示することを特徴とする請求項８記載の画像処
理装置。