JP2002071296A - 熱交換器の汚染防止方法およびこの方法に用いる熱交換器 - Google Patents

熱交換器の汚染防止方法およびこの方法に用いる熱交換器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備を増やすこと無く安価な手法にて、表面
に付着する有機物質を低減することができる熱交換器の
汚染防止方法、およびこの方法に用いる熱交換器を提供
する。 【解決手段】 熱交換器1における熱交換部4の表面
に、ポリアニリンからなる被膜9を形成する。熱交換器
1が稼動すると、熱交換部4の表面に凝縮水8が付着
し、この凝縮水8とポリアニリンとが接触することによ
り、凝縮水8中の溶存酸素が活性酸素となり、凝縮水8
中に含まれる有機物質を分解する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコン、冷蔵
庫、除湿機、および自動車等の放熱・冷却に用いる熱交
換器、および熱交換器の汚染防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコンや冷蔵庫等に用いられる
熱交換器における脱臭技術として、例えば、特開平8−
296992号公報に開示されているものがある。この
公報では、熱交換器のアルミフィン表面に光触媒をバイ
ンダーを用いて塗布し、紫外線ランプを熱交換器に照射
するように配設することにより、光触媒の作用により臭
気の原因となる熱交換器表面への有機物質の付着・蓄積
を低減する熱交換器が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この技術で
は、熱交換器の表面に光触媒を塗布する作業の他に、紫
外線ランプなどを配設しなければならず、設備を増設す
ることによるコストアップなどにより、コスト面で不利
であるという問題がある。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、設備を増や
すこと無く安価な手法にて、表面に付着する有機物質を
低減することができる熱交換器の汚染防止方法、および
この方法に用いる熱交換器を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者らの一人は、ポリ
アニリンの化学変化について示す図である図8に示すよ
うに、乾燥と湿潤によりポリアニリンのレドックス平衡
状態を変えることで、ポリアニリンが可逆的に酸性型と
還元型をとることに着目した。そして、ポリアニリンが
レドックス反応の触媒となる、いわゆるレドックス触媒
としての能力を持つことを知り、これを利用して活性酸
素を発生させる方法を発明した。この発明は、すでに特
開平9−175801号公報にて開示されている。
【0006】そして、発明者らは、熱交換器の臭いや汚
れが熱交換器の表面に付着する有機物質であることに着
目し、この有機物質を、例えば上記ポリアニリンのよう
な、水と接触すると活性酸素を発生する物質を用いて分
解すればよいのではないかと考えた。
【0007】上記目的を達成するため、請求項1に記載
の発明では、熱交換器における金属基材(4)の表面
に、水と接触すると活性酸素を発生する被膜(9)を設
け、活性酸素を発生させることを特徴としている。
【0008】それによれば、金属基材(4)の表面に被
膜(9)を形成するという簡単な方法により、被膜
(9)の周囲に存在する水分中に溶け込んでいる酸素と
被膜(9)とを接触させ、活性酸素を発生させることが
できる。そして、発生した活性酸素の酸化作用により、
金属基材(4)の表面に付着した有機物質を分解するこ
とができる。よって、本発明によれば、設備を増やすこ
と無く安価な手法で、有機物質を低減させることができ
る。
【0009】具体的には、請求項2に記載の発明のよう
に、熱交換器の作動によって、金属基材(4)の表面に
生成した凝縮水(8)と被膜(9)とを接触させ、凝縮
