JP2002070807A - 真空シール機構付きシリンダ - Google Patents
真空シール機構付きシリンダInfo
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Abstract
性を維持することができ、耐久性に優れた真空シール機
構付きシリンダを提供すること。 【解決手段】 この真空シール機構付きシリンダ1は、
シリンダ本体2、ピストン10、ロッド16、真空シー
ル機構31を備える。ロッド16はロッド挿通孔33に
挿通され、その一端は真空領域に突出されている。真空
シール機構31は、2つの環状リップパッキング37
と、第1潤滑油含浸体40と、第2潤滑油含浸体41か
らなる。環状リップパッキング37は、非リップ側端面
S1を真空領域側に向け、互いに所定間隔を隔てた状態
で、ロッド挿通孔33の内周面に配設されている。第1
潤滑油含浸体40は、環状リップパッキング37間の領
域に配置されている。第2潤滑油含浸体41は、非リッ
プ側端面S2に接触した状態で配置されている。
Description
きシリンダに関するものである。
するための装置として、真空シール機構を有するエアシ
リンダが知られている。このエアシリンダでは、ロッド
が連結されたピストンがシリンダ本体内において移動可
能に収容されている。シリンダ本体のロッド側端には真
空シール機構が取り付けられている。真空シール機構の
中心部にはロッド挿通孔が設けられており、そのロッド
挿通孔にはロッドが挿通されている。真空チャンバ内に
突出するロッドの先端には、チャック等のワーク把持手
段が取り付けられている。
例えば、ロッド挿通孔の内周面に設けられた収容溝にO
リングを設けたものや、リップパッキングを設けたもの
等が従来知られている。なお、後者のタイプにおいて
は、リップパッキングに隣接してグリース含浸体を設け
たものも知られている。
グを用いた従来品の場合、Oリングの断面が円形状ない
し楕円形状であることから、ロッドが出没を繰り返すう
ちにOリングにねじれが生じやすい。このため、ねじれ
によるストレスがOリングに作用してシール性が早期に
悪くなるという欠点がある。
は、ねじれが起こりにくい点でOリングタイプよりも好
ましい。しかし、上記真空用途のシリンダでは、真空シ
ール機構が真空領域に接していることから、そもそも構
造的にみてグリース中の水分等が蒸発しやすい。ゆえ
に、グリースの乾燥・固化につながり、長期にわたり高
いシール性や動作性を維持することが難しくなる。即
ち、リップパッキングを用いた上記従来品は耐久性に劣
っている。また、グリース中の成分の外部漏れによって
真空チャンバ内が汚染される。
であり、その目的は、長期にわたり高いシール性、動作
性及び清浄性を維持することができ、耐久性に優れた真
空シール機構付きシリンダを提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明では、シリンダ本体と、そ
のシリンダ本体内に収容されたピストンと、そのピスト
ンに連結されたロッドと、ロッド挿通孔を有しかつ前記
シリンダ本体に取り付けられた真空シール機構とを備
え、前記ロッド挿通孔に挿通された前記ロッドの一端を
真空領域に突出させた構造のシリンダにおいて、前記真
空シール機構は、非リップ側端面を前記真空領域側に向
けるとともに互いに所定間隔を隔てた状態で前記ロッド
挿通孔の内周面に配設された複数の環状リップパッキン
グと、前記環状リップパッキング間の領域に配置された
少なくとも1つの第1潤滑油含浸体と、前記非リップ側
端面に接触した状態で配置された少なくとも1つの第2
潤滑油含浸体とを含むことを特徴とする真空シール機構
付きシリンダをその要旨とする。
て、前記シリンダ本体は、ロッド挿通孔の内周面に第3
潤滑油含浸体を複数設けた軸受を備えているとした。請
求項3に記載の発明は、請求項2において、前記軸受
は、前記シリンダ本体において前記ピストンの両端側の
位置にそれぞれ配設されているとした。
る。請求項1に記載の発明によると、複数のリップパッ
キングは非リップ側端面を真空領域側に向けた状態で配
