JP2002070471A - 既設トンネルの断面拡大工法 - Google Patents

既設トンネルの断面拡大工法

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JP2002070471A JP2000265706A JP2000265706A JP2002070471A JP 2002070471 A JP2002070471 A JP 2002070471A JP 2000265706 A JP2000265706 A JP 2000265706A JP 2000265706 A JP2000265706 A JP 2000265706A JP 2002070471 A JP2002070471 A JP 2002070471A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 覆工コンクリートの補強を確実にすることに
より効率よく路盤を掘り下げできるようにし、もって交
通を確保しながら工期および工費面で大きな利益をもた
らす既設トンネルの断面拡大工法を提供する。 【構成】 既設トンネル10内を仕切板20によりほぼ
中央線Cから左右に仕切り、その片側の交通を確保しな
がら、その他側に施工機械21を乗り入れて、覆工側壁
13aの脚部を通して傾め下方へマイクロパイル14を
打設する。このマイクロパイル14の打設は、既設トン
ネル10の長手方向に所定の間隔で行い、所要数のマイ
クロパイル14の打設を終えた時点で、隣接するマイク
ロパイル14の杭頭部同士を連結板22により連結する
と共に、この連結板22を、覆工側壁13aを通して地
山に打設したロックボルト23を用いて該覆工側壁13
aに固定し、その後、路盤12を掘り下げてこれを造り
直し、片側の施工を終えたら他側へ施工を移す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、既設トンネルの断
面を拡大する工法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、物流の国際化、多様化に伴って、
輸送される貨物(コンテナ)は益々大型化する傾向にあ
る。しかし、完成時期が旧いトンネルでは、このような
大型貨物の通過を許容する内空断面を有しない、すなわ
ち建築限界を確保できないものが多く、その断面拡大が
必要になってきている。
【0003】既設トンネルの内空断面を拡大する工法と
しては、大型特殊施工機械を利用して全断面を相似的に
拡幅する全面拡幅工法があるが、このような工法では、
施工が大規模となって工期および工費が著しく増大し、
その上、全面的な交通止めも必要となって生活基盤が損
なわれることになる。
【0004】そこで、例えば図5に示すように、既設ト
ンネル1Aの左または右側に先進坑2を形成し、この先
進坑2の貫通後、中壁3を残しながら既設トンネル1A
を拡大し、最終的に中壁3を撤去すると共に、覆工コン
クリート4をアンカー(またはロックボルト)5により
補強しながら打設する中壁工法が、あるいは図6に示す
ように、既設トンネル1Bの覆工コンクリート6の側壁
(覆工側壁)6aを通して周辺地山にロックボルト7を
打設して、該ロックボルト7により覆工コンクリート6
を補強した後、路盤8を掘り下げて根継ぎコンクリート
壁9を覆工側壁6aに継ぎ足す盤下げ工法が注目され、
その利用が図られている。これら中壁工法あるいは盤下
げ工法によれば、汎用施工機械による施工が可能になる
ことに加え、先進坑2内(図5)あるいは片側の非施工
域路盤8a(図6)を交通に利用することができ、上記
した全面拡幅工法における問題点がかなり解消されるよ
うになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記中
壁工法によれば、汎用施工機械の使用が可能になるとは
いえ、既設トンネル1Aとは独立した先進坑2を形成し
なければならないため、その施工に多くの時間と費用と
を要し、中壁3の撤去などの余分な施工も要して、工期
および工費面で益するところはほとんどないという問題
があった。また、上記盤下げ工法によれば、工期並びに
工費面での利益は大きいものの、引張材であるロックボ
ルト7による補強のみでは曲げ、せん断に対する耐力が
不足するため、盤下げに伴って地山のゆるみや覆工コン
クリート6の沈下、変形が生じ易く、盤下げ区間を短く
設定して千鳥掘削するなどの面倒な対策が必要となっ
て、期待するほどの工期および工費面での利益は得られ
ないという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、覆工コ
ンクリートの補強を確実にすることにより効率よく路盤
を掘り下げできるようにし、もって交通を確保しながら
工期および工費面で大きな利益をもたらす既設トンネル