水(8)に溶け込んでいる酸素を活性化させることによ
り、活性酸素を発生させることができる。
【0010】また、請求項3に記載の発明のように、請
求項2に記載の発明において、凝縮水(8)により湿潤
した金属基材(4)の表面を乾燥させることにより、被
膜(9)と凝縮水(8)との接触を防ぎ、活性酸素の発
生を停止させることができる。
【0011】また、同時に、請求項4に記載の発明のよ
うに、金属基材(4)の表面を乾燥させることにより、
活性酸素の発生能力を再生することができる。これによ
り、この被膜(9)を繰り返し使用することができる。
【0012】請求項6に記載の発明では、請求項1〜請
求項5の発明において、被膜(9)が電子供与重合体か
らなることを特徴としている。これにより、水、特に請
求項2〜請求項5では凝縮水(8)に溶け込んでいる酸
素に電子を与えることにより、酸素を活性酸素とするこ
とができる。
【0013】この電子供与重合体としては、請求項7に
記載の発明のように、ポリアニリンまたはポリアニリン
の誘導体からなるものを用いることができ、より具体的
には、請求項8に記載の発明のように、上記式(化1)
〜(化4)で表わされるポリアニリンのうちの少なくと
も1つを含む重合体からなるものを用いることができ
る。
【0014】請求項9に記載の発明では、熱交換器にお
ける金属基材(4)の表面に、水と接触すると活性酸素
が発生する被膜(9)を形成していることを特徴として
いる。これにより、請求項1の発明と同様の理由から、
設備を増やすこと無く安価な手法で、有機物質を低減す
ることができる熱交換器を提供することができる。
【0015】具体的には、請求項10に記載の発明のよ
うに、請求項2の発明と同様にして活性酸素を発生させ
ることができる。
【0016】なお、本発明でいう活性酸素とは、通常の
酸素に比べて著しく活性が高く化学反応を起こしやすい
酸素をいい、具体的には、一重項酸素、スーパーオキシ
ドアニオンラジカル(・O2 -)、ヒドロキシラジカル
(・OH)、スーパーヒドロキシラジカル(・OOH)
および過酸化水素等をいうものとする。
【0017】また、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、本実施形態で用いる、レド
ックスポリマーである電子供与重合体としてのポリアニ
リンの合成方法、合成されたポリアニリンによる活性酸
素(スーパーオキシド、および過酸化水素)の発生の検
証、および有機物質の分解性能の検証について一例を示
す。
【0019】(ポリアニリンの合成方法1)過硫酸アン
モニウム12gを含む1mol/l塩酸水溶液50ml
を氷冷浴中で十分に冷却する。そして、同じく冷却した
アニリン約2.8gを含む1mol/l塩酸水溶液30
0mlに対して、上記過硫酸アンモニウムを含む塩酸水
溶液を徐々に添加し、冷却を続けながら1時間30分攪
拌した。溶液は無色から緑青色に変化し、下記化学式9
(上記化学式1および5と同等のもの)で示されるポリ
アニリンが生成した。
【0020】
【化9】 (ここで、Aは陰イオンを表わし、nは2以上5000
以下の範囲の整数を表わし、xとyは、x+y=1およ
び0≦y≦0.5を同時に満たす数である。) 上記方法により生じた生成物を吸引ろ過し、1モル塩酸
水溶液とアセトンでよく洗浄した。次に、これを28%
アンモニア水に懸濁し、5分間攪拌することにより、下
記化学式10(上記化学式2および6と同等のもの)で
示されるポリアニリンが得られた。
【0021】
【化10】 (ここで、nは2以上5000以下の範囲の整数を表わ
し、xとyは、x+y=1および0≦y≦0.5を同時
に満たす数である。) 次に、この方法により合成されたポリアニリンを用いた
場合の、活性酸素としてのスーパーオキシド、およびス
ーパーオキシドが変化して生成される過酸化水素の発生
について調べた。
【0022】(スーパーオキシド(・O2 -)の検出)ス
ーパーオキシドの検出は、ルミネッセンサーAB−21
