JP2002070480A - 管の地中敷設方法 - Google Patents

管の地中敷設方法

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JP2002070480A
JP2002070480A JP2000261019A JP2000261019A JP2002070480A JP 2002070480 A JP2002070480 A JP 2002070480A JP 2000261019 A JP2000261019 A JP 2000261019A JP 2000261019 A JP2000261019 A JP 2000261019A JP 2002070480 A JP2002070480 A JP 2002070480A
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JP
Japan
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pipe
pit
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reaching
tunnel
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JP2000261019A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Otsuka
哲史 大塚
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Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Sekisui Kanzai Technics KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設管路を利用することにより、作業が簡
単でかつ工期短縮を図った管の地中敷設方法を提供する
こと。 【解決手段】既設管路の途中に発進坑と到達坑を設け、
小口径の管を発進坑または到達坑から既設管路内に挿入
し、到達坑または発進坑まで挿通させることとした。ま
た、小口径の管の先端に取り付けた先導体を前記発進坑
から既設管路中を推進させ、到達坑まで前記管を挿通さ
せることとした。さらに、ワイヤロープの先端に取り付
けられた先導体を発進坑から既設管路中を推進させ、到
達坑に到達した前記ワイヤロープの先端に直接又は間接
的に小口径の下水管の端部を取り付け、ワイヤロープを
巻き取ることにより前記下水管を到達坑から既設管路中
を発進坑まで引き込むこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設管路を利用し
て新たに小口径の管路を構築する管の地中敷設方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、新たに管を地中に敷設する場合に
は、地盤に管を埋める溝を開削し、この溝に管を埋めた
後、土を埋め戻すいわゆる開削工法によるか、地盤を開
削することなく管を埋設する推進工法等により行われて
いた。推進工法は、地盤に掘削した立て坑から地中に略
水平方向にドリルヘッドを推進させていく工法である。
ドリルヘッドの後方には下水管を連結しておき、先導体
とともに下水管を推進させることで、下水管を地中に埋
設する。その一方で、不要になった管路や、老朽化した
管路も多数存在し、後者については地盤を開削して敷設
替えをするか、管の内周面を補修または更生して使用し
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記開削工法にしても
推進工法にしても全く最初から敷設のための作業を始め
ることになるので、管路全体を敷設するには相当の工期
を要することになる。その一方で不要になった管路や、
敷設替え、補修、更生を必要とする老朽化した管路も多
数存在している。
【0004】そこで、本発明は、既設管路を利用するこ
とにより、作業が簡単でかつ工期の短縮を図った管の地
中敷設方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために請求項1に記載した発明では、既設管路の途中
に発進坑と到達坑を設け、小口径の管を発進坑または到
達坑から既設管路内に挿入し、到達坑または発進坑まで
挿通させることとした。請求項1に記載した発明によれ
ば、既に敷設された管路の空間を利用するので地中への
小口径の管の挿通が容易となる。
【0006】請求項2に記載した発明では、既設管路の
途中に発進坑と到達坑を設け、小口径の管の先端に取り
付けた先導体を前記発進坑から既設管路中を推進させ、
到達坑まで前記管を挿通させることとした。請求項2に
記載した発明によれば、発進坑から到達坑に先導体が到
達した時点で、その区間の管の挿通が完了する。
【0007】請求項3に記載した発明では、既設管路の
途中に発進坑と到達坑を設け、ワイヤロープの先端に取
り付けられた先導体を発進坑から既設管路中を推進さ
せ、到達坑に到達した前記ワイヤロープの先端に直接又
は間接的に小口径の下水管の端部を取り付け、ワイヤロ
ープを巻き取ることにより前記下水管を到達坑から既設
管路中を発進坑まで引き込むこととした。請求項3に記
載した発明によれば、先導体はワイヤロープを発進坑か
ら到達坑に移送するので、先導体を小型化、小力化する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の管の地中敷設方法
の第一の実施形態を示す模式説明図である。図1におい
て、50、51、52は、既設管路である。既設管路
は、不要になった管路や、敷設替え、補修、更生を必要
とする老朽化した管路等である。この既設管路10は5
0、51、52の途中に発進坑10と到達坑20が設け
られる。発進坑10と到達坑20は、既設管路50、5
1、52に設けられた枡、マンホール等の点検口を利用
することができる。発進坑10と到達坑20に枡、マン
ホール等の点検口部分を利用する場合は、そのまま発進
