JP2002070166A - 鋼管柱とフラットスラブの接合構造およびその接合方法 - Google Patents

鋼管柱とフラットスラブの接合構造およびその接合方法

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JP2002070166A
JP2002070166A JP2000268938A JP2000268938A JP2002070166A JP 2002070166 A JP2002070166 A JP 2002070166A JP 2000268938 A JP2000268938 A JP 2000268938A JP 2000268938 A JP2000268938 A JP 2000268938A JP 2002070166 A JP2002070166 A JP 2002070166A
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steel pipe
flat slab
slab
flat
joint
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JP2000268938A
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Masami Takiguchi
雅己 瀧口
Yasuhiro Oda
康弘 小田
Yoshiyuki Murata
義行 村田
Masayuki Seo
正幸 瀬尾
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Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
Penta Ocean Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕口部分の鋼管の加工を最小限にして接合部
の耐力が十分に確保できるフラットスラブの接合構造お
よびその接合方法を提供することである。 【解決手段】 鋼管柱とフラットスラブの接合構造は、
フラットスラブ5の接合箇所で切り離された上階の鋼管
6と下階の鋼管7とが、上部フランジ9と下部フランジ
10とが所定の間隙部3をもって接続されてなる連結材
8で接合され、該連結材8の間隙部3内にスラブ筋4が
配筋されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鋼管柱とフラットス
ラブの接合構造およびその接合方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鋼管柱とフラットスラブの接合構造の従
来例としては図11に示すものがある。これは鋼管柱2
0の外周面に設けた鍔部21によってフラットスラブ2
2が支持されており、このフラットスラブ22の鉄筋2
2aが鋼管柱20内まで配筋されていないため柱頭部に
キャピタル23やドロップパネル24が設けられてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
鋼管柱とフラットスラブの接合構造においては、柱まわ
りのスラブを厚めに確保しない限り、接合部の耐力が十
分に確保できないという問題があった。
【0004】本発明は上記のような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、仕口部分の鋼管の加工を最
小限にして接合部の耐力が十分に確保できるフラットス
ラブの接合構造およびその接合方法を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
めの手段は、請求項1の発明の鋼管柱とフラットスラブ
の接合構造が、フラットスラブの接合箇所で切り離され
た上階の鋼管と下階の鋼管とが、上部フランジと下部フ
ランジとが所定の間隙部をもって接続された連結材で接
合され、該連結材の間隙部内に配筋されたことを特徴と
し、また請求項2の発明のフラットスラブの接合構造
が、請求項1において、間隙部には鋼管内とスラブとに
わたったせん断補強材が配設されたことを特徴とし、ま
た請求項3の発明の鋼管柱とフラットスラブの接合方法
が、フラットスラブの接合箇所で上下に切り離された上
階の鋼管と下階の鋼管とが、上部フランジと下部フラン
ジとが所定の間隙部をもって接合された連結材で接合さ
れてなる鋼管柱を複数建て込み、前記連結材の間隙部内
にスラブ筋を配筋してフラットスラブを構築することを
特徴とする。
【0006】スラブ筋が鋼管柱の間隙部を貫通して配筋
されるため、鋼管柱とフラットスラブとの接合部におけ
る剛性および終局耐力が高められる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の鋼管柱とフラット
スラブの接合構造およびその接合方法の実施の形態につ
いて説明する。はじめに鋼管柱とフラットスラブの接合
構造(以下単にフラットスラブの接合構造という)の実
施の形態について説明し、その後に鋼管柱とフラットス
ラブの接合方法(以下単にフラットスラブの接合方法と
いう)の実施の形態について説明する。
【0008】フラットスラブの接合構造は2つの実施の
形態があり、各実施の形態において同じ構成は同じ符号
を付して説明し、異なった構成にのみ異なった符号を付
して説明する。
【0009】図1は第1の実施の形態のフラットスラブ
の接合構造1を示した断面図であり、該フラットスラブ
の接合構造1は適宜間隔ごとに建て込まれた鋼管柱2
に、スラブ筋4が間隙部3に配筋されたフラットスラブ
5が一体接合して構成されている。
【0010】鋼管柱2は、図2に示すように、フラット
スラブ5の接合箇所で切り離された上階の鋼管6と下階
の鋼管7とが連結材8で溶接接合されている。この連結
材8は環状(ドーナツ状)の上部フランジ9と下部フラ
ンジ10とが適宜間隔部をもって12枚の連結プレート
11で接続されている。したがって、上階の鋼管6と下
階の鋼管7との間には連結材8によって間隙部3が形成
され、該間隙部3には連結用スラブ筋12が配筋され
て、その端部がPC床板13の接合用切欠部14から突
出したスラブ筋4に重ね配筋されている(図3参照)。
なお、連結プレート8は12枚に限定されるものではな
く、それ以上またはそれ以下であってもよい。
【0011】このフラットスラブ5はPC床板13で構
築されているが、現場打ちコンクリートでも構築するこ