00(アトー製)を用いた。上記ポリアニリンの合成方
法1により得られたポリアニリン粉末を、上記ルミネッ
センサーに付属の黒色の96ウェルプレート(以下、単
にウェルプレートという)に適量計量した。
【0023】そして、上記ルミネッセンサー用のオプシ
ョンポンプを用いて、pH7.0の25mmol/lイ
ミダゾール緩衝液を、上記ウェルプレート内に100μ
l注入した。その後、直ちにスーパーオキシドによって
特異的に発光するTDPO−Pyren溶液を、ルミネ
ッセンサーの標準ポンプを用いてウェルプレート内に1
00μl注入して発光量を計測し、スーパーオキシドの
発生量をこの発光量として求めた。上記と同様の方法に
より、ポリアニリンの上記ウェルプレートへの添加量を
変化させて測定した。
【0024】この結果を図1に示す。図1では、横軸が
ポリアニリンの添加量を示し、その単位は1つのウェル
プレートにおけるポリアニリンの質量(これをmg/w
ellで示す)である。また、縦軸は発光量(coun
ts)を示している。図1から、ポリアニリンの添加量
が増加するにつれ発光量が増加し、スーパーオキシドが
増加していることが確認された。従って、ポリアニリン
によりイミダゾール緩衝液中の溶存酸素が活性化され、
確実にスーパーオキシドが生成されていることが分かっ
た。
【0025】(過酸化水素の検出)上記ポリアニリンの
合成方法1により得られたポリアニリン粉末を、100
mlのビーカーに適量計り取り、純水を10ml添加し
て攪拌した。攪拌時間は、10分、1時間、24時間と
し、ポリアニリンの濃度を変化させて、過酸化水素の濃
度を測定した。過酸化水素の定量は、ペルオキシダーゼ
酵素法により行った。
【0026】この結果を図2に示す。図2では、横軸が
ポリアニリンの濃度(wt%)であり、縦軸が過酸化水
素濃度(ppm)である。また、白丸で示されるプロッ
トが、10分間攪拌した結果であり、白四角で示される
プロットが1時間攪拌した結果であり、白三角で示され
るプロットが24時間攪拌した結果である。
【0027】この結果から、ポリアニリンの添加量を多
くするほど、過酸化水素濃度が高くなっていることが確
認された。従って、スーパーオキシドの検出結果と同様
に、ポリアニリンにより純水中の溶存酸素が活性化さ
れ、確実にスーパーオキシドが生成されていることが分
かった。
【0028】また、攪拌時間を長くすると、過酸化水素
濃度が高くなることも確認され、長時間にわたって活性
酸素を発生させる能力を維持することが分かった。な
お、24時間攪拌させた場合に、10分攪拌させた場合
よりも過酸化水素濃度が低下したのは、発生した過酸化
水素が分解されたためである。
【0029】ここで、上記純水中において発生した活性
酸素の量を、過酸化水素の生成量を指標として調べたの
は、不均化反応によりスーパーオキシドから過酸化水素
が生成するという原理に基づくものである。
【0030】熱交換器の表面には臭気成分や微生物、ウ
ィルスなどの有機物質が付着し、熱交換器や凝縮水が汚
染される。そして、この汚染を防止することが本実施形
態の目的であり、本実施形態はポリアニリンにおける上
記活性酸素の発生能力を利用して行おうとするものであ
る。次に、このポリアニリンを用いた有機物質の分解性
能の一例として殺菌性能について示す。
【0031】(殺菌性能)上記ポリアニリンの合成方法
1で得られた粉末状のポリアニリンを、菌の濃度が約1
0000個/mlである大腸菌液に添加し、添加するポ
リアニリンの濃度を変化させて、経時的な菌数の変化を
コロニー測定法で測定した。この結果を図3に示す。
【0032】図3では、横軸がポリアニリンを添加して
からの経過時間(分)、縦軸が菌の濃度(個/ml)を
示している。図中、黒丸で示されるプロットは、比較例
を示しており、ポリアニリンを添加しなかった結果であ
る。また、白丸、黒三角、白三角、および白四角で各々
示されるプロットは、ポリアニリンの濃度が、各々0.