坑10と到達坑20として使用できるので、特別な作業
は必要ない。
【0009】次に小口径の管を地上で連結しておき、台
車60から発進坑10を通じて既設管路50内に挿入す
る。連結した管40の全長は発進坑10から到達坑20
までの距離と略一致させる。そして、その連結された管
40の先端部分に先導体30を取り付けて発進坑10か
ら発進させる。小口径の管40は、既設管路50、5
1、52の内径よりも、その小さい外径を有するもので
あればよいが、呼び径で75mm〜250mm程度である。
【0010】先導体30は自動走行するロボットであ
る。地上からリモコンにより発進と停止を支持するよう
に制御してもよいし、先導体30の上部にセンサー(図
示せず)を取り付けて、上方の開口を検知すると自動的
に走行を停止するように設定しておいてもよい。この場
合、発進坑から先導体を発進させて、到達坑に到達する
と上方の開口を検知して停止する。
【0011】先導体30は後方に管40を引きながら、
既設管路10内を発進坑10から到達坑20まで進む。
到達坑20に達すると、到達坑20内で管40から先導
体30を取り外す。
【0012】このようにして発進坑10から到達坑20
までの既設管路50内に小口径の管40が挿通される。
既設管路51および52の延長に発進坑10または到達
坑20を設け、上記と同様の方法により小口径の管40
が挿通される。これらの管同士を相互に接続して管が敷
設される。
【0013】図2は本発明の管の地中敷設方法の第2の
実施形態を示す模式説明図である。上記第1の実施形態
では、先導体30に管40を取り付けたが、本実施形態
ではワイヤロープ70を取り付ける。管40ではなくワ
イヤろロープを取り付けるため、本実施形態の先導体
は、第1の実施形態の先導体よりも小型、小力のもので
よい。
【0014】第1の実施形態と同様に先導体30を発進
坑10から到達坑20まで推進させ、到達坑20で先導
体30からワイヤロープ70を取り外し、ワイヤロープ
70に予め地上で連結しておいた小口径の管40を取り
付ける。図2は、この時の状態を示したものである。な
お、連結した管40の全長は発進坑10から到達坑20
までの距離と略一致させる。小口径の管40は上記第1
の実施形態と同じである。
【0015】その後、台車60に搭載された巻き取り機
(図示せず)により、ワイヤロープ70を巻き取り、管
40を到達坑20を通じて既設管路50に引き込む。管
40の先端が発進坑10に到達したら、ワイヤロープ7
0の巻き取りを終了し、ワイヤロープ70を管40から
取り外す。
【0016】このようにして発進坑から到達坑までの既
設管路50内に小口径の管が挿通される。既設管路51
および52の延長に発進坑または到達坑を設け、上記と
同様の方法により小口径の管が挿通される。これらの管
同士を相互に接続して管が敷設される。
【0017】図3は真空下水管を敷設した実施形態を示
す模式説明図である。真空式下水道システムで使用され
る真空下水管80は、その移送の原理から50m〜15
0mの間隔でリフトと称される、流路に対して上下方向
となる屈曲部が設けられる。このような屈曲部を有する
管を敷設する場合には本発明は特に有効となる。予め既
設管路という敷設用の空間が用意されていることになる
からである。真空下水管80を既設管路内50、50、
52に敷設しながら、既設管路の管低部に管固定部材8
1を設置して真空下水管80を固定する。流路に対して
左右方向に傾くことによりリフト機能が低下することを
防止するためである。
【0018】以上本発明の実施の形態について説明した
が、次のように変更した形態で実施することも可能であ
る。例えば、既設管路50の距離が短く、既設管路50
内が発進坑から到達坑まで見渡せるような清掃の行き届
いた状態であれば、先導体を用いることなく管を発進坑
または到達坑から挿入し、既設管路50内に挿通させて
も良い。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、既設管路の空間を利用するので、その区間
において地盤の掘削作業、掘削土砂の廃棄作業が不要と
なり、作業が簡単化されるとともに工期の大幅な短縮を
図ることができる。
【0020】請求項2に記載の発明によれば、既設管路
への小口径の管の挿通を簡単かつ迅速に行うことができ
る。
【0021】請求項3に記載の発明によれば、既設管路
へ小口径の管を挿通させるための先導体を小型化、小力
化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の管の地中敷設方法の第1の実施
形態を示す模式説明図である。
【図2】図2は本発明の管の地中敷設方法の第2の実施
形態を示す模式説明図である。
【図3】図3は真空下水管を敷設した実施形態を示す模
式説明図である。
【符号の説明】
10 発進坑 20 到達坑 40 管 50、51、52 既設管路 60 台車 70 ワイヤロープ 80 真空下水管 81 管固定部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設管路の途中に発進坑と到達坑を設け、
    小口径の管を発進坑または到達坑から既設管路内に挿入
    し、到達坑または発進坑まで挿通させることを特徴とす
    る管の地中敷設方法。
  2. 【請求項2】既設管路の途中に発進坑と到達坑を設け、
    小口径の管の先端に取り付けた先導体を前記発進坑から
    既設管路中を推進させ、到達坑まで前記管を挿通させる
    ことを管の地中敷設方法。
  3. 【請求項3】既設管路の途中に発進坑と到達坑を設け、
    ワイヤロープの先端に取り付けられた先導体を発進坑か
    ら既設管路中を推進させ、到達坑に到達した前記ワイヤ
    ロープの先端に直接又は間接的に小口径の管の端部を取
    り付け、ワイヤロープを巻き取ることにより前記管を到
    達坑から既設管路中を発進坑まで引き込むことを特徴と
    する管の地中敷設方法。
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