設されているため、反対側にあるリップ側端面には空気
圧が作用する。従って、この空気圧によりリップ部分が
開くように変形し、ロッド挿通孔とロッドとの隙間が確
実にシールされる。しかも、第1及び第2潤滑油含浸体
により十分量の潤滑油が供給されるとともに、その潤滑
油は複数のリップパッキング間の領域に確実に保持され
る。従って、真空領域側への潤滑油中成分の外部漏れが
防止される。以上のことから、長期にわたり高いシール
性、動作性及び清浄性が維持される。
あるロッド挿通孔の内周面及びロッドの外周面に対し、
複数の第3潤滑油含浸体から十分量の潤滑油が供給され
る。これに加えて、摺動によって磨耗粉が発生したとし
ても、その磨耗粉は複数ある第3潤滑油含浸体の内部に
取り込まれてしまう。従って、長期にわたり高い動作性
及び清浄性が維持され、耐久性がより向上する。
がシリンダ本体においてピストンの両端側の位置にそれ
ぞれ配設されていることから、長期にわたり高い動作性
及び清浄性が維持され、耐久性がよりいっそう向上す
る。
形態の真空シール機構付きのエアシリンダ1を図1〜図
7に基づき詳細に説明する。
体2は、シリンダチューブ3、ベースプレート4、エン
ドプレート7,8等によって構成されている。本実施形
態のシリンダチューブ3は、等断面形状を有するアルミ
ニウム合金製の筒状押出成形品である。ベースプレート
4は前記シリンダチューブ3よりも径の大きな円盤状の
金属部材であって、その上面側中央部にはシリンダチュ
ーブ3の下端が固定されている。
ト4の外周部における複数箇所には、真空チャンバ6の
開口部に対する取り付けの際に用いられるボルト(図示
略)を挿通するためのボルト挿通孔5が貫設されてい
る。
3の上端にある開口は、封止部材としての第1エンドプ
レート7が嵌合することによって封止されている。シリ
ンダチューブ3の下端にある開口は、封止部材としての
第2エンドプレート8が嵌合することによって封止され
ている。なお、両エンドプレート7,8は、いずれもC
リング9によってシリンダチューブ3に保持されてい
る。
7,8によって区画される断面円形状のピストン収容空
間には、ピストン10がチューブ軸線方向に沿って移動
可能に収容されている。本実施形態のピストン10は、
中心に孔を有する一対のピストン本体11を重ね合わ
せ、これらをボルト12を用いて連結した構造となって
いる。そして、このピストン10によって前記空間が2
つの圧力作用室13,14に区画されている。
3の上端面には、第1及び第2のエア給排ポートP1が
それぞれ形成されている。第1のエア給排ポートP1
は、図示しない連通孔を介して第1の圧力作用室(上側
の圧力作用室)13に連通している。第2のエア給排ポ
ートP1は、図示しない連通孔を介して第2の圧力作用
室(下側の圧力作用室)14に連通している。
孔15には、キー17を介して中空円筒状のロッド16
が固定されている。従って、ロッド16はピストン10
と一体的に移動することができる。ロッド16の先端部
(図1,図4では下端部)は、第2エンドプレート8に
形成されたロッド挿通孔18を介してシリンダチューブ
3の外部に突出している。ロッド16の基端部(図1,
図4では上端部)は、第1エンドプレート7に形成され
たロッド挿通孔19を介してシリンダチューブ3の外部
に突出している。
内には、ピストンパッキング21が装着されている。本
実施形態では、ピストンパッキング21として断面が略
Y型のリップパッキングが使用されている。かかるピス
トンパッキング21は、ピストン10の外周面とシリン
ダチューブ3の内周面とがなす摺動界面をシールし、両
圧力作用室13,14の間でのエア漏れを防ぐ役割を担
っている。また、ロッド挿通孔18,19の内周面に設
けられた環状溝内には、ロッドパッキング22としての
Y型リップパッキングがそれぞれ装着されている。かか
るロッドパッキング22は、ロッド16の外周面とロッ
ド挿通孔18,19の内周面とがなす摺動界面をシール
し、そこから外部へのエア漏れを防ぐ役割を担ってい
る。
ール機構31について述べる。本実施形態の真空シール