5wt%、1.0wt%、2.0wt%、および5.0
wt%であるものを用いたことを示している。
【0033】図3から分かるように、ポリアニリンを添
加すると、時間の経過とともに菌数が減少していく(菌
が分解される)ことが確認された。また、ポリアニリン
の濃度が高いほど殺菌効果があることが分かった。
【0034】以上のように合成されたポリアニリンにお
いては、酸素が溶け込んだ水とポリアニリンとが接触す
ると、溶存酸素が活性酸素となり、その活性酸素が有機
物質である大腸菌を低減させることが分かった。
【0035】次に、このようなポリアニリンを用いた熱
交換器および熱交換器の汚染防止方法について述べる。
ここでは、例えば、自動車用のエアコンの熱交換器に適
用した例について述べる。図4は、自動車用のエアコン
の熱交換器の一例を示す斜視図である。この熱交換器1
は、図の上下方向を上下にして、図示しない自動車用空
調装置のクーリングユニットケース内に設置される。
【0036】熱交換器1の左右方向の一端側には配管ジ
ョイント2が配設されている。また、多数のチューブ3
が並列配置され、このチューブ3内の冷媒通路を流れる
冷媒とチューブ3の外部を流れる空気とを熱交換させる
熱交換部4を備えている。
【0037】この熱交換部4において、隣接するチュー
ブ3の外面側相互の間隙に放熱フィン5を接合して、空
気側の伝熱面積の増大を図っている。また、このチュー
ブ3の上部および下部はタンク6と連通されており、冷
媒が各々のチューブ3およびタンク6を循環し、配管ジ
ョイント2を介して熱交換器1の外部と流出入してい
る。なお、これらの各部品はアルミニウム材からなる。
【0038】この様な構成の熱交換器1における、熱交
換部(請求項でいう金属基材)4の表面に、ポリアニリ
ンからなる皮膜を形成しておく。ここで、このポリアニ
リンの熱交換部への担持方法の一例について述べる。ま
ず、ポリアニリンを、例えばN−メチルピロリドン等の
適当な有機溶媒に溶解させる。次に、熱交換器1におけ
る熱交換部4の表面に対して、この液体を塗布する。こ
のようにして、ポリアニリンが熱交換部4に担持され
る。
【0039】そして、エアコンの稼動時に、図中、矢印
Aで示される水蒸気7を含んだ空気が、車両の前方から
熱交換器1を通過する。この際に、熱交換部4とこの空
気とが接触すると空気の露点が下がり、空気中の水蒸気
が水滴となって熱交換部4の表面に凝縮水として付着す
る。
【0040】図5は、この熱交換部の表面の模式図であ
る。図5に示すように、熱交換部4の表面に付着した凝
縮水8とポリアニリンからなる皮膜9とが接触すると、
ポリアニリンが凝縮水8中の溶存酸素(O2)を還元し
(溶存酸素に電子を与え)、活性酸素であるスーパーオ
キシドアニオンラジカル(O2 -)となる。そして、この
活性酸素が凝縮水8中の臭気成分や微生物、細菌などの
有機物質を分解する。
【0041】その結果、図4中矢印Bで示される、熱交
換器1を通過した空気は、脱臭され殺菌されたものとな
り、クリーンな空気が車両内の空気吹き出し口から排出
される。
【0042】ところで、本実施形態によれば、特別な設
備を設けずに、ポリアニリンからなる被膜9を熱交換部
4の表面に形成するという簡単な手法により、凝縮水8
中の溶存酸素と被膜9とを接触させ、活性酸素を発生さ
せることができる。そして、発生した活性酸素の酸化作
用により、熱交換部4の表面に付着した大腸菌を分解す
ることができる。従って、設備を増やすこと無く安価な
手法で、熱交換器の表面に付着した微生物、ウィルスな
どの有機物質を低減することができる。
【0043】また、この殺菌はポリアニリンと凝縮水と
が接触することにより活性酸素が発生されて行われるも
のである。従って、エアコンの停止時などの熱交換器が
稼動していない時は、熱交換器を通過する空気等により
凝縮水が蒸発して、熱交換部の表面が乾燥するため、活
性酸素の発生が自動的に停止される。
【0044】さらに、ポリアニリンは、乾燥させると活
性酸素の発生能力が再生される(上記特開平9−175
801号公報参照)ため、この熱交換部の乾燥によりポ
リアニリンも乾燥され、活性酸素の発生能力が回復して
繰り返し使用することができる。
【0045】なお、ポリアニリンの熱交換部への担持方
法は、上記方法に限定されるものではなく、例えば、次
に示すような方法でもよい。まず、ポリアニリンを適当
な水溶液に可溶化させる。具体的には、スルホン酸基等
の親水性の官能基をポリアニリンに導入しておき、この
ポリアニリンを水に溶解させるという方法がある。また
は、ポリアニリンを適当なバインダーと混合する。
【0046】そして、上記ポリアニリンが含有された液
体(水溶液やバインダーとの混合物)に、熱交換器の金