ともでき、現場打ちコンクリートの場合は間隙部3に連
結用スラブ筋12を配筋してから、鋼管柱と床型枠とに
コンクリートを打設する(図示せず)。
【0012】図4は、第2の実施の形態のフラットスラ
ブの接合構造15を示した断面図であり、連結材8の上
部フランジ9と下部フランジ10とが連結ボルト16で
接合された以外は第1の実施の形態のフラットスラブの
接合構造1と同じである。前記連結材8の上部フランジ
9と下部フランジ10とは、図5に示すように、8組
(内外一対で1組)の連結ボルト16で適宜間隔部をも
って連結され、上部フランジ9が上階の鋼管6に、下部
フランジ10が下階の鋼管7にそれぞれ溶接されて鋼管
柱2に所定の間隙部3を形成する。
【0013】また第1および第2の実施の形態において
は、スラブ鉄筋4が間隙部3を貫通して配筋されたフラ
ットスラブの接合構造について説明したが、図6に示す
ように、L型アンカー4aを鋼管柱2内に定着すること
もできる。
【0014】また図7は、間隙部3に鋼管柱2内とフラ
ットスラブ5とにわたった鋼板8aが配設されたもので
あり、この鋼板8aによりフラットスラブ5のせん断補
強が行われる。
【0015】次に、第1の実施の形態によるフラットス
ラブの接合方法を図8〜図10に基づいて説明する。こ
の方法においては四隅の接合用切欠部14にスラブ筋4
が突出されたPC床板13が使用される(図3参照)。
まず、各階のフラットスラブ5の接合箇所に、間隙部3
が形成された鋼管柱2を製作する(図2参照)。したが
って、例えば、3層1節の鋼管柱2には3個の間隙部3
が形成されている。
【0016】次に、図8および図9に示すように、これ
らの鋼管柱2を所定の位置に建て込むとともに、各鋼管
柱2の間にPC床板13を設置して1階のフラットスラ
ブ5を仮構築すると、鋼管柱2の周囲にはPC床板13
の接合用切欠部14によって柱床接合部17が形成され
る。そして柱床接合部用の型枠18を組立形成するとと
もに、連結用スラブ筋12を鋼管柱の間隙部3内に配筋
し、その端部を接合用切欠部14のスラブ筋4に重ね配
筋する。
【0017】このような配筋が終わった後に、図10に
示すように、柱床接合部用の型枠18と鋼管柱2とにコ
ンクリート19を打設すると、図1に示すフラットスラ
ブ5が構築される。なお、鋼管柱2へのコンクリート1
9の打設はフラットスラブ5のやや上までとする。
【0018】また、図6および図7のフラットスラブ5
を構築する場合や現場打ちでフラットスラブ5を構築す
る場合も前記とほぼ同じ方法で構築する(図示せず)。
【0019】
【発明の効果】スラブ筋が鋼管柱の間隙部を貫通して配
筋されるため、鋼管柱とフラットスラブとの接合部の剛
性および終局耐力が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のフラットスラブの接合構
造の断面図である。
【図2】(1)は鋼管柱の正面図、(2)は(1)のB
−B線断面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】第2の実施の形態のフラットスラブの接合構造
の断面図である。
【図5】(1)は鋼管柱の正面図、(2)は(1)のC
−C線断面図、(3)は要部の拡大断面図である。
【図6】(1)はフラットスラブの接合構造の断面図、
(2)はD−D線断面図である。
【図7】(1)はフラットスラブの接合構造の断面図、
(2)はE−E線断面図である。
【図8】フラットスラブの接合構造の断面図である。
【図9】図8のF−F線断面図である。
【図10】フラットスラブの接合方法の断面図である。
【図11】従来のフラットスラブの接合構造の断面図で
ある。
【符号の説明】
1、15 フラットスラブの接合構造 2、20 鋼管柱 3 間隙部 4 スラブ筋 5、22 フラットスラブ 6 上階の鋼管 7 下階の鋼管 8 連結材 9 上部フランジ 10 下部フランジ 11 連結プレート 12 連結用スラブ筋 13 PC床板 14 接合用切欠部 16 連結ボルト 17 柱床接合部 18 柱床接合部用の型枠 19 コンクリート 21 鍔部 23 キャピタル 24 ドロップパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 義行 栃木県那須郡西那須野町四区町1534−1 五洋建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 瀬尾 正幸 栃木県那須郡西那須野町四区町1534−1 五洋建設株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 2E163 FA02 FB06 FB41 FF13 FF17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラットスラブの接合箇所で切り離され
    た上階の鋼管と下階の鋼管とが、上部フランジと下部フ
    ランジとが所定の間隙部をもって接続されてなる連結材
    で接合され、該連結材の間隙部内にスラブ筋が配筋され
    たことを特徴とする鋼管柱とフラットスラブの接合構
    造。
  2. 【請求項2】 間隙部には鋼管内とスラブとにわたった
    せん断補強材が配設されたことを特徴とする請求項1に
    記載の鋼管柱とフラットスラブの接合構造。
  3. 【請求項3】 フラットスラブの接合箇所で上下に切り
    離された上階の鋼管と下階の鋼管とが、上部フランジと
    下部フランジとが所定の間隙部をもって接合された連結
    材で接合されなる鋼管柱を複数建て込み、前記連結材の
    間隙部内にスラブ筋を配筋してフラットスラブを構築す
    ることを特徴とする鋼管柱とフラットスラブの接合方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100652894B1 (ko) 2005-04-08 2006-12-01 한밭대학교 산학협력단 건축물의 플랫 플레이트와 기둥의 접합부 보강 시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100652894B1 (ko) 2005-04-08 2006-12-01 한밭대학교 산학협력단 건축물의 플랫 플레이트와 기둥의 접합부 보강 시스템

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