機構31は、ベースプレート4の下面中央部に取り付け
られている。真空シール機構31を構成する機構本体3
2の中心部には、断面円形状のロッド挿通孔33が透設
されている。ロッド挿通孔33の内周面における離間し
た2箇所には、パッキング装着溝34が周方向全体にわ
たって延びるように設けられている。前記パッキング装
着溝34間には、1つの含浸リング装着溝35が周方向
全体にわたって延びるように設けられている。
溝34内にはそれぞれ環状リップパッキング37が装着
されている。これらの環状リップパッキング37は、い
わゆる断面が略Y型をした、ゴム製(例えばNBR製)
のY型リップパッキングである。従って、2つの環状リ
ップパッキング37は、互いに所定間隔を隔てた状態で
ロッド挿通孔33の内周面に配設されている。
プ側端面S1(図5における左側面)は、真空チャンバ
6側に向けた状態で配設されている。環状リップパッキ
ング37におけるリップ側端面S2(図5における右側
面)には、一対のリップ38が存在している。このリッ
プ側端面S2は、シリンダチューブ3側(即ち大気圧領
域側)に向けた状態で配設されている。環状リップパッ
キング37における内周面及び外周面には、潤滑油とし
てのグリースの保持性をよりいっそう高めるために、微
細な凹凸39が形成されている。
溝34内には、環状リップパッキング37の他にも、第
2潤滑油含浸体としての環状のグリース含浸リング40
が1つずつ装着されている。このグリース含浸リング4
0は、その一端面が非リップ側端面S1に接触した状態
で配置されている。また、含浸リング装着溝35内に
は、第1潤滑油含浸体としての環状のグリース含浸リン
グ41が1つ装着されている。即ち、この真空シール機
構31には、合計3個のグリース含浸リング40,41
が用いられている。
含浸リング40,41として、合成樹脂繊維をゴム弾性
体で三次元融合した繊維集合素材にグリースを含浸させ
たものが使用されている。前記グリースとしては、例え
ばリチウム系、ウレア系、フッ素系のグリース等が使用
される。なお、グリースは毛細管現象によって繊維集合
素材内に保持されている。
構造について述べる。このエアシリンダ1は2つの軸受
42,43を備えている。図6に示されるように、第1
の軸受42は、シリンダ本体2を構成するベースプレー
ト4の貫通孔4aに嵌着されている。筒状をした第1の
軸受42は、ロッド挿通孔44を有している。このロッ
ド挿通孔44の内周面における離間した複数箇所(ここ
では3箇所)には、含浸リング装着溝45が周方向全体
にわたって延びるように設けられている。各々の含浸リ
ング装着溝45内には、第3潤滑油含浸体としての環状
のグリース含浸リング46が1つずつ装着されている。
即ち、本実施形態の第1の軸受42には、合計3個のグ
リース含浸リング46が用いられている。
は、シリンダ本体2を構成する第1エンドプレート7の
ロッド挿通孔19に嵌着されている。筒状をした第2の
軸受43は、ロッド挿通孔54を有している。このロッ
ド挿通孔54の内周面における離間した複数箇所(ここ
では3箇所)には、含浸リング装着溝55が周方向全体
にわたって延びるように設けられている。各々の含浸リ
ング装着溝55内には、第3潤滑油含浸体としての環状
のグリース含浸リング46が1つずつ装着されている。
即ち、本実施形態の第2の軸受43には、合計3個のグ
リース含浸リング46が用いられている。
ダ本体2においてピストン10の両端側の位置にそれぞ
れ離間して配設されている。ここでは、グリース含浸リ
ング46として、前記グリース含浸リング40,41と
同種のものが使用されている。
通孔18,19の内周面にも、同様のグリース含浸リン
グ46が設けられている。シリンダチューブ3の下端部
から突出するロッド16の先端部は、さらにベースプレ
ート4及び真空シール機構31を介して突出し、真空チ
ャンバ6内に到っている。そして、ロッド16の先端部
には、例えば板状のワークW1を把持するワーク把持手
段としてのチャックC1が取り付けられている。
動作を説明する。図示しないエアコンプレッサを駆動さ