属基材としての熱交換部を浸漬させたり、熱交換部に対
して、この液体をスプレーしたりする。このようにし
て、ポリアニリンが担持される。また、その他の担持方
法を用いてもよい。
【0047】また、金属基材4としての、放熱フィン5
やチューブ3がアルミニウム材からなるものについて示
したが、クロムや、シリコン、または銅などを用いるこ
とができる。
【0048】次に、ポリアニリンを電解重合により合成
する例について示す。まず、ポリアニリンの合成方法に
ついて示す。
【0049】(ポリアニリンの合成方法2)アニリン
0.2モル、硫酸0.5モルを含む水溶液中に、作用極
としてアルミ板を、対極として白金電極を、また、参照
電極として標準カロメル電極を用意した。そして、ポテ
ンシオスタットを用いて、作用極に対して標準カロメル
電極を基準として1.2Vの定電位を印加した。このア
ルミ板は、厚さ1mmで平面形状が一辺30mmの正方
形である。
【0050】約10分後、上記アルミ板上に緑色の上記
化学式9で示されるポリアニリンの膜が生成した。そし
て、この膜を純水でよく洗浄した後、1wt%の炭酸ナ
トリウム水溶液に浸漬し、上記化学式10で示されるポ
リアニリンの膜とした。次に、このポリアニリンの殺菌
性能について示す。
【0051】(殺菌性能)上記ポリアニリンの合成方法
2と同様にして、厚さ1mmで、平面形状が一辺15m
mの正方形であるポリアニリン担持アルミ板を作成し
た。このアルミ板に菌の濃度が約1000個/mlであ
る大腸菌の懸濁液を100μl添加した。そして、アル
ミ板全体に大腸菌液が接触するように、一辺30mmの
正方形であるビニールシートで覆った。経時後、コロニ
ー測定法にて菌数の変化を調べた。この結果を図6に示
す。
【0052】図6において、横軸は経過時間(分)であ
り、縦軸はこのアルミ板1枚あたりにおける菌の数(個
/アルミ板)である。図中、黒丸で示されるプロットは
比較例を示しており、ポリアニリンが担持されていない
アルミ板を用いたものである。また、黒四角で示される
プロットはポリアニリンを担持させた場合の結果であ
る。
【0053】図6から分かるように、時間が経つに従っ
て、菌数が減少していくことが確認された。つまり、ポ
リアニリンを添加することにより殺菌されることが分か
った。
【0054】本実施形態の合成方法を用いた場合、上記
ポリアニリンの合成方法2における作用極を熱交換器の
熱交換部とすることにより、この熱交換部の表面にポリ
アニリンを電析させることができる。そして、第1実施
形態と同様にして、凝縮水中の溶存酸素を活性酸素と
し、熱交換器に付着した有機物質を低減させることがで
きる。
【0055】ところで、主としてポリアニリンの殺菌性
能について述べてきたが、次に、ポリアニリンの脱臭・
分解性能について、熱交換器の熱交換部をモデル化し、
ハニカム形状の部材の表面にポリアニリンを形成して調
査した結果を示す。まず、この脱臭・分解性能の測定に
用いたポリアニリンの合成方法について示す。
【0056】(ポリアニリンの合成方法3)各辺の長さ
が、30mm、30mm、10mmである直方体のアル
ミナ製のハニカムを、アニリン0.1モル、塩酸1モル
を含む冷却した水溶液30mlに浸漬した。その後、同
じく冷却した過硫酸アンモニウム1.2gを含む1モル
塩酸水溶液5mlを添加し、約1時間冷却しながら放置
し、アルミナ製のハニカムの細孔内部におけるアルミナ
表面に、上記化学式9で示されるポリアニリンを合成し
た。
【0057】そして、このハニカムを純粋でよく洗浄し
た後、1wt%炭酸ナトリウム水溶液に浸漬し、上記化
学式10で示されるポリアニリンとした。なお、ハニカ
ム表面に付着した余分なポリアニリンはエアガンを用い
て除去した。この合成方法によるポリアニリンの担持量
は約0.2gであった。次に、このポリアニリンの脱臭
・分解性能について示す。
【0058】(脱臭・分解性能)上記ポリアニリンの合
成方法3で得られた、ポリアニリン担持アルミナ製ハニ
カムを、10リットルの臭気成分用テドラーバッグに入
れ、このテドラーバッグ内に酸素を用いて10ppmに
調整した、臭気成分としてのメチルメルカプタンガス1
0リットルを注入した。
【0059】そして、上記テドラーバッグのガスサンプ
リング口から、注射器を使ってポリアニリン担持ハニカ
ムに水を噴霧し、メチルメルカプタンガスの濃度と酸化
物の生成を、経時的にガスクロマトグラフィーを用いて
分析した。
【0060】この結果を図7に示す。図7の横軸は経過
時間(分)を示し、縦軸は、メチルメルカプタンの濃度
(ppm)を示している。また、白丸で示されるプロッ
トは比較例であり、ポリアニリンを担持させていないハ
ニカムに水を噴霧した結果である。白四角で示されるプ