の断面拡大工法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、既設トンネルの長手方向に沿い、その覆
工側壁の脚部を通して傾め下方へ複数のマイクロパイル
を打設すると共に、各マイクロパイルの杭頭部を前記覆
工側壁に固定し、しかる後、路盤を掘り下げてトンネル
の内空断面を下方へ拡大することを特徴とする。このよ
うに行う既設トンネルの断面拡大工法においては、覆工
側壁を通して斜め下方へ打設したマイクロパイルが、引
張り、曲げ、せん断に対して十分な耐力を発揮すること
に加え、水平方向および鉛直方向に十分な地盤支持力を
発揮するので、その後に路盤を掘り下げても、地山にゆ
るみが生じたり、あるいは覆工コンクリートが沈下、変
形してしまうことはない。しかも、既設トンネル内を片
側ずつ施工することで、非施工域となる他側を交通に利
用することができる。
【0008】本発明は、上記マイクロパイルを打設する
際、偏心拡径ビットとダウンザホールハンマーとを併用
して削孔を行うようにしてもよく、これらの併用によ
り、覆工コンクリートを含めて効率よく削孔を行うこと
ができる。
【0009】本発明において、上記マイクロパイルはそ
の杭頭部を覆工側壁に直接固定するようにしてもよい
が、隣接するマイクロパイルの杭頭部同士を補強プレー
トで連結し、該補強プレートを介して覆工側壁に固定す
るようにしてもよく、これにより、隣接するマイクロパ
イルが協働して大きな支持力を発揮する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基いて説明する。
【0011】図1は、本発明に係る既設トンネルの断面
拡大工法の一つの実施の形態を示したものである。図1
の右半分は既設トンネル10を、同図の左半分は本工法
の実施により拡大された拡大トンネル11をそれぞれ表
しており、拡大トンネル11は、既設トンネル10の路
盤12を所定深さHだけ盤下げすることにより、すなわ
ち既設トンネル10の内空断面を下方へ拡大することに
より所望の建築限界を確保している。また、この拡大ト
ンネル11は、既設トンネル10の覆工コンクリート1
3を共用して形成されており、この覆工コンクリート1
3は、その側壁(覆工側壁)13aの脚部を通して傾め
下方へ所定の角度θ(=15〜45度)で打設したマイ
クロパイル14により補強されている。マイクロパイル
14は、比較的小口径(150〜300mm)の鋼管1
5とその周りのグラウト固化層16とからなっており、
地盤17中に強固に定着されている。なお、覆工コンク
リート13の脚部には根継ぎコンクリート壁18が増設
されている。路盤12は、ここでは薄肉の均しコンクリ
ート層12a上に厚肉の舗装コンクリート層12bを打
設した構造となっている。また、この路盤12には側溝
を提供する溝形ブロック19が付設されている。
【0012】本工法の実施に際しては、既設トンネル1
0内を仕切板20によりほぼ中央線Cから左右に仕切
り、その片側の交通を確保しながら、その他側に施工機
械21を乗り入れ、この施工機械21を用いて前記覆工
側壁13aの脚部を通して傾め下方へ、後述する方法で
前記マイクロパイル14を打設する。このマイクロパイ
ル14の打設は、既設トンネル10の長手方向に所定の
間隔で行い、所要数のマイクロパイル14の打設を終え
た時点で、隣接するマイクロパイル14の杭頭部(鋼管
15の頭部)同士を、図2および図3に示すように、連
結板22により連結すると共に、この連結板22を、覆
工側壁13aを通して地山に打設したロックボルト23
を用いて該覆工側壁13aに固定する。連結板22は、
ここでは、各マイクロパイル14の杭頭部に固結された
第1板部24とこの第1板部24同士を連結する第2板
部25とからなっており、第1板部24はマイクロパイ
ル14に対して、第2板部25は第1板部24に対して
それぞれ溶接部26により接合されている。なお、図2
中、27はマイクロパイル14の打設に際して覆工側壁
13aに開けられた孔で、この孔27内にはマイクロパ
イル14を構成するグラウト固化層16の一部が充填さ
れている。
【0013】そして、適当な区間(長さ)にわたって前
記マイクロパイル14の打設および覆工側壁13aに対
する連結板22の固定を終えたら、適宜の施工機構を搬
入して路盤12を掘り下げ、新たに路盤12を打設し、
さらに前記根継ぎコンクリート壁18を打設する。一
方、この路盤12の掘り下げ(盤下げ)と並行して、施
工機械21によるマイクロパイル14の打設作業を進め
る。このようにして、マイクロパイル14の打設と盤下
げとを並行して進めて、既設トンネル10内の片側の全
長にわたって盤下げを終えたら、この片側を交通に供し
て、他側へ工事を移し、以降、上記施工を繰返して他側
の全長にわたって盤下げを行い、これにて拡大トンネル
11は完成する。
【0014】ここで、上記マイクロパイル14の打設に
は、一例として図4に示す工法を採用することができ