せて、第1のエア給排ポートP1を介して第1の圧力作
用室13にエアを供給すると、エアの圧力によってピス
トン10が図1の下側方向に押圧される。その結果、ピ
ストン10及びロッド16が下方に移動するようになっ
ている。第2のエア給排ポートP1を介して第2の圧力
作用室14にエアを供給すると、エアの圧力によってピ
ストン10が図1の上側方向に押圧される。その結果、
ピストン10及びロッド16が上方に移動するようにな
っている。なお、ロッド16が出没動作を行う際には、
2箇所に設けられた軸受42,43によってロッド16
にかかる荷重が支承される。
パッキング37は、いずれも非リップ側端面S1を真空
チャンバ6側に向けた状態で配設されている。このた
め、反対側にあるリップ側端面S2には空気圧(大気
圧)が作用する。従って、この空気圧により一対のリッ
プ38が開くように変形し、ロッド挿通孔33の内周面
とロッド16の外周面との隙間が確実にシールされるよ
うになる。その結果、真空チャンバ6内の真空領域と大
気圧領域とが確実に隔てられ、真空チャンバ6内への空
気の流入が阻止される。よって、真空チャンバ6内が確
実に真空状態に保たれ、ワークW1を真空条件下で取り
扱うことができる。また、真空シール機構31における
摺動面には合計3つあるグリース含浸リング40,41
から十分量のグリースが供給されるとともに、そのグリ
ースは一対のリップパッキング37間の領域に確実に保
持される。
効果を得ることができる。 (1)本実施形態の真空シール機構31では、上記のご
とく一対のリップパッキング37のリップ38が空気圧
により開くように変形するため、ロッド挿通孔33とロ
ッド16との隙間が確実にシールされる。しかも、真空
シール機構31における摺動面にはグリース含浸リング
40,41により十分量のグリースが供給される。それ
とともに、グリースは一対のリップパッキング37間の
領域に確実に保持される。従って、真空領域側である真
空チャンバ6の内部空間に、グリース中の水分等が漏れ
出しにくくなっている。ゆえに、グリースの乾燥・固化
が防止される。
ば、従来品に比べて長期にわたり高いシール性が維持さ
れるばかりでなく、高い動作性及び清浄性も維持され
る。よって、耐久性に優れた真空シール機構付きエアシ
リンダ1を実現することができる。
漏れが防止されることから、ワークW1が汚染されにく
くなり、ワークW1の品質低下等を未然に防止すること
ができる。
行うロッド16を支持するための2つの軸受42,43
を備えている。このため、摺動面に対して複数のグリー
ス含浸リング46から十分量のグリースが供給される結
果、常に摺動抵抗の低減が図られている。これに加え
て、たとえ摺動によって磨耗粉が発生したとしても、そ
の磨耗粉は複数あるグリース含浸リング46の内部に確
実に取り込まれてしまう。このため、磨耗粉の外部への
放出が防止され、周囲を汚染するようなことがない。し
かも、このような軸受42,43は、シリンダ本体2に
おいてピストン10の上下両端側の位置に、言い換える
と離間した2箇所に配設されている。従って、ロッド1
6の出没動作時にロッド16にかかる横荷重が確実に支
承され、ロッド16が振れにくくなる。
にわたり高い動作性及び清浄性が維持され、耐久性がよ
りいっそう向上する。 (3)この真空シール機構付きシリンダ1は、繊維を弾
性体で三次元融合した繊維集合素材にグリースを含浸さ
せたものを、グリース含浸リング40,41,46とし
て用いている。この種のグリース含浸リング40,4
1,46は、毛羽立ちが起こりにくくて高寿命であると
いう利点がある。これに加え、毛細管現象により十分量
のグリースをその内部に保持でき、結果として長期間に
わたり摺動面における摺動抵抗の低減を図ることができ
る。しかも、摺動面において発生した異物をその内部に
確実に取り込むことができる。
更してもよい。 ・ 実施形態において示したY型のリップパッキング3
7のみに限らず、例えばU型、V型またはX型のリップ
パッキング等を用いても構わない。
に、2つまたは3つのグリース含浸リング41を配設す
るようにしてもよい。 ・ 真空シール機構31におけるリップパッキング37