ロットは、ポリアニリンを担持させたハニカムに水を噴
霧したものである。白三角で示されるプロットは、ポリ
アニリンを担持させたハニカムに水を噴霧しなかったも
のである。
【0061】この結果から、ポリアニリンに水を添加す
ると、メチルメルカプタンは時間と共に脱臭されること
が確認された。従って、ポリアニリンを熱交換器の表面
に形成した場合に、脱臭効果を有することが分かった。
【0062】次に、下記化学式11(上記化学式3およ
び7と同等のもの)および化学式12(上記化学式4お
よび8と同等のもの)で示されるポリアニリンの合成方
法について述べる。
【0063】
【化11】
【0064】
【化12】 (ここで、上記化学式11および12において、Aは陰
イオンを表わし、nは2以上5000以下の範囲の整数
を表わす。) (ポリアニリンの合成方法4)アニリン0.1mol/
l、硫酸0.5mol/l、硫酸ナトリウム0.2mo
l/lおよびピリジン0.3mol/lを含む水溶液
に、作用極として白金板を、対極としてステンレス板、
また参照電極として標準カロメル電極を用いた。そし
て、作用極に、標準カロメル電極を基準として0.7V
の定電位を印加した。約40分後、白金板上に緑色のポ
リアニリン膜が生成した。
【0065】次に、この膜をよく水洗いした後、硫酸
0.5mol/lおよび硫酸ナトリウム0.2mol/
lを含む水溶液に浸漬し、標準カロメル電極と等電位と
なるようにした。このようにして、淡い黄色である上記
化学式11示されるポリアニリンを合成した。
【0066】(ポリアニリンの合成方法5)冷却した過
硫酸アンモニウム183.4gを含む1mol/l塩酸
水溶液800mlを、冷却しアニリン74.4gを含む
1mol/l塩酸水溶液1200ml中に、窒素雰囲気
下で攪拌しながら1分以上かけて加え、さらに、5℃で
1時間30分攪拌した。
【0067】その後、沈殿物を濾別し、1mol/lの
塩酸で洗浄し、ドーパント率(プロト化率)が0%のポ
リアニリンを得た。そして、このポリアニリンをヒドラ
ジン2水和物の20vol%のメタノール溶液中に添加
し、3時間攪拌した。続いて、この溶液中の沈殿物をろ
過した後洗浄し、さらに減圧下で乾燥することにより上
記化学式12で示されるポリアニリンを合成した。
【0068】なお、上記化学式11および12で示され
るポリアニリンを用いた場合も、上記殺菌性能および脱
臭・分解性能が同様に発揮されることを確認している。
【0069】(他の実施形態)上記実施形態で示した方
法の他に、ポリアニリンは、酸化剤を用いる化学的合成
法および電気化学的合成法などの既知の方法により合成
することができる。また、上記実施形態では、上記化学
式9で示されるポリアニリンから、上記化学式10で示
されるポリアニリンを合成しているが、化学式9で示さ
れるポリアニリンをそのまま被膜として用いることもで
きる。また、アミノベンゼンスルホン酸などのアニリン
誘導体の重合体を用いることも可能である。
【0070】また、熱交換器の表面に形成する皮膜とし
ては、活性酸素を発生させる能力を持っていれば、特に
ポリアニリンに限定されるものではなく、アニリンブラ
ック、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセンなど
のベンゼン縮合環化合物などの電子供与重合体を用いる
ことができる。
【0071】また、本発明を自動車のエアコンの熱交換
器に適用する例について示したが、その他、冷蔵庫や除
湿機にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポリアニリンによるスーパーオキシドの生成に
関するグラフである。
【図2】ポリアニリンによる過酸化水素の生成に関する
グラフである。
【図3】ポリアニリンの殺菌性能に関するグラフであ
る。
【図4】熱交換器の一例を示す斜視図である。
【図5】熱交換部の表面の模式図である。
【図6】他のポリアニリンの殺菌性能に関するグラフで
ある。
【図7】ポリアニリンの脱臭性能に関するグラフであ
る。
【図8】ポリアニリンの化学変化に関する図である。
【符号の説明】
4…熱交換部、8…凝縮水、9…被膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 泰志 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 森田 健一 神奈川県藤沢市片瀬山3丁目12番地の5 (72)発明者 ▲高▼木 知己 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 小林 健吾 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 長沢 聡也 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基材(4)からなる熱交換器の汚染