る。この工法は、先ず、同図(a)に示すように、管壁に
複数の逆止弁30を有する鋼管31を用意し、この鋼管
31内に、偏心拡径ビット32とダウンザホールハンマ
ー33とを連設してなる削孔ツール34を先端に有する
削孔ロッド35を挿入する。
【0015】そして、これら鋼管31と削孔ロッド35
とを、前記施工機械21(図1)に一体的に支持させ
て、鋼管31をケーシングとして用いて削孔ロッド35
を回転させながら、前記覆工側壁13aの脚部から地盤
17中に斜め下方へ削孔を行い、鋼管(ケーシング)3
1を地盤17中に貫入させる。ダウンザホールハンマー
33は空気圧によりハンマー部を作動させて偏心拡径ビ
ット32に衝撃荷重を加える機能を有するもので、この
ダウンザホールハンマー33と偏心拡径ビット32との
併用により地盤17には、前記覆工側壁13a内の貫通
孔27に連続する孔36が高能率に削孔される。なお、
この削孔の間の掘削ずりは、偏心拡径ビット32に貫設
された流通孔(図示略)からケーシング31と削孔ロッ
ド35との間の環状通路37を経て外部へ排出される。
このようにして、ケーシング31を継ぎ足しながら予定
深度までの削孔を終えたら、上記削孔ロッド35を削孔
ツール34と一緒にケーシング31から引抜き、ケーシ
ング31のみを孔36内に残す。
【0016】次に、図4(b)に示すように、前記ケーシ
ング31内に注入機40を挿入する。この注入機40
は、シングルパッカーと呼称されるもので、液圧(不凍
液が望ましい)または空気圧により膨出する1つの膨出
体41と吐出ノズル42とを備えており、膨出体41に
は地上の圧縮空気源から延ばしたエアホース43が、吐
出ノズル42には地上のグラウト供給源から延ばしたグ
ラウト管44がそれぞれ接続されている。
【0017】上記シングルパッカー(注入機)40は、
最初、ケーシング31の最深位置まで挿入し、その位置
でエアホース43を通じて膨出体41に液体または圧縮
空気を送ってこれを膨出させ、ケーシング31に対して
その位置を固定する。続いて、グラウト管44を通じて
吐出ノズル42にグラウトセメントミルク、セメントモ
ルタル等の硬化材グラウトを圧送する。すると、この硬
化材グラウトは、吐出ノズル42から吐出してケーシン
グ31の先端開口から前方の地盤17内に加圧注入さ
れ、その一部はケーシング31の先端部の外側にも回
り、さらにケーシング31内の、膨出体41より前方域
にフィルアップする。そして、ケーシング31内へのフ
ィルアップにより内圧が高まると、逆止弁30が開いて
硬化材グラウトがケーシング31の周辺へ放射状に噴出
し、ケーシング31の周りの地盤17内に加圧注入され
る。しかして、吐出ノズル42からの硬化材グラウトの
吐出圧力は、一例として、1〜2MPa(10〜20kgf/cm2
程度とかなりの高圧に設定されており、これにより、硬
化材グラウトは地盤17中に十分に浸透する。
【0018】このようにして、ケーシング31の前方領
域および周辺領域には、土砂を含む厚肉のグラウト層4
5が形成され、このグラウト層45は、シングルパッカ
ー40を、逆止弁30の配列ピッチに相当するピッチで
引上げながら、前記硬化材グラウトの吐出を繰返すこと
で次第に上方へ拡大する。そして、このグラウト層45
が前記覆工側壁13aの位置まで拡大したら、シングル
パッカー40からの硬化材グラウトの吐出を停止し、こ
れと同時に膨出体41に接続するエアホース43を大気
側に切換えて、膨出体41を縮径させ、ケーシング31
からシングルパッカー40を引抜く。
【0019】次に、図4(c)に示すようにケーシング3
1内に前記マイクロパイル14を構成する鋼管15を挿
入する。鋼管15は、ここではその長手方向に等間隔で
節50を有すると共に、貫通孔51を有する節付き孔明
き鋼管となっている。また、この鋼管15は、前記ケー
シング31内に余裕をもって挿入できる外径と該ケーシ
ング31よりも十分に厚い肉厚とを有している。鋼管1
5は、その先端がケーシング31の先端開口を挿通して
地盤17に当接するまで挿入し、この挿入の間、鋼管1
5内にはケーシング31内に充填されていた硬化材グラ
ウトが流入する。そして、この鋼管15の挿入完了後、
ケーシング31を地盤17中から引抜く。このケーシン
グ31の引抜きにより、ケーシング31の周りに存在し
ていた硬化材グラウトがケーシング31の抜け跡に流入
し、これにより鋼管15はその内外がグラウト層45に
埋込まれた状態となる。
【0020】その後、上記鋼管15内に前記シングルパ
ッカー50を挿入し、これに、上記した手順で硬化材グ
ラウトを再び圧送する。すると、この硬化材グラウト
は、鋼管15内に充填されると共に、その貫通孔51か
ら放射方向に噴出して鋼管15の周辺に二次注入され
る。この二次注入はシングルパッカー40を上方へ所定
のピッチで引上げながら繰返し行い、これにより、前記
グラウト層45が次第に上方へ拡大して、削孔により形