の数は、2個に限定されることはなく、3つ以上であっ
ても勿論よい。
リング46の数は3個に限定されず、2個以下または4
個以上であってもよい。また、軸受42,43のうちの
一方または両方を省略した構成を採用してもよい。
を構成する繊維集合素材は、実施形態にて用いたものに
限定されることはなく、例えばフェルト等でもよい。 ・ グリース含浸リング40,41,46は必ずしも環
状でなくてよく、非環状であってもよい。
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想を以下に列挙する。 (1) 請求項1乃至3のいずれか1つにおいて、前記
潤滑油含浸体は、繊維を弾性体で三次元融合した繊維集
合素材に潤滑油を含浸させたものであること。従って、
この技術的思想1に記載の発明によれば、毛羽立ちが起
こりにくくて高寿命であることに加え、毛細管現象によ
り十分量の潤滑油をその内部に保持でき、しかも摺動面
において発生した異物をその内部に確実に取り込むこと
ができる。
体内に収容されたピストンと、そのピストンに連結され
たロッドと、ロッド挿通孔を有しかつ前記シリンダ本体
に取り付けられた真空シール機構とを備え、前記ロッド
挿通孔に挿通された前記ロッドの一端を真空領域に突出
させた構造のシリンダにおいて、前記真空シール機構
は、非リップ側端面を前記真空領域側に向けるとともに
互いに所定間隔を隔てた状態で前記ロッド挿通孔の内周
面に配設された一対の環状リップパッキングと、前記環
状リップパッキング間の領域に配置された1つの第1潤
滑油含浸体と、前記非リップ側端面に接触した状態で前
記両環状リップパッキングごとに配置された第2潤滑油
含浸体とを含むことを特徴とする真空シール機構付きシ
リンダ。従って、この技術的思想2に記載の発明によれ
ば、長期にわたり高いシール性、動作性及び清浄性を維
持することができ、耐久性に優れた真空シール機構付き
シリンダを提供することができる。
2のいずれか1つにおいて、前記リップパッキングは、
略Y型、略V型、略U型または略X型のリップパッキン
グであること。
発明によれば、長期にわたり高いシール性、動作性及び
清浄性を維持することができ、耐久性に優れた真空シー
ル機構付きシリンダを提供することができる。
性を向上させることができる。請求項3に記載の発明に
よれば、よりいっそう耐久性を向上させることができ
る。
構付きシリンダの正面図。
10…ピストン、16…ロッド、31…真空シール機
構、33…ロッド挿通孔、37…環状リップパッキン
グ、40…第1潤滑油含浸体としてのグリース含浸リン
グ、41…第2潤滑油含浸体としてのグリース含浸リン
グ、42,43…軸受、46…第3潤滑油含浸体として
のグリース含浸リング、S1…非リップ側端面。
Claims (3)
- 【請求項1】シリンダ本体と、そのシリンダ本体内に収
容されたピストンと、そのピストンに連結されたロッド
と、ロッド挿通孔を有しかつ前記シリンダ本体に取り付
けられた真空シール機構とを備え、前記ロッド挿通孔に
挿通された前記ロッドの一端を真空領域に突出させた構
造のシリンダにおいて、 前記真空シール機構は、非リップ側端面を前記真空領域
側に向けるとともに互いに所定間隔を隔てた状態で前記
ロッド挿通孔の内周面に配設された複数の環状リップパ
ッキングと、前記環状リップパッキング間の領域に配置
された少なくとも1つの第1潤滑油含浸体と、前記非リ
ップ側端面に接触した状態で配置された少なくとも1つ
の第2潤滑油含浸体とを含むことを特徴とする真空シー
ル機構付きシリンダ。 - 【請求項2】前記シリンダ本体は、ロッド挿通孔の内周
面に第3潤滑油含浸体を複数設けた軸受を備えているこ
とを特徴とする請求項1に記載の真空シール機構付きシ
リンダ。 - 【請求項3】前記軸受は、前記シリンダ本体において前
記ピストンの両端側の位置にそれぞれ配設されているこ
とを特徴とする請求項2に記載の真空シール機構付きシ
リンダ。
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