    防止方法において、 前記金属基材(4)の表面に、水と接触すると活性酸素
    を発生する被膜(9)を設け、 発生した前記活性酸素によって、前記金属基材(4)の
    表面に付着した有機物質を低減させることを特徴とする
    熱交換器の汚染防止方法。
  2. 【請求項2】 前記金属基材(4)の表面に生成した凝
    縮水(8)と前記被膜(9)とを接触させ、 前記凝縮水(8)に溶け込んだ酸素を活性化させること
    により、前記活性酸素を発生させることを特徴とする請
    求項1に記載の熱交換器の汚染防止方法。
  3. 【請求項3】 前記凝縮水(8)により湿潤した前記金
    属基材(4)の表面を乾燥させることにより、前記被膜
    (9)と前記凝縮水(8)との接触を防ぎ、 前記活性酸素の発生を停止させることを特徴とする請求
    項2に記載の熱交換器の汚染防止方法。
  4. 【請求項4】 前記凝縮水(8)により湿潤した前記金
    属基材(4)の表面を乾燥させることにより、前記被膜
    (9)と前記凝縮水(8)との接触を防ぎ、 前記活性酸素の発生能力を再生することを特徴とする請
    求項2に記載の熱交換器の汚染防止方法。
  5. 【請求項5】 前記金属基材(4)が、アルミニウムか
    らなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
    つに記載の熱交換器の汚染防止方法。
  6. 【請求項6】 前記被膜(9)が、電子供与重合体から
    なることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つ
    に記載の熱交換器の汚染防止方法。
  7. 【請求項7】 前記電子供与重合体が、ポリアニリンま
    たはポリアニリンの誘導体からなることを特徴とする請
    求項6に記載の熱交換器の汚染防止方法。
  8. 【請求項8】 前記ポリアニリンが、下記の化学式1な
    いし化学式4で表わされるポリアニリンのうちの少なく
    とも1つを含む重合体からなることを特徴とする請求項
    7に記載の熱交換器の汚染防止方法。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 (ここで、上記化学式1ないし化学式4において、Aは
    陰イオンを表わし、nは2以上5000以下の範囲の整
    数を表わし、xとyは、x+y=1および0≦y≦0.
    5を同時に満たす数である。)
  9. 【請求項9】 金属基材(4)からなる熱交換器におい
    て、 前記金属基材(4)の表面に、水と接触すると活性酸素
    を発生する被膜(9)が形成されていることを特徴とす
    る熱交換器。
  10. 【請求項10】 前記金属基材(4)の表面に生成され
    た凝縮水(8)と前記被膜(9)とが接触し、 前記凝縮水(8)中に前記活性酸素が発生されるように
    なっていることを特徴とする請求項9に記載の熱交換
    器。
  11. 【請求項11】 前記金属基材(4)がアルミニウムよ
    りなることを特徴とする請求項9または10に記載の熱
    交換器。
  12. 【請求項12】 前記被膜(9)が、電子供与重合体か
    らなることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか
    1つに記載の熱交換器。
  13. 【請求項13】 前記電子供与重合体が、ポリアニリン
    またはポリアニリンの誘導体であることを特徴とする請
    求項12に記載の熱交換器。
  14. 【請求項14】 前記ポリアニリンが、下記の化学式5
    ないし化学式8で表わされるポリアニリンのうちの少な
    くとも1つを含む重合体からなることを特徴とする請求
    項13に記載の熱交換器。 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 (ここで、上記化学式5ないし化学式8において、Aは
    陰イオンを表わし、nは2以上5000以下の範囲の整
    数を表わし、xとyは、x+y=1および0≦y≦0.
    5を同時に満たす数である。)
  15. 【請求項15】 自動車用エアコンに用いられることを
    特徴とする請求項9ないし14のいずれか1つに記載の
    熱交換器。
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