成された覆工側壁13a内の貫通孔27にも充填され
る。本実施の形態においては、この二次注入を、上記ケ
ーシング31を介しての硬化材グラウトの注入圧力より
も低い圧力で実施し、これにより前記孔36の口部から
のグラウトの噴出が未然に防止される。
【0021】この結果、鋼管15のほぼ全長がグラウト
層45内に埋込まれ、このグラウト層45は、所定時間
経過することで硬化して前記グラウト硬化層16(図
1)に変質し、心材としての鋼管15とその周りのグラ
ウト硬化層16とが一体となったマイクロパイル14が
構築される。このように構築されたマイクロパイル14
は、厚肉のグラウト硬化層16と強度の大きい鋼管15
とが一体となって、引張り、曲げ、せん断に対して十分
な耐力を発揮するものとなり、その上、傾斜方向への打
設により水平方向および鉛直方向に十分な地盤支持力を
発揮するものとなる。したがって、上記したように各マ
イクロパイル14の杭頭部を連結板22を用いて覆工側
壁13aに固定した後、路盤12を所定深さHだけ一気
に掘り下げても、地山にゆるみが生じたり、あるいは覆
工コンクリート13が沈下、変形してしまうことはな
く、既設トンネル10の内空断面を効率よくかつ安定し
て拡大できるようになる。しかも、既設トンネル10内
を片側ずつ施工することで、非施工域となる片側を交通
に利用することができ、生活基盤の確保も可能になる。
【0022】本実施の形態においては特に、マイクロパ
イル14の打設に際し、マイクロパイル14の心材とし
て節付き孔明き鋼管15を用いているので、平滑鋼管を
用いる場合に比べて地盤支持力は増大する。また、逆止
弁30を有する鋼管31をガイド管として用いて、これ
を繰返し使用するようにしているので、その分、コスト
負担は軽減される。なお、本発明は、このマイクロパイ
ル14を打設する工法を特定するものでなく、逆止弁3
0を有する鋼管31をそのまま心材として地盤17中に
埋込むようにしてもよいもので、この場合は、当然のこ
ととして上記した節付き孔明き鋼管15の挿入、グラウ
トの二次注入等は不要になる。
【0023】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る既
設トンネルの断面拡大工法によれば、覆工側壁を通して
斜め下方へ打設したマイクロパイルにより覆工を補強す
るので、路盤を掘り下げても、地山にゆるみが生じた
り、あるいは覆工コンクリートが沈下、変形してしまう
ことはなく、効率よくかつ安定して内空断面を拡大でき
る。しかも、既設トンネル内を片側ずつ施工すること
で、生活基盤の確保も可能になり、本発明の利用価値は
著しく大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る既設トンネルの断面拡大工法の一
つの実施の形態を示す断面図である。
【図2】本工法において打設したマイクロパイルと覆工
側壁との結合構造を示す断面図である。
【図3】本工法において打設したマイクロパイルと覆工
側壁との結合構造を示す正面図である。
【図4】本工法において行うマイクロパイルの打設工法
を順を追って示す断面図である。
【図5】従来の既設トンネルの断面拡大工法の一つであ
る中壁工法を示す模式図である。
【図6】従来の既設トンネルの断面拡大工法の一つであ
る盤下げ工法を示す模式図である。
【符号の説明】
10 既設トンネル、 11 拡大トンネル 12 路盤 13 覆工コンクリート、 13a 覆工側壁 14 マイクロパイル 15 マイクロパイルの鋼管 16 マイクロパイルのグラウト固化層 22 連結板、 23 ロックボルト 32 偏心拡径ビット 33 ダウンザホールハンマー 35 削孔ロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設トンネルの長手方向に沿い、その覆
    工側壁の脚部を通して傾め下方へ複数のマイクロパイル
    を打設すると共に、各マイクロパイルの杭頭部を前記覆
    工側壁に固定し、しかる後、路盤を掘り下げてトンネル
    の内空断面を下方へ拡大することを特徴とする既設トン
    ネルの断面拡大工法。
  2. 【請求項2】 マイクロパイルを打設する際、偏心拡径
    ビットとダウンザホールハンマーとを併用して削孔を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の既設トンネルの断
    面拡大工法。
  3. 【請求項3】 隣接するマイクロパイルの杭頭部同士を
    補強プレートで連結し、該補強プレートを介してマイク
    ロパイルの杭頭部を覆工側壁に固定することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の既設トンネルの断面拡大工
    